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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part139

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:20:29 ID:V+racJEv
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part138
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1211611099/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

--------------------------------------------------------------------------------

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
    l lf小从} l /   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'     ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   ヽ_/ィヘ_)〜′    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
              ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!

--------------------------------------------------------------------------------

     _        ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は本スレへの投下で問題ないわ。
    J{  ハ从{_,     ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず本スレではなく避難所への投下をお願いね。
    ノルノー゚ノjし     ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。
   /く{ {丈} }つ      やめておいてね。
   l く/_jlム! |     ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
   レ-ヘじフ〜l       ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。

--------------------------------------------------------------------------------

   ,ィ =个=、      ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
   〈_/´ ̄ `ヽ      ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。
    { {_jイ」/j」j〉     これ以上は投下出来ません。
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|     ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
   ⊂j{不}lつ     ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
   く7 {_}ハ>     ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
    ‘ーrtァー’      ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
             ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
              姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
             ・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
              SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
              レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。

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2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:20:58 ID:fF7FRBUV
これも一応

ルールじゃないけどマナー上しておく方が良い事・システム上の注意事項

1時間に一定量超える投下は「さるさん」規制に遭うので注意
連投規制には有効な支援レスもこれには何の役にも立たない
文章量(kB)と分割予定数の事前申告をしておけば、規制に伴う代理投下をしてもらいやすい
投稿量カウントも規制も正時(00分)にリセットと言われている
他スレでの実験により規制ボーダーは8.5kBらしいという未確認情報あり

投下時はタイトルをコテハンとする、トリップ推奨
予告でクロス元他必ず説明する(一発ネタ等でばらすと面白くないならその旨明示)
 ※過去「投下してもいい?・投下します」等の予告から
  最低の荒らし投稿を強行した馬鹿者が居たため同類認定されるリスク極大

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:22:13 ID:ppGfxzpZ
>>1乙!

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:22:38 ID:4Zn09D/k
>>乙

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:22:58 ID:KouNBYAE
>>1乙ー。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:23:08 ID:fF7FRBUV
>>1


7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:23:45 ID:yos6nZSf
>>1
スレ立て乙であります

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:24:04 ID:X5e0E72b
>>1
乙乙乙
スリー乙だ!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:24:20 ID:7MrIKgI2
>>1
エレオノール姉さまの乙っぱいあげちゃう♥

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:24:38 ID:a2T5DtM7
すげえスッキリしてる>>1

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:24:38 ID:bQ5oqcWc
乙ニトニルン

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:25:55 ID:4Zn09D/k
ミスorz
>>1

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:25:59 ID:JaA/aQQ1
>>1乙!ついでに>>2も乙!


14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:27:08 ID:2GuQMM8G
乙パイーン

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:27:32 ID:KouNBYAE
>>9
そんな ものは n(ry

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:29:29 ID:D4ZN+/fA
>>15
エロオノールお姉さまはあれ以上おっきくならないところが確定しているのか良いんだぞ
ルイズだって、この先成長しちゃうかもしれない危険があるし

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:29:29 ID:JaA/aQQ1
マスター!>>15にスカロンさんのたくましい胸板をおごってやりたいんだが!

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:31:17 ID:X5e0E72b
>>17
>>1-2の側に近寄るなァァァァーー!

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:32:43 ID:2GuQMM8G
>エロオノールお姉さま

わざとか!?
わざとなんだな!!?

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:35:58 ID:D4ZN+/fA
NetHackから@さん召喚ってあったけ?

超小ネタなら考えたけど

ルイズ「あ、あんた誰よ」
@「…クロイソス(やべっ、うっかり癖が)」

この他にもフレイムを見たとたんに Elbereth を刻み始めるとか、
7万を相手にした時は cursed scroll of genocide をおもむろに取り出して
ヤツら(紫のw)を召喚するとかを考えたんだけどね

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:37:09 ID:7BApX7jT
ヴァンパイアセイヴァーのジェダ・ドーマを召喚すれば胸の悩みなど即解決!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:38:34 ID:pEkG5sX7
前スレ1000に希望を見た

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:39:10 ID:KW0OFjTD
>>21
あの御方は基本的にその後が続かんぞ?
契約なんて結ぼうものなら……

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:39:43 ID:n5FlFbWC
>>21
そして髪の毛とか耳とかが膨らむルイズ
あの技キャラによって膨らむ部位違うからなー。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:40:19 ID:7BApX7jT
>>23
あぁいや、リリス相手の投げ技の事を書いただけです。
「爆ぜよ!」で破裂しちゃいますけどね、胸が。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:41:49 ID:JaA/aQQ1
あの魔界番長に「契約完了」されるのはヤバくねw

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:42:01 ID:GpdRAWJN
>>21
(ルイズをひっ掴んで)ドン!ドン!ズリズリ


契約だ!!


跡にはルイズの挽き(以下略

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:45:03 ID:OGp5tqzB
戦車の砲撃って命中した一点にかかってる破壊力は核以上の力なんだよな
地味にすごいね

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:47:33 ID:LnhkR53J
スレイヤーズ!の覇王将軍シェーラを召喚。
前の主(覇王)にキッパリ道具宣告されたから、始めはただ利用しようと考えてたルイズたちとの関わりで
徐々に魔族に在るはずの無い正の感情を知っていく…っていうのを見てみたい。

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:47:56 ID:B83GXOiD
投下予告

12持前後になったら投下します
元ネタは「蒼天航路」
曹孟徳召喚……の予定。


31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:49:02 ID:ncu81rtp
>>28
同じ力でも1cm四方にかかる時と10cm四方にかかる力じゃ前者のが強いからな

マーメイでアイマスキャラを・・・
と思ったが何か役に立つのだろうか
アニメ版は除く

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:49:24 ID:7BApX7jT
>>30
魏王の死後、水晶を探しに蒼い天の向こうへと旅立った後の話?
これはなかなか面白そうwktk。

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:49:40 ID:W3DV81zL
>28
戦争の歴史が兵器の歴史ですからー
年期入ってるわ

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:50:11 ID:JaA/aQQ1
>>28
その砲撃ごと戦車を拳で打ち砕く男がいてだな…


「男なら拳ひとつで勝負せんかい!」
って言いながらフーケ(女なのに)の作ったゴーレムに破壊の杖発射しそうな奴だが……

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:50:40 ID:Gz+6ag4N
ならばよし、待機だ

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:51:03 ID:7BApX7jT
>>31
真ならガンダールヴ補正で鬼のように強くなれそう。しょっちゅう性別を間違えられそうだけど。
千早はソングパワーで周囲を魅了したり改心させたり(カタルシスサウンドウェーブ!)。
伊織は勿論デコビーム。

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:52:49 ID:V+racJEv
>28
核は熱線と爆風でダメージを与える武器だからして(放射能は余計なおまけ)、
本質はやっぱり「爆弾」なんよな。

それはそれとして、先行支援。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:54:43 ID:6xZ7g8MG
>>29
それって魔族的に「荒んだ生活」だぞ。

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/26(月) 23:56:27 ID:qP78Xa3x
>>20
ダンジョン生活とのギャップネタでいけるか
だが問題はネタが分かってくれる人がこのスレにどれほどいるか…w

40 :黒蟻の使い魔:2008/05/26(月) 23:59:08 ID:FPo+wngU
>>30さんの投下が終わって、10分ぐらいしたら投下しまする

41 :タイトル無し(1/4):2008/05/27(火) 00:00:14 ID:r6lCIPjg
「ぬぁにやってんのよアンタわあああぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!」
その日、ブルドンネ街にある一軒の肉屋を中心に半径50mメイルに存在した全ての人間にその言葉は届いた。
あるいは、叫びと言い換えた方が適切かもしれない。
「アンタは今の自分の立場をわきまえてるの?宰相よ、行政の最高責任者よ、私よりも断然身分は上なのよ。
 そんな事ばっかりしてるから『平民宰相』だなんて不名誉極まりないあだ名で呼ばれるのよ。
 そりゃあアンタはそういうのを全然気にしてないけどね、アンタを信任してる姫様や命令される大臣達の気にもなりなさいよっ!」
と、ここまで全力全開でまくしたてる。
彼女は釘宮理恵ではないので、喉に負担をかけない発声方法を知ず、息継ぎも不十分、
それを怒りや気迫でもって無理やり声を絞り出していた。
「ぜぇっ……ぜえっ……み、みず……」
「ちょうどいい、飲むか?」
酸欠によって意識が朦朧としていたのか、それとも単に信用しきっていたのか、
怒りの対象であった男が差し出した杯を確認もせずに受け取り、
「ぶーーーーーーーっ!!!」
と噴き出した。
「ちょっと、これってお酒じゃないの」
「新しい方法で作った酒だ。今度『九?春酒法』と名付けて上奏する」
「それならそうで先に言いなさいよ。まったくもう……」
不慮の事故で味わえずに空になった杯を差し出すと、男は笑って注ぎ足した。
「甘い……」
「始祖ブリミルも味わった事のない酒。それも曹操手作り上澄みの一番いいところだ」
「まぁ、悪くはないわね」
「だろ?」
空気が和みかけるも、彼女……
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは自分がこの場所にやって来た理由を思い出して、
眉間に皺を寄せ直した。


42 :タイトル無し(2/4):2008/05/27(火) 00:01:45 ID:r6lCIPjg
「めんどうになったもんだ」
「何が?」
彼女の想像以上にドスのきいた声が出た。
一瞬、失敗したかな……と考えもしたが、男は少しも気にかけた様子も無い。
「ルイズを戦にひっぱり出すにも、軍の慰問使などと偽った上に上奏までせねばならん」
「当然じゃない。私だって暇じゃないの。学生だった頃とは違うのよ」
「まあ、おまえが朝政を執りしきっていてくれるから、俺は安心して遠征ができるのだが」
優越感を刺激するその言葉を聞いて、少しだけ機嫌が直りかける。
虚無の魔法が必要なのか?絶妙なバランス感覚で議会を纏め上げる手腕が必要なのか?
あるいは昔のように二人で轡を並べてみたいだけなのか?
そんな事を考えてみると、ついさっきまでの不機嫌が消し飛んでしまいそうになった。
いやしかし……と、心の中で踏みとどまる。
そう、この男は安心して内政関係を任せられる人材が居るのをいいことに、時には数年以上も都に戻らないと気が多々あるのだ。
遊び呆けている訳ではない事は彼女も重々承知しているのだが、それでも長期間顔を合わせていないと何故か機嫌が悪くなる。
その理由は誰にもわからない……と、少なくとも彼女はそう考えている。
「できました、宰相」
奥からいかにもな最下層労働者が声をかけてきた。
「おう、後は俺が焼く」
男はそう答えるとルイズを放ってさっさと奥へと引っ込んでしまう。
「さっきも聞いたけど、何をやってるのよ?」
「運がいいぞルイズ。開いてみたらとびきりでな。脳は煮込まず半生で新しい調理法に挑む」
「開いたって……」
何を?と聞くよりも早くルイズは自分でその答えを見つけた。
ここは肉屋、開くものと言ったら牛か豚のどちらかしか無い。
どちらにせよ女性、それも貴族の出の人間には馴染みの無い物であると断言できよう。
悲鳴を上げず、眉間の皺が今まで以上に深まっただけに留まったのは、彼女が学生時代ほど温室育ちではなかった故だろう。


43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:01:48 ID:P0le061x
>>19
つまりエロオノールお姉さまがなのはSSからエロオ・モンデヤル少年を召喚するのですね
わかります

44 :タイトル無し(3/4):2008/05/27(火) 00:03:09 ID:r6lCIPjg
さほど時間はかからずに、男はルイズの元へと戻ってきた。
その男の名は『曹孟徳』もはや形骸と化したものではあるが、ルイズとは主人と使い魔の関係である。
彼は使い魔でありながら、魔法が使えない身でありながら、既に貴族の肩書きを得ていた。
金で貴族の位が買えるとの噂のあるどこかの国と違い、トリステインでは史上初である。
無論、政敵はこぞってその出自を衝いてくるのだが、彼は意にも介さずに政務をとり、戦に出向き続けた。
それが良いことなのか悪いことなのかはこの際、置いておくとして……
少なくともルイズが『ゼロ』という名の汚名を払拭し、虚無の魔法を扱うようになり、
さらに国の要職を任されるようになったのは、この曹孟徳という男に原因の大部分があった。
もっとも有能である事はルイズも認めているのだが、興味のわいたものは際限無く求める性格は嫌っていたようだ。
彼が召喚されてから抱かれた女の数は3桁を超すという事も追記しておこう。
基本的に独占欲が強い人間なのだ、ルイズという女性は。
しかしながら、鬼神軍神の如き采配で幾度もトリステインを護り、発展させたその男を嫌いにもなれない様子だ。
……実を言うと彼女が頭に血をたぎらせ、さびれた肉屋に飛び込ませたのもまた、
前述した興味のわいたものは際限無く求める性格なのである。
正確には近い内に布告する予定の、ある宣言が理由だ。
問い質し、糾弾し、撤回させようという魂胆だ。


45 :タイトル無し(4/4):2008/05/27(火) 00:04:54 ID:r6lCIPjg
「ソウソウは……」
「うん?」
その先が言えない。
怒りが足りない。そんな気がした。
「最近のソウソウは、天意とか天命だとか言わなくなったわよね」
そんな、今この場で聞く必要のない言葉に逃げていた。
「そうだな、たぶん要らなくなったんだろうな」
曹操の返答、彼女には聞こえていたが、理解はしていないだろう。
一度逃げてしまうと、もう初めの怒りは完全に冷めてしまっていた。
そうなってしまうと、もうルイズには何もできない。
彼女を含めて、人間とはそういうものである。

結局、その日の会話は簡単な近況報告だけにとどまる事になる。
後世の歴史家が『求賢令』と呼んだ命令が布告されるのは、その日から間もなくの事であった。


46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:06:21 ID:fw/kuh0I
>>43
アニメ初登場時のラッキースケベを再び……

47 :タイトル無し(5/4):2008/05/27(火) 00:06:51 ID:r6lCIPjg
自分で書いといて何だが、実に微妙なデキだ。
続きを書くとほぼ確実にルイズがお亡くなりになりそう。
(かなり原作準拠な死に方で)
故に続きは書かない。

これとは全く別の話だが『逆境ルイズ』というネタを考えていたり。
いなかったり。


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:08:12 ID:nOmWCafy
>>47


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:09:08 ID:fw/kuh0I
>>47
乙でしたー

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:09:45 ID:Vw8ArikW
乙したー。
蒼天読んだことないから脳内イメージは無双だったガガガ。

51 :くろありー:2008/05/27(火) 00:11:41 ID:xazGz+Go
乙です
もっと召喚されたばかりのころも読んでみたいです
女子寮を後宮化する勢いで女生徒に手を出す曹操を

15分から投下しまする

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:12:25 ID:DVduv+WE
157 :削除申請:2008/02/14(木) 20:56:50 ID:kMFXiYvI
管理人様
以下自作品の削除をお願いします。
(本人証明として、自ブログの方も削除致しました)

長編:1編
「ゼロのgrandma」
短編:2編
「色鮮やかな空へ」
「四系統だけど」

色々とご迷惑をお掛けしました。以降、忘却願います。






夜天の使い魔 第一部
夜天の使い魔 第二部

http://rein4t.blog123.fc2.com/

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:12:56 ID:DVduv+WE
やる夫が小説家になるようです
ttp://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-244.html

完結:やる夫が小説家になるようです
ttp://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-245.html

やる夫が「売れっ子」ラノベ作家を目指すそうです
ttp://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-284.html

やる夫が同人小説家になるようです
ttp://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-371.html

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:13:11 ID:0Tt7dj3F
しつこいのキター!

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:13:32 ID:VG27rZQV
また蛆が湧いてる

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:14:58 ID:mNbKYW4Z
>>47
いやいや、これはこれで蒼天曹操らしくて良いではないですか。
強いて言うならむしろ続きではなく回想という形で、召喚・出会いからを読んでみたい。

「衝撃のあの日からをトレスする」

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:15:51 ID:UoXqTUuO
もうやめて、最初にやる夫ネタを投下したオイラのライフはゼロよ!

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:16:05 ID:0Tt7dj3F
偽テンプレ キター!
でも出遅れ恥ずかしー

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:16:09 ID:eCrMBeu1
しかし、遅れたところを見ると、スクリプトじゃなくて一応実在する人間がやってるんだな。

60 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:18:26 ID:xazGz+Go
ということで投下します
第七話です

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:19:14 ID:HzelA5tF
そしてここまで出遅れたところを見ると、複数の人間によるものではなくて、個人の愉快犯である可能性がより増したわけだ

62 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:19:20 ID:xazGz+Go
ぴしゃり。乾いた音が響き渡る。
そのあとに続くのは喧しい金切り声。さらにそのあとを狼狽した男の声が続く。
「喧しいわね」
キュルケは不機嫌そうにそれらの音のするほうに目を向ける。
そこには目に涙を浮かべながら走り去るモンモランシー、それを呆然と見送るギーシュがいた。
「痴話喧嘩」
タバサが短く言い放つ。
「全くくだらないわねぇ」
やれやれといった調子でギーシュに向けた視線をタバサのほうに向けるキュルケ。
喧しいとは思ったが、モンモランシーが走り去ったのなら痴話喧嘩は終了だろう。これ以上騒がしくなることはない。
そう思ったキュルケだったが、その考えはすぐに覆される。
「君のせいで2人のレディーの名誉に傷がついた! どうしてくれるんだ!」
それはギーシュの怒鳴り声だった。
何事かと振り返ると、そこには土下座せんばかりの勢いで謝るメイドと、それに向かって罵声を浴びせるギーシュの姿があった。
どうやらギーシュが先ほどの失態の責任をメイドに押し付けて憂さ晴らしをしているらしい。
周りの喧騒に耳を傾けることで容易にその経緯が知れる。
ことの始まりはモンモランシーからプレゼントされた香水をギーシュが落とし、それをあのメイドが拾って届けたことらしい。
そして、それを見たギーシュと付き合っている1年生がモンモランシーとの関係をギーシュに問いただし、ギーシュはモンモランシーとはそういう関係じゃないと答え、モンモランシーはそういう関係じゃなかったのかと怒った。
そして今に至るということらしい。

馬鹿馬鹿しい。
メイドに当たり散らす暇があるのなら、どちらか片方、より大切な方を追いかければいい。そうすれば少なくとも片方の愛は失わずに済むかもしれないのに。
これだからトリステインの男は駄目なのだ。
メイドに責任を負わせることで体面を保とうというギーシュの行動。
それはすなわち、追いかければ片方だけでも取り戻すことができたかもしれない愛より、体面を選んだということだ。
愛と天秤にかけるなら、せめて体面ではなく誇りや名誉にしてほしいものだ。
キュルケにとっては、誇りと名誉を足した上で愛と天秤にかけても、なお愛が勝つ。
この世に燃えがる愛の情熱より勝るものがあろうはずもない。
だが、トリステインの貴族は愛より誇りや名誉を選ぶものが圧倒的に多い。
母国のゲルマニアでも流石にキュルケほどの者は少ないが、それでもトリステインの貴族よりは愛に重きを置く。
おかげでキュルケはトリステインに留学してから恋人の数が半分に減ってしまった。自分が情熱を傾けるに値する男が少なすぎる。
しかもギーシュはしきりに誇りや名誉といった言葉でメイドを責めるが、そんなものは公衆の面前で2人いっぺんに振られた時点でありはしない。ギーシュが必死に守ろうとしているのは体面だ。
誇りどころか体面に負ける薄っぺらな愛。そんなものを二股かけてさらに薄めたら、そこに何が残るというのだ。
そういうことは、自分のように幾ら分けても薄まらない、熱く濃い情熱を持ってからするものだ。
「そもそもばれるのが嫌ならこんな狭いとこで二股なんてするなって話よね」
キュルケが呆れたように言うと、
「人のことは言えない」
タバサが、親友のキュルケでなければ判らないぐらい微かに呆れた表情をして言う。
「あらタバサ。私の言ったことちゃんと聞いてなかったの? 『ばれるのが嫌なら』って言ったじゃない」
キュルケがしたり顔でそれに返す。
タバサは小さくため息をつくと視線を本に移す。
彼女にはキュルケの恋愛観も、ギーシュの騒動も興味はない。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:20:25 ID:UIUoKyRb
支援だぜ!フゥハハハーハァー!

64 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:20:28 ID:xazGz+Go
「あら?」
急にキュルケが頓狂な声を出す。
「あのメイド……」
ギーシュに平謝りしているメイド、どこか見覚えがある。
「あのメイドはルイズの……」
特徴的な黒髪で気づいた。
最近ルイズが何かと声をかけるメイドに間違いない。
それに気づいたキュルケは立ち上がって辺りを見渡す。
すぐに見つかった。
肩を怒らせたルイズがギーシュのほうに近づいていく。

「何やってんのよ! ギーシュ!」
ルイズが怒鳴る。
その声にギーシュや、その取り巻きたちがきょとんとした顔をする。
何故ここでルイズが出てくるのか、彼らの頭の中でまるでつながらない。
「ミ、ミス・ヴァリエール……」
シエスタが今にも泣き出しそうな声でルイズの名を呼ぶ。
その震えた声はルイズの頭に黒い靄をかける。
「このメイドが二人のレディーの誇りを傷つけた。君とて貴族のはしくれなら、貴族の誇りを傷つけることがどういうことか解るだろう」
ギーシュは言う。
解らない。
貴族の誇り。それがどれだけ大切なものなのか。「解るだろう」と言われて解らなくなった。
貴族とは。
貴族とは誇りを重んじ、それを守るだけの力をもつ者だと、そう結論したはずなのに。
その誇りの名のもとに、シエスタは今にも泣きそうな顔をしている。いや、もう泣いている。
ルイズも、ここに来るまでに周りの声から事の経緯は大体理解している。
ギーシュの言う誇りが口だけのもので、そもそもギーシュの行いが貴族の誇りから遠いところにあるということも理解している。
しかしそういうことではないのだ。
もし、本当に貴族の誇りがかかっていた場合は、シエスタはこんな顔をしなくてはいけないのか?
平民はこんな顔をしなくてはいけないのか?
レナスは……。
そして、自分自身が貴族足らんと生きるならば、誇りのためにシエスタやレナスにこんな顔をさせるのか。
私はそんなことがしたいのか。
私がなりたかった貴族とはそんなものなのか。
私は平民に哀れみの目を向けられるのが耐えられなかった。でも、平民に恐れられたいわけではない。平民に憎まれたいわけではない。平民に嫌われたいわけではない。
以前のルイズなら貴族の誇りと平民など、天秤にかけるまでもないものであった。
貴族の誇りは何よりも尊いものだった。
しかし、それは貴族の、力の強いものの都合でしかない。
モッカニア、そしてレナスの生涯を『本』を通して我が事のように見た今のルイズに、強き者の都合だけで考えることはできない。
誇り高く、高潔な思想のもとでなら弱きものが踏みにじられてよいなどという考えを肯んずることはできない。

モッカニアの母、レナスの悲しそうな顔がルイズの脳裏に浮かぶ。
「踏んでは、いけないわ」
レナスの声が頭に響く。
(ああ、そうか。そんなことか)
(馬鹿だな。こんな当たり前のことも解らないなんて)

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:20:30 ID:UoXqTUuO
支援

66 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:21:26 ID:xazGz+Go
「とにかく。ルイズ、君には関係ないことだ。退きたまえ。彼女たちの誇りのために、僕はこのメイドに貴族の誇りというものを教育してやらなくてはならないからな」
ギーシュがルイズにここから退くように促す。
ルイズはギーシュ方に顔を向けた。
その顔を見てギーシュは驚く。
ルイズは笑っていた。それも晴れやかに。
どういう理由で笑っているのか、ギーシュには理解できない。先ほどの己の言葉のどこにルイズがこんな顔をする要素があったのか。
そもそも、なぜルイズがしゃしゃり出てきたのかも解らない。
解らないものは、不気味だ。
ルイズの笑みはギーシュの言葉とはまるで関係ない。
ただルイズは理解したのだ。
自分が求める貴族像というものを。

「関係ないことはないわ」
ルイズは顔に笑みを浮かべたまま言い放つ。
「だってシエスタに香水を拾うように指示したのは私だもの」
少しまずいことになった。
ルイズの言葉を聞いたギーシュは、心の中で舌打ちをする。
一連の出来事の非が己にあることはギーシュも自覚している。
だが、相手が平民であるなら非がどこにあるかなど関係なしに相手をなじることができたのだ。
それが貴族が相手ではそうはいかない。況してやヴァリエールが相手では。
普段の、魔法の使えないルイズをからかうのとはわけが違う。
不当な理由で相手を叱責する。叱責したなら決着はどちらかが非を認め頭を下げる必要がある。
それは駄目だ。
そうしたら、それこそ本当に貴族の誇りにかかわる問題になる。
(まったく少しは空気を読んでくれよ。そんなところまでゼロなのか)
心の中でルイズをなじるギーシュ。
とりあえず、公衆の面前で二人からふられたという恥をメイドに責任を押し付けて有耶無耶にさえできればいいのだ。
(二人に振られたのも僕なら、恥をかいたのも僕。他に誰が損をしたというわけでもないんだ)
ギーシュにはシエスタがどんな顔をしているかなど見えてはいない。
(なのにどうして首を突っ込んでややこしい事にしようとするんだ!)

67 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話 :2008/05/27(火) 00:22:44 ID:xazGz+Go
「それで私にも貴族の誇りについて教育してくれるのかしら」
ルイズは背筋を伸ばしギーシュを真直ぐに見据えて言う。その顔には相変わらずの笑みが浮かんでいる。
ギーシュにはルイズのその自信たっぷりのその態度が嫌がらせに思える。
つい今しがたまで平民にしていたことを、この私にもやってみろ。やれるものならな。
そんな声が聞こえてくるようだ。
悔しい。このまま黙っているわけにはいかない。
「う、あ」
「でも教育はいらないわ」
ギーシュが何でもいいから言わなくてはと思い、口を開けて出てきたのは言葉にもなっていない呻きだったが、それすらもルイズの言葉に被されてかき消される。
(くそう。こんなことで日ごろの鬱憤を晴らそうとでもいうのか……)
ルイズはギーシュから視線を外すと、シエスタに目を向ける。
「立って、シエスタ」
シエスタは状況についていけず、涙を流しながらも呆けた顔で地べたに座り込んだままだ。
そんなシエスタを見て、ルイズは片手をシエスタに差し出した。
シエスタにはその手が何を意味しているのか、理解できなかった。ただ、反射的に差し出された手を握った。
シエスタが手を握ると、ルイズはその手を引っ張りシエスタを立ち上がらせる。
ルイズに手を引かれて、やっとシエスタは理解した。ルイズは自分を助けようとしているのだと。
つい今しがたまで流れていた涙とは別の涙が頬を伝うのを感じる。
用心しろとマルトーには言われた。用心というほどではないが、とにかく機嫌を損ねないように気を使いながらルイズとは接していた。
そして、ギーシュの叱責を受けている間、ここ数日声をかけてくるルイズが助けに来てくれるなどとは露ほどに思っていなかった。
しかしルイズは手を差し伸べてくれた。

68 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:24:42 ID:xazGz+Go
ルイズはシエスタにハンカチを渡すと、再びギーシュに視線を向ける。
「それじゃあね、ギーシュ」
そう言うとルイズはシエスタを促して、その場を立ち去ろうとする。
それを見たギーシュの頭の中が真っ白になる。
散々場をかき乱しておいて、あっさりとこの場を離れようとするルイズ。
普段、ゼロとからかわれているその仕返しをしようというのだと思っていた。それがあっさりと退散しようというのだ。仕返しをする絶好のチャンスだというのに。
つまりこれは仕返しでもなんでもない。ただ、軽くからかってみたとということなのか?
そんな思いがギーシュの頭を駆け巡り、ルイズの背中を見送ることを許さなかった。
「待て!」
ルイズとシエスタが振り返る。
シエスタが怯えた目をギーシュに向けているのとは対照的に、ルイズの視線は自信に満ち溢れている。
「教育の途中だ! そのメイドは置いていけ!」
破れかぶれにギーシュは叫ぶ。
それをルイズは自信満々の笑みで迎え撃つ。
「置いていけって、教育するのはやっぱりシエスタだけなの? シエスタは私の言われた通りにしただけじゃない?」
ルイズが言う。
「関係な……」
「それに教育は必要ないって言ったじゃない」
ギーシュの言葉にルイズは重ねて言う。
そしてルイズはシエスタに向けて口を開く。
「シエスタ。ギーシュの言うとおり私たちは貴族の誇りを傷つけてしまったの。これは大変なことだわ。それで、私たちが何をするべきかあなたは解る?」
ルイズの突然の問いにシエスタはどう答えたものか口ごもる。
それを見たルイズは少し微笑むと答えを言う。
「もちろんギーシュに貴族の誇りについて教えてもらう……なんてことじゃないわよ。誇りを傷つけてしまったならそれを謝らないといけないわ」
ちらり。
ルイズはギーシュを見る。
「ギーシュが言ってた通り『二人のレディー』の誇りに私たちは傷をつけてしまったものね。早く謝らなくちゃ。ギーシュの説教なんて聞いてる暇はないわ。そういうことで急いでるから、あなたの相手はしてあげられないわ。御機嫌よう、ギーシュ」
そう捨て台詞を残し、再びルイズはギーシュに背を向ける。
しかしその背中にすぐに声がかけられる。
「まっ、待て! ならば僕の誇りはどうなる!」
ギーシュは必死だ。
公衆の面前で二股がばれ、ふられ、恥をかいた。それを誤魔化すために平民をなじったがその平民に途中で逃げられ、果ては普段ゼロと馬鹿にしているルイズにやり込められる。
このままで済ませるわけにはいかない。
ルイズが振り返る。
だがそこにあったのは今までの笑みとは違う。
ギーシュに隠すことなく軽蔑の視線を送っていた。
「ギーシュ。あんたが言ったのよ。『二人のレディーの誇り』のためって。なら、その二人に謝るのが先決じゃない。それなのにそれを引き止めて『僕の誇り』ですって?
なによ、『二人のレディーの誇り』なんてどうでも良かったんじゃない。最初っから『僕の誇り』って言っときなさいよ。
『みんなの前で二股がばれて恥ずかしかったじゃないか。どうしてくれるんだ』って言えばいいのに。それを言うのも恥ずかしいから『二人のレディーの誇り』を引き合いに出して平民いびりでストレス発散?
そっちのほうがよっぽど誇りを踏みにじってるわ。とんだ口だけ野郎ね!」
ルイズは一気にまくし立てた。
あたりがしんと静まる。周りの生徒たちが絶句している。
それは普段知るルイズの怒りとは違った。普段のルイズの怒りは、感情丸出しで喚き散らすだけだ。
普段のルイズと何が違ってこうなっているのか、周囲のものにはまるで解らない。
何が違うのか。それは普段のルイズは自分自身のために怒っているが、今日は違う。
そんないつもと違うルイズに驚いた。彼らの絶句にはそういう意味もあるが、それだけではない。
ここはもうほとんど限界のラインだ。それゆえの絶句。
ここからさらに踏み込んだらもうただでは済まない。
どちらかがここで退かなければ、せめて形だけでも穏便に済ますということもできない。
そして、ここで退くことができるような者が貴族の中にどれだけいるのだろうか。

69 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:25:51 ID:xazGz+Go
「口だけだと? それは魔法も使えないくせにご大層なことを言う君のことじゃないのか? ゼロのルイズ」
ギーシュは退かなかった。だが踏み込みもしない。かわした。かわして別の角度から一撃を入れる。
普段とは違う怒りを表すルイズに、普段通りのやり方で攻める。
「…………」
ルイズは口から出かけた言葉を飲み込む。
(魔法は使える。系統魔法ではないけれど。もうゼロではない! だからそんな言葉は無視!)
今はゼロなんて言われて怒るわけにはいかない。
今は自分のために怒ってるのではないのだ。
「あんたの誇りはあんたが勝手にどっかに捨ててきたんでしょ。二股かけて、ふられて、何も悪くないシエスタにあたって……。全部あんたが勝手にやっただけじゃない。そんなの知ったことじゃないわ。
でも、モンモランシーとその1年の娘には責任を感じるわ。私がシエスタに香水を拾うように言ったせいで、あんたみたいな誇りをどっかに捨ててきたようなのを好きだったなんて事がみんなに知られちゃったんだもの!」
ルイズは踏み込んだ。

「決闘だ!」
ギーシュが叫ぶ。
周りがざわつく。
「よせギーシュ! 決闘は禁止されている! それに相手はヴァリ……」
「知ったことか! ここまで虚仮にされて我慢なるか!」
マリコルヌの制止をギーシュは振り切る。
ギーシュは完全に冷静さを失ってしまった。
そもそもはじめから意味が解らなかったのだ。
なぜルイズがしゃしゃり出てきたのか。メイドに指示をしたのが自分だったから? それがどうした。別にルイズに当り散らしたわけではないじゃないか。メイドを適当に叱りつけてそれで終わればいいだけの話だったのに。
(それを仕返しだか嫌がらせだかなんだか知らないが性質の悪い絡みかたしてきやがって!)
ギーシュはいまだ理解していない。
ルイズがそのメイドのために怒っているのだということを。

「ヴェストリの広場に来い! 逃げるなよ!」
ギーシュはそう言うと大股でその場から去っていった。
マリコルヌ達、ギーシュの友人連中はルイズの様子を伺いながらもギーシュの後を追う。
「ミス・ヴァリエール! 決闘だなんて……大丈夫なんですか!?」
シエスタが心配そうな顔で言う。
駄目に決まっている。
冷静さを失っていたのはギーシュだけではない。
ギーシュが視界から消えて出てきた心中の冷静なルイズが、「なんで決闘沙汰にまでことを荒げたのだ」とルイズ自身を叱責する。
しかしもう遅い。
ならば闘って、そして勝つだけだ。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:26:35 ID:tRstUES2
支援

71 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:27:00 ID:xazGz+Go
「ちょっとルイズ。あんたどうするつもり?」
シエスタとルイズのもとにキュルケが近づいてくる。
「なかなか見事に啖呵切ったけど、決闘なんかしてゼロのあんたが勝てると思ってるの?」
キュルケの言葉にシエスタが反応する。不安げな視線をルイズに向ける。
「大丈夫よ……。大丈夫だから、シエスタ。お願いだからそんな不安そうな目で見ないで」
不安げな視線。それはすなわちルイズが負けるだろうと思っているのだ。
シエスタはルイズのことを心配しているのだ。
平民に心配される。それでは昔と変わらない。
「私は勝つから、心配はいらないわ……。だからシエスタは私のことを信じていて頂戴」
そう言うとルイズはギーシュの去っていった方向、ヴェストリの広場のほうへ向けて歩き出す。
シエスタもその後ろを恐る恐る付いていく。
「ちょっと、ルイズ! あんた魔法も使えないのにどうやって勝つつもりなのよ!」
キュルケがルイズの背中に言う。
ルイズは振り返るとキュルケを一瞥し、何も言わずにまた歩き出した。

「あーもう! 最近のあの娘は意味が分かんないわ! 魔法も使えないのに、気合いとか根性だけでなんとかなるとでも思ってるのかしら? ねぇ、タバサ」
自分の忠告を聞きもせずに決闘に向かうルイズへの不満を傍らにいるタバサにぶつけるキュルケ。
タバサはその言葉に、面倒そうに本から視線をはなし、キュルケを見る。
「彼我の実力差が明白な時……」
パタリと本を閉じるとタバサは立ち上がる。
そしてギーシュとルイズが向かった方向、ヴェストリの広場の方向へ歩き出した。
「往々にして、実力差を覆すのは気合と根性。もしくはそれに類する精神力」
そう言うタバサの後ろ姿をキュルケはあわてて追いかける。
「え、タバサ。見に行くの? あなたが?」
キュルケは驚いた顔をしながらタバサの横に並ぶ。
普段、何事にも興味を持たないタバサが、自分から決闘を見に行くとは思っていなかった。
何がタバサの琴線に触れたのか、キュルケは疑問に思う。
タバサもルイズが勝てるとは思っていない。
魔法が使えるのと使えないのとでは絶望的な戦力差がそこにある。
だからこそタバサは興味を持った。
ルイズの態度。「勝つ」という言葉が何か根拠があっての言葉なのかどうかは解らない。実力差を覆すのは精神力とは言ったが、そんなもので覆せる差など高が知れている。ルイズはどれだけの差を覆せるのか。そこに興味をひかれた。


72 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:28:15 ID:xazGz+Go
ルイズは只管まっすぐに正面を見ながら歩く。
すぐ後ろをシエスタが追い、少し距離を置いて野次馬たちがぞろぞろと付いてくるが、そちらには一瞥もくれない。
できる限り堂々とした態度で歩く。
(うん。言い過ぎたわ。ホントは全然言い足りないけど。でも決闘だなんて……)
ルイズは思う。
(なんか普段よりちょっとスムーズに口が回っちゃったのよね)
(もうこうなったら引き返せないわ。ギーシュなんてぼこぼこにしてやるわよ!)
振り向かずとも、自分のすぐ後ろにシエスタが付いてきている気配を感じる。
シエスタに対するギーシュの行動は許せない。
ならば決闘だ。
そしてシエスタがルイズのことを心配するような態度も見たくない。
ならば、勝って見せればいい。
だが勝てるのか?
(今の私の持てる力。系統魔法は相変わらず爆発。しかもノーコン。黒蟻は……まだ5匹が限度。この2つの魔法でどう戦えばいいか……考えるのよルイズ)
ルイズは自分の持てる力でギーシュを倒す方法を思案する。しかし、考えれば考えるほど力の差を痛感する。
ギーシュの得意とする魔法。青銅のゴーレム。
高位の土メイジが使うような巨大なゴーレムではなく、人間と変わらない大きさのゴーレム。とはいえ、人間よりよっぽど頑丈で、力も強く、痛みを気にしない存在。
そしてそれを何体同時に操るのか。5体? いやもっと?
青銅のゴーレム5体を、黒蟻5匹とノーコンの爆発でどう攻略すればいいのか。
いや、もう一つ使える魔法がある。
肉体強化。
もともと女子の中で運動神経の良いほうだったルイズだが、今なら男子生徒の中に混ざっても遜色のない程度の身体能力を手に入れている。
しかしそれがなんの役に立つ。
身体能力だけなら平民の傭兵のほうがよほど上だろう。だが、そんな傭兵達でさえ魔法を使える貴族を倒すのは難しい。メイジの打破を成し遂げた『メイジ殺し』と呼ばれる者は数多いる傭兵の中でもほんの一握りの存在なのだ。
武装司書のような超人と呼ぶべきレベルにまで達しているのならともかく、今のルイズの身体能力はせいぜいギーシュと互角といったところ。
青銅のゴーレムを相手に格闘を演じられるようなものではない。
(青銅のゴーレム相手に肉弾戦は無理。蟻が咬み付いてもゴーレムじゃ痛くも痒くもなし……。どうにかして爆発を当てるしか……)
いかにしてギーシュに勝つか。考えながら歩いていたルイズだが、結局答えの出ないままヴェストリの広場に辿り着き、
「ふん! 逃げずによく来たな、ルイズ!」
仁王立ちするギーシュと対面した。

「ん? 勝てる……? 勝てちゃうわ……これ」
ギーシュが視界に入った瞬間、ルイズは己以外のだれも聞き取れないような小さな声で呟いた。
ギーシュの顔を見た瞬間、一つの考えが頭をよぎった。己が勝つ姿が頭をよぎった。
それを必死にまとめようとするルイズ。
(これなら……ギーシュの出方次第だけど…………勝てる……わ!)

73 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:29:16 ID:xazGz+Go
「諸君。決闘だ!」
ギーシュが高らかに宣言する。
周りの野次馬たちから喚声が上がる。
ギーシュは野次馬の喚声に応え手を振る。
ギーシュはここに至り多少の冷静さを取り戻し、そして開き直った。決闘であれば問題ない、と。
決闘自体は問題だ。本来禁止されている。おそらくこの騒ぎが終われば、学院から幾日かの謹慎なり、何か処罰が言い渡されるだろう。
だがそれはルイズにも言えることだ。
決闘であれば、決闘をした両者が悪い。
もしルイズを香水のビンを拾ったことで責めていたなら、明らかにギーシュ一人に非がある。
だからと言ってルイズにメイドを連れて行かせたら、ふられた上にルイズにやり込められるという恥の上塗り。
それに比べれば決闘という形で両者が処罰を受ける痛み分けの形は随分ましだ。
そして、決闘の中身でルイズに二度と生意気な口を聞けぬようにしてやれば良い。
「二人のレディーと、そして僕自身の誇りのために僕は闘う!」
ギーシュは薔薇を模った杖をルイズに向ける。
「『二人のレディーのため』はやめろと言ったでしょう。あんたは二股がばれた腹いせに決闘するのよ」
ルイズはギーシュに睨み返す。
「早く始めるぞ、ゼロのルイズ。もたもたしていると次の授業に間に合わなくなるからな。いくら授業に出ても魔法の使えるようにならない君には関係ないのだろうがね」
ギーシュは鼻息荒く侮蔑の言葉を返す。

「シエスタ。下がってなさい」
ルイズの言葉に従い、シエスタはルイズから離れる。相変わらずその目には不安がありありと見える。
それを確認したルイズはギーシュのほうへと一歩踏み出す。
「ふん! 覚悟はできているようだな」
ギーシュが薔薇の杖を振る。すると一枚、花弁がはらりと落ちる。
地面に花弁が落ちた瞬間、そこに一体のゴーレムが現れた。
鎧に身を包んだ女騎士のような姿。
大きさこそ平凡だが、所々に細工の入ったワルキューレの造型の見事さに、周囲から静かな歓声が上がる。
「これが僕のワルキューレさ」
ギーシュが得意げに言う。
「魔法の使えない君には一体で十分だろう。一体だけでも手も足も出ないだろうからね」
一体で十分。
この決闘の狙いはルイズを痛めつけることではない。もし取り返しのつかない怪我でもさせてしまったなら、謹慎では済まないだろう。
それは避けなければならない。
この決闘はルイズに実力差というものを見せつければいい。上下関係をはっきりさせてやればいい。
だからこそワルキューレは一体しか出さない。余裕で勝利して見せることこそが重要。

「何よ! 全力できなさいよ!」
ルイズはギーシュに食って掛かる。
「ひょっとして負けたときの言い訳? 『全力出してたら勝てました』とか後で言われても面倒だし、最初っから出せるだけ出してくれない?」
「ハッ! 笑わせるな、ルイズ。ゼロを相手に本気を出せるわけないだろ。……そうだな、君が万が一にも僕のワルキューレを一体でも倒せたなら本気で闘ってあげよう」
ギーシュは髪をかきあげ、余裕綽々といったポーズを作る。
あくまでもどちらが上かを思い知らせるための闘い。できる限り余裕の姿勢は崩さない。
そんなギーシュを見て、ルイズは内心で安堵の息をつく。
ギーシュへの挑発は賭け。だが、賭けは成功した。しかも理想の形で。
ワルキューレを複数出されては勝ち目は薄い。だが、一体しか出してないからといってそれを好機と闘っても、いつさらなるワルキューレを作るかわかったものではない。
だが、挑発によってギーシュから「ワルキューレを一体倒したなら本気を出す」という言質を取った。
体面ばかりを気にするギーシュが野次馬の前でそう宣言してしまった。ならば、そう簡単に言葉を覆すことはできない。
ギーシュは今出しているワルキューレが倒されるまで本気を出せない。
状況が差し迫ればそんな宣言を覆して新しいワルキューレを作るだろう。だが、どんなに差し迫った状況になろうとも、ワルキューレを作るのに一瞬の躊躇があるはずだ。
それで十分。
それで勝てる。

74 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:31:02 ID:xazGz+Go
「さて、お喋りもお終いだ。さっさとかかって来たまえ」
ギーシュが言うと、ワルキューレがギーシュとルイズのちょうど中間あたりに立ち、構える。
先手は譲ってやる、ということだろう。
だが、ルイズは杖を構えることなく、再び口を開いた。
「その前にギーシュ。この決闘。勝ち負け決めて、それでお終いじゃつまらないわ。なにか、賭けましょう」
「賭け?」
ギーシュが訝しげな表情を浮かべる。
「そう。賭けよ。あぁ、『誇りを賭けて』なんてのはよしてよ。二股がばれて八つ当たりするようなあなたの誇りと私の誇りとじゃ価値が違いすぎるもの」
ギリ、とギーシュの歯が鳴るが、それは野次馬たちの耳には届かない。
安い挑発に乗る気はないが、二股云々言われるのだけは堪える。野次馬たちも二股という単語に反応してぎゃぁぎゃぁと喚く。もうこの決闘がどういう形に終わろうと、暫くは二股ネタでからかわれるのだろう。
忌々しい。
ルイズのせいで散々恥をかかされた。ならば、この決闘でルイズを完膚なきまでに虚仮にしてやろう。
「そうだな、ルイズ。僕が勝ったら……まぁ、僕の勝ち以外ありえないが、今後授業で魔法使わないでくれ。この間の錬金のように授業を潰されたら堪らないからね。
先生から魔法を使うように指示されたら『私が魔法使っても爆発して授業に迷惑をかけるので他の人を指名してください』と言うんだ」
ギーシュの言葉に野次馬が沸く。
同級生たちは少なからずルイズの魔法に迷惑している。
「そいつはいい! ギーシュ、とっととルイズを倒してしまえ!」
「これでルイズに授業を妨害されなくて済む。魔法の修行もはかどるってものだ!」
マリコルヌら、普段からルイズをゼロと揶揄するものたちはここぞとばかりにギーシュに便乗して騒ぎ立てる。
ギーシュはギャラリーの反応に気を良くし、得意げな笑みを浮かべている。
「私が勝ったら……」
ルイズはギーシュを睨みつける。
「私が勝ったらシエスタに謝りなさいよ」
ルイズは言った。
「シエスタ?」
ギーシュはその言葉の意味がしばらく理解できなかった。
それは周囲の野次馬たちも同じだった。「シエスタ」という単語が何を意味するのか理解できない。野次馬たちがざわつく。
しかし、そのざわつきも少しずつ収まっていく。その単語の意味を理解したものから口を閉ざし、その「シエスタ」に視線をやる。
騒々しかったヴェストリの広場に一瞬の沈黙が流れ、全ての視線が一箇所に集まる。

「は、ははっ……。成程な……」
沈黙を破ったのはギーシュだった。
「平民に頭を下げろとはね……。成程成程……。君はよっぽど僕を侮辱したいらしいな」
貴族が平民に頭を下げるなど有り得ない。貴族が上で平民は下。この関係は絶対である。
この場にいる生徒たち。その中に平民に頭を下げたことがあるものはいないだろう。そしてこれからもそうやって生きていくのだろう。
だから彼らは、ルイズの真意はギーシュに恥辱を与えることにあると、そう認識した。
シエスタに視線が集まりはしたが、誰もシエスタを見てはいない。ルイズがギーシュを辱めるための『だし』としての存在。そのように見ていた。
誰も、単純にして明快なルイズの真意を理解していなかった。
「ふん! なんとしてでも僕を侮辱したいようだが、どうせ僕の勝ち以外有り得ないからな。どんな条件だろうとかまいはしないさ」
ギーシュが見得を切る。
ルイズが突然口を出してきたところから、理解の及ばぬことばかりだった。平民に頭を下げるなどという最大級の恥辱。なぜそこまで突っ掛ってくるのか理解できない。
だが、この決闘で勝てばそれで済む話だ。
理解できないものを理解する必要などない。所詮はゼロ。端から理解の外にいる存在なのだ。

「では、いざ尋常に勝負といこうか。相手が負けを認めるか、相手の杖を落としたら勝負有り、でいいかな?」
「……勝負なんてシンプルなほうがいいわ。相手が負けを認めたら、だけにしましょう」
「オーケイ。ならそれでいい。ではもう覚悟はできてるかい?」
「ええ。準備はできてるわ」
そんな言葉を交わして、決闘の幕は上がった。
だが、両者動かない。睨み合いが続いている。野次馬たちは、いつ動くのかと固唾をのんで見守っている。

75 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:31:56 ID:xazGz+Go
「動かないわね」
キュルケが小声で呟いた。
「……おそらく既に動いている」
タバサがさらに小さな声で言う。
その言葉の意味を理解できず首を傾げるキュルケ。
タバサだけが感じ取っていた。実践を積むことでしか身につかない感覚でもって。
ルイズはもう動いている。
ルイズが何をしているのかは解らない。だが、何かしているのは間違いない。
事態は既に動いている。決着へ向けて。

ギーシュは焦れていた。
先程交わした会話は、間違いなく決闘の開始を合図するものだった。
それなのにルイズが動かない。
端からルイズに先手を譲るつもりであった。
ルイズを派手に痛めつけるわけにはいかない以上、如何に実力差を見せ付けるかこそが肝要なのだ。そして勝負は格下から動くものだ。
だからルイズが杖を向けルーンを唱えようとしてからワルキューレを動かす。そしてルイズから杖を奪い、地面に押さえつける。痛めつけられない分、ルイズには土でも食わせてやろう。
だが、ルイズが動かない。
ならばそんな筋書きに拘らず、とっととワルキューレを動かしてしまおうか。
いや、それもできない。
野次馬たちは、今の状況を緊迫した睨み合いとでも思っているのかもしれないが、ギーシュはただ待たされているだけなのだ。動きようのない状況で待たされている。
ルイズは杖を向けるどころか杖を構えてもいない。それどころか、その手にはまだ何も握られていないのだ。
流石に杖を持ってもいない相手に攻撃を仕掛けることはできない。それでは卑怯者の謗りを受けかねない。
(早く杖を構えろ。それとも臆したか)
そんなギーシュの思いとは裏腹に、ルイズは相変わらず杖を持とうとすらしない。
やはり臆したのか。
覚悟ができたなどとは口だけだったか。
(ん? ルイズの奴、何と言っていた? 『覚悟はできたか』と聞かれて、何と答えた? 『準備はできていてる』と答えなかったか?)
ギーシュはふと先程のルイズの言葉を思い出す。
『準備』。闘う為の準備なら、まず杖を持たねば始まらないだろう。
魔法の使えぬルイズが肉弾戦を仕掛けてくる可能性も考えられる。そうだとしても、武器も持たず構えもせず、何の準備をしたというのだ?
なんだか……
足がむずむずしてきた。

76 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:32:58 ID:xazGz+Go
「!?」
ギーシュの右脚に突然激痛が走る。
「な、なんだ!?」
突然そんなことを言い出したギーシュに、野次馬たちの注目が集まる。
ギーシュは杖をルイズに向け牽制したまま、己の脚へと注意をやる。
痛い。
痒い。痛い。
熱い。
「な、なんなんだ!?」
ついにギーシュは堪えきれず、ズボンを捲り上げる。
するとそこにはどくどくと流れる血で赤く染まった右脚があった。そしてその赤の中に点在する黒い点。
ギーシュは己の目を疑った。
そこにいたのは己の小指ほどもあろうかという巨大な蟻。
その蟻が2匹、3、いや4匹。ギーシュの右脚に食いついていた。
「うわあぁぁああああ!?」
ギーシュが叫ぶ。叫びながら己の脚をバシバシと叩く。
ギーシュの赤く染まった脚に気づいた野次馬たちも騒然となる。
「なんだこれ!? なんなんだこれぇ!?」
ギーシュは血で染まった己の脚、そして見たこともないような巨大な蟻に混乱していた。
蟻が全て潰されても、己の脚から目が離せない。答えるものなどいないのに「なんだなんだ」と問い続ける。
しかし混乱はいきなり現実に引き戻される。
突如爆発音がしたのだ。
爆発、即ちルイズ。
ギーシュは己がルイズのことをすっかり忘れて取り乱していたのだということに気づく。己の脚に向けていた視線を上げる。
ギーシュの視界にまず映ったのは、爆発四散するワルキューレ。
(ルイズにやられた? なら……)
ギーシュは己の手を見る。その手には薔薇を模した杖が握られている。
杖が握られている。それを目で確認するまで己が杖を握ってるのかどうかすら判らなくなっていた。
(杖はある。ワルキューレを……)
作らなければ。
そんなギーシュの思考はすぐに潰える。
ギーシュの視界にルイズがあらわれたのだ。
ルイズは走っていた。ものすごい勢いでギーシュの元へ。
(ルイズの前にワルキューレを……)
(立ち塞がなければ……)
ギーシュは急いで杖を構える。
(間に合うのか!?)
間に合わない。
ルイズとギーシュが激突した。

ギーシュは背中に地面を感じていた。
つまり自分は倒れているのか? 必死に状況を把握しようと頭を巡らす。
脚が痛い。痒い。熱い。それは突如現れた巨大な蟻にやられたもの。
胸が痛い。それは? それはルイズとぶつかったことによる痛みだろうか。
腹が重い。どういうことだ? 何かが乗っている。腹だけじゃない。腕も何かに押さえつけられている。どういうことだ?
ぽたり。
何か液体が己の顔に落ちてきた。
ギーシュは目を開く。
そこには涙を流すルイズがいた。
ギーシュが感じた重みはルイズだった。腹の上に馬乗りに乗っかっている。そしてギーシュの両の腕を脛で押さえている。
そして涙を流している。
「な、」
「あふふはは」
なぜ泣いている? この状況でそれを聞くのはひどく間抜けなようにも思えたが、ギーシュの頭に真っ先に浮かんだ疑問はそれだった。しかし、そう問い質そうとしたギーシュの言葉を遮り、ルイズの口から奇妙な笑いが漏れた。
「あははあはあ……あぁ、痛いわ……すごく、痛い」
ルイズが言った。
よく見ればただ涙を流しているだけではない。ルイズは明らかに痛みに顔を歪めていた。
ギーシュは状況を把握するため、ルイズを見る。
ルイズの左手は、自身の右肩を押さえていた。右腕は、力無くだらりとぶら下がっている。
「肩が、外れるのって、こんなに、痛いのね」

77 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:34:43 ID:xazGz+Go
状況はほぼ全てルイズの思惑通りに進んでいた。
「準備はできている」。ルイズはそう言った。
『準備』。ルイズはギーシュに賭けを持ちかけ、ギーシュと話している間に、5匹の黒蟻をギーシュの足元に移動させた。
そして、4匹の黒蟻にギーシュの脚を齧らせた。
ギーシュがどれ程痛がるか、どれ程の混乱を引き出せるかは未知数だったが、十分すぎる混乱を引き出せた。痛みよりも、血や巨大な蟻の姿こそが混乱させる要因となったようだ。
もし、混乱が足りなかった場合は残したもう1匹で別の場所に噛み付いてやろうと思っていたが、それは必要なかった。
そして、ギーシュが混乱し、野次馬たちもわけがわからずそれに注目する中、ルイズは1つ深呼吸をした。
ゆっくりと呼吸をし、心を落ち着かせ、悠然と歩く。ギーシュが呼び出し、そしてギーシュの混乱によりコントロールを失いただ立ち尽くすだけのワルキューレのもとへ。
そして、ルイズは杖の先端でワルキューレに触れ、錬金を唱え、爆破した。
爆破したらば、先程とは打って変わって、猛然と走り出す。肉体強化によって底上げされたルイズの身体能力、全力を使いギーシュに体当たりした。
そして倒れたギーシュに馬乗りになり、今に至る。
黒蟻の魔法では、ワルキューレをどうすることもできない。だからワルキューレではなく、ギーシュに向けて蟻を放った。
ワルキューレを破壊するには爆発を当てる必要がある。だが、爆発は狙いがつかない。だから、深呼吸し、心を落ち着けた上で、外しようの無いゼロ距離で魔法を唱えた。
黒蟻の魔法ではギーシュを混乱させることはできても、すぐ蟻を潰されて終わってしまう。だが、ルイズには肉体強化によって底上げされた身体能力がある。
ギーシュと同程度の身体能力。ならばギーシュを倒すのには十分。ましてや、相手は魔法を使うことを第一に考えているのだ。
然るべくして今の状況がある。
ルイズにとって計算外があるとすれば、体当たりをしたときに、ギーシュと直接ぶつかった右肩が外れてしまったこと。
いや、多少のダメージは織り込み済みではあったが、思っていたよりずっと痛かった。
肩が外れるのはこんなに痛かったのか。闘うということはこんなに痛いことだったのか。
そのあたり、覚悟していたつもりでも実際に身に受けてみると、やはり痛いのだ。
だが、痛がってばかりはいられない。まだ決着がついていない。
まだギーシュが負けを認めていない。
まだ、ギーシュはシエスタに謝ってはいない。

「ひ、卑怯だぞ!」
ギーシュは、己の上に乗るルイズに向けて叫ぶ。
「今のは、良く解らないが変な虫が湧いていて混乱しただけだ。そんなトラブルにつけ込むなんて、貴族として恥ずかしくないのか!」
ギーシュはルイズを非難する。するとマリコルヌらギーシュの取り巻きたちもそれに呼応する。
「甘ったれ……」
そう呟いたのはタバサであったが、それは誰かを非難する言葉ではなく、ただの率直な感想であり、その声は誰の耳にも届くことなく喧騒に消えた。
ルイズは左手で涙を拭うと、「ふう」と一つ息をつく。
右肩はずきずきと痛むが、そんなことを気にしている場合ではない。決闘の最中である。
ほんの一秒、ルイズは考えて、口を開いた。
「あの蟻は私の使い魔よ」
ルイズは嘘をついた。魔法権利によって呼び出されたものであり、使い魔ではない。しかし魔法だと主張したならば、系統はなんだという話になる。
それは答えられない。
治癒の魔法を習得していたなら、水系統の魔法に偽装することもできたが、蟻を、生き物を作り出す魔法などどの系統にも存在しない。
そうなると、先住魔法、異端扱いされるのが落ちだろう。
そもそもルイズは杖を持ってもいなかったのだ。系統魔法と言い張るのは手遅れだ。
ならば、使い魔と称するのが一番無理は少ないだろう。
「何を言ってる? お前の使い魔は石ころじゃないかっ!」
ギーシュがルイズの言葉に噛み付く。
無理は少ないと言っても、そもそもが嘘なのだ。やはり無理はある。
だが、その無理をどうにかしないことには、この決闘にけちがつく。ギーシュが負けを認めない。
それだけではない。この決闘だけの問題ではないのだ。何か良い言い訳をしなければ、せっかく身につけたこの黒蟻の魔法を人前で使うことはできない。
この決闘だけの問題ではない。故に、当然ルイズはこの決闘などとは関係なく、言い訳、嘘を既に用意している。
もう少し細かい部分を煮詰めてからコルベールあたりに言うつもりであった嘘を、ここで披露する。

78 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:36:15 ID:xazGz+Go
「あの石はね、蟻の巣なのよ」
「は?」
ルイズの言葉にギーシュは当然の反応を示す。
そんなギーシュの反応を無視し、ルイズは己の頭の中にある嘘の筋書きを読み上げていく。
「あんな巨大な蟻がいるなんて驚きだけど、世界のどっかにあんな蟻がいるらしいわ。あの石はその蟻の巣の一部だったみたいね。つまり私は蟻の巣と契約したの」
そこでルイズは一度言葉を切り、野次馬たちの反応を見る。少しざわついてはいるが、こちらの言葉をきちんと聴いているようだ。
これから大手を振って黒蟻の魔法を使うためにも、学院の者にはこの嘘を信じてもらう必要がある。
「その結果ね、どうやらその巣に住む蟻全てが私に従うようになったみたい。しかもね、主と使い魔の繋がりかしら、その蟻たちは私の求めに応じて召喚されるの。どう? すごいでしょう?」
これがルイズの考えた嘘。
蟻の巣と契約したからといって中に住む蟻が全てルイズに従う、あまつさえその蟻が必要に応じて召喚されるなどと到底信じられるものではない。
だが、コントラクト・サーヴァントの効果というものには未知の部分が多い。
ルーンを刻まれることによって人語を使えるようになったりと、使い魔に何かしらの能力が付加されるケースがある。だがどういった条件で能力が付加されるかはよく解っていない。
『人に飼われる動物は人語を理解できるようになることが多い』といった程度。前例から推し量る程度でしかない。
つまり、蟻の巣などという前例の無い使い魔にどんな能力が付加されるかは誰も解らない。ルイズの言葉を否定する根拠が一切無いのだ。
しかし、ルイズの言葉を肯定する根拠も無い。
それなら肯定のための根拠を今から見せてやればいい。
「な、アレだ。適当なことを言って、あの蟻をさも自分の手柄のように言ってるだけだろ」
ギーシュはルイズの言葉を受け入れない。そのギーシュに向けてルイズが左手を差し出す。
何も乗っていない手の平。その手の平に、突如巨大な黒蟻が現れる。
「うあぁああ!」
ギーシュが驚き、叫ぶ。
野次馬たちも驚きの声をあげる。
何も無い空間に突如現れた巨大な黒蟻。その現象を説明するには未知の魔法でも持ち出すか、ルイズの説明を信じるか、だ。
正解か、嘘か。
「ほうら、ね」
ルイズは言うと、にやりと口元を歪める。
「だからね、さっきの脚を真っ赤にしてぎゃあぎゃあ喚いた無様な姿は、私の攻撃によるもの。トラブルでもなんでもなくて、れっきとした決闘の一場面に過ぎないの」
ルイズは言葉を切る。
「だから、あんたは負けを認めなさい」

