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「泉こなたを自殺させる方法」を考える 22

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 16:40:17 ID:+Ds10//i
05/06 大生オワタ

一時避難

未だ大生復帰の目処立たず ←今ここ

※つかさビッチスレの方々もここを避難所としてお使いください


■前スレ
「泉こなたを自殺させる方法」を考える 21
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1211364145/

■関連スレ
木冬かがみが大学でぼっちになっているようです17
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1210439077/

■保管庫等
こなた自殺Wiki
http://www34.atwiki.jp/konataowata/

つかさビッチWiki
http://www10.atwiki.jp/tsukasa-bocchi-owata/

VIPのらきすたSSまとめ
http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/

らきすた呼称リスト
http://www.syu-ta.com/luckystar/luckystar-namecalled.shtm

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 17:10:13 ID:drHtFoSJ
       _
      〃⌒ヽ
      {{
       ヾ、___/ヽ___
        /::.::.::.::.::.::.::.::.::|::.::.::.::.:>
     /::.::./::.::.::.::.::イ::.::.|::.ヽ::. \
      |::.::/::.::.r::ナメ |::.::∧ヽ}::.:r、:\
      |::. レ'::.::.〃  |::./ ∨|::.:リ\:|
     |::.::.|::.;イ≡≡|/ ≡≡l:.::|
.      〉::.:K}::ヽ''' 、__,   ゚{::ト、|    < >>1
      |::.:/::.|:.::.:ヽ し' ,.イ::l
      /::/::.::j::>‐-、ヽ7フノ/::/
.    /:://       |_"______
   /::/ |   l..   /l入浴剤&洗浄剤`l
    |::.{:: ヽ  丶-.,/  |ワクワクお風呂セット|
    |::.|:: /`ー、_ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 18:26:00 ID:+a/cEqH6
3?

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 21:42:07 ID:ABTSK3C7


5 :ガンガン(規制中):2008/06/08(日) 21:44:46 ID:gWr6o51e
いちおつ
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1192408.jpg

初めてSAIで着色したけど
何だこの異様なまでの機能の複雑さは…使いこなせん

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 21:54:00 ID:nlHdXuYF
>>5
ちょ・・
こなたあああああああああああああ!!

>>1乙

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 22:49:37 ID:3mghFc5/
>>5
いつも何使ってんだよww
SAIほど使いやすいのは無いぞ
あんたなら絶対に使いこなせる

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 22:58:37 ID:XD0S+DCi
フォトショよりやっぱSAIなんだな
というかペンタブが欲しい

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 23:33:35 ID:fXIGhX6Y
ペンタブって安くても7000円位だろ?
中古のやつは知らないが

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 00:43:06 ID:tB5SDMmi
(U≡ω≡.)>>1乙お

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 01:23:43 ID:YW2iDRQy
まだあったのかこのスレ

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 02:12:55 ID:9NJWfcKF
ビッチもそろそろ独立してやってくれ…
つかさはこなたのおまけみたいじゃないか…

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 02:14:30 ID:EuRiy3T/
確かにビッチに関してはピンクの方が相応しいんだろうけど、
死ぬほど過疎りそうなんだよな。
大生時代もダット落ち繰り返してたし。

14 :泉こなたの逆襲:2008/06/09(月) 04:35:31 ID:rIyuWBs9
前スレの容量が丁度無くなりましたが、今回はアレで全部です
長くなり過ぎて頓挫していた物から大幅に削ったので少しばかり矢継ぎ早ですが、
たまには強いこなたもどうかなと
秋葉原の件は正直驚いていますが、殺人などの犯罪は8割が顔見知りによるものらしいです

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 07:12:37 ID:ipsupsDc
>>7
パソで絵描きはじめてからずっと
古いバージョンのフォトショ使ってる。
ツールのクセがまったく違うので、慣れるまで難しいかもしれない。

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 09:53:45 ID:vGi3L3Nw
>>12
みゆき「…おまけにすらなれないなんて」

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 10:00:53 ID:F5FbyT51
凶悪になtってるみゆき単独のスレなんてあったっけ?

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 10:51:44 ID:Rq+D/0Rr
wikiにテキスト載せて下さった方ありがとうございます。
また題名つけます。

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 11:08:25 ID:vGi3L3Nw
ついでにコテも名乗っちゃえよ。
マジで貴方に新人賞贈与。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 11:20:57 ID:Rq+D/0Rr
じゃあ今度投下する時は筋肉って名乗ります。


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 12:11:57 ID:1Ky/H+KL
マッスル王編は載ってないのかな

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 14:26:49 ID:vGi3L3Nw
マッスル王は大好きだったなぁ。
俺ってああいうノリに弱いのな。

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 20:14:11 ID:LvI5yrHD
そういえば昔、泉家孤立ネタがあったけど
そうじろうの母親とかなたが相当仲が悪かったと予想
駆け落ちだし、昔は病弱だと結婚さえ認めてもらえなかったらしい
もしそうじろうの母親が(CV中西妙子)だったら面白そうだ
マニアックなネタだけど

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 20:25:16 ID:Kp5HPZg1
>>12
俺はこの仕様の方が自殺スレとびっちスレ同時にチェックできていいと思ってる

ぼっちスレは機能してないから一緒になってほしくないけどね

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 20:28:55 ID:Zm+PdL14
ぼっちスレはスレ的にも一人ぼっちで過疎ってる方が相応しいからw

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 20:49:27 ID:e8XO0xjn
ひでぇ言いようw
絵の投下はぽつりぽつりあるんだぜ

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:00:34 ID:iYnk5dfw
こなたら4人が野球見に行って、
そこで、硬式球がかがみんの後頭部に・・・死亡。
それが原因でこなた死亡。www

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:18:43 ID:nk6G+maf
アルバイトの続きはここじゃNGなの?

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:21:42 ID:0/FCEAbK
アルバイトって何

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:23:22 ID:NH8dO1Rx
つかさのAVアルバイト?

今の所つかさビッチネタは普通にここでおk

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 23:11:51 ID:aq53VM+/
毎回思うんだが
SS職人の投下後にコメントもせずに関係ない話題をふる奴見ててウザイわ
こんなんだから職人もやる気なくして居なくなるんじゃないか?