79 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:37:04 ID:xazGz+Go
ギーシュはくつくつと笑った。
「は、はは。馬鹿を言うなよゼロのルイズ。この状況のどこが負けだと言うんだい」
ギーシュは己の腕を確認する。
両の腕を押さえつけるルイズの脛。それはとても女子の力とは思えない力が込められており、その戒めを解くことは出来そうにない。
それならそれでかまわない。
武門の誉れ高いグラモン家。その一員たるギーシュ。幾ら実戦経験がなかろうと、戦いの最中に杖を手放すなどという愚を犯しはしない。
蟻に襲われ混乱の中にあっても杖を放さなかった。
ルイズの体当たりによって倒れた今も、その右手に杖は握られている。
「確かに君は蟻を呼び出せるみたいだ。随分と小賢しく立ち回って僕を倒して馬乗りになって……それが、どうしたんだ?」
続いてルイズの手を確認する。左手は先程蟻を呼び出して見せた手。そこに杖はない。右手も肩が外れ、ただぶら下がっているだけという状態。何も握られていない。
ルイズは杖を手放している。
「得意気に馬乗りになって、それじゃぁ背後からワルキューレに襲われたら逃げることも出来ないじゃないか」
ギーシュは言う。
馬乗り――マウントポジションと呼ばれるこの体勢は上位のものに圧倒的な優位性がある。だがそれは肉弾戦におけること。
なぜマウントポジションにおいて圧倒的に上が優位かというと、下にいるものの打撃が上のものに届かない、届いても力が入り難いからである。
しかし、魔法なら。魔法は杖を持ちルーンを唱えさえすればどんな体勢だろうと威力を発揮することが出来る。
ましてギーシュの得意とする魔法はゴーレム。
1対1しか想定していないマウントポジションに対して多対一の戦いをすることが出来る。
「あなたのゴーレムは、壊したわ」
「壊れたなら、また作るだけさ」
ギーシュの薔薇を模した杖。ルイズに腕を押さえられることにより、その杖はギーシュの足元に向いている。つまり、ルイズの背後にワルキューレを作ることが出来る状態だ。
そして、ルイズは杖を手放している。
この状態でルイズに杖を向けられたのなら、青銅で出来たゴーレムをバラバラにしたその杖を向けられたなら、負けを認める以外になかっただろう。
だがルイズの手に杖は握られていない。
「また作る……ねぇ。じゃぁ、こういうのはどうかしら。あんた好きでしょ、古き良き時代の貴族の決闘の物語。男ってそういう本ばっか読んでるじゃない。だからそれに倣って、『唱えな! どっちが早いか試してみようぜ』というやつよ」
ルイズの言葉にギーシュは思わず笑いそうになる。
ルイズはとんだ勘違いをしている。
ルイズは蟻を呼び出すスピードによっぽど自信があるのだろう。だがそんなものは関係ない。
よしんばワルキューレを作るより早く蟻を呼び出し攻撃したとしても、それで勝てるわけではない。勝つのは、より早く相手を行動不能にした方である。ルイズの蟻にそんな力は無い。
ルイズが杖を持っていたなら。ルイズがルーンを唱えた瞬間、ギーシュはワルキューレと同じ運命を辿る。しかも、ワルキューレを呼び出してから攻撃を命じるという2つの動作が必要なギーシュよりも確実に早い。
だが、ルイズの手に杖はない。
「…………」
「…………」
ルイズとギーシュはお互い口を閉ざし、視線が交差する。
何か合図があるわけではない。どちらかが動いたらそれが合図である。
どのタイミングで仕掛けるか、緊迫した状況にも見えるが、ギーシュは仕掛けるタイミングを計っているわけではない。
ただ再び蟻に噛まれるその痛みに、覚悟を固めているだけ。そして覚悟が決まり次第、ルーンを唱えるだけである。

80 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:38:10 ID:xazGz+Go
「ワ……」
ギーシュが口を開いたその瞬間、ギーシュの体に痛みが走った。
蟻に噛まれる痛みは覚悟済み、そんなものではルーンをとめることは出来ない。
だがギーシュを襲った痛みはそんなものではなかった。
野次馬たちがどよめく。
ギーシュがルーンを唱えるべく動かしたその顎に、ルイズの左拳が叩き込まれたのだ。
否応もなくギーシュの詠唱は止まる。
(蟻じゃなくて、拳だと!? メイジ同士の戦いで!?)
ルイズの拳による攻撃をギーシュは全く予期していなかった。
(いや! 予期して然るべきだった! ルイズはさっきだって体当たりなんておよそメイジらしからぬ攻撃をしたんじゃぁないか!)
(ならば! ならば、この痛みも覚悟してルーンを唱えきればいいだけのことだ!)
ギーシュにはワルキューレを呼び出す以外の活路はない。ならば覚悟を新たにその活路へと突っ走るしかない。
「ワ……」
再びルイズの拳が叩き込まれる。
「ル……」
しかし、詠唱は止まず、切れ切れにではあるが続いていく。
三度の左拳。
「キュ……」
「あぁ、こうか」
次に叩き込まれたのは拳ではなかった。
今までギーシュに叩き込まれた拳の面ではなく、小指側の面、いわゆる鉄槌をギーシュの顔面へと振り下ろした。
「ぐ……」
ギーシュの詠唱は止まった。
詠唱など、とてもしていられない衝撃。
ルイズの鉄槌がギーシュの顔から離れると、真紅の糸が鉄槌と顔を結ぶ。ギーシュの鼻は本来ありえない方向に曲がり、どくどくと赤い血を流している。
右肩をいためているルイズにとって、上半身のひねりによって力をこめるパンチでは、どうしても右肩を庇ってしまい威力が出ない。それに対し左肩を中心とした回転で力を発揮できる鉄槌ならば、右肩をそれほど気にせずに振るうことが出来る。
結果、ギーシュの鼻はへし折れ、そして、つい先程決めたばかりの覚悟もへし折れた。
最初のパンチを受けたとき、ルイズの膂力に高を括った。所詮は女の力。ルーン一つ唱える間耐えることなど容易いと。
しかし、これは無理だ。こんなのを何発も受けたら死んでしまう。女の力とはとても思えない。
「ぶはぁ、はぁ」
鼻から血が溢れ出、呼吸の苦しくなったギーシュは、大きく口で息をする。
「早く負けを認めなさいよ、ギーシュ」
ルイズの降伏勧告。
そんなもの受け入れられない。そうは思えど、振り上げられた赤い拳から目を離すことができない。
ここで負けを認めなければ、また鉄槌が振り下ろされる。
それを想像しただけで戦意を湧き起こすことなど出来なくなってしまった。
「…………」
ルーンも、反抗の言葉も、降伏の言葉も出てこない。ただ、ルイズの拳を注視するだけのギーシュであったが、
「ふう」
とため息をついたルイズが、その拳にぎゅうと力を込め直したのを見た瞬間、その沈黙すらも守ることが出来なくなった。
「僕の負けだ! 許してくれ!」
ギーシュは懇願するように叫んだ。

81 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:39:04 ID:xazGz+Go
喚声が起こる。
その喚声を背に受けながらルイズは立ち上がった。
ギーシュは両手で顔を覆っている。
既にその手に杖は握られていない。負けを認めた瞬間、その手は杖を持つ力を保つことができなくなった。
ルイズはあたりを見渡す。シエスタの姿を探す。
シエスタと目が合った。ルイズがシエスタのほうへ近寄ろうと一歩踏み出すと、逆にシエスタがルイズのほうへと駆け寄ってくる。
「大丈夫ですか!? ミス・ヴァリエール!」
開口一番、シエスタはルイズの右肩を案じる。
「大丈夫よ、シエスタ。それより……」
「だ、大丈夫じゃないですよ! 痛いですよ!」
「え、まぁ痛いけど、だいじょ……」
「大丈夫じゃないです! はめましょう! 私できますよ! 弟たちが肩をはずしたりなんて日常でしたからっ!」
「え、はめるって……ゴキっと?」
「はい! ゴキっと!」
そう言うとルイズの右手を持とうとするシエスタ。ルイズは慌ててシエスタを止める。
「だ、大丈夫。後で医務室の先生にお願いするから! それより今は……」
ルイズは何とかシエスタを宥め、話をそらそうとする。シエスタはまだ心配そうな顔で、ルイズの右腕を見ながらオロオロしているが、それは置いておいて、ルイズは倒れたままのギーシュへと視線を向ける。
「ギーシュ! 負けたんだからとっとと謝りなさい!」
倒れたままのギーシュに容赦なく言う。
ギーシュは鼻を押さえながら、上体を起こす。上目遣いにルイズを見る。が、その視線をすぐに外し、地面へと遣る。
「……悪かったよ」
ギーシュは顔を上げぬままに言う。
「悪かったよ。今までゼロだなんだと馬鹿にして。これからは改めるよ……」
ギーシュは渋々と、謝罪の言葉を述べる。
「何言ってるのよ、ギーシュ。私に謝ってどうするのよ! いや、謝るのは大いに結構なんだけど、それより先に謝る相手がいるでしょう!」
ルイズはシエスタの手をつかむとギーシュの前へと引っ張る。
「シエスタに謝る約束でしょう!」
ルイズの言葉にギーシュは思わず顔を上げる。
幾ら約束したこととはいえ、平民に謝るなど出来ようか。
ギーシュは抗議の声を上げようとしたが、それはシエスタに阻まれた。
「え! そんな、私なんてどうでもいいですよ! それよりお二人とも早く医務室に……」
負ければ謝るという賭けではあったが、シエスタにとってそれは現実感を伴わない。どんな理由があろうと貴族が平民に頭を下げるなど現実には有り得ない。
そんな非現実よりも、目の前の怪我だけがシエスタの現実であった。
しかしルイズは譲らない。
「駄目よ! 謝るの!」
ルイズはシエスタの目をまっすぐに見る。
「あなたのことがどうでもいいわけないでしょう! あなたは悪くないのに不当に責められて……泣きそうになってたじゃない!」
ルイズの言葉に、そしてその口振りに押され、シエスタは言葉に詰まる。
「でも、私は平民……」
「平民だからとかそんなの関係ないわ! いや、平民だからこそよ!」
搾り出すように発せられたシエスタの言葉を、ルイズは遮る。
すぅと、息を吸い込むルイズ。
そして声のトーンを落とし、シエスタに、そして己に言い聞かせるように語る。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:39:05 ID:mz4wJL/a
支援

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:39:54 ID:8zcIJggo
支援

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:40:04 ID:PiOryXFr
支援〜

85 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:41:22 ID:xazGz+Go
「あのね、シエスタ。最近私は考えてたのよ。貴族とは何か。どうあることが貴族として正しいのか。人の上に立つってどういうことなのか。力さえあれば人を支配してもいいのか。
……力の無い者は力を持つ者の都合だとか、誇りだとか、そんなもののために傷つかなければいけないのか」
ルイズは思い出す。
『本』の中。モッカニアの幼いころの記憶。
気づかずに蟻の行列を踏みそうになったモッカニアを止めたレナス。
「踏んでは、いけないわ」
「自分より弱いものを虐げてはいけない。母さんと、誓って」
そのころのモッカニアはただの弱い、力のない少年だった。
年月が流れ、モッカニアは強くなる。世界最強とまでいわれる力を手に入れる。
そして、武装司書の仕事のために、正義のために、世界の平和のために、多くの命を奪ってしまった。
モッカニアは、圧倒的に強く、他者を容易く踏みにじることの出来る己の力を呪うようになった。
自分はモッカニアと違う。私はモッカニアの生きた全てを見た。その上で考え、行動することが出来る。
力を持ち、人の上に立ち、力を振るう。どうすればそれらの行為を肯んずる理由となるか。
「そんなの簡単な答えよ。力を持つ者が力を持たない者の上に立つなら、その力は力を持たない者のために使われるべきだって、それだけよ!」
貴族が平民を支配する代わりに、治安を維持しインフラを整え外敵と戦う。平民に出来ないことを貴族が行う。平民の持たぬ魔法という力を平民のために使う。そんなのは当たり前のことだ。そういう理屈でハルケギニアの貴族は平民を支配している。
その当たり前こそが、最も重要だ。それこそが第一原則。
逆にその当たり前以外、貴族が平民を支配するに足る理由などない。
それがルイズの出した結論。
何よりも、弱き者のために強き者は力を振るう。
弱き者を虐げてまで誇るべき誇りなど在りはしない。

「だからね、シエスタ。あなたが不当に虐げられているのなら、私はあなたのためにその不当と戦うわ! 貴族として私が持っている力は、あなた達平民のためにあるのよ!」
平民にすら哀れまれる己の無力が嫌だったルイズ。
力を手に入れ哀れまれなくなったのなら、平民からどう思われたかったのか。哀れみの対極こそがルイズの求める貴族の姿。
平民から頼りにされ、平民から尊敬される貴族になりたかった。平民から尊敬を集め、平民から憧れられる貴族こそ、ルイズの求める貴族の姿だった。
「……私の……私達の為、ですか?」
「ええ、そうよ」
ルイズは薄い胸を張ると、少し照れくさそうな笑顔を作りシエスタに向ける。
シエスタは胸を張り照れくさそうに笑うルイズのその姿に、なぜか自分まで気恥ずかしい気持ちになってしまい、思わず頬を赤く染める。
「あ、ありがとうございます」
シエスタは俯き加減に、そう言った。

「ということで、ギーシュ。私は平民を、シエスタを悪くもないのに責め立てたあなたを許さないわ。ちゃんと謝りなさい」
ルイズはギーシュのほうへと向きなおると、言った。
「…………」
ギーシュは少し間、口を噤んでいたが、やがて立ち上がるとシエスタの前へと出る。
ギーシュは顔を押さえていたその手を離す。
再び血がどくどくと流れ出す。だがそれをまるで気にしないかのような顔でシエスタを見る。
「先ほどのアレは、完全に僕が悪かった。君には一切非は無い。それなのに君をなじる様な事をしてしまった。すまない」
ギーシュが頭を下げた。鼻から流れる血が地面へボタボタと落ちる。
周りがどよめく。
「うわ、あぁ、えと、あの、あ、頭を上げてください!」
シエスタは自分に対して頭を下げる貴族という現実とは思えない姿に混乱する。
「なんか微妙に偉そうな謝り方なのがむかつくけど、まぁいいんじゃないかしら」
ルイズが言うと、それを合図にしたかのようにギーシュは頭を上げ、また鼻を押さえる。
シエスタはそれを見て肩をなでおろした。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:42:32 ID:PiOryXFr
支援

気がつくと読みふけって支援わすれるぜ・・・

87 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:42:59 ID:xazGz+Go
ギーシュの顔は下半分が手で覆われていたが、その目は少し穏やかなものになっていた。
この決闘において、徹頭徹尾、ルイズの行動の意味が理解できなかった。だが、それがやっと理解できた。
シエスタのため。平民のため。ルイズの行動は、ただそれだけの理由から来たものだった。
それならば、理解できる。
貴族は平民を支配する代わりにその力を平民のために使う。それは実情とは大きくかけ離れているかもしれない。貴族の誇りと平民を天秤にかけて平民をとる貴族がどれほどいるかと問われれば、まず間違いなくごく僅かにしかいないだろう。
だが、実情と大きくかけ離れていようと、支配の代償としてその力を平民のために振るうという概念は建前として確かに存在する。
まるで平民のためこそが全てに優先されるようなルイズの口振りは、あくまで建前でしかない概念を極端にしたようなものだが、建前で極端でもそれは貴族の定義の範疇に収まるものだ。
ならばルイズを理解できる。
ルイズは己の信じる貴族としての在り方を貫いただけだ。
(では僕は? 僕の信じる貴族としての在り方とは?)
ギーシュは自問し、そして答えを見つけたからこそためらわずにシエスタに謝ることができた。
「ルイズ、君のその、弱いもののためにこそ力を振るうという信条は素晴らしいと思うよ」
ギーシュは言うと、足元に落ちた己の杖。薔薇を模したそれを拾い上げ、口に銜える。
「それは素晴らしいと思うが、僕は違う……。僕の力はね、全ての女性を幸せにするために存在するのさ」
薔薇の杖を銜えながら、さらに鼻から血をドバドバと流しながらも、明瞭な発音で言い放ち格好をつけるギーシュのその姿は、ぱっと見ると滑稽で、よくよく見ると尚更滑稽だった。
「あは」
ルイズは思わず笑ってしまう。
「君のおかげでそれを思い出したよ……。全く恥ずかしい。僕の存在意義とも言うべきそれを忘れて、平民とはいえ……いや、そうじゃないな、そうじゃない。
シエスタ。シエスタのような可憐な女性を泣かせようとしていたなんて、穴があったら入りたい気分だ」
何を言ってもやはり滑稽なギーシュではあったが、滑稽であるが故、つい今しがたまで決闘をしていたルイズとギーシュの間のわだかまりを忘れるに十分だった。
ルイズはちらりとシエスタを見る。
シエスタは、滑稽ではあっても可憐だなどと言われたからだろうか。頬を赤く染めて俯いている。
「ギーシュ。一応言っておくけど」
ルイズはギーシュへ向き直ると左手を差し出す。
ギーシュは、それを握手をしようと差し出されたのかと思い、自分の手を差し出しかけるが、その前にルイズが言葉を繋げる。
「もしシエスタに手を出したりしたら、今度はその鼻をへし折るだけでなくて、この子達に食べさせるからね」
ギーシュが握ろうとしたその手に、巨大な黒蟻が現れた。
「はは、はははは……」
ギーシュは銜えた薔薇を取り落とし、乾いた笑いが口から漏れる。

「あの、お二人とも、そろそろ医務室へ行ったほうがよろしいのでは……」
シエスタが控えめに声を上げる。
「えぇ、そうね。正直さっきから痛くて痛くて頭が変になりそうだわ」
「あぁ、僕もね、正直このまま血を流し続けたらちょっとやばいんじゃないかって思い始めたところさ」
良く見るとルイズの顔は脂汗だらけになっている。ギーシュは相変わらず盛大に血を流し続けている。
二人とも、笑っているような苦しんでいるような、綯い交ぜの顔になっていた。
「でも、その前に一つ、別に重要なことじゃないけど聞かせてもらっていいかい? ルイズ」
「なによ」
早く医務室へ向かうべきだと思いつつも、ギーシュはルイズに聞く。
「君の使い魔。蟻というか、蟻の巣というか、どこまでを使い魔というべきか解らないけど、名前をつけているのなら教えてくれ。あの蟻たちにしてやられた訳だからね。知っておきたい」
「…………」
ルイズは少し間をおいて、
「モッカニアよ。全部まとめて、モッカニア」
そう言うと、脂汗浮くその顔に、笑みを作って見せた。

88 :虚無の魔術師と黒蟻の使い魔 7話:2008/05/27(火) 00:44:04 ID:xazGz+Go
 
ルイズは、医務室で治療を受けながら、モッカニアのことを思う。
モッカニアは……レナスの言葉を守って生きるなら、武装司書になどなるべきではなかった。正義になどなるべきではなかったのだ。
正義のために力を振るう仕事になど就かず、弱い者のために力を振るえばよかった。
そうすれば、少なくともあんな死に方をすることはなかった。
正義なんてものは、モッカニアのような心優しい人間には手に余る代物だ。
正義が行われなければ罪無き者が虐げられ、正義のために弱きものを虐げる。そんな選択はハミュッツのような人間に任せておけば良い。
あの館長代行であれば、一切の感傷も挟まずにその二つを天秤にかけ、より重きものを選ぶだろう。選んだ後はただその選択によって起こる戦いを楽しむ。あれはそういう人間だ。
モッカニアはそんな選択に迫られる場所に立つべきではなかったのだ。
ルイズは思う。
自分の誇りと、弱いものを守ることなら、誇りなど捨てるべきだろう。でも正義なら? それが行われなければ正義は滅び、悪は栄え、多くの人が苦しむ。そのために弱い者を犠牲にすることを善しと出来るか。
そんな選択を迫られるような立場には立ちたくない。そんな気宇壮大な正義なんてもののためではなく、自分の目と手の届く範囲で、力を持たない人のために力を振るえばそれでいい。
そう考えて、ルイズははたと気づく。
別に正義のような稀有壮大なものに限ったことではない。
ただ目の前の、一人の弱者を救いたいというそれだけのことにも、他の弱者に犠牲を強いなければならないことなど幾らでも起こり得る。
もし、そんな選択を迫られたら一体どんな決断を下すのか。
解らない。
ルイズの決断、ルイズの力によって、どちらかの弱者が犠牲になる。
それはルイズの目指す貴族としての道の袋小路だ。
幾ら考えても答えなど出せそうにもないので、
(そんなことが起こりませんように)
とりあえずルイズは何にともなく祈ってみた。


以上
7話終了です。
なんかもー自分の文才の無さと、語彙の少なさを痛感した。

>>前スレ843
もうほんとね、ルイズのキャラってこれでいいのかって思い悩みます
そもそもが、サイトというか、恋愛要素というか、そういうのなしでルイズが力を手に入れたならどうなるか、ってテーマで始めたのに
14巻でサイトなしで虚無を手に入れたらこんなんなりますよというのが出てしまった……
まぁ、力を手に入れると同時にその力に悩んだモッカニアの人生も手に入れるっつーことで、ルイズにはぐちゃぐちゃとしつこく考えさせてるんだけど……
これでいいのかなぁ?

兎にも角にもやっとギーシュとの決闘というひと段落着くとこまで終わって、ルイズをあれやこれやと悩ませるのもひと段落
この先はストーリーを進める方向で筆を進めて意向と思います

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:47:38 ID:mNbKYW4Z
 乙。
 敗北を知り、力の重みを知った若人達の今後や如何に?

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:48:56 ID:PiOryXFr
あぁ・・・実にいい。
その壁にぶつかって止まってしまった自分がここにいる。


こんなの読んだら、もう一度挑むしかないじゃないか。
とりあえず14巻買ってからだな

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:48:58 ID:0Tt7dj3F
乙!

ところで ID:DVduv+WE は警戒を怠っていたな
自宅警備員の風上にも置けないヤツだ!言い逃れはできないぞ!風下に置いてやろう

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:49:31 ID:mz4wJL/a
乙!&GJ!
ここまで悩みながらもまっすぐ進む王道主人公なルイズは始めてかもしれないw

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:49:32 ID:UoXqTUuO
GJ!
ギーシュが死んでしまうかとハラハラしましたぜ

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:54:15 ID:mFu91kxJ
うーん読みふけるな・・・。乙でした。

モッカニアレベルの力を手に入れれば巨大なアリがわんさかで地球防衛軍な感じになるのかね。
それとも数が爆発的に増えて大きさがあまり変わらず?

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:55:02 ID:aEAzcgK6
おお、うまいこと黒蟻を周知させたな。
あとはオールドオスマンとコルベールが素直に信じるかどうか…展開が楽しみだ。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 00:56:05 ID:OlrlQzTy
サイト無しでも周りの人と触れ合いながら伸ばしてきゃまともに成長すると思われ。
ぶっちゃけ単に能力がアップしただけじゃ成長なんていえなんだしさ。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:00:00 ID:P95zPTMk
黒蟻の人GJ!

引き込まれたよ。

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:01:42 ID:gdVIOD6m
知ってるか
アリって食べると酸っぱいんだぜ
半端じゃなく
事故で食ってしまった事がある

ちなみにカロリーは高いので
味覚が変な生物はモリモリ食う

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:04:07 ID:QQIsK/Up
オーストラリア特産の蜜蟻乙

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:04:12 ID:eCrMBeu1
そのものズバリ蟻酸なんてものがありますからね>アリは酸っぱい

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:05:04 ID:mt6DdbGn
蟻……酸っぱい……酸……酸だー!!
ごめんなさい。分からない人、もっとごめんなさい

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:06:04 ID:Sv5yJk9g
>>101
なんという地球防衛軍
それはそうと蟻の人GJ

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:06:36 ID:E92qt3js
>>101

地球防衛軍だね。
誰か、インベーター召喚しないかな?

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:10:09 ID:Vw8ArikW
乙なんだぜー。
こういう格好いいルイズは大好きだ。
力だけじゃなく、力を持つことの意味も一緒に知った彼女なら、
きっと悩みながらも立派に成長してくれるさ。

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:11:50 ID:iP1RzPrd
ストーム1のおじいちゃんでも可。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:19:30 ID:gWymrbQ3
くにおくんシリーズから誰かを召喚という展開を想像してみた

くにお→マッハキックでギーシュボッコボコ
りき→マッハパンチでギーシュボッコボコ
ダブドラ兄弟→旋風脚でギーシュボッコボコ
ごうだ→頭突きスペシャルでギーシュボッコボコ
ごだい→棒術スペシャルでギーシュボッコボコ

デルフと相性が良いのはごだいか?

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:23:26 ID:185SW+FE
>ダブドラ兄弟→旋風脚でギーシュボッコボコ
あれは龍尾乱風脚だ

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:28:46 ID:gWymrbQ3
>>107
すまん。
時代劇や新記録では旋風脚って名前で他のキャラも使ってたもんで…
Wikiで調べてみたら確かに「龍尾嵐風脚」だったわ。

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:36:43 ID:P95zPTMk
 ところで、ルイズが学院に入る以前に召喚するのって、
このスレの趣旨に反してはいないかな?

 小ネタで『ルイズは、あのキャラを師匠にしてしまいました』
ってのが思いついて、書こうかどうか迷ってる。

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:40:10 ID:mFu91kxJ
>>109
ガンパレの人なんかは子供時代にある人に会って変わってるわけだから。
きっちり書けば大丈夫なんじゃない?


111 :ぷぎゅるいず:2008/05/27(火) 01:42:26 ID:N1ryl/JN
さてと、今日も1:50ほどからこっそり非常識を置きにきましたよ

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:46:41 ID:P95zPTMk
>>110
 じゃあ、いつか召喚してみる。

 もの凄く性格の悪い魔女をね。


 ついでにぷぎゅる支援。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:48:52 ID:EpNVQPSr
>>112
アザリー?

114 :ぷぎゅるいず:2008/05/27(火) 01:53:29 ID:N1ryl/JN
不条理SS ぷぎゅるいず はじまるよー

「あら、チェコちゃん?今日はフレイムのきぐるみ着てるの?」
「キュルケの使い魔のきぐるみってのが気に食わないけどかわいいわね」
ペッ・・・・・・・・と吐き出される首だけのチェコちゃん、そして今日もフレイム君はコメカミに青筋立てて二足歩行でフェードアウトしていくのでありました
「・・・・・・・・・フレイム?(汗)」
「・・・・・・・・・チェコちゃん?(汗)」


ぷぎゅるいず第三話 〜みんなで評判のお店に行こうとしてるのに「あの店量多いんだぜ」と言う量が味直結の体育会系女先輩の持ち物はたいがいファンシー系〜

さて、遥か異世界ハルキゲニアじゃないハルケギニアからこんにちは
どんな異世界だろうと国がある以上、休日と言う物が存在します。
そしてこの物語の主人公達が女の子である以上、休みの日と言えばやっぱり町に出ての
「お掃除です」
いや、チェコちゃん、お掃除って言って町のチンピラさんを袋に詰めないで、
「何してるの?買い物行くわよ?」
そう、今日はトリステインの城下町に皆でお買い物に来ています
服屋さんでチェコちゃんの服を作ったり、カフェでみんなでお茶したり、
秘薬屋さんで怪しい道具を買ったり、宝石屋のジュエリーに目を輝かせたり
入り口で通行人Aさんに
「ここはトリステインの城下町だよ」と言われたり、
長老に伝説のオーブを取ってこなければ世界は滅びると言われたり、
勇者ルイズが洞窟の奥に眠る 宝剣 デルフリンガーを抜いたり
「ちょっと待て!?俺様、武器屋で会うんじゃないのか!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何とか言えよ」
アンリエッタ女王をさらった大魔王と戦ったり、
「無視か!?」


                      〜スタッフロール〜
勇者 ルイズ   賢者 タバサ  魔導師 キュルケ  紳士 マルコリヌ  遊び人 ギーシュ  大魔王 チェコ


115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 01:53:55 ID:V/1t0Rzh
私怨

116 :ぷぎゅるいず:2008/05/27(火) 01:54:27 ID:N1ryl/JN
「ちょっと待て!?明らかにおかしいよな!?つうか最後まではやらせねぇよ!!」
「そもそも途中から何一つやってないわよ」
と、ルイズもデルフリンガーも大声で騒ぐ程、楽しい休日はすぎて行くのでした

その日の夜、学園にどこからかともなく巨大なゴーレムが現れました
そしてゴーレムさんはがんばって宝物庫を殴ります・・・殴ります・・・殴ります
一旦、息があがって呼吸を整えてまた殴ります
「な、何かおかしい・・・・何かがおかしい?」
ゴーレムの肩で息を荒くしているのはお馴染み『土くれのフーケ』
それもそのはずだって決闘がおこってないから壁にヒビが入ってないんです
そんなフーケの肩をぽんぽんと叩く影が一つ、ぷかぷかとタバコをふかしてビッシと親指を立てまるで任せろといわんばかりに壁に近づく一人の女性
ドゴォと鈍い音と共に拳一閃で宝物庫は崩れ去りました
「あ・・・・あんた何物?何処から来た?」
その問いに一言彼女は答えただけでした
「晩飯・・・探しに来た」
それだけ言って彼女は宝物庫の壁を網に入れて何処かに行ってしまいました

ところは変わりまして ここはガリア王国、
綺麗な宮殿 プチトロワではこの国の女王 イザベラ様と騎士のカステルモール、そして王様でイザベラのお父さんジョセフさんが
イザベラ様の召喚の儀式をしようとしていました
厳かな儀式の祝詞を唱えて、イザベラ様が呼び出したのは・・・・・・・
赤い帽子に白いお髭、大きい袋のチェ・・・
「サンタさんです」
お父さんびっくり、イザベラ様、早速プレゼントをおねだりモードです
「では、プレゼントをあげます」
その言葉にみんなのテンション最高潮・・・ですが、
「いい子にしてましたか?」
この質問で困ってしまう三人でした
「どうしよう父上、昨日メイドをつい意味無く鞭打ちしちゃった」
「私、イザベラ様の寝てる間に凸に落書きを」
「俺、戦争仕掛けちゃった・・・」

第四話予告
伝説の力が目覚める時、それこそが少女が伝説となる第一歩 その過程での試練が今!!そして集う四人の伝説の戦士が今
次回:集合せよ!!虚無の使い魔SOS!! に続く

117 :ぷぎゅるいず:2008/05/27(火) 01:55:29 ID:N1ryl/JN
いつにもまして酷い本日のぷぎゅるいず ここまで 
次回は虚無の使い魔四人と戦います



118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 02:58:57 ID:hqMv2dBE
ぷぎゅる>>乙です
て言うか、待て待て待て!!wwww
何かもう色々と突っ込みたいんだけど突っ込めない!?ww

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 03:01:31 ID:bE6dC7W5
ぷぎゅるの方乙!

>>109
前に似たようなのを提案した人がいたな。
その時のはルイズが最強クラスの魔法使い達を各作品から6人召喚して彼等の弟子となり、
ルイズが最強の魔法使いに成長していくというやつだった。
かなりのスキルがなきゃ無理だろうが、纏め上げる能力のある人がやったらかなり面白そうだと思ったよ。

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 03:08:33 ID:jz7ksELQ
>>119
師匠の一人は機神飛翔デモンベインのラバン・シュルズベリイ先生で
自筆の魔道書(サイト似の精霊付き)で鬼械神も呼び出せる

後5人

後は任せた


121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 03:32:02 ID:jsz/EwDm
ぷぎゅるの人、乙&GJ!



正義の魔法使い、アーノルド・ラスキンを推してみる。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 03:50:15 ID:E92qt3js
幼年期召喚なら考えたことあるけど、
問題点としてそのキャラ会話無しのタイプだから話が進まずにやめた。

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 03:56:40 ID:aJW79GR/
ブレス・オブ・ファイアから、伝説の大魔法使いディースを推薦。
不眠症で飲んだくれと生活態度は最悪だけど実力は最強。

カエル嫌いのルイズにはヘビ女はちょうどいいかもしれんし。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 04:02:15 ID:BruDP3f7
ぷぎゅる乙!元ネタ知らんが妙な面白さだ

>>119
これだな
個人的にはDSをクロウ・リード辺りにでも代えれば結構良いバランスだと思う

121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/05/08(木) 01:50:03 ID:hXfkpgfj
完全に避難所向けになるけど、史上最強の弟子ネタでちと思いついた。
ルイズが6の異世界から6人の全く異なるタイプの魔法使いを召喚してその弟子となるってのはどうだろ?

ウォート(ロードス島戦記):古代語魔術。哲学する大賢者の異名を持つ偏屈大魔術師。
古代語魔術の奥義と膨大な知識、戦略的思考をルイズに伝える。

蒼月紫暮(うしおととら):法力。あまりの昼行灯さゆえ、光覇明宗を追放されかけたケンカ百段の異名を持つ法力使い。
法力に根ざした対魔獣戦闘技術を担当。

若カオス(GS美神):魔道科学。西洋魔術と錬金術の申し子の異名を持つ魔道技術の天才。
錬金術を基本に、魔法を効率よく扱う術とそれを応用した様々なマジックアイテムの作成と運用を教える。

チャイルドマン・パウダーフィールド(魔術師オーフェン):音声魔術。
あらゆる魔術戦闘の達人の異名を持つ魔術暗殺者(ソーサレススタッバー)。
音声魔術は流石にルイズには使えないため、主として魔術士に対抗する為の『技術』を教える。

ティア・フラット(スプリガン):ルーン魔術。数十年に渡り命がけの裏の戦いを生き抜いてきており、
裏魔術界の死神の異名を持つ。
紙に書いた簡易魔方陣による幻獣召喚と政治学、経済学を担当。

ダーク・シュナイダー(バスタード):曲者揃いの師匠連中らをまとめ上げる長老であり、
無敵超人の異名を持つ大魔法使い中の大魔法使い。
コントラクト・サーヴァントでルーシェにされた挙句、その状態で散々「犬」と仕込まれた為、
元の姿に戻ってもなんだかんだでルイズには逆らえない体質に。

落ちこぼれ魔法使いルイズが、6人の師匠と類まれなる努力の才能で『史上最強の弟子』と呼ばれるまでの話。
ちなみに師匠たちには「弟子の喧嘩に師匠は手を出さない」というルールがあるため、
基本的にすべてのイベントはルイズ(とその学友達)の実力で切り抜けなければなりません

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 04:38:30 ID:QdPaxTUZ
早朝から小ネタ投下してみたい
初めてだけど。40分に投下します

126 :使い魔の口上:2008/05/27(火) 04:42:40 ID:QdPaxTUZ
かつて、このハルケギニアに全て同じ口上で全ての危機や謀を乗り切った男がいた。
この口上は英雄譚の中でも異質な物として扱われている。
特にトリステインでは現在でもこの英雄の物真似が流行し、ガラの悪い、しかし独特な言い回しが演劇の科白に登場する程に定着した。

「(シエスタは)どこだよ?」
ガラの悪い男が私に質問をしている。平民の様だが、この私の屋敷に乗り込んでおいてタダで済まされるとは思っているのだろうか?
「言えんな」
当然だ。あの平民のメイドは中々の上物だ。
あの魔法学院から、あれやこれやと策を弄してようやく手に入れたのだ。
それを簡単に白状してなるものか。
「知らないんだ?」
だがこの男はニヤニヤと笑いながら二の矢を射掛けてくる。
本当に無礼千万な男だ。
「……知っている」
「どこ?」
何と無礼な奴だ。私が誰かに指図されて動いたとでも思っているのか?
「言えない」
「やっぱり知らないんだ?」
ここで私の中の決定的な何かがキレた。
「知っていると言っているだろう、この平民がぁ!!」
私の怒号を聞いても未だ男は笑うのをやめない。
こんな屈辱は初めてだ、全く度し難い。
「本当だ!知っているのだよ私は!貴族の名にかけて知っていると誓う!!」
「…ウソくせえな?」
尚も言い募る私に、完璧に嘗めきった態度で帰ろうとする男。
まさか、本当に私が知らないと思っているのだろうか?
「ウソではない!今頃屋敷の湯殿で身体を洗っているはずだ!!」
これだけ本当の事を言っても男はニヤニヤ笑いを止めずに…ハッ!!?
バカにした様にヘヘッ、と笑いを漏らすと、男は私を無視してスタスタと扉の方へ歩いていく。
「くっ、ぐううううぅあぁああ〜」
何と言う事だ。こんな子供の様な問答でペラペラと必要の無い事を喋ってしまった。
自分が情けない声を漏らすのがわかる。
「待ちたまえ!!」
だが、男は私を無視して行ってしまう。このままでは彼は帰っては来るまい。
「無視かあっ!?」
はぁ、と溜息をついてこちらを振り向く男。
も、もう許せん、もはや、殺すしかあるまい
「なんだよ?」
「『…なんだよ?』では無いっ!!」
そして、私は杖を手に取り戦闘態勢をとった。
「聞いたからにはここが君の墓場だと言っているんだ!!」

「(土くれのフーケは)どこだよ?」
ガラの悪い男が私に質問をしている。
私がフーケだとは気付かれてはいまいが、ここは適当に答えておかないと。



そして私は杖を手に取り戦闘体勢をとった。
「聞いたからにはここはあんたの墓場だっつってんだよ!!」

「(ワルドの黒幕は)どこだよ?」
ガラの悪い男が私に質問をしている。
私がレコンキスタだと気付かれてはいまいが、ここは適当に



シャドウハーツより、ウルムナフ・ポルテ・ヒュウガを召還
ガラの悪い使い魔、ゼロの破壊神の人とは別人です
ちょっと元ネタに頼りすぎたかなぁ

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 08:26:38 ID:6d4b92xH
投稿図書が閉鎖するらしいぞ!
あそこは最低SS書きのたまり場だったから理想郷とこのスレにもいっぱい来るぞ!
俺もここで書くから応援してくれッ!!


128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 08:33:17 ID:zmfky9Id
スルーで

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 08:36:00 ID:6d4b92xH
スルーしないで!
あそこ閉鎖したらここにもいっぱい来るぞ!

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 08:44:28 ID:1nfT/FqK
>>126
元ネタ知らないけど乙〜。
流行するのかw

131 :名無しさん@お腹いっぱい:2008/05/27(火) 09:07:02 ID:J+EgtloX
投稿図書なんて初めて知ったが、それとこのスレにどんな関係が?

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:09:53 ID:zeK21sci
なんも関係ないな

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:09:58 ID:hlNdQmSC
無いよな
理想郷やNTに流れるだけ

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:14:32 ID:ysp6KGoq
詳しくは知らないが、スパシンやU-1やテンカワ王子やKYOUYAが山盛りいるのか


135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:18:22 ID:phaiQGrC
俺のスコップはボロボロなんだが

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:19:33 ID:zmfky9Id
だから痛々しい厨房の宣伝なんぞスルーしろと

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:20:32 ID:vXMj/mHv
投稿図書じゃなくて風牙亭だろ

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:45:55 ID:SGF3kEbi
いつも思うのですがもう削除されてる以上grandmaとか夜天とかの
>53みたいなのはもう書かなくていいと思う

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:54:35 ID:iyf/W9n8
今のうちに
ネギまのキャラがルイズに〜
って隔離スレたてとくか?w

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 09:58:50 ID:J+EgtloX
突然ですまないが、クロスを書くにあたってこれだけは押さえておくべき事ってある?

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:00:58 ID:zmfky9Id
両方の作品を愛すること

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:01:28 ID:zeK21sci
原作を読む、設定を理解する、つらくなっても逃げ出さない、戦術的後退は可

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:07:36 ID:zHJ3Qe2k
>>140
このスレ限定で言うなら
原作なら最低第一巻を読了(出来れば3巻あたりまで)、
アニメなら第一期13話一通りみておく、

このどちらかを済ませて上でクロス先をしっかりと把握しておく、

それと>>141

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:09:21 ID:SGF3kEbi
まずは書いてみる事、かな
>>141さんと>>142さんの言われてる事を理解しておけば
ちっとやそっとの失敗も糧になる
あとは罵声を受け入れる覚悟を持つ事

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:16:00 ID:ZgqMWVrB
愛だろ、愛。ってことですな。
つまり直江兼続召喚……え、違う?

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:17:59 ID:xxYRbRvQ
>142
戦術的後退とはなんぞや

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:23:45 ID:u3kcnrut
>>146

「私は、まだ登り始めたばかりなのよ。この果てしない虚無の坂を」
ルイズと使い魔の戦いは今はじまったばかりなのだ!

―――未完


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:29:33 ID:TpvgYMBl
放置するくらいなら無理やりにでもオチつけて完結させてほしいよな

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 10:41:51 ID:s4BFdZNW
>>148
どうでもいいことに癇癪をおこさせて
ルイズ「やめろぉぉぉっ!みんな嫌いだ!いなくなれぇぇぇっ!」

  カ  ッ  

宇宙と真っ二つになった惑星と月二つをバックに
完、ですね。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:03:43 ID:nB/NdleX
区切りのいいところまでのプロットを考えておいた方がいいな
召喚シーンから即放置にならないよう

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:04:55 ID:XF+1BH0M
風牙亭って言えば上手い菊池作品とのクロスの投稿者がいたよなあ
確かゼロ魔とのクロスも書いてた筈だ

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:17:47 ID:UDHvNids
「何て醜い動物……。こんな動物を私は護ろうとしていた……。

 ガイアー!!」

ハルケギニアは全てが光に飲み込まれて滅亡した。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:21:39 ID:7KTcWFe6
>>152
     ::|    ,| ヽ
     ::|   ,ノヽ  || 
     ::|  /ヽ ヽ.|| ヽ    
     ::| /ヽ ヽ J.||しヽ、
     ::|-〈ヽ|_  .||   _l_
     ::||ヾ||〈  ̄`i ||/ ̄ i| | 
     ::|.|:::|| `--イ |ヽ-イ:|/
     ::|.ヾ/.::.    .|   ./   
     ::|  ';:::::┌===┐./     
     ::|,,__〉ヾ ヾ二ソ./    
     ::| |.|ゝ:::::::`---´:ト、_ 
     ::| .|.|::::::::::::::::::::::::::|.|  .|.|⌒`ヽ
     ::|  | |::::::::::::::::::::::ノ/  //i   ヽ
     ::|  .| 二二二二,./  .//|ヾ:::::::::)
     ::|  .ヽヽヽ▼/,//  //ノ|、、  ::::〈

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:28:14 ID:u3kcnrut
ジョゼフの虚無の魔法炸裂、極地の氷が溶けたその姿は…

「こ、これはS−1星!」

でバックに完ですね、わかります。

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:38:49 ID:5vrT5oBI
『黄昏色の詠使い』よりネイト君召喚とか。
ネイトの切り札たる夜色名詠は夜色の炎無しには扱えないから普段はデルフの出番多いだろうし、
いざ夜色の炎使わなきゃいけない時は、コルベール先生に頼めばもしかしたら作ってもらえるかもしれないし。

……5巻以降だったらまず間違い無くクルーエルが追いかけてきそうな気がするけど。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:39:40 ID:5bS+8A+Y
>>149
なんか『ぼくはおこった』を思い出した

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 11:52:39 ID:mCdkwWI8
>>94
遅レスだが。
原作でモッカニアが地球防衛軍クラスのでかい蟻を出した描写は無かったね。
戦争に出てきた軍隊を食い尽くすぐらいの量の黒蟻出してたけど。

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 12:26:56 ID:sdxonYVf
>>156
ついカッとなってやったコンビになるわけですね。

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 12:27:01 ID:Ee1vfwLU
蟻スプラッシュ
 肉食黒蟻を飛ばす 相手は死ぬ

蟻ウェイブ
 肉食黒蟻の波に飲み込ませる 相手は死ぬ

蟻ビッグウェイブ
 肉食黒蟻の大津波に飲み込ませる 相手は死ぬ

蟻マウンテン
 肉食黒蟻の山が落ちてくる 相手は死ぬ


160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 12:42:09 ID:zmfky9Id
エターナルフォースブリザード級のネーミングを希望する

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 13:32:57 ID:rE0RNfIi
アルティメットマインエクスプロージョン
詠唱の長さと作者の都合によって、爆発の威力と燃費が変わる。
相手は死ぬ。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 13:50:40 ID:5fzW+tC6
ギャラクシアンエクスプロージョン
発動時に背景が砕け散る星群になる

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 13:54:21 ID:QauCLyS4
グレイテスト・エクリップス
世界が闇に包まれる

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 13:54:22 ID:XVxujl8+
そいえばアイオロス召喚されてたな

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 14:03:01 ID:cviFUncl
ウチキリ
一瞬にして世界全てが消滅
 
ところで、予約がなければ14:10ごろ投下したいと望むものでアリマス
問題あるデスか?

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 14:04:03 ID:cviFUncl
失礼しました

「ゼロの女帝」第七話でアリマス

167 :ゼロの女帝 第七話:2008/05/27(火) 14:11:24 ID:cviFUncl
返答がないので問題無しと判断するものでアリマス


「ふう」
机に向かっていたルイズは一息つこうと、伸びをする。
まるでそれを待っていたかのように耳に届いたノックの音にどうぞ、と返答をする。
「失礼致します」
トレイを手に入ってきたのはメイドのシエスタ。
どこぞのスケベ親父に無理やり身請けされそうになっていたところに割り込み、自分専属としたメイドだ。
今は学園で働いているが自分が学園を出た暁には連れて出て行くことになっている。
「お茶をお持ちしました」
ありがとうとカップを受け取ると、傾ける。
最近東方から入ってきたコオヒイなるお茶で、眠気が覚めるがめっさ苦いので砂糖やシロップを入れて飲む。
「随分いいタイミングね」
「セトさんがこの時間に持っていくといい、と言われたので」
セトかぁ・・・・・・あいつの語るホラ話百万分の一としても、只者じゃないよね。
シエスタを助けるべくスケベ親父の屋敷に怒鳴り込んだ時のことを思い出す。
同じ場面を思い出したらしいシエスタが、語りかけてくる。
「あの時セトさんは一体何を言われたんでしょうね」
伯爵家がうんぬん名誉ある貴族がかんぬんとホザいてるおっさんの耳元に、いつのまにやら
近寄っていたセトがぼそりと囁きかけると、おっさんは真っ青になってシエスタはおろかこれ以上平民を
苦しめる真似はしない、と約束したのだ。
ぶるぶる震えてドゲザすらしかねないおっさんの様に、それ以上何かを言う気にもなれず私は引き下がった。
「ヴァリエール家の家名をちらつかせただけ、といってたけどね」
くい  やっぱ苦い。

とある、豪華な屋敷の豪華な一室。
家の主は一人の女性を迎え入れていた。
ひどく美しい彼女は、しかし杖を持っていない所を見るとどうも平民のようだ。
にもかかわらず主の腰と頭はたいそう低い。
ぱさろ、と大量の文書を彼女に渡す。
「はい、これが今週の分に御座います。
 セトさまがハルケギニアにご構築なさった情報網は、もはや完璧、という言葉では表し切れないほど「伯爵」
 はい!何で御座いましょう!」
「これらの情報を用いた多少のつまみ食いは多少なら大目に見るわ
 でも、多少よ」
「は・ははははははははははいいいいいいい」
後方にジャンプしながらドゲザをするという器用な真似を見せる主。
「ではどの程度なら」などと愚問を向けるような事はしない。
その境界線は、多分己の命で見図る事となるのだろうから。
「ふうん・・・・・・アンリエッタ王女・・・・・・・・ねぇ」


「では授業を始める。
 知ってのとおり、私の二つ名は『疾風』。疾風のギトーだ」
 教室中が、しーんとした雰囲気に包まれる。
 その様子を満足げに見て、ギトーはキュルケを指した。
「最強の系統は知っているかね? ミス・ツェルプストー」
「『虚無』じゃないんですか?」
「伝説の話をしているわけではない。現実的な答えを聞いてるんだ」
「『火』に決まってますわ。ミスタ・ギトー」
 キュルケが不敵な笑みを浮かべる。
「ほほう。どうしてそう思うね?」
「すべてを燃やしつくせるのは、炎と情熱。そうじゃございませんこと?」

168 :ゼロの女帝 第七話:2008/05/27(火) 14:14:40 ID:cviFUncl
「残念ながらそうではない」
 ギトーは腰に差した杖を引き抜くと、言い放った。
「試しに、この私にきみの得意な『火』の魔法をぶつけてきたまえ」
「・・・・・・・・・・・それはもしかして、火の系統に、いえこのツェルプストーに挑戦されているのですか?」
「いや、ただ証明するだけだよ。火など風の前には大したものではないのだ、とね」
そこまで言われて黙っていては『微熱』の二つ名がすたるというもの。
呪文を唱え、精神力を練り、己が生み出しうる最大級の火球を作り出す。
こんな巨大なものを生み出してどうするのか、とか放った後はどうなるのか、とかは考えない。
ただ心渦巻く情熱(この場合は怒り)の命ずるままに炎を・・・・・・放つ!
しかしキュルケの会心の炎も、嫌味ったらしい教師の眼前で停止してしまう。
「わかるかね、諸君。
 風とは攻撃は勿論このように防御においても絶対の能力を発揮するのだ」
その言葉とともに、彼女の炎が彼女自身に跳ね返される。
「ひっ」
己が炎への恐怖に顔を引きつらせたキュルケの眼前で、その炎は扇に受け止められる。
「セ・・・・・・・・セト?」
いつのまにかキュルケの隣に立っていた瀬戸の扇の表面でしばらくのた打ち回っていた炎は、やがて扇に吸い込まれるように消えていく。
「ミスタ、このような行いは感心できませんわね」
その眼光にビビりまくる風使いの教師。
「わ・・・・・・ワタクシはただ風の特せ
「だとしても、アナタは教師でこのコは生徒。
 アナタは大人でこのコは子供。
 アナタは男でこのコは女。
 アナタの、彼女を傷付けかねない行為を正当化する理由にはならないですわよ?」

真っ青になり、一歩二歩後ずさるギトー。
しかしその時、教室の扉がガラッと開き、緊張した顔のミスタ・コルベールが現れた。

尋常ならざる表情に何事か、と皆緊張しただろう。
頭に馬鹿でかいロールした金髪のカツラを乗せ、ローブの胸にはレースの飾りやら刺繍やらが躍っていなければ。
その余りに珍妙な風体に、教室に居る全ての物が手を止め、彼を注目した。
「ミスタ?」
 ギトーが眉をひそめた。
「あややや、ミスタ・ギトー!失礼しますぞ!」
「授業中です」
「おっほん。今日の授業は全て中止であります!」
 睨み付けるギトーを無視して、コルベールは重々しい調子で告げた。
 教室中から歓声が上がる。コルベールは、それを抑える様に両手を振りながら言葉を続けた。
「えー、皆さんにお知らせですぞ」
 もったいぶった調子で、コルベールはのけぞった。のけぞった拍子に、カツラが取れて、ポトリと床に落ちた。
 教室中がくすくす笑いに包まれる。
 タバサがカツラの下から現れたつるつる禿げ頭を指差し、ぽつんと呟いた。
「滑りやすい」
 教室が爆笑に包まれた。
 キュルケがタバサの肩をぽんぽんと叩く。
「あなた、たまに口を開くと、言うわね」
「黙りなさい!ええい!黙りなさいこわっぱどもが」
 コルベールが顔を真っ赤にして大声で怒鳴る。
 あまりのその剣幕に、教室中が静まり返った。

「えーおほん。皆さん、本日はトリステイン魔法学院にとって、よき日であります。始祖ブリミルの降臨祭に並ぶ、めでたい日であります」
 コルベールは横を向くと、後ろ手に手を組んだ。
「恐れ多くも、先の陛下の忘れ形見、我がトリステインがハルケギニアに誇る可憐な一輪の花、アンリエッタ姫殿下が、本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、この魔法学院に行幸なされます。
 したがって、粗相があってはいけません。急な事ですが、今から全力を挙げて、歓迎式典の準備を行います。
 その為に本日の授業は中止。生徒諸君は正装し、門に整列すること」

169 :ゼロの女帝:2008/05/27(火) 14:15:40 ID:cviFUncl
えー、ちと中途半端ではありますが本日はこの辺で

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 14:22:47 ID:Y2Z49Iqs
>>145
だがそれがいい(AAry

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 16:52:13 ID:g7RNGlKj
>>169


>>153
ガイアは地球が生んだウルトラマンだからハルケギニアでは呼ばれても活躍できるのかな?

しかし文明の停滞したハルケギニアなら、宇宙正義に睨まれてグローカーが来るとかはまず無いだろうな。

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:20:01 ID:zShr9G1U
>>143
個人的にはSSを書くための「資料」として原作を読むのは本末転倒だと思うので、
読むならいわゆる「テンプレ展開」でおおよその筋が分かっている3巻あたりまでは飛ばして
4巻・5巻あたりから読んでみて、それでゼロ魔を好きになれそうなら
資料読みする前に最新の14巻まで読んで欲しい。「資料」として読むのはその後で良い。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:35:46 ID:/14uniwz
筋分かってるから読まないって言うのも、割と本末転倒ですよね

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:40:16 ID:D9AfAbHo
読む気も起きない好きでもない作品のSS書くとかも本末転倒

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:44:58 ID:nBIKBkJP
ここの作品群読んで原作&外伝読破するのは本末転倒?

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:45:16 ID:4VcHkKap
原作読んでも筆が進まなかったら七転八倒するしかない

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:47:29 ID:VuYenciv
>>175
全く問題無い。むしろよくぞ参られた。我らの同胞よ

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:54:35 ID:cviFUncl
>>175
わたしは「ヴェイダー卿」→「ジョジョ」→ここ→本編です

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:54:50 ID:mz4wJL/a
そのパターンはあるかもしれないけど、二次創作するなら最低原作本編は読んで楽しむべきだと思う
まあたしかにここで色々な二次創作読んでいるとテンプレ(というのも変だけど)展開と感じるかもしれないけれど
それでも、読んでみると結構意外な描写もあると思うよ

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:04:04 ID:ro82D+W4
>>175
ツカイマグルイ(かつて【ゼロ】使い魔はシグルイ【シグルイ】と言うスレでも掲載されていた)
 ↓
ここ
 ↓
原作購入

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:06:26 ID:rE0RNfIi
ゼロ魔に限らず、ゲームやラノベ、小説や映画も二次創作SSの影響で手に取った事が多い
俺に謝れ。謝れーい。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:13:51 ID:/OU7RjJX
だれかジョゼフ(王)がジョゼフ(ブラスレイター)召喚する話書いてくれねーかなー


183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:21:23 ID:fw/kuh0I
ジョゼフと騙しあいをするジョセフ

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:26:45 ID:4icgw09h
>>183
姉妹スレでお願いします

自分は
ここ→ジョジョ魔→原作の順で読んで、今は原作に夢中
サイトの母親絡みの話が出る度に泣きたくなる始末です

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:27:32 ID:zmfky9Id
二次創作ちょっと読んで気に入ったら原作、
しばらく本編ハマった後に新刊出るまでまた二次創作。

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:28:00 ID:zShr9G1U
>>173
そう?
筋を知ってる部分を延々読み直すのはただの苦行だと思うけどな。
アニメ見てるなら7巻のクライマックスから読めばいいと思うし。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:29:20 ID:gx6lplTc
>>182
やめろよ粘膜接触でも融合体が産まれるんだぞ!?
唇奪われた挙げ句にそれじゃジョセフ涙目過ぎじゃないか

せめて契約相手はイザベラにしてやってくれ


あと何故かテファがリューガを召喚した姿がを連想したんだが……

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:35:36 ID:s4BFdZNW
ああ確かに、才人の母親からしたら「息子を拉致られた上に刺青されて、見知らぬ女の家に嫁ぐと言って帰ってこない」だもんなぁ。
ある程度の事情を知れば半狂乱になって泣き喚いて黄色い救急車だよ。
地球サイドにも幸せな結末を頼むよノボル……

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:39:59 ID:zmfky9Id
母のメールのシーンは泣いたな。
記憶消した後のルイズの姿には別の意味で泣いた。
ギーシュっていい奴だと思う、ほんと。

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:43:14 ID:0Sa8J5e8
2次創作作る上で、オリジナル展開やエンディングはどこまでありなんだろうか。
提督の酒造話は受け入れられてるけど、名前は出さないが悪い例があるからな。

俺は面白くて、作品そのものが死んでなければかなりいいと思うのだけれど。

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:43:15 ID:f2ESKDlf
>地球サイド
もう地球とハルケギニアの往来が自由にできるようになって、
「J○B企画 魅惑の異世界ツアー トリスタニア3泊4日の旅」とかなったらいいんじゃね?

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:45:03 ID:gWymrbQ3
>>189
でもここだとほとんどかませ犬で終わるな>ギーシュ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:49:29 ID:zShr9G1U
>>192
成長するところまで話が進まないもんなぁ。
いっそ「あの作品のキャラがティファニアに召喚されました」とでもして…。

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:51:08 ID:WW7caWXW
ティファニアに記憶消去されて本気で殺意を抱くキャラとかいるかな?

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:52:56 ID:0syAkWBH
>>189
ギーシュがサイトの彫刻彫るところはゼロ魔で一番感動した。
魔法万歳の貴族が、「彼は魔法を使えなかったから」という理由であえて魔法を使わないなんて
最大級の哀悼の意だと思う。ノボルはもっとモンモンの出番を増やすべき。

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:53:31 ID:hcAx8Gmz
復讐者のキャラとか

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:54:35 ID:1XrRm0Z1
ロッキー召喚

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:55:43 ID:zShr9G1U
>>195
> ノボルはもっとモンモンの出番を増やすべき。
初めの頃、

虚無:ルイズ
土:ギーシュ
火:キュルケ
水:モンモランシー
風:タバサ

のゴレンジャーをメインに話が進むんだと思ってた俺が通りますよ。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:56:40 ID:zmfky9Id
>>192
連載が続けば良キャラになる。

>>195
最後の行ワロタ。ああいうお似合いのカップルって読んでていいものだよな。

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:56:56 ID:J+EgtloX
ルイズが惚れ薬飲むとこまで早く進めたいぜ
その暁にはリビドー爆発するやもしれんが

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:57:34 ID:xxYRbRvQ
>171
映画でガイアは早々にエネルギー切れになったりしたから活動限界時間は短くなるはず
というか、映画の設定ならハルケギニアにガイアが来てもしっくりするな

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 18:59:30 ID:nBIKBkJP
>>194
記憶消されたら消したキャラを殺しかねん奴か……何故かからくりの鳴海だの、姉妹スレの管轄だが桜ルート士郎だのが脳裏に浮かんだ。どっちもティファニアみたいな娘に牙剥くような奴じゃないけどな。
……あと、ヤンデレキャラに惚れられてる奴がそのヤンデレの事を忘れさせられたら、テファに殺意を抱くだろーなー。

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:02:29 ID:vsxGNyoO
>>197
スタローンなら是非ランボーを

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:05:12 ID:cjIkOyUV
ワタルとかグランゾートで書いてみようと考えてるんだが、なかなか難しいな。
ところでここ的にはルイズがクロス元の世界に行くのってどうなんだ?

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:07:29 ID:1XrRm0Z1
何も終わってねえ!終わっちゃいねえんだよ!

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:08:08 ID:UDHvNids
>>195
「僕に恥をかかせやがってあの平民め!」と逆恨みしたっておかしくないしね。
素直な奴だから呼ばれた者の弟子になっても違和感ないし。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:08:47 ID:1988CGFD
>>204
基本的に避難所推奨かね。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:09:22 ID:tlaUyXDK
凪宗一郎が呼ばれました

209 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:24:21 ID:kZSXPsOz
こんばんは、毎度失礼します

予約がないようでしたら、19:30から投下したいと思います

道はあいているでしょうか?

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:26:14 ID:jBgnNFB9
>>184 >>188
電王とコラボしても大丈夫なアニメ
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1192875800/128-130

ここに地球側から見たゼロの使い魔があった。
オカンがとても悲惨な状況な状態なのに何も解決してないんで鬱な話になってる。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:29:04 ID:jia7tCFi
>>209
開いてるよー
食後のマーテルうめえ

212 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:29:12 ID:kZSXPsOz
 ガリア領、アーハンブラ城。
 ハルケギニアとエルフ領の境界線上に位置する丘の上の城。城壁は細かい幾何学模様に
彩られている。現在は廃城となっており、軍事拠点としては機能していない。丘の麓にオ
アシスがあり、城下町は交易地として栄えている。
 炎天下の中、無人であるはずの城には沢山の人が立っていた。その中には背が高く耳が
尖った人々も多く見える。
 エルフと人間が争いもせずに同じ場所に集まっていた。
 彼等は巨大な鉄の塊を取り囲み、数名が鉄の塊の上によじ登っている。
 よじ登っていたうちの一人が軽やかに飛び降りて、囲んでいた群衆の中で最も豪華な衣
装をまとった、30歳くらいの美貌と逞しい肉体の男性の前に駆けてきた。
「陛下!遺体と遺留品の回収、全て終了致しました!」
「うむ、ご苦労」
 ガリア王ジョゼフは、目の前に並べられた物を一瞥した。

 今、ジョゼフの目の前には巨大な鉄の塊がある。ただしそれは錆び付き、穴があいて、
あちこちに大きな歪みがある。右側のキャタピラも外れていた。そして穴からは塊の内部
を覗き見る事が出来た。沢山のコンソールとモニター、そして操縦桿やスイッチ類が見え
ている。
 30年前、ヨハネス・シュトラウスが操縦していた装甲輸送車だ。



     第二十一話    神の手



 そしてジョゼフの足下には車内に残されていた物が並んでいた。ほとんどは小型ヴィー
クルに載せ替えられてシュトラウスが持ち去ったため、大した物は残っていない。残され
たそれらも錆び付き、朽ちかけていた。
 その横には砂の中でミイラ化した遺体も並べられていた。全員ハルケギニアの人間と同
じ人種だ。服装は銀河帝国軍人の軍服だが。

 王は群衆の中の一人に声をかけた。
「ビダーシャルよ。確かお前の話では、エルフの死体もあるはずだが?」
 長身のエルフは浮かない顔で振り返る。
「砂漠の地下から引き上げた際、先に回収させてもらった。お前達には必要なかろう」
 ふん、と王はつまらなそうに鼻を鳴らした。

 彼は目の前に並べられた器具の幾つかを手に取り、あちこちを触ってみる。だが、どれ
も何の反応も示さない。
 装甲車を見ると、穴から顔を出した騎士が首を横に振るのが見えた。「やはりダメだ。完
全に壊れているようだ。何の反応もしない」と他の騎士へ叫んでいる。
 ビダーシャルが中を覗き込むと、一人のメイジがあちこちのボタンをカンカン叩いてい
た。しかし、砂の中に30年埋もれていた装甲車は、もはや何の反応も示さなかった。
 だが、反応を示さず幸いだった事は彼等には分からない。何しろ叩かれていたボタンの
一つは装甲車に搭載されたレールガン発射ボタンで、その銃身は折れ曲がっていたから。
 エルフと人間に囲まれた装甲車は、30年の時を経て、既に単なる鉄屑と化していた。

 ビダーシャルはジョゼフの正面に立った。
「これで例の蛮人が遺した品々は全て集まったはずだ。『生存者』の足取りも確認し終えて
ある。お前の要求は全て満たした。交渉の権利を得たと解釈してよろしいか?」
「よかろう。お前の話が真実であると認めよう」

 答えるジョゼフは手にした遺留品をジッと見つめたままだ。新しいオモチャを手にした
子供のように、しきりにあちこりいじくり回している。


213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:30:45 ID:jia7tCFi
二杯目はトワイスアップだ支援

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:31:07 ID:gx6lplTc
>>194
サンダルフォンとか?
なまじ共通点が有るだけにマズイ

殺しはしないだろうけど執念で立ってるブレードとか桃色の幼女を連れた復讐鬼とかはヤバい

215 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:33:12 ID:kZSXPsOz
「…言っておくが、それらが全て動かない事は確認済みだ。引き上げ時に我らエルフが総
掛かりで調べ上げたのだからな」
「ほう。で、どうであった?何か分かったか」
 見上げる王に、ビダーシャルは沈痛な顔で首を横に振る。
「…信じがたい高度な技術、としか言いようがない。理解の範疇を超えた代物だ」
「そう、か…。エルフの技術すら大きく凌駕するとはな。やはり、分かるのは例のヤン・
ウェンリーという男だけか…」
 ビダーシャルは頷いた。暗い顔で。

 ジョゼフはいい加減、目の前のエルフが今にも溜め息をつきそうな程に陰鬱な顔をして
いるのが気になった。
「さっきから気になっているのだが、一体お前は何をそんなに落ち込んでいるのだ?」
 答えるエルフの舌は、まるで鉛の様に重そうだった。
「実は、『シャタイーンの門』の事だ」
「門?…聖地はどうなっているのだ。悪化の一途を辿ってるとのことだったが」
 ビダーシャルの声も、あまりにも重苦しい。

「門が、閉まらないのだ」

「・・・何ぃ!?」
 一瞬、ジョゼフは彼が何を言ったのか理解出来なかった。
「最近は門が開きっぱなしだ。連日連夜、休むことなく何かが飛び出そうとしている」
「何と…では、例の激しい嵐も、か」
「いや、それがそうではない。今までとは異なる、小さな爆発がひたすら延々と続いてい
るのだ。大地の精霊が余裕を持って押さえ込める程度のものだ」
 説明されたジョゼフは首を捻る。果たして門から生じる爆発の頻度と規模の変化が一体
何を現すのか、を。
「…召喚される物が、変化している?」
「恐らく、そうだ。今までは大きいものをたまに召喚していたのが、今は小さな物をひっ
きりなしに召喚しているのだろう」
「何故、そうなるのだ?」
「わからん…。虚無に関する情報が少なすぎることもあるしな。
 ともかく、協力を求めておいて悪いが、我々はすぐに再びネフテスへ戻らねばならん。
諸部族でも連日対応のため会議が開かれているのだ。
 言っておくが、ヤン・ウェンリーという男に軽々しく手を出すな。彼にはいずれ老評議
会からの招待状を届けるだろうからな」
「おっと、それはこちらの台詞だ。下手にお前達に手を出されて、ロマリアに嗅ぎ付けら
れるとやっかいだぞ。トリステインで教会が動くと、余の愛らしい姪だけでは手に余るだ
ろうからな」
「言われるまでもない。では、そろそろ帰らせてもらう。今後の事は会議で諸部族の方針
が決まってから相談させて欲しい」
「そうか。まぁ、ご苦労だったな。また会おう」

 エルフ達はビダーシャルに率いられ、砂漠の中へと消えていった。
 その背を見送る王は、誰にも聞き取れぬ程に小さな声で呟く。
「…暇つぶしに世界を手の平の上に乗せて遊ぼうかと思っていたが、どうやらもっと面白
そうなモノが現れそうだな」
 押し殺した笑い声が砂の中に吸い込まれていく。

 砂漠の中の廃城。朽ちかけた装甲輸送車。
 もはや干からびきった銀河帝国軍人達は、何も答える事はなかった。





216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:33:29 ID:jia7tCFi
ブランデーのつまみはチョコなんかもいいんだよね支援

217 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:36:38 ID:kZSXPsOz
 所変わりトリステイン城のうららかな午後。
 警護の騎士が数名控えるマザリーニの執務室では、ルイズが椅子に座る枢機卿に報告を
していた。
「・・・以上、アルビオンでの調査結果です」
 黙って話を聞き続けていたマザリーニは満足げに深く頷く。
「そうか…ご苦労。皇太子生存の件についてはド・ポワチエ将軍からも同様の調査報告が
示された。また、皇太子が公の場に姿を現さなかった件については君たちと同意見だ」
 やせ細った枢機卿からの評価に、ルイズも緊張から解き放たれると同時に誇らしさで身
体が軽くなるかのようだ。後ろのヤンも、そんな主の姿を嬉しげに見つめていた。


 村人達に手を振られ、セブランの風竜でルイズ一行はタルブを飛び去った。
 学院にロングビルとシエスタを降ろし、荷物を部屋に放り込んだルイズとヤンは、即座
にトリステイン城へ報告に向かった。アルビオン行についての学院長への報告はロングビ
ル、シエスタは学院の仕事をしにいった。ヴァリエール家のメイドになったハズなのだが、
この辺は結構いい加減なものらしい。
 そして早速枢機卿にアルビオン調査報告を行った。内容については先日手紙に記したも
のと変わりはないが。


 一息ついたルイズが、少し躊躇った後に口を開いた。
「あの、差し出がましい事なのですが…皇太子の件、姫さまへは?」
 とたんに、満足げだった枢機卿の顔は苦々しげに変わった。
「伝えずともよい…と言いたい所だったのだが、既に知られている。まったく、小雀達め
が、余計な事を」
 その言葉に、ルイズとヤンも顔を見合わせてしまう。
 二人には、心労の果てにやせ細った枢機卿が、溜息と共に更に細くなった気がした。

 ルイズの手紙は枢機卿とヴァリエール公爵に送ったが、彼等が軽々しく重要情報を口に
するとは思えない。恐らくは慌てて情報収集に走った大使一行、機密を保てはしなかかっ
たろう。
 意に沿わぬ政略結婚を前にしてマリッジブルーに入ってるかもしれない若き姫。その心
を乱すような情報、出来るなら遮断したかった事だろう。

 そしてジロリとルイズを睨んだ。
 枢機卿としてはルイズを恨むのは筋違い承知しているだろうし、睨んでる気は無いのだ
ろうが、やせ細った男の視線を真っ直ぐ向けられると、どうにも眼光鋭く思えてしまう。
「で、その件で姫はミス・ヴァリエールから報告を受けたい…との事だ。
 まぁ、皇太子と直接会ったわけでもないのだし、今の報告以上の事はないだろうが。と
りあえず心安らかに婚儀まで過ごして頂けるよう、姫に会って行かれてはくれまいか?」
「はい!承知致しました!」
 ルイズにしてみれば渡りに船だ。姫から直接王家の秘宝について話を聞けるのだから。
「では、よろしく頼む。時間が良ければすぐにでも」
「もちろんですわ!すぐに姫さまの下へ参ります!」
 というわけで、ルイズは侍女に案内されて執務室を後にした。
 だがヤンは出て行かなかった。

 まるで当然のように部屋に残ったヤンを見て、マザリーニは怪訝な顔をする
「主について行かぬのか?」
 ヤンはコホンと小さく咳払いをする。
「私は平民です。故に、姫殿下のご尊顔を許しもなく拝謁する地位にありません」
「そうか。ではヤンよ、大義であった。学院への…」
 ヤンに退室を命じようとした枢機卿の言葉を、ヤンの小さな咳払いが遮った。
「失礼。猊下、無礼を承知で伺いたい事があるのですが」
「ふむ?よかろう。手短に申してみよ」
 ヤンは恭しく頭を垂れてから、少々演出を交えつつ話を切り出した。


218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:36:56 ID:QgfeRlEf
もしかして向こう側どういう状況かわかってきた?
ついでに支援

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:37:49 ID:jia7tCFi
今飲んでるマーテル開けたら、次はレミーマルタンのXOあたりがいいかな支援

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:38:22 ID:tlaUyXDK
月が二つある場合の天体の動きってさ・・・

二つの月が重なる時に潮汐力が最大?

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:40:06 ID:ro82D+W4
支援

222 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:40:37 ID:kZSXPsOz
「私が召喚され、時が過ぎました。良き主に恵まれ、仕事も友も得ました。帰郷の目処も
立ちません。ゆえに、この国にて一介の平民として暮らそうかと思うのです」
「ほう、そうか。それは目出度い事だ」
 マザリーニは頬を綻ばせた。その表情に裏があるようには見えず、率直にヤンがトリス
テインで生きる事を喜んでいるようだ。
「ただ…この国で生きるには、私には一つ足りない物があるのです」
「足りない物?」
「はい。ハルケギニアの民として、決定的に欠けた物があります。それ無しにはトリステ
イン国民として生きる事が叶いません」
「ほう、それは?」
 ヤンは、持てる最大限の演技力を駆使して仰々しく、かつ簡潔に一言で語った。

「始祖への、信仰」

 その言葉に、マザリーニも威厳をもって答えた。
「なるほど、確かに始祖への信仰心無しにハルケギニアで生きていく事は、暗黒の洞窟を
目隠しで歩くに等しい」
「御意」
 まるで立体TVの役者のような演技を心がけてるヤンだが、どうも自分のやってる安っ
ぽい演技に気付いて嫌気がしてくる。

 祈祷書の情報が欲しい。だが、ルイズが虚無の系統という可能性には気付かれるわけに
はいかない。虚無の系統には安全装置がかけられており、これを解除する鍵が指輪と始祖
の秘宝であることにも。
 ヤンは『始祖への信仰を司る教会の人間であるマザリーニは、虚無も秘宝も全て知って
いる』という可能性は低いと見ている。もしそうなら、ルイズに始祖の秘宝を持たせ、テ
ファのように虚無の系統を使えるようになるかどうか確かめるはずだ。だがルイズには、
そんな記憶は無いとの事だった。過去に試された事をルイズが忘れてるだけかも知れない
が。
 虚無の危険性を正確に知っているため、あえて虚無について黙殺しているという事もあ
りえないわけではない。もしくはルイズは虚無の系統ではなく、本当にただ魔法が失敗し
ているだけと早期に判断した、とも。
 いずれにせよ、ヤンは虚無に言及する事なく祈祷書の情報を引き出す必要がある。その
ためヤンは心にもない始祖への信仰を口にした。
 アンリエッタの方は今頃ルイズが行っているだろうと期待して。


 そんなヤンの企みを知ってか知らずか、かつて教皇の地位をすら争った男は顎に手を当
てて思考を巡らせる。
「そう言う事であれば、学院のある教区担当の司教に紹介状を書いておこう。始祖ブリミ
ルの教義について落ち着いて学ぶと良いだろう」
「いえ、実は教義について、枢機卿より教えを賜りたく思うのです」
「ほう…私から、かね」

 ヤンは胸一杯に大きく息を吸ってから、練習したかのように淀みないセリフを長々と語
り出した。
「無論、身の程を弁えぬ平民の過ぎた望みとは承知しています。
 ですが、『忠誠は報いるところがあってこそ成り立つ』というのも事実です。なれば、ア
ルビオン調査の褒美として、三年前に教皇選出会議から帰国要請すら受けた猊下より、始
祖について教えを賜りたく思うのです。
 無論、猊下はトリステインの為に日々身を粉にしておられる身です。時間が無いのであ
れば、諦める所存です」
 言い終わったヤンは、自分の歯がフワフワと宙に舞っているのではなかろうかと苦笑い
しそうになるのを、必死で我慢した。始祖について時期教皇と黙された人物から話を聞き
たいのは嘘じゃない、と自分を必死で納得させながら。


223 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:43:49 ID:kZSXPsOz
 マザリーニは警護の騎士のうち一人を呼び寄せ、小声で何事かを囁く。それを受けた騎
士は少し考えてから、同じく小声で返答する。
 ほどなくして、騎士がヤンに向き直った。
「喜ぶがよい。猊下はお前のために後の予定を変更してくださるそうだ」
「恐悦至極。感謝の言葉も見つかりません」
 いっそわざとらしいと言えるほど深々と礼をする。話を受けた騎士は予定変更を伝える
ため退室した。

 もともとヤンは士官学校時代の校長から「穏和な表情で辛辣な台詞を吐く」と言われた
人物。ある政治家の愛国的演説で、数万人の聴衆が起立して拍手と歓声の協奏曲を奏でて
いる中、ただ一人黙々と座り続けた事も。
 つまり、腹芸だの面従腹背だのは苦手…というか単純に少し大人げない。処世術はお世
辞にも長けていない。
 そんなヤンの精一杯の演技。自分に自分で嘘をつくくらいしないと、とてもやり遂げら
れそうにないと自覚していた。神への信仰心はおろか、「『こんな面倒臭い運命の糸を学院
に張り巡らさなくても、ルイズを城の宝物庫へ呼び寄せればいいだけだろ!』と、おバカ
のブリミルに文句を言いたい」のが本音なのだから。

 そんな始祖への恨み言は飲み込んで、あくまで始祖の教義について口にした。
「実は、私も始祖について学ぼうとオールド・オスマンに教えを請い、また学院の図書館
で本を漁ったりしました。ですが勉強不足のためか、どうにも始祖の教義について詳細が
分からないのです」
「ほう…さすが向学心旺盛だな。続けたまえ」
 マザリーニは椅子に深く背を預け、ヤンの言葉を待つ。
 祈祷書については、ヤンも学術的な観点のみから語れるので気が楽だ。なので、ヤンは
自分の考えを率直に示した。


 そもそも始祖ブリミルの偉業とその教えは『始祖の祈祷書』に記されているはず。この
ため始祖の教えを学ぶにあたり、まず祈祷書を読む事から考えた。だが、この点からいき
なり躓いた。
 オールド・オスマン曰く、『一冊しかないはずの祈祷書が各地に幾つも存在する。内容は、
それらしいルーン文字を並べ立てただけ、全て紛い物。貴族、司祭、それぞれが本物と主
張するが、内容が一致しない。各地の祈祷書を集めれば図書館が出来る』とのこと。この
ため神官達が様々に教義解釈を導き、各地の寺院や貴族が都合良く治世に利用している。
腐敗の温床とすら言われる。
 この点を批判し、『始祖の祈祷書』の解釈を忠実に行う『実践主義』運動がロマリアの一
司祭から始まった。こうした腐敗寺院の改革を目指す運動を行う人々を総称して、新教徒
と呼ぶ。この改革のうねりは国境を越え、市民や農村部に広まり、教会からは権力や荘園
が取り上げられつつある。
 ちなみに現教皇である聖エイジス三十二世は『新教徒教皇』呼ばれることがある。だが
これは現教皇が各宗派の荘園を大聖堂直轄にしたり、各寺院へ救貧院の設置を義務づけた
り、免税の自由市を作るなど、腐敗一掃と教会改革に積極的なため。教義解釈とは無関係
と思われる。
 実のところ、『実践主義』とか新教徒とは言っても、要約すれば利権の再分配を求めてい
るだけでしかない。目先の利益に汲々としているのは、今の神官や修道士やレコン・キス
タと変わる事はない。
 いずれにせよ祈祷書の記述が不明なので、どの解釈が妥当なのか誰にも分からない。祈
祷書の解釈を忠実に行うべし、と唱える『実践主義』の新教徒にすらも。


「・・・結論として、『始祖の祈祷書』の正しい内容が不明という点が、そもそもの問題と
思われるのです」
 聞いているマザリーニは黙ったまま、何も口を挟まなかった。目も閉じてヤンの話を聞
き続けている。この反応はヤンには意外だった。
 ヤンが口にした内容は教会批判。これを口にしたのがヴァリエール家三女ルイズの使い
魔であり、始祖とは無縁な遙か異国から先月召喚されて、トリステイン王国に有意義な献
策や情報をもたらした人物という事情がなければ、異端審問という名の処刑もあり得ただ
ろう。


224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:45:25 ID:4Tz91Wv1
支援

225 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:47:28 ID:kZSXPsOz
 マザリーニは、ゆっくりと目を、そして口を開いた。
「…トリステイン王家にも『始祖の祈祷書』が伝わっている」
 やった!とヤンは心の中で拳を握りしめた。
「はい。ですが現在はクルデンホルフ大公国へ送られていると聞いています。確かベアト
リス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフ姫殿下が巫女に選ばれたとか」
「その通りだ。…まったく、貴公の聡明さと向学心には恐れ入る。僅か二ヶ月足らずで教
会の暗部と、その根本原因までも見抜くとはな」
「とんでもありません。日々自らの無知を思い知らされ、精進を重ねる毎日です」
 ヤンは深く頭を下げる。

 もっとも、ヤンはもちろん地球におけるキリスト教宗教改革初期の指導者ジャン・カル
ヴァン(Jean Calvin、1509−1564)は知っている。聖書の内容が伝わってるキリスト教で
すら、聖書に立ち返り、教会における権威の所在を「聖書のみ」とし、聖書を正しく解釈
すべきとするマルティン・ルター(Martin Luther、1483-1546)もいる。彼の教えを祖とする
プロテスタントだの、ピューリタン革命(1642-1649、イングランド・スコットランド等で
起きた内戦・革命)だのが起きるのだから、教義の内容が伝わっているかどうかは主たる
問題ではないと理解している。
 結局は祈祷書についての情報を得るための方便でしかない事をヤンは自覚していた。

「そして、貴公の望みは…真の祈祷書であるはずのトリステイン王家に伝わる『始祖の祈
祷書』。そこ記された教義内容の原文を知りたい、という事か?」
「御意」
 頭を垂れたままのヤンを、マザリーニはジッと見つめる。
 そして、ゆっくりと椅子から立ち上がり背を向けた。遠く窓の外に見えるトリスタニア
へ目を向ける。姫の婚儀とパレードに向け準備が進み、既にお祭り騒ぎが始まっている城
下町の喧騒も城の執務室までは届かない。
 しばし、重苦しい沈黙が流れる。
 下げたままの頭を僅かに上げ、チラリと枢機卿を見る。だがやせ細った男は相変わらず
外を見つめたままだ。
 ヤンの腰が痛み出した頃、ようやく返事が帰ってきた。苦々しげな、そして申し訳なさ
そうな声で。

「済まぬが、貴公の願いには応えられそうにない」

 その言葉に、ヤンは別に驚かなかった。幾つかの理由で予想した回答だったから。まず
はそのうちの、主題から外れる理由について述べてみる。
「やはり、下賤な平民ごときが枢機卿から直接教えを賜るなど、恐れ多い…ということで
しょうか?」
「そのような事はない。貴公の働きは報いるに値する。少なくとも私自身は伝えられるな
らば伝えたいと思う」
「ならば、王権の基礎を為す始祖の秘宝ゆえ、軽々しく口の端に乗せるなど憚られる、と
いうことでしょうか?」  
「それもない。祈祷書自体は秘宝だが、その内容を隠す事は始祖の教えを広めるべき教会
の意義に反する。枢機卿という地位にある以上、そのような事はせぬ」
「なれば、何故に?」

 尋ねるヤンの脳裏に残る選択肢は二つ。祈祷書が、真か…それとも、偽か。
 答えを待つ彼に、老人のように髪も髭も白くなってしまった男は、更に老けてしまうか
のごとき深い溜め息をついた。そして僅かに振り返り、警護の騎士達に退室を命じる。騎
士達は一礼して退室した。後に残るのはマザリーニとヤンのみ。


226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:48:57 ID:aikv9a48
支援します

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:49:09 ID:G1uIQDN8
支援させてくだせぇ。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:49:39 ID:0Bu3pew6
まさかの時のロマリア宗教裁判支援

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:50:21 ID:zmfky9Id
こういうやりとりに(;´Д`)ハァハァしてしまう支援

230 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:51:32 ID:kZSXPsOz
 再び窓の外へ向き直ったマザリーニは、諦めたかのように淡々と語った。
「何故なら、貴公に伝えるべき内容が、無いからだ」
 ヤンはゴクリとツバを飲み込み、恐る恐る再び尋ねる。
「それは、他の祈祷書と同じく、それらしいルーン文字を並べ立てただけの紛い物…とい
うことでしょうか?」
「だったら、まだ良かったのだがな…」
「…もしや、白紙…?」
「聡明すぎるのも考え物だな。まったく、その通りだ」
「失礼ながら、インクが6千年の間に消えたとか、偽物とすり替えられたとか、そういう
事は?」
「無い。王家の記録上、最初から白紙なのだ」
 沈痛な面持ちのマザリーニとは対照的に、ヤンは踊り出したい気分だった。

 紛い物を通り越し白紙。それがヤンの求めた答え。トリステインの祈祷書が真たる証。
 ティファニアが虚無の魔法を得たのは、音が鳴らないはずの古ぼけたオルゴールから。
始祖の秘宝自体も虚無の秘密を守るために、一見して鍵とは分からないように偽装してあ
ると見ていた。それが書であれば、書として体裁を為していない、つまり白紙だろうと。
 そしてこれこそが、紛い物の祈祷書が出回る理由でもある。オリジナルがオリジナルに
見えない、誰にも真贋が見分けられない。なら偽物は造り放題。
 加えて、祈祷書の原本が白紙だとしたら、現在の教会の教えは捏造された大嘘というこ
と。教会の権威を傷つけぬように解釈するには、トリステイン王家の祈祷書が偽物とする
しかない。今度は王家の権威に傷が付く。

 だが、ふとヤンの脳裏に今度は疑問が湧いてくる。
 教皇の地位すら得る事の出来たマザリーニ枢機卿の信仰心は、何を拠り所とするのか…

「あまり残念そうに見えないが、全ては予想の範囲内かね?」 
 演技を忘れて推理に没頭していたヤンは慌てて我に返った。
「いえ、滅相もありません。ですが、祈祷書の内容が全く一致を見ない事から、可能性の
一つとして考えてはいました」
「そうか。では貴公は、こう考えたのではないかな?『教会が説く始祖の教えは、全て偽
りか』とな」
「いえ、そのような…」

 やはり、虎の尾を踏んでしまったか、とマザリーニの顔を見たヤン。だが、マザリーニ
は別に何の感情も現してはいなかった。彼の疑問は当然の事であり、それに対する答えは
用意してあるかのように。

「貴公の疑問は当然だ。
 だが、重要なのはトリステインの祈祷書ではないのだ。祈祷書とは始祖の偉業と教えを
記した物だ。つまり、始祖の時代に生きた人が書いた、始祖の御言葉と偉業を記した全て
が本物の『祈祷書』なのだよ。
 白紙なのは残念であり不可解だ。だが始祖の聖遺物であることに変わりはないので、重
大な問題ではないのだ。あまり口外はして欲しくないがな」
「なるほど…」
 ヤンは素直に感心したが、それは始祖の偉大さを実感したからではない。ものは言いよ
うだという点についてだ。第一、記された時期が始祖と同時代でも、内容の真偽が不明な
のは同じだ。

 だが、次の言葉にはヤンも目が点になった。
「そして、教義にも信仰上のさしたる意味はないのだよ」
「教義に、意味がない?」
 マザリーニは深く頷いた。
「何故なら、始祖が我らにもたらした系統魔法こそが、常に我らを守り導くからだ」

 その言葉に、ヤンは一瞬唖然とした。ハルケギニアの宗教は魔法と深く結びついている
事に、今さらながら考えが至った。


231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:54:09 ID:8E2IrARZ


232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:56:06 ID:ro82D+W4
支援

233 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 19:56:18 ID:kZSXPsOz
「・・・つまり、系統魔法という奇跡が常に身近にあり、人々に祝福を授けている。だか
ら始祖の偉大さと人々への加護を知るために、言葉に囚われる必要はない…ということで
しょうか?」
「簡単に言うと、その通りだ。魔法を使えぬ平民の貴公には納得出来ぬ所もあるだろう。
だが、その貴公も魔法の恩恵は受けていよう?」
 水魔法により一命を取り留めたヤンとしては反論しにくい。

 ヤンは祈祷書に関する必要な情報は得たので、それ以上疑問をぶつける事はなかった。
 枢機卿はヤンに、ある司祭への紹介状を手渡してくれた。教会の教義についての細かな
成立の経緯や、解釈の変遷等は彼が詳しいので教えを請うとよい、とのことだった。

 それでも彼の脳裏には抑えの効かない推理と考察が飛び交う。
 ブリミル教はキリスト教のような唯一神信仰の様に見えるが、その真実は魔法そのもの
という自然崇拝に近いのだろうか。だが古代エジプトのアテン信仰やペルシアのゾロアス
ター教、また地球教徒のような純粋な自然崇拝ではないように思える。いや、地球教は信
徒を麻薬で洗脳して自爆攻撃に使用するテロ集団だ。ブリミル教は自然崇拝というより、
科学信仰に近い性格を持つのかも知れない。科学が人間の意思に従って恩恵も災いも等し
くもたらすように、同じく魔法も人間の意思に従って恩恵も災いも等しくもたらす。これ
は人の力が及ばない大自然を崇め恐れる自然崇拝とは大きく性格を異にする。人智の及ば
ぬ絶対的存在である虚無とブリミルを畏怖すると同時に、生活の役に立つ系統魔法への感
謝を忘れない…という事だろうか?単に魔法万能主義の象徴としてブリミルが存在するの
かも知れない。
 どうであれ、ブリミルへの畏怖と魔法の利用価値を統治に都合良く利用しているのは間
違いない。統治そのものの矛盾と腐敗が新教徒という形で噴出しているのか…。

「この辺は研究の価値があるなぁ…いずれじっくり調べてみようかな」
 退室するヤンの呟きは誰にも聞かれる事はなかった。単なる情報収集の素材として口に
したブリミル教だったが、意外に灰色の脳細胞を刺激する題材と気付かされた。


 枢機卿の執務室を出て、警備の騎士からデルフリンガーを受け取ると、アンリエッタと
の話が終わったばかりのルイズがワルドに警護されて戻ってきた。
 小さな主に、ヤンは胸に手を当て大仰にお辞儀する。 
「お疲れ様でございます、お嬢様。姫殿下のご機嫌はいかがでしたか?」
 ルイズも胸を張り澄まし顔で応じる。その手は優雅に窓へと伸ばされた。
「些か気が晴れぬご様子。ですが婚儀の日には、あの空のように晴れ渡る笑顔を下々に示
して下さるでしょう」
 それを横で見ているワルドはクスクス笑い出した。
「君たち、演技過剰だよ」
「今さら気持ちわりーんだよ!二人とも」
 ヤンの背中のデルフリンガーもきつい突っ込みを入れる。照れるヤンとコロコロ朗らか
に笑うルイズ。
 そんな二人を見てるワルドもついつい頬が緩んでしまう。

「二人とも、アルビオンでは中々の活躍だったじゃないか!ウェールズ皇太子生存の情報
は貴重だよ。いや、時間さえあればアルビオンでの話を君たちからじっくり聞きたいね」
「あら、子爵様。私はいつでも構いませんわよ。ねぇ?ヤン」
「ええ、もちろんです」
 二人の返事を聞いたワルドは素直に残念そうな顔をした。
「うーん、すぐにでも話を聞きたいところなんだが、何しろ姫さまの婚儀が近いからね。
元々の姫殿下護衛任務に加えて、式典警護に衛兵の訓練にと、てんてこ舞いなんだ。
 だけど、近いうちに必ずまとまった時間を取るよ。ヤン君とは是非とも天下国家につい
て語り合いたいと思ってたんだ。それに…」

 鷹のように鋭い目が、ルイズに向けて陽気なウィンクをする。


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 19:57:10 ID:ro82D+W4
支援

235 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 20:00:07 ID:kZSXPsOz
「姫殿下の婚儀が済んだら、次は僕らの婚儀だからね」
「そ!そんなワルド様!私は、まだ、そんな…」
 ルイズは頬を染めて俯いてしまう。
「ははは!ゴメンゴメン、別に急ぐ話じゃないよ。公爵とも話をしないといけないしね。
それじゃ、また!」
 城の正門でヴァリエール家のいつもの馬車に乗り込み、ワルドと別れた。




 ヴァリエール家のトリスタニア別邸へ向かう道中、ヤンは枢機卿との話をルイズとデル
フリンガーに語った。
「…というわけで、祈祷書は恐らく本物だよ。あとは指輪だね」
「指輪も大丈夫よ!姫さまが右手薬指に『水のルビー』を着けてらしたの!なんでも、古
くから王家に伝わる秘宝だそうよ!」
「ほほー!おでれーたな!これで、虚無の封印が解除出来るわけだな!?」
 床に置かれた長剣の言葉にヤンは頷く。
「可能性は十分だよ。あとは婚儀の後に適当な理由を付けて借りて試せば良いだけだ」
「やったわ!あぁ〜、早く祈祷書を見たいなぁ〜」
 ルイズは舞い上がらんばかりに大喜びだ。ヤンの手を取ってブンブン上下に振り回し、
勢い余って足下のデルフリンガーがガンガン蹴られる。


 狭い車内で大はしゃぎしていると、馬車が停まった。
 飛び降りてきた御者のヤコブが扉を開けると、二人の目の前には別邸。それを見たとた
んに二人とも、盛大な溜息とともにカクッと肩が落ちた。
 その有様にヤコブも困ってしまう。
「あの、お嬢様…ヤンも、ほら、公爵様が待っておられるんだからよ!」
 せめて公爵の機嫌を取ろうとルイズが買ってきたタルブのヴィンテージワインをヤンが
カゴに入れ、長剣を背負う。二人は判決を受ける被告人のようにトボトボと別邸の門をく
ぐっていった。


「おお!ルイズよ、無事に帰ってきたか!うむ、手紙は読んだぞ!立派な功をあげたでは
ないか!城でもお前のこれまでの働きと合わせ、大変な話題になっていたぞ!
 ウェンリーも、よく娘を守りきってくれた!大義であった、礼を言うぞ!」
 公爵の部屋に入るやいなや、公爵は満面の笑みでルイズを抱きしめて再会を喜んだ。
 二人とも、公爵はすっかり激怒しているものと思っていたので、驚いて言葉がしばらく
出てこなかった。

 ようやく父君の抱擁から解放されたルイズが、目を白黒させながら尋ねる。
「あ、あの、父さま。怒っていたのでは、なかったのですか?」
 今度は尋ねられた公爵が目を白黒させた。
「何?…あ、ああ、無論だ!怒っているとも!まったく、学業もあるというのに何を遊び
回っておるか!任務が終わったのなら早くもどらんか!
 ウェンリー、貴様が付いていながら何たる失態か。今後このような事は無いようにな!」
 慌ててルイズから離れて背筋を伸ばし、二人を叱責する公爵。が、その顔は明らかにニ
ヤけていた。

 ヤンの背で長剣が小声で呟く。
「おでれーたな。どーやらルイズが手柄あげて帰ってきたのが相当嬉しかったらしいぜ。
早く褒めたかったのか」
 二人も慌てて直立不動で公爵のお叱りを受けるが、チラリと横目で互いを見て、クスリ
と笑ってしまった。



236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:00:30 ID:4Tz91Wv1
支援

237 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 20:02:21 ID:kZSXPsOz
 結局その日は二人とも別邸に泊まる事となった。
 晩餐ではルイズから聞かされるアルビオンの旅に公爵は感心しきりだ。特にサウスゴー
タの酒場で聞いた兵士達の話には思うところが多かったようだ。ちなみにヤンは執事らし
く、他の執事やメイド達と共にデルフリンガーを立てかけた壁に控えている。
「そうか…四年前の、モード大公の一件が…」
 神妙な顔のルイズがチラリとヤンを見た。
「ええ…ヤンに言われましたわ。『魔法で戦争は出来ても、政治は出来ない』と。目から鱗
が落ちる思いでした」
「ほう、そうか…ウェンリーよ、そのような事をルイズに言ったのか?」
 問われたヤンは小さく頷く。
 大公は深くゆっくりと頷く。
「そうか…ウェンリーよ」
「はい」
「これからもルイズにお主の知恵を授けてやってくれ」
「御意」
 ヤンは、今度は深々と礼をした。横のメイドや執事からは不審・好奇・嫉妬その他の視
線が向けられる。
 そのやりとりを見たルイズが、ふと呟く。
「お抱え学者みたいね」
「執事より適職であろう」
 公爵は当然のように答えた。
 その後も公爵は愛娘の話に頬が緩みっぱなしだった。




 次の日の早朝、ヤコブの馬車に乗って二人は学院への帰路についていた。
 ヤンは学院までの話のネタにと、ふと気になった事を聞いてみた。
「ところでルイズ、姫様の様子はどうだったんだい?」
「うん、それなんだけど…どうみても憂鬱なご様子だったわねぇ」
 ルイズは宙を見上げながら、姫との謁見の様子を語り出した。


「――以上が、アルビオンでの事です」
「それでは、ウェールズ様には会えなかったのですね?」
「はい。残念ながら」
「そうですか。ご苦労様でした」
 そう言ってルイズの労をねぎらうアンリエッタだが、どこか虚ろな表情をしている。心
ここにあらずといった感じだ。
「あの…姫さま?」
 声をかけられて急に我に返る。
「あ、あら、いやだわ。私とした事が」
 といった姫だが、すぐに再び視線が宙を彷徨い出す。

 さすがにルイズも怪訝そうに姫殿下の顔を覗き込んでしまう。
「…姫さま。もしかして、ウェールズ様とお会いになりたいのですか?」
 とたんにアンリエッタの目が見開かれ、そして寂しげに俯いた。
「今も、愛しておいでなのですね」
 憂いを含んだ青い瞳が、ゆっくりと鳶色の瞳へと向けられる。
「私はトリステインの姫です。好きな相手との結婚など、最初から有り得ないのです。私
がゲルマニアに嫁ぐ事で同盟は結ばれ、トリステインの平和が保たれるのですから。
 第一、私たちが愛を誓い合ったのは、昔の話なのですよ…」
 そう言ってアンリエッタは哀しげに微笑んだ。姫の言葉は、まるで自分に言い聞かせる
かの様だった――



238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:02:58 ID:4Tz91Wv1
支援

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:04:06 ID:zmfky9Id
アンはダメな子支援

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:04:31 ID:8E2IrARZ
だがそれがいい支援

241 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 20:04:35 ID:kZSXPsOz
「・・・というワケなの」
 ヤンは黙ってルイズの話を聞いていた。代わりに床に置かれていたデルフリンガーが口
を開いた。
「ふーん。やっぱ姫さんは政略結婚なんて、したくないわけだ。おまけに皇太子への未練
タラタラなわけかね」
「何て事いうのよ!」
 ルイズはガシャッと長剣を踏んづけた。

「考えてみれば、アンリエッタ姫も不憫だよね…」
 ヤンがようやく口を開いた。
「愛した人に会う事も許されず、政治の道具にされ、好きでもない皇帝の下へと嫁がされ
るんだから。王家の定めとはいえなぁ…」
「確かに、ね。でも、私達のような貴族だって家の為に結婚をするのは当然の事よ。町娘
みたいに気楽な人生は送れないわ」
 ルイズの言葉に、ヤンは頭をボリボリかいてしまう。
「そうだねぇ…貴族制度に自由を奪われるのは平民だけじゃなく、貴族もなんだねぇ」
「へへ、おでれーたな、ヤンよ。おめーにも分からねー事があんだな」
「デル君、そんなの当たり前だよ。知らない事の方が遙かに多いに決まってるさ」
「んで、娘ッコよ。おめーの方はどうなんだ?あのワルドって貴族との婚約だけどよ」

 長剣から話を振られたルイズは目を白黒させてから、頬を染めて顔を伏せる。

「そんな、その…そりゃ、昔は憧れてたわよ。今も素敵だと思うし…でも、すぐに結婚な
んて言われても…今は虚無の事で頭が一杯だし…」
 その言葉に、ヤンもちょっと困った顔だ。
「まぁ、子爵も言ってたけど、公爵に話を聞かないといけないし、まだ学生の身だしね。
ゆっくり考えてからで良いと思うよ」
 そんな話をしつつ、馬車は学院へ向けて進んでいた。





242 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 20:06:00 ID:kZSXPsOz
 お昼前に学院に着くと、馬車を降りたルイズもヤンも、うにゅぅ〜っと伸びをした。
 ルイズが感慨深げに校舎を見上げる。
「ふぅ〜、とにもかくにも、これでアルビオン潜入任務は全て完了よ!」
「そうだねぇ。いやー楽しかったなぁ」
 そんな二人の後ろで荷を降ろし終えたヤコブが手綱を繰り、馬車を方向転換させた。
「それではお嬢様、失礼致します。ヤンも元気でなー!」
「ご苦労でした」「毎回ありがとぉ〜」
 手を振るヤンに見送られ、ヤコブの馬車は去っていった。

 ヤンが大荷物とデルフリンガーを背負ってルイズの後をついていく。
 学院のそこかしこから「おー!久しぶりじゃねーか!」というマルトーの威勢の良い声
や、「あらぁ、ルイズも使い魔さんも、ようやく帰ってきたのねぇ」というキュルケの甘っ
たるい挨拶、「やぁやぁ、二人とも無事で何よりだねぇ。早速アルビオンでの話を聞かせて
くれないか?」というギーシュの声など、二人を出迎える様々な声が響いてきた。




 その日の深夜。
 トリステイン城では、薄い肌着のみを身につけたアンリエッタが、巨大な天蓋付きベッ
ドで眠れぬ夜を過ごすしていた。
 そんな彼女の耳に、コツコツ…と何かを叩く音が届く。
 身体を起こして窓の方を見ると誰もいない。だが、窓に何か紙片が張り付いている。
 ふと気になり、ベッドを降りて窓に寄ってみる。よく見ると、その紙片には短い文章が
書き殴ってあった。
「風吹く…夜、に!?」
 紙片に書かれた文章を読み上げたとたん、王女の目は驚愕のあまり大きく見開かれた。
慌てて窓を開け放ち、窓に張り付いていた紙片を手に取ってみる。

 それは、蝋封に花押が押された手紙だった。 

             第二十一話   神の手   END

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:06:07 ID:4Tz91Wv1
すごい投下量…支援のし甲斐があるってもんだ

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:10:50 ID:zmfky9Id
ふぅ〜、今回もよかったなぁ。素晴らしく乙です!
上でも書いたけどマザリーニとのやりとりの辺りは息を詰めて見入っちゃいましたよ。

245 :ゼロな提督21話:2008/05/27(火) 20:13:51 ID:kZSXPsOz
以上、第21話投下終了です
まじめな話、信仰というのは扱いにくいテーマです

サン=ピエトロ寺院やアンコール=ワットをこの目で見ても、
神の福音より人間の信仰心、というか統治に神の名を利用する権力者の姿しか思い浮かびませんでした
私は多分、根性がひねくれているのでしょう

それを踏まえると、「マザリーニが教皇の地位を蹴ったのは何故か」を考えるだけでも話が作れそうです
書かないけど


ところで、もし続きのSSが長期間投下出来なくなったら、
どこかの自称神の御使いに拉致監禁洗脳されてると思って下さい

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:16:25 ID:7DFA+oO2
投下乙であります!

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:17:53 ID:eS6VAo2b
提督の人乙です

いや〜久しぶりにリアルタイム更新できたな

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:26:08 ID:vsxGNyoO
>統治に神の名を利用する権力者の姿しか思い浮かびません

(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ

>どこかの自称神の御使いに拉致監禁洗脳されてると思って下さい

虚ろな目で「ツンデレ万歳」「貧乳はステータス」とか呟きながら帰ってくるのですね

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:27:21 ID:7DFA+oO2
おっと、間違えて途中で書き込んでしまった
やはりアン様誘拐イベントはありましたか
レコン・キスタもジョゼフが別の事に興味を持った事で原作よりも早く切られそうですね
ジョゼフ絡みで今まであまり出番のなかったタバサも動くかも?
次回も楽しみにしております

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:36:07 ID:zShr9G1U
>>245
提督乙。

> 信仰云々
ちょっと話逸れるけど、
最新刊読んでヤンとブリミルって意外と気が合いそうだと思ったり。

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:40:57 ID:QQIsK/Up
「我らは神の代理人 神罰の地上代行者」な人々に気をつけて下さい
まあ宗教は道徳律でもあるから、統治に利用すればいろいろ便利だけどナー

大体「ブリミル教」自体がキリスト教のパクr

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:43:03 ID:1XrRm0Z1
最近はヤンって聞くとオカマの対戦車兵を思い出しちまって…

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:43:38 ID:f2ESKDlf
世の中には信仰心が高じすぎて旅客機でビルに特攻するやつもいるから気をつけてなー

254 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 20:51:06 ID:7kwwbpEm
こんばんは。
9時ごろに投下したいんですがよろしいでしょうか。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:55:33 ID:VuYenciv
>>254
あの世でお前に支援するぞオルステッドーーーーーッ!!

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 20:58:47 ID:tlaUyXDK
月の自転と公転が等しいから地球の場合はずっと同じ面を向けているわけだが

ハルゲ月の場合はどうなのだろうか?
さぞや壮観な眺めだろうが

見かけの大きさが大きいという事は惑星ハルゲキニアの一日というのは24時間より短かったり長かったりするのだろうか?

257 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:00:29 ID:7kwwbpEm
次の日の朝、魔法学院は蜂の巣を叩いたような大騒ぎになっていた。
宝物庫の外壁には大穴が空いており、その近くには破壊の杖によって無数の穴が空いたゴーレムの残骸が散らばっていたのだから無理もない。
ルイズ達はその場にいた当事者ということもあり、学院長室に呼び出されていた。

「では、突然巨大な土のゴーレムが現れて宝物庫を襲撃したというのですな」
「はい」
「そして、ミス・ヴァリエールが破壊の杖を使ってゴーレムを倒したと……」
「……はい」

学院長室に気まずい空気が流れる。
盗賊に破壊の杖を盗まれなかったのはよかったが、ゴーレムを倒すために破壊の杖を使ったというのは大いに問題があった。
破壊の杖は王宮から厳重に保管するようにと託されたものだ。いくらゴーレムを倒すためとはいえ、破壊の杖を使ったことが王宮に知られれば唯では済まない。

「これは由々しき事態です。このままでは魔法学院の管理責任にまで問題が発展いたします!」
「気軽に破壊の杖を使うなど、一体どういうつもりかねミス・ヴァリエール!」
「君のした行為は、この魔法学院の名誉を大いに傷付けることになるんだぞ!」

教師達は一斉にルイズを非難し始める。ルイズは唇を噛み締めながら俯くことしかできなかった。

「みなさん待ってください。ミス・ヴァリエールのお陰で破壊の杖を盗賊に盗まれずに済んだんですよ」
「そうですぞ。話を聞く限り、盗賊の正体はあの土くれのフーケに違いありません。フーケの手に破壊の杖が渡れば、それこそ一大事ですぞ」

多くの教師がルイズを非難する中、シュヴルーズとコルベールがルイズに助け舟を出す。
当直だったシュヴルーズは破壊の杖を守ってくれたルイズに感謝していたし、コルベールは生徒に責任を負わせるのを由としなかった。

様々な議論が交わされる中、今まで黙っていたオスマンが重い口を開いた。

「破壊の杖の使用は確かに問題がある。じゃが、ミス・ヴァリエールのお陰で破壊の杖をフーケに奪われずに済んだのも事実じゃ」

オスマンはその場にいる全員を見渡しながら言葉を続ける。

「よって、破壊の杖を使用したことは不問とする。王宮にはミス・ヴァリエールがフーケの襲撃を退けたことだけ伝えればよい」
「し、しかし!」
「問題が起こった場合は、学院長であるわしが全ての責任を取る。それならば文句はあるまい」

学院長であるオスマンにここまで言い切られてしまえば、反論できる教師がいるわけもなかった。

258 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:01:20 ID:7kwwbpEm
「ところで、ミス・ロングビルの姿が見当たらんようじゃが」
「あ! オールド・オスマン、実は……」

ルイズがオスマンにフーケの正体を話そうとした時、学院長室の扉が開いた。

「遅れて申し訳ありません。朝から盗賊の足取りを調査していたんですが、時間がかかってしまいました」

学院長室に現れたのは、ルイズが話そうとしたフーケの正体であるロングビルだった。
驚いたルイズは何も言えなくなってしまう。まさか、ロングビルが魔法学院に戻ってくるとは思ってもいなかったのである。

「さすがミス・ロングビル。仕事が速いの」
「ありがとうございます。調査の結果ですが、黒いローブ姿の人影が魔法学院の方角から逃げ去って行くのを多くの農民が目撃しています」
「ふむ。宝物庫の襲撃に失敗したので慌てて逃走したようじゃな」
「ええ、そのようです」

ルイズは淡々と嘘の報告をするロングビルに唖然としていたが、すぐに気を取り直し、オスマンに真実を話そうとする。
その時、ロングビルがルイズの方に顔を向けた。不敵な笑みを浮かべてルイズを見ている姿は余裕すら感じさせる。
その顔を見た時、ルイズは悟った。今、自分がフーケの正体をばらしても信じてもらえないということに。
フーケの顔を見たのはルイズだけであり、破壊の杖の使用でルイズの立場は悪くなっている。
ここでフーケの正体を言い出せば、教師達から反論が来るのは目に見えている。それでは、オスマンが鎮めてくれた場を再び乱すことになる。
そう考えたルイズは黙っていることにした。あとでオスマンにだけ報告しようと思ったのである。

「時に、ミス・ロングビル。その顔はどうしたのかね? 少し腫れているようじゃが」
「これは少しぶつけただけですわ。たいしたことはありません」

これも、もちろん嘘である。本当はルイズに蹴られたせいで顔が赤く腫れていたのだ。

「それはよかった、お大事にの。さて、話はこれでおしまいじゃ。これからフリッグの舞踏会の準備もせにゃならんからの」
「では、王宮に提出する書類はわたくしの方で用意いたしますわ」
「うむ。よろしく頼むぞ、ミス・ロングビル」

話が終わったのを見計らい、教師達が学院長室を退出していく。ルイズ達も出て行こうとすると、ロングビルが話しかけてきた。

「ミス・ヴァリエール。詳しい話を聞きたいので、私の部屋まで来てくれませんか?」
「ここで話をすればいいんじゃないですか」
「オールド・オスマンはフリッグの舞踏会の打ち合わせで忙しいようですし、邪魔になっては悪いですから」

どうやら、どうしてもルイズと二人きりで話がしたいらしい。

「ルイズ様……」
「心配しなくても大丈夫よ。すぐに終わるから」

そう言うとルイズはシエスタ達と別れて、ロングビルの後に続いて歩き始めた。

259 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:02:27 ID:7kwwbpEm
ロングビルはルイズが部屋に入るとすぐに鍵を閉め、ルイズと向かい合った。
ルイズに緊張が走る。ここで自分の口を封じに来るとは思えないが、いざという時のために杖を手に取っておく。

「そう警戒しなくてもいいよ。今すぐあんたをどうこうしようとは思ってないから」
「一体何しに戻ってきたのよ」
「そうだね。この顔の借りを返しにきたと言ったら信じるかい」

そう言われてルイズは身構える。痛々しく腫れている顔を見れば、冗談とも思えなかった。

「本気にしたかい? そんなことで戻ってくるほど私は暇人じゃないよ」
「じゃあどうしてなの?」
「正直に言うとしばらく雲隠れするためだね。最近派手にやりすぎたせいで仕事もやりにくくなってきたし、今回の失敗はちょうどいい機会だよ」
「私がそれを信じると思う」

確かにこのまま学院長の秘書を続けていれば、フーケだと疑われることはないだろう。
しかし、土くれのフーケと呼ばれトリステインを荒らし回った盗賊が、一度の失敗で諦めるとはルイズには思えなかった。
だが、ロングビルは余裕の笑みを浮かべている。まるでルイズが絶対に信じると思っているかのように。

「信じるさ。あんたの大事なメイドが痛い目を見るのは嫌だろう」
「なっ!」
「私の使い魔があのメイドを監視しているのさ。何かあった時はすぐに行動に移れるようにね」

これは嘘である。だが、これでルイズが自分の正体をばらすことはほぼ無いと考えていた。
あのメイドはこの少女にとって大切な存在のはずである。ここで脅しをかけておけば、素直に従うと思っていた。
その考えは当たっていたが、ルイズの反応は予想を上回るものだった。

「シエスタに手を出してみなさい!! 絶対にあなたを許さないわ!!」

そう言ってルイズはロングビルを睨みつける。その時、左手のルーンが光を放つと同時に青白いオーラがルイズの左手を包み込んだ。
手に青白いオーラを溜めて、相手に拳を繰り出す技である「狂狼拳」。
夢の中で武道家だったルイズが接近戦の際に使っていた技だった。

そのルイズの様子を見たロングビルは少し慌てるが、すぐに冷静さを取り戻す。
シエスタに危害を加えなければ、攻撃を受ける心配はないのだから。

「あんたが余計なことをしなければ、あの子が傷付くこともないんだから安心しな」
「くっ!……わかったわ」

どうやらルイズも落ち着いてきたようで、左手も元に戻っていく。

「その内この魔法学院からは消えるつもりだし、それまで仲良くしようじゃないさ」
「……」

もはやルイズは何も言うことができなかった。

260 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:03:21 ID:7kwwbpEm
夜になり、魔法学院ではフリッグの舞踏会が行われていた。
会場では生徒や教師達が華やかな服装に着替え、それぞれ思い思いの舞踏会を楽しんでいた。
キュルケは多くの男子生徒に囲まれ楽しそうに談笑していたし、タバサは用意された豪華な料理を堪能していた。
ギーシュはモンモランシーと優雅なダンスを踊っている。幸せそうにしている二人は、この舞踏会の主役のようだった。

だが、多くの人が楽しんでいるこの場にルイズの姿は無い。

そのころルイズは、いつもの制服姿で使い魔の石像の前に座っていた。隣には部屋から持ってきたデルフリンガーが置かれている。

「ねえ、デルフ。私の選択は正しかったのかしら」
「相棒にとってメイドの娘っ子は大切な存在なんだろう。なら、その選択は間違っちゃいないと俺は思うぜ」

ルイズはデルフリンガーに今日の出来事を全て話していた。自分一人でこの問題を抱えるのは耐えられそうになかったのだ。
ロングビルもインテリジェンスソードに相談するとは思わないだろうとルイズは考えていた。

「ありがと。……もし、私が他人に認められたいとずっと思い続けてたら、シエスタを犠牲にしてでもフーケを捕まえようとしたのかしらね」
「もしもの話だろ。そんなことは考えない方がいいぜ」

幼いころから魔法が使えなかったルイズは、他人と比べられ馬鹿にされ続けてきた。
だが、今は不思議な力のお陰で馬鹿にされることはなくなった。今度は人に避けられるようになったが、今はシエスタが側にいてくれる。
もしこの力が無ければ、みんなに認められようとして無茶な行動を起こしていたかもしれない。

思えば、この使い魔を召喚してから自分はいい方向に向かっているような気がする。
我を忘れてギーシュを殺しかけたこともあったが、この力を自由に使えるようになれば立派な貴族になるのも夢ではないかもしれない。
そうなれば家族も安心するし、幼い頃の唯一の遊び相手だった姫様の力にもなれるかもしれない。
そして何より、ワルド子爵の許婚に相応しい存在になれる。もし、彼に結婚を申し込まれても胸を張って答えられるだろう。
しかし、正直不安もある。この力が何なのかもよくわかっていない自分に、はたして使いこなせるのだろうか。
それにこの力を使っていた夢の中の自分は、全て惨めな最後を迎えている。あれが自分の未来の姿になるかもしれないと思うと背筋に冷たいものが走った。

そんなことを考えながら、ルイズは使い魔の石像を眺めていた。
自分に力をくれたであろう石像は、今日もいつもと変わらぬ姿で立っているだけであった。

261 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:04:14 ID:7kwwbpEm
「ルイズ様。こんな所にいらしたんですね」

呼びかけられたルイズが振り向くと、そこにはシエスタが立っていた。

「舞踏会には参加しないんですか?」
「今日はそんな気分じゃないの」
「そうですか……」

ロングビルの部屋から戻ってきたルイズの様子がおかしいのにシエスタは気付いていた。
だが、舞踏会の準備をしなければならなかったので、その時に詳しい話を聞くことはできなかった。
舞踏会の時にでも話を聞こうと思っていたが、いつまで経っても姿を見せないルイズが心配になり、今まで探し回っていたのである。

「ルイズ様。ミス・ロングビルと何かあったんですか?」
「べ、別に何もないわよ!」
「でも。ミス・ロングビルの部屋から戻ってきてから、少し元気がないように見えますし」

シエスタにロングビルとの関係を知られるわけにはいかない。なんとかこの場を誤魔化す必要があった。

「わ、私は元気よ。そうだ、ダンスの相手をしてくれない。ここまで舞踏会の音楽が聞こえてくるから、ちょうど誰かと踊りたい気分だったのよ」

慌てているルイズは、さっき言ったことと正反対のことを口にしてしまう。だが、突然のダンスの誘いに驚いたシエスタはそのことに気が付かなかった。

「私なんかがルイズ様のお相手をするわけには……」
「私がシエスタと踊りたいんだからいいの。適当に合わせてくれればいいから」

そう言うとルイズは、シエスタの手を取って踊り始めた。最初は戸惑っていたシエスタも徐々にタイミングを合わせていく。
二人の服装はいつもと同じ学生服とメイド服。観客は一本の長剣と一体の石像のみ。
だが、二人はそんなことはまったく気にしないかのようにダンスを楽しんでいた。

「相棒は悩んでるより、そうやって笑ってる方が似合ってるぜ」

そんなデルフリンガーの呟きをよそに、二人だけの舞踏会はいつまでも続いていた。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:04:41 ID:VuYenciv
おマチさん墓穴掘ってるぞー支援

263 :ZERO A EVIL:2008/05/27(火) 21:04:56 ID:7kwwbpEm
以上で投下終了です。
なんとか原作1巻分の内容が終わりました。次回から原作2巻の話になります。

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:06:36 ID:VuYenciv
>>263
乙です!
ルイズ〜それは君が思ってるほど良いものじゃないぞ〜
むしろヤバい代物だぞ〜

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:18:43 ID:i3/Z9HLC
アン様誘拐は原作だと本人反省してるとは
言いがたかったから上手いことヤンに諭して
もらいたいな。

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:26:38 ID:/wjRzxla
うおおおGJ!
俺の頭が腐っているからか、ルイズとシエスタが百合ん百合んな関係に見えて仕方がない。
まぁ百合は大好物なんですがね。

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:26:48 ID:tlaUyXDK
ガンダールヴのルーン発動中は身体能力が上がるのではなく
脳のリミッターとかが外れているだけなので
切れた後に全身の筋肉が悲鳴を上げ、骨が疲労骨折寸前まで行っていると妄想


268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:36:30 ID:7qqsl2nd
最近ゼロな提督の存在知って一気に読んだんだけどおもしろいなぁ〜。
これ読むと逆に原作は、アンリエッタの世間知らずなお姫様ぶりと、ルイズたち貴族のボンボンぶりと、サイトの日本的平和ぼけ高校生ぶりが
あるからこその内容なんだと改めて思ったよ。

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:42:25 ID:O/eMwgeQ
そりゃ基本骨子からして全然違うからな
原作は子供たちが試行錯誤しながら経験を積んで成長していく物語で、提督は分別ある大人が子供を導いていく物語って具合に

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:45:10 ID:nBIKBkJP
提督さんとEVILさんにGJと乙と次回への期待を捧げたい。
どちらもルイズがどう変わっていくのか気になります。

>>266
オーケー、こっちのスレで語り合おうじゃないか同胞
http://www.domo2.net/ri/r.cgi/lesbian/1152509382/

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:46:42 ID:nBIKBkJP
ってアドレスを直に貼るなよ俺の馬鹿!orz

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:56:57 ID:XVxujl8+
いろいろあって百合は忌避するようになったなあ…百合好きな人でもいい人はいるんだろうけど

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 21:59:41 ID:aH810WTE
>>272
なにがあったんだ?

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:01:44 ID:Vw8ArikW
百合っぽいギャグは好きだが、
「世間には認められないけど、でも!」
みたいなガチユリは苦手な俺。

あの誘拐(?)騒ぎって真相は
宮廷の人間にはばれてないんだっけか。
でなけりゃ、間違いなく国政の場からは遠ざけられるよなぁ。

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:03:10 ID:EfkiIP3Y
>>194
姉妹スレの管轄だがF・Fは思い出をいじられたらマジで殺意を抱きそう

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:06:06 ID:eCrMBeu1
そもそも、記憶を消されたら、記憶があることや、その記憶が大切であるということすら……
という気がしてならないんですけど。

277 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:07:14 ID:4zNbYj/T
またまた外伝っぽいのを勢いに任せて書いちまったんですが投下してよろしいか?

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:08:06 ID:Vw8ArikW
ルイズの使い魔となり、ティファの記憶を全て消されたガロード。
……読者が作者に殺意を抱くな。却下。

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:08:32 ID:Vw8ArikW
おっと失礼。進路はクリアーだぜ、ブラザー。

280 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:09:54 ID:4zNbYj/T
「あ〜〜〜あっついなぁもう。最高気温20度だなんて、
 全国ネットで平然とウソこいていい度胸してるね良純も」
「たっ大変だよウサちゃん、Pちゃんがオーバーヒート起こしてるっ」
「えっどっどうしよう。そうだ多摩川に突っ込んで冷やそう!」

 神奈川県川崎市の一角。町の住民には見慣れた光景である。きっと、多分。

「ふう〜〜〜かよ子さんの頼みとは言え、
 こんな暑いのによりによってサンレッドの捜索なんてやってられないね」
「でもヴァンプ将軍も居なくなるなんて、妙な偶然だよね」

 ヴァンプ将軍が謎の光に包まれ失踪して二週間。
 川崎支部の人員を総動員しての捜索は未だ成果は上がらず、本部への連絡も視野に入れている。もちろん県警への捜索届も提出済みだ。
 更にそのさなか、折りしもサンレッドもほぼ同時期より失踪しているとの知らせも入り、
 戦闘員達は複雑な心境で二人の捜索を続けていた。

「あっ、ウサコッツさん、デビルねこさん、Pちゃんさん、お久しぶりです」
「あー平賀君こんにちは…って何でここにいるの?」
「いや、この前ギョウさんの開いた合コン行った時、まだ上司の方が見つからないって聞いたんで。
 なんか責任感じるっていうか…今日明日休みなんで、折角だからお手伝いしようかな、と。
 で、進展とかありました?」
「わざわざ遠出してもらっちゃって悪いけどさ…」
「ぜーんぜん、なーんにも、手掛かりナシ!なんだよね」
「そっすか…」
「別に平賀君が何かしたって事は無いんだから変に負い目なんか感じなくてもいいのに…。
 それにあの二人に限って何かある訳無いよ。いっつも凄い事してるしさ。
 将軍なんてこの前ブロック塀に向かって背面パワーボム仕掛けられてたし」
「だよね」
「……」

 とはいえ折角ここまで来たところでじゃあさよなら、という気にはならないのが平賀才人という少年である。
 三人(匹?)と一緒に多摩川沿いを捜索する事になったのだが…

「うわあぁっっ」
「ねこ君っ、Pちゃんっ」
「な、何だこりゃっ」

 橋の袂、道路の上から窺い知る事は適わない薄暗いその場所は一瞬だけ猛烈な光で照らされたかと思うと、
 それが収まった後にはそこに四人(?)が居た形跡は欠片も残されていなかった。

281 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:11:32 ID:4zNbYj/T
 ……………むちゅうっ
(ん?)
「………」
「…………」
「わーっ!ティファ姉ちゃんがえっちい事してるーっ」
「っぷはっ!?えっ!?何これっ??(むにゅぅ)
 えっ何今のむにゅって痛熱ちゃちt」
「きゃあああーーーーーーーっ!!!!」

 三人(匹?)はテーブルに座り、その正面にはきっと世間一般の常識では美人でプリンちゃんな少女。
 その脇に後ろ手を縛らればつの悪そうな顔で正座させられている少年。
 扉の隙間からは彼よりもずっと幼いであろう少年少女達がそのさまを覗き見ている。
 かわいー、とか。らっきーすけべだー、とか囁きながら。

「えーっとぼくたちは日本国神奈川県川崎市で世界征服をするために活動している秘密結社フロシャイムの」
「ウサちゃん、安易に個人情報を教えちゃだめって将軍が言ってたじゃないか」
「ピーピー」
「あ、あの…ちょっと…足が…げっ限界っ…なんですけど…そろそろ、勘弁、して頂くわけには…」

 ティファニアがサモン・サーヴァントを実行したのにはそれは深い…多摩川よりも深い事情があるのだ。
 いつもの様にごろつきを追っ払いさて昼食の支度でも、というところで目に付いたのが彼らが落としたのであろう呪文書。
 子供達の暇潰しくらいには使えるかも、と持ち帰ったところ、
『姉ちゃんも使えるー?』
 自分に系統魔法の才が無い事は承知してはいたが、
 なればこそ真似事でも子供達に危険が及ぶ事も無いであろう、とふんだのである。
 ところが適当に見繕ったページに書かれた口上を紡いでみれば…

「なんだかマンガみたいだなぁ」
「そのサーモン何とかっていうのは、手当たり次第に異世界の人を呼び出すものなの?」
「いえあの…私もこういうのは初めてなので、見も蓋も無いのですけど、何も分からなくて…
 本当にごめんなさいっ」
「あ、あ、あ、ヤバイ…死ぬ…足痺れて死ぬかも俺……」
「ピーピー」

 平賀才人が解放されたのは、『とりあえずお昼にしましょう』と言ってティファニアが台所に引っ込み、
 その後なだれ込んで来た子供達にアニマルソルジャー共々散々おもちゃ(彼の場合主に痺れきった足を)にされた更に後の事である。

282 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:12:42 ID:4zNbYj/T
「で、ぼくらはどうすればいいんだろう?」
「ヴァンプ将軍を探すどころじゃないよねーこれじゃ」
「らっきーすけべに天誅だーっ」
「ぐわおおっまだ痺れるんだっ触るなっこらっ」
「えと、私の姉が出稼ぎに行っているので、そういうのには私よりも詳しいと思うんです。
 それにその、勝手な事を言ってるとは分かるんですが、子供達もあなた方に随分懐いているようですし、
 だから…」
「かわいーっ」
「ピーッピピピピッ」

 かくて不幸にもハルケギニアへ誘われた、川崎支部が誇る精鋭アニマルソルジャー軍団+αは、
 まだ見ぬその少女の姉が元の世界へ戻る手掛かりをもたらす日が来るまで、
 保育所員の真似事を依頼されたのである。

「ねーサイト。お姉ちゃんのおっぱいどんな感じだったー?」
「おおおおおいきききき君はななななんという事をきき聞いて
 だ大体僕は健全な17歳のまだ高校生でコンビニでヤングアニマル買うのにもちょっと勇気出すような」
「将軍もこの世界に来てるとか無いかなー?」
「…そうなるとサンレッドが来ててもおかしくない事になるよね」

 はたして彼らの邂逅の日は近い。ハルケギニアの運命はいかに。

283 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:13:30 ID:4zNbYj/T
おわり。中途半端なのは理解してるZE!ごめんね!