あといちおつ

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 23:19:51 ID:e8XO0xjn
気の利いた感想とか書けないからGJとか乙としか言えない
ごめんね

33 :28:2008/06/09(月) 23:30:49 ID:nk6G+maf
ありがとう。近くIVを投下します。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 23:36:35 ID:0/FCEAbK
>>31
確かにそれが自分の渾身の力込めた奴だと尚のこと辛い
でも本当に書きたいって人は頓挫しても感想もらえるまで
ずっと書き続けるんじゃないかな

結局のことそれで成長していくわけよ

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 23:44:03 ID:cgv3nBJp
>>31
いや、普通にいいんじゃね?個人的に合わないSSを無理に賞賛させる必要はないと思う。
というか、「誰も感想くれないからやる気無くした」ってのは書き手の傲慢じゃないかな?

まぁ確かに感想はモチベーションの一つにはなるけど、
発表の場提供して貰ってるだけで個人的には満足かな。

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 04:47:49 ID:SrjTJi1d
>>31
気を遣ってくれるのはありがたいけれど、
そのレスを自分が書いたように思われそうだからヤメテー

37 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/10(火) 07:28:36 ID:FOBNBXws
今更ですが、だいぶ前に書いた『こなたのボランティア』のアレンジです。
確か作者の方には了承もらったはずですが、どうでしょう。


翌朝早朝――
こなたは、病院へと歩いた。
自分が決断した処刑場へ。
それと共に、私の生まれ変わる場所へ。
もう未練はなかった。
たとえ残っていたとしても、私のやりたかったことは、
これだったから。


「なに…… これ…… (≡ω≡.;)」
「なんで、警察が居るの? (≡Д≡.;)」
つかさ「こなちゃん! 大変だよ! 」
「つかさ! 何これ。どういう事? (≡ω≡.)?」
つかさ「あのね…… どうやら今日の事がばれちゃったみたいなの。」
「えっ! どうして! 何がいけないの? Σ(≡ω≡.)!」
みwiki「それは…… 生体間移植を行おうとしたからです。」
「みゆきさん! Σ(≡ω≡.)!」
みwiki「泉さん。あなたの決意、それはとても素晴らしい事です。普通の人では出来ません。」
「良いんだよ。こんなゴミみたいな私の命でも、かがみを助ける事が出来るのなら喜んで差し出すよ! (≡ω≡.)」
みwiki「でも! 泉さんがどんなに承諾していても、生きている人間の心臓を移植する…… それは紛れも無い殺人なのです。」
みwiki「たとえ崇高な行為だとしても、法律では罰せられます。お医者様のどなたかが密告されたのでしょう。今朝方、警察の方が事情聴取に来られました。」
「そ、そんな…… それじゃ、かがみんの手術は? (≡Д≡.;)」
つかさ「……」
みwiki「実施は…… 出来ないでしょう…… 」
「!! Σ(≡ω≡.)!」
みwiki「でも、適合するドナーの方が現れれば手術ができます。それを待てば…… 」
「みゆきさんも見たでしょ!? 死にそうなんだよ、かがみん。そんな何時現れるか分からない心臓なんかより、私の心臓使ってよ! Σ(≡皿≡.)!」
みwiki「泉さん…… 」
「う…… う…… うわ〜〜! ヘ(≡皿≡.)ノ≡≡3」
警察「おい、君! 今は立ち入り禁止だ。止まりたまえ。」
「うるさい! どけ! 私の心臓、私の心臓をかがみんにあげるんだ! Σ⊂(≡皿≡.)!」
「かがみん! 今行くね!! ヽ(≡皿≡.)ノ」
警察「ほら! 暴れるな! 誰か〜!! 」


38 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/10(火) 07:30:00 ID:FOBNBXws

みwiki「私の行った事は正しかったのでしょうか…… 」
つかさ「ゆきちゃんは間違っていないよ。こなちゃんが死ぬ理由なんて無いんだもん。」
みwiki「しかし、それではかがみさんが…… 」
つかさ「仕方が無いよ。もう…… 諦めたよ。」
つかさ「あれれ? おかしいな。涙が出てきちゃうよ。」
つかさ「もう、泣かないって…… グスッ 決めたのに…… グスッ 」
みwiki「つかささん…… 」
つかさ「ゆきちゃん…… ウウッ…… ウウッ…… ウワ〜〜ン!! 」

「ががみ〜〜ん!! (T皿T.)」


「みゆきさん。どうして呼んだか分かるよね? (≡ω≡.)」
みwiki「つかささんからお聞きになられたんでしょう。」
「本当なの? あの手術の事、チクったのがみゆきさんだって事。 (≡ω≡.)?」
みwiki「ええ。私が警察に言いました。どんなに綺麗事であろうと、あれは人には許されない事。私には黙って見ている…… 痛っ! 」
「煩いんだよ。前から気に入らなかったんだ。その正論ばっか言う所が。 (≡皿≡.)」
みwiki「ですが、かがみさんの為に泉さんが死ぬ道理は無いのですよ! 」
「黙れ! 私なんかどうでも良いんだよ! かがみんが、かがみんが生き残れば良かったんだ! それなのに…… (≡皿≡.)」
「お前が! お前がかがみんを殺したんだ! これはもう許せないよね? 許しちゃいけないよね? (≡ω≡.#)」
みwiki「許して…… お願い許して…… 」
「黙れ! 黙れ! 黙れ! 殺してやる! かがみんを殺したお前なんか、殺してやる!! Σ⊂(≡皿≡.)!」
みwiki「許して…… ゆ…… るして…… 」

39 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/10(火) 07:31:40 ID:FOBNBXws

警官「被害者はは眼底骨折他、重傷で全治2ヶ月。君、武道の経験あるんだってな? 人を殴ったらどうなるか分かるよな? 」
「…… (≡ω≡.;)」
警官「ったく、大学にも通ってないようだが、世に言うニートって奴か。少しは社会の役に立とうとは思わないのかね。」
「……と ……したんだ。 (≡ω≡.;)」
警官「んん? 聞こえないな? ちゃんと言いたまえ。」
「やっとこんな私でも役に立てると思ったんだ。それなのに、あの女が…… (≡皿≡.)」
「アイツはああなって当然なんだよ! そう、私は何も間違ったことはしてない! 私は悪くない! Σ(≡皿≡.)!」
警官「事情は分からんが、君のした事は犯罪だ。それを自分の都合の良いように解釈して被害者ぶって。もう大人だろ? いつまでも子供みたいなこと言うんじゃない! 」
「…… (≡ω≡.;)」

そうじろう「こなた。お前は今日で勘当だ。」
「…… (≡ω≡.;)」
そうじろう「大学も中退して部屋に閉じこもりっぱなし、挙句に今回の事件。父さんはお前には失望した。」
そうじろう「今すぐこの家を出て行け。そして二度と近づくな。顔も見たくない。」
そうじろう「まったく、天国の母さんに合わせる顔が無いよ。どうしてこんなになってしまったんだ…… 」
「……一つだけ。一つだけお願いがあるの。 (≡ω≡.;)」
そうじろう「なんだ? 」
「お母さんの写真。何でも良いから、1枚頂戴。そしたら出て行くよ。 (≡ω≡.;)」
そうじろう「駄目だ。」
「なんで!? Σ(≡ω≡.)!」
そうじろう「お前はもう他人だ。他所の子にかなたの写真はやれない。ほら、さっさと支度しろ。」

40 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/10(火) 07:32:25 ID:FOBNBXws
とりあえず前半を載せておきました。
後半は今晩にでも。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 07:34:53 ID:D3yGU6gu
おつー

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 07:55:15 ID:AyivFMED
あの感動ストーリーも(≡ω≡.)神奈川さんの手にかかれば、
この展開か・・・

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 09:01:59 ID:4WteaQ3e
今晩の楽しみが増えました

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 09:25:24 ID:XXDYNoU8
お、神奈川久しぶり。相変わらず台詞だけで状況を描写するのが上手いな。
何気に高度なテクじゃね?

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 12:09:46 ID:MSJq69fB
>>40
面白えw
俺が書いた結末より面白えww
容赦ねぇwwww

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 13:58:03 ID:4bvB3qf6
ニコ厨ウザいといわれるのを覚悟で、お気に入りの書き手氏達にタグを付けたくなった

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 16:47:37 ID:/ijywV44
誰のことだよ

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 16:51:00 ID:MSJq69fB
タグをつけるとどうなるんだ

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 18:31:45 ID:/+hauRZy
SSの方はまだネタがありそうだが絵はネタが尽きてきたかな

50 :デフォ北:2008/06/10(火) 18:34:45 ID:MSJq69fB
ちょっと長編になるかもしれない


『Lucky☆Store』


無常という言葉があるように、世間は常ならんと唱えた哲学者がいる
はたまた、常であると唱えた哲学者もいる

今日は高2真っ盛りの倫理社会のテストが返却される日だ

梅雨の蒸し暑さが教室の居心地をさらに悪くさせる
学年初頭の中間考査は比較的簡単だろうと思っていた生徒のデータは悉く玉砕され
開き直って待ち構える生徒や、自信喪失で頭を抱える生徒もいる
教室のあちこちに温度差があった
そんな修羅場の中、こなたは倫理社会の問題用紙を眺めて顔を綻ばせていた

こなたは常に山張りの天才と謳われ続けている
それもそのはず、彼女が記憶する範囲の問いがそのまま考査の問題用紙に出題されているのだ
それは英語や社会などの単語記憶力を試される教科のみならず
数学や物理、化学などの計算問題まで制する

それでも、考査前にネットで解答を盗み見しているなどという疑いも無く
寧ろそれがデフォルトのように、皆こなたを尋問することはない

勿論、それは高校1年生の時から既に始まっていたからだ
その小柄な頭の何処にそんな能力が詰っているかなど、どうでもよかったのだ

「泉」
「はいはーい」

こなたは、いつもながらほぼ丸で埋った解答用紙を受け取り
颯爽と自らの席に戻り、点数を拝見する

「おぉ、92ですかい。もうちょっと取れてると思ったんだけどなー」

その独り言は点数に敏感になっている周囲の生徒には丸聞こえであり
忽ち生徒の視線を集めた
独り言と言えど、態と周りの生徒に点数を公表してるだけのようにも取れるが

無論、こなたの席に生徒が集まって絶賛される
こなたにとって、これほど優越感に浸れることはない

51 :デフォ北:2008/06/10(火) 18:35:18 ID:MSJq69fB
こなたの知名度は、既に学年全体を超越しており
校内における常識にまでなっていた
こなたが通れば恰も殿様かのように生徒が道を開け
こなたとすれ違えば誰もが振り返り
揚句の果てにはサインまでせがまれる始末である

だがその山張り技術、山当たり能力は生徒に一番羨望される才能であり
テストの点数が悪い生徒が、金銭を支払ってまで
山張り技術をこなたに習得しに来るのであった


昼休みには、こなたはつかさ、みゆきと一緒に弁当を食べる

「こなちゃん、すごいね。今回も絶好調だね」
「泉さんは元から素晴らしい才能の持ち主だったんですね」
「いやぁ、そんなことないよ。みゆきさんは90だったんでしょ?倫理社会」
「へぇ〜!?私なんか37点だったよぉ〜」

つかさは思わずシェーのポーズを取った

「つかさは努力家なんだから、もうちょっと頑張れば点取れるよ」
「うーん…でも私無計画だから難しいかも…」
「では、今度泉さんに教えてもらってはいかがですか?」
「あ、それいいね。こなちゃん、悪いけど教えてくれる?」
「うん、いいよ。つかさは友達だからお金は取らないよ」
「ありがとー!」


こなたは放課後になって、制服のポケットからとある銅色に光る定期を取り出した

「おっと、今日で期限が切れるのか…」

そう言ってこなたは定期をポケットに戻す
すると、かがみ達が帰宅を共にしようと誘ってきた

私は「今日はごめん」と断り、直ちに校舎から出る

実は、幸手市の繁華街の路地裏にとある小さな店があるのだ

52 :デフォ北:2008/06/10(火) 18:35:40 ID:MSJq69fB
こなたはそこへ向かうのだ
華奢な身体と小ぶりな胸を震わせながら、こなたは颯爽と走る
影は徐々に長くなり、陽は傾いていく