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:20:58 ID:O/eMwgeQ
乙ー。
幹部の捜索届けを出すなよ悪の組織、そして受理するなよ県警w

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:23:28 ID:QQIsK/Up
>だ大体僕は健全な17歳のまだ高校生でコンビニでヤングアニマル買うのにもちょっと勇気出すような

なんかすごい適切なたとえっぽくて吹いた

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:26:35 ID:bbd5gEx9
投下乙です
やはりタイトル的に考えると、最後はルイズ率いる地域密着型の悪の組織(プラス才人)と
ガリアにいるチンピラ正義の味方の決戦になるんだろうか
ところで才人はガンダールヴ?

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:35:11 ID:pOc4P+tl
>>267
ハーメルンのバイオリン弾きのマリオネット寿命減らないバージョン?w
ハーメルを召喚したらルイズが操られるのが目に浮かぶ
ルイズ「無駄に使わないで私の寿命〜!」

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:40:45 ID:eS6VAo2b
>>286
テファが召喚したなら「記すことさえはばかられる」第四の使い魔じゃないか
どうはばかれるのかは知らんが

>>285
15歳でエロ本買ってた俺は不健全なのか?(しかも○リくらぶ)

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:41:31 ID:EHVe/5Zt
>だ大体僕は健全な17歳のまだ高校生
出会い系サイトに登録しようとしてなかったっけか……

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:43:59 ID:VuYenciv
>>289
何を言ってるのさ。

既に登録してた筈!!

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:44:41 ID:SwsKy7Le
「秘密結社」の方乙!
ところでこの後投稿しても構いませんか?投稿するのは以前三重投稿の件のブツです。
投稿していたサイトの一つが休止することとなり、ここに投稿したいと思いました次第です。
まずいという方が多いのであれば、取りやめますのでご意見よろしくお願いします。

292 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 22:45:33 ID:4zNbYj/T
いやあ実はぜんっぜん先の事考えずに書いてるんですわフヒヒヒ
次あるとするならヴィンダールヴの彼と主が何かやらかしたせいで川崎市中の怪人&戦闘員が法王庁を埋め尽くすというネタでもという感じで

「俺はベルセルクの為に買ってるんだよ!」と周りに言ってたけど勿論ふたりエッチ読んでましたよ読まないわけないでしょうがまったく

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:45:52 ID:aJW79GR/

原作知らないけど、こりゃ面白いや。
続きも活目して待ちます。

だけどこれだけ続くと、もはや小ネタじゃなくて長編では?

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:46:24 ID:aH810WTE
>>291
読んでみないとなんとも言えないんで、とりあえずどうぞ

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:49:55 ID:O/eMwgeQ
>291
心配なら避難所で様子を見ては?
避難所用SS投下スレ6冊目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1205553774/

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:52:04 ID:ZGjin95k
以前三重投稿の件ってのがはっきりしないとなんとも言えず

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:54:30 ID:uiRdIide
>>291
普通の神経なら二重投稿も三重投稿wもしないだろ

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:55:05 ID:CrlRx3qq
gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!
Pちゃんはヤバすぎるだろう乙!
ああ、アルビオン大陸がきのこ雲と共に砕け散るのが見える……

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:55:27 ID:SwsKy7Le
291です。
考えてみれば何書くかも書いてませんでした。すみません……
SRWOGsのキョウスケ・ナンブとアルトアイゼン・リーゼが乱入します。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 22:58:48 ID:aH810WTE
>>299
ここに流れてくるとは思わんかった
せめて避難所にしてな

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:05:22 ID:7kwwbpEm
ここはロボットものはあまり歓迎されないと思いますよ。

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:06:37 ID:uJkt4L6C
アンドロイドやサイボーグは?

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:11:01 ID:5bS+8A+Y
カトレアやタバサママンを治せそうなやつが召喚されるのはどうか、と考えてたら

カトレアが死んで泣き崩れるルイズが無意識に行なったサモンサーヴァントで玩具修理者を召喚。
「これ(カトレア)をどうする? どうしたい?」と尋ねる玩具修理者に
「ちぃ姉さまを直して!」と答えるルイズ。
ただ頼むときにとっさに「(病気で)死なないように」と頼んでしまったので、ちぃ姉さまは不老不死になってしまいましたとさ。
病気のほうは先天的なものだったので治ってない。

という電波を受信した。
こいつならタバサママンも直せるだろうが直し方が……タバサ発狂するかもしれん。
使い魔にするなら『ネフィリム』のヨブとかの方が当たりか。ロリコンだし。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:12:19 ID:sAFID92s
>>303
マダラオオトカゲの生命力をカトレアさんに移植するんですね、わかります

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:13:07 ID:1q9QbxMs
ハンターハンターからネフェルピトーを召喚……
もしかしたらカトレアさんは「なおせる」かもしれない……そう。『直せる』かもしれない……けれど『治せない』かもしれない……
ジャンプ編集部謹製『海苔』乱舞状態になるか?

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:13:46 ID:eS6VAo2b
>>303
>>カトレアやタバサママンを治せそうなやつが召喚されるのはどうか、と考えてたら
まあ王大人も召喚されてるしな

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:16:29 ID:nBIKBkJP
>>303
ヨブは拙い。ヨルムンガンド引っ張ってきてもどーにもなるまいよ。
ただタバサやテファが喚んだら、
最強のロリコン吸血鬼と無口童女な王族や箱入り半エルフな没落令嬢との殺伐としながらも心温まるやりとりが見れるやもしれん。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:17:40 ID:r72AZpTS
なぜか昔ドラクエ4コマで読んだ
「いっそ死ぬのを待って、死んだところをミネアがザオラルすればパデキア取るのが省けるな。」
というのを思い出してしまった。ところでリュカの人戻ってこないかな…。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:24:08 ID:QQIsK/Up
岸和田博士を召喚すれば「どうにかなってしまう」とは思うが
主に悪い意味で

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:24:22 ID:fhE2ckL8
>>303
一瞬、タバサママンがサイバイマンに見えて何事かと思った。

それはそうと、カオスヒーローの人戻ってこないかな…

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:27:56 ID:SwsKy7Le
291です。
ご意見ありがとうございます。
では避難所の方に投稿します。

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:31:35 ID:odC6CHud
メガテン系統の方々の帰還を待ち望む日々・・・。

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:33:45 ID:bE6dC7W5
ゼロのおかあさんの人、戻ってこないかな・・・・・

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:34:06 ID:oMNOpL/3
3スレ位さかのぼっても見つけられなかったんだけど、結局3重投稿ってのは何があったんだ?

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:41:45 ID:1LOalutF
>>312
一瞬メガンテに見えて前の自爆連中の流れを思い出したww

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:42:19 ID:tlaUyXDK
おないい

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:42:19 ID:1LOalutF
おっとsage忘れた

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:43:49 ID:K9thzj2t
あのスパロボのやつは不味いぜ・・・
荒れそうな予感

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:45:30 ID:PV93MAeN
惑星のさみだれから適当に動物を召喚
契約により○○の騎士になるルイズ

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:48:25 ID:5/odPFAW
>>319
カジキマグロ召喚して思いっきり吃驚してもらおう。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:51:18 ID:XGJWGObp
>>283
乙&GJ、タイトルが同じだったので最初の作品に追記の形で載せておきました。
この勢いで連載するようなら目次ページとかナビ作りますがどうしましょうか?

>>311
多重投稿はゼロと怪傑とか前例はあるが本投稿サイト+自サイトでまとめ
見たいな物以外は個人的には辞めて欲しい

というか3重投稿で一箇所閉鎖してもまだ投稿する場所ある状態で
ここに投稿とか言う話になると宣伝目的ではないかと思ってしまうし
それとまとめには一話から全部転載するの?

322 :ぷぎゅるいず:2008/05/27(火) 23:52:16 ID:MsjI27Gr
こんばんわ 今日も不条理SSぷぎゅるいず 午前0時頃から初めてもよろしいですか?

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:56:00 ID:4VcHkKap
>>322
何でか知らないけどこんばんわって流行ってるの?
変な所で「わ」って使われると気持ち悪いのって俺だけなんだろうか

という訳で支援の準備してくる

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:56:06 ID:piiv3wF7
>>311
避難所は
・ゼロ魔キャラが逆召喚される等、微妙に本スレの趣旨と外れてしまう場合。
・エロゲ原作とかエログロだったりする為に本スレに投下しづらい
といった理由で使用するもんだぞ
何でもかんでも避難所に持ち込もうとすんな、本スレ住人も避難所に押し付けんな隔離所じゃねーんだぞ

325 :秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ:2008/05/27(火) 23:56:10 ID:4zNbYj/T
じゃあ、はい、お言葉に甘えまして、目次ページを作ってもらえたらなあ、と思います

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:56:52 ID:i3/Z9HLC
>>303
やっぱブラック・ジャック先生かな。
でもゼロ魔世界の医術に手術って考えあるのかな。
カトレアの腹を開いたら宇宙人を手術した時みたいに
「何やってんのよー!このツギハギー!」とふっとばされるかも。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 23:59:38 ID:i3/Z9HLC
すいません。sage忘れ。

328 :ぷぎゅるいず:2008/05/28(水) 00:02:05 ID:MsjI27Gr
別に流行ってる訳じゃないし正しくは は だから美しい日本語が好きなんでしょうね 不条理SSぷぎゅるいず始まるよー

今日もなんだかんだとルイズとキュルケは『仲良く喧嘩しな』です
「あ、チェコちゃんだ」
「何してるのかしら?」
ずっぽりとチェコちゃんの背中のファスナーからフレイム君が登場です
「「!!」」
さらにフレイム君の背中のファスナーからずぼっとタバサちゃん大登場
((何ソレーーーーーー!!))

ぷぎゅるいず 第4話〜どうでもいい歌手の歌の歌詞にはいちいちつっこむくせに自分がファンの歌手の歌につっこみを入れられるとバーサク状態になる女教師〜

「OH YAH!!マイフレンド マリコヌル 聴いたかい?」
「どうしたんだい?そんなに慌ててレイナール? まるでワイフに逃げられた旦那みたいだぜ」
「オウ・・・SHIT!!俺としたことがクールじゃないじゃないか」
「HAHAHA!!それだったら俺みたいにホットになればいいさ それでいったいどうしたってんだい?」
「そうそう、この魔法学院にあの『土くれのフーケ』が侵入したらしいZE!!後、お前はふとってるからホットなだけだろ」
「OH,イッツ クール!!それは本当かい?」
「ああ、本当さ、宝物庫がぶっ壊れてまるでスクランブルエッグだぜ」
「オーウ なんてこった」
「「「「うっとおしい!!」」」

さて、クラスメイト全員のつっこみが二人に入った所で場所を移してここは校長室
「困った事になったもんじゃあ・・・・・」
頭を抱えて困り果てているのはご存知、エロの申し子 オールド・オスマン
「さりげにその紹介酷くね?」
その隣で険しい顔をしているのはトミノ御大じゃないや・・・・コルベールです
「最近のアニメキャラは・・・・を舐めたいキャラが、って何言わせるんですか!!」
以外とノリがいいコルベールさんとオールド・オスマンですが、他の教師の方々は揃いも揃って鎮痛な面持ちをしています
何故ならば、『土くれのフーケ』が宝物庫を破壊して学院秘蔵の宝物を奪っていったからです
「だれか『破壊の獣』を取り返しにいこうと言う物はおらんのか!!」
とオールド・オスマンが教師達に向かって激を飛ばしますが誰もうなだれるばかり
「まったく、嘆かわしい・・・」
そんな落胆するオスマンに近づくメイドの影が一つ、
「自分で行って下さい」
その時、チェコちゃんの一言で大宇宙の時が止まった

329 :ぷぎゅるいず:2008/05/28(水) 00:03:15 ID:MsjI27Gr
そんな学院から遠く離れた空の上、浮遊大陸アルビオン
うっすらと繁った森の中、一人の女の子がおりました
その耳は普通の人と違って、とんがっています、この女の子の名前はティファニア、
今はまだ面識も何もありませんが世界に4人いる虚無の使い手の一人です
彼女は今、友達が欲しいと言う理由で召喚の儀式を行う最中です
「出てきて下さい お友達」
その言葉と共に、あらわれたのは・・・・・・

「ん?どこだここ?」
白衣を着た、女医さんでした 
「あ、あのー」
恐る恐る声をかけようとして・・・・
「はああああん」
女医に胸を揉みしだかれました
「な、何をするんで・・・はああああん」
今度は耳をペロペロされました

大きい宮殿グラン・トロワ、ジョセフさんは大概、ここにいて悪事を企んでいます
そんな彼の使い魔は・・・・・・
「飯・・・・食え」
「・・・・・・・あの、これ石・・・」
前回、宝物庫を破壊した女性、カナトママです
食卓には前回持って行った宝物庫の残骸が乗ってます
「喰え」
「・・・・・・はい」
泣きながら石を食うジョセフさん そして
「父上も大変だなぁ」
「カァちゃん容赦ねぇからな」
サンタさんが帰っちゃったので新しく召喚した使い魔 カナトちゃんと釘バットのお手入れしながらイザベラ様は父の姿を見守るのでした

「・・・・・あなたは新種のバックベアードかなんかなのですか?」
目の前でふぉおおおおとか言ってる手足の生えた目玉を見て今日も教皇は頭を抱えます
「いったい・・・・なんだろう これ?」
今日も なかいまさひろ は絶好調です

330 :ぷぎゅるいず:2008/05/28(水) 00:04:08 ID:MsjI27Gr
場所は戻って時間が止まった魔法学院
「い、いや、わしは学園長じゃから動くのはちょっとな・・・」
冷や汗を流しながらチェコちゃんを諭すオスマン
「そ、そうですぞ、学園長には学園にいてもらわなくては」
コルベールも再起動して冷や汗をかきながら説得します
そんな時、バンと扉をぶち破って三つの光が
「話は聞かせて貰いました!!この件私たちのお任せ下さい!!」

破壊の爆発!!正義の証!!ルイズ!!
赤い情熱!!炎の微熱!!キュルケ!!
青い疾風・・・氷の刃・・・タバサ・・・・
私達、三人揃って、魔法学院美少女戦隊!!トリステレンジャー!!

「何をしているのですか三人とも・・・・・」
「じゃ、頼んじゃおっかの」
三人の派手な登場とまるでファーストフードのサイドメニューを頼むかのようなオスマンに
コルベールの大切な髪の毛が数本抜け落ちました


神の左手、メイドのチェコちゃん メイドと言う名の究極生命体(アルティメットシング) 
神の右手はなかいまさひろ わさびじょうゆで美味しく頂く
神の頭脳はカナトママ すべて力づくで解決する

そして記することすら憚られる・・・・・・・・・・・・・・エロ保険医

この四人にひきづられて私はこの世界にやってきた 誰か私の名前を聞いて下さい

                      ○○○・ブリミル・○○○・ま○○○○


第5話予告
強大な敵が次々と少女達の目の前に現れては強敵(友)として倒れてゆく その屍と涙の先に彼女たちは何を見るのか?
次回:明日を掴む為に今日を撃て!!に続く

331 :ぷぎゅるいず:2008/05/28(水) 00:04:51 ID:pXUevceI
本日のぷぎゅるいず ここまで 次回 土くれのフーケと戦います

しかし、自分で見てもやりたい放題だ これ

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:05:52 ID:BZXEwPHU
>>325
了解です。

秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ-01
秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ-02

秘密結社ゼロシャイム総統ルイズ 外伝?

みたいに構成する予定ですが外伝も投稿順に
並ぶようにしたほうがよければお申し付けください
管理人様にお願いしてファイル名変更してもらいます

>>331
GJというか支援間に合わなかったOTZ

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:09:19 ID:LqKPI00v
>>331
GJ
やりたいほーだいっぷりにはいつもながら吹く
そしてトミノ・コルベール自重w

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:10:02 ID:dj3V3Wxl
ぷぎゅるは原作もクレージーだったが文章に起こすと更にイカレポンチだな……

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:28:32 ID:+OAcBPQP
トミノ御大つうことは全員死亡フラグが立ったのか?

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:29:15 ID:lqwqEDlz
>○○○・ブリミル・○○○・ま○○○○
哀れだ…w

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:31:29 ID:atFcRh8F
ルイズ「みんな星になってしまえ!」

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:42:29 ID:x8T805B9
>○○○・ブリミル・○○○・ま○○○○
「あたし・ブリミル・メール・まってます」

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:47:05 ID:22V7ihH9
>>320
しかし騎士の動物は騎士にしか見えないという

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:57:38 ID:pRZAn3e5
>>335
つ黄金の秋

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:58:12 ID:5Ptid4OR
291です。返信遅れました。すみません。
ご助言ありがとうございます。やっぱりまずいみたいなので今回も投稿は取り止めます。
お騒がせすみませんでした。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:04:23 ID:atFcRh8F
黒騎士中隊召喚

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:04:42 ID:q1ihVetI
>>341
それは残念。
もし投下されるようでしたら住民一同心よりお待ちしてますよ。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:06:16 ID:zU4BgFeY
>>343
嫌がってるレスが幾つもあるのに住民一同言うなや

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:06:31 ID:dG/iFlWS
14巻読み終わったけど、なんだかんだ言っても原作は面白いな。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:08:10 ID:E/BUm9AA
>>343
いや、その理屈はおかしい

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:11:23 ID:ey8B0NYr
ゼロシャイムの方、GJ。

フロシャイムの怪人ってスペックだけだとホント凄いんだけど…。
(でもレッドにはボコボコ)
連中が続々やってきたら面白そうですね、無論ギャグ的な意味で。

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:17:59 ID:NDxW1a3K
 ふと思い当たった疑問。タバサは母が正気を取り戻したら何をするだろう?
1:母と静かに暮らせる場所を探す
2:父の仇を討つべく決起
3:2と同じだが父に愛されないイザベラと結託

 更に問題なのは召喚された奴がアンデッドとしてではなく生者として死者を蘇生させる能力を持っていた場合。
 父が生き返って親子水入らず、メデタシメデタシ……で済むとは思えないし。むむむ。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:21:46 ID:tet3BjZ8
親父のシャルルは俺的には生き返ったら何とかしてジョゼフと和解しようとする気がする。
「嫁がこんな目にあったのも娘が苦労したのも僕が兄さんの事を何も分かってなかったからだ」とか言う理由で。

じゃなきゃあそこまでジョゼフが歪むとは思えん。

生き返る系ってネフェルピトーとか……ザオリクってどの辺りまで効果あるんだろうね。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:22:26 ID:BoNAJ/h6
というかタバサ母娘の親子丼が出来そうな奴はいないのか
今ならセットできゅいきゅいもついてくるぞ

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:23:56 ID:W2dSnYnn
>>348
取りあえず1が濃厚だと思う。
しかしジョゼフの放った追っ手とかが来たりして、最終的に自分達の安息を守る為にジョゼフを
やっつける方向とか。

後、父親はもう死んでから随分と時間が経ってるからな。
そう言う状況で蘇らせる事が出来るキャラって殆どいない気がする。


352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:26:14 ID:fy8uVONh
実はシャルルこそ全ての元凶!
すべてはやつの掌の上だった!

つうのはどうか?

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:39:13 ID:lxUGUlrc
魔法至上主義のあの世界で「魔法が使えない」国王がどういう扱われ方をされるか
ちょっと想像力を働かせればわかるはずだしな

シャルルって言われてるほど賢く善人だったのか怪しくなってきた

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:41:26 ID:40mq1q29
まさに善人だったから、という気はするけどね。
ほら、負の感情と無縁の浮世離れした感じがあるじゃない。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:42:39 ID:pWN5YAWz
シャルルと聞くとまずラピュタを思い出すw

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:43:47 ID:40mq1q29
シャルルの蘇生なぁ。
SWの10レベルプリーストなら可能(コールゴッド・代償は術者の魂の破滅)。
死者蘇生が結構あるTRPG系でも死んでから日数が経つとどーにもならんのが多いからな。

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:44:08 ID:1WSBZfLH
おねえさま、もっと低く飛ぶのね!きゅいきゅい!

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:44:21 ID:67AxhEdb
>>353
ルイズと変わらん扱いだろう
逆のベクトルに育ったようだが

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:44:35 ID:BoNAJ/h6
というか先代ガリア王も跡継ぎにするぐらいジョゼフのこと認めてたんなら
あそこまで歪んだ性格にならんように躾けとけとも思う
決定的に歪んだのはシャルル殺した後だけどさ

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:48:16 ID:gKYJH7ei
ルーファセルミィなら蘇生出来るな
シャルルが死後幽霊(聖霊)になってる必要があるが。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:49:31 ID:44Vg7yUx
>>352
元凶じゃないけど、実は自分から暗殺するよう持ちかけたってのは、小ネタの薬売りのであったな。
続かないって言ってたけど、是非やって欲しいな。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:50:52 ID:NDxW1a3K
ウィザードリィだとディは無理だろうね。固定化かけられて廟に安置されているようならばできるかもしれないけど。
火葬ならカドルトしかなく、失敗したら即LOST。

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:52:36 ID:ffMJbHO+
DQのザオリク…ドラゴンボール…これぐらいしか思いつかん。

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:54:51 ID:lqwqEDlz
>シャルルが死後幽霊(聖霊)になってる必要があるが。
それを不可能と言わずして何が不可能か。

シャルルは精神的な方面で可哀そうな人だった可能性もあるね。
知能や魔法は人並み以上でも、兄の悩みや王位を巡る周囲の人間関係を理解できなかったとか。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:57:48 ID:ffMJbHO+
あと、日本一系なら無理やりでも蘇生させるのこまらんな。

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:58:22 ID:BoNAJ/h6
多分当人にしてみれば
「魔法くらい出来て当然だからそのうち兄さんも出来るようになるだろ?」くらいの感覚だったんじゃね

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 01:59:58 ID:gKYJH7ei
神崎を呼んでライダーバトルが開催されれば頑張れば願いが叶うな
メガテンシリーズからサマリカーム使える奴ら呼んで蘇生もありか
マントラフルマスター状態の喰奴召喚を考えた
どう考えてもレベルカンストしてるんで蹂躙にしかならなかった
奴らを呼ぶならどのあたりの時期ならちょうどだろう?

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:00:15 ID:nHe6vIZK
ぷぎゅる、乙です!!
始祖はま○○○○でしたか!?wwww
予想だにしなかった・・・・
出だしのキグルミで不覚にも笑ってしまったww

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:04:49 ID:67AxhEdb
シャルルがエレオノールのような性格ならジョゼフはあそこまで歪まなかったということか

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:18:06 ID:kA6txOQL
機械化復活って展開はどうかな?

メカゴジラの逆襲のブラックホール第3惑星人なら死者をサイボーグ化して蘇らせることもできるだろう。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:21:10 ID:atFcRh8F
それって正体がゴキブリの奴だっけ

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:24:09 ID:lxUGUlrc
「この国は僕が統治するんで、無能な兄さんは部屋の隅っこで一生大好きなチェスでもしてればいいよw」と王位簒奪するくらいに
シャルルが悪人だった方がハルケギニアは平和だったのかもしれない

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:27:52 ID:BoNAJ/h6
まあ、それならそれで教皇がやばい事やらかしそうなのが問題だけど

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:29:38 ID:kA6txOQL
>>371
それはガイガンを操っていたハンター星雲人

ブラックホール第3惑星人の正体はサル(ゴリラ)

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 02:59:06 ID:h1jLf5rs
>>343
死ねばいいと思うよ?

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 04:03:38 ID:NfvIA824
「死亡確認!」
これでシャルル復活

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 04:14:48 ID:zRaz2FJ0
スプリガンのソメイヨシノを呼んで口よせ

って考えたけどそこにいく前に宝物庫は軒並み空になってるわな


そいいや武器の天才だわ

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 05:22:38 ID:rbrXnmSi
始めに・・・すまん
シャルルと聞くと若本ボイスのあの方を脳内変換してしまう・・・orz

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 05:37:27 ID:U4qPyi2j
ぶるぅぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 06:28:37 ID:q1ihVetI
>>343
>>375
僕以外にも彼のファンはかなりの数がいる事実を先ず受け止めてください。
この手のSSにありがちな、厨臭さ、説教臭さが微塵も無い。
そこが決定的に本作を面白くしている要因ではないでしょうか。


381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 06:37:52 ID:/p1PE+j1
多重投稿するやつは心根が厨

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 06:44:33 ID:rjX8ZEC0
>>371
某小学生3人組のシリーズ思い出した
バル○ン買ってきて宇宙船の中のゴキを駆除するんだよなぁ

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 06:52:08 ID:p36KVv3O
>>380
投稿サイトがあるんだろ? そこで感想書いてりゃいいだろ
2chはそういうサイトと毛色が違うんだからちゃんと住み分けろ

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 07:07:19 ID:1z+Ym5Q/
片方閉鎖してもここが有るじゃないの
ttp://ncode.syosetu.com/n9954c/
いいかげんウザT・k


385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 07:33:08 ID:S3N9b4hq
「貴女は全てを再現すると聞いたわ。ウェールズ様を蘇らせて」
「承知した──────!」
 彼女は「神の手を持つ女」ゼロ。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 07:39:46 ID:KLGx/t5N
生返るのどうのでメガテンの外伝ラストバイブル2思い出した。
なんか泣けて来た。

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 07:42:37 ID:rU3L9CrM
>380
出来云々は関係ない。
元々別所で多重投稿していて、そのうち一つがなくなるからと新しい場所で多重投稿を始めようとすること自体がおかしい。
まだ投稿場所は残ってるんだからそこで続ければいいだけだろう?
作者にもファンにも何の不都合もないじゃないか。
本来多重投稿はあまり誉められた行為じゃないってことを忘れない方がいい。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 07:58:41 ID:WqjqfFMo
きっと自分を騙った偽者です!って言い始めるw

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:30:58 ID:Hbe5L1ns
おまえら、まともに相手すると思う壺だと思うのよ。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:35:11 ID:rU3L9CrM
多重投稿を条件付で認めるところもあるが、わざわざ注記するということは裏を返せば多重投稿は原則マナー違反ということ。
別サイトに投稿していた物を自サイトに纏めて載せる場合も、普通は投稿先に一言断って許可を得てからやる物だぞ。
投稿先が一次管理している以上、仮に自分が書いた物でもその作品は転載扱いになるから。

あと、その場所に合う合わないって棲み分けがある。
例えば健全ギャグ中心のところに、元ネタが同じだからとガチホモ物持ち込んだら総スカン食らうのはわかるだろ?
そこまで極端じゃなくても、場所が違えば受け入れられる作風も違うわけで。

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:39:06 ID:DMS7YwnB
人物じゃないけど、DQの世界樹の花なら蘇生可能だろうな。
あれは一応魂が現世になくても呼び戻せるらしいから、死後長時間経っていても問題ない。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:40:28 ID:Hbe5L1ns
身体はどんなプロセスで再生するんだろな

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:43:41 ID:rU3L9CrM
普通に考えればまずは骸骨が現れ、それに筋肉や内臓のような付随物が出現、最後に皮膚が再生していくだろうな。時間巻き戻しタイプなら。
それがグロすぎてどうしても嫌なら眩しい光で目が眩んだ後、気がついたら全身が出現してるってことにしとけ。全裸で。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:46:01 ID:CwfpShHP
>>390
> 投稿先が一次管理している以上、仮に自分が書いた物でもその作品は転載扱いになるから。
それはない。
投稿先が著作権を放棄させてるならともかく、普通はそんな投稿サイトないだろ。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:47:15 ID:hB7YQ1js
>>393
まあ、全裸は避け得ないわな
服が体の一部だったら別だが

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 08:49:00 ID:Hbe5L1ns
やっぱ基本はグロかねぇ。
神々しく光ってる中でもグロいプロセス踏んでると妄想するとなんか笑える。

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 09:51:58 ID:+q1fqZEP
まず生首が出現、断面をうじゅるうじゅると蠢かせながら末端へ向かって再生するという可能性も。もちろん全裸で。

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 09:56:51 ID:+q1fqZEP
それか変形合体ロボット風にまず胴体がどすんと出現、そこから手足がジャキーンジャキーンと生えて、最後に頭が飛び出してからカッと目を見開くとか。当然全裸で。

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 09:57:12 ID:558tXb3R
サイバーに全身のワイヤーフレームが現れた後に一瞬で全部復元でいいじゃん。
これも全裸は免れぬが。

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:00:59 ID:Hbe5L1ns
>>398
ちょ、格好よすぎww

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:01:40 ID:X2oTGWvc
>>397
WRYYYYYYYYYYYYYYYYY

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:05:05 ID:3P5E4fOA
頭部は胴体とは別に復元して最後にドッキングだろう、巨大ロボ的に考えて・・・

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:05:37 ID:RKEJwuNM
生首が出現したところでどっかから胴体と手と足が射出される
で、それが磁石の力で合体して完了でいいと思う


404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:06:02 ID:558tXb3R
>>402
そう思ってたら胴体から顔が出てきてしまって、別に復元した頭が余るんですね。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:32:32 ID:cUpnK5ck
グレンラガン最終形態の内部で再生するラゼンガンを思い出してしまったのですよ
「ここはまかせてもらおうかぁ!」

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:36:19 ID:7Z0wM8RJ
>>393
藤原カムイが描いた「旧約聖書」の人類創世のシーンがそんな感じだな。
絵柄のおかげか全然グロくないけど。

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:48:15 ID:Mc0weKvQ
DS版ドラクエ4で世界樹の花を使ったときは光の中で半透明の幽霊が徐々に実体になるような感じだったなぁ。

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:49:25 ID:8pxPk7l6
>>404
サンゴッド乙

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:49:27 ID:CF6rYSg5
おれが死んだら…バンババン
誰が殺るのか!?バンババン
いまに見ていろガリア王国 全滅だ!
はしーれーバンババン
はしーれーバンババン
ビッグきゅいきゅい風邪より疾い
ビルドアップ!バンバンバンバン
ビルドアップ!バンバンバンバン
バラバラババンバンババンババンバンバンバンババンバーン
腕が飛び出すババンバン
頭飛び散るババンバン
魔法の威力だ 王弟シャルル

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:50:05 ID:Rj5Jm+Hb
>>348
タバサが隠遁を望んだとしても
普通は周りがそれを許さなかったりして
神輿にあげられるんだけど
どうなんだろうね。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:51:03 ID:8rNlZ5h0
風じゃなくて風邪かよw

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:54:57 ID:1nSG3g43
そもそもageてまで言うことか

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 10:58:44 ID:3P5E4fOA
東花壇の連中とか、王弟家こそ正統、悪逆な簒奪者の現王から取り戻してさしあげねばって信じ切ってるだろうからなあ
タバサが断ってもそれが無念の死を迎えたシャルル様のご遺志に沿うはずだって

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 11:16:46 ID:ej387YJn
かつぐ神輿がない状態で内乱が成功しても今度は反乱した連中同士で内ゲバがはじまりそうだしな

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 11:18:40 ID:Hbe5L1ns
東花壇全滅シーンはジョゼフの独壇場だったな。
ラスボス格として、ジョゼフと教皇共倒れとかなるんだろうか。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 11:23:53 ID:DMy1LH03
アルベル召喚モノが完成したので十一時半ぐらいに投下しまする。
ゲーム本編クリア後という設定です

417 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:32:12 ID:DMy1LH03
「チッ、何処まで潜ればいいんだ、クソッ……!」

左腕を覆うようなガンドレットを付けた男がそう漏らした。

彼の名はアルベル・ノックス。
アーリグリフ王国が誇る三大騎士団の重騎士団漆黒団長である。
敵味方問わず『歪(いがみ)のアルベル』と言われ恐れられている彼であるが、
星の船襲来以降から彼は少し変化を見せていた。
端から見れば変化した事など気付きもしない変化だが、
彼に近しい人物達から見れば大層な変化だと口を揃えていた。

そんな彼は現在アーリグリフ城地下で発見された遺跡の調査中の任に就いている。
その任務の内容は、行方不明となった調査団である自分の部下達の捜索の為遺跡へ足を運んだのである。
此処に来る経緯は最初は王命で有ったのだが、即刻断った。
彼は非常に面倒事を嫌い、面倒くさそうな"遺跡の調査"という命令は聞く気が毛頭無かった。
だがその後に自分の後見人であるウォルターに体よく丸め込まれ遺跡へと踏み込んだのだ。

何でもウォルターが言うには強力な魔物が居ると言う。
その強い魔物という言葉に彼は食い付いた。
最近は手応えの有る魔物とは遭遇しておらず物足りなかった様で、
彼は大変欲求不満なご様子だった。

その主たる理由はかつての仲間は帰るべき場所へ帰り、
好敵手と認めた相手も行方知らずときた。
そんな中ウォルターの強い魔物の話に飛び付かない訳がなかった。

流石は長年彼の面倒を見てきただけの事はある、彼の扱い方と熟知している様だった。

期待して遺跡の内部へ侵入したが何か物足りない。
かつての旅で仲間と共にした遺跡の類とは違い、全くと言って良い程に魔物が居ない。
シレンの遺跡と呼ばれたあの遺跡で出くわした魔物までとは行かないが、
それなりに強力な魔物が居るのではないかと予測はしていたが拍子抜けだ。
口車に乗せられたのではないか、と考えてるまでもなく見事にハメられた様だ。
彼の脳裏で人を食ったかの様な顔で笑う王と後見人の姿が映る。

「……戻ったらヴォックスの後を追わせてやるか?」

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 11:34:07 ID:cUpnK5ck
全力、全火力を持って支援せよ!


419 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:35:01 ID:DMy1LH03
物騒な事を考えた矢先に明らかに今までとは違う気配を感じた。
気配の主を求めその先に進むと自らを死霊の王と名乗る魔物と遭遇した。

「我は死霊の王、下賎な人間よ命が惜しくば早々と去るがよい」

眼前に現われたのは明らかに獣とは違う瘴気を放つモノ。
それこそウォルターの言っていた強い魔物ではないのだろうか?

死霊の王と名乗る魔物に対し彼は怯える事なく、寧ろその貌は愉悦を含んだ笑顔であった。

「てめぇか?この遺跡に巣くってやがる奴は」

その瘴気に臆する事無く彼は腰に下げているカタナに手を掛ける。

「如何にも、我はこの地を統べる者。我が領地に後から人間が城を築いたに過ぎん」

「は、抜かせ。死ぬ前に一つ聞いておいてやる。此処に入り込んだ人間はどうした?」

昂ぶる闘気を押さえ込み此処に来た目的を思い出した。
今回の任務は行方不明となった調査団の捜索だ。
今の今まで調査団の痕跡も魔物も見付からなかった事を考えると、
目の前にいる魔物が何かしら絡んでいる可能性は高い。

「ふむ、良かろう貴様の冥土の土産に教えてやろう。そら」

死霊の王が右手を掲げると死霊の王の前に呻く様な声が聞こえた。
その声と共にかつては"人間"だったモノが魔法陣より生み出される。

彼の目の前に生み出された異形のモノには見覚えが有った。
見覚えが有るのは当然だ、目の前に居る喚びだされたモノが身に付けている鎧、
それは、自分の部下達が纏っていた鎧と同じ物なのだから。

「貴様ッ……!」

「察しが良いな人間。左様、我が領地を犯した罪だ。我が手駒となり永遠に我が僕とした」

420 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:36:44 ID:DMy1LH03
その言葉を聞いた瞬間に彼は死霊の王へと斬りかかっていた。
だが、その一撃をかつて部下達で有ったモノを盾にする事で
何事も無かったかの様に死霊の王は一笑する。
一方盾にされたかつての部下は袈裟懸けに切り裂かれ咆吼を上げ消滅した。

「チッ……!」

消滅する寸前の部下だったモノの断末魔が耳から離れない様で、
苦悶の表情を浮かべて彼は後ろへ飛び退いた。

「その程度か人間よ。やはり同族を手に掛けるのは躊躇うか?安心しろ
今に貴様も我が僕に加えてやろう」

見下す様な……否、明らかに見下した言葉に対して彼は、

「言いたい事はそれだけか?」

「何だと?」

「言いたい事はそれだけか、と聞いたんだよ阿呆」

そして燃えさかる炎の様な瞳で死霊の王を睨み付け、
挑発するかの様に笑みを浮かべる。
それを見た死霊の王は、

「人間風情が、死して後悔するがいい!」

死霊の王は何時の間にか手にした剣を薙いだ瞬間地獄の業火にも似た炎が彼に襲いかかる。
自らを愚弄した罪だと言わんばかりに放たれた炎は彼を焼き尽くしたかに見えたが…

「阿呆が遅すぎるんだよ!」

そう彼の声が聞こえたと思えば、彼のカタナが弧を描き死霊の王へと襲いかかる。
そして一時の間の後に地獄の業火で焼かれた彼の断末魔が響く筈だったが、
断末魔の咆吼は彼ではなく死霊の王のものだった。

421 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:38:18 ID:DMy1LH03
「馬鹿な……」

そこには胴を横一文字で分断された死霊の王が、
その貌は信じられないモノを見るかの様な貌であった。

「馬鹿な……この我が人間風情に……」

「阿呆が、その程度で俺に勝てると思っていたのか?」

口の端を吊り上げ皮肉げな笑みを浮かべる彼の足下には両断されても尚蠢く死霊の王が居た。

「楽に死ねるともうな?俺の部下に手を出したんだ、精々苦しんで――」

そう言い放つとカタナと左腕のガンドレットを大上段に構え……
死霊の王へ無慈悲に振り下ろした。
飛び散る鮮血と共に死霊の王は絶命し、
それに呼応するかの様にかつての部下達も風化した土人形の様に崩れていった。

死ぬ事の許されなかった部下達は、死霊の王の呪いから解放され、やっと天へ昇る事が出来たのだ。
消えゆく部下達は「ありがとうございます、隊長……」
と彼に言い残し光と共に消えてしまった。

「チッ、阿呆が無駄死にしやがって……」

土に還った部下達に何もしてやれなかった自分に苛立ちを隠せない彼は
自分しか居ない地下の遺跡でそう呟いた。
その言葉は遺跡の中で反響し自らを咎める様でもあった。

調査隊行方不明の原因はたった今始末した。
後はその旨を王へ報告するべく元来た道を戻るだけである。
だが、生存者ゼロと言う数字は覆せる物では無く、
どう報告したものか頭を痛めながら思案しているその先には、

422 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:39:57 ID:DMy1LH03
「あ?」

此方に来た時には無かった筈の不思議な鏡が道を塞いでいた。

この階に降りてきてからは一本道だった筈。
一本道故に道を間違える訳もない、ではこの鏡は何なのだろう?
罠か、と思ったが馬鹿馬鹿しくて止めた。
あのFD世界とか言う場所なら分からなくも無いがこんな場所だ。

だが、万が一という事も有る。
試しに鏡を覗き込んでみると当然自分の姿が映る、鏡なのだから然るべきで有る。
壊してしまおうとも考えたが自分の姿が映ったままの鏡を壊すのも気分が悪い。
かと言ってこの鏡をどうにかしなければ戻る事すらままならない。

その後も押したり引いてみたがピクリとも動かない。
まるで其処に固定されているかの様に微動だにしなかった。

もう壊すしか方法が無いと思い至ったその時突然鏡が光りだした。

「クソッ……!」

やはり罠か、飛び退こうとするが気付いた処でもう遅い。
彼は光る鏡に飲み込まれ姿を消した。
そして、彼を飲み込んだ光る鏡はその役目を終えたのか、
一瞬の瞬きと共に消え去った。

この瞬間アーリグリフより一人の男が姿を消した。


423 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:41:31 ID:DMy1LH03
彼が消える数分前の事…

此処はハルゲニアのトリスティン魔法学院

学院の広場で一人の少女のサモン・サーヴァントの行使により起きた爆発と、
その爆発によって巻き上げられた土煙で周りが全く見えなくなってしまった。

幾分かしてその土煙も収まり、その爆発の中心と思われる場所には
土埃まみれとなった一人の少女が立っていた。

彼女の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
通称ゼロのルイズは春に行われる使い魔召喚の儀で今日幾度目かの失敗をしたのだ。

土煙が晴れると次は彼女の周りに居る同じ年頃の子供達は生徒達であろうか?
周りにいる少年少女達からはあからさまに馬鹿にした声が聞こえて来る。
その言葉の中に"ゼロ"と言う単語が端々に聞こえる。

その言葉を無視するかの様に彼女は教師であるコルベールに向かって

「ミスタ・コルベール!もう一度やらせて下さい!」

「だがねミス・ヴァリエール。君は今日だけで何度失敗していると思っているんだい?」

コルベールの言った事は尤もである。
それに応じる様に周りの生徒達も頷いた。

失敗して何も起こらないならまだしも失敗する度に爆発されては堪らない。
それも今日で何度目か数える事すら嫌になる程爆発すれば今すぐ止めて貰いたいところだ。

「お願いします!今度こそ、今度こそ成功させますから!」

彼女の必死の懇願、それを見たコルベールは、


424 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:43:21 ID:DMy1LH03
「分かった。それでは次で最後にしよう。次で失敗すれば分かっているね?」

「はいっ!」

コルベールの言葉に彼女の顔に再び活力が戻り手にした杖を天に掲げる。
一方周りに居た他の生徒達からは非難囂々であった。殺す気か!とも聞こえてきたが、
彼女の耳には届いていない。

彼女の中に有るのは、一度有れば十分だ、その一度で誰もが驚く使い魔を召喚する。
という思惑だけで周りの迷惑など何処へやらだ。

「そうよ、私はいっぱい勉強もしたし努力もした……だから!」

掲げた杖に魔力を込めコモン・サーヴァントの呪文を口にしたが……

その瞬間また大爆発した。

爆発の瞬間彼女の脳裏に失敗の二文字が浮かんだ。

使い魔の召喚を悉く失敗した上に進級も出来ないとなると最早手の打ちようがない。
こんな事がヴァリエール家に知られようものなら想像するだけでも恐ろしい事になる。
また周りの生徒達が何か言っている様だが彼女は今それどころではないのである。

コルベールは最後だと言っていたし、彼女もそれを認めた。
故に今年の彼女の使い魔召喚の儀は終わり。
彼女は使い魔を召喚する事が出来なかったのだ。

だが、このコモン・サーヴァントは失敗ではなかった。

呆然と立ち尽くす彼女はまだ気が付いていない、勿論周りに居る生徒達も気付いてはないだろう。
なにせ爆発により舞い上がる土煙により何も見えないのだから。

ほどなくして土煙も薄れていき、この爆発の張本人である今だ茫然自失しているルイズと……

見た事のない奇抜な格好をした人間が立っていた。

425 :歪(いがみ)の使い魔 01:2008/05/28(水) 11:48:17 ID:DMy1LH03
第一話と呼んで良いか分かりませんが、これで終了です。
戦闘描写が曖昧なのは後の楽しみという事にしておいて下さい。

今更だが、クリムゾン・ヘイトはどうしよう。
持ってるんだよね彼。


426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 11:58:15 ID:Tuue7XvA
>>385
違うゼロ混ざってないかw

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:14:09 ID:m1/HC6t6
シャルル蘇生で思いついたが、タバサかルイズが『猿の手』を召喚
半端ない欝展開になるのは間違いない
ちなみにどういうモンかというと三つの願いを叶えてくれるが、斜め上の方向に突っ走ってくれる呪いのアイテム
金が欲しい→息子が事故死して保険金が手に入る
息子を生き返らせる→墓場から戻ってくる(ゾンビになってんのかどうかは姿が出てきてないので不明だが)
最後は「息子を中に入れないでくれ!」と叫んで終わり

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:18:24 ID:5b8sYego
>>378
オォォォルハイルブリタァァァニァァァ

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:28:58 ID:3P5E4fOA
BADENDじゃないのってアウターゾーンって漫画で無欲な古本屋の主人が手に入れたエピソードくらいしか知らないな>猿の手

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:36:38 ID:VsAqB3Mj
過ぎた欲は身を滅ぼしますよ、って話を象徴するアイテムだからな。

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:40:02 ID:Zpvxjr0S
>>415
どうもジョゼフもヴィットーリオもラスボスにはなりそうも無い気がする
ただジョゼフはタバサの境遇元ネタにかのクシャナ殿下がある様子なので
死の間際に和解はしそうだ
ヴィットーリオはアニエスとコルベールに救われそうな気がする


432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:03:35 ID:ySpSxW3Q
ルイズが金色に輝く虫を召喚
人語を喋る虫は自らをGOGと名乗り、ルイズに悪と戦うよう説得するわけですな
ハルゲニアを護る天然戦士として


433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:09:01 ID:lWbiCTl4
ゴッグ?

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:09:47 ID:2hyt2qJ6
      __
    i<´   }\   , - 、
   ヽ.._\./  .ンく r-兮、 __
    ∠`ヽ.! /   ヾニEヲぐ ,ゝ->     さすがゴッグだ。
   /_`シ'K-───‐-、l∠ イ       ハルケギニアに召喚されても
   l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤      何ともないぜ
.    l'___|⌒ヾ''ー==、ーr='イ i二|
   / .」   i   /./7r‐く  lー!
.   f.  ヽ‐i人.∠'<   _i. l,.-ゝ.
    トiヘヘ「ト〈      `X  トレi7__|
   〉ト:トハj`! i.    /  トー┤lルj,リ
  /‐+----+‐l    iー--i---ヾ'〃
.  l_i____i__|   |___i,__i_|


435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:13:03 ID:3vaJu9sH
ルイズ「ミ…ミ…ミ」

436 :名無しさん@お腹いっぱい。名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:28:51 ID:hB7YQ1js
天然戦士Gって事は、前半ギャグで後半シリアスになるわけか

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:32:19 ID:QR6Wu+AN
>>363
亀すぎるが誰も突っ込んでいないようなので。
DBも、死亡して1年経つと死者蘇生は出来なくなったはず。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 13:45:57 ID:Hbe5L1ns
>>431
ふーむ、そういう解釈もあるのか

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 14:28:16 ID:gEQ6qnS5
>>425

しかしあのプリン頭の剣士がルイズに従うかどうか・・

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 14:59:39 ID:92oIu6OM
>>385
まさかこのスレでセニョール・ゼロが来るとは思わなかった─────ッ

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 15:07:11 ID:VvwLsFhY
>>437
あれ?
それって地球のDBで、ナメック星DBは、無期限じゃなかったけ?
あと、デンデが神になってからDBの性能も上がったはず。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 15:11:56 ID:2hyt2qJ6
神の手をもち、あらゆる美術品を再現する「ゼロ」
伝説の怪盗、フラッシュハンドの相棒「ゼロ」
時を渡り歴史を改竄する「ゼロ」

最後のは小ネタを考えたんだが、原作が出てこず。
前に部屋を片した時に捨てちまったかねぇ……。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 15:21:01 ID:ebM0UWFN
>>393
しゃべくる混沌御用達な時計を思い出した

後は武装練金の戦部とか

444 :タイトル無し(0/3):2008/05/28(水) 15:40:41 ID:85u7BTku
投下予告

蒼天版曹操召喚の続きを書きました。
前言を撤回して投下しても良いよね。
答えは聞いてない。

4時になったら投下します。

理由
1・書きたいネタが思い浮かんだ。
2・いつまで経ってもwikiに掲載されないのが悲しかった。


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 15:52:24 ID:LqKPI00v
>>431
 最後は『シャイターンの門』の中で“門の主”とルイズが対決するわけだな。
「サイト、私達にかまわないで。ここへありったけの砲弾をぶち込んで!」
 みたいな。
 あと、ジョゼフがそれを見て「気に入ったぞ。お前は破壊と慈悲の混沌だ。ハハハ、もっと前に会いたかったぞ!」 と言ったり、
ガリアはシャルロットが代王として生涯を過ごしてから、王を持たぬ国になったりするのか。

446 :タイトル無し(1/3):2008/05/28(水) 16:02:01 ID:85u7BTku

『非情であろうと、邪であろうと、どんな不逞の輩であろうと、どれほどの不仁不孝であろうとかまわない。
 ただ才のみを挙げよ。ただ才があれば用いる』

まだ、一般公開されてはいない。
だがこの文言をそのまま布告すれば、おそらくトリステインを根底から覆しかねない大激震が起こるであろう。
ルイズにはその光景が鮮明に想像できた。
「医はとことん行くぞ」
心労の元凶は実に子供っぽく笑いながら喋り続けていた。
学生の時の自分だったらどう思っていただろうか……そう彼女は考えた。
貴族を馬鹿にするなと言って怒っただろうか? 理想の世界を夢見て賛同しただろうか?
あるいはソウソウの言葉を戯言だと断じて耳を貸さないかもしれない。
どれも今の自分には不可能な事だ。
貴族のために怒れるほど、今の自分は貴族が好きではない。
理想の世界を語るには、今の自分は国の実情を知りすぎた。
戯言だと断じるには、今の自分はソウソウを知りすぎてしまった。
では、今の自分はどうすれば良いのだろうか?


447 :タイトル無し(1/3):2008/05/28(水) 16:03:57 ID:85u7BTku
「メイジ頼み秘薬頼みでは莫大な金がかかる上に治療できる数が限られるからな。
 それよりもこれからは後方部隊にひとりこういう薬効に通じている医師を配置するぞ。
 戦場でこの知識を用いれば負傷者や疫病患者の治療は言うに及ばす、兵の疲れを取り除いたり、
 気血を調わせ戦意を促す事もできるようになるだろ。
 それでな、今まで雑用係とみなされてきたものを医局として独立させ、重大な役割と相応の報酬を与えるのだ。
 そうすれば医の地位はおのずと上がって、医の徒は増え、全土の城に医局を整備できるようになる。
 どうだ! 才ひとつで戦が変わり、政が変わるのだぞ!」
どんなに長い時間を費やしたところで、ルイズには答えが見えなかった。
あるいは自分がどんな言葉をかけようとも、ソウソウは『求賢令』を公布するに違いない。
それでも眼をそらすには、この布告が巻き起こすであろう混乱は大きすぎる。
「おい! なぜこの着想に顔を輝かせん?」
「……えっ!? もちろん聞いてたわよ。もちろん。うん」
実にわかりやすい反応であった。
「ルイズ、どこか痛むのか?」
呆けて話を聞いていなかったルイズを、曹操は怒るでもなく叱るでもなく、むしろ彼女の体調の心配を始める。
「別にどこも痛まないわ」
実際どこかが痛むわけではないが、そんな気配りを無視するような返事しかできない自分を、ルイズは呪い殺したくなっていた。
ああ、学生の頃の自分なら、と思う。
学生の頃のソウソウの凄さ、ソウソウの怖さを知らない自分なら……


448 :タイトル無し(3/3):2008/05/28(水) 16:05:35 ID:85u7BTku
「敵は舌だ」
空に浮かぶ大陸、アルビオン王国ニューカッスル城の会議室にて、一人の少年がそう断言した。
「……彼は?」
「私の使い魔です。ウェールズ電化……間違えた、殿下」
会議室の動揺をよそに、少年は言葉を続ける。
「クロムウェルの舌が女や金や欲望の全てを引き出すから部下は命を投げ出して戦う。
 だからクロムウェルの能弁を崩せばそれで終わりだ」
「ソウソウ、バカな事を言うのはやめなさい! 相手の総大将がノコノコと最前線に現れる訳がないでしょうが!」
重臣の誰もがあっけにとられる中で、ルイズが大きな声で反論した。
「舌さえひっこ抜けばいい。明日の決戦はまずクロムウェルが正面に出て来るような決戦に持っていくことだ。」
「アンタまさか……この城から打って出ろだなんて言うつもり?」
「できれば、馬があった方がいい」
ざわ、ざわ、と思い出したかのように会議室に動揺が走る。
「ダメよ! いきなり襲いかかってこられたらどうするつもりなの!?」
「少人数を相手に奇襲はない。それに弁舌で人を集めた人間は自分に向けられた弁舌を無視できん」
サーーー……と、ルイズは自分の頭から血が引いていくのを感じていた。
亡命よりも王族らしく死ぬ事を選ぶウェールズに狂気を感じたが、
今この場で会議室中の注目を集める男はさらに危うい事を言っている。
そしてその男は事もあろうに自分の使い魔だ。
「ん? 曹操孟徳を信じないのか?」
さらに会議室の喧騒が広がる。
しかし多数の重臣の中で面と向かって曹操に反論したのはルイズのみであり、
他の者達はむしろ曹操の意見に賛同的ですらあった。
「ただ籠城するよりも、その方が脱出の時間が稼げるかもしれないな」
「敵の注意を正面に引ければ、裏手から船が出ても気づかれぬかもしれませぬ」
「元々勝ち目の無い戦いなんだ、少しでも勝機があるのなら賭けてみようじゃないか」
「この城を落とす事は奴らにとって示威的な要素が強い。クロムウェルを引っ張り出すのも不可能ではない」
重臣達の中から次々と曹操に賛同する者が出てきた。
「決まりだな」
そして今まで沈黙を守っていたウェールズの発言によって、曹操の策を使う事が決まった。


449 :タイトル無し(4/3):2008/05/28(水) 16:07:15 ID:85u7BTku

投下した!
さて困った、どうやってクロムウェルを論破しよう?

それと本気で良いタイトルが思いつきません。


450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:09:11 ID:558tXb3R
待てやコラ乙w

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:13:50 ID:oyVszR2P
この痴れ犬ぐわぁ〜!
一度始めた物語りを放り投げるとは何事かぁ〜!
頭骨をえぐれぃい!

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:17:15 ID:BZXEwPHU
>>449


タイトルがついてないor紛らわしそうなものはwikiの仕様として
なかなか掲載されにくいのですよ。
本文に誤字脱字があっても自由に修正出来るけど
タイトルなんかのファイル名変更には管理人様の手を借りないといけないから。

あと個人的には
リンクがnaviじゃないものは人任せ
ゼロの女帝も更新しようとコピペしてまとめサイトまで行ったけど
各話リンク形式だったので他の人に期待。
あと他人にサブタイトルつけてもらってるのも
作者自身がこれがいいと決めてくれてればそれにあわせてまとめますが
複数案がある状態で放置されてると手が出せない。

ルールにのっとってれば自分は出来る限りまとめています
人気作になると複数の人がまとめてるみたい。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:21:06 ID:ei3VHWzL
>449 そんなモンその場のノリでつけるもんだZE?

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:21:12 ID:2hyt2qJ6
ここで打ち切りとか言うたら本気で切れるぞ乙。

それはそれとして、名乗るときは「曹操」か「曹孟徳」な。
蒼天では「曹操孟徳」って名乗ったりしてるんなら別にいいけど。

厳密には諱は目上の人間以外使わない、役職についてりゃ
特に親しい間柄でもない限り字でも無礼、てのがあるけど、
そこまで拘ると書き難すぎるとも思うんで。

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:28:34 ID:atFcRh8F
曹豹召喚

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:29:04 ID:m1/HC6t6
>>449
投下乙ですが、今更何言ってんだあんたw
しかし原作読んだことないんで他の作品を例えに出すけど
曹操とルイズの関係が『花の慶次』における前田慶次と前田利家のそれと印象が重なった
有能すぎる部下を持ち、その部下を恐れる上司みたいな……

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:32:48 ID:95t6+yBq
>>456
アレは酷かった
慶次を持ち上げるためとはいえ利家をなんであそこまで貶すかねぇ・・・・・・
ある意味信長、秀吉と並んで家康を恐れさせた程の男なのだが

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:37:39 ID:NNcG44r2
原作じゃまだ格好良かったのにね利家 NTRたけど

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:43:12 ID:Hbe5L1ns
大河ドラマとか、時代劇系の常套手段なんだよ。
主役のために周りをアレとして描くのは。

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:44:05 ID:fy8uVONh
利家かあ…永井ダイナミックプロ版なんか良かったけど、あれはかえって持ち上げすぎか

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:54:56 ID:95t6+yBq
そういえば永井豪は秀吉が嫌いみたいですね
いくつか戦国武将の漫画を書いてましたが秀吉の扱いが凄く悪い

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:56:38 ID:DMXQiK2w
指が6本だからじゃね?

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:58:00 ID:NNcG44r2
やってくれた喃・・・

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 16:59:53 ID:DmdlakmA
テニヌかよw
どっかの本に、いとこ同士など血の近い者同士で子を作り続けると六本指の子供が生まれ易くなるというが

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:17:19 ID:DmdlakmA
って途中で送っちまった、「生まれ易くなるというって書いてあったが」だなorz

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:21:56 ID:95t6+yBq
近親婚は障害者が生まれ易いといいますよね
本当かどうか知らないけど


467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:28:38 ID:fy8uVONh
いとこくらいならどうってことありゃしません。何代も続けてりゃそりゃまずいですが。
アンリエッタがウェールズとの恋心を隠していたのはいとこ婚に対する忌避感があったかどうか…
韓国人が日本人を「いとこ同士で平気で結婚するニダ!野蛮人ニダ!」つうのは儒教の影響でしょうねえ。

従兄妹姦を絶対悪視する世界観を持つファンタジー(という概念がまだ無い時代?)
と言えば山田正紀の「宝石泥棒」とかでしょうか?

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:33:21 ID:LHmbCnTr
中国は同じ地方出身で同じ名字だとNG、韓国だととにかく同じ名字はNGなんだっけ?

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:35:51 ID:2hyt2qJ6
>>467
一般的中世はそうでもなかったんじゃなかったっけ?
方々の王家が親戚同士ってな感じだったし。
実際のハルケギニアの倫理観ではどうだか知りませんが。

>>468
韓国もそうだったはず。本貫(出身地みたいなものだったと思う)と
姓が同じだとダメなんだったかな。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:36:24 ID:OPR6KE74
>>468
後者はどうだろ
名字の上位5位が人口の大半だった気がする

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:45:38 ID:fy8uVONh
で、Kanon、痕、D.C、とらいあんぐるハートあたりは韓国ではどう翻訳されているんだ?
ゼロ魔自身もアンリエッタ&ウェールズの関係があるし…
痕なんざどのルート選んでも従姉妹

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:49:14 ID:LHmbCnTr
さすが野蛮国日本、爛れた関係を臆面もなく使うって扱いなんじゃない?
というか正規輸出版なんて売ってないだろ、違法コピーや海賊版だけで

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:49:52 ID:2hyt2qJ6
>>471
現物見たわけじゃないが、可能性としては。

1:異文化原産ということで、そのまんま。(訳注とかはついてるかもしんない)
2:適当に関係を摩り替える。
(ぶっちゃけアンリエッタとウェールズの話は従兄妹でなくても成立するし)
(「これはウリナラの原産ニダ!」と言い張るにはこれは必須かも)

じゃないかなぁ。
以前見たのでは、戦国無双で左近が三成を賞賛する「キレイな顔してやるじゃないですか」
が英語表現だと使えない(男性に対する賞賛として妥当ではない)んで、
それ関連のイベントの会話内容が全然別物に摩り替えられてたってのがあった。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:51:01 ID:nwe2Z2W7
従兄弟ぐらいいと思うが。
日本人的発想なのかね、エロゲなんて義理の妹どころか実妹ありだし。
ところでなんでエロゲは実妹OKになったんだろ?

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:52:42 ID:95t6+yBq
韓国政府が受け入れ認めたのは
日本の歌謡曲のみで漫画、アニメ、ゲームは正規には認めていないと聞きます

「どきどき魔女神判」なんぞ18禁扱いで、先日違法DLで入手した小学生が
同級生(下級生?)に性的暴行を加えたのは日本のゲームがnida!

らしいです

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:54:20 ID:MXn/jhTx
何年か前に日本製ドラマを韓国で放送したところ、男性教師と女生徒との恋愛話だったため、大騒ぎになった事がありましたね。
放送局(出版社もか?)がOKを出しても、受け取る側の管制はまた違うと言うことなのだろう。

……注釈入れただけで、問題が解決するとは思えないから改変じゃないかな?

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:54:33 ID:LHmbCnTr
何せ小学生が集団レイプ事件起こしたのは日本のゲームのせいだ!って新聞の社説が主張する国だぜ
P2Pで日本国内専用のゲームを違法コピーして、それをマジコン(違法コピー品をゲーム機で動かす為のツール)使って遊んだからだ!メーカーは責任取れ!って

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:56:05 ID:MXn/jhTx
盗人猛々しいとはこの事か。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:56:47 ID:Hbe5L1ns
>>474
兄妹婚は神話的だからです

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 17:57:56 ID:LHmbCnTr
>474
エロゲの流通を牛耳ってたソフ倫って組織の元締メーカーが、自分のところで実妹ネタのゲームを出すことにしたから
あれってあくまでも自主規制だから簡単に変わるよ、何がOKで何がNGかなんて
今はソフ倫に反発したメーカーや流通が作ったメディ倫って組織と規制緩和合戦やってるところ

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:05:39 ID:95t6+yBq
エロ漫画も以前は実の母とか姉とか妹とかは絶対駄目だったけど
いつの間にやらOKになっちゃってるし

自主規制なんてそんなモン

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:10:04 ID:LHmbCnTr
競争が激化すると、もっとインパクトを!ってより過激な方へ走るからな
で、一線を越えると槍玉に挙がって過剰規制→また競争で緩和の繰り返し

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:11:56 ID:fy8uVONh
取りあえず妹キャラに絶対忠誠を誓うキャラですね
理想狂の「お〇ちゃんと一緒」ですね
あ、でも主人公よりルイズが年上かあ…

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:33:19 ID:Ruhz63yX
外見的にも精神的にも、ルイズは妹的なものだぞ

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:36:44 ID:wTKT+E8x
「スレ違い」と突っ込めない雰囲気
好きだな、お前らw

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:42:00 ID:cGhB3zwx
雑談厨ウザ

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:42:50 ID:95t6+yBq
顔真っ赤にして「うー」とかうめきながらぽかぽかしてくるルイズを想像

・・・・・・お、俺は眼鏡娘教団の一員だというのにうかつにも萌えてしまった・・・・・・

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:44:15 ID:Hbe5L1ns
ルイズに眼鏡をかければいいじゃない

489 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:46:30 ID:ueRidVd1
18時50分までに投下予告がなかったら投下させてもらいます

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:48:32 ID:cGhB3zwx
支援!