ようやくこなたはその店の前に辿り着いた
この店の辺りは車が2台通れるくらいの広さである

「ふぅ、間に合った…」

こなたは木で出来たドアを押して、中に入る
店内はいつもながら綺麗に掃除されており
フローリング、壁と共に木の独自の色を際立たせている
夕焼け色に染まってなお美しく光る店内だが
カウンターとカウンターチェアがぽつんと店の中央に置かれているだけの
こじんまりとした店だ

その中に唯一、一人だけ居る店員は何故かたえずスーツを着ている
カウンターの後ろには一つ扉があり、そこでこの店員は生活しているらしい

「いらっしゃいませ」
「1ヶ月前定期を購入した泉ですけど…」
「あぁ、泉さんですね。少々お待ちください」

店員はすぐさまカウンターに置いてある
中型のパソコンのキーボードを打ち始め、私のデータを検索する

「泉さん、あの頃に比べて見違えるようですよ」
「いえいえ、この店のお陰ですよ。この店が無かったら今の私は居ませんでした」
「では、定期を預かりますので出して頂けますか?」
「はい」

こなたはポケットから定期を取り出して、店員に渡す
店員はこなたの定期をカウンター脇の貯金箱のような入れ物に入れると
こなたに訊ねた

「泉さん、今回はどうされます?」
「…1ヶ月1ヶ月は少し面倒ですね」
「確かにそうですね。では、期限を少し長くしますか?」
「では、1年分お願いできますか?」
「え、1年ですか?」
「はい。1年で結構です」
「しかし、一度に1年分購入されますとかなり残高が減りますよ
こちらとしては、一期間空けて次回購入されたほうが賢明と思うんですが…」

53 :デフォ北:2008/06/10(火) 18:36:16 ID:MSJq69fB
「それは私の勝手ですから、人生は長いですし」
「畏まりました。では一年分発行します」

店員はパソコンにデータを打ち込み、定期を発行する
その定期は金色に光っていた

「らっきー定期一年分です」
「あじゅじゅしたー!やっほーい!」

こなたは颯爽と店を出た
そして、木を彫って出来ている店名の看板を見上げる
そこに書かれてあった文字は

Lucky☆Store

それは、幸運を売る店
らっきー定期を購入すると、指定した期限ずっと購入者に幸運が訪れる

それはこなたのテストの点数ばかりでなく
全ておいて幸運が取り付くらっきー定期
そんならっきー定期に、こなたはすっかり虜になっていた



こなたがLucky☆Storeに出会ったのは中学3年生の初頭のことである

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 18:37:44 ID:MSJq69fB
キリがいいんでここまでにしておきます
また夜に出来たら投下します
タイトルはくだらない洒落です

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 18:41:21 ID:9/ifA9/d
それは虜になるわ…めっちゃ欲しい

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 19:25:24 ID:RNF7Fo2f
>>53
命を縮めるんですね。
誰かを助けるために幸福全部使って死ぬんですね。

感動的だな〜

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 19:37:23 ID:MSJq69fB
>>56
             ____
           /      \
          / ─    ─ \
        /   (●)  (●)  \
        |      (__人__)     |
         \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 20:52:50 ID:J8BESYKR
>>48
別にどうもなんない

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 21:44:05 ID:l8sTXK3d
>>神奈川

BADエンドにわくわくしながら今晩は寝て、明日朝一番にこのスレ覗きますw

私的にこなたには自殺して欲しいけどかがみは救われて欲しいな……

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 22:10:56 ID:4kQpckNP
こなボラもデフォ北だったんかい。やるなぁ。

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 22:36:27 ID:sur5rX5R
>>35
GJとか乙とかでも書けば違うんじゃね?
SSの後にレス付ける奴の最低限の礼儀だと思うけど
同じ読み手としてはその方が気持ちいけどな


62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 23:36:15 ID:UaMCTQ9o
>>61
お前いい加減しつこいよ

しつこい奴は嫌われるぜ?

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 23:59:39 ID:sur5rX5R
気にスンナ

64 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:07:13 ID:pbAn2sVC
初めてSSを投下してみます。(少し長いです。)
もしよろしければ、感想をください。

HAPPY END

「どうして、こんなことになっちゃったんだろう。」
目の前の光景を見て、私は思わずそうつぶやいた。
「ゴメンね、私がそばにいたら、かがみだって怖いよね。」
私のすぐ目の前にいたこなたが、寂しそうな表情でそうつぶやく。
こなたの制服は、真っ赤な血で染まっていた。
そして、そのこなたのすぐ後ろには、よく知っている2人の変わり果てた姿が転がっていた。
本当に何が何やらさっぱりわからない。
私の知らないところで、いろんな事が起こり、それが、一気に私の所に押し寄せてきた感じだ。
でも、今思えば、こなたの様子の変化に気づいたあの時が、すべての始まりだったのかも知れない。
そう、あれはたった数日前のことだった…

65 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:08:24 ID:pbAn2sVC
「おーい、かがみんやーい。」
「何、こなた?私、帰るとこなんだけど…」
「帰りにさ、ゲマズ寄っていこ。」
「受験生だっていうのに、相変わらずだな。」
3年で、今年は受験だというのに、相変わらずのこなた。
本当に、コイツ、受験生だって自覚あるんだろうか?
でも、そんなこなたがいるからこそ、一緒にいてとても楽しいんだけどね。
こなたが、一緒に行こうと、私にすり寄ってくる。
「バ、バカ…暑苦しいから、くっつくな。」
「どうしたの、かがみん?顔が赤いよ。」
「な、何でもないわよ。」
こなたに顔が赤いと言われて、私はドキッとしていた。
いつしか私は、こなたに対して、友達以上の感情を持つようになっていたからだ。
でも、今の関係を壊したくない。
だから、この気持ちは、自分の心の奥底に、ずっとしまっておこうと思った。
そのかわり、こなたと一緒に過ごす時間を、できるだけ作ろうと思い、何だかんだでこなたと一緒に遊びに行く機会は多かった。
まあ、大抵は、つかさも一緒なんだけどね…
「かがみの読んでるラノベの最新刊も、今日発売日だし、ねえ、行こうよ。」
こなたが、そう言うと、再び私にすりよってくる。
ああ、本当は、私もこなたと一緒に遊びに行きたい。
でも、今日は残念ながら、家の用事があって、早く帰らないといけなかったのだ。
「悪いけどパス。今日はつかさと寄って帰るところがあるから。」
「そう…」
こなたはそう言うと、しょんぼりとした顔で教室から出ていく。
「ちょっと、こなた…」
慌てて呼び止めるけど、こなたはもうそこにはいなくなっていた。

「アイツがあんなにあっさり引き下がるなんて変だな。」
私は素早く荷物をまとめると、こなた達のいる隣の教室へと向かう。
「ちょっと、こなたーっ…」
勢いよく教室に入る。
でも、教室には、もうこなたの姿はどこにもなかった。
「お姉ちゃーーん!!!」
教室の外から声がしたので振り向くと、そこにはつかさの姿があった。
「つかさ、こなた見かけなかった?」
「えっ、こなちゃんなら、さっき廊下ですれ違ったよ。
何だか、すっごく怖い顔してたから、私、声かけられなかったよ。」
「そう…」
つかさの話を聞いて、私の心がチクリと痛む。
「お姉ちゃん、もう少しで掃除終わるから、待っててね。」
つかさはそう言うと、掃除道具の片付けを始める。

66 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:12:23 ID:pbAn2sVC
「ねえ、つかさ…」
帰り道、私はつかさにこなたのことを聞いてみようと思った。
いつもは、しつこいぐらいに強引に誘うくせに、今日のこなたは、妙におとなしい。
休み時間に私達が話しかけても、何かを考えているのか、心ここにあらずといった感じだった。
私はゲームの攻略方法でも考えてるのかなってくらいにしか思ってなかったんだけど、
もしかしたら何か重大な悩み事でも抱えているのかもしれない。

「最近、こなちゃん元気がないよね。」
最近というつかさの言葉に、私は少なからずショックを受けていた。
そんなに前から、こなたの様子は変だったんだ。
もしかして、私だけが、こなたの変化に、気付いていなかったとか?
「最近って、どういうことよ?」
「わかんないけど、最近、授業中も、ずうーっと何か考えこんでいるみたい。」
つかさは、こなたの異変に、随分と前から気付いてみたいだった。
「どうして、教えてくれなかったのよ。」
私の突然の怒鳴り声に、つかさは驚いた表情で私の方を見つめる。
「ゴ、ゴメンね。だって、こんなにずっと元気がなくなるなんて、思ってなかったんだよ。」
「いや、私の方こそ、怒鳴ってゴメン。
でも、だとしたら、今日こなたと一緒に遊びに行ってやるべきだったかなあ。」
「お姉ちゃんも、こなちゃんの誘い断ったんだ。
 実は、私も家の用事があるから、断っちゃったんだけど…」
「まあいいわ。明日はこなたと一緒に、ひさびさにカラオケでも行くか。」
「ウン、ゆきちゃんも誘って、久しぶりに4人で遊ぼ。」
こなたのことは心配だったけど、とりあえず私達は用事があったので、2人一緒に駅へと向かった。

「あれっ、あそこにいるのって、ゆたかちゃんとみなみちゃんじゃない?」
つかさの声を聞いて、私はつかさのさす方を見ると、そこには、ゆたかとみなみの姿があった。
「おーい、ゆた…」
私は、とっさに声をかけようとしたつかさの口を塞ぐと、建物の影に隠れる。
あの出来事以来、私はゆたかちゃんを避けるようになっていた。
ゆたかちゃんが満面の笑顔である一方、みなみちゃんの表情はすごく暗い。
つかさの声に気づいたらしく、こっちの方をゆたかちゃんはしばらく見ていたけど、
誰もいないとわかると、みなみちゃんと一緒に駅の中へと入っていった。

「ど、どうしたの、お姉ちゃん?」
「つかさ…ゴメン。ちょっとね…」
このことは、つかさには話さない方がいいだろう。
「な、何でもない…それより早く行こう。ハ、ハハハハ…」
私が苦し紛れに笑うのを見て、つかさもそれ以上追及するのはやめようと思ったみたい。
私は、ホッとため息をつくと同時に、数日前の出来事を思い出していた。

67 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:16:22 ID:pbAn2sVC
あれは、昼休み、食事が終った後のことだった。
「あれは、ゆたかちゃんじゃない。あんなところで、何やってるんだろう?」
どうやら、誰かに電話しているみたいだった。
盗み聞きは悪いと思いながらも、私はこっそりと近寄ると、ゆたかちゃんの会話に耳を立てる。

今思えば、人の会話をこっそりと聞くなんてこと、するべきじゃなかったんだ。
私は、会話の内容を聞いて、耳を疑った。
「うん、わかってるよ。それでね、一つだけお願いがあるの。」
「……」
「こなたお姉ちゃんのことなんだけどね…」
「……」
「そうそう、アイツって、空気が読めない上にオタクでウザいでしょ。だからね…」
「……」
「ウン、ありがとね。じゃあね。」

ゆたかは電話を切ると、満面の笑みで教室の方へ歩いて行った。
私は、ゆたかちゃんが去った後も、しばらく放心状態だった。
「あのゆたかちゃんが、こなたのことをあんな風に言うなんて…」
私は、信じられない気持ちで、その場を後にした。

そして、それから数日たってからだ。
こなたの様子が、おかしくなったのは…
そのこなたとは対照的に、ゆたかちゃんは妙に明るかった。
でも、あれ以来、私はあの満面の笑みに、何か黒いものを感じずにはいられなかった。
「まさか、こなたとゆたかちゃんの間に、何かあったのかな?」
いつの間にか、私は考えていたことを、口に出してしゃべっていたみたいだ。
「ええ〜っ、こなちゃんとゆたかちゃん、もしかして喧嘩してるの?」
しまった。つかさがそばにいるんだった。
私は慌てて首を振る。
まだ、こなたとゆたかちゃんが喧嘩したなんて、決まったわけじゃないんだから…
とりあえず明日は、カラオケで、思い切りこなたを元気づけてやろう。