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:50:16 ID:95t6+yBq
うむ、支援を行うとしよう

492 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:51:17 ID:ueRidVd1
chapter4 ゼロ


「そろそろ起こしてもいいかな」

 結局、昨晩ルイズが寝てからこれまで、ドラコは寝ないで朝が来るのを待っていた。
 とはいっても僅かな時間で、大よそ二時間ほどだったのだ。ドラコにとってそれくらいなら、起きていようが寝ていようが変わらないものである。
 ふと床に乱雑に放置されている、彼女の脱いだ衣服に目がいった。

(……使い魔の仕事ねえ)

 洗濯でもしたほうがいいのだろうか。いや、するべきものなのだろう。
 仕方ないのでワイシャツやショーツを拾い上げる。見た目の割には、凝ったものを穿いているんだな、とドラコは思った。
 そういえば仲間の一人や二人ほども、こういう下着を穿いていた覚えがあるな、と懐かしむように思い出す。まあ洗濯をしたことはさすがに無かったが。
 今頃、どうしているだろうか? 最後に会ったのは蜃気楼の島に行く前である。

「んー、洗濯ってどこでするんだろう?」

 けれども、今更思い出しても仕方がないだろう。部屋を出て廊下を歩き、洗濯場を探す。
 と、廊下の先を歩いているメイドがいた。彼女に尋ねたほうが早いだろうと、ドラコは声を掛ける。

「すみません、洗濯場の場所を教えてほしいのですけれども……」

 声に気付いて振り返ったメイドは、首を傾げてこちらを見た。短めの黒髪がどこか素朴な印象を与えている。
 メイドは一瞬、目を見開いたように見えたが、改めて見たときは表情の変化などはどこにもなかった。

「はい? あ、もしかして、ミス・ヴァリエールの――」
「ええ、ドラコといいます。それで、洗濯場はどこに?」

 こちらです、と言うメイドの後を付いていく。中庭を出て敷地の隅に簡素な水場があった。
 と、ついて行ったのはいいのだが。

(……なんか、見てくるんだけど)

 前を歩くメイドが、先ほどから幾度かこちらを伺ってくる。
 しかし伺うだけで何かを訊ねてくることもしない。ならばと、ドラコもあえて気にしないように勤めて、やがて洗い場へと辿り着いた。

「ここですか? ありがとうございます」

 軽く会釈して、ドラコは水場の前でしゃがみ込んだ。
 この学園の規模にしては小さいほうではないのだろうか、と思わせるほど水場は簡素なものだった。
 隣に案内してくれたメイドが立ち膝で座り、同じく洗い場に洗濯物を投げ込む。

「――――はぁ」

 と、メイドの口からため息が漏れた。
 ショーツを手で洗いながら、首を傾げてドラコはその様子を見るが、対してメイドはそんなドラコをついには凝視し始めた。
 今度は困惑の表情を浮かべながら、ドラコは首を傾げる。

「ど、どうしました?」
「ステキ……ですね」

 ふとドラコの視線が、改めて手に持っているルイズのショーツに向いた。やはり女の子は、こういうものに少なからず興味があるのだろうか。
 とはいっても、ドラコにはいまいち理解できないのだが。

「この下着がですか?」

 ということなので、ルイズの下着のどこがいいのか訊ねてみた。別段どうこうしようなどという興味はドラコにはないのだが。
 カバリア島にいる仲間でも、好き好んでレース付きやら、無駄に生地が薄いショーツを穿いている仲間もいた。


493 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:52:24 ID:ueRidVd1
「いえ……あなたが――」
「あ、ボクですか。 って、え?」

 ドラコは、ぼうっとしたメイドの表情を怪訝そうに見た。
 とは言うものの、仕方が無いことだった。
 濃い青色の髪が腰まで流れるように伸びているドラコの髪は、綺麗、と言い表すには少しばかり足りなく、美しいものだ。
 それに相まって、顔立ちは冷静さを漂わせながらも可愛げのある、可憐な表情が映えている。

「……ありがとうございます。ところで、お名前は? ボクはドラコといいます」

 話が変な方向に流れる前に、とドラコは話題を切り替える。
 ハッと表情を戻したメイドは、手を休めないまま軽く会釈した。

「すみません、挨拶がまだでしたね。私はシエスタと申します」

 よろしくお願いします。そのドラコの一言で、辺りは静寂を取り戻した。
 元々洗い物はルイズが昨日身につけていたものだけだったので、ドラコは手早く終わらせると、シエスタに会釈をして部屋へと戻る。
 静かにドアを開けて、部屋の様子を窺う。
 部屋の中に日の光が差し込んでいるが、静まり返ったその空間は薄暗さを感じさせる。

「ルイズさん、起きてください」

 ベッドで静かに寝息を立てているルイズの肩を揺さぶる。
 程なくして彼女の瞼がぴくりと動くと、気だるそうにゆっくりと持ち上がった。
 そして、ドラコと目が合うなり、ルイズは声を上げた。

「あ、アンタ誰!?」
「ドラコですよ? どうかしましたか?」

 聞いたことのある名前に、ルイズはああ、と呻く。
 すっかり忘れていたのだ。自分が使い魔を呼び出したということを。実際には使い魔にはなっていないのだが。

「そっか、私……昨日使い魔を呼び出して――」

 笑顔でドラコはその後に続いた。

「はい、臨時の使い魔です」

 その言葉に、ルイズの口から耳を劈くような声が上げられた。
 突然のことだったので、驚きながらドラコは耳を塞ぐが、直後にルイズに詰め寄られる。

「あんた、まだ私と契約してないじゃない! さっさとコントラクト・サーヴァントを済まさないとダメじゃない!」
「だ、だからそれはお断りしたじゃないですか。ルイズさんだって納得しましたよね?」

 ドラコに言われて、ルイズはぽかんとしたような表情を浮かべた。
 そして思い出したかのように何度か頷き、不満気な表情を見せる。

「……そうだったわね。まあいいわ、とりあえず着替えるから手伝いなさい」

 ルイズはドラコの目の前でネグリジェを脱ぎ捨てる。
 見てはいけないだろう、とドラコは思いながら背中を向けるが、ルイズの手が伸びて遮られる。

「手伝いなさい」

 低い声で言われ、渋々ドラコはルイズの指示通りに下着とワイシャツ、制服を彼女に渡す。
 袖を通せ、と言われて目を丸くしたが、この世界ではそんなものなのだろう、とドラコは割り切って黙ることにした。
 着替えが済むと、ルイズは唐突に部屋のドアを開けた。

「朝食の時間よ。ついてきなさい」


494 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:52:59 ID:ueRidVd1
 なんとも愛想の悪い。ドラコの頭の中にはその言葉しか浮かばなかった。
 勝手に他人を使い魔にしようとし、手伝って貰って着替えを済ませる。ハルゲニアの常識に疎いのは仕方が無いとしても、それは人間としてどうなのか、とドラコは思う。
 しかし、そんな彼女にも慣れるしかないのだろう。少なくとも学院にいる間は世話になるしかないのだ。

「食事はどこで済ませるんですか?」
「食堂があるわ。生徒はみんなそこに行くのよ」

 軽く言葉を交わしながら廊下を歩く。
 その最中で、一人の女生徒がルイズに声を掛けてきた。

「あらルイズ、おはよう」
「おはようキュルケ」

 仏頂面でルイズは挨拶を返すが、当のキュルケの視線は彼女ではなくドラコに向けられていた。

「へえ、これがあなたの使い魔ねえ……」

 “これ”という言葉に苦笑するドラコだったが、対してキュルケは難しそうな表情を浮かべている。
 首を傾げながらドラコは訊ねた。

「あの、どうかしましたか?」

 聞いてる身の気持ちを落ち着かせるような声。首を傾げたときに揺れる長髪。幼さが残っているが、人を惹きつける容姿。
 ドラコの姿をまじまじと見て、キュルケは視線を逸らした。

「け、結構綺麗な使い魔ね。ゼロのルイズとは大違いだこと」
「誰がゼロよ!」
「しかも、耳と尻尾……って尻尾!? こ、この子ホントに人間?」

 次に冷や汗を垂れ流していた。ルイズも昨晩、自身が同じような反応をしたのを思い出して、キュルケの驚いている姿がバカらしく見えていた。

「あ、これ飾りなんですよ。ボクの住んでた島では、こうやって動物の耳と尻尾をつけないと島の滞在を認められないんです」

 一つからかおうかと思った矢先に、ドラコはキュルケに話してしまった。
 それを聞いて、キュルケはルイズを見る。
 少しの間を置いたあと、キュルケの鼻が笑った。

「ルイズ、いくら平民を使い魔にしたからって、そんな物珍しいファッションなんてさせなくてもいいんだから」
「誰もそんなことさせないわよ!!」

 割れんばかりのルイズの声が近くで響く。キュルケは軽く手を振りながらそれを流すと、自身の足元を目を向けた。

「まあ、別にあなたに用事があるわけじゃないのよ。ただ私の使い魔を紹介しようと思って」

 のそっ、と思い足取りでキュルケの背後から現れた生物に、ルイズは目を見開く。
 その隣でドラコとは、もの珍しそうな表情を浮かべた。

「サラマンダーのフレイムよ。ブランド物だし、結構高価なのよ?」
「うぐぐ〜……」

 使い魔の差を見せ付けられて、ルイズは歯軋りをする。それに合わせて羨ましそうにフレイムを見ていた。
 と、突然ドラコがフレイムを抱きかかえた。

「ちょ、ちょっとあんた、何やってんのよ!!」
「こんなちっちゃいサラマンダーって、いるんですねー。結構可愛いです」

 カバリア島最大の難所、タバスコ火山に生息するサラマンダー種との違い、随分と可愛らしい外見をしたキュルケのサラマンダーに、ドラコはきゃあきゃあと騒ぎながら抱きかかえた。

「火傷したらどうするのよ!」
「全然平気ですよ。この子なら可愛いくらいです」

495 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:53:25 ID:ueRidVd1
 何気なくカバリア島のことを思い出させるような生き物で、ドラコはついフレイムの頭を撫でてしまう。
 フレイムも大人しくドラコに何度か撫でられたが、解放された途端にキュルケの足元に戻っていく。

「あ、あなた……平民なのにサラマンダーに驚かないの?」

 意外そうにキュルケはドラコを見るが、対してドラコも「何を言っているの?」と言ったような目で彼女を見た。





 食堂に着いたときには、ほとんどの生徒が席に座っていた。
 食卓には朝から色鮮やかな食事が並んでおり、ドラコは感心するどころか胸焼けがしそうになるほどだった。
 ルイズは空いていた手近な席の前に立つ。思い出したかのようにドラコはルイズの前に出て、椅子を引いてやる。

「ふうん、一応そういうことは知ってるのね」

 言いながら着席したルイズの斜め後ろにドラコは立つ。
 ふと、周りの空気の変化に気付いた。
 食堂にいる半数ほどの生徒が、ルイズに視線を集中させていたのだ。

(ルイズさん、学院じゃ結構人気あるのかな?)

 意外だと思いながら、自身にも数人の視線が向けられていることに気付く。
 そして挨拶代わりに無言で会釈をすると、見事に全員の視線がテーブルに戻っていった。

「あんたにも食事を用意したわ。そこにあるから食べなさい」

 ルイズの言葉と、指された指を見てふと視線を落とす。
 見るとテーブルに乗せられてある豪華な食器とは違い、欠けた部分が数箇所もある皿が。
 そしてその上にパンが一つだけ乗せられてあった。

「ボクの食事ですか?」

 そうよ、とルイズは勝ち誇ったかのような表情を見せる。
 なんとも分かりやすい、とドラコは思った。つまりこれが使い魔と主人の差、ということなのだろう。
 彼女はそれを自分に最も簡単に、尚且つ身を持って知る方法を取ったということだ。

「ありがとうございます。せっかくですので、遠慮なく頂きますね」

 だが相手が悪い、としか言えなかった。実際には言えないのだが。
 カバリア島にいた頃は冒険の毎日だったため、食事を取らないことが何日も続けてあったことはたくさんある。
 加えて自分は美食家でもなんでもないし、空腹が満たされるのならば別段なんでもよかった。それに基本は食べるほうではなく作るほうに回っていたことが多い。
 ルイズの傍に座り、パンを千切って食べる。正直な感想は硬くて味気ない。それだけだった。
 そして程なくして朝食は終わりを告げた。





 朝食後間もなく、授業が始まるとのことで教室へと向かう。
 ルイズとともに教室に入ると、ドラコは目の前に広がる異様な光景に目を瞬いた。
 目に映る生徒のほとんどが、自分の脇に何かしらの生物を傍においているのだ。形も大小も様々、手のひらサイズから人より大きいものまでいる。

「ゼロのルイズ、召喚に失敗したからって平民を連れてくるなよ!」

 ルイズに対しての暴言が聞こえてきた。失敗したわけではなく、本当に自分は呼ばれたのだから。ドラコは不快に思いながらも、彼女のためにそれを遮るように発言した生徒に声をかけた。

「こんにちは」


496 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:53:52 ID:ueRidVd1
 なるべく悟られないように、笑顔で会釈をする。
 その生徒はすんなりと黙り込んだので、よしと心の中で満足した。

「……あんたの声、結構破壊力あるのね」
「はい?」

 そんなドラコに、ルイズは呟くように言う。
 実際、生徒はドラコの声を聞いて黙るしかなかったのだ。平民、と罵った相手がなかなかの美声を持っている。貴族という立場を忘れて、失言したと思ったのである。
 朝食の席でも、生徒はルイズを見ていたのではなくドラコに視線を向けていたのだ。

(魔法の授業かあ。どんなことをするのかな?)

 形態は違えど、自分も魔法を使う。ドラコにとって初めての魔法に関しての授業、というものに非常に興味がある。
 が、それはあっけなく終わりを告げるのだが。
 まず教師――ミス・シュヴルーズが錬金を見せてくれた。
 石から金属、彼女が見せてくれたのは真鍮だったが、カバリア島にはそんな魔法は存在しない。もし存在していたら瞬く間に合成アイテムや装備品の成長合成に浸透していくだろう。

「それでは……ミス・ヴァリエール、こちらに来てやってみてください」

 そこでルイズが指名されたとき、初めてドラコは彼女に期待感を持った。
 この世界の魔法使いの万能さを目の当たりにして、気分が高揚しないほうがおかしいと思う。魔法を使う身だったら誰だって覚えたいだろう。

「先生、ルイズにやらせるのは危ないですわ!」

 と、キュルケが突然の横槍を入れる。シュヴルーズは不思議そうに首を傾げていた。

「錬金に危険も何もありませんよ。ミス・ツェルプストー、座りなさい」

 そのシュヴルーズの台詞を皮切りに、生徒たちがその場から退避しようと教室の後ろにひしめき合った。
 ドラコはルイズの錬金が待ち遠しくて、周囲の状況に気付かないままだが。

「やります!」

 意を決したような声でルイズは立ち上がる。その姿を見て生徒たちはなおも身を震わせたが、彼女はそれを無視して教壇の前に立つ。

「いいですか? 意識を集中させて……」
「ちょっとそこのゼロの使い魔さん! あなたも逃げたほうがいいわ」

 シュヴルーズがルイズに指導をしている中、キュルケはドラコに声を掛ける。
 が、ドラコの耳に届いてなく、偽物の龍の耳がぴょこぴょこと、ルイズの魔法が待ち遠しいと言わんばかりに動いている。

「あの人……死ぬ」

 キュルケの足元に座っていた少女――タバサが縁起でもないことをぼそりと呟く。
 それを聞いてさらに冷や汗を流したキュルケだが、ルイズが杖を振り上げた動作を見て諦めてしまった。

「もう――」

 キュルケの言葉は、直後に発生した轟音と爆発でかき消されてしまった。
 教室中の机の大半が粉々に吹き飛び、衝撃で窓が割れる。
 驚いたドラコだったが、ルイズの周囲に起こった魔力の変化で危険を察知して、咄嗟に防御盾のライトエレメントを展開していた。
 粉塵で周囲の様子は窺うことが出来なかったが、煙が晴れたときには埃まみれのルイズは立ち尽くしていたので、ドラコはホッとする。

「……ちょっと、失敗したわね」

 短く言う彼女に、大量の罵声が飛ぶ。

「ちょっとどころじゃないだろ!」
「ゼロのルイズが成功した試しってるのか!?」


497 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:54:19 ID:ueRidVd1
 かつて教壇であった残骸の近くには、シュヴルーズが大の字に倒れている。気絶しているのだろう。
 こうして授業は終了。ルイズとドラコは罰として教室の後片付けを命じられてしまったのだ。
 初めて見る魔法の授業がこんな形で終わるとは思ってもいなかったドラコは、箒を片手にルイズの様子を窺う。
 平然と彼女は教室の掃除に取り組んでいた。見ていて不自然なくらいに、だ。
 あれだけ失敗したのに、彼女はなんともなく済ませることの出来る人間なのだろうか?
 ドラコが考えていると不意に、ルイズは口を開いた。

「これが、私がゼロって呼ばれてる理由よ」
「ゼロ?」

 そういえば、今朝もキュルケがそんなことを言っていただろうか。教室の生徒も同じことを言っていた覚えがある。

「今までね、一度も魔法が成功したことがないのよ」
「あの魔法も失敗だったんですか?」
「当たり前じゃない。錬金もなにも、魔法を使おうとしたら必ずああやって爆発するのよ」

 仏頂面で言うルイズだが、深く聞いても怒鳴られる気配がない。
 やはり彼女も気にしているのだろう。

「ボクは、凄いと思いましたよ?」

 それでも、深く入り込んでいいかといえば、そんなことは絶対にない。
 ドラコはルイズの視線まで腰を落とし、彼女の目を見る。
 彼女を見るドラコの瞳には、一点の曇りも無い。そこにあるのはただ、穏やかに微笑んでいる表情。
 ルイズの言いたいことは、何となくだが察していた。
 どうして自分をバカにしないのか、貴族の失態を面白く思わないのか、その程度だろう。
 だがドラコにとって、どれも所詮は些細なことだった。

「ルイズさん、上手く出来ないかもって分かってて、それでも頑張ったんですよね? いいじゃないですか、失敗しても」

 その言葉を聞いて、ルイズの表情がみるみるうちに赤くなり、ドラコを怒鳴りつける。

「どれだけ失敗したと思ってるの! 魔法を使えない貴族なんて最低で……そんなに簡単に言わないでよ!」
「何もしないで失敗した人を笑う貴族より、何度も失敗しても頑張り続ける人のほうが、よっぽど貴族らしいと思いますよ」

 ルイズの怒声を受け止めて、ドラコは言う。
 望んでも上手くいかないことを失敗だけで済ませれる人間は少ないだろう。ましてや目の前にいる少女は、この世界で見てきた人の誰よりも感情を表に出す人だ。
 それに、初めは彼女に良い印象を持ってはいなかった。貴族という名を振り回すだけの傲慢な少女だと思っていたが、それは彼女の元の性格ではないのだろう。
 魔法を使えない貴族、そのレッテルが彼女を歪ませたのだろう。そう思うドラコの中で生まれたのはルイズに対しての同情ではなく、親しみだった。

「ボクは、平民も貴族もない世界から来ましたけど、頑張る人は好きですよ」

 ふわりと彼女の頭を抱きかかえる。桃色の髪の毛が乱れないように、ゆっくりとその頭を撫でる。
 最初は肩を強張らせていたルイズだったが、あまりにも突然で反応できなくなったのか、やがてゆっくりと力が抜けていく。
 ――何ら彼女のためになることではないだろう。自分は彼女が望んでいる人間でもない。
 それでもドラコは、ルイズの心が、この一時だけ落ち着いて欲しいと、切に願った。




498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:55:08 ID:35N1Tcpe
支援少ないな

499 :ゼロのTrickster:2008/05/28(水) 18:55:22 ID:ueRidVd1
以上です。公式の魔法型ドラゴンと大分かけ離れ過ぎてきたので少しは軌道修正したいなと思ってます

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:56:34 ID:qpoRPQ+z
テスト

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:59:26 ID:+AayAv4+
>>479
近親相姦の神話って結構あるよね
イザナギ・イザナミは言うに及ばず、天照とスサノオもそれっぽいことしてるし
ギリシアの神話も近親相姦しまくりだし

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 18:59:26 ID:cGhB3zwx
投下乙であります!

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:19:35 ID:SIEb/Zri


504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:20:56 ID:8vnRzFWd
ギリシアの神様は愛欲部分でフリーダムすぎるw
動物になって美少女攫って孕ませたり、女神複数口説いて呪いでバケモノになったらポイとか日常茶飯事だぜww

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:30:35 ID:LqKPI00v
>>501
どこの創世神話は基本、近親相姦から始まるよな
沖縄の創世神話も兄妹姦だし、中国のジョカとフッキも血縁だし、イブだってアダムの肋骨から作られたんだから広義的には血縁みたいなもんじゃないか?
この法則からいくと、ハルケギニアの創世神話もやっぱり近親相姦なのだろうか……

ところで、ホツマツタエとかでは天照は男なんだ
こいつをどう思う?

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:30:53 ID:Hewu/KuP
彼は父親の親友である女性から
「父親と同じで女心側からなくて苦労しそう」
という趣旨の言葉を言われた事がある。
だが彼はまだ幼い。
なので、この心配が具現化するのは遠い未来の話だと思われた。

しかし……

「ルイズさんのお姉さんにしては随分歳が離れてるんですね。
エレオノールさんって、ボクのお父さんやお母さんと同じ位の歳じゃないですか。」

その場に居合わせた者は口を揃えて言った。
確かに時が凍ったのを感じたと……


ドラゴンボールから孫悟飯(フリーザ編後、まだナメック人達が地球にいる頃)召喚。

「あ、あんた、いくら実力行使でお姉さまに勝てるからって……」(キリキリキリ……)
ルイズは胃を押さえている!!

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:32:17 ID:c5/0iTvu
神話関係は血縁関係凄いからな。
ギリシャは文献によって血縁関係がらっと変わってるし。
例:ラドン――メドューサの弟、別の文献・・・孫
北欧だとフェンリルの父親とスレイプニルの母親同一人物だし。

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:34:59 ID:atFcRh8F
時空の覇者 亀田召喚

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:42:22 ID:35N1Tcpe
SaGa2 秘宝伝説からはにわ召喚

地震にて学園が全壊し、ワルキューレを体当たりでなぎ倒し
フレアでフーケのゴーレムを吹き飛ばし
ワルドの偏在は七支刀で斬り殺す…


うん、危険すぎるね

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:49:03 ID:Hbe5L1ns
最初の地震で学院崩壊してたら後のイベント起きないよ

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 19:55:42 ID:SM38K0az
ファイアの書やブリザドの書を使えばルイズもあるいは

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:07:23 ID:kA6txOQL


けどドラコと聞くとどうしても彗星怪獣のほうが先に来る俺。

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:09:07 ID:/ancJ5jk
新約だか旧約聖書のとある一説に、「ア○ルセ○クスは駄目だけど、子孫を残す為なら
近親相姦は許すよ」みたいな記述があった希ガス

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:09:45 ID:oYHjLv/j
ドラコの人乙 私はギョーザを大量に食べてスーパーブレスなドラコを思い出す

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:16:53 ID:fy8uVONh
>>510
ルイズの召喚魔法で大爆発!
爆煙が晴れると…学院のまわりは全て砂漠だった
という「漂流魔法教室」の話は…

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:27:23 ID:8yX+wem9
>>515
それ逆召喚になると思う。

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:34:41 ID:mxubh2Ff
ラムザの人とレナスの人を俺は待ってるにょれろーん

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 20:39:22 ID:ySYLsMed
おれは16マナ9/9を思い浮かべる

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:00:37 ID:l5bIfQr1
アイアンマンがルイズに召還されました

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:01:16 ID:iIN9gbDL
>>504
インドの連中もたいがいだぜ?

「神様は徳が高いから乱交しようが近親相姦しようがOKなんだ」って宣言しちゃうくらいにフリーダム

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:13:04 ID:1NljU+xt
神話とか宗教関係で盛り上がっているとこ水さすようだけど、「ブリミル教」にも狂信的分派とか
はいるのだろうか?

中世イスラームの超が付く熱心と言うか狂信的な一派は、礼拝などで、唱えるべき文句やコーラン
(クルアーン)の一節を間違えたというだけで、アッラーの名を汚す許しがたい罪とされて、その
場で首を切り落とされたそうな(日々の礼拝も命がけ・・・)。

ハルケギニアの中にも、始祖ブリミルに捧げる文句を少しでも間違えたら炎系の魔法で焼殺とか、
水系魔法なら溺殺とか、風系魔法なら数人の「偏在」による集中攻撃で瞬殺とか、土系魔法なら、
ゴーレムによる撲殺とかいう処刑を行う恐るべき原理主義グループが存在したりしてな・・・

(日々の礼拝も命がけ・・・)。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:15:44 ID:Nsero+FL
>>518
ドラコエクスプロージョン!

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:17:52 ID:+q1fqZEP
現代日本にもいるじゃん
オウムみたいな破壊工作に及ばなくても九条教とか無防備教とかのカルト団体が

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:18:27 ID:5CMvjpe2
コーランを椅子の上に落とす絵を描くとコミックスが出荷停止になったりするしな。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:31:21 ID:SnqxWeD5
519
いやそれよりウォーマシン召喚

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:31:21 ID:l5bIfQr1
水晶髑髏がオーパーツから除外されたので
十三個集めなくてもいいですハイ

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:32:21 ID:fy8uVONh
巫女さん、シスター等宗教関係の方、召喚はまずいか…いや姉妹スレでは神父系がけっこう召喚されとるけど
インデックス召喚とか

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:39:23 ID:BmEXNKn4
>>524
世界遺産の仏像爆破したり、高層ビルに航空機で特攻かましたりと忙しい連中もいるしな

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:40:20 ID:SIEb/Zri
アイアンマンは意外と面白そうだな。
ハゲと一緒にアーマー製作してゴーレムと殴りあったり。

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:43:39 ID:QYUaKj5A
中絶手術やった病院を爆破したり進化論を授業で教えた教師を訴えたりした奴もいたな
そういや狂信的な仏教徒ってあまり聞かないな

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:45:30 ID:40mq1q29
>>530
戦国時代で淘汰されたからかな。

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:50:10 ID:657NTj8T
仏教はキリストやイスラムみたいに唯一神が存在しないしねー。
キリスト・イスラムと違って、基本的に「救い」は神様によって上から与えられるもんじゃなくて、
自分の努力によって得られるもんという考え方だし。
周りが何してようと自分さえちゃんと修行してりゃ自分は救われるからいっかー、みたいな感じ?

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:50:59 ID:V20Kr+7B
>>530
創価(ry

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:53:19 ID:GtegPxmy
>>530
残念ですが、現代でも仏教の狂信的な宗派や
そこから発生した新興宗教はそこかしこに跋扈してます。
創価学会とか極右の国柱会とか。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 21:57:17 ID:hDZXbPnV
>>528
どうでしょう
現場にコーランを残してしまうようなうっかりテロリスト達が
果たして教義に忠実であったかどうか……

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:00:29 ID:VNHPnw3u
ドラコと聞いてぷよぷよ(魔導物語)のドラコケンタウロスが真っ先にくる

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:01:28 ID:1yiyU76Q
宗教ねたは危険だからやめた方がいいよ

いろんなところからいろんな人が来るよ

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:05:19 ID:l5bIfQr1
ガンダールヴ ヴィンダールヴ ミョズニルトン その他

この記すことも憚れる四人目のルーンはそれこそ体中に刻まれており
契約した人間は激痛の余り体中の穴から汁を出す

そしてルーンが光ると物凄い密度で書き込まれている為
普段は肌が黒く見えるのが全身の発光現象で神々しくみえる

ルーンは文章になっており
ブリミルが十代の時に書いた邪気眼小説なので
恥ずかしいので黒歴史に認定されている

というのはどうだろうか

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:06:05 ID:dmwKlBIj
菊やら鶴なんかは色々とヤバイから触れないほうがいいぜ

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:06:51 ID:32/zXEwI
>>530
創価学会

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:09:27 ID:FzALG1j1
>>539
菊門と鶴っぱげなら・・・

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:10:29 ID:ffMJbHO+
案外、巨人兵みたいに放射能を撒き散らす能力が付加されたりして。

それはともかく、スライム冒険記からスラきち召喚。
ワルドは確実にあのペースにはめられて自滅するな。

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:11:52 ID:W2dSnYnn
>>538
耳なし芳一を思い出した俺ガイル。

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:13:06 ID:GtegPxmy
>>49
いつの間にか従わなきゃならない風に強制される空気になってたよな

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:13:14 ID:VRZLqMqo
そもそも曹操をソウソウと呼んでる時点で気にはなるんだが

まあいいか

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:13:27 ID:GtegPxmy
うお、誤爆

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:15:11 ID:1yiyU76Q
>>538
蟲師の狩房淡幽を思い出した

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:19:20 ID:jHaILsE8
>>546
スパロボ図鑑スレの誤爆だな

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:21:32 ID:hDZXbPnV
『落とし神』ギーシュ・ド・グラモンが、悪魔っ娘と協力して女性の心の隙間を埋めるべく奮闘する

『薔薇のみぞ知るセカイ』

という電波が……

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:23:26 ID:BmEXNKn4
>>539
>鶴
ルフトハンザや日本航空のことですね、分かります。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:24:39 ID:JOdRj1IF
>>504
おもにゼウスとかゼウスとか…

ギリシア神話のテンプレ

ゼウス 良い女を発見して口説く

その女の反応
1 神ならOK
2 眼中になし
3 既に相手が居る

1〜3の全パターンで女はゼウスの子供を出産

その子が成長
ゼウスの正妻ヘラ「隠し子死ね!」と暗殺を企てる
実力と親父の助力で切り抜けて英雄になる


552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:27:21 ID:h1jLf5rs
>>545
kwsk

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:31:23 ID:32/zXEwI
モウトクって呼ぶべきだって話だろ。ただ、ルイズが曹操の主人であると考えれば、
ソウソウと呼んでも別に良いのでは?
目上から目下を呼ぶときは名で呼んでもいいはず。

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:31:41 ID:gKYJH7ei
そういや聖書にも近親相姦ネタがなかったか?
確か背徳の町から逃げ出したあとらへんで親父を酔わせて娘二人で逆レイプだかなんだか
なんかもう各種神話がファンタジーな世界観で近親相姦やってるだけのエロ小説に思えてきた

555 :松下:2008/05/28(水) 22:31:51 ID:u93nFsZi
えー、今晩は。お久しぶり。
危険な宗教話が続いているようだが、すこぶる宗教的に危険な「千年王国」の松下が来てしまったよ。
誰も待ってないかも知れないけど、第三部のプロローグを投下したい。
よろしいかな?

>>552
曹操(ツァオツァオ)ってことかもね。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:32:25 ID:40mq1q29
音が「ソウソウ」じゃないだろ、とか。(ソウソウは日本語読みだし)
或いは「モウトク」とか「曹丞相(これは微妙だな)」と呼ばせるべきだろうとか、
そういうことじゃないかね。
個人的には「そこまで拘るとちと面倒くさいから別によくね?」
と思うが。
>>545氏もだから「まあいいか」と言ってるんだと思うし)

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:33:56 ID:wTKT+E8x
「ソウソウ」でいいんじゃない

そうそう

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:35:25 ID:R3PhrWFy
直接4系統の魔法の恩恵を受けてる貴族がそれをもたらした始祖を信仰するのは分かるんだけど
平民にとって魔法の恩恵はあくまで間接的だし、それどころか自分たちが支配されている原因にもなっているんだけど
はたして平民のブリミル教への信仰度はどれぐらいなんだろうなぁ?

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:37:16 ID:dmwKlBIj
>>550
SGIの方です
あれのヤバさはガチ

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:37:53 ID:dmwKlBIj
>>555
明るい千年王国支援

561 :復活・使い魔くん千年王国 プロローグ 動乱 1/5:2008/05/28(水) 22:38:56 ID:u93nFsZi
しからば、投下開始。毎度ながらいろいろ危険です。


《L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois   1999年7の月
 Du ciel viendra un grand Roi deffraieur    空から恐怖の大王が来るだろう
 Resusciter le grand Roi d'Angolmois.      アンゴルモアの大王を蘇らせ
 Avant apres Mars regner par bon heur.     マルスの前後に首尾よく支配するために》
  (『ミシェル・ノストラダムス師の予言集(百詩篇)』第10巻72番)


始祖ブリミル降臨暦6243年、第一月であるヤラの月、トリステイン王国にて。
降臨祭が明けて二日目の深夜、首都トリスタニアのシャン・ド・マルス練兵場に、突如一万人以上もの人間が出現した。
ルイズと松下が死ぬ間際に発動させた『送還』の魔法により帰還できた、トリステインの敗残兵であった。

「……こりゃア、何が起きたんだ」「こ、ここはトリスタニアじゃないかっ?」
「本当だ! 俺たちはさっきまでアルビオンにいたはずなのに」「おーい、水を一パイくれっ」

口々に驚きの声を上げる兵士たち。首都の警備兵たちも驚愕し、彼らに質問を浴びせる。
「お前らは、アルビオンに出征していた……」
「おい、いったいどうしたんだ? 何が起こったんだ!? 武装や荷物はどうした?」

  「「「……は、敗戦だ! とうとう輝かしいトリステインが滅ぶ時が来たんだ!!」」」

「敗戦!? 何がどうして!?」
「早くアルビオンで何があったのか、話してくれっ」

青褪めて騒ぎ立てる彼らを通じて、ゲルマニアの裏切りと自軍の惨敗が伝えられ、首都と宮中に激震が走る。
時を同じくして国境警備隊からは、規模は不明ながらガリア・ゲルマニア両国で兵団が集結し始めたとの急報も届く。
混乱と恐慌は、増幅された。

「……では、ガリアとゲルマニアとアルビオンと、ひょっとしたらロマリアも敵に回ったということか!?」
「ハルケギニア全土が敵では、どう考えても勝てませんぞ! この国はまるっきりお仕舞いです!」
「わしは自分の領地を守らねばなりませんので、これで失礼させていただきます! ご武運を!」
「やはり、あんな悪魔使いの異能児を用いたりするからですよ! 枢機卿!」
「女王陛下、この責任をどう負われるおつもりか!? 貴女がこの無謀な戦争を推し進めたのですからな!」

大混乱に陥る宮廷、早々と逃げ出す一部の貴族や市民。居残って国を守ろうとする人々が彼らを止め、騒乱が起こる。
朝になると市内では流言蜚語が飛び交い、早くも暴動が発生し、あちこちで火の手が上がる。
アンリエッタ女王は、亡国の危機という重圧に、震えながら耐えていた。
目を閉じて奥歯を噛み締め、気付けに強い酒を一杯あおる。そして傍らに控える『鳥の骨』に諮問した。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:39:38 ID:dmwKlBIj
世の為人の為、老若男女問わない王国を支援

563 :復活・使い魔くん千年王国 プロローグ 動乱 2/5:2008/05/28(水) 22:40:43 ID:u93nFsZi
「……これは、どういうことでしょうか、マザリーニ」
「例のアドルフ・ヒードラー・フォン・ブラウナウ伯爵の罠ですな、おそらく。
 また敗残兵がここへ帰還できたのは、知られざる『虚無の魔法』によるものと推測されます。
 マツシタはゲルマニアに始末されたようですが、きっとミス・ルイズ・フランソワーズも殺されたか、捕虜にされたか。
 やれやれ、我々の王国もここで潰えてしまいますかな」
枢機卿は飄々としたものだ。アウソーニャの都市国家が繰り広げてきた抗争の歴史は、このロマリア人をよく教育していた。

おお、ルイズが。唯一の親しい友人が、『虚無の担い手』が、『始祖の祈祷書』が、『水のルビー』が奪われた。
かき集めた将兵も軍需も艦隊も、ほぼ失ったわけだ。敗残兵は捕虜だったため武装解除されていた。
……だが、王冠はまだ、ここにある。母たる太后も、枢機卿もいる。それに『風のルビー』も。


「トリステインの王家には、美貌があっても杖がない!」「「杖を振るのは枢機卿、灰色帽子の鳥の骨!!」」
「杖を受けるは太后陛下」「「あれあれ、そこはいけませぬ!!」」
「鞭を受けるは女王陛下」「「あれあれ、そこはなりませぬ!!」」

押し寄せる群集の卑猥な野次と投石が、王城とマザランの豪邸に向かって飛ぶ。
どうやら騒ぎを煽動している人間が複数いるらしい。これもゲルマニアの策略だろうか?
だがよく見れば、彼らに混じって煽動しているのは、悪魔や妖怪どもだった。
「守銭奴坊主、要の信心ほっぽって、市民の血税いくら着服しやがった!」
「あんたの失脚は占い師たちに予言されているぞ!」「お前が鳥の骨なら、女王陛下は籠の鳥だ!」
「正しい裁判ねじまげて、あんたにゃ法律なんか無いも同じか!」


女王は蒼白な顔を上げ、再度諮問する。
「……枢機卿。我らが生き残る方策を考えて下さい。命があれば取り返しはつきます」
「よろしい、ならば降伏です。ガリアよりはゲルマニア、いえロマリアに、この国を寄進するのですな」
「少しは躊躇して欲しいですわね。テューダー王家のように玉砕はしたくありませんが、降伏は早すぎませんこと?
 いつぞやのようにゲルマニア皇帝に嫁入りするのも、もう御免ですわよ。……ああ、王になどなるんじゃなかったわ」
「いつの世も、そう思わぬ王はおりませぬ」

ふ、と女王は笑う。父とも頼む宰相だ、彼の呼吸はわきまえている。少しは心に余裕が生まれた。

「待機させておいたマンティコア隊を出しましたが、市民は興奮しており説得は困難です。
 陛下、暴動鎮圧のため、『眠りの雲』など非殺傷魔法の使用許可を」
「許可します。いま我々が首都を捨てるわけにもいかないでしょう。
 急ぎ消火活動にも勤め、力づくでも市民に平静を取り戻させて下さい」

564 :復活・使い魔くん千年王国 プロローグ 動乱 3/5:2008/05/28(水) 22:42:33 ID:u93nFsZi
マザリーニとて、このまま死ぬ気もないが、易々と降る気もない。
ロマリア出身でありながら、先王アンリと前宰相、そして愛する太后マリアンヌから、
国政とアンリエッタを託された身なのだ。既にこの大乱を奇貨として、中央集権制国家に再編する案すら脳中にある。

文武百官が直ちに再召集され、政府はその日のうちに、国内の全権を女王に集める『国家非常事態宣言』を発令した。
首都の貴族や騎士や有力市民をかき集め、太后までも引き出して秩序の回復に努める。
さらに全国の貴族に檄を飛ばし、総動員体制で国家防衛に当たるよう求める。逆らえば逆臣として粛清だ。
ゲルマニアもガリアもアルビオンも、トリステイン侵攻作戦がこの時期に露見するとは予測していなかったはずだ。
本格的に侵攻軍が集結するまでに、次々と手を打たねば。

「暴動を煽動している連中は、反戦派の牙城である『高等法院』の庁舎に集結しています!」
「リッシュモンはラ・ロシェールにいるし、彼が呼び寄せているわけでもないだろうが……鎮圧を続けろ!」

「デムリ財務卿には、各国諸侯への贈賄工作を……」
「既に手配してあります。こういう事は早め早めにするものですぞ、陛下」
「流石ですね。有能な臣下を持っていると助かります」

「必要なのは時間と味方です。ガリアもゲルマニアもロマリアも領邦の寄せ集めで、一枚岩ではござらん。
 こんなこともあろうかと、この『鳥の骨』めは蓄財と人脈作りに精を出しておるのですよ、陛下。
 一応亡命先もいくつか用意してあります。陛下と太后、それに私のね」

王家と血縁のラ・ヴァリエール公爵家は、ルイズの件で枢機卿に背く可能性もある。
艦隊と竜騎士団を擁するクルデンホルフ大公国は、ゲルマニアとも関係があるゆえ亡命先としては微妙。
やや遠いが、オクセンシェルナあたりなら旧交もあるし、敵の手も届きにくいだろうか。
ともあれ、味方は多いに越したことはない。死に物狂いでこの国を守らねばならないのだ。

「時に陛下。我らはマツシタを使ったことで、ロマリアから『異端容疑』をかけられる懸念がござる。
 予定通りド・ゼッサールらを奴らの根拠地タルブとラ・ロシェールに向かわせ、滅ぼさせますか?」
「いいえ、彼らはいまや貴重な戦力です。この際味方につけなければなりません。
 それにアルビオンのゲルマニア軍が我が国に降下するには、通常あの軍港を襲うしかありません。
 マンティコア隊には首都の治安回復を任せ、女子銃士隊には私の護衛と伝令を担わせます」

冷静に国力を比較すれば、トリステインなど両大国の相手ではない。軍事的衝突はなるべく避けたい。
だがガリアとゲルマニアを止められるほどの権威ある存在となれば、ハルケギニアにはただ一人しかいない。
「私が教皇聖下との折衝をし、調停を願いましょう。この突然の侵略は、我が国に対する重大な誓約違反行為。
 神と始祖ブリミルの名にかけて誓った同盟や条約をこうもあっさり破るなど、神聖冒涜もいいところです!」

「ロマリアは現在ゲルマニアと友好関係にありますゆえ、聖下が聞き届けられるかは微妙ですが……。
 今のところ、有効な手はそれしかありませんな」
「教皇聖下……いえ、あのヒードラーが何を企んでいるかは知りませんが、
 始祖ブリミルの加護を受けた四大王国は、一時的に断絶することはあっても必ず復活し、六千年以上続いてきました。
 王家の存続は、神と始祖の定めた神聖なる秩序の一つ。決していいようにはされませんよ」
ふん、と女王は鼻を鳴らす。強気にならねばやっていけない。

565 :復活・使い魔くん千年王国 プロローグ 動乱 4/5:2008/05/28(水) 22:43:42 ID:u93nFsZi
翌日、深夜。
市内の暴動はなかなか収まらないが、女王は枢機卿の勧めで就寝することにした。気力を保たねばならない。
……ふと、寝室の窓から冷たい風が吹き込んだ。
アンリエッタが何者かの気配を感じて室内を見回すと、部屋の隅に黒いローブを纏った人影が立っているではないか!
「だ、誰です!? いつの間に……?」

人影はごく小柄で、身の丈はせいぜい140サントほど。まるで子供のようだ。だが手には大きな杖を持っている。
侵入者はフードを脱ぐと、丁重に挨拶する。青い髪が夜風に揺れた。
「女王陛下、夜分失礼する。私はガリア王国の花壇騎士、『雪風』のタバサ」
「……貴女は確かルイズの学友でしたが、ガリアの……? 私を捕らえに来たのですか、それとも暗殺?」

「どちらでもない。陛下をお救いに参上した」

あまりに意外な話に、アンリエッタの口には言葉がない。ガリアは敵方に回ったのではなかったか?
しばし間を置いてから、タバサは無表情のまま、再び口を開いた。
「……タバサとは世を忍ぶ仮の名前。私の本名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。
 四年ほど前、無能王ジョゼフによって暗殺された王弟、オルレアン公シャルルの一人娘」

「なんと! ……そう言えば確かに、面影がございますわ。ガリアの王族はみな青い髪ですし……。
 シャルロット姫はあの時に殺されたとも聞き及んでおりましたが、貴女がそうだったなんて!」
かつてガリアとの宴でシャルロット姫と多少の挨拶を交わしたことはあるが、なかなか快活だった。
それがこのように、別人のように感情を失くしてしまうとは。

「我ら『オルレアン派』は、あなた方の味方。マザリーニ枢機卿をこちらに呼んでいただきたい」


急ぎ枢機卿が女王の寝室に呼び寄せられると、タバサ……否、シャルロットは訥々と語り出した。
自分が仇敵ジョゼフとその娘イザベラに酷使されていること、毒薬により正気を失った母親が旧オルレアン公邸にいること。
そして、そんな自分たちに同情する貴族や平民、すなわち『オルレアン派』も少なからずいることを。

「先日魔法学院がアルビオン側の夜襲を受けて休校となったので、ガリアに帰国中、この陰謀を知った。
 ジョゼフは先だっての誓約を破棄し、ゲルマニアと共にこの国に兵を進めて滅ぼす算段。
 けれど、その折の混乱に乗じて、我らオルレアン派は挙兵する。
 すでに私の母は、部下が救出し保護している。これは大きな賭け。敗北すれば死あるのみ」

シャルロットの瞳には、復讐の黒い炎が宿っていた。
アルビオン遠征に始まったこの戦禍の連鎖は、ハルケギニア全土に拡大するかも知れない。
正直言って自分が女王になる気は薄いが、憎いジョゼフを殺すためなら、クーデターの神輿にでもなってやろう。

566 :復活・使い魔くん千年王国 プロローグ 動乱 5/5:2008/05/28(水) 22:45:21 ID:u93nFsZi
アンリエッタの疲れた顔には喜色が浮かぶ。これは天佑というものだ。
「そ、それは大変心強いことですわ!
 貴女が即位してガリアが味方につけば、ゲルマニアもアルビオンも容易には攻め込んで来ないでしょう」

マザリーニも、オルレアン派のことは耳にしている。利用できるものは何でも利用せよ、だ。
彼女が嘘を言っている素振りはないが、その旗頭が単身やって来るとは、流石に驚いた。
「それで、詳しい手筈は? シャルロット殿下」
「サン・マロンに集結中の『両用艦隊』を内応により奪取し、国内の反ジョゼフ勢力を糾合して決起する。
 混乱する首都リュティスとヴェルサルティル宮殿を、同時にオルレアン派の花壇騎士団が制圧する。
 ジョゼフとイザベラは捕縛して、幽閉ないし殺害。……ただし、失敗する公算もある。
 そこで旧オルレアン公領、つまりラグドリアン湖南岸地域を、本クーデターの根拠地としたい。支援を要請する」

しばし枢機卿と相談した後、女王は彼女の提案を受け入れた。
「よろしいでしょう。仮にジョゼフを討ち漏らしたとしても、広大なガリアを分断させられます。
 我が国の生き残りを賭けて、全力でオルレアン派を支援いたします。ご即位の際は、私が承認いたしましょう」
シャルロットはぺこりと一礼した。
「感謝する。オルレアン派もトリステイン王国を支援し、ゲルマニアの脅威を退けることを約束する。
 『両用艦隊』の上陸目的地は、ダングルテール。艦隊が海上の国境線に触れた時点で、クーデターを開始する。
 ……では、私はひとまず、高等法院に潜んでいる悪魔どもを退治して来る」

シャルロットはひらりと窓から飛び出すと、風竜に乗って高等法院へとまっしぐらに飛んで行った。
ほっ、と女王は溜息をつき、まずは安堵する。しかしアニエスの件といい、ダングルテールとはなにかと縁があるようだ。

「そう言えば……百年以上前、ガリアとトリステインでこんな予言が囁かれましたね。
 いつか恐ろしい大王が天から降臨し、戦乱の世に『アングルの地(ダングルテール)の大王』を蘇らせると」
「はい。また予言によれば、その名はシーレン……CHYREN、これを並び替えるとHENRYC(ヘンリ、アンリ)。
 アンリ王の御子、アンリエッタ女王陛下のお名前に合致いたしますぞ」
枢機卿は、にやりと笑って女王陛下の呟きに答えた。


《Au chef du monde le grand Chyren sera,    偉大なシーレンが世界の首領になるだろう
 Plus oultre apres ayme, craint, redoubte    『さらに先へ』が愛され、恐れ慄かれた後に
 Son bruit & loz les cieulx surpassera,      彼の名声と称賛は天を越え行くだろう
 Et du seul titre victeur fort contente.      そして勝利者という唯一の称号に強く満足する》
  (『ミシェル・ノストラダムス師の予言集(百詩篇)』第6巻70番)


(つづく)

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:48:35 ID:PdQe8pZ0
>>555
曹操がツァオツァオという読みになったの、三国時代よかずっと後だと思う。

それはさておき、支援!
悪魔くんの単行本の復刻をさっき立ち読みしてきたばかりなんだ!

568 :松下:2008/05/28(水) 22:50:22 ID:u93nFsZi
投下終了、支援感謝。久しぶりに書くとかなり疲れるなあ。
……ああいかん、一部マザリーニがマザランになってた。

ノストラダムスの予言は16世紀、ファウスト博士がいた頃の話ですが、
マザランの治世を誹謗するために利用されたりもしたそうで。
素人なもんで軍事的・政治的なつっこみは勘弁願いますです。

次回は、地獄に落ちてしまった松下とルイズたちの話から。
では、また。

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:50:34 ID:l5bIfQr1
俺の股間が真っ赤に燃える
勝利を掴めと轟き叫ぶ!
爆熱!

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:52:09 ID:XsjTOmr4
グシャ

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 22:56:58 ID:VRZLqMqo
待ってたよマツシタ
相変わらず面白い

水木しげるといえば
最近出た「神秘家水木しげる伝」で最新版のかわいいネコ娘を描いてたのに仰天した
ヒトコマだけだが

>曹操(ツァオツァオ)ってことかもね。
一応そう

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:00:43 ID:fy8uVONh
パナソニック氏お待ちしてましたぞ

タバサがオルレアン派を率いているパターンは初めてみるなあ
ヴィシー(オルレアン派)ガリア軍の巨大ロボ軍団(鬼太郎の大海獣ロボ)vs ゲルマニアタイガー戦車軍団
とか見たいっす!

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:08:55 ID:aGBL8Z+M
ソウソウ ソウソウと聞いて
「ヒツギでSOSO!」 から公開処刑執行官候補生 比津木奏輔 を思いついたが
どうもこうも動かしようがナイ



574 :ほしをみるひと:2008/05/28(水) 23:11:09 ID:Xso7DRLa
松下さん投下乙であります。
特に予定が無いようならば、23:15頃に投下始めてよろしいでしょうか?

575 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/28(水) 23:11:23 ID:pj8ZhNCE
>>527
禁書のリドヴィア=ロレンツェッティ(ミョズ)を使徒十字付きで召喚とか?
トリステイン人もガリア人もアルビオン人もロマリア人もゲルマニア人も先住の方々もローマ正教徒に……

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:14:32 ID:hDZXbPnV
>>575
残念、星辰が合わないから発動できない(多分)

577 :S−02 星の使い魔:2008/05/28(水) 23:15:34 ID:Xso7DRLa
 メイジと使い魔。

 メイジは使い魔を扶養し、その所業等の一切に責任を持つ。
 使い魔はメイジを守護し、一命を賭して守護する義務を負う。

 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 クロードの主にして、魔法の使えぬメイジ。人呼んで『ゼロのルイズ』
 そのことを思い知っているからこそ人一倍努力し、誇り高き貴族たらんとする少女。

 クロードにとってルイズはかつての自分であり、なりたかった自分そのものだった。
 失意に打ちのめされながら、それでも歯を食いしばって立ち上がる。
 諦めずに光を求めて手を伸ばし続ける姿が、ひどく眩しく見えた。
 彼女には自分のように逃げて欲しくなかった。折れて欲しくなかった。
 彼女と一緒なら、自分ももう一度立ち上がれるような気がした。
 そう、思っていたつもりだった。

「……さっきの言葉、気にしてんのか、相棒?」
「……だろうな。きっと、気にしてるんだろう」

 懐からの声に他人事のような言葉で答え、自嘲じみた笑みを浮かべるクロード。
 空には双月が穏やかな光を湛えている。

 夕食を終えてからずっと、クロードは一人ヴェストリの広場に佇んでいた。
 ルイズには何も話していない。
 きっと、帰ったらお説教が待っていることだろう。
 もしかしたら今頃はキュルケに言いがかりをつけて怒鳴り込んでいるかもしれない。何しろ前科持ちだ。
 何はともあれ、しばらく一人になりたかった。

 ルイズのことを恨んでいるつもりはない。
 きっかけや経緯はどうあれ、彼女は自分を新しい世界を連れ出してくれた人だ。
 一人の人間として尊敬しているし、魅力的な女性だとも思う。
 まあ、その、いわゆる女性的な色気という点においては若干のハンデがあるかもしれないが。

 それらクロードの感情は全て、思い過ごしだったのだろうか?
 そう思うように、知らず知らずのうちに誘導されていたのだろうか?

「俺が言うのもなんだがよ、相棒。
 何でもかんでも真面目に考えすぎなんじゃねえのか?」
「……ああ。そうかもな」

 そう言ってクロードは天を仰ぐ。
 今更デルフに言われるまでもない。これまで散々言われてきたことだ。

 自分自身のこと。クロード=C=ケニーとしてのアイデンティティ。
 対象が父から主に摩り替わったとは言え、これまでずっと抱え続けてきた悩みそのものである。
 今日一日で解決するには話が大きすぎる。
 今晩くらいは安酒でも喰らって、何もかも忘れるくらいに潰れてしまおうか。
 そうすれば明日は少しはマシな顔になっているだろうか。
 そんなばかりことを考えながら、クロードは重い腰を上げる。

「なあ、デルフ」
「ん、どうした?」
「……」
 何となしに問いかけたクロードであったが、言葉が続かずに黙り込んでしまう。
 聞きたいことはいくらでもあるはずなのに、喉に引っかかって声にならない。
 足は進めど口は動かず、クロードの足音ばかりが夜の学園に響いていた。

 と、不意にクロードの足が止まる。

578 :S−02 星の使い魔:2008/05/28(水) 23:19:20 ID:Xso7DRLa
「おい、どうしたよ相棒?」
「しっ!」

 不平をこぼすデルフを黙らせ、顎で方向を指示する。
 10メイルほど離れた先には黒い外套に身を包み、辺りを伺う人影一つ。
 フードを目深に被ったその表情は夜の闇に紛れて見えない。

「……怪しいってレベルじゃねーぞ」
「……ああ、怪しいな」
 いかにも不審人物でござい、と言わんばかりの出で立ちにクロードも迂闊に手を出せず、様子を伺っている。
 ここまで来ると、逆にいっそ清清しいと言えぬこともない。

「───ッ!」
 懐から杖を取り出すのを確認し、クロードの顔色が変わる。

 弾かれるように飛び出し、併せて足元の小石を拾って前方へと投げつける。
 これは攻撃のためではない。狙いはあくまで相手の気を引くためのフェイクだ。
 果たして効果は覿面。石つぶての風切りと大地を跳ねる音に極端なほどびくりと反応する。
 これだけハッキリと反応してくれるのならば話は早い。

「うっ……」
 ドスッ、という低い音とくぐもった呻き。
 クロードの右手が侵入者の腹に深々と突き刺さった。
 そのまま正体を失って力無く崩れ落ちるところを左手で抱きとめる。

「っと、すいません」
「お美事。やるじゃねえか、相棒」
 懐のデルフが賞賛の声をあげた。
 さて、これからどうしたものだろう。
 腕にかかる体重の思わぬ軽さと線の細さ、そして声の質からしてどうやら女性らしい。
 レディ相手にちょっと乱暴だったかと思わないでもなかったが、
 土くれのフーケと言う前例があった以上、仕方が無いことだろうと自分を納得させる。

 とりあえず、人目に付くと面倒なので建物の影へと移動する。
 そして顔を覆うフードを外すと、思わずクロードは息を呑んだ。

「ほー、こりゃまた別嬪さんだな。
 いいとこのお嬢さんか何かじゃねーか?」
 デルフの言うとおり、黒衣を除けて月明かりに下に晒されたその素顔は、美少女だった。それもとびきりの。

 年の頃はルイズ達とさほど違わないくらいだろうか。
 艶やかな紫髪は肩口で切りそろえられ、慎ましくも滑らかなシルクのドレスに包んだ華奢な肢体は、
 まさに深窓の令嬢という言葉に相応しい気品を備えている。
 先ほどの魔法を使おうとした素振りといい、ド素人そのものと言える反応といい、
 デルフの言うとおり、どこかの貴族のお嬢様だろうか。

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:20:55 ID:u93nFsZi
アンアン…支援

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:22:04 ID:h1jLf5rs
アンアン・エボリューション支援

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:23:01 ID:Xso7DRLa
(……早まったかもしれないな)
 ここに来てクロードのこめかみにたら〜りと汗が流れる。
 気付かなかったとは言え、貴族のお嬢様に手を上げてしまったとなれば、これはもう大問題だ。
 果たして説教ン時間コースで済むかどうか。下手をすれば肉体言語がセットで付いてくるかもしれない。
 もっとも、こんな夜中にこんな怪しい格好をしていた相手だから情状酌量の余地はあるだろうが。
 とりあえず、こんなところを目撃されてはマズいので、人目につかないように建物の影へと運び込む。
 既に自分が不審人物になっている気がしないでもないが、まあそれはそれ。

「で、これからどーするよ、相棒」
「僕一人じゃどうしようもないな。この人が何者なのかも解らないんだ。
 誰かに聞かなきゃどうしようもないし、力になってくれる人が居るといいんだけど……」
 そう言って辺りを見回すクロード。
 と、ちょうど見知った顔が通りかかった。

「シエスタ、ちょっといいかな?」
「え、ちょ、ク、クロードさんっ!?」
 煌々と月の輝く夜更け、建物の影にメイドを引きずり込む男が一人。
 ますます不審人物一直線である。

「いけません、こんなところで……! あ、でも、こういうのも───」
「ごめんね、シエスタ。この人、誰だか解る?」
 軽くトリップしかけたシエスタを鮮やかにスルーして自分の話題に持ち込むクロード。
 流石と言うか何と言うか。その一方でちょっぴり残念そうなシエスタであった。

 さて、改めて人目につかぬように建物の隙間に運び込んだ黒衣の女性と対峙する二人。
 クロードに手を引かれたシエスタの顔がさっと青ざめる。
「シエスタ、知ってるのかい?」
「知ってるも何も、このお方は……




 ……アンリエッタ王女殿下じゃないですか……」



「……マジ?」
「……はい」
「……本気と書いて?」
「……はい」

 冷や汗が背中を滑り落ちる。顔面中の筋肉が引き攣って歯がカチカチと鳴る。
 顔面の筋肉が引き攣るあまり、表情はまるで笑っているかのよう。笑うしかないとも言う。
 一方のシエスタも言葉の意味こそ解らなかったが、クロードのただならぬ様子にうんうんと頷いた。

 ヤバイ。ヤバイヤバイよマジヤバイ。
 どのくらいヤバイかって言うと、電子レンジの中のダイナマイトくらい。
 今のクロードは屈んで待ち受ける軍人に飛び込むレスラーのようなものだ。
 このままでは月の子が集う暇すら与えられずに塵一つ残さず消滅させられてしまう。


582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:23:44 ID:2uq4YgVV
日本の漢字の音読みは中国から伝わった物だから
中国でも昔は日本みたいに発音してたって聞いた事がある
だから漢詩は音読みしてもリズムが良いとかなんとか

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:24:08 ID:D3VQ5eSe
騎士Vガンダムとロシアの赤いサイクロン自重w 支援

584 :S−02 星の使い魔:2008/05/28(水) 23:25:08 ID:Xso7DRLa
「あのう、何があったんですか?」
 クロードの全身から漂う『やってもうたオーラ』を感じ取りつつ、恐る恐るシエスタは尋ねる。
 聞かない方が良かったんだろうと解ってはいたのだが。
 果たして、ギギギ、という音がしそうな勢いで首を向け、泣きそうな顔のクロードが口を開いた。

「……お姫様、殴って気絶させちゃった……」
「……はい?」

 今度はシエスタの表情が凍りつく。
 もともと緊張のあまり青白くなっていた顔からはますます血の気が引き、
 微かに差し込む月夜に照らされた土気色のその顔色は、まさに死人のそれ。
 うっかり人が通りかかれば恐怖のあまり叫び出すこと請け合いだ。
 既に初夏の足跡の聞こえる季節だというのに、吹き抜ける風が嫌に寒々しく感じられたのは、
 きっと彼らの気のせいではなかっただろう。

「いや、何しろこんな格好してるからさ、てっきり賊か何かだと思ったんだ」
「……はい」
「こう、貫手で肋骨の隙間を抜いて肺を、ね?」
「……はい」
「あ、あはははは…… どうしよう?」
「……はい」
「とりあえず目を覚ますまで待って、頭下げて話を聞いてもらうしか……」
「……はい」
「あの、シエスタ、大丈夫?」
「……はい」
「もしもし、シエスタさ〜ん?」
「……はい」

 反応が嫌な方向に怪しいことに気付き、思わずクロードはシエスタの瞳を覗き込む。
 シエスタの瞳は死んだ魚のように濁り、ぽかんと虚空を見つめていた。
 何度呼びかけてみても、頬をぺちぺち叩いてみても、反応に変化は無し。
 うわ言のように、壊れた人形のように生返事を繰り返すばかり。


 どう見ても魂があっちの世界に旅立ってます。本当にありがとうございました。


「アッー! 待ってシエスタ! 僕を一人にしないでーっ!!」
 立ったまま真っ白な灰と化したシエスタの肩をがっくんがっくん揺するクロード。
 彼らの明日はどっちだ。


585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:25:42 ID:hiArkivt
支援しまふむ

>>582
雑談自重

586 :ほしをみるひと:2008/05/28(水) 23:26:40 ID:Xso7DRLa
以上、20話でした。
アンリエッタ姫殿下、 ホ ン マ す い ま せ ん で し た ー っ !

しかしこのクロード、サイトと方向性は違えど
やたらと死亡フラグを立てまくる気がするのは何故だろう……

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:27:10 ID:NUe6LRh5
支援だ!

あと投下中は雑談やめろ

588 :582:2008/05/28(水) 23:28:11 ID:2uq4YgVV
ありゃ失礼、128kbps環境から支援します。

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:28:58 ID:pWN5YAWz
やっちゃったZE☆クロード支援

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:30:49 ID:u93nFsZi
ワロタので乙する

このシーンでアンアンが殴り倒されて気絶するSSは流石に見た事がねえ。多分

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:32:22 ID:pWN5YAWz
お待ちしておりました乙です
他の作品と比べると特殊能力をあまり持たない平凡なクロードですが
アンアンにここまで強烈な仕打ちを与えたのも珍しいのではw

592 :587:2008/05/28(水) 23:33:19 ID:NUe6LRh5
>586
投下乙です!