でも、次の日の昼休み…その日を境に、何もかもが一変した。


68 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:21:05 ID:pbAn2sVC
「こなた…今日さ、久しぶりにカラオケにでもいかない?」
だが、こなたの反応はない。
「ちょっと、聞いてるの、こなた?」
「えっ…かがみ? いつ来たの?」
「ちょ、おまっ!!」
昼休み、一緒に弁当を食べていたのに、こなたはずっと考え事をしていて、私がいることすら気付いていなかったらしい。
「今日、一緒にカラオケに行こうって言ったのよ。」
「ゴメン、私、今日は用事あるから帰る。」
こなたはそう言うと、再び考え込む。
「こなちゃん…最近変だよ?どうしたの?
よかったら、私達に話してみてよ。相談に乗れるかもしれないし…」
その時、こなたの口から出た言葉に、私は驚いた。

「いいよ、頭の悪いつかさに相談しても、時間の無駄だし…」
「ちょっと、今のはいくらなんでも言いすぎよ。」
私は、思わずこなたに向かって、大声で怒鳴っていた。
「フンだ。私が、どれだけ苦しんでるかなんて、かがみ達にわかりっこないよ。」
今日のこなたは、何だか変だ。
変に苛立っているというか、やたらと突っかかってくる。
一体どうしたんだろう? やっぱり家で何かあったのだろうか?
「それに、つかさなんかに相談したら、どんな悩みごとも解決できなくなっちゃうよ。」
「ひどいよ、こなちゃん…」
あまりのこなたの剣幕に、つかさは泣き出してしまう。
だが、こなたのターンは、まだ終わらない。
「泣きだすくらいだったら、しゃしゃり出てこないでよね。
何が『相談してね』だよ。つかさの分際で、偉そうに…」
「こなた!!」

パシーン!!!

気がつくと、私は思わずこなたの頬を叩いていた。
こなたの目に涙が浮かぶ。
「ひどいよ、かがみ…かがみのバカッ!!!」
こなたは、私に向かってそう絶叫すると、そのまま教室を飛び出して行ってしまった。
こなた…一体…どうしちゃったのよ?
気がつくと、私の目も、涙で溢れていた。
「ふう、泉さんにも困ったものですね。」
それまで黙っていたみゆきが、泣いているつかさにハンカチを差し出す。
「ヒック、ヒック…ゆきちゃん…ありがと…」
「大丈夫ですよ、つかささん。私はあなたの味方ですよ。」
「う、うわぁぁあああん〜ゆきちゃん」
つかさはみゆきにすがりついて号泣しだす。
傍目から見ると、みゆきがつかさを慰めようとしているように見えるかもしれない。
けど、私は、みゆきから、何かいつもと違う雰囲気を感じていた。
私達3人が目の前であれだけ口論してたというのに、どうしてみゆきはこんなに冷静でいられるのだろう?
いつものみゆきなら、私が手を出す前に、止めに入っていたはず…

69 :HAPPY END:2008/06/11(水) 00:24:41 ID:pbAn2sVC
「泉さんとの今後の付き合い方を、考えた方がいいかもしれませんね。」
みゆきが、表情一つ変えずにそう言うのを聞いて、私は耳を疑った。
「ちょ、ちょっと、みゆき、何言い出すのよ。」
「私、正直言って、泉さんのことを見損ないました。」
「待って、みゆき。今日のこなたは、どうかしてるだけなのよ。
お願い、こなたのことを嫌いにならないであげて。」
「果たしてそうでしょうか?」
みゆきはそう言うと、ニヤリと笑みを浮かべる。
こんなみゆきの嫌な表情…初めて見た。
「普段、心に思ってなければ、あんなひどい言葉は絶対に出てこないはずですよ。
あんな言葉がスルリと出てくるってことは、泉さんは普段からつかささんのことをあんな風に思っているってことです。」
「みゆき…」
私は…否定できなかった。
口ごもる私を見て、みゆきはさらにニヤッといやらしい笑みを浮かべる。
それを見た瞬間…私の背筋に寒いものが走った。
みゆきは、何かとんでもないことを言おうとしている。
私は直感でそう感じていた。

「つかささん、私、泉さんと絶交しようと思うのですが、つかささんはどうしますか?」
「ちょ、ちょっと、みゆき、待ってよ!!」
私の直感は、最悪の形で的中してしまった。
「そうだね。あんなヒドイこと言うこなちゃんなんか、もう絶交だよ。」
つかさまで…
「そうですね。じゃあ、今後は泉さんに声をかけられても、一切無視ということでよろしいですか?」
「ウン♪」
「つかさ!!!」
私は、つかさを説得しようと思ったけど、つかさにすごい形相で睨まれて絶句する。
「お姉ちゃんは、私の味方?それとも、こなちゃんの味方?」
私を睨みつけるつかさの目が鋭くなる。
「そ、そりゃ、もちろん…」
「もちろん、私の味方だよね?」
今度は笑顔でつかさが尋ねてくる。
「も、もちろん、つかさの味方だけど、でも…」
「じゃあ、決まりだね。お姉ちゃんも、今後はこなちゃんに話しかけたら駄目だよ。」
「つかさ!!」
その時、チャイムが鳴る。
「お姉ちゃん、もう教室に帰った方がいいよ。」
教室に黒井先生が入ってきた。
残念だけど、つかさ達を説得する時間はないようだ。
私は、一旦教室へ戻ることにした。
何とかしてつかさとみゆきを説得しないと…
でも、それは結局叶うことはなかった。
こなたは、あのまま早退してしまったらしく、つかさとみゆきも授業が終わると、さっさと帰ってしまったから…

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 00:25:27 ID:pbAn2sVC
とりあえず、今日はきりがいいので、ここまでにします。
続きは、明日投下しようと思います。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 00:55:39 ID:mwxRrvV9

続き期待してるわ

72 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:02:57 ID:XcQvXx+x
>>70
wktk
期待してる

>>53
「おい泉!てめぇまた先公にチクリやがったな!?」
「ち、違うよ!私が言ったんじゃなくて先生が見てたんだよ…きっと」
「うるせぇんだよ!」

その男子生徒はこなたの顎を殴り上げる
こなたは後ろにひっくり返ってしまい
唇が切れて血が出ていた
周りにいる他の生徒もそんなこなたを見てクスクスと笑う

「うぅ…やめてよ…」
「お前って本当にウザいな」
「ゴミだから仕方ないんじゃね?」

隣に居た男子生徒が相乗りする

「だな。ゴミはゴミ箱に捨てるべきだよなぁ」
「いやぁ、寧ろゴミ箱にすればいいんじゃないか?」
「あ、それいいかも」
「おい泉!口開けろよ」
「…むぐぐ」
「開けろっつってんだろ!?」
「…んぁー」