クロード死亡確定www
十中八九怪しかったから姫様も悪いよね
ただ、声くらいかけてもよかったのではないかとw

>585
こっちこそ偉そうに言ってすみませんでした




593 :587:2008/05/28(水) 23:35:06 ID:NUe6LRh5
あ、アンカミスったorz

>585ではなくて>588でした

申し訳ない

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:36:24 ID:hiArkivt
>>593
アンカーは「>」じゃなくて「>>」なんだぜぶらざー


とりあえずクロちゃんよりもシェスタに噴いた

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:40:25 ID:AaSUI95G
>電子レンジの中のダイナマイト

リアルタイムで読んでたクチだが、アレの意味が未だによくわからない。
マジでレンジの中にマイト入れるとああなるのかね?

596 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/28(水) 23:42:08 ID:pj8ZhNCE
>>586
GJです。
死亡フラグといえば、上官の指示に従わず不用意に怪しげな機械に
近づくというのも十分死亡フラグですね。

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:42:28 ID:apuhgdUc
大丈夫、クロードは使い魔としての務めを果たしただけだ。


人間扱いされていないのなら、人間のルールに従う義務もなかろう。
野良犬に手をかまれたと思ってあきらめるしかない。
あるいは、飼い主であるルイズに責任を取らせるかだ。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:44:22 ID:F5Engo2Q
>>597
なるほど、その責任を取ってアルビオンにいくのか。
それは断れないな。

599 :ぷぎゅるいず:2008/05/28(水) 23:45:34 ID:n5PknCmh
予約は無いですか?無ければ12時程から第5話始めますよ


600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 23:55:06 ID:dXIdvIVa
去勢されたり保健所で処分されたりする可能性も・・・

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:02:46 ID:apuhgdUc
>>600
軍人の行動としてみた場合は、全面的に承認されますよ。
国王だろうが将軍だろうが、夜陰に紛れて宿舎に近づいたら問答無用です。
正規の命令がない限り、いかなる例外も認めないのが軍人ですから。

軍は良くも悪くもお役所なのですよ。

602 :ぷぎゅるいず:2008/05/29(木) 00:03:44 ID:7tOLdrSo
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ゲェッ、ぷぎゅるいず!!始まるよ

「今日はメイドの訓練の日です」
チェコちゃんは懐から豆を取り出してそこら中にばら撒きました
ガサゴソガサゴソ・・・・・・どこからともなく大量のメイドさんが現れて地面の豆を喰います
「メイドって・・・・ハトだっけ?」
ルイズの呻きも空しく、チェコちゃんは竹刀をビシバシ振っています
「王宮メイド第一分隊到着しました!!」
「ヴァリエール家メイド団到着です!!」
「魔法学院メイド師団着任しました!!」
次々と現れてはチェコちゃんに敬礼するメイド軍団
そして始まる過酷な試練の数々・・・・・・・・
お皿を洗う訓練、お掃除の訓練、壁の横から秘密を覗いてしまう訓練、ご主人のいない間にだらだらする訓練、
巨大な敵(フレイム君)と戦う訓練など・・・・・・・・・

「メイドって・・・・軍隊だっけ?」
「それよりもフレイムいつの間にあんなに大きくなったのかしら?」
ルイズとキュルケがお茶を飲みながら諦めた表情でメイドさん達とフレイムくんの闘いを見守ってます
あ、シエスタ踏まれた。
今日も学園はそれなりに平和です


ぷぎゅるいず第5話 〜そんなに毎回毎回、長々とかっこいいタイトルなんて考え付かないよなぁと頭を悩ますロックフェスタの運営首脳陣〜

前回までのあらすじ
『土くれのフーケ』を捕まえようキャンペーンが始まった

フーケ討伐の為に、ルイズ、キュルケ、タバサ、そしてチェコちゃんは宝物庫の前にきていました
「まずは手がかりにそって調べる」
言葉少なに語るタバサの指す指先には、フーケのゴーレムが通った後が延々と道となって森の奥まで続いています
四人はその後に沿って歩いていきました

603 :ぷぎゅるいず:2008/05/29(木) 00:04:55 ID:7tOLdrSo
その頃、山の中の廃小屋の中、『土くれのフーケ』ことミス・ロングビルは盗んだ『破壊の獣』を前に色々してました
具体的に言うと、水兵服を着た怪獣のしっぽが生えた女の子のぬいぐるみを
眺めてにやにやしたり、抱いてぎゅっとしたり、頬ずりしてもふもふしたり、抱きながらころころ転がったり
どう見てもぬいぐるみで遊ぶちょっと危ないお姉さんです 
「うふふふ・・・・かわいいわぁ『破壊の獣』・・・かわいいわぁ・・・」
ミス・ロングビルも女の子だったんですねぇ・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・シュール」
「ハッ!!」
最後のタバサのツッコミでロングビルが我に返るとそこにはぽかんと口を開けて呆れている我らがルイズ一行が、
ミス・ロングビルは『破壊の獣』をそっと置いて、襟を正して、一つ咳払いをすると、
「・・・・皆さん 私、実は朝から『土くれのフーケ』の足取りを追って・・・・」
「「嘘をつくなーーーーー!!」」
ルイズとキュルケの絶叫が森に響くのでした

場所は変わって綺麗な宮殿 プチトロワ カナトママをジョセフさんがうっかり召喚してしまったが為、毎日がプチデンジャラスゾーン状態です
国王であるジョセフさんがマトモにお仕事をしてくれないのでイザベラ様はその分頑張ります
そんな彼女の最近の趣味は・・・・・・
「なぁ、これ似合うかな?」
「ああ、似合う、似合う」
使い魔のカナトちゃんがどこからか持って来る遥か東方の衣服を着る事です、ちなみに今日の衣装は巫女さんでした
「イザベラ様、お時間です・・・・・」
「イザベラ入るぞ・・・・・・・」
そこにやってきたカステルモールとジョセフさん イザベラ様の姿を見ておろおろし始めました
((あれ?うちの娘(イザベラ様)ってあんなに可愛かったっけ?))
「何おろおろしてるんだい?」

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:05:37 ID:NUe6LRh5
支援!

605 :ぷぎゅるいず:2008/05/29(木) 00:06:01 ID:7tOLdrSo
場所は戻って魔法学院近くの森の廃小屋の中、
「えぐえぐえぐえぐ・・・だって、オスマンのセクハラが酷くて・・・・」
体育座りで泣きながらキュルケに肩を抱き抱えられているミス・ロングビル
「そうね・・・・オールド・オスマンのセクハラは確かに酷いわ」
ルイズもロングビルの手を涙を浮かべながら語りかけます
「でも・・・だからと言って盗みは良くない」
冷静なタバサが『破壊の獣』とロングビルの杖を回収しました
「では・・・・いきましょう・・・・」
「はい・・・ご迷惑・・おかけしました」
チェコちゃんが手錠をかけられたロングビルの手を引いていきます 

パラパァーン パラパアーン パラパラララ・・・・・・・・

「哀しい事件だったわね・・・・キュルケ」
「そうね、権力者による加害で被害者の闇が増大する・・・・・本当に哀しい事件だったわ」
「でも、解決できた」
夕日をバックにサングラスをかけワイングラスを片手に傾けるルイズ・キュルケ・タバサ
そして王宮の護送車が夕日に向かって走っていきます 今回の事件の犯人を乗せて

「うぉーーい 何故、学院長のわしが捕まっておるんじゃぁ!?」
             〜魔法学院学院長痴漢事件 完結〜



最終回予告
何故、男と女は出会わなければならなかったのか?出会いさえしなければ胸が引き裂かれる事もなかったろうに
次回:ご飯を食べる時にはちゃんとしっかり噛みなさい に続く

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:06:23 ID:zuOW24DW
げぇっ! 支援だ!!

607 :ぷぎゅるいず:2008/05/29(木) 00:06:56 ID:7tOLdrSo
今回のぷぎゅるいず ここまで 次回、フリッグの武道会でお姫様と戦います



608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:08:27 ID:iicFmr9h
げぇっ、乙!

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:09:35 ID:KZxWy5gJ
ゲェッ、乙!

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:10:17 ID:PJPcohQD
ぷぎゅるいずの方、GJ!

ぬいぐるみを抱いて転がるおマチさん、可愛い〜〜〜w
タバサの冷静なツッコミもナイスだ!
真犯人(?)のオスマンも捕まったことですし、めでたしめでたし…ってあれ?w

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:10:34 ID:RHKxWTnW
そういえばルイズたちと同世代の女の子のキャラって
召喚されたかな?ルイズと同じ目線でケンカできるような娘。
ネギまの明日菜とかかな。

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:10:40 ID:WFqSJtBs
まて、これは孔明の乙だ

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:12:06 ID:WFqSJtBs
>>611
トリスタニアがトリハバラになった小ネタならあるが

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:17:28 ID:Ap3r/9Il
>>601
だがここは王女万歳のハルケギニアであった

その後、クロードの行方を知る者は誰もいなかった・・・

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:19:02 ID:rfMbzPck
相変わらずやりたいほうだいなチェコちゃん乙。
原作のなげやりさの再現がハンパネェよw

>「ヒツギでSOSO!」 から公開処刑執行官候補生 比津木奏輔 を思いついたが

避難所の方でも言われてたジョゼフ更生が出来そうな能力者だな。
問題はなにか巻き込まれでもしない限り、行動開始しなさそうな所だが。

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:19:19 ID:TBGk3ily
GJ
ぷぎゅるいずの人って魔眼の人?

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:21:05 ID:Fn7csSaT
乙。

>>614
逆に考えるんだ。

男日照りのアンアン自身の手でおしおきされて性的な意味で肉奴隷にされたと考えればいいんだ

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:21:21 ID:JmXSVaUP
>>616
「ズッタカタン、ズッタカタン ズッタカタンタンタンタン、タン、タタタタン」のひと

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:22:30 ID:TBtIdvfX
>601
軍人としても誰何をしなきゃダメっしょ
無言で殴りつけるのは

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:23:15 ID:TBGk3ily
>>618
やわらかの人か、サンクスコ

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:26:06 ID:JmXSVaUP
>>619
普通に行動していたのならそうでしょうけど、
怪しい格好で、夜の闇にまぎれて行動中という、言い逃れようのない現行犯ですからね。
詳しいところは、法制度次第かと。

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:30:10 ID:CFE7ph75
ぷぎゅるいず氏乙です。おマチさんだけじゃなく、巫女さんなイザベラ様やグラサンかけた三人娘も微笑ましくていいなぁw

>>611
木乃香、はやて、大阪が召喚された三人は面白かったな。雰囲気がのんきで好きだった。
こなたん家に居候する事になったゼロとヲタ少女や、コロボックルのハヤテ喚び出した豆粒も面白かったな。この二作品の続きは是非に読みたい。
あと現在更新中のなら鮮血の言葉かな?同年代キャラっつったら。

しっかし、何か偏ってるような気がするぜこの面子w
あと明日菜喚び出したら…………毎日喧嘩だわなぁ…………それはそれで見たいが。
10代の普通の娘(?)召喚ネタってのはルイズ達とのやりとりがホントに楽しそうで是非読んでみたい。

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:31:11 ID:TBtIdvfX
>615
目の前でウェールズ殿下がワルドに倒されるのを見て
「弔いたい!」「国葬を挙げたい!」と
ウェールズの遺体奪回と邪魔なレコンキスタの打倒を……

無理


624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:32:33 ID:7tOLdrSo
>>618に付け加えるなら 小ネタの 零と異界の英雄達 と たのしいトリステイン もだよ



625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:33:36 ID:2mAz6C1q
>俺の股間が真っ赤に燃える

昔あるドラマCDで関智一に
「自慢の息子が光って唸る
 女を倒せと轟き叫ぶ
 爆熱・・・・(ドカバキグシャ」

と素で言わせたのがあってだな

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:34:30 ID:fXuNpcAC
>>607
>次回、フリッグの武道会
このネタは初めてみるぜw
いろいろと目が離せないな!


>>621
杖を抜かれちゃったからなあ
感覚的には銃を抜かれたに近い感じだな
アンアン……本気でパニクってたんだなw

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:37:49 ID:Fn7csSaT
悪気は無くても動くとどツボにはまるのがアンアンだからな

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:39:35 ID:Mxq0Dx++
愚地克己でvsギーシュあたりまでの短編を考えたが
克己が余りにも不憫にだから止めとこう。

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:41:16 ID:JmXSVaUP
>>626
やっぱり、アホの子だよな、アンアンは。 そこがいいのだろうが。

まじめに弁護しようとすると、相手が自衛隊でもない限り、
問答無用で射殺されても文句が言えないという……

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:41:35 ID:xtt34wxy
小ネタでカリン様と刃牙が会話するのを考えたが、ただキャラを当てはめただけなので全然駄目だと思ったので書くのをやめた。

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:41:47 ID:UlAphCH4
>>628
小説の中でだけでも活躍させてくれよ
克己は多分あの作品のなかじゃかなりの常識者だぞ

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:46:09 ID:bUzl3oWt
>>611
エグゼリカのパーソナリティは16〜7歳だったはず。
まあ、ルイズとケンカはしそうにないけど。

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 00:49:15 ID:Gh74A0ST
ピクルミサイルで吹き飛ばされて、そのまま鏡に突入するツンデ烈なら考えた事がある

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:07:11 ID:qIyaVuNC
「虚無系統復活ッ!! 虚無系統復活ッ!!」と叫ぶ烈先生が見えた

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:14:37 ID:iicFmr9h
ミツヒラト召喚

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:17:11 ID:Mxq0Dx++
末堂が最近姿を見せないのはルイズに召還されたからか?

ルイズ「バカバカバカ!どうして帰らなかったのよ!」

.ii/               丿           ヽ  ヽ
::/        ,   /   r'"""'''";ィ      l  i,     逃   言
/         ヽ   l   l ,r'"ノ ̄,!       ヽ  l,    が   っ
l ,/\      \;|     l"~ /         l,/、ヽ   さ   た
l /   ヽ-,___、   |    ~~ ----        l ))l|   ね  だ
ヽ    __ ヽ   l    ------        ヽ《 人   ェ   ろ
. `i,  / _''‐  ヽ  |                 入 ノ l   っ
  i,  r'"'-'~';  |  `!               /::::人ノヽ  て
  \ `ゝ‐‐'丶/ l                 (::/:: ヽ /\
    Y    /  i,   ,,,,...,.      ----<~フ Y:::  Y  \
   l、    i    i, ヽ、 ヽ        ァ Y  ト::::: 人    \
   `i   !    f  `y-'"     ,,/  .|  i`\,,,/;;;|     \
    ヽ、  i    ゝ、ノ   ,--、_,,,,//   |      );;;:::        人
     \, ,--、   i, i、.ノ -,,,,,ノ/    !  、  i::;;;;::        \
.       !i !i`t,   /_,ュ;--`~/ /       l. ~i /:::: ;;;;::
       `iヽ\~"‐ヒ"‐,;;--" /        i V:::::; :;;;;:
        ト`、   \_,r--"            `i /:::::; ;;;;:::


637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:17:34 ID:KBRIpIDf
>>611
最近はネギにも作者にも読者にも忘れられてるアーニャを思い出してあげてください。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:44:01 ID:NAXF5G3/
>>637
アーニャに関してはマガジンSPECIALの「ネギま!?neo」で藤真拓哉さんが頑張ってくれているからいいのです(?)

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 01:56:04 ID:ggtgwOth
あえて一番ミスマッチなキャラである長谷川さんを考えたことがある
なにせ、スキルが電脳系極振り、あとは服飾と化粧?
ファンタジーにも拒否反応あるし

ただ、ノートパソコンを超科学抜きで最大限活用できるのは俺の中では彼女

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 02:02:11 ID:KBRIpIDf
ハルナでも良さそうだけどな。

なにしろ行動原理が「面白そう」だから使い魔だって抵抗無くやってくれそうだし、
ゴーレム作りの能力は色々と応用が利く。

そしてラブ臭を感じ取ったり、ハルケギニアに漫画文化を広めたり、日常面でも動いてくれそうだし。

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 02:20:46 ID:ulPAdl+2
>>628
加藤清澄で考えたんだ…

加藤VSワルド

加藤(馬鹿な この怪物を俺が圧倒している)
ワルド「ゆっ許して加藤さん!」
加藤「許すか馬鹿!」
目突きが命中

加藤「キャオォォォォ!」と勝利の雄たけびを上げたところで
ワルド「偏在だよ」

そしてテグスで立ち向かうも首から血の噴水を吹きつつ「ルイズゴメン」

仇(でも生きてます)は海王の替わりに烈風カリンが取ります。


バキキャラだと
常識人代表 克己 加藤
武芸者代表 独歩 渋川
ツンデレ代表 烈

この辺が話の展開的に楽かな?

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 02:37:36 ID:cG8a3CNF
バキといえば、「全使い魔入場!!」と「全イザベラ様入場!!」をもう一度別バージョンで見たいな
前者は多すぎて選別が難しいけど・・・

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 02:45:26 ID:L96GbBAf
全ルイズ集合! 全ギーシュ集合! も見てみたいが、それをやれるほどの量を読んでない

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 02:57:18 ID:UlAphCH4
バキキャラだとガンダールヴは肉体に反応するのか?

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:02:25 ID:NcIu/Iab
全シエスタ、全ワルドと全アンリエッタを見てみたい
あと全破壊の杖とか

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:06:24 ID:bKvvXLMx
烈「食べるんだ」
モニュモニュ
ルイズ「お、美味しい……」
烈「べ、別に嬉しく無いんだからねッッ!!」

うむ、全くおかしくない

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:15:58 ID:cG8a3CNF
まさかピクルを呼ぶわけにもいかんわなァ
火竜山脈登ってって野良ドラゴンとか襲って食べちゃうぜ アレ・・・

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:27:00 ID:1/q55ps5
武器と言えば本部でしょう
もしくはその辺の物全部にルーンが反応しそうなガイア

649 :ゼロのエルクゥ閑話5 0/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:47:57 ID:5lwTzgp8
今度コソダレモイナイ・・・投下スルナライマノウチ。
5分後に始めたいと思いますが、予約など大丈夫でしょうか?

650 :ゼロのエルクゥ閑話5 1/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:52:55 ID:5lwTzgp8
「……あの」
「なんだい?」

 ちーちちち……と小鳥の囀りが響き渡る昼下がりの陽光の中を、二人は馬車でゆったりと進んでいた。
 御者台で手綱を引いているのは、草色の髪を風に揺らすマチルダ。後ろに乗っているのは、物珍しい漆黒の髪を同じく風に流す楓だった。

「本当に、良かったのですか?」
「いいって言っただろ? 元々少しの骨休めのつもりだったんだし、どうせトリスタニアぐらいまでは行かなくちゃいけなかったんだしね。ついでさ、ついで」

 かっぽかっぽ、という蹄の音が、なんともうららかな風景であった。

「ま、それに、あの子があんなに必死に頼み事をするなんて、初めてだったからね」

 苦笑とからかいが半々に混じり合ったようなマチルダの言葉に、楓は少し頬が熱くなってしまう。
 それは、昨夜、その『あの子』と友人の契りを交わした後の事だ。

『マチルダ姉さん、お願い! カエデさんを恋人さんのところまで案内してあげて!』

 魔法学院には戻れない事を言うに言えず、承諾させられてしまった。
 先ほどまで馬車に揺られながら、『学院長のセクハラに耐え切れず放り出してきたから戻るのはバツが悪い』というある意味真実な事情を楓に話したところだ。

「人の事情も知らないで無茶言うんだから、まったく……」

 当の魔法学院でフーケ扱いされていないという事実はトリスタニアで情報を集めた時に知る事になるのだが、今はそうぼやくしかない。
 しかしその言葉は、呆れと共に確かな慈愛が感じられるものだった。

「……すいません」
「別にあんたが謝る事じゃないさ。逆に感謝してるぐらいだよ」
「えっ?」
「良くも悪くも他人の事ばっか気にして生きてきたあの子が、少しでもワガママ言えるようになったって事だからね。大進歩さ」
「マチルダさん……」
「はは。私がこんな事言ってたなんて、テファには言わないどくれよ?」
「はい」

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:53:02 ID:PJPcohQD
>649
夜中起きててよかったぜ!
支援するぜ!

652 :ゼロのエルクゥ閑話5 2/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:54:14 ID:5lwTzgp8
 微笑み合う二人を乗せた馬車は街道を外れていく。

「道を外れていくみたいですけど、いいんですか?」
「ああ。急いで行きたいんだろ? 明日の夜はスヴェルの月夜って言ってね。二つの月が重なるんだ。そして、アルビオンが一番ハルケギニアに近付くのがその翌日なのさ。船乗り達は風石を節約するために、ここ数日辺りはあんまり船を出さないんだよ」
「ふうせき?」

 マチルダは首を傾げた楓に、彼女はハルケギニアの外から呼ばれたらしいという妹の説明を思い出した。

「風の魔法の力が篭った石でね。ものを浮かしたりする力があるんだ。それを使って、船を空に飛ばすんだよ」

 その説明に、燃料のようなものかな、と楓は納得した。なるほど輸送業にとって燃料代は大事な問題だろう。

「ありがとうございます。魔法の事はよく知らなくて」
「遠くから来たって話だけど、そこには魔法がないのかい?」
「はい。物語や、空想のお話の中だけの存在でした」
「ふぅん……」

 馬車はどんどんと道から遠のき、荒れた地を進む。ごろごろ転がっている大きめの石に車輪が取られ、揺れが酷くなる。
 マチルダが舌打ちしながら小さなタクトのようなものを振るうと、揺れが少なくなった。

「歩くならいいけど、馬車で通るのは億劫だねえ。まあ、モグリだからしょうがないか」

 口振りからすると、魔法で道をならしたらしい。
 それよりも楓には、マチルダの言葉の中の一つが気になった。

「モグリ?」
「ああ。今向かってるのは、モグリの竜籠屋さ。値段は張るけど、対応の速さは信頼できるとこだよ。……ああ、竜籠ってのは、風竜の手に人が乗る座席を持たせた乗り物の事。竜が目立つもんだから、街ん中には作れないんだ」

 楓は、時代劇で見るような『籠』を思い浮かべて、納得した。

「驚かないんだね」
「……そういうのを否定する気はありません」
「そういうのを利用するマチルダ姉さんは、もしかしたら、このままあんたをさらって遊郭に売り飛ばしちまうかもしれないよ?」
「あなたの……ティファニアさんに対する思いを、信じていますから」
「……やれやれ。テファもとんだ奴をお友達にしちまったもんだ」

 降参、とマチルダは両手をあげた。

§

653 :ゼロのエルクゥ閑話5 3/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:55:13 ID:5lwTzgp8
 夕方頃に到着したその竜籠屋というのは、地下に作られていた。
 容易には発見できないようにカモフラージュされた入り口をマチルダは難なく開け、地下に下りていくと、大きな空間が広がった。
 鍾乳洞のような洞窟だった。それも、かなり大きなもの。少なくとも数十メートルの高さはあるその中に、何頭もの大きな竜が羽を休めていた。
 奥には、浮遊大陸の側面に開いていると思われる外に続く大穴があり、雲が垣間見える真っ青な光景が覗いている。
 耕一が見ていたアニメの、ロボットが発着する為の格納庫というかカタパルトというか……そんなものを思い出させた。
 マチルダが近くにいた男に二、三言話し掛けると、竜籠はすぐに用意された。
 座席を広くした観覧車のような『籠』に乗り込むと、器用に竜の足がそれを掴み、大穴からその翼をはためかせた。

「…………すごい」

 籠には、四方に窓がつけられていた。後ろを見ると、雲が高速で流れ、巨大な岩の塊のような陸地が、みるみる遠ざかっていくのが見える。
 一度、耕一のところに行くとき、能登から飛行機で羽田まで行った事がある。その離陸時に見た地上が遠ざかっていく速度と比べても、遜色ないように感じられた。
 そうして半日ほど飛んだだろうか。夕方から夜を通り越して早朝と呼べる時間に、竜籠は地上へと降り立った。
 そこは、ダングルテールと呼ばれるトリステインの辺境一帯の山中だという。あまり人の住んでいない地域らしく、裏組織のアジトなんかが多いらしい。
 そこからさらに乗用の風竜と御者を一騎チャーターし、首都トリスタニアまで一日。この世界の金銭感覚がわからない楓でも値段が張る事ぐらいは理解できたが、マチルダは自分の為でもあるから気にするなと言うだけだった。
 『土くれ』のフーケ包囲の為の検問が怖い故に陸路を使わないというのがその理由だった。今こうして風竜で飛んでいる際にも、直線では向かわず、巡視をかいくぐるようなルートを通っている。
 これまでと違って魔法学院では、束ねた髪と伊達メガネで誤魔化していたとはいえ、自分の顔を多くのメイジに晒している。少し腕の立つ土メイジなら、覚えた顔の人相書きを作る事ぐらいは十分可能だ。
 さすがに何百枚も作るのは金も骨も折れる作業だろうが、あの魔法学院から宝物を盗み出したのだ。面子を何よりも気にする貴族連中の事、数日経てば国中に手配書が行き渡ると考えるのは妥当な判断と言えるだろう。
 結論から言えばそれは杞憂だったのだが、そのおかげで通常三日はかかる道程を一日で踏破できたのだから、楓にとっては幸運だった。
 そして、一つに重なった大小蒼紅の双子月が煌々と照らす夜を過ぎ、徐々に空が明るみ始めた早朝。それまで地上に垣間見えていた小さな集落ではなく、外れに大きな宮殿を構えた立派な街並が見えてくる。トリステイン王国首都、トリスタニアであった。
 正面門ではなくその裏手に降り立った風竜は二人を降ろし、そそくさと飛び去っていく。

「正面門から出てすぐの交差を西にいけば魔法学院さ。私はこれ以上ついていけないけど、ま、うまくやりなよ」
「はい。本当にありがとうございます」
「落ち着いたら、コーイチ君を連れてテファのところに顔を出しておあげ。きっと喜ぶだろうからね」

 そう笑い、楓に宿代と馬の賃料だと言って金貨の詰まった袋を渡すと、マチルダはばさっとフードを目深に被り、足音無く朝もやの中に消えていった。
 楓はもう一度マチルダの消えた方向に向かって深く頭を下げ、街の外周を回って正面門へ辿り着くと―――そのまま自らの二本の足で走り出し、馬と見紛うようなスピードで街道沿いに西へと向かい始めた。

§

654 :ゼロのエルクゥ閑話5 4/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:56:41 ID:5lwTzgp8
 そこに到着した頃には、気持ちの良い朝の空が広がっていた。
 高い城壁。立ち並ぶ塔。まさに中世ファンタジーという趣のトリステイン魔法学院は、既に活動を始めているようだった。

「……耕一さん」

 城壁の外から塔を見上げながら、その存在を感じてみる。

「…………?」

 なんとなく、遠い感じがした。すぐそこの建物にいるというのに、以前と変わらないぐらいの、おぼろげな存在感。
 異世界故の精神ネットワークの異常だろうか、と不安を抱えながらも、楓は正門に立っている衛兵に、マチルダに教えられた通りの言葉をかけた。

「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢に面会をしにきました。カシワギカエデ、と言えばわかると思います」

 少し眠たげな顔をした衛兵が少々お待ちください、と詰め所に声をかけると、使いらしき別の衛兵が学院内に走っていくのが見えた。

「申し訳ありません。ヴァリエール嬢は外出中らしく、現在学院にはいらっしゃらないとの事です」

 しばらくして戻ってきた衛兵は、戸惑った顔を隠さずにそう告げた。
 楓は軽く途方に暮れかけるが、目的がここにある事は間違いない。このまま退散する道理はなかった。

「……どこに行ったとか、いつ頃戻るとかは わかりますか?」
「いえ、そこまでは……」
「……そうですか」

 言葉を濁す衛兵に、楓は落胆を隠せなかった。
 これからどうしようか、と正門から中央にそびえる巨大な塔を何ともなしに見上げる。マチルダの話によると、あの中に男子寮、職員寮、食堂、浴場、図書館、宝物庫等々主要な施設が詰まっているそうだ。大きいはずである。
 そんな楓の視界に入る朝の光が、さっと何かに遮られた。

「あなたが、ミス・カシワギ?」
「……あなたは?」

 それは、背の高い女性だった。燃え盛る炎のような、軽くウェーブがかった長い赤の髪が、よく陽に焼けた艶やかな肌にまとわりついている。
 ボタンを意図的に外しているらしいブラウスからは、豊満な谷間が覗いている。自分か初音と同じぐらい線の細い体に不似合いな爆弾がくっついているティファニアと比べると、体のバランス自体は非常に健康的なものだった。というかむしろアレが異常すぎるのだ。

「私はキュルケ。キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーよ。お見知りおきを」

 長い。長い上に、なんだかそこらじゅうからそれらしい名前をちぐはぐにくっつけたような、不思議な名前だった。

「……柏木楓です。あの」
「ええ。存じておりますわ、ミス・カシワギ。あなたが用があるのは、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールではなく、その使い魔。コーイチ・カシワギなのでしょう?」

 余裕綽々、という言葉を体現したかのような微笑みで言葉を続ける、キュルケと名乗った女性。

「…………」

 楓は、事情を知っている人に会えたという僥倖に喜ぶよりも、警戒心を先に持った。
 鋭く細められる楓の瞳に、キュルケはどこか懐かしいものを見るように目を細め、そのままさっと頭を下げる。

「ごめんなさいね、そう身構えないで。さっきそこの衛兵に話を聞いて、ちょっとお話したいと思っただけなのよ」
「……あなたは……?」
「うふふ。あなたの恋敵、ですわ」
「っ!?」

 ばさぁっ、と髪をかきあげて、キュルケは余裕の笑みを妖艶なそれに変えて再び笑った。

§

655 :ゼロのエルクゥ閑話5 5/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 03:57:59 ID:5lwTzgp8
 キュルケに連れてこられたのは、城壁にある小さな塔の一つだった。
 そこは女子生徒の寮らしい。しかし案内された一室は、『寮』と呼ぶにはいささか豪華な部屋だった。部屋は広く、家具には豪奢な飾りがつき、なんと大きな浴槽がでんと一つ置かれている。どこからか、ふんわりと香水の香りが漂っていた。

「お掛けになって」

 楓は警戒を緩めないまま、手近にあった椅子に腰を下ろす。

「さて、これからちょっとお話を聞きたいと思うのだけど……その前に」

 キュルケはベッドに腰かけ、男を誘うような仕草で脚を組んだ。

「あなたは、どうやってここまで来られたの?」
「どうやって……?」
「彼は、とても遠くから来たと聞いているわ。とても歩いていけないようなところからと。さて、彼と同じ名前をもつあなたは、一体どこからいらしたのかしら?」
「…………」

 話すべきだろうか、と迷った。キュルケは何かしら事情を知っているようだが、その意図が読めない。『話を聞きたい』などというのは理由になっていないし、何より……恋敵、という言葉だ。
 耕一が浮気をしているなどとは思わないが、目の前の女性から漂う色気を間近に見ると、一抹の不安を覚えてしまうのも仕方のない事であっただろう。
 ただスタイルがいいだけではなく、それを最大限に活かして男を誘う術を身につけている。そんな雰囲気を纏っていた。

「ああ、あまり深い意味は無いの。実はこの近くに住んでいたのか、本当に遠くから彼を探しにきたのか、その程度でいいのよ」
「……?」

 まだ意図が掴めず、首を傾げて先を促す楓。

「残念ながら、ヴァリエールとコーイチは、本当にどこかに出かけていていないの。彼を探してここまで旅をしてこられた、というなら、帰ってくるまで泊まるところが必要でしょう?」
「……そう、ですね」
「お話を聞く代価として、私のお客様として学院の客室に部屋を用意してあげようと思っただけなのよ。タダで人を動かそうなんて、ゲルマニアの誇りに傷がつきますもの」

 帝政ゲルマニア。トリステインの東に位置する、始祖を縁とする古い王権から独立した新興国家。
 貴族ではなく商人の国、とも揶揄されているぐらいの、実力(拝金)主義の国だと、道行く雑談でマチルダが言っていた。魔法の使えない平民でも、お金で領地を買えば貴族として扱われるとか。
 つまりは、これも取引、という事だろうか。しかし、恋敵、と称した自分の話にそこまでする価値があるとは思えなかった。自分という恋人から耕一自身の話を聞いて、簒奪の参考にするとか、そういう事だろうか?

「どうかしら?」

 なんだかやりかねない雰囲気の女性ではあるが、確信は持てなかった。小さな頃から耕一一筋だった自分には、色恋の駆け引きなんて全く経験がないのだ。
 それに……そういう方向に考えが向くように、わざわざ女の自分相手に色気を振りまいているようなフシが無いわけでもない。
 おいしい話には裏がある。が、その『裏』を看破する事は、楓にはまだ出来なかった。

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 03:58:48 ID:PJPcohQD
いきなり恋敵宣言ですか?w
支援!

657 :ゼロのエルクゥ閑話5 6/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 04:03:11 ID:5lwTzgp8
「……あなたは、なぜ私から話を聞きたいのですか?」

 だから、聞いてみる事にした。どうせ交渉なんて出来ないのなら、真正面からぶつかるしかない。
 ……なんだか、ティファニアの時にも同じような事を思ったような気がする。元の世界に戻ったら少しは人見知りを直そう、と密かに決意した。

「興味があるから、じゃダメかしら?」
「……何に、興味を?」
「色々、よ。彼の事も、あなたの事も、故郷の遠いところっていうのも。私の二つ名は『微熱』。好奇心という微熱から、身を焦がすような情熱は生まれますの」
「好奇心?」
「そう。本当に単純な興味よ。未知の場所から召喚された未知の異邦人。興味がないなんて言ったらゲルマニア貴族の名がすたるってものですわ」

 腐った伝統を廃し、革新を取り入れ、ゲルマニアは力を付けてきたのだから、とキュルケは笑った。
 それは、おそらく嘘ではない。しかし……全てを語っているとは到底思えなかった。

「……では、恋敵、というのは?」
「あら、鋭いのね」

 キュルケは笑みを崩さない。楓は知らず、眉を寄せて睨みつけてしまう。

「そう怖い顔をしないで。そうね、素敵な殿方でしたから一度誘ってはみたのですけど、恋人がいるからってすげなく断られてしまいましたのよ。さて、奪い取るのも悪くはないかなって思ってたんですけれども……」

 じっと、眉を寄せた楓を見つめて。

「身を引きますわ。勝てない戦はしない主義ですの」

 そう、にっこりと笑った。

「…………」

 その明け透け過ぎる笑顔に、楓は呆気に取られてしまった。
 絶妙な距離で纏わりつくように思わせぶりな事を言っていると思ったら、あっという間に手の届かないところまで一直線に退却。なんとも自由奔放だった。

「ふふ。奪うのも奪われるのも世の常と思っていますけれど、誰かの『一番』には手を出さないようにしてますの。さ、お返事を聞かせてくださる?」

 キュルケの邪気の無い笑顔に、楓は知らず張っていた肩をそっと下ろした。
 なんというか……言葉で抵抗しても無駄、という気がした。どれほどの向かい風を与えても平気な……いや、向かい風を吹かせれば吹かせるほど、煽られて燃え上がる炎を相手にしているような。

「……わかりました。お言葉に甘えさせていただきます。ありがとうございます」
「いいのよ。ギブアンドテイクですもの」

 キュルケは、まるで理想の男を口説き落としたかのような笑顔で、にっこりと笑った。

「さて、お返事がそうという事は、本当に遠くからいらっしゃったのかしら?」
「はい。おそらくこのハルケギニアとは別の世界から、ある人の唱えた召喚魔法に便乗してやってきました」
「……はい?」

 それまで常に余裕を保っていたキュルケの眼が点になる。楓は少しだけ溜飲が下がり、小さく微笑みを浮かべた。

§

658 :ゼロのエルクゥ閑話5 7/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 04:04:25 ID:5lwTzgp8
「……本当の未知っていうのは、未知である事すら未知、って事なのねぇ」

 楓の話を全て聞き終えたキュルケは、肩を揉み解しながら一言だけぼやいた。
 彼と彼女は、魔法の存在しない月が一つの別の世界から来たという事。
 精神感応能力で召喚ゲートの波動を感じ取り、それに乗ってきた事。
 この学院に耕一らしき人物が使い魔として召喚されたことを聞き、訪れた事……。

「自分で言うのもなんですが、信じるとは思いませんでした」
「それが全部嘘だとして、誰が得をするのよ?」
「……さっき散々あなたにやり込められた私が、あなたの驚く顔を見て」

 真偽は利害で見抜ける。そう言い切らんばかりのキュルケの声に、楓は少し悪戯っぽい声を出した。
 話すがら、この人は取引だと言いながら、実のところ善意で協力してくれているのだとわかったから。

「あっはっは! そりゃ一本取られたわね!」

 笑い転げるキュルケに、騙されたという感じは見受けられない。

「ま、事情はわかったわ。というわけで、ルイズ達が帰ってくるまで、あなたは私のお客様。好きなだけここにいてくれていいから」
「ありがとうございます」
「いいのよ。それじゃ、適当な空き部屋貸してもらえるように言っておくわね」

 楓はもう一度頭を下げた。思えばこの世界に来て以来、人の善意に甘えてばかりだ。
 素性が不明な自分の面倒を見てくれたティファニア。
 その頼みでここまで案内してくれたマチルダ。
 事情を知って(本人は取引だと嘯いてはいるが)協力してくれるキュルケ。
 もし自由に会う事が出来るのなら、友人として付き合いたいと思う人達ばかりだ。
 でも、帰らなくてはならない。大切な姉妹達を放っておくわけにはいかないのだから。
 ……相談もなく勝手にこっちに来てしまった自分が言える事じゃないのかもしれないけど。

「ふぅ……」

 主が出ていった部屋は、どこか寂しげだった。
 手持ちぶさたに窓の外を眺めながら、ため息を一つ。

「……耕一さん」

 耕一とその主人が何処に出かけたか、誰も知らないらしい。
 公休扱いになっている事から学院長の許可は得てあるようだけど、それ以上の事はわからない、とキュルケは話してくれた。
 一昨日の朝、朝早く馬に乗って出かけていくところは見ていたという。こんな事なら後を追っかけておくんだったわ。あぁ、でもそうしたらカエデと会えなかったわね。などとわざとらしく肩を竦めていたキュルケを思い出し、楓は微笑みを浮かべた。

 ―――そして、それは急激に訪れた。

659 :ゼロのエルクゥ閑話5 8/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 04:05:42 ID:5lwTzgp8
「あ、ぐうっ!?」

 がくん、と楓の体が波打ち、椅子から投げ出され、床にくずおれた。

「あ、あ、あ、あ……っ!」

 例えるなら、ドアノブを握って静電気が火花を散らしたショックの万倍のそれが、体の中心を貫いたような、途方もない衝撃。
 それは、以前にも感じたことのある物だった。

「こ、耕一さん、耕一さん、耕一さんっ!!」

 そう、それは―――『エルクゥ』が覚醒した時の、悦びの咆哮。
 一年前、千鶴の鬼氣を受けて目覚めさせられた耕一の鬼が顕現した時と同じ―――いや、その何倍、何十倍もの衝撃と、激情。
 どんな距離も無意味に、世界中に響き渡る怨嗟。同じエルクゥであれば、否応無く叩きつけられる衝動。
 それは、遥か記憶の彼方、次郎衛門がエディフェルを看取った際のそれに似ていて……。

「だ、ダメえっ! 耕一さあんっ!!!」
「カ、カエデっ!? どうしたのっ!?」

 楓が叫んだ瞬間、ドアが開き、慌てた様子のキュルケともう一人、小柄な女の子が部屋に走り込んでくる。

「耕一さんが、耕一さんがっ!」
「ど、どうしたのよ? コーイチがどうしたの? あのテレパシーってやつなの?」

 楓の性格を、だいぶマシとはいえタバサのそれと同類と見ていたキュルケは、その今にも泣きそうな必死の表情に面食らっていた。
 届けられる慟哭。直接楓に向けられているわけではなく、ただ全てに振りまいているだけの波紋でありながら、その場所まで特定できそうなぐらいに強いそれは、楓を強く焦燥に駆り立てていた。

「あ、アルビオン……!?」
「アルビオン? アルビオンがどうしたの? もしかして、アルビオンにいるっていうの?」

 感じ取ったその場所は、楓が最初に降り立った場所……アルビオンの方向だった。

660 :ゼロのエルクゥ閑話5 9/9 ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 04:07:09 ID:5lwTzgp8
「う、あ、ああっ……!」
「ほら、しっかりなさいっ!! 何か異変が起こってるなら、助けに行かなきゃいけないでしょっ!?」
「っ!? あ……?」

 キュルケの一喝に、楓の瞳に理性の光が戻る。

「落ち着いた?」
「は、はい」
「そう。それで、ルイズ達はアルビオンにいるのね?」

 楓は、ためらいがちに頷いた。

「あなたが行って、どうにかなりそうなの?」
「……わかりません。でも」

 耕一が、『エルクゥ』の力を解放した。
 自分は、その傍に行かなければならない。居なければならない。

「そ。タバサ?」

 言葉を続けなかった楓の目からその決意を読み取ったキュルケが、一緒に部屋に飛び込んできた少女に声をかける。その少女は無言で頷き、さらりとその蒼い髪を揺らした。
 タバサと呼ばれた少女は、指を口元に当て、ピィー、と甲高い口笛を鳴らす。

「行くわよ、カエデ!」
「え、ええっ!?」

 タバサが窓を開け、そのまま空中に向かって何のためらいもなくジャンプを敢行した。
 楓を抱きかかえたキュルケもそれに続く。
 何かを考える間もなく、三人の体は、思ったより遥かに小さな衝撃と共に着陸した。

「え……?」

 ばさあっ、と大きな翼が風を凪ぐ音。
 そこは見覚えがあった。つい数時間前まで乗っていたようなところ……風竜の背中だ。

「さあシルフィード! 目標アルビオン! 全速前進っ!」

 キュルケが空の向こうに向かってびしぃっと指を差し、タバサは無言で背びれに背を預け、本を広げて読み出した。
 三人を乗せた風竜、タバサの使い魔シルフィードは、きゅーい! と一鳴きして、ぐんぐんと空を昇っていった。

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 04:08:51 ID:PjtTkP8h
支援

662 :ゼロのエルクゥ ◆yxbMPy6fic :2008/05/29(木) 04:09:06 ID:5lwTzgp8
以上です。深夜なのに支援ありがとうございました。お楽しんでいただければ幸い。
キュルケはいい女。異論は認める。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 04:16:08 ID:PJPcohQD
エルクゥの人、乙です!

うーん、やっぱり精神感応で感じちゃいましたか〜 耕一の覚醒を
楓なら耕一を抑えることができそうですから、早く着いて欲しいですね
あのままだと鬼の力に身を委ねたままだと、耕一自身が不幸になりそうですからね

キュルケがいい女なのは同意します
でも恋敵にはなれませんよね〜 だって耕一はロ○○ン…もとい楓が既にいますからなw
むしろキュルケよりも、どことなく雰囲気が似てるタバサが恋敵になりそうか?w


664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 04:18:15 ID:PJPcohQD
おっと、眠いせいか変な文章書いてる…

×あのままだと鬼の力に身を委ねたままだと
○あのまま鬼の力に身を委ねたままだと

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 04:21:55 ID:PjtTkP8h
エルクゥの人、激しくGJ!

無双は楽しみだけどやり過ぎはどうよと思ってたところに楓登場
次回がさらに楽しみになりました

いろいろキュルケがいるけどエルクゥの人のキュルケはイイ!キュルケw

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 07:40:30 ID:kZh+PRM4
乙ー。
にしても耕一がエルクゥ全開で突撃してるし、楓でも止められるかどうか……
走ったり跳んだりするだけで周りの人間が文字通り「千切れ飛ぶ」んだし、事後の耕一がどういう状況になるやら期待。

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 08:31:20 ID:L1L2ta/E
>>665
待て、キュルケは元々いい女だぞ。

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 09:14:35 ID:t87TONqq
制御不能になったら何人死人がでるやら>耕一
カリン母さんでも連れてこないと止められんぞ

669 :モモタロス(砂):2008/05/29(木) 09:19:30 ID:JdLgM7tW
ここは鬼つながりで俺の出番だぜ!お前の望みを……
(グシャッ)

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 09:20:20 ID:A/m960vL
記すことすら憚られる家政婦とかも来るのかしらん


671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 10:03:27 ID:7BY0Mm+2
>>519
ウォーマシンのアーマーなら宇宙人のテクノロジー入ってるから補給も整備も不要ですね

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 11:39:26 ID:8EXH6Mk5
エルクゥの人乙!
ついに楓と耕一が出会えそうで次にwktk

主にルイズがこう、上半身の特定の部分を見てだな(ry

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 12:02:04 ID:ephNDrqZ
もう一人のロリコンジャイアントの人のナースタバサ後編はまだですか?

674 :大使い魔17:2008/05/29(木) 12:51:42 ID:P0kSZ8M4
投下予告。
外伝の第三話が出来ました。
今回、002が少し壊れ気味です。

675 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 12:53:36 ID:P0kSZ8M4
ちゃちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃんちゃんちゃーちゃん♪ たかったたんたんたんたんたん♪ ばっばん♪

スイッチ・オン 1、2、3!!
電流火花が 身体を走〜る〜

ジロー チェンジ キカイダー
ガリアン・エルフ迎え撃て、人造人間キカイダー

チェインジ、チェインジ!
ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!!


第三話「ギャンブルブレイカー 武力を持ってイカサマを征す」

「「「かんぱーい」」」
リュティスにある、ジロー行きつけの立ち飲み酒場。
ジロー、ジェット、アルベルトは昼間から酒を飲んでいた。
事の始まりは今から二日前、ヨシアとアイーシャの結婚式に出席し、リュティスに帰還、一部始終をイザベラに報告した直後であった。

「「「賭博場!?」」」
プチ・トロワにあるイザベラの部屋。
ジローたちは、戻ってきた直後に新しい任務に就いて欲しいという依頼を受け、いささか面食らっていた。
「そ。賭博場さ。ベルクート街にある新参者の地下賭博場がイカサマをしている可能性が極めて高いので、それが事実かどうか調べて欲しいのさ。もし事実だったら……、暴力に訴えてでも潰しておくれ」
「物騒だな」
「そうあっさりと言わないでおくれよ、ジロー。それとな、今回は北花壇騎士団から騎士が一人、あんたたちに同行する」
「騎士?」
「北花壇騎士団は基本的に日陰の任務が専門だが、騎士はたった一人を除いてならず者ぞろい。この任務は、本当はその唯一の例外一人に任せるつもりだったんだけど……」
「博打に強いかどうか分からないから、俺たちに協力して欲しいと?」
「そういうこと。そいつには、明日、ベルクート街であんたたちと合流するように指示を出したから」
「任務自体は明日からか……」

次の日、ベルクート街。
ジロー、ジェット、アルベルトはイザベラに教えてもらった待ち合わせの場所にいた。
任務が任務なので、3人ともタキシード姿であった。
ジローはギターこそ手にしていたが、常に頭にかぶっていた白いヘルメットの代わりに、今回は黒いソフト帽をかぶっていた。
「そろそろか……」
ジローがそう呟いた直後、目の前に男装の少女が現れた。
「ジロー……!」
少女は、驚愕した。
先日、従姉妹が言っていた助っ人に、ジローがいたからだ。
「君は……、シャルロットか?」
ジローは、イザベラだけでなくタバサとも面識があったのだ。

ジローは少し困っていた。
何故北花壇騎士になっているのか、何故そんなに無愛想になってしまったのかをタバサに直接聞いたが、「答える気は無い」と一蹴されてしまったのだ。
イザベラもシャルロットも、ジローの記憶にあった姿とは大きく変わっていたのだ。
方や高飛車&冷血に、方や無愛想&寡黙に。
(イザベラを問いただす必要があるな)
何だかんだで、四人は目的の宝石店の中へと入っていった。
ジローは他の宝石に目もくれず、大きなブルーダイヤが飾られたショーケースに近づいた。
「あの、お客様……」
「これ、幾らかな?」
「ですから非売品でして……」
「幾らかな?」
「……二千万エキューです」
ジローは懐から……、銅貨三枚を出した。
ふざけている訳に非ず、これが賭博場に入る手順なのだ。
手順を確認した店員は、営業スマイルで隠し扉を開けた。
一部始終を見ていたジェットたちと共に、ジローは隠し扉の先にある階段を下りた。

676 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 12:54:47 ID:P0kSZ8M4
タバサがドアマンに杖を預けた直後、ドアが開かれた。
「地下の社交場、“天国”にようこそ!」
光と喧騒と、酒とタバコの匂い溢れる地下賭博場のどこが天国なのだろうか?
ジローがそう考えた直後、派手な衣装のコンパニオンが近づいてきた。
「いらっしゃいませ。この“天国”は初めてですか?」
「ああ」
「安全のため、お名前を確認させてもらっていいですか?」
タバサ、アルベルト、ジェット、ジローの順に名乗り始めた。
タバサ以外は特に偽名を使うようには言われていなかったので、アルベルト、ジェット、ジローはそのまま名乗った。
「マルグリット・ド・サリヴァン」
「アルベルト・ハインリヒ」
「ジェット・リンクだ」
「ジロー・トリステイン……もとい、ジロー・テューダー」
ジェットとジローが名乗った直後、賭博場全体が静まり返った。
「どうなってんだ? 他の客がお前だけじゃなくて俺まで見てるぜ」
「この間の騒動のせいで、ジェットさんのことが一気に知れ渡ったんだ」
放逐された身とはいえ、トリステインの王子であるジローと、ブリミルの使い魔を務め、更には第一次聖地奪還の立役者でもあったジェットは、簡単に賭博場内の話題を独占した。
ジローとジェットをとにかく注目させ、タバサとアルベルトへの注意を逸らすという、イザベラの狙いは見事に当たった。
「あのおでこ姫、これが狙いだったか」
「その分やりやすい」

コンパニオンの案内で、タバサとアルベルトはサイの目当て、ジェットはサンク、ジローはルーレットに興じることとなった。
半分運任せのタバサとアルベルトとは対照的に、ジローとジェットは勝ちまくった。
「フォー・ファイア」
ジェットは元々博打狂いな上に強い。
「ノワールの13」
ジローは、ジローで電子頭脳を活用して、ボールが落ちる場所を計算してそこに賭けるから勝つのは当たり前。
「アレで何人目だ? ディーラーが交替するのは」
「二人とも五人目」
しれっと何度も大勝ちしながら、アルベルトとタバサはジローとジェットが目立っているのを利用して賭博場内を見渡した。
「掛け金の上限と立地以外は普通だな……」
「同意」
一方、ジェットは……。
「ここまでやって、たったの3万エキューか……。あと50万は稼ぎたいな」
とんでもないジェットの一言に目まいを起こしながらも、ディーラーは必死になり、見事にフォー・ファイアをそろえた。
「ちっ、初ドローか……」
ジェット相手にドローになった時点で奇跡です。
「見てろよー」
稼ぐ気満々のジェットの、隣の客がいきなり立ち上がった。

「お客様、お飲み物はどうなさいます?」
「リキュールミルク。今度はブラックティー・リキュールで」
「他のリキュールミルクより割高になりますが」
「構わない」
「かしこまりました。それにしても、リキュールがお好きなようで」
「あの甘さが気に入っているんだ」
五杯目のリキュールミルクを注文しながら、ほんのり上機嫌かつ、擬似的なほろ酔い状態でルーレットを楽しんでいたジローは、突如として起こった怒声に驚いた。
「何だ?」
「ここではよくある事でして……」
そう言って、ウェイターは怒声の発生源であるサントのテーブルへと向かった。

677 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 12:55:53 ID:P0kSZ8M4
ジェットと同じテーブルにいた貴族の客が、「イカサマだ!」と怒鳴った。
すぐに賭博場の支配人が駆けつけたが、ジェットとアルベルトは支配人の姿を見て仰天した。
地下帝国ヨミでアルベルトに蜂の巣にされた、ヴァン・ボグートそっくりだったのだ。
脳波通信で、ジェットとアルベルトは支配人に関して話し合った。
『トンでもなく縁起の悪いそっくりさんだぜ』
『ひょっとしたら……本人かも知れんぞ』
『チョット待て、あいつはあんたが地獄に送ったはずだ』
『余りにも似すぎているんだ』
ギルモアと名乗った支配人は、小ばかにした態度で貴族の言い分を易々と論破した。
(このボグートモドキの言ってることのほうが正しいな)
貴族の客は怒りが収まらないまま賭博場を出た……、と思ったら杖を手に戻ってきた。
貴族の客が放った火炎が支配人目掛けて飛んだが、当たる直前に一人のウェイターが支配人を抱えて転がった。
ジローの注文に応じていたウェイターであった。
「トマ!」
支配人の一声に反応したウェイターが、貴族の客の懐に飛び込もうとした直前、ジェットが貴族の客の腕を掴んだ。
「やめな、見苦しい」
「せ、聖人ジェット……」
「どう見たって、あんたが悪いぜ。納得できねえって言うんなら……」
自分に睨みつけられた貴族の客が戦慄したこと確認したジェットは、貴族の客の腕を放した。
貴族の客は舌打ちしてから賭博場を出た。
「やれやれ……。さ、続きだ続き。目指せ100万エキュー!」

「どうするの?」
「ここらでチップの数を一桁ほど増やすか」
支配人がジェットに話しかけているのを見ながら、タバサとアルベルトは一気に勝負に出て、勝った。
そこへ、ギルモアと名乗る支配人が近づいてきた。
「お二人もかなりお強いようで……」
「何故私たち?」
「ジローたちに挑んだらどうだ?」
「お連れ様たちは両名とも、「もっと稼いでから」と言って応じてくれなかったものでして……」
「「なるほど」」
支配人が近づいてきた理由を知って納得した二人は、支配人の誘いに応じることにした。
「続ける。でもその前に少し休みたい」
「後、何か美味いものと飲み物を用意してくれ」
「かしこまりました」

678 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 12:56:53 ID:P0kSZ8M4
宿泊も可能な豪華な休憩室。
五人目のディーラーを真っ白な灰にしたジローとジェットを強引に引っ張って、タバサとアルベルトは話し始めた。
「こっちはまだ15万しか稼いでいねえのに……。ジロー、そっちは?」
「目標の50万は突破したな」
「002、ジロー」
眉をひそめ、アルベルトは二人を咎めた。
「さて、二人に目立ってもらった間に、俺たちは賭博場を注意深く観察してみたが……」
「イカサマをしているそぶりは全く無かった」
「やるとしたら……、あのボグートモドキとの勝負の時だな」
3人が話しこむ中、ジローは何故か考え込んでいた。
「どうしたの、ジロー?」
「いや、イカサマをしているとしたら、どんな方法を使っているのかと思ってな」
直後、ドアがノックされ、ジローが応対した。
「誰だ?」
「殿下、トマです。お食事とお飲み物を持ってきました」
「鍵は開いている」
ドアが開き、食事と飲み物が入ったワゴンを押してトマが入ってきた。
テーブルに豪華な食材が挟まれた大量のサンドイッチと、数種類のジュースと酒を並べて、トマは部屋を出る前にタバサに話しかけた。
「お元気そうで何よりです、シャルロットお嬢様」
この一言にタバサは驚き、残りの三人が一気に臨戦態勢に入った。
「どうして……。……!!」
瞬間、タバサは目の前にいるトマの正体に気付いた。
「トーマス?」
「気付いてくれましたか」
タバサの知り合いだと知り、三人は臨戦態勢を解き、トマから事情を聞いた。
「シャルロットの実家の料理長の息子だったのか」
「はい」
「トーマスは、私に色々手品を見せてくれた。凄く器用で、一度も見抜くことが出来なかった」
「ありがとう御座います。……シャルル様の事故死以来、立て続けに不幸が起き、使用人たちの大半が散り散りになり、父はそのショックですぐに他界してしまいました」
悲しげな表情で、トーマスは続けた。
「あれ以来、お嬢様に関していろいろと噂が流れました」
「例えば?」
ジェットが聞くと、トーマスは気まずそうに答えた。
「剥製にされた、現王女のペットにされた、ジョゼフ派の人間に玩具にされた挙句孕まされたなど……聞くに堪えないものばかりです」
「流した奴、誰だよ」
トーマスは四人の刺さるような視線に気付き、一度咳払いしてから話題を変えた。
「あれから数年、荒んだ生活を送っていましたが、ある時支配人に拾われたのです」
「あの支配人、“ギルモア”とかいう名前だったが、本名なのか?」
「……ここだけの話ですが、ギルモアは正体を隠すための偽名で、本名はバン・ボグートです」
「やっぱりな」
「何かあったのですか?」
「ちょっとした因縁さ」
アルベルトはそう言って、サンドイッチに手を伸ばし始めた。
「……シャルロットお嬢様、アルベルト様、ボグート様との勝負に応じる気ですか?」
「当然」
「向こうの誘いに乗ったからな」
「……ボグート様との勝負、決して勝てぬ仕組みになっております。それでも応じるおつもりですか?」
「「当然」」
二人の固い決意を知り、「失礼します」と言ってからトーマスは部屋を出た。

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 12:57:29 ID:qdCg2CPj
支援

680 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 12:59:41 ID:P0kSZ8M4
「さて、俺とタバサはボグートとの勝負が控えている。ジローとジェットはどうする?」
「俺はもう一回サントのテーブルに座るぜ。後85万エキューは稼がないと」
「博打狂め……」
「……俺は、もう少し休んでから、従業員用のスペースを調べてみる」
「何かピンと来るものでもあったか?」
「表の方に仕掛けがないのなら、裏の方を調べた方がいいと思ってね」
数分後、アルベルトとタバサはボグートとの勝負のため、ジェットは更に稼ぐため休憩室を出た。
残りのサンドイッチを平らげ、酒とジュースを全て飲み干したジローが休憩室を出たのは更に数分後であった。

「またか……」
一方、賭博場内のサイの目当てのテーブルでは、アルベルトとタバサが圧倒されていた。
二人とも、ボグートの手の動きをしっかりと凝視し、小の目が出るか、大の目が出るかを予測したが、有り得ないまでにその予測は外れまくった。
(どうなってやがる?)
(有り得ない……)
「お客様、こう見えても私は負け知らずなのですよ」
不敵に笑うボグートをよそに、二人は焦っていた。
チップも半分近くが向こうに持っていかれた。
二人は、休んでいるフリをして、裏方を調べているジローに賭けるしかなかった。
数秒後、何食わぬ顔でジローが来た。
「トマ、二人にリキュールミルクを」
「リ、リキュールは何になされますか?」
「両方ともカリン・スペシャルで」
「かしこまりました……」
トマがテーブルを離れた直後、ジローはアルベルトとタバサにこう言った。
「二人とも、残りのチップを全部賭けてみたらどうだい?」
この一言には、ボグートとギャラリーは絶句したが、その一言に「イカサマを見破った」という意味が含まれていることに気付いた二人は、迷わず残りのチップを全部賭けた。
結果は、二人の逆転大勝利であった。
「幸福の王子様の御利益だな」
この結果に驚いたのは、ボグードであった。
動揺するボグートの目の前に、ジローはそっと手に持っていたサイコロを置いた。
瞬間、サイコロはイタチみたいなものに変わった。
「ど、どうやって気付いた!?」
「耳を澄ませてみたら、この子の声が聞こえたんだ。先住魔法で変身する幻獣、“エコー”を利用したイカサマとはな……。気付かれないはずだ」
「迂闊だった、人造人間である貴様がここに入った時点で警戒すべきだったか……」
テーブルにあるサイコロも、全部エコーが変身したものであった。
ギャラリーからは罵声が飛び出した。
「ククク……。私自ら動いた結果がこれか……」
そこに、アルベルトが追い討ちをかけた。
「目立ちすぎたんだよ、貴様は」
直後、二人は同時に高笑いし始めた。
「「はーはっはっはっはぁ!」」
「またしても邪魔をしてくれたな、004!!」
「ギルモア博士の名を騙るとはいい度胸してるじゃねぇか、バン・ボグートォッ!!」
互いに怒りの咆哮を上げ、ボグートは懐から出した銃の引き金を引き、アルベルトは右手のマシンガンを作動させた。
レーザーと特殊合金製弾丸が飛び交い、賭博場内は修羅場と化した。
「ここでミサイルが使えるか?」
「貴様こそ、ここで加速装置が使えるのか?」
そして、トーマスの号令に反応して、ウェイターに扮していたサイボーグ兵士たちが一斉に臨戦態勢に入った。

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:00:39 ID:qdCg2CPj
支援です

682 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 13:01:50 ID:P0kSZ8M4
タバサは魔法で、ジローはギターに内蔵されたマシンガンでサイボーグ兵士たちを迎え撃った。
一方、イカサマの被害にあったことがある一部の貴族の客たちが入り口で杖を取り戻し、怒り任せに暴れ始めた。
ジェットはまだサントをやっていた。
だが、タバサたちに応戦しているサイボーグ兵士たちが邪魔だったらしく、その内の一人を、別の客が注文した酒が入ったビンで殴った。
「ウロチョロするな!」
キーン! ドサ……。
「おい! お前は何だ!?」
「あいつらの仲間か?」
無視してサントに熱中するジェットの手札は、火の「ロワイヤル・ラファル・アヴェニュー」であった。
「何とか言ったらどうだ!」
直後、サイボーグ兵士の一人が銃の引き金を引き、ジェットの手札を撃ち砕いた。
「ああ……! せっかくの……、せっかくの火のロワイヤル・ラファル・アヴェニューが……!!」
怒ったジェットは、立ち上がり、吼えた。
「邪魔しやがってぇ!!」
周囲のサイボーグ兵士たちを素手で片付け、床に転がる一名をボグートに投げつけた。
「んご!」
頭部に食らった衝撃に気を取られ、一瞬回避が遅れたボグートの脚に、アルベルトの弾丸が3発命中した。
「しまった……!」
「部下の教育がなってねえぞぉっ!! バン・ボグートォッ!!!」
「今のはどう見ても貴様の逆恨みだ!! 002!!!」
怒りに任せて互いに銃を撃ち合い、賭博場は地獄絵図と化した。
床や壁だけでなく、天井にまでレーザーが命中、破壊され、一部が崩落した。
そしてその余波は、地盤沈下という形で地上の宝石店に及んだ。

室内の惨状を見たトーマスは、手持ちの煙幕弾を作動させ、室内を煙で満たし、ボグートに耳打ちした。
「ボグート様、今の内にお逃げください。ここは我々が」
「任せたぞ、トマ」
隠し扉を開け、ボグートは地下通路へと逃げ込んだ。
一方、サイボーグ兵士たちは全て倒され、トーマスもアルベルトに叩きのめされた。

隠し通路を抜けて路地裏に出たボグートは、一気に路地裏を駆け抜け、風の流れをたどって隠し通路の出口を探し当てたタバサと鉢合わせした。
「速い……!」
「この抜け道に気付くとは!」
脚のダメージのせいで加速装置が使えないボグートは、タバサが呪文を唱えるより早く銃を撃とうとしたが、レッド&ブルーの人影が側を掠め、銃を持っていたボグートの右手が切り落とされ、脇腹に大きな傷が出来ていた。
「デンジ……エンド!」
その人影、キカイダーが静かにそう呟いた直後、ボグートの右上半身が爆発した。

大破したボグートの懐を調べたタバサは、目当てのものを見つけた。
「あった」
手に持っていたのは、鍵であった。
「それは?」
「銀行の鍵」
「どこの銀行だろうか?」
「トーマスに聞いてみる」
その場を立ち去ろうと歩き出してから数秒後、ボグートがいきなり立ち上がった。
「その鍵を返せぇ!」
しかし、ボグートの咆哮に驚いて振り返ったキカイダーとタバサを押しのけて現れたアルベルトが、今度こそ引導を渡した。
「おのれぇ!」
アルベルトの右手のマシンガンが火を噴き、蜂の巣にされたボグートは大爆発、後にはバラバラになった死体だけが残った。
「あの世でヘレンとビーナたちに詫びやがれ……!!」

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:02:23 ID:qdCg2CPj
支援であります。

684 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 13:02:44 ID:P0kSZ8M4
そして、タバサたちはプチ・トロワへと戻り、任務の完了を報告した。
任務が終ったタバサは、ジローの呼びかけにも答えずそのままプチ・トロワを後にした。
一方、ジローもタバサに関してイザベラを問いただしたが、はぐらかされてしまった。
結局、釈然としないままジローたちはイザベラの部屋を出て、自分たちが寝泊りしている客間へと戻った。
何故かニヤニヤしているジェットを見て、怪訝に思ったアルベルトはジェットに聞いてみることにした。
「どうした、ニヤニヤして」
「フッフッフ……。知りたいか? 知りたいんだな? 知らせてやるぜ!」
ジェットが懐から出したのは、高そうなアクセサリーや宝石の数々であった。
その中に含まれているブルーダイヤを見たジローは、ジェットがあの宝石店から失敬したことに気付いた。
「ジェットさん、まさか……!」
「そのまさかさ。ロワイヤル・ラファル・アヴェニューを台無しにされた慰謝料代わりに、取れるだけ取ったのさ」
「何てことを……」
「火事場泥棒じゃないか……」
呆れ果てたジローとアルベルトとは対照的に、ジェットはどこ吹く風であった。
「何とでも言いやがれ」

時間は、冒頭に戻る。
今日集まったのは、トーマスがこの立ち飲み酒場に就職できた祝いである。
「よかったな。再就職できて」
「はい」
心底朗らかなジェットと、微妙に心中複雑なトーマスの会話を聞きながら、アルベルトはジローに愚痴った。
「それにしても、あんな真似をするとは……」
「聖人失格、と言ったところだな」
「全くだ……」

世の中、悪銭が身についてしまうこともたまにある。
けれどジェットの真似をしてはいけない。
トリスタニアに戻れる日は来るのだろうか。
あの日の幸せが戻るのは何時の日か。
ジローは行く、果てしなき旅の路を。


赤い夕焼け〜 寄せる雪風〜
戦い終わって〜 明日を夢見る〜

何時の日か必ず〜 みんなでタルブ行(ゆ)こう
ああ〜 我ら〜 サイボ〜グ〜

正義の味方〜

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:03:43 ID:qdCg2CPj
支援です。

686 :大使い魔17 〜ジローの冒険〜:2008/05/29(木) 13:06:16 ID:P0kSZ8M4
投下終了。
原作版のジェットに『新ゼロ』第36話のあの台詞を言わせ、特撮版のキカイダーで「ギターを持った少年 -キカイダーVSイナズマン-
」のあのシーンを再現したかっただけです。


687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:24:18 ID:+ZhX7osF
教えてくれ!君は誰だ!

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:28:57 ID:k/Pw15vW
わたし、リカちゃん
いま、あなたの後に居るの

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:48:34 ID:LjJk57oQ
俺の後ろに立つな!

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:50:32 ID:bj4FXBMH
『アナタはそこにいますか?』

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 13:53:50 ID:k/Pw15vW
答えちゃ駄目だ!

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 14:01:55 ID:Kuuqh9I2
たった一人の私に、あなたは気づいてくれますか?

この元ネタ知ってる人いるかな?

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 14:07:14 ID:k/Pw15vW
超攻・合神!!


パッケ絵の格好良さに騙されて定価で買いました。

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 14:09:39 ID:bj4FXBMH
「いません」って答えたらどうなってたんでしょうね

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:02:45 ID:jTVAASKt
シャンゼ呼ぼうよシャンゼリオン!

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:16:53 ID:JdLgM7tW
唐突ながら、役に立たない使い魔を考えてみた。

○真琴(ひとには、いえない)
エロい妄想と男を見る目のなさを兼ね備えたOL。
巨乳なので馬鹿な男を釣るぐらいはできる?いや、自分が本気になって発情するからそれもできそうにないか。

○<博士>(小説版仮面ライダー)
巨大電子計算機以上の頭脳を持つが、特殊なプールの中でしか生きられない非常に脆弱な体でもある。
召喚直後に即死。

○ブラック指令
「指令」は原文ママ。子供にリンチされて死亡。

○デルザー軍団戦闘員
デルザー軍団は強いがこいつらは弱い。何しろただの小学生にすら負けていた。

○カン・ユー大尉(装甲騎兵ボトムズ)
無能で非道な中間管理職。優秀な部下の足を引っ張る事だけは超一流。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:24:16 ID:3HxTdfv1
仮面ライダーから『怪人』を召喚。組織に対する忠誠をコントラクト・サーヴァントによって上書きされ、亜人として使役される。
普段は人と見分けが付かない姿でありながら、戦う姿は異形そのもの。その姿に悲哀を感じる者、嫌悪を感じる者……その全てを間近で見る事となるルイズの心境やいかに。

……ただしタイミングを間違うとライダーキックの直後に召喚されてしまい、爆発四散した人間の手足らしき物が降り注ぐトラウマ製造機と化す。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:25:01 ID:t+veWKQs
初期レベル、初期装備のなまけもの、イーク、観光客な@。

****はワルキューレに殺された。

となりそうだ。

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:33:20 ID:JdLgM7tW
>>697
スカイライダーのクモンジンは?敗北直後に何故か再生・召喚。
捨て鉢な若人に「まだ若いのにそういう考え方は良くない」と説教するぐらいのモラリストだから、使い魔として第二の人生を歩んでも問題なさそう。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:40:01 ID:bj4FXBMH
>>696
ブラック指令 「子供にリンチされて死亡」
正確にはちと違います。
手に持っていた水晶球が、円盤生物への指令機であると同時に彼の生命維持システムでもありました。
だから子供にケリ入れられて水晶球を落としてしまったのが死因です。
・・・・・・・・・もっとダメじゃん

わたしも上げてみましょう
○伊藤誠(nice boat)
能力もスキルも一般人 周囲の人間関係を破壊する事しか出来ない

○アリシア王女(ライブ・ア・ライブ)
役に立つとか立たないとかそーゆー問題じゃない
ヨヨ(バハラグ)もセットで呼んでみようか


701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:43:15 ID:Yhzg6thv
>カン・ユー大尉(装甲騎兵ボトムズ)
>伊藤誠(nice boat)
>アリシア王女(ライブ・ア・ライブ)
これはいい反面教師達ですねw

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 15:49:35 ID:kZh+PRM4
使い魔としてふさわしい存在でありながら役立たず?
こいつらを忘れちゃこまるぜ!

しろまどうし
・ケアル:自分を回復
・ソーリー:敵と和解する

ウゴカザル
・殴れっ!:殴らない
・かきむしれっ!:かきむしらない

ゾンビ
・ゾンビパンチ:自分にダメージ
・ケアル:自分が即死

すごいぜっ!


703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 16:04:04 ID:aftqZu8q
>>702
半熟英雄ナツカシスw
そこにさらにエッグマンもつけようぜ!

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 16:07:03 ID:bj4FXBMH
>>702
そうなるとルイズをデッドガンに装填せねばなるまい

他には
○モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)
根本的に言う事聞かない上ルイズを危機に陥れる迂闊さは天下一品

○ロロノア・ゾロ(ONE PIECE)
道に迷う でもまあ居るべき時には居るべき場所にいて戦うからそうでもないかな?

○隆(ストリートファイターシリーズ)
放浪癖あり 居るべき時に居ないっぽいな

○火引弾(ストリートファイターシリーズ)
その中途半端さはハンパじゃないぜ!
一般人と比べればスペックは高いがジャンプが三メートル超える他の連中に比べるとやはり低すぎる
本来のスペックに対し自己評価が異様に高いのもマイナス

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 16:43:16 ID:rfMbzPck
「サクラ頑張る!」のダンはダンのクセにカッコイイんだぞー!
一応波動拳だって使えるし、生活力も男気もあるし、タマには良い事言うし。
彼ならば必ずルイズの良き使い魔兼師匠になってくれるはず。

……デルフの出番は無いだろうけどなー。

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 16:46:15 ID:2w8AO06a
>>700
アリシア王女はストレイボウにたぶらかされてるかそうでないかで差はありそうだな。
ある意味アン様に近いな。

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 16:55:05 ID:u7as3cH9
>>704
ルフィは確かに色々と弁護不能な部分が多すぎではあるが、同時にもたらしたピンチを
跳ね除けるだけの強さも持ち合わせているけどな。
ただ、契約したとしても使い魔を続ける事と海賊王になる事を両立させる事が出来ない限り、
何があっても従わないのは確実。
その辺はルフィと言うキャラの根幹に関わるから絶対に変えちゃいけない部分でもあるし。
むしろ逆にルフィがルイズを仲間に誘いそうだ。

後、日常の仕事では余りに使えなさ過ぎてルイズが切れまくるのは間違いないw


708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:02:05 ID:RHKxWTnW
>>707
やべぇ、尾田絵でどん!と登場するオスマンが浮かんできたw

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:10:40 ID:ku7tDW+A
登場シーンだけかっこいいワの人と申したか

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:18:08 ID:lIEqR+Gb
大河新次郎召喚で、シエスタの曽祖父が大神一郎というのはどうか?
召喚された新次郎が、ご主人のルイズとその学友達からなる華撃団を結成して、日夜トリステイン
を襲う怪奇事件や怪現象を起こす組織と戦うとかな・・・

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:23:00 ID:k/Pw15vW
あれあんまり趣味じゃないわ

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:27:06 ID:T9w45d86
冥王計画ゼオライマー(OVA)から氷室美久召喚を計画しているんだが
セットで漫画版のゼオライマーの機体だけ召喚しても大丈夫かな?

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:27:57 ID:Kuuqh9I2
>693
お、知ってる人がいて嬉しいねぇ
メカデザがカトキだから知っている人は知っている作品だよね

>カン・ユー大尉
彼はボトムズ一の萌えキャラだからいいんです


714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:35:19 ID:A/m960vL
アリシア王女でぐぐったら何か薔薇薔薇しいSSにたどり着いたぞ(;´Д`)


715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:41:20 ID:k/Pw15vW
>>713
ゲームは糞なのに何故か何周もクリアしてしまうEDのしんみり具合が好き。
ルイズが生体兵器の一部召還したらハルキゲニア終わるね。

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:43:17 ID:yQoIFVfC
>>709
それは、ほら、あれだよ。
なんだっけ、あの・・・ほら、読み切りでドラゴン悪用しててぶった斬られた悪党。

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:48:37 ID:Kuuqh9I2
>715
EDのあのなんとも言えないしんみりの為にクリアする価値はあるかと

アオイシロより剣の鬼カヤを召喚
ルイズが贄の血の持ち主ということにすればOK
毎回官能的すぎる吸血シーンにギーシュとマリコヌルが前屈み必至か

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:53:11 ID:8jpKXKH/
>>717
贄の血である必然性があんまりないな
あと、なっちゃんは梢ちゃんの言うことしかきかないよ

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 17:59:14 ID:xLnHcBfq
リュウは徒歩で月面から地球に帰ってしまうんだぞ
異世界でも多分何時の間にか帰ってる

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:00:19 ID:V5aBdHio
>>706
アリシア王女は自分の見たいものしか見ようとせず、それによって引き起こされた惨劇すら全く他人事のように語るという
自己中な無理解さにおいてアンアンを超えていると思う

少なくともアンアンは反省(だけ)はしてる

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:04:05 ID:1LMLE7W1
>>720
ストレイボウは死んでからオディオになったオルステッドの引き起こす惨劇見続けて反省してたけどな
アリシア王女は死んでから…アレはどうだろ?

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:05:08 ID:iN4XwLoa
アンアンは毎回ちゃんと反省してるよ!

ただ、次から次へと全く新しい失敗をするんだよ!

723 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/29(木) 18:06:26 ID:YcBIn49V
前にルイズの先生になれるキャラは?ってネタがあったけど
ならばイザベラなんかを真のプリンセスに教育できるキャラはどんなんだろね
何となく、アルプスの少女ハイジのロッテンマイヤーさんが浮かんでしまったけど

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:08:14 ID:sXeoQBf3
現実世界の科学技術をハルケギニアに定着させるのは制約が多すぎて難しいけどサクラ大戦系の技術だったらどうかな。
霊力別にしたら動力源全部蒸気だし、紅蘭の手作りで大体作れるほどの精度だからな。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:10:39 ID:k/Pw15vW
>>722
いいこと言った。
アンアンは愛される無能。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:12:25 ID:wUKyusFZ
>>709
ルフィにライトニングクラウド
→ル「きかねえ、ゴムだから」
の流れで、汗と鼻水垂らして目を見開いて
あんぐりと口を開けるワの人が見えた


727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:14:56 ID:aKc1/qXu
>>726
同じくw

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:16:06 ID:T9w45d86
>>724
そういえばコルベールが水蒸気機関とか作ってたな

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:53:36 ID:bj4FXBMH
>>721
多分「やはりあの人は他人の心の痛みと苦しみを理解できない人だったんだわ。
   お願いします、あの悪逆非道な魔王オディオを倒してください」
とか言うのでしょう

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 18:56:46 ID:kZh+PRM4
>>729
一応アキラダンジョンで
「お願い、あの人を止めて……」
というチンパン顔負けの他人事なお願いをしてくれます。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:04:23 ID:C/fqqh1N
>>720
まあどっちも箱入りの王女様だしなあ
アンリエッタが政治的には素人なのは三銃士の影響だろうけど
マリア・テレジアみたいなのもラノベで
書いたら逆にうそ臭そうだし

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:09:41 ID:vPIyt03V
人類最悪を召喚
ハルケギニアがしっちゃかめっちゃかに。
まともに動かそうと思うと十三階段に匹敵する面子が必要になるが果たしてハルケギニアであつまるだろうか

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:10:53 ID:Coeov8dD
蒸気機関が異常に発達した世界……唐沢商会の蒸気王とか。
藤原カムイもなんか似たようなの描いてたな。

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:15:05 ID:C/fqqh1N
>>730
でも最強武器わざわざ用意してる辺り、オデも
殺してほしかったんじゃね?
まあ巻き込まれたほかの主人公にとっては
「一人で自殺してくれ」って話だろうが

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:16:30 ID:C/fqqh1N
>>732
召喚失敗して「つちのなかにいる」ということで一つ

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:16:53 ID:lhzO6C0K
>>716
いたなぁ、シラノ……だっけ?
原作を読んでいないSS読み専の俺のワのイメージはシラノかDMC2の社長だけどw

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:17:42 ID:OZ7DQtdx
>>733
麻宮騎亜の『快傑蒸気探偵団』とか。

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:20:53 ID:NgVlIPTD
ミンサガからアルドラを召喚するのはどうだろう?
EDでは天に昇ったはずが気づいたらルイズに召喚されていたって。

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:28:17 ID:fvhNwyE8
蒸気機関が異常に発達してるっていうのとはちょっと違うが
荒野の蒸気娘の二人なんか面白そう
戸惑いながらもお姉ちゃんと呼ばれまんざらでもないルイズ
脅威のテクノロジーに鼻息の荒いコッパゲ

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:33:17 ID:WTPaV4Sr
>>738
デッデッデデデデー!
「イクゾー」


殿下「ヒョウジュンゴハワカルカ?」
ルイズ「(あんたがね…)」

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:38:54 ID:lakO+Wjp
蒸気機関が異常に発達ねえ……柳生十兵衛死すとか。当然ケン・イシカワ版
確か鉄甲船を蒸気機関で飛ばしてたはず

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:47:15 ID:V5aBdHio
ゼロ魔世界で産業革命が起きたら精霊たちが黙っていないと思うが
許すまじ環境破壊!

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:51:53 ID:T9w45d86
スチームボーイはかなり発達していると思う

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:53:28 ID:87AGv6Nx
FF6のエドガーはどうだ?

機械の扱いに長けているからコッパゲと相性よさそうだし
彼自身も機械・武器も作れたような。

あと女たらしだからギーシュとはウマが合うのか
対立するのか…

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:55:55 ID:WTPaV4Sr
>>744
ガンダールヴのルーンのおかげで、ドリルは頭に装備する最強の防具であることを初めて知るんですね

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 19:59:01 ID:INIB3bOU
降魔核を使用した蒸気機関…

危険すぎる。

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:03:14 ID:CWz0KdMe
>>695
もう来てる

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:07:18 ID:CWz0KdMe
>>733
スチームパンクってのは定番だよ。ラピュタやハウルだってそうでしょ?

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:07:35 ID:aegLTULU
>>704
中平版のリュウならある程度の常識はあるし、異世界でもメイジとの戦いに胸躍らせるはず

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:08:40 ID:AnEYtI4M
>738
シルバー親分召喚はががーっと書いてみた事がある。

「わかった。あたしは親分で使い魔。あんたは子分でご主人様。これでいいね」
「よくない!」

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:10:27 ID:87AGv6Nx
>>750
シルバー親分は改造ロマサガ3においては
チェーンソーを振り回すエースです。

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:10:40 ID:T9w45d86
そういえばRODにも蒸気の武器があったな

753 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:16:19 ID:sh/9Rkav
こんばんは、一話投下→放置の黄金コンボをかます前に第二話を書き上げて来ました。投下してよろしいでしょうか
あとトリップってのはこれでついているかな? 

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:16:21 ID:jVS86lWw
もしレベルEのバカ王子がハルケギニアに召喚されたら
くだらない聖戦なんか一気に消し飛ぶさ

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:16:29 ID:sQxPPwZR
>>751
破壊の杖はビルキースと申したか

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:17:51 ID:CWz0KdMe
>>753
何を呼ぶのかも書いてほしいが。

とりあえず、進路クリアですぜ。

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:20:07 ID:WYAYfemr
烈火だったっけ?

758 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:23:52 ID:sh/9Rkav
>>756 orz
烈火の炎から霧沢風子召喚です。2chではアレな評価ですが私は好きなんです、そして第一話は4/18に投下してます。
忘れてる方は確認お願いします。
八時半頃から投下させて頂きますね。

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:28:14 ID:CReMiqWj
>>744
ギーシュが一方的にエドガーに弟子入り
断られてもへこたれずエドガー周辺をちょろちょろして困惑させる
かな

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:29:30 ID:ljgyVOrD
職人殺すにゃ刃物はいらぬ、スルーのひとつもすればよい。
風神の人にドンマイ支援。

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:33:21 ID:iicFmr9h
破壊の杖はmk82で

762 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:33:24 ID:sh/9Rkav
 使い魔としての契約が風子にとってはわりと最悪な方向で終わった。
 かなりおぞましい感覚を受けた、一瞬を永遠に感じた、それでも終わるものは終わる。
 唇に感じる唇の感覚が離れた、距離の開いたルイズの顔と見つめ合う。
(忘れなさい、これは私もあんたも数に含めない、それでいいでしょう?)
 一瞬の交錯ではあったが、自分とほぼ同じ考えであるような目の色をしていた。
 コクリ、と一つ風子が頷いた、視線が元の位置に戻るとこんどはルイズが視線を落とす。おそらくの同意を得て多少の友情が結ばれた時、風子の左手に痛みが奔った。
「痛っ――こいつはいったいなんだい?」
 風子は痛み出した左手を押さえながらルイズに聞いた。
「ああ、使い魔のルーンが刻まれているのよ、すぐに治まるはずだから我慢なさい」
 果たしてその言葉通りすぐに痛みは治まった。しかし、風子の左手には見たことのない紋様ができている。
「ルイズでいいんだよな、こりゃなんだい?」
「だから使い魔のルーンよ、話を聞いてなかったのあんたってば」
「ぐっ、うるっさいなあ、結構痛くって話を聞いてる余裕がなかったんだよ」
「ふむ……しかし珍しい形のルーンだね、平民の使い魔に見たことのないルーンか……それもこんな反抗心の強い」
「あのねはげおじさん、いきなり異世界にほっぽり出されて使い魔になれ? そんなこといきなり言われて従う奴のほうがどうかしてるでしょうよ」
 はげおじさん呼ばれたコルベールという名前の先生が草の生い茂る地面に額を押し付けた。どうやら本当のことを言われて心臓にグサリと来たらしい、
 フン、と、一つ鼻で笑ってこの世界で使い魔として生きていくことになった風子は改めて回りの連中を見渡す。
 全員が黒いローブに片手に杖、見るからに「魔法使いです!」と主張している人間ばかり、これが自分の住んでいた世界なら回りの連中の頭を疑うところだが、こっちの世界ではそうはいかないみたいだった。
「はあ、まったく先が思いやられるねえ」
「なんか言った? 馬鹿猫」
 風子の溜息交じりの一言を聞き漏らさずに追求するルイズ。
(まったく、本当に先が思いやられる……)
「なんでもございませんよ。ご主人様」

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:33:31 ID:Gy/DQO2b
支援するぜえ

764 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:36:45 ID:sh/9Rkav
 このやり取りを聞いていた生徒の一人がついに、といった感じで吹き出す。
「ぷ、っくっくく、あっはっははは」
 腹を抱えて笑い出したその生徒は続けて言う。
「ゼロのルイズが何回も何回も繰り返して召喚したのは平民! それもなーんのとりえもなさそうな、ひょろっちい女!」
 一人の生徒が笑い出した、すぐに後が続いていく。
「それも、絶対に魔法のない世界だって?! ド田舎以下のド辺境じゃないか! いやあ本当にお似合いの使い魔が召喚できてよかったなあ、ルイズ!」
 二人目が笑い出した、後はもう止まらない、次々とルイズを嘲笑する声で場が包まれる。
「これからも仲良くしていけよ? なんせ使い魔は一生物なんだし!」
「そのうえ言う事をよく聞く、物分りのとってもいい使い魔だ! おまえのその性格も柔らかくなっていいんじゃないか?」
 はて、と首を傾げたのは風子だ。なぜ、不本意ながら自分のご主人様となったルイズはこの様に同じ魔法使いの生徒から口撃を受けているのか? 
 その眼前で激昂したルイズが反撃を開始しだした。

 ルイズ一人に対してこの場に居るほぼ全ての人間が次々と嘲りを含んだ言葉を投げつけていく、
 ルイズも身振り手振りを交えて反撃しているが如何せん口の数が足りない、何せ彼女の口は一つしか同時に開かないのに対して周囲は同時に幾つもの嘲りの言葉を浴びせかけてくるのだ。
 段々と息が上がっていき、顔を朱色に染め上げだしたルイズ、これを見て風子は、
(まるで昔の私を見ているみたいだね……胸糞の悪い。どーしてこうなってんだか理由はよく解んないけど取り敢えず回りの連中黙らせるか?)
 と、一拍考えてそれを実行することを決める、大きく息を吸い込んで腹の中に大量の酸素を溜め込み、いざ吐き出そうとしたその瞬間、風子の目の前に手が現れた。
(私を止めてくれた奴は誰だい? 場合によってはお礼を弾むべきだね……)
 そんな物騒なことを考えながら、手の持ち主に視線を合わせる、風子の目に映ったのはいつの間にか復活して隣に居た冴えない顔の禿頭の中年男性だった。
 その男は年相応の、いや、それより若干歳を重ねたように映る微笑を浮かべている、そしてその瞳は言外にこう言っていた。「私に任せなさい」と。
 少し、ほんの少し癪だけど、この見栄えの悪いおじさんに任せても良いかもしれない、第一私は――。
「皆さん!」
 大変騒がしい草原にコルベール先生の声が通る。見た目よりずいぶん大きい声でこの場に居る生徒達の注目を集めたコルベール、
 さすがにこの場の責任者たる人物を無視する訳にはいかないみたいなので、ルイズを嬲っていた連中も口を閉ざしている。
「春の使い魔召喚の儀式は滞りはありましたがこのように問題なく終了し、ミス・ヴァリエールもこのように無事、使い魔の契約を交わしました!」
 ダシに使われた風子はほんの少し苦い笑いを浮かべ、次の言葉を待った。
「よってここに、この儀式の終了を宣言します、君たちには次の授業もありますね? ですので早くにこの場を後にし、次の授業に備えましょう!」
 数秒間、生徒と先生と使い魔の間に静寂が訪れた。
 まず、動いたのは一人の生徒、ルイズを嬲ることに参加せず、遠巻きに様子を伺っていただけの生徒だ、元々参加する気もなかったなかったのだろう、
 素直に呪文を唱え、遠くに見える学校に向かっていく、一人の生徒が動き出せば後は数珠繋ぎだ、一人、一人、と宙に浮き、学校に向かっていった。
 そうして残ったのはコルベール、ルイズ、風子、そして最初にルイズを笑った小太り身体の生徒、その生徒も自分の味方がいなくなったことが十分にわかったのか、意地の悪い視線でルイズを一瞥した後、何も言わずに去っていった。
「ありがとうございます。コルベール先生」
 そう言って深く頭を下げたルイズを前にコルベール先生はちょっと照れくさそうに杖を持っていない方の手で頬を掻いていた。
「そう言ってもらえると嬉しいですね、ミス・ヴァリエール……それでは私も学校の方へ戻ります。ゆっくりと君の使い魔と来てくださいね」
「はい!」
 と、元気よくもう一度頭を下げたルイズを見て満足げに笑ったあと、コルベール先生はこう言って学校に戻っていった。一言、
「コントラクト・サーヴァントの一発成功、おめでとう」
 その一言を聞いて両手を握り締め、胸の前に持っていったルイズ、一時そのまま固まったあと、風子に振り返る、顔にはほんの少し嬉しそうな匂いがあった。

765 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:38:01 ID:sh/9Rkav
 その一言を聞いて両手を握り締め、胸の前に持っていったルイズ、一時そのまま固まったあと、風子に振り返る、顔にはほんの少し嬉しそうな匂いがあった。
「さて、それじゃあ学校に戻るわよ! 風子!」
「あいあい、了解しました……?」
 ここで首を傾げた風子、ルイズに訊ねた。
「私はあんたのことをなんて呼べば良い?」
 フン、と楽しげに鼻で笑ったルイズ「決まってるじゃない!」と言いたげな目をして放ったのは、
「ご主人様、もしくはヴァリエール様、よ!」
 半ばからこの台詞を予想していた風子、どこか達観した表情になった。
(いやまさかこの歳で「ご主人様」言わなくちゃなんないとはねえ)
「解りましたよ……ご主人様」
(ああまったく、なんでこんなことになったのやら)
「そう、それよ! じゃ、学校に行きましょうか」

 学校への短い距離の間、風子はこの世界の使い魔という存在について軽く学んだ。
 一つ、使い魔は主人と視覚、聴覚の共有ができる。(無理でした)
 二つ、使い魔は主人の望む物を見つけてくることができる。(できる訳がない)
 三つ、使い魔は主人を守ることが一番の役目。(これに関しては並大抵の敵には負けないと胸を張ったが鼻で笑われた)
 と、いった感じである。
 所変わって現在風子はルイズの部屋の前にいた。学校に着いたあと、ルイズに「あんたにやらせることがあるわ」と、意味深に微笑まれてこの部屋の前でまっているように言われたのだ。
 挫いていない方の足に体重を掛けながらルイズを待つ風子、なんの前触れもなくドアが開く、中から現れたのは当然ルイズ、手に持っているのは右手に真っ黒なローブが数着、左手に一つの小さな小瓶だった。
「さて、これがあんたの仕事」
 と言って風子に押し付けたのは右手に持ったローブ。
「仕事ってのはなんですか?」
「洗濯よ、洗濯、他にも色々雑務をやってもらうからね?」
「……えー」
「文句は言わせないわよ? ここに居る間の食べ物は誰が用意するの? 寝る所は?」
 こう言われたら風子に返す言葉は無い、思いっきり不満げに了承するしかない。
「で、そっちは?」
 左手にもった小瓶を指差しながら風子はだるそーに聞いた。予想に反して返ってきたのは自慢げな顔と言葉。
「水の魔法で作った軟膏よ、あんた足に怪我してるでしょう? これを塗れば多少ラクになるはずよ」
 これには風子驚いた、なんせいけ好かないと思っていた小娘に自分の怪我を気付かれた上、治療までしてくれるというのだ、だから思わず口を吐いて出た。
「いやあんた、意外と優しいんだな」
 すぐに自分がいらんこと言ったと思い苦虫を噛み潰したような顔になった風子、無論ルイズからは見えなくして。
「どうしたの? 我慢できなくなるほど足が痛くなったのかしら?」
 ルイズの口調には本当に心配している感じなどは無い、むしろ勝者が敗者に浴びせかける嘲笑のようなものが混じっていた。
 舌打ち一つこれ見よがしにして顔を上げた風子、一瞬前までの表情ではない、現在は微笑みさえ浮かんでいる。
「いや、なんというか本当に心優しいご主人様に巡りあえたと思ったら思わず涙がね、はっはは」
「あらそう、私もこんなに私に忠実で勇敢な使い魔に巡りあえたと思うと目頭が熱くなるわ?」
 しばしの間笑い声を廊下に響かせながら睨み合う二人だった。

「さて、私はそろそろ時間が危ないから授業に行くわ、その軟膏は使い終わったら……そうね、部屋の中に在る適当な棚の上に置いときなさい」
 そういって先に睨み合いを切り上げたのはルイズだ、言うだけ言ってすぐに踵を返し、授業のあると思われる方向に向かって行った。
 置いて行かれた風子、しばし呆然としたがすぐに気分を切り替えて渡された小瓶に目を向けた。
「むー、効くかどうかは解らないけど……多分効くんだろうなあ」
 一発やられた風子だが痛いものは痛いので大人しく軟膏を塗って部屋に入る、適当に目に付いた棚に小瓶を置いて部屋を出た。さて、ここで一つの問題に気付いた、つまりは、
「洗濯つったってドコデナニをすればいいんデすか?」
 ということだ。ま、深く考えても仕方なし、と開き直り歩き出す。人に聞けばいいか、という考えだ。とはいえ今は授業中、廊下を歩けど歩けど人は見つからない。ようやっと人を見つけた、駆け寄って声を掛けた。
「あーごめん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「はい?」
 そう言って振り返ったのは……。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:38:18 ID:CReMiqWj
コルベール先生はハゲだけど案外男前

支援

767 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:39:21 ID:sh/9Rkav
今回はここまでです。最大の投下中最大の敵は「行が長すぎる」ことだと悟らされました。


768 :風神が使い魔 ◆wdf9KasZDU :2008/05/29(木) 20:39:51 ID:sh/9Rkav
あ、支援ありがとうございました!

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:40:41 ID:k/Pw15vW
おつ

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:45:17 ID:NAXF5G3/
乙・・・・・っておい!
それはシエスタだよな!

は! これはまさかシエスタ以外の誰かが先に来てメイドをしているという新しいパターンか!?

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:47:50 ID:ekMgVQvH
マルトーの焼いたパンに彗星から外宇宙生物が宿りました
それいけ 黒パンマン

「はぁ・・・また貧しい食事か・・・」
グー
悪逆非道、鬼畜外道のルイズに餓死させられつつある

だがそういう時にはあの黒パンマンがやってきてくれるのだ!
いけー!すすぬ!黒パンマン!

「出たなゴキブリのフーケ!」
「ほほほゴキブリゴーレム!黒パンマンをやっつけろ!」

巨大なゴキブリがどしんどしん歩きながら黒パンマンを踏みつけようとするが
巧みな飛行で全て回避する
が、しかし

「ゴキブリのぬるぬるで顔が汚れて力が出ない!」

だが、彼には強力な支援者が居たのだ!

「アンアン!」
どっかで見たようなロイヤルミルクティーな女性が
首輪に全裸でパンを持ち上げて走ってくる!
ウェールズが泣いてるぞ!

「チーズ(臭い雌犬)や黒パンマンに早く顔を!」
「アンアンアン!」
チーズはマルトーの指示に従い、パンを放り投げる!
パンが無ければケーキを食べればいいじゃないと暴言を吐いた罰で
野外露出の刑執行中なのである

ファンファーレと共に顔が回転し、ぴたり止まると
「純度100パー黒パンマン!」

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:48:41 ID:6Q59nq9s
いっつも思うんだけどなんで小娘に唯々諾々と服従する召喚者が大半なの?
自尊心て言葉を知らないのか?w

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:49:28 ID:iicFmr9h
召喚される奴って軽く洗脳かかってるんじゃなかったか?

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:50:12 ID:6Q59nq9s
>>773
原作にそんな設定ないよ

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:50:26 ID:k/Pw15vW
洗脳だよ。人の心を操る邪法なんだ。

>>771
ワラタw

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:51:05 ID:k/Pw15vW
あ、不意突いて契約したパターンね。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:52:44 ID:RHKxWTnW
>>772
恭順を知らないキャラか。
ルイズがオタク高校生ではなく不良高校生を召喚するとしたら
誰が良いだろう。「今日から俺は」の三橋だとギーシェを今井
に次ぐオモチャにしそうだな。

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:53:07 ID:T9w45d86
従わない奴なんて召喚しないだろ


>>771
う〜ん、元ネタがわからない

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:54:18 ID:iicFmr9h
>>777
あまいぞ男児

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:54:40 ID:cG8a3CNF
コントラクト・サーヴァントで少々洗脳されている気がしたが、別にそんなことはなかったぜ!
犬呼ばわりされて鞭でぶたれても許せるのは、俺がMだったからなんだな!

ってことじゃなかったっけ、原作

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:55:42 ID:FV9lRr8/
ナルトのシカマルを喚んだらおもしろそうだな。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:55:52 ID:u9Lakiry
>>772
提督みたいに「殺せ」と腹をくくられたり
薔薇乙女みたいに「お茶美味しかったです。んじゃね」と自力でさっさと異次元へ帰られたり

そんな状態から話を進めれるんだったら、進めてもらおうじゃねぇか・・・という話だから

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:58:27 ID:Yhzg6thv
あと家に帰りたいと泣き喚かれて、対応に苦労してつい虐待したりというのもある

ミイ召喚の続きまだかなー

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:58:36 ID:aegLTULU
>>777
天満に振られた後の播磨

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 20:59:52 ID:NAXF5G3/
>>772
ならばあなたが書いて見せよ。
ルイズに対して素直に従わないでも進める話というのを。


786 :タイトル無し(0/4):2008/05/29(木) 21:00:41 ID:7IOv4dYx
作品の投下を予告いたします。
もしも蒼天版曹操を召喚したら。

投下は9時15分頃から。

それとタイトルは『割れぬなら……』とつける事に決めました。


787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:01:11 ID:6Q59nq9s
大幅な性格改竄だから避難所に逝ってもらいたい
最近NGに登録するのが面倒で仕方なし

>>785
俺は最初からそんなキャラを選択しない
選択した作者はよほど自信があるんでしょうねw

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:02:17 ID:k/Pw15vW
>>780
Mだったから云々はちと記憶に無いが。
一般論としての契約はともかく、サイトの場合はっきりしてるのは望郷の念を消されてた事だよな。
解除されてからは態度もあんま卑屈じゃなくなったから、それ以外にも影響あったんじゃと思ってる。

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:04:16 ID:PjtTkP8h
>>768
前の話は0話ってかかれてたけどこれって1話?それとも2話?

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:05:57 ID:u9Lakiry
>>786
 かもーん

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:07:12 ID:u9Lakiry
>>787
 だから提督や薔薇乙女は一定の評価を得ているのだろう

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:09:08 ID:fh9o3zTI
とりあえず、ID:6Q59np9sの話は論理が破たんしているうえに、
空気が読めていないと思う。

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:11:10 ID:aKc1/qXu
>>787
病院から書き込むのはお止しなさいな。

794 :割れぬなら……(0/4):2008/05/29(木) 21:16:30 ID:7IOv4dYx
「ルイズ、話がある」
未だ熱気冷めやまぬ会議室からルイズが出ると、待ち構えていたかのようにワルドが現れた。
前回描写し忘れたが、居たんだよ。一応。
「どうしたの?」
「姫殿下の手紙は万に一つでもレコン・キスタに奪われるような事になってはならない。だから我々は他の者達とは別のルートで脱出を図るべきだ」
「え? でも他に脱出する方法なんて……」
存在する筈がない。
ルイズはそう言葉を続けようとしたし、実際にニューカッスル城の秘密港を使う以外には脱出経路は存在しなかった。
「あるんだ。実は僕は秘密の抜け道を知っている。少人数しか使えないが、より安全に脱出する事が可能だ」
しかしワルドはそう言い切った。
少し目端が利く者ならばこの嘘を見抜く事もできたかもしれないが、いかんせん当時のルイズには嘘を吐かれた経験が足りなかった。
ワルドを信用しきっていたことも要因としてあった。
「なら、その抜け道を使えばウェールズ殿下やソウソウも脱出できるのでは?」
ルイズはすぐに抜け道を存在するものと考え、2人を助ける方に関心を寄せた。
あるいはその事もワルドの嘘を見抜けなくした要因なのかもしれない。
「いや、彼等はそれを望むまい。それに彼等は明朝、時間を稼ぐためにレコン・キスタと対峙しなければならない。いくらなんでも脱出は不可能だ」
その言葉で、きっとルイズは深い落胆を覚えただろう。
いずれにせよ確かな事は、ルイズはワルドを信じた。
そしてワルドは、手紙を持ったルイズと2人きりになる口実を得たのだ。

795 :割れぬなら……(2/4):2008/05/29(木) 21:17:49 ID:7IOv4dYx
その日、ニューカッスル城に残っている人員は大きく分けて3つに別れた。
一つは城から出て、クロムウェルに舌戦を仕掛けるグループ。
一つは場外に出た者達が全滅した場合、籠城して少しでも脱出の時間を稼ぐグループ。
そして残りはアルビオン王国に残っている船『イーグル号』と『マリー・ガーランド』を使い、脱出するグループである。

曹操はウェールズ皇太子と最も忠誠心の厚いメイジ達と共に城を出た。
ルイズとワルド子爵は第1・第2隊が注意を惹きつけている間に脱出を図っている筈である。
ルイズは自らの使い魔を残して脱出するのに不満を感じていたようだが、
手紙を万に一つでもレコン・キスタに渡してはならない事、使い魔は替えがきくが主に替えはきかない事、
そして何より曹操に死ぬ気が全く無い事もあり、しぶしぶと脱出を選んだ。

さて、城外に打って出たアルビオン軍は僅か10騎。
これは全員に馬を行き渡らせるため、失敗しても籠城戦に影響を出さないため、
そして絶対安全とわかっていないとクロムウェルが出てこない可能性があったためである。
対するレコン・キスタ軍は先陣だけで1万。本隊、後詰を合わせると5万を上回る大軍勢であった。
しかしながらその内訳は利を求めてくっついてきた者や、優勢だからと味方になった者、金で雇われた傭兵によって水増しされた数であり、
もしも敵の目の前で総大将を打ち取る事が出来れば、十分に逆転も可能だというのがウェールズの見解である。

先陣を任された者達は、困惑していた。
100倍以上の人数差で城から打って出るというのは、珍しい事だが例が無い訳ではない。
しかしながら、打って出ておいて突撃するでもなく敵を待ち構えるのは流石に想定外であったに違いない。
そんな中、一人の血気盛んな男が飛び出してきた。
それを見るや手柄を奪われまいと雪崩の如く兵達が走り出す。
今度はアルビオン軍が動揺する番である。
クロムウェルが出てくる前に打ち取られては時間稼ぎにすらならない。
「うろたえるな! 必ず止まる! 堂々と胸を張り、眼を逸らすな!」
そんな曹操の一声を聞き、全員の顔色が変わった。
死んで元々だという事もあるが、それ以上に貴族の誇り、最後の精鋭に選ばれた誇りが恐怖心を打ち払った。
ここで頑張る事で救える命があるのだと。
ウェールズ皇太子も我らと同じ恐怖と闘っているのだと。
反乱軍に一泡吹かせるまでは、死んでも死にきれないぞと。
それぞれが自らを叱咤激励じ、大軍に相対した。


796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:18:52 ID:k/Pw15vW
支援

797 :割れぬなら……(3/4):2008/05/29(木) 21:19:33 ID:7IOv4dYx
レコン・キスタ軍の勢いは、弓矢や魔法の射程距離になる寸前で完全に止まった。
誰だって命は惜しいものだ。
この状況下で一歩も引かずにこちらを睨み続ける者達を見れば、どうしても罠の存在を勘ぐってしまう。
それと同時に先陣の兵達に恐怖心が芽生え始めていた。
「クロムウェル司教に問う! クロムウェル司教はいかなる理由で聖地の奪還を目指しておられるのか?」
その声は先陣の兵全員に響き渡った。
お互いが顔を見合わせ、どうする? と聞きあう。
「クロムウェル司教に問う! クロムウェル司教はいかなる理由で聖地の奪還を目指しておられるのか?」
もう一度同じ声が聞こえた。
こうなってしまうと名も無い一般兵にはどうする事もできない。
先陣を束ねる将もまた、どうするべきか迷い始めた。
その迷いはあっという間に先陣全体を包み込み、それが本隊にまで伝わるのもそう時間はかからなかった。

隊列の崩れた兵達はたちまち元の統制を取り戻し、その中を堂々と歩いてくる男がいた。
その男は煌びやかな衣を纏い、屈強な男達により護られ、大軍を背に立ち止まる。
「私がクロムウェルである!」
そう宣言するや否や、レコン・キスタの軍勢から歓声が沸きあがる。
まるでそれは戦勝祝賀会のようであった。
「クロムウェル司教に問う! クロムウェル司教はいかなる理由で聖地の奪還を目指しておられるのか?」
その歓声が収まった頃を見計らい、曹操が尋ねる。
「汚らわしきエルフ共から聖地を奪い返す事は、このハルゲニアに住む全ての人々にとっての願いである」
「聖地奪還が天下万民の願いだとは初耳だ。司教の深遠なる考えを伺いたい」
ざわ……と、一瞬ではあるがレコン・キスタの軍勢が怯んだ。


798 :割れぬなら……(4/4):2008/05/29(木) 21:20:48 ID:7IOv4dYx
戦場から遥か上空、地上から見ればゴマ粒程度にしか見えない位置、雲と雲の切れ目に一匹の竜と一人の少女が居た。
少女の名をタバサ、シルフィードといった。
彼女は地上で余分な荷物を捨てて(『微熱』のあの人と『青銅』のあの人)、レコン・キスタの警戒網を見事にすり抜けてここまでやって来た。
それは多少なりとも危険を伴うやり方であった。
では何故彼女達はそんな危険を冒したのであろうか?
これはルイズもワルドも知らない事だが、曹操はラ・ロシェールの酒場でタバサ達と別れる寸前に、
「2日後の明朝、俺の居場所を捜して来い。そしてためらうことなく俺に対している敵の首をはねよ」
と、ずいぶんと偉そうな口調で指示していた。
しかし3人とも曹操が馬鹿ではない事を知っているため無視する事もできず、合流を急ぐ事となったのである。
さて合流こそ果たせなかったものの、曹操の姿を見つけ、相対している敵が誰かもわかったのだが、タバサはその場から動く事ができなかった。
クロムウェルには多数の護衛が周りを固めている。
何の策も無く突撃するだけでは相討ちすら危うい。
「おねーさま! 南の方角に砂塵が見えるのね。きっともうすぐここの真下を通るわ」
タバサの中で奇襲作戦が現実味を帯びた。

799 :割れぬなら……(5/4):2008/05/29(木) 21:22:09 ID:7IOv4dYx
さーて、どうやってクロムウェルを論破しようか?
それともなんとかお茶を濁す方向でいくか?

ここまでやったからにはもう後戻りはできないぞ!

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:26:08 ID:u9Lakiry
乙ー

ほほう、舌戦で行きますか
それともタバサが首チョンパか

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:30:45 ID:cG8a3CNF

クロムウェルが仏像(始祖像)で頭部を粉々に砕かれて死ぬのか

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:31:08 ID:PjtTkP8h


タイトルがついたので早速まとめてみた

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:32:42 ID:6Q59nq9s
>>792
どこに論理の破綻があるのだ?
そもそも従いそうにない者を呼び寄せて性格を改変してる作者様は放置ですか?w

804 :マーリン:2008/05/29(木) 21:32:49 ID:hukscQUl
>>787
愚かな事だぞピップ、君はこのスレッドの人々全員を敵に回した。君は四方八方から攻撃を受け、あっという間にボロ雑巾にされてしまった。

行き先は分かっているな?そう、14に進むんだ。

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:37:39 ID:cG8a3CNF
ルイズに従わない・・・どころか、こっぴどく痛めつけて誘拐しちゃったお方もいますがね

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:38:16 ID:aKc1/qXu
蒼天曹操氏、投下乙です。
大好きな作品からの召還なので、毎回楽しみにしています。
って、次の展開考えてなかったんかい!?w


それとキチガイ警報発令中につき住人諸兄が注意されたし。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:39:39 ID:fh9o3zTI
>>803
簡単に服従する奴しか呼ばれてねえw
とかいっときながら、自分がそうならない話を書けるのか?
と聞かれたたら、
自分はそんなキャラを最初から呼ばない。とかえす。
こらでは、最初に言っていたことに説得力がない


808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:45:08 ID:ekMgVQvH
もうネギま!からエヴァンジェリン・Ak・マクダウェルを呼べばいいさ

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:47:09 ID:6Q59nq9s
>>807
当たり前だ自分の実力ぐらい把握してるから
そのようなキャラしか呼ばないし短編しか書かない
序盤だけ書きなぐってオチもなしで放置よりましだろ?

ここの大半の作者様は俺にない才能をお持ちのようでうらやましいかぎりです。

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:47:52 ID:hukscQUl
>>808
そいつぁ面白い。が、登校地獄の呪いはどうしますか?
1:異世界に来たので消える
2:行き先がトリステイン魔法学園に切り替わる
3:やはり定期的に麻帆良に行かないと駄目(世界間移動は問題なく可能)

811 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 21:54:01 ID:dwXGsXKy
え〜〜、お久しぶりです。
10分後から投下します。

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:54:31 ID:ekMgVQvH
しサーヴァント契約に引きずられて
一緒に留年し続けるルイズ

「サウザンド・マスターはよこい」

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:55:19 ID:66Z3vj9m
>>809
鳥出して言えよwww

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:55:42 ID:u9Lakiry
>>809
 少なくとも提督と薔薇乙女の作者は君に無い才能をお持ちのようだ

 さぁ存分に羨ましがれ

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:56:28 ID:aKc1/qXu
>>808
AK違いでミハイル・カラシニコフ召還。
ロマリアの地下で思いがけず自身の設計したAK-47を再び手にすることに。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:56:32 ID:u9Lakiry
>>811
おっと失礼しました。
雑音など気にせず、堂々と投下下さい

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:56:54 ID:PjtTkP8h
>>811
かも〜ん

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:57:39 ID:hukscQUl
>>811
いよっ、待ってました!
SPIRITSは当分風見志郎が出て来ないようなので、ここで風見分をチャージさせていただきます。

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:01:23 ID:6Q59nq9s
>>814
提督はともかく薔薇はないよw

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:03:49 ID:ekMgVQvH
課長島耕作が・・・

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:05:04 ID:6qMP89+Z
>>749
問題は強すぎるってことだな。

822 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:06:07 ID:dwXGsXKy
.
 固唾を飲んで成り行きを見守る『イーグル』号に、その鷹が飛来したのは、そのときであった。
「ファルコニア」
 パリーが、不意に現れたその猛禽を、驚きの目で見る。
 老メイジの言葉が確かならば、この猛々しい、それでいて気品さえ感じさせる見事な翼を持った鷹こそが、ウェールズの使い魔であるという。戦闘に際して、ウェールズはこの使い魔を、常に自分の身辺から離さぬらしい。
(これがウェールズ殿下の使い魔……!!)
 メイジの実力を知りたくば、その使い魔を見よというが、ルイズはなるほどと納得してしまった。周囲を圧する猛気を発していながら、その鷹の目元はあくまで涼やかな知性の輝きを宿している。ただ凶暴なだけの鳥類ではないことは、一目瞭然だ。
 このファルコニアという鷹こそ、まさしく四海に名高きプリンス・オブ・ウェールズの使い魔に相応しい。
 だが、その使い魔が、このタイミングでなぜ主の下を離れて、ここに現れた?

「文……のようでござるな」
 ルイズと同じ疑問を、パリーも瞬間的に浮かべたらしかったが、ファルコニアの足に結び付けられた手紙を見つけると、いそいそとそれを解き、開いた。

「パリー卿……?」
 思わずルイズが声を掛けたのは、彼が、手紙を一読した瞬間、傍目に見ても明らかなほどに顔色を変えたからだ。
「そこには何が書かれていたのですかパリー卿!?」
「……」
「パリー卿!!」
 だが、詰め寄る少女に振り返った老人が見せたのは、まるで感情を窺わせない、彫像のような相貌であった。
「大使殿、殿下の命令でござる」
「えっ!?」



「貴女様をいますぐ艦から脱出させ、始祖のオルゴールと『風』のルビーを託し、一路トリステインに落ち延びさせよ、と」


 
「……なに、それ……?」
「始祖のオルゴールと『風』のルビーは、遥か六千年の昔、始祖ブリミルよりテューダー家に授けられた家宝でございまして、まさしくアルビオンにおける王権の象徴と言うべき――」
「そんな事聞いてるんじゃないわよっ!! なんで、この状況でわたしだけが逃げなきゃならないのよっ!?」
 思わずそう叫んだルイズの脳中からは、もはや眼前の老人が、皇太子の信頼深き王党派の重鎮であるという意識は消えている。だがパリーは、分別を忘れて怒り狂う少女に、祖父が孫に向けるような、柔和な眼を向け続ける。
「それは分かりませぬ」
「パリー卿っ!!」
「我らの仕事は殿下の命に従うこと。殿下の命の是非を問うことではありませぬ」



823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:07:16 ID:C5Vzzblf
お久しぶりです。支援!

824 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:08:11 ID:dwXGsXKy
.
 その言葉は、確かに道理だ。それくらいはルイズにも分かる。
 そして、理解してしまった以上、ルイズに反論の言葉があるわけがない。
 ルイズがウェールズの命を納得するか否かは、もはや彼らには関係ない。臣下にとって君命は絶対。彼らの仕事は主君の意思を実行する事なのだから。大諸侯のお姫様であるルイズが、その理屈に逆らえるわけは無い。

「……ひとつだけ、教えて……戦は終わったんじゃないの……? 白旗揚げたレコン・キスタは、敗けたんじゃないの……?」

 パリーは、不意に鋭い視線で、艦橋の窓を振り返る。ルイズもつられて同じ方向を見る。
――月光に照らされながら夜空に佇む『ロイヤル・ソヴリン』は、ルイズには、空中に浮かぶ巨大な要塞のように見えた。
「おそらく、殿下はそう思ってはおられぬのでしょうな。むしろ、これを機に、何かを仕掛けてくるとお考えのようでござる」
 呟くようにそう言うと、パリーは、次々に艦橋に居並ぶ士官たちに、厳しい声で命令を出し始める。その眼はもはや、ルイズに向けられる事はなかった。

「『イーグル』号、面舵一杯! 『ロイヤル・ソヴリン』の艦尾につけろ!!」
「面舵一杯、サー!!」
 パリー、そして航海長の号令通りに、操舵手が舵を切る。
「砲雷長、今のうちに弾薬の装填を忘れるな! いつでも撃てるようにしておけ!!」
「パリー卿、敵艦隊から離脱していくフネが何隻かありますが――」
「構うなっ! もとより当艦の狙いは敵旗艦のみじゃ! 白旗におたついて戦線離脱するような雑魚に用は無いわ!」
「『ロイヤル・ソヴリン』ですか!?」
「そうじゃ。『ロイヤル・ソヴリン』に怪しい動きがあれば容赦は要らん。命令を待たずに撃ちまくれと砲手に伝えい!!」
「しっ、しかし、パリー卿、『ロイヤル・ソヴリン』には殿下が!?」
「これは殿下御自身からの指示じゃ。逆らう事はこのわしが許さん!!」
「りょっ、了解っ!!」
「甲板長、内火艇を一隻用意せい! トリステイン大使殿を、今のうちに艦から脱出させる!!」

 士官たちに、怒鳴りつけるように指示を出すと、パリーはそれまでとは、うって変わった落ち着いた態度でルイズを見つめた。
「わたしに出来ることは……もう何も残ってはいないのですか……パリー卿……?」
 答えの100%分かり切った、その問い。しかし、それでもルイズは訊かずにはいられない。
 そして、パリーは彼女の予想通りの答えを、予想通りの、重く穏やかな口調で返す。

「もはや、この世で再び会うことも在りますまい。アンリエッタ姫殿下に、宜しくお伝え下さい」

「ウェールズ殿下と、王党派の全ての方々の御武運を、お祈りします……!!」
 俯き、眼を伏せ、声を震わせないように細心の注意を払いながら、ルイズは囁くように言うと、自分から老人に背を向けた。彼らの無骨な手に、優しく追い出される前に――。
 ウェールズが、そういう命を下した以上、駄々をこねても彼らの迷惑になるだけだから。
 これ以上、自分が他者にとって迷惑な存在としてあり続けることは、もう耐えられそうになかったから。



825 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:10:16 ID:dwXGsXKy
.
 こんな状況に於いても、自分は何も出来ない。何をすることも許されない。
 しかし、それは当然のことなのだ。
――ルイズは、己が心中に、そう言い聞かせる。
 いまの自分は、ただのルイズではない。“手紙”を、無事に持ち帰るというアンリエッタの密命を帯びた、トリステインの特命大使なのだ。むざむざ調子に乗って、何かをさせろという方がおかしいのだ。
 ウェールズが、貴族派の白旗を額面通り受け取っていない以上、彼の判断は、ある意味当然のことであろう。交戦状態という“秩序”が、停止を余儀なくされた今、この情況で、貴族派が何も仕掛けてこないはずがないからだ。
 ことに『レコン・キスタ』の領袖たる、クロムウェルという男が、世評通りの人物ならば――。
 何度も何度も、ルイズは、自分自身にそう言い聞かせる。
 
「誰か、大使殿を甲板まで案内してさしあげい」
「はっ!!」

 老メイジの声を背中で聞きながら、艦橋から甲板に続く回廊に出るルイズ。自分に続いて、水夫らしい気配が部屋を出るのを感じると同時に、重い軋みを立てながら、艦橋の扉が閉じられた音が、いやでも少女の耳に届いた。
 まるで、自分を取り巻く全ての世界が、閉ざされてしまったかのような、寒々しい響き。
 それは皮肉にも、『ゼロ』と蔑まれて、誰にも相手にされない日々を過ごしたルイズにとって、非常に馴染み深い感情であるともいえた。
 それは――絶対の孤独。

 そう、ここにはもう、誰もいない。
 婚約者たるワルドも、使い魔たる才人も風見も、自分に言葉と助力を与えてくれる者たちは誰も。
 何時から自分は、こんなに弱くなってしまったのだろう。そう思うと、苦笑さえ浮かんでくる。
 これまで最も身近にあったはずの孤独に、一方的に滅多打ちにされている、今の自分。あの憎たらしいキュルケの女臭さや、何を考えているのか分からないタバサの鉄面皮でさえ、懐かしさを覚えるなど、以前だったら考えられない。
 もっとも、トライアングル・メイジである彼女たち二人なら、今頃こんな所でくすぶってはいないだろう。ワルドのように、ウェールズともども敵艦めがけて飛び立っているはずだ。なのに自分は、こんなところで惨めにも『仲間外れ』にされている。
(あの時と同じだ……!!)
 