そう言うと、一人の男子生徒がガムの粕をこなたの口の中に吐き捨てた
こなたはあまりの勢いに思わずそれを飲み込んでしまう
口の中におぞましい味覚が残る

「うわー!大胆!」
「きめー」

周りからの罵声には気も留めずに
こなたは思わずダムが決壊したかのように泣き叫んだ
しかし、その刹那男子生徒にお腹を殴られて息も声も出せなくなった
そして床に倒れこみ、目の前が真っ白になる
これがこなたの中学校の日常

結局その日は早退した
どうせ明日はズル休みだとまた苛めに遭う
でも、そんなことは気にしない
今を幸せに生きればそれでいい
私は重い足を引き摺って帰路に着いた


73 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:04:05 ID:XcQvXx+x
でも、このまま帰宅するとお父さんが変に思うし、人目に触れたくも無かったので
こなたは人気の無い路地裏をボロボロになった制服を纏い、ふらりふらりと徘徊していた
飲んだくれの中年親父が顔を赤くして手に持つ小包を振り回すかのように
私は無表情で建物の壁に肩を擦ったり
時たま力が抜けて汚れたコンクリートの地面に膝をついては立ち上がり、再び歩き出す

その時のこなたにとって、路地裏は実に情緒の安定する所であった
薄暗く、建物と建物に圧迫された空間
下を見ればゴミが所々に散乱していて
まるで私の現状を具現化した空間でもあった

そんな中、それはあった

木彫りで書かれた店名
立てかけられた宣伝板には「幸運を買いませんか?」と書かれてあった
胡散臭いことこの上ない
でも、風前の灯火と化したこなたにとってそれは闇に差す一筋の光に見えた
私は傀儡のように、そして操られるかのように自然と店内に入っていた

「いらっしゃいませ」
「…」
「どうされました?」
「……ください」
「はい?」
「……幸運を…ください!」

私は片言の言葉を振り絞って、安堵に包まれたのかも分からぬまま泣き叫んだ
店員はおどおどと言葉を躊躇っていたが
奥の部屋からコーヒーを淹れて持ってきてくれた

「…どうぞ」
「…す、すみません」

私はコーヒーを啜ると、ようやく情緒を取り戻し、カウンターチェアに座る

74 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:07:45 ID:XcQvXx+x
「さて、さっき幸運が欲しいと言いましたね
何か学校でお悩みでも?」
「…はい」
「何があったんです…?」
「…」
「あぁ、言い難いのなら結構です。その制服を見れば大体見当がつきますね」

店員は、一拍置いて話し始める

「当店は幸運を販売する店となっています」
「…幸運を、売る?」
「はい」

店員は概要をざらりと説明する

「当店では、らっきー定期という券を期限付きで販売しています
その期限の間は何をしていても幸運が付きまくります
不運なことは全く訪れません
あなたの苛めも解消されますよ?」
「そんな…馬鹿な」
「まあ、最初から誰も信じる訳ありません
そのために、当店は定期の試用期間を設けています
その間は従来の幸運不運に関わりなく幸運の期間を過ごして頂けます
ただし、試用期間を終えて購入していただく場合は
あなたの一生分の幸運を使用する定期になります」
「…自分の幸運を使うって…ことですか?」
「はい。ですから、過度に購入されることはあまりお勧めしません
ニコチン中毒のようになりますからね
いざという時だけに購入されることをお勧めします」
「じゃあ…試用の定期…下さい」
「畏まりました。…貴女は素直ですね。よっぽど辛かったんですか?」
「いえ…とんでもないです」

そして、定期が発行される
その定期の色は、白色だった

「では、これがらっきー定期です。期限は一週間です
通常定期は銅色または銀色または金色ですから
一週間経って購入希望であれば、またこちらにお越しください
当店は年中無休で開店していますので」
「はい、ありがとうございました」

私は定期を受け取り、店を出る

「…やっぱり胡散臭いな…本当にこれで幸運になれるのかな」

一頻り首を傾げて唸った後、こなたは地面に同人誌が落ちているのを見つける

「うわ!これコミケ行っても手に入らなかった同人誌じゃん!
何でこんな所に…ふふ、もらっちゃお」

75 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:08:18 ID:XcQvXx+x
こなたはさっきまでの無表情が嘘のように顔を綻ばせ
胸に同人誌を抱きかかえ、らっきー定期を見つめながら帰路に着いた

やっぱり、本物なのかな
…いや、偶然かな


翌日こなたは学校に登校すると、昨日の男子生徒は居なかった
その代わりに先生がずっと教室に着き、生徒の素行を監視していた

先生に訳を訊いてみると、昨日あの男子生徒らが暴力団と絡んで大喧嘩になり
警察沙汰にまで発展したらしい
その為、その生徒らは謹慎処分、今日からしばらくの間先生が休み時間も昼食時も
生徒を監視し続けることになったらしい

生徒達にとっては自由を束縛されていい気はしないだろうが
こなたにとっては実に好都合だ

こなたが苛められていたのは無論先生の居ない間
先生が居てくれれば勝ったも同然

しかし、先生が居なくてもこなたが苛められることは無かった
苛めの根本はあの男子生徒達だったらしい
要するに、根を絶たれた今こなたを苛めるものは居ないということだ
こなたは傍観者に対する復讐の念は無かった
ただ、みんなと仲良く出来ればそれで良かったからだ

やはり、本物だったのか

それに気づけば、こなたは教室に堂々と居座ることが出来た
決定付けたのは、隣の生徒が声をかけてきたことだ
今の今まで中学校でこなたに声をかけてくる人間は居なかった

声をかけてきたのは、とある男子

「あー白石っす。よろしくっす」
「あぁ…泉です」

76 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:08:43 ID:XcQvXx+x
こなたは同性でさえ声を掛けられた事も無いのによもや異性から声を掛けられるのは
初めてだったので、とても不思議な気分になった

こなたの大嫌いだった体育の時間も
こなたの入るチームが負けることは常に無く
徐々にこなたはクラスに溶け込んでいった

そして1週間が経過した


こなたは、これならもう定期が無くても大丈夫であろうと
安心しきって教室に入った
そこには先生は居なかった
代わりに謹慎処分を受けていた男子生徒達が集っていた
こなたは突然顔面蒼白になり、思わずトイレに逃げた