『お前は奴らと戦えない。自分の身を自分で守れない。――足手まといだ』


 かつて風見に告げられた、その一言。
 自分が召喚した、使い魔たる存在から宣告された『戦力外通告』。
 もっとも才人と違い、風見自身は、自分がルイズの使い魔であるという意識など、持っているのかどうかさえ果てしなく疑わしいが、それでも、ルイズはその言葉が持つ真実に、打ちのめされずにはいられなかった。

 そう、今なら分かる。自分は逃げたくないのだ。戦いたいのだ。
 その思考に、血生臭さはない。
 自分が好戦的な人間であるとは、ルイズ自身思ってはいないし、認めたくも無い。ただ、一方的に庇われ、守られているだけの存在には、絶対に甘んじていたくないのだ。
 それは、『敵に背を見せない者こそが真の貴族である』という、彼女が抱く貴族の在り方から、文字通り180度真逆に位置する扱いなのだから。
 これでいいのルイズ!? ――そう叫ぶ声が心の内にある。だが、これ以上わたしに何が出来るって言うの!? ――そう叫ぶ声が、最初の声を掻き消してしまう。
 その時だった。


826 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:12:40 ID:dwXGsXKy
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 甲板へ出たルイズは、不意に背後から突き飛ばされ、マストに鼻っ柱をぶつけそうになった。
「あっ、危ないわねっ! 何をするのっ!?」
 そう言いながら振り向いた瞬間、まるで人形のようにフラフラと歩きながら、甲板に飛び出した、一人の老人の姿が目に入った。
「ジェームズ……陛下……!?」
 無論、その老王から少女へ、いまの無礼を詫びる言葉はない。
 無視した、というわけでは無さそうだ。というより、そこにルイズがいたことさえ気付かないようであった。

「はやくフネを用意せいっ!! 逆賊どもが、いつ何を仕掛けてくるか知れんであろうがっ!!」

 口から泡を吹き出しながら喚き散らす国王。
 国権の長たるこの老人が、危険極まりない最前線の戦列艦に座乗している事実をルイズは知らなかったが、考えてみれば分からぬ話でもない。全軍出撃後の、半ば空き城と化したニューカッスルに、国王一人を放置するわけにはいかないからだ。
 と、なると――当然、先日の夜会で見た貴婦人や女官たちも、この艦に乗っているのだろうか。
「へえ〜〜、あれに乗って亡命するんですの? 結構かわいいフネなのですね」
「陛下も、そうカリカリなさらないで下さいまし。戦の決着はもう、ついてしまったのでしょう?」
 戦場とは場違いな黄色い声を上げながら、着飾った女性たちが、わらわらと甲板に出て来る。ルイズの疑問ははからずも証明されたわけだ。だが、その緊張感のカケラもない彼女たちの態度は、生への執着を露骨にする国王と同じく、少女の鼻につくものだった。

「陛下、フネの用意が出来ました。どうぞ、お進み下さい!」

 小型のフネが、マストから伸びる滑車で『イーグル』号の上甲板に横付けにされる。ボート程度のサイズしかないが、この場にいる全員をトリステインに送り届ける風石は積んであるようだった。
 当然のことだが、武装はない。
(これに乗って逃げるの……?)
 ルイズは思わず、ぞっとした。
 軍艦に搭載されている内火艇なら、大砲の一門くらいあってもよさそうなものだが、もし原隊を離脱した貴族派の艦が、やぶれかぶれに攻撃してきたら、――いや、艦どころか、竜騎士の一騎が相手でも、簡単に拿捕されてしまいそうな気がする。
 戦闘に耐え得るメイジは、ウェールズに率いられ、ほぼ全員が『ロイヤル・ソヴリン』に乗り込んでいる。だから、この脱出行には護衛すらいない。ボートの操船要員である平民士官が長銃と弩を携えているが、そんなもの竜騎士相手には、玩具にさえならない。
 そう思うとルイズは、過度に思えたジェームズの怯えも、少しは理解できるような気がした。

「急げっ! 急ぐのじゃぁっ!! 一刻も早く、この場から離れるのじゃあ!!」

 国王の、その声に背中を押されるように、フネは『イーグル』号から離脱した。
 ルイズは、黒い箱を抱えて爪を噛み続ける老人に、そっと目をやる。じろじろと、あからさまな視線を送ることは、典礼上の不敬にあたるため、あくまで、そっとだ。
――アルビオン王国国王・ジェームズ1世。
 この老人のあからさまな失政が、未曾有の大反乱を巻き起こした事実は、ハルケギニアでは、いまや子供でさえ知らぬ者はいない。それは無論、ルイズも例外ではなかった。
 


827 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:14:51 ID:dwXGsXKy
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 アルビオンという大陸が、なぜ空中に浮遊しているのか。
 それは浮遊大陸の地質に含まれる風石含有率が、異常に高過ぎるからに他ならない。
 その埋蔵量は少なく見積もっても、おそらく東方の砂漠(サハラ)を含めたハルケギニア全土と比較しても、数百倍から数千倍だと言われているが、正確な数値を算出した者は、まだ誰もいない。なにせ、大地を空中に浮かせてしまうほどなのだから。
 つまりアルビオンとは、風石のカタマリの上に築かれた国家である、と言っても過言ではない。
 さらに、多種多様な幻獣や亜人種、良質な木材資源となる針葉樹林をはぐくむ豊かな自然環境から鑑みて、この国がハルケギニアNo1の空軍力を保持するに至るのは、当然の帰結であるといえるだろう。そして風石の輸出による莫大な現金収入もある。
 早い話が、――アルビオンは豊かな国だったのだ。
 だが、ジェームズが即位し、親政を執るようになると、この国は様相を変えた。

 彼は、アルビオンの国民一人一人に莫大な税を課した。大人も、子供も、男性も、女性も、貴族も、平民も、聖職者にさえ差別なく。それも五公五民――年収の五割の金納という、ふざけた税率で。
 この事態に、まず平民が悲鳴をあげた。
 この『万民税』と呼ぶべき新税を払えば、納税負担はそれで終わりというわけではない。彼らはこれまでと同じく、領主に年貢や作業ノルマを納めねばならないからだ。
 それは王家を領主とする天領(王家直轄地)の農民たちも例外ではなく、彼らは、単純に納税額が上乗せされ、これまで以上に厳しく取り立てられた。
 やがて中小農家や、日当暮らしの鉱区作業員たちが耐え切れず、次々と逃散し始め、彼らからの布施や寄進で暮らしを立てている聖職者たちも、すぐに立ち行かなくなった。
 そして、最後に悲鳴をあげたのが諸侯たちであった。

 基本的に、中央集権が確立していない封建国家の諸侯という存在は、独立採算制である。
 王家そのものでさえ、その収入は天領からの税収でまかなわれ、都市の平民や他の貴族領の農民たちが、王家と経済的に関わる事は、基本的に皆無であった。それは貴族であっても変わらず、王家に対して主従の礼は尽くすが、それ以上の関係ではなかった。
 諸侯が支配する領地とは、あくまで王から下賜――つまり貰ったものであり、それを代々相続してゆく。だから、王が太守から税金を取るという事は、下賜した土地の借地料を払えというに等しい行為であり、当たり前だが、古今に例はない。

 当然、轟々たる非難が宮廷に巻き起こったが、ジェームズは納税を渋った諸侯を次々と、そして平然と取り潰し、領土を没収した。その当時の王軍と諸侯軍とでは、それだけの戦力差が、厳然と存在したのだ。
 そして、王が本気であることを知った諸侯たちは、やむなく納税を開始したが、わずか数年で彼らの財源は底を尽き始める。
 資産の独立採算が認められているとはいえ、それは国内流通に限った話であり、基幹産業である風石輸出が、王家直営の国策会社に一手に握られている以上、どうしようもない。
 そして自領の一次産業従事者――平民たちが悲鳴を上げている以上、彼らから新たに搾取することも出来ない。残された手段は、風石の非合法輸出だけであったが、待ち構えていたかのように税務官に摘発され、それを理由に、やはり彼らは次々と取り潰された。

 ここに至って、諸侯――貴族たちは、ようやくジェームズの意図を汲み取る。つまり、有力貴族の廃絶による王権の拡大。アルビオン大陸全土をテューダー家の直轄地とすることなのだ、と。
 封建領主の撤廃による、地方分権から中央集権体制への移行。そう言えば聞こえはいいが、ジェームズの行為は実質的に、一人の君主が百万の物乞いに君臨するための国造りというに等しい。

 そして叛旗は、翻った。



828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:16:26 ID:87AGv6Nx
支援

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:16:56 ID:/OkbZDbt
支援

830 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:18:53 ID:dwXGsXKy
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 ルイズは老人を見つめる。あくまでさりげなく。
 黄ばんだ歯、落ち窪んだ眼窩、皺だらけの肌、焦点の合わぬ瞳、垢の溜まった爪、骨と皮だけと言えるほどに痩せさらばえた腕。
 着衣や王冠、そして手に持つ杖などに、豪華な装飾が施してあるほど、老人の肉体が一際、強調される。おそらく、ただの老衰だけでは、ここまで老け込む事はないだろう。六千年に及ぶ王権を、自代で失墜させた衝撃は、やはり計り知れぬものがあったのだ。
 生まれる時代を間違えなければ、彼が為そうとした国家改造計画は、万民に支持されるものであったに違いない。――とは、ルイズは考えない。彼女の眼から見た老人は、やはり一分の同情の余地もない、暴虐の王の、見るも無残な成れの果てにしか見えなかった。

「もっと速度は出んのか!?」
 苛立った声でジェームズがわめく。
「はっ、申し訳ありませんっ!!」
 平民の操船士官が、悲鳴のような謝罪の声を上げつつ、帆を操作して風を捕捉しようと懸命だ。だが、その意に反して、フネはのろのろとしか進まない。――彼が未熟なのではない。乗船人数が多すぎるのだ。
 その時、ルイズには見えた。
 一隻の戦列艦が、艦首を向け、まっしぐらにこっちに進んでくるのが。

「貴族派……だわ……!!」

 いかに白旗が揚がったとはいえ、二個艦隊ものフネを『イーグル』号一隻で武装解除できるものではない。だから、停戦中の貴族派の艦隊は自然、放置に任せたままになっている。艦隊から離脱しようとする艦がいても、当然、放置である。
 だが、停戦交渉すら終わらぬ内に、こうまで露骨に自分たちを追跡してくる艦がある。それは予想できた事態であるとはいえ、やはりルイズの恐怖をかきたてた。だが、いまは怯えている場合ではない。
 なにせ船内は、自分以外の全員が、恐怖の絶叫を上げている状態だったからだ。

「逃げよっ!! 逃げるんじゃあ!! ええい、なんとかならんのかっ!!」
「どういう事ですの陛下っ!? 戦は終わったって仰ったじゃありませんかっ!?」
「いやよっ!! 貴族派の国賊どもは、フネに亜人を乗せているんでしょう!? そんな奴らに捕虜にされたら、わたくし生きてはいけないわっ!!」

 ルイズは絶望する。
 確実に自分よりも年長なはずの大人たちが、まるで童話のように見苦しく怯え、わめき立てる以外に何もしようとしない。
(違う……この人たちは、サイトやカザミたちとは、まるで違う。他人から何かをしてもらうのが当たり前だと考えて生きている人たちなんだ……)
 その時、なぜ才人の名前が脳裡に浮かんだのか、説明せよと言われてもルイズには出来なかったであろう。だが、その名が浮かんだ瞬間、彼女の頭を駆け巡った一幕の記憶。風見に戦力外通告を受けてなお、戦場に連れて行けと叫んだ気力の言葉。


「サイトは、……ギーシュと戦えると思ったから戦ったわけじゃないわ!!」
「戦えると思うから戦う。戦えないと思うから戦わない。――それは正しいかも知れない。でも、でも……」
「人には、戦うべきときがあるはずよっ!! 勝ち負けに関係なくね!!」


(そうよ……何も出来ないとか、足を引っ張るとか、そんな事は問題じゃない。本当に大事なのは、戦うべきときに戦うかどうかのはずよね。……大体それって、わたしが言った台詞じゃないの!?)
 ルイズは大人たちを振り仰いだ。
 その眼にもはや、怯えはない。
(戦ってやる。出来るかどうかは分からない。でも……もう遠慮してる暇なんかないのよっ!!)


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:21:32 ID:hukscQUl
それだよ、ルイズ!
支援。

832 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:21:40 ID:dwXGsXKy
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「このままじゃ、追いつかれてしまいます。この中に『風』のメイジはいませんかっ!?」
 少女の声に、一瞬、きょとんとした静寂が船内を覆う。
「……わたくし、『風』のラインでございますけど……」
 ルイズの意図がまるで分からない顔をして、女官が一人、おずおずと名乗り出る。
「追い風を作って下さいっ!! 早く、急いでっ!! 風がなければフネは進みません!!」
「はっ、はいっ!!」
「水兵さん、舵を左にお願いしますっ!! このままでは、あのフネの射角に入ってしまいます!!」
「そっちに舵を切るには、風の方角が悪いですっ!! なんとかなりませんかっ!?」
 操船士官にそう怒鳴り返され、ルイズはさっきの風のラインだという女性を振り返る。
「風の角度を変えてくださいっ。水兵さんの指示通りに! 早くっ!!」
「いっ、言う通りにせいっ!!」
 ジェームズが泡を飛ばしながら女官たちに怒鳴る。
(死んでたまるもんか。こんなところで、むざむざ死んでたまるもんかっ!!)
「皆さん、『レビテーション』で、フネを浮かせて下さい!」
 え、なんで? という表情をする老人と女性たち。ルイズは切れそうになりながら叫ぶ。
「フネを少しでも軽くするんです。その方が速度が出るし、舵の切りあがりも上がりますし、って――いいから言うこと聞きなさいっ!!」
 
 もはや少女の態度は、一国の王と、その取り巻きに対するものではなくなりつつあった。
 だが、この状況でそれを気にするほど、ルイズの脳はめでたくはない。
(無礼なんて百も承知よ。謝罪ならあとで、いくらでもしてあげるわ。――生きてトリステインまで辿り着けたらね!!)

 そして、やぶれかぶれな指揮権強奪がものを言ったのか、小型艇は徐々にだが、追尾してくる貴族派の敵艦を引き離しつつあった。
 ルイズは油断こそしていなかったが、それでも、少しは安堵しつつあった。
 生き延びられた、という感慨だけではない。自分の指揮でこのフネを守った、という確かな感触。それは今まで経験した事のない、心地良いものであった。

 だが、――そのとき、フネが不意に流された。
 あまりにも突然の横風が、乗船する全ての者にとっての魔風と化し、フネを襲ったのだ。
「まずいっ!!」
 操船士官が反射的に叫ぶ。
 無論、その叫びは彼一人のものではない。国王も、女官も、貴婦人も、そしてルイズも等しく叫んでいた。声に出す暇もなく心の内で。

 追尾中の敵艦の射角に、あまりにも迂闊に飛び込んだ小型艇を、たちまち弾幕が迎え撃つ。
 直撃弾がなかったのは不幸中の幸いと言わねばならない。――だがやはり、その『不幸』は大きかった。大きすぎるほどに大きかった。

「陛下、帆に穴が!! 穴が開いてしまいましたわっ!!」

 風石は浮力にはなり得ても、推進力にはなり得ない。
 だからこそ、フネには水上船と同じくマストが必要なのであり、マストに張る帆が不可欠なのであるが、帆に穴が開いてしまったフネなど射的の的以外の何者でもない。
 直撃弾を食らって爆死するか、行動不能になって虜囚となるか。
「なんとかせいっっ!! なんとかせいっっ!!」
 ジェームズは声を限りに叫ぶ。
 無理もない。彼はアルビオンに暴政を敷いた当の本人なのだ。革命派とも呼べる貴族たちに捕まれば、何をされるか分からない。たとえ『レコン・キスタ』が白旗を掲げていたとしても、いま現在、自分たちを追尾中のフネは、貴族派の指揮下を離れている……。

 ならば自分は? 彼とともに、敵前逃亡とも取れる戦線離脱を図っている自分はどうなる?
 いや、自分はこれでもトリステイン国籍を持つ、公爵家の末娘だ。首を刎ねられる事はあるまい。――そんな思考がルイズに浮かばなかったと言えば、やはり嘘に近い。
 だが、迫り来る軍艦が発生させる、あまりにも圧倒的な殺気は、少女を硬直させた。
 そうなのだ。あの敵艦が、この小型艇を拿捕しようとしているとは限らない。
 国王ジェームズが乗船している以上、捕獲ではなく、いきなり撃墜を意図して砲撃してきても、何ら不思議はないのだ。

(冗談じゃないわ!! 死にたくない。こんなところで死にたくない!! こんなところで――!!)


833 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:24:31 ID:dwXGsXKy
.
 そのときだった。
 声が聞こえた。
 男の声だ。何処から聞こえてくるのか分かない。
 この小型艇には現在、その声に該当する男性は、ジェームズと名も知らぬ操船士官の二人しかいない。――だが、ルイズには分かっていた。その声は、このフネに乗船している誰の声でもないのだということが。
 その人ならぬ声は、恐怖に我を忘れた老王が投げ出した箱から聞こえて来る。彼女はそれを不思議に思わなかった。何故かは分からない。だが、声が聞こえた瞬間、彼女の脳裡から恐怖が消えたことは間違いない。そのこと自体、ルイズは気付いていなかったが。

「貸して下さいっっ!!」

 ひったくるように、箱を拾い上げる。
 蓋を開けると、中にはさらに二つの小箱があった。
 指輪――『風』のルビーを収納してある小箱と、もう一つ、『始祖のオルゴール』。
 さっきの砲撃の振動のためであろうか、オルゴールの蓋は開き、ロールが回転している。にもかかわらず、聞こえてくるのはオルゴール独特の甘い音色ではない。
 誰とも知らぬ、男の声。

 そう、なぜか彼女は知っていた。
 この声こそは、おのが指に輝く、アンリエッタから預かりし『水』のルビーの、真の所有者の声。いや、『水』のルビーのみならず、ここにある『風』のルビー、そしてオルゴールの真の所有者の声。

「……始祖……ブリミル……!!」


『…………選ばれし聞き手は“四の系統”の指輪を嵌めよ。されば、このオルゴールは開かれん。 ブリミル・ル・ルミル・ユル・ヴィリ・ヴェー・ヴァルトリ…………』




834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:25:11 ID:PjtTkP8h
支援

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:25:32 ID:87AGv6Nx
支援

836 :もう一人の『左手』(その28) ◆utAARsQ0ec :2008/05/29(木) 22:25:54 ID:dwXGsXKy
今回はここまでです。

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:26:15 ID:87AGv6Nx
投下乙〜

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:28:57 ID:/OkbZDbt
左手さんお久しぶり&乙です

839 :MtL:2008/05/29(木) 22:31:06 ID:6etvrnSM
こんばんはー。

先約がなければ10分後に投下を行いますー。

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:35:36 ID:exdsA1Kw
>>836
乙!
ちょ、相変わらず何て所で切ってくれるんすかw

>>839
予約は無いようです

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:36:00 ID:NICO1av0
>>807
文句を言うなら自分で書け、
書けないなら文句を言うな。


これ、もっとも糞な反論ね。
理想郷やNT辺りの駄作家やその信者らが好んで使うフレーズ。


相手をやり込めてるつもりで己の馬鹿を晒さないように。

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:38:23 ID:iicFmr9h
本当にそうなのかな…?

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:39:34 ID:WTPaV4Sr
>>842
それも私だ

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:40:55 ID:u9Lakiry
おお、仮面ライダー乙でした


いいですなぁ、愚王昏主暴帝の最期というのはw
見苦しければ見苦しいほど、楽しいww

845 :MtL:2008/05/29(木) 22:41:13 ID:6etvrnSM
マジシャン ザ ルイズ 3章 (34)ガリアの地下牢

ほぼ毎日、眠りにつけば夢を見る。
繰り返し、繰り返し、同じ夢。

子供のような無邪気な顔をした、父の仇。
悪鬼のような形相で自分を人殺しと罵る、従姉妹。

二つの顔が闇の中で浮んでは消える。
そして叫ぶ、貴様は咎人、許されぬ罪人。
苦しめ苦しめ苦しめ苦しめ、終わりなき苦しみに喘げ大罪人。

死者と生者とがタバサを責め立て続ける。
償え償え償え償え、終わりなき償いに狂え大罪人。

正直、気が、狂いそうになる。
しかし一方では、それを冷静に受け入れる自分がいる。
だからこそ、タバサは思う……








846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:41:46 ID:r5pCbF+d
mtlきたこれー、支援

847 :MtL:2008/05/29(木) 22:44:15 ID:6etvrnSM
牽制のエア・ハンマーを前方に叩き付けるも手応えは無し。
けれどタバサは止まらず壁を蹴って、三角飛びに宙へと跳ねる。
そして杖を持たぬ右手を伸ばして、天井からロープで吊られていた照明器具を掴むと、ブランコの要領で一度、二度と反動をつけてから、前方へと飛んだ。
当然、その間に次なる呪文の詠唱に入ることも忘れはしない。
滞空一瞬、右手前方から響く、何かが砕かれる破砕音。
注意をそちらに向けると、タバサの着地点付近にあった椅子が、何かに巻き込まれるようにして、破片を撒き散らしながら粉砕されたところだった。
「ウインド・ブレイク……ッ!」
空気の槌を放ってから唱えておいた呪文を、着地寸前、そのタイミングで発動させる。
荒れ狂い吹き荒れる瀑風、解き放たれたのは、タバサの背後。
同じ年頃の娘よりも大分小柄なタバサの体が、背後から背を押す形で吹き付けた魔法の風に煽られて、小枝のように宙を舞う。

直後である、タバサが降り立つはずだったそこが、三つ傷に裂けたのは。


ここはガリアの国王が住まう居城『グラントロワ』
その奥まったところにある一部屋、何十人ものシェフが一同に集まって腕を振るうことを考えて設計された大きな厨房。
本来ならこの夜更け、静まりかえっているはずのそこで、タバサは例の『幽霊』と死闘を繰り広げていた。

銀色に鈍く光る料理台、何本もの瓶が置かれているその端に、タバサは膝を曲げて、両足揃えに着地する。
そしてそのまま勢いを殺しきれず、ぐるんと前方へ一回転。すぐさま膝のバネでもって立ち上がると、今度は前に向かって全速力で駆け出した。
タバサの走る料理台、その長さ十五メイル、だがその長さが果てしなく遠い、そして長い!
背後からは追跡者の音。
地面だけではなくテーブルの上、付け加えるなら鉄板の上であってもお構いなしである。
また口の中の呪文は結実していない、これでは牽制は間に合わない。
とっさ、先ほど転がった際に右手でくすねておいた小瓶を反射的に足元にたたきつける。
音と立てて瓶が砕け、中身の液体が飛び散った。
もどかしい、何もかもがもどかしい。
勢いを殺さず背後を振り返るのも、叩きつけた右手を懐にやるのも、懐から小ぶりのナイフ一つ取り出すのも、そのナイフを天井に向かって放り投げるのも、全部が全部、もどかしい。

しかし、焦れそうになる自分を制して達成した一連の行動は、果たしてぎりぎりの境界で間に合った。

タバサの頭上、高さ二メイルの位置で魔法によって照明用に小さく燃えていた石、ナイフはそれを盛っていた皿に狙い違わず命中した。
こぼれて落ちる青く燃える石、それがテーブルへと落ちた途端、

周囲が青く燃え上がった。

闇に慣れた目を目映いばかりの光に焼かれながら、タバサは間一髪で既にその場から飛び退いた。
そして右手で光を遮りながら、火中にに目を凝らす。
そこでは、目に見えない何かが、火に巻かれて悶えていた。

「ウインディ・アイシクル!」
タバサは調理台の上から素早く飛び降りると、背筋が凍るような悪寒に襲われながらも、口中で唱えていた呪文を流れるようにして解き放った。
ウインディ・アイシクル。氷の矢。
それは風の系統を二つと水の系統を組み合わせることで発動する、彼女が得意とするスクウェア・スペル。
空気中の水蒸気を凍らせて、矢にして飛ばすという攻撃的な呪文である。
放たれる矢の数は術者の力量にも左右されるが、タバサの力を持ってすればその数は何十にも及ぶ。

それら氷矢の雨とも言うべき猛威が、燃えさかる炎に向かって猛然と放たれた。
振り下ろされた荒れ狂う巨獣の如き暴虐の力でもって、たちまち調理台は削られ、砕かれ、破壊される。
だがそれでも氷弾は勢いを止めない。
タバサは氷の矢によって『幽霊』が吹き飛ばされたと考えられた方角に向かって、続けざまに氷矢の打ちっ放しにする。
その手には、先ほどまでとは違う、確かな手応え。
確かにこの敵は姿が見えない、だが、攻撃が通じない訳ではないという確信。
自分の直感を信じて、タバサは精神の疲弊も顧みず、続けざまに次の呪文の詠唱に入った。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:48:38 ID:abYO5B2c
>>799
そんな…冷蔵庫の中から肉を見つける前にすき焼を始めるような真似を…



849 :MtL:2008/05/29(木) 22:49:03 ID:6etvrnSM
「ラグーズ・ウォータル・イス・イーサ・ハガラース」
このチャンスを、逃すわけにはいかない。
そして
「アイス・ジャベリン……」
掲げた杖の周囲には、巨大な氷の槍が四本発生していた。
「………ッ!」
一旦力を溜めるようにして杖を引くと、タバサは裂帛の気合いとともに杖を振り下ろし、氷槍を、全力でもってつるべ打ちにした。



カラガラと、調理場の壁の一角が崩れ落ちる。
無理もない。全力のアイス・ジャベリン四本、たとえ頑健なオーガであろうとも一本で十分なところを続けざまに四本。
そんなものを食らわせられたとあっては、いくら重たい煉瓦を積み上げられた壁であっても一溜まりもない。

――仕留めた。

そう思った途端、緊張に強ばった体が弛緩した。
全力全開、精神力の疲労も考慮せずに放った連続攻撃。これで倒せないはずがない、そう考えてタバサは小さな胸をなで下ろす。

そして気がついた、膝がかすかに笑っていることに。
『幽霊』らしきもの。それと戦うことは、タバサが思っていた以上に、強いストレスを精神と肉体に与えていたようだった。
タバサはふらつく体を調理台のまだ無事の部分に手をついて支え、ついで近くにあった背のない円椅子に腰を下ろそうとした。


だが、油断は時に、大きな口を開けて罠という形で我々を襲う。


緊張を解いた耳に届いた、ジャリジャリという砂を噛んだような音。
忘れるはずもない、自分を狙う、狩猟者の音。

気がついたときにはもう遅い、死の爪はすぐそばまで近づいていた。
加えて体勢も事態の悪さを後押しする。タバサは、座ろうとして体勢を崩した今そのときを狙われていた。これでは重心を移動させようがない。
避け難い一撃が、身に迫る。

しかし、タバサとて死線を越えた数は、両手の指を足しても足らないほど。
そしてこのときも、彼女はギリギリで的確な選択を取っていた。

杖を、捨てる。

彼女は左手で握っていた魔法行使のための媒体である杖を、こともなげに放り投げたのである。
続けてその細い足に力を込めて、持ちうる全力でもって床を蹴った。
その力によって、腰が落ちると同時、バランスを崩して後ろへと倒れ込む椅子/タバサ。

これからしようとしていることに要求されるのは、腕の力、即ち腕力、それに脚力、バランス、タイミング。
タバサは杖を離して自由になった両手を、上体を反らして崩れつつある態勢のまま後ろ手に床に付けた。
そしてそのまま全身のバネを動員し、体を垂直方向、上に持っていく。

気持ちが良いほどに背筋をピンと伸ばした、美しい姿で両足を揃えて天へと伸ばす。
彼女の取った姿勢、つまりそれは倒立、逆立ちである。

学院の制服のまま、逆立ち。
そんなことをすれば、スカートの下に包まれた純白の三角形――つまりパンツだが――が露わになるのは自明の理。
ぺろんと垂れ下がったスカートから穢れを知らない清潔な白が惜しげもなく晒される。
裾のフリルと中央にあしらわれた小さなリボンがかわいらしいデザインの、どちらかというと子供っぽさが残る布面積が広いものである。
そしてそこからしなやかに伸びている両太ももは、細いながらも女性的な丸みを見る者に感じさせなくもない。
あるいは、そういった体の固さと柔らかさ、そのアンバランスさが未成熟な魅力そのものであろう。



850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:50:34 ID:cG8a3CNF
いや ちょっと待て
支援

851 :MtL:2008/05/29(木) 22:53:09 ID:6etvrnSM
無論、彼女とて好きでこんな姿を晒した訳ではない。
それは直後に、倒立した彼女の頭部、十サント弱の距離を爪痕が引き裂いて行ったことからも明白である。

十サント弱、こう表現すると離れた距離のように感じる。
しかし、目前に死が駆け抜けていく距離としては、あまりに近い、あまりに危うい。
またその距離は、これまでの戦いの縮図のようでもある。
タバサはこれまで、何度もこういった極小の差で攻撃をやり過ごしている。
それはもう、タバサの側にちょっとしたミス、ちょっとした想定外が起これば、致命傷を避けきれなくなるということの示唆でもあった。

曲芸的回避を成功させると同時に、タバサはすぐさまその場に体を丸めて足を床につけると、直立の姿勢に戻る。
だが、その頃には爪痕は既に角度を変えてタバサの方へと引き返してきているのが見えた。

その動きは先ほどまでに比べれば多少敏捷性に陰りが見られる。しかしそれでも人間が見てから避けるにはギリギリの早さである。

目線をそらして、先ほど自分が投げ捨てた杖を追う。
凡そ3メイル先の床の上、様々なものや破片が散らばっている中に、それはあった。
思ったよりも力が入ってしまったのか、杖はタバサが思った以上に遠くに転がってしまっている。
しかも咄嗟の判断だったとはいえ、投げ捨てる方向が悪かった。
もしも杖を取りに向かったならば、確実にその前に『爪』と接触することになる。そういう位置関係だった。
正直、今の状態でまた先ほどのようなことを繰り返すのは、タバサとしても御免こうむりたいところである。

杖、それは魔法の媒体、貴族の証、魔法使いにとっての生命線。
だが今は諦めるしかない。何よりも自分の命を優先させなければならない。
タバサは、生き残るためには今何をしなければならないかを考える。
まずしなければならないこと、それはこの窮地からの脱出。
広い調理場、それでいて出入り口は一つ。
ここは確かに誘い込んで戦うには悪くない環境である。回避して逃げ回るだけの空間も確保しつつ、見えない敵の逃亡を許さない。
しかし、逆にして考えれば、その利点は敵にしても同じこと。
一つしかない出入り口とタバサの位置関係は、今は『爪』を挟んで向こう側になってしまっている。
これではやはり敵との接触なくして、外へと脱出することはできない。
追い詰めたつもりが追い詰められていた、笑えない話である。

ガラガラ
と、何かが崩れる音がした。
タバサは反射的にそちらに一瞥をくれる。
戦闘中、しかも危機的状況、普段ならばそんな時に一瞬とはいえよそ見をするタバサではない。
しかしこの時は連続する危機的状況や不利な環境に動揺していたのかもしれない。
だが、そのことが、今回に限っては彼女に活路を見いださせた。

「……――ッ!」

音、それは先ほどタバサの魔法によって崩れた壁が、更なる崩壊を引き起こした音だった。
けれど、重要なのは音ではない、その背後に見えたものだった。
分厚い壁の向こうにあったもの、それは空洞であった。
空洞、しかも穴の左右にもその空洞は続いているようだった。

     ―――隠し通路

その虚ろの正体に思い当たった瞬間、タバサは駆けだしていた。







852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 22:54:46 ID:exdsA1Kw
ギャップに噴いたw支援

853 :MtL:2008/05/29(木) 22:57:25 ID:6etvrnSM
王宮の隠し通路。
そんなものは所詮、噂好きの口に上る与太話に過ぎないと思っていた。
事実、タバサが以前手に入れた王宮の見取り図には、そんなものは記載されていなかった。
だが――

「………本当に、あった」

ガリア王国の王宮、グラントロワに限っては本当だったようだ。
しかも、おざなりな作りの非常時の避難経路などというものではない、かなりしっかりした作りの通路である。
高さ二メイル、幅一メイル五十の煉瓦造り、それが時には登り、時には下り、延々と続いている。
流石に明かりまでは灯されていなかったが、タバサが手に持ったタクト型の小さな杖の先には魔法の明かりが灯されており、周囲を確認できる程度の光量を確保していた。
杖が使えなくなったときのための応急処置、予備の杖である。
高度な駆け引きや集中力が必要な戦闘時に使用するのは全く持って自殺行為だが、こうして戦いの外で使う分には支障はない。

幸い、この通路に入ってから『幽霊』はその姿を見せていない。(元々見える訳でもないのだが)
呪文による攻撃で手傷を負わせることに成功していたのか、それとも別の理由があるのか。
どちらにせよ、行き先も分からない、今どこを歩いているかも分からない、そんな状況でも『幽霊』に追い回されるよりはずっと良い、タバサはそう思うことにしていた。

これまでのこと、これからのこと、考えをまとめながら歩いていたタバサが、足を止めた。
前方にあるのは石作りの壁、つまり、この道はそこで行き止まりなのであった。
それまで長々と続いてきた道が、そこで突然に途切れいているのである。
タバサは訝しみ、手に持っていた発光する杖を壁行き止まりに近づけて、その表面を手でなぞりながら観察した。
そしてさわり続けて暫く、ある一カ所で、かすかな窪みを感じ取った。
まるですり減ったかのように、うっすらとくぼんでいる一角。
その付近に光を当てて観察してみると、その周囲に小さな隙間があることを発見した。
いや、これは割れ目ではない、何かの仕掛けを動作させるスイッチである。

タバサが全体重をかけて窪みの部分を押すと、行き止まりだと思っていた石壁が、重たい音を立てながら左へとスライドしていった。
そしてその先には、深淵へと降りていく階段が、誘うようにその口を開いていた。

一見して奈落へと続いていくかのように思えた階段。
しかし実際に降りてみると、階段は螺旋状になっているだけで、ほんの数分下った程度で、その底をタバサに見せていた。
底にはまた石の扉。
しかし、先ほどのものとは様子が違う。石には鉄で引き手が取り付けられていた。
ここまで来た者には隠す必要もないということだろうか。
タバサは先ほど同様、体重をかけてその扉を横に引いた。

そうして苦労して扉を開いたタバサを迎えたのは、魔法による光だった。
最低限の光量、本を読むほどには十分ではない光、人間を生かすために最低限といった程度の光である。
次に異臭がタバサを出迎える。何かを腐らせたような、そして腐ったまま放置して、そこから更に風化するまで放っておいたような、そんな匂い。
流れ出した空気は、湿り気が一回りして水になってまた空気中に溶け込むことを繰り返しているような、濁り淀んだ粘つくもの。

――カタコンブ。

のぞき込んで、最初にタバサが抱いた感想である。
ただし、そこは厳密には墓地ではない。
弱々しいが、決して先を見通せないほどではない魔法の光、照らし出されて見えるのは、左右にいくつも連なる鉄格子であった。
地下牢、それがこの場所の正体。
しかも、以前タバサが投獄された、正規の地下牢ではない。
城の見取り図にも記載されていない、一部の者しか存在を知らぬ秘密の地下牢。
公に出来ぬ者や永久に閉じ込めておかねばならぬ者、はたまた両方か、そこはそういった者たちを生かしておく為の場所であった。



854 :MtL:2008/05/29(木) 23:01:16 ID:6etvrnSM
十分ではない光を補うために杖を掲げ、小さな足音を立てながらタバサはその中を歩き始めた。
手前から順に左右の格子の中を確認していく。
ほとんどの牢は無人だったが、中には元々死体だったであろうものや遺留品が残されているものもある。
そう言う意味では、そこは正しく地下墓地でもあった。

そして、その音が聞こえたのは、八つほどの牢を確認し終わった頃であった。
「――、 ――、」
最初は聞き取れないほど小さな音だった。
だが、よく耳を澄ませば分かる。
それは人の息づかい。

「また来たか、……愚鈍なる女王よ。お前は無能にして恥知らずであったあの蒙昧なる父親と何ら変わらない」

声が響いたのは、タバサがそのことに気づいたのとほぼ同時であった。

「許さぬ……許さぬぞ。たとえ始祖がお許しになろうとも、この私はお前を絶対に許さぬぞ」

奥から響く、男の声。
その声色には怒り、絶望、失意、恨み、憎しみなどの負の感情がこれでもかと詰め込まれているようである。

「王座とは、貴様のような者が座って良い場所ではない……貴様の父は簒奪者であったが、貴様はそれよりなお劣る」

タバサはどんどんと、牢の奥へと進んでいく。
それに比例して、聞こえる声も、より一層はっきりとしたものになっていく。
どうやら声の主は、一番奥まったところに繋がれているようだった。


「真に王位に就かれるべきは……就かれるべきは、シャルロット様であった。それを、それを貴様が……っ!」

その名が告げられたのは、タバサが男の囚われた牢の前に来たときだった。
突如として飛び出した自分の名前に、タバサは顔色は変えずとも内心で驚いた。
だが、驚いたのは相手にしても同じこと。タバサの姿を見た男は、先ほどまでの剣幕はどこへやら、呆然とした顔つきでタバサを見つめた。
そして、わなわなと口を震わせ、絞り出すようにして声を漏らした。
「ま、まさか……」
投獄されてから、それなりに日が経っているのだろう。男の服は薄汚れ、髭は伸ばし放題になっていた。
けれど、その服や顔立ちには見覚えがある。
男が着ていたのは制服、しかもガリア王室を守る騎士であることの証である、花壇騎士の制服である。
加えて、うっすらと記憶にあるその顔、タバサは確かに何度かその男を見ているはずだった。

「シャルロット様!? 貴女様はシャルロット様ではございませんか!? わたくしです、カステルモールです!」


                          「明けぬ夜など無い」彼女は私にそう言った。
                        ――――バッソ・カステルモール「氷の姉妹」

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:06:05 ID:exdsA1Kw
乙ー

カステ君、オフィシャルでも不幸続きですな。

856 :MtL:2008/05/29(木) 23:06:16 ID:6etvrnSM
今回は、添削作業でいやに削除する箇所が多い話でした。
というわけで、投下終了です。

やっとお久しぶりのカステルモールさん登場です。

それでは、次回もあなたのデッキに《soulscour/魂流し》をザムス!

857 :MtL:2008/05/29(木) 23:16:53 ID:6etvrnSM
あ、補足というか蛇足です。

タバサの服装は、「タバサの冒険」準拠です。

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:22:44 ID:fh9o3zTI
GJです!

カステさんほんとに不憫…

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:29:23 ID:rfMbzPck
いかん……カッコイイ戦闘とかヤバ気なカステルモールとか意味深な描写とか、
色々面白かったのに感想書こうとすると「タバサのぱんつ」しか脳に浮かび上がってこねぇ。

でもそんな素直な自分がちょっと好きさ。

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:38:41 ID:uijkt6qQ
月光条例より、世界扉を抜けて『月の光』が降り注ぐと言うのはどうだろうか。
ルイズの失敗魔法の爆発で巻き上げられた土煙で、数人だけが無事だと言う……

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:44:42 ID:XoP9q7DP
>月光条例
ハルケギニアのモノガタリがイーヴァルディの勇者くらいしか今の所無いので……

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:46:13 ID:5VbBYOxe
乙パンツ

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:47:19 ID:5lwTzgp8
>>861
ばっか、あるだろ。マダム・バタフライが。

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:48:58 ID:YIVi7gx4
>861
モノガタリもハルキゲニアに召喚されましたでいいんじゃないの。
知らないモノガタリの展開をどれだけ早く見通せるかが勝利の鍵ということで。


865 :ぷぎゅるいず:2008/05/29(木) 23:50:21 ID:lIlijhYx
 12時頃から 最終話 始めても大丈夫かな?

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 23:58:09 ID:NAXF5G3/
>>863
ハルケギニアに蝶々婦人とな?
何巻の辺りで出た?

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:00:44 ID:VZqOy2rj
乙。
このタイミングで覚醒か、めずらしいな。

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:00:52 ID:17N76QYd
むしろ「ゼロの使い魔」というモノガタリが月の光を浴びて狂うというのでどうか。


>>865
しえん

869 :ぷぎゅるいず:2008/05/30(金) 00:01:48 ID:5I8x+wKg
こぉのぉ馬鹿SSがぁ!!だからお前はぷぎゅるいずなのだぁ!! はじまるよ

「ねぇ、あれあんたん所のフレイムじゃない?」
「マルコメの使い魔の鳥もいるわね?」
フレイム君とクヴァシール君プラカードを持って何か訴えてます

(俺たち目立たない使い魔にもっと出番を)

「(色んな意味で)生き残る為、使い魔も必死・・・・」
「お姉様、私、なんか泣けてのね きゅい」

ぷぎゅるいず最終回 〜「言いたい事があるなら言ってみなさいでないと損しますよ」と先生が言うからアナタは先生としては失格だと教えてあげたのに怒られて損をした〜

カツーン、カツーン、カツーン
監獄に足音が響く、ここはチェルノボーグ監獄、脱出不可能の要塞
そこに進入する怪しい 白仮面が一人
「『土くれのフーケ』そこから出る気は・・・・はぅあぁああ!?」
白仮面の目の先には『土くれのフーケ』ではなく・・・・
「わし・・・・なんでこんな所に入ってるんじゃろ?」
「なんで魔法学院学院長のオールド・オスマンが牢にいるんだよ!!」
前回、セクハラで捕まったからです

ギー、ガチョン、ギー、ガチョン・・・・
「エー皆サン、今年モ、フリッグのブトー会ハジメル・・・・カユ・・・ウマ」
何故かカタコトで口と顎に縦線が入ってて、人形劇の様な口の動きのするオールド・オスマンがフリッグのブトー会を宣言しました
「あんた・・・・オールド・オスマンじゃないでしょ・・・・」
ルイズが頭を抑えつつ冷静にオールド・オスマンらしきものにつっこみます
「ゴーレムチガウ、ゴーレムチガウ、ワタシ、オールド・オスマン」
「「「「ゴーーレムだぁーーーー!!」」」」
ルイズがおもいっきりオールド・オスマンっぽい物の頭を引っぱたくと
かぽんとオールド・オスマンの頭が取れて中に操縦席と操縦するチェコちゃんがいました。
「ゴーレムじゃありません ロボです」
一同の心がその時一つになりました
「「「なんだーロボかぁーーー 安心したーー」」」
そんな中、一人冷静なタバサは
(ロボって・・・・・・・・・かっこいい)
と目を光らせてました

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:02:07 ID:+HTBz6Io
レスチェックしてなかったせいで全然違うSSの人に感想を送ってしまったorz
自分が送ろうとしたのは左手のほうです。
あと、MtLも乙です。

871 :ぷぎゅるいず:2008/05/30(金) 00:03:12 ID:5I8x+wKg
フリッグのブトー会はつつがなく進行していきます
「ギィーーーシュ!!」
「ファハハハ!!」
赤い帽子を被ったマリコヌルが上半身裸のハカマを履いたギーシュに回しとび膝蹴りを飛ばしたり
「いよっ ゲルマニアいちぃ」
きわどいかっこのキュルケが胸をぷるんぷるんさせたり
「見ろ、シャルロット、この私の体は虚無細胞には侵されておらん・・・・・ガリアを正常に戻すために人類を抹殺しようとしたが、
 姪のお前に教えられた・・・・人類もがリアの一部なのだと・・・・・」
「おじさーーん」
「ちちうえーー」
と、朝日に向かって絶叫する親戚一同など・・・・・・・・

「ちょっと待て・・・・・フリッグの舞踏会だろ・・・武闘会じゃないだろ」
頭を抱えてルイズはその場を後にし、テラスに移動しました
気持ちいい夜風が体を冷やします
「ご主人様、飲み物はいかがですか?」
そこにチェコちゃんが飲み物を持ってやってきました
「・・・・・・・・・・・・・ねぇ、あなた」
あいかわらずのチェコちゃんにルイズは尋ねました
「あなたは何物なの?」
チェコちゃんの答えは・・・・・・・・
「人類が進化の果てにたどりついた最終形態です」
「聞いた私が馬鹿だったわ」
はぁーとため息をついてルイズは笑いました
「踊ろっか」
「はい」
 くるくるくる 皆なかよく くーるくる


「うぇ・・・・目が回ったわ」

872 :ぷぎゅるいず:2008/05/30(金) 00:04:34 ID:5I8x+wKg
次の日、
「ルイズさん、ルイズさん」
ぱたぱたと手足をぱたつかせてチェコちゃんがルイズの所にやってきました
「どうしたのかしら?」
「ロングビルさんに頼んでタバサさんと部活動を始める事にしました」
「へぇ・・・・・でどんな部?」
「こども部です 活動は駄々をこねる事です」
「はぁ?」
そう言うとチェコちゃんとタバサちゃんは足をぱたぱたさせて
「「お菓子かってー お菓子かってー」」
駄々をこね始めました
「何・・・・これ?」
「「「「お菓子かってー お菓子かってー」」」」
さらにキュルケ、モンモランシー、ケティ、シエスタもいっしょに駄々をこねます
「増員するなーーー」
今日も魔法学院は平和です

きれいな宮殿プチトロワ
「そういやぁ、イザベラ様達どこいったのかなぁ?」
主人不在の宮殿で優雅にカステルモールがお茶を飲んでいると
どちゃっと翼人やヴァンパイアの少女などを担いだカナトママが現れました
「・・・・・・今日の飯」
「・・・・・・喰うんですか?」
「喰う」
ここも大概平和なようです


その頃、トリステイン王宮では
「あ・・・・あら?私は?出番は?」
「王女様・・・私達の出番はこれだけであります・・・・」
その頃王宮ではアンリエッタ王女とアニエスが出番の少なさに目の幅涙を流してました


                            ぷぎゅるいず〜糸冬〜

873 :ぷぎゅるいず:2008/05/30(金) 00:05:16 ID:5I8x+wKg
ぷぎゅるいず これにて狩猟 じゃなくて終了 
短期集中でこんなん書くと頭に白髪が生える事がわかったよ 

短い間 お付き合いどうもありがとうございました

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:05:58 ID:eK6QwChR
ぷぎゅるさん乙

こんなにフレイムに出番のあったのを初めてみた。

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:10:58 ID:wYbzBLDw
通して読むと嵐のようだったなぷぎゅるいず

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:12:02 ID:Rfb3HSpy
このどうしようもないやるせなさがなんかいい(苦笑
とまれ、乙した。

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 00:26:08 ID:0p4vMvAP
ぷぎゅるの人GJ!
実にどーしょーもない話(超・ホメ言葉)だったよ!

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 01:20:00 ID:o24GPoZD
終わりか、終わりなのか!? orz

気が向いたら外伝(も本編も関係ないけどw)を書いて欲しいな…

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 01:27:08 ID:VZqOy2rj
お疲れ様でした〜。

ところで誰かグリーンかジブリールの作品の分を召喚する人いないかな?

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 01:29:33 ID:j3HhkNUK
いや〜〜〜こんな深夜に力作が続くとすがすがしいな
やっぱあれな発言を封じるのはうむを言わせぬ力作・怪作の投稿しかないすね
わしにこの万分の一も文才があればのう

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 01:46:29 ID:0p4vMvAP
>>879
そのセンなら「つっぱれ有栖川」召喚でハルケギニアに相撲を広めてゆく熱血スポ根モノとかどーよ?
俺は明日からウイザーズクライマーをクリアして「主人公」をルイズに召喚させる作業に入るんで書けないがな!

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 01:49:36 ID:fajowBrB
怪作は既にご立派様といういろんな意味で奇怪なのがいますので・・・

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 02:15:34 ID:sMOMPwLo
稲中召喚も怪作に入るかな

しゃーんなろっ!

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 02:38:05 ID:0GvBzALY
ぷぎゅさん乙です。
舞踏会でギーシュはマリコヌルにテラスから叩き落とされるのですね。

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 03:22:13 ID:4FaPT+N1
>>881
>ウイザーズクライマー

ぬあっ! 同じ事を考えている人が居たか。


886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 06:38:23 ID:goFxwqeN
>>836
左手の人GJ!
凄いところでの虚無覚醒に血が沸き立ちますわ。
でも虚無の前にルイズ覚醒してるのが素敵。

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 06:50:26 ID:ZRpxuPOE
ぷぎゅる乙
ああ、姫様……w

特撮ネタが多くなってきたので、ウルトラマンGより邪悪生命体ゴーデス(第二形態敗北後)召喚とか言ってみる
力ではウルトラマンに対しても圧倒的な強さを見せつけたが、人間の
「全宇宙を吸収した時お前はどうする。友達すらいない世界で、たった一人で生きていけるのか」
という言葉に動揺して敗北してるから、召喚されても大丈夫…かな?

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:01:18 ID:Fe7nakzb
宵闇眩燈草紙で小ネタ書こうと思ってるんですが
馬呑吐か操with由貴彦さんどっちが需要(?)ありますか?

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:08:05 ID:38aLZngF
>>881
もし彼女が「自分と性交すれば魔法が使えるようになる」と言われ、その確証も得られたらどうするだろうか?悩むだろうねぇ。

こんな夢を見た。

「やめてよね、そんなに戦争がしたけりゃあんた達でやればいいじゃないの」
「何?出来るならやっている、貴様に言われるまでもなくな」
「私だって、好きでやってるんじゃないのに……」
(バシッ!)
「殴ったわね、この馬鹿犬!」
「殴って何故悪いか!?貴様はいい、そうやって喚いていれば気分も晴れるんだからな!」
「わ、私がそんな安っぽい女だって言うの!」
(バシッ!)
「二度もぶった!使い魔の分際で!」
「それが甘ったれなんだ!殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!
 俺はブリッジに行く。ルイズ、今のままなら貴様は虫けらだ。
 その才能があれば貴様はキュルケを超えられると思っていたが……残念だよ」
「ツェルプストー……!?」

いろいろ無理があるのは夢だからだろう。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:08:27 ID:ybgKT6xm
>>888
眩桃館まるごと。
当然レギュラー三人こみこみで。

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:20:13 ID:goFxwqeN
>>888
俺は由貴彦さんで
馬道士は長編向け

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:26:25 ID:AvDq30RS
>>888
需要のあるなしを考えて書いた文章が面白いわきゃねえだろがよ
自分が書きたいと思って面白くなると思うものを書けよ

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:31:58 ID:goFxwqeN
いや、ここは、
「そんな事もあろうかと、実は両方とも書いてあるんだ」と格好良く決めてくれるに違いない。

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 08:47:46 ID:eK6QwChR
>>879
>>881
>>885
>>889

考えている人間は結構いると思うけど、
避難所向けのネタだろうからこっちでは言わなかっただけじゃないかな。

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 09:07:18 ID:frwpNxRH
>>889
その時点では実はまだ未成年(19歳)だと言っても誰も信じてくれなそうな艦長さんを召喚ですか
ルイズもだけど、イザベラ様も修正しがいがありそうだな

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 09:31:59 ID:j3HhkNUK
科学者系のキャラがミョズとして召喚されたら魔法科学融合ですごいロボとか作ってくれるんだろうか?
帆場英一とか召喚して欲しいが
ガリア製のゴーレム、ガーゴイルがタイガー戦車など目じゃないほど強化されるが…
冒頭は当然、ジョゼフの使い魔の自殺シーンから

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 09:34:27 ID:hzRwy8Q3
魔法科学か……
それこそ「穴」の時の超巨大由貴彦とかかな。
でも剣の錬金に大量の鶏の血を混ぜたりして教会が黙っているとも思えんなぁ。

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 09:40:49 ID:Q8N/LrEd
ジブリール・ゼロはかなり本気でプロット立てたな〜
シエスタとプラトニックなレズ関係にあるルイズが天使ラブリエルを召喚
使い魔の契約を交わしたラブリエルからハルケギニア世界の危機を伝えられたルイズは
(途中でラブ公がルイズのビンタで何度か壁に刺さる)
ギーシュとの決闘で魔界天使ジブリール・ゼロに変身したのをきっかけに
シエスタとの本番プレイでアモーレを溜め、イザベラの召喚した魔界二等兵との戦いに挑む



結局、元ネタの知識が体験版くらいしかなかったのでヤメたけど

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 09:50:33 ID:8omXLGW7
キモ

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 10:02:24 ID:goFxwqeN
レバークワセロ

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 10:07:34 ID:4FaPT+N1
>>894
元ネタが18禁でも、構成次第でエロは削れると思うけどね。

この前、小ネタで投下された『トリステインの森の中』は
『グリンスヴァールの森の中』が元ネタだったけど、エロ無しで
きちんと纏まってたしな。

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 10:16:18 ID:ALoELwD9
金剛番長召喚…って考えてふと思う

遠い異国で生活する妹達の為に名を偽り、盗賊稼業で汚い仕事にも手を染めるおマチさん


これなんて卑怯番長?

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 10:27:12 ID:uPHmWy9I
>>902
あのヘソ出しルックな格好をするおマチさんか
居合番長(そのまま居合い使い)に念仏番長(化け物じみた肺活量で空気による攻撃を撃てる)、怪力番長(そのまま)と卑怯番長(鞭使い)。
卑怯番長はおマチさんがあまりにもピッタリなんで確定として
他にはどれが誰にハマるだろうかと考えて体型的な意味で念仏番長になるマリコルヌは見えた

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:03:47 ID:j3HhkNUK
>>645
>全シエスタ
当然、シエスタ・ド・グラモン嬢も参戦してくれるんでしょうか?
なんならリザーブ枠でもええです、ハアハア。

>全破壊の杖
ドラクエネタなら「破壊の秘法」すね
おマチさんうっかり試しに使ってまい

「いい子にしていた?テファ」
「ええ……姉さん」
「聞いてちょうだい、テファ。あたしは人間を滅ぼすことにしたわ(ry


905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:03:59 ID:Ysc24hnL
小柄だけど強い、ってとこから怪力はタバサかな?
シャルロットのままだったら意外とあんな性格になったかも試練氏

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:04:54 ID:sMOMPwLo
61式戦車召喚

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:05:02 ID:3oz1CIQ1
>>896
帆場英一ってパトレイバーの?彼はプログラマだから、ハルケギニアみたいなところで一からロボット作るのは無理じゃないかね?
技術レベルが低いところでの「発明家」の方が良いよ。
学園アリスの蛍とかナディアのジャンとか。
蛍なら中の人が一緒なのでそっちでもネタ作れそう。

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:17:44 ID:2aGQv/8H
鳥の骨がロシウを召喚

二人して胃と頭を痛める姿が想像できるから困る

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:18:20 ID:4f/gWhfe
>>907
ショット=ウェポン召喚で無問題
終盤でハルケギニアから追い出されるオーラバトラー達。
アンアンが綺麗なまま逝くフラグですね

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:22:33 ID:hzRwy8Q3
>>907
オーラバトラーの材料にできそうな巨大甲殻動物がいないぞ。

……もしやきゅいきゅいたちを……

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:38:25 ID:PrZVCEHG
お前ら科学者といえばノヴァ教授だろ


912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:39:15 ID:bCxY+Nrh
オーラバトラーの基本動作(歩いたり物掴んだり)を行うOSのようなものは、
確かバイストンウェルに生息する巨大生物の脳味噌を組み合わせて作ってるんだっけ?

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:41:13 ID:BEeSRTMO
MTLのパンツワラタw

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 11:59:27 ID:ALoELwD9
浦安鉄筋家族から春巻龍召喚


食堂で香水を見つける春巻

春巻「コレなんだホーイ?」
ギーシュ(マズイッ!あれはモンモランシーの…いや、落ち着けギーシュ、拾ったのはゼロな使い魔だ。
     あの馬鹿面見る限りじゃ落としたのが僕だとは気付いてないだろう)
春巻「いい匂いがするチョー」カパッ

グビッ

春巻「まずいチェーン」オェーッ

ギーシュ「飲むなぁーーー!!!」バキィッ
春巻「シェンムーッ!!」


決闘なんて起きない

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:14:58 ID:QTIsdQai
よーし、パパ頑張って戦場のヴァルキュリアからセルベリアちゃんを召喚しちゃうぞー

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:28:48 ID:pyND7Urv
ルナ先生召喚
ルイズが落第→退学→人生の落伍者→犯罪者  たいへん!  個人授業よ!
・・・・・・ってお色気授業じゃルイズをやる気にさせられないな

ってかルイズ座学は優秀だし


917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:32:18 ID:goFxwqeN
ひどい思考法だな、それw

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:38:56 ID:C4V2ujlS
>>911
ばっか我が日本が誇る岸和田博士に決まってんじゃねえか

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:40:21 ID://eX2g2E
わたるがしんじゃう論法はやめろとw

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:40:35 ID:pyND7Urv
>>917
でも原作はもっと酷くて短絡的な思考法なんです

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:41:09 ID:Cyiooi50
>>881
まだHP情報しかもっていない俺だが・・・・・・

素手ルイズとかできるらしいなあれ

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:43:06 ID:BEeSRTMO
つまりマジカルティーチャーぱすてるフーケたんがイザベラに魔法を教えるんですね、わかります

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:43:08 ID:goFxwqeN
少年誌としてはだいぶエロいが、漫画の内容は微妙な作家さんだよな、確か。
目的がシナリオでなくお色気なんだからそれで目標達成してるんだろうけど。

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 12:53:34 ID:pyND7Urv
「絶対可憐チルドレン」から皆本光一

彼の場合ガンダールヴって事はないだろうから・・・・・・知性派だからヴィンダールヴ?
それともケダモノをしつけるミョズニトニルン?

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:06:03 ID:pCHueIuq
>>907
キテレツ召喚……チート過ぎる。やめよう。

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:11:45 ID:HHyECHWZ
釣られよう
知性派はミョズニトニルン
ケダモノしつけるのがヴィンダールヴ

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:13:07 ID:pyND7Urv
>>926
釣りではないです
素で間違えました 訂正ありがとうございます

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:30:08 ID:IFWIN3EU
>>925
航時機でブリミルに会いに行ったりするんですね、分かります。

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:36:11 ID:ikfJNdRn
>>904
全使い魔で最強なのは
・東方不敗
・孫悟空
・マーラ様

あたりか
なのはもガッツも17もこいつらには勝てまい

最弱はヤンってことでOK?

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:38:23 ID:IFWIN3EU
>>929
> 最弱はヤンってことでOK?
つ やわらか戦車

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:43:29 ID:pCHueIuq
>>928
航時機でブリミルを「連れて」来る。
天狗の抜け穴で勝手に帰る。
如意光で7万涙目。

……駄目だ、マジチート。

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:49:02 ID:rGqQvl8D
>>931
シエスタの祖先がキテレツ斎様ですね。

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:49:21 ID:IFWIN3EU
>>931
オールドオスマンの恩人が実はタイムトラベルしたキテレツ本人とか。

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 13:51:52 ID:pyND7Urv
>>929
最強クラスに「神木・瀬戸・樹雷」も加えたってください
彼女が、というか樹雷一族が使うバリア「光凰翼」は一種の空間湾曲で、同種のエネルギーでない限り
50億光年先まで届く攻撃を五十億光年先まで認知できる火器管制システムで運用しない限り突き破れません

ほぼ「俺tueeeee」の究極体のひとつです


935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:00:35 ID:rGVSi8Nd
うんぎゃらげれぽぽほげるぴれ〜

な竜王召喚

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:06:09 ID:PnJdRV2K
そんなコト言ったら妖怪百目の血を輸血されたおかげで
無限に近い再生力を持った高校生召喚しちゃうぜ

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:11:39 ID:6AHmnx7/
そんなに最強の存在が欲しければ、くれてやる

「紅」より、むらさき召喚

誰も勝てない愛らしさでルイズもワルドもハァハァハァ

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:12:15 ID:goFxwqeN
百目って、GSのとか悪魔君のしかワカラン

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:23:02 ID:pyND7Urv
ならば・・・・・・・・まさに究極の存在

ヤマグチノボル召喚

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:23:40 ID:rGVSi8Nd
百合ん百合んするわけですな

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:31:48 ID:hzRwy8Q3
ルイズとシエスタという王道では飽き足らず、モンモンとケティ、アンアンとアニエス、タバサとタバサママンとイザベラまで……
果ては女体化ギーシュと女体化サイト、女体化ワルドと擬人化グリフォン……
ノボル、超越しすぎだw

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:33:48 ID:3oz1CIQ1
>>939
船乗りクプクプの冒険の冒険みたいになりそうだな。

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:34:06 ID:9ebI6EXq
ルイズにバカ犬(むしろブタ)扱いされ、
乗馬鞭でぶたれたり鎖で縛られたり股間に蹴りを入れられても
かえって悦ぶノボルを幻視した

やっぱりあいつはマリコルヌだったのね

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:40:55 ID:ikfJNdRn
>>934
>50億光年先まで届く攻撃を五十億光年先まで認知できる火器管制システムで運用しない限り突き破れません

何言ってるかはわからんが、なんか凄いことだけはわかった

945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 14:48:00 ID:+fzYdOFy
机に向かって本を読むルイズの背後にそっと立って、


「ル・イ・ズ・ちゃ・ん・♥」

「――――ッ! こ、ここここのバカ豚!
 人が本を読んでいる時に後ろに立つなと、あれだけ言ったでしょっ!」

「ブヒヒwwwサーセンwwwww」

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:06:44 ID:R7I7w13R
アラレちゃんに出てくるうんちくんを召還するというのを考えてみたが契約に到るまでの心理描写と禿とのやりとりが全てになりそうなのでお蔵入りにした。

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:10:16 ID:goFxwqeN
あまりにも惨すぎるwww

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:11:44 ID:x3ldWymh
記す事も憚られる…

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:23:12 ID:Ur0RZA1H
>>903
遅レスだが
怪力じゃなくて剛力じゃ?

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:24:11 ID:UGTo7OWU
>>934
光鷹翼を単身で出せたのはゼットと天地くらいだろ
じっちゃんも出してけど、船の力借りただけだろうし
津名魅や訪希深なら出せるかもしれないが・・・




951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 15:51:19 ID:pyND7Urv
>>950
船のバックアップがあれば、樹雷皇家の者なら誰でも出せます
ただし、皇家の樹との契約が済んでいれば、の話ですが

952 :割れぬなら……(0/4):2008/05/30(金) 16:00:05 ID:EmSHk0hE
たった今、次の話が書き終わりました。

誤字脱字チェックと現実世界での用事がありますので、
たぶん投下は10時30分くらいになるかと思います。

投下時間10分前くらいになったら、もう一度投下予告をします。

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 16:24:59 ID:38aLZngF
おっ!曹操がどう彼を破ったのか楽しみ。
さっさと仕事を片付けて帰ろう♪

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 16:25:07 ID:I1NdDNpY
次スレ立てていい?

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 16:28:45 ID:dRb3NJ5s
>>954
じゃ、お願い。

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 16:29:28 ID:I1NdDNpY
たてた。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part140
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1212132487/l50


957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 16:41:31 ID:dRb3NJ5s
>>956


958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:14:49 ID:Qup6UodD
>929
>最弱はヤンってことでOK?
ギーシュに敗北した高島一子ちゃんを忘れるとは何事か。

でもタバサには勝てる罠w

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:19:13 ID:9ebI6EXq
豆粒のコロボックルはどうだったっけ・・・

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:22:36 ID:0YzSTdQA
「毒剣持ってるから暗殺させたら恐ろしい」とあったはず

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:35:15 ID:3Bb2rBS6
>>960
巻(河豚刺)を連想した俺はどうしたらいい、教えてくれ五飛。

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:37:13 ID:adtXOh42
>>961
笑えばいいと思うよ

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:39:01 ID:coVdgcnW
今…誰か俺を笑ったか?

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 17:41:35 ID:pyND7Urv
最弱といえばスペランカー先生
先生の前に最弱はなく先生の後に最弱はない
まさしく最強の最弱モノ
それがスペランカー先生

965 :名無しさん@お腹いっぱい。名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:01:50 ID:XJEoGcyJ
てけり・り

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:06:46 ID:ljk+e9Lq
最弱と言えば、ギーシュに殺されまくってる小鬼はどうよ?
単体なら間違いなく五本の指に入る弱さだと思うが。

ルイズキングダム! 続き書かないのかなあ。

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:41:45 ID:ALoELwD9
地獄戦士魔王から田中魔王召喚



侵略開始する300年後までは人類に優しいナイスガイ

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:43:50 ID:gGQjNLQJ
>>929
東方不敗クラスならシタターレ姐さんやカワリーノさんもいるよね。
てか、何でもありなら勝ちかねない。(心理作戦込みなら…)

孫悟空や悟飯には、どうやってもかなわないだろうけど…。

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:43:50 ID:SR9by2mR
魔王を呼ぶならやっぱ

心の魔王 平口

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:44:36 ID:RFDBW56H
>>929
少しマジレスすると東方不敗は既にドモンが乗り越えた後

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 18:44:42 ID:xQaQL1NJ
     _      
     〃  ^ヽ     
    J{  ハ从{_,   
ね。
    ノルノー゚ノjし   
   /く{ {丈} }つ   
   l く/_jlム! |    
   レ-ヘじフ〜l    

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:03:14 ID:tjei7FwR
>>968
悟空に勝てそうなのって言うと瀬戸様と小ネタだったが超人ロック辺りか

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:07:23 ID:WIFOIho4
>>972
ゼットンも勝てるかもしれない

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:08:22 ID:8LcQxGDE
>972
そういう基準だと勝てる方が少ないって

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:40:14 ID:zALEmL0n
>>969
ルイズ、汝に我が愛を授けよう
さすれば汝は我が愛の虜
わーははは、わーははは
こうですね

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:40:35 ID:3zzGeGBd
勇者王召喚しようぜ

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:42:37 ID:dRb3NJ5s
そろそろ埋めよーゼ

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:44:14 ID:PhqdLl4Z
1000ならおさわり探偵召喚

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:47:24 ID:3zzGeGBd
1000ならスプー召喚

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:55:10 ID:dRb3NJ5s
>>980ならユーリ召喚

勇者的物資補給法!

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 19:59:17 ID:X+pC6MO2
1000ならアニメ三期は名作になる

982 :ウルトラ5番目の使い魔:2008/05/30(金) 20:01:45 ID:Z3U2aJGh
なら1000ならアニメ三期は全53話

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:02:59 ID:coVdgcnW
1000ならアニメ三期も相変わらず…

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:04:55 ID:OuCe+MbR
2期の終わり方からティファをどうやって出すのかが気になる

梅々

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:05:18 ID:ccmMFfOV
>>1000ならkanonの水瀬秋子を召喚。



986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:05:18 ID:3zzGeGBd
1000ならアニメ三期は夢オチ

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:06:08 ID:MGx+hyAc
1000ならアニメ三期は劇画風味

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:08:39 ID:3zzGeGBd
1000ならガチャピン召喚

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:08:46 ID:bCxY+Nrh
1000なら三期の監督はジャイアントロボやGガンダムの今川

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:10:04 ID:9ebI6EXq
1000なら第三期のOPが電気グルーヴ

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:11:47 ID:Rv2ALdPV
1000なら無責任艦長召喚

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:16:21 ID:IicEp7TN
1000ならPSP版痕発売決定

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:22:49 ID:ALoELwD9
1000ならルイズ宇宙へ

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:25:02 ID:ALoELwD9


995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:25:15 ID:3zzGeGBd
1000ならアニメ三期モンモン大活躍

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:25:29 ID:SXGwLv4y
>>992
作ってはいたけど開発中止になりました。
今はその素材を生かしてPC版再リメイクとして生まれ変わってる所。
知ってたらスマソ。

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:28:01 ID:dRb3NJ5s
>>997ならサガフロ2よりエッグ召喚

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:28:14 ID:ALoELwD9
1000なら才人が常時全裸に

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:28:20 ID:ig20WuHY
1000なら小須田部長召喚を書く

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/30(金) 20:28:50 ID:zwsbLZ85
>>1000なら続き書く

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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