「お、来たぜゴミが」
「よう、ゴミ!何処行くんだよ!」

こなたは個室で耳を塞いでこの世の音と別離した
そんな…またあの惨めな日々が帰ってくるなんて

こなたはポケットに入れてる定期を見た

「昨日まで…やっぱり期限は厳守なんだな…」

こなたは学校を出て、再びあの店へ向かう
通常定期を貰おう
こなたはそう決心した
授業の遅刻などは関係ない
今から幸運を貰いに行くのだから、その幸運で落着するだろう
例えば自習とかで

「いらっしゃいませ」

1週間前と変わらない店の風景
ただ、朝と夕方のコントラストのみは異なるが

「泉です、通常定期を下さい!」


77 :デフォ北:2008/06/11(水) 01:10:04 ID:XcQvXx+x
続きはまた今度
神奈川さん遅いなぁ

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 11:00:26 ID:CPxkAwJ3
グッジョブ デフォww

79 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/11(水) 11:11:25 ID:GoZZkKix
規制食らったのか書き込めませんでした。
今晩くらいにでも再度頑張ってみます。すいませんでした。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 11:14:37 ID:S9Xe8OQy
ストーリーランドにあったな・・使いすぎると(ry

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 13:26:28 ID:1/8Pv9/O
3作品も途中のがあってなんか贅沢な気分。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 14:08:12 ID:IezlcyTe
>>79
律儀だなw

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 14:32:10 ID:Uz38pIEO
やっぱ、未来の幸運を(ry

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 21:21:29 ID:9tmunSQj
ここ見てる女の人っている?らき☆すたに女のファンがいるらしいって聞いたのだが

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 21:25:35 ID:Vz14BuwX
大分って女性だったか

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 22:49:26 ID:gUm7StlC
ま、なんにせよらき豚にまともな奴はいねぇな
ましてやここ見てるような人間がな

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 22:53:26 ID:CRTsXacb
というかここの糞住民とニコ厨が、らき☆すた関連スレ荒らしてんだろ

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 22:56:52 ID:0TuRVNrw
荒らしてないよ
むしろ引きこもりが多いんだよ

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 23:13:13 ID:wGR5Oveq
>>84
居たとして、どうするつもりよ?
最近は女の子のガードも上がってるから、変な期待持たないほうがいいぞ。

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 23:46:00 ID:9tmunSQj
『卒業写真』
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0167.jpg

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/11(水) 23:48:00 ID:AAKsrxg4
>>90
こなた涙目ww

92 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:22:16 ID:fUKtR8hQ
>>69の続き

翌朝、つかさが、こなたを待つのを嫌がったので、仕方なく2人だけで学校へと向かう。
私は一体どうしたらいいんだろう?
教室についても、仲直りさせる方法を考えるばかりだった。

休み時間にB組の教室に行ってみると、つかさとみゆきが楽しそうに話しているすぐ傍で、
こなたは一人ぼっちで暗い表情で俯いていた。
つかさとみゆき…本当に、こなたのことを…
私はこなたに声をかけようとしたが、その瞬間、2人の突き刺さるような視線が私に向けられる。

お姉ちゃんは…私の味方だよね?
つかささんが、あんなひどいことを言われたのに、あなたは泉さんの肩を持つんですか?
2人の鋭い視線が、私にそう訴えかけてくる。
私は、結局、こなたに声をかけることができなかった。
私は、つかさ達のところに行くと、3人で会話が始まる。
でも、私には、会話の内容は、ほとんど耳に入ってこなかった。
私達のすぐ傍で、孤立しているこなたのことばかりを、ずっと気にしていた。

ガタン…
突然、こなたは立ち上がると、そのまま教室を飛び出して行く。
「ま、待って、こな…」
「お姉ちゃん!!!」
突然のつかさの声に、私は息を呑む。
私を睨みつけるつかさの表情は、今までに見たことのない、恐ろしい表情だった。
なんて冷たい目なの…
「お姉ちゃんは、私の味方?それとも敵?」
初めて見るつかさの表情に、私は怖くなって、それ以上足が動かなかった。
これが本当に、私の妹のつかさなの…
その後の、つかさ達との会話は、ほとんど覚えていない。
教室から飛び出していった時、こなたは泣いていた。
それを見て、つかさは「面白れえ。」とゲラゲラ笑い続けていた。
何て不快な笑い声…しかも、それを発しているのが、あのつかさだなんて…

その日以降、つかさのこなたへのいじめは、さらにエスカレートしていった。
こなたの上履きを隠したり、机の中に鼠の屍骸を放り込んだり、机の上に卑猥な落書きをしたり…
さらには、それに飽き足らず、つかさは、とうとうこなたに直接手を出すようになっていた。
こなたは…つかさのいじめに懸命に耐えていた。
私は、見てられなかった。
楽しかった4人の学園生活の日々が、音をたてて崩れていくのを感じた。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 00:25:44 ID:j9ekgVxH
>>79 まだー?

94 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:28:38 ID:fUKtR8hQ
つかさが、ホッチキスを持って、こなたの方へと向かっていく。
「こなちゃん、耳にピアスをしてあげるね。」
それまで、周りの生徒達は、つかさがこなたを苛めているのを、楽しそうに見物していた。
だが、つかさのしようとしていることに気づくと、さすがの見物人たちも一斉に表情を青ざめる。
そう、つかさは、こなたの耳に、ホッチキスを止めるつもりだ。ピアスと称して…
もう我慢できない。
力づくでもつかさを止めようと思い、つかさの方へと向かおうとしたその時だった。
「つかささん、やめなさい。」
つかさを制止したのは、なんとみゆきだった。
なぜか、みゆきの表情は、心なしか動揺している。
「どうしてよ、ゆきちゃん。これから楽しくなるところじゃない。」
つかさはそう言うと、笑いながらこなたの方へと向かっていく。

「私の言うことが聞けないのですか。つかささん。」
今まで聞いたことのない、強い口調のみゆきの声に、つかさは震え出す。
「ご、ごめんなさい…つ、つい、調子に乗ってしまって…」
「行きましょう、つかささん。」
みゆきはそう言うと、教室を出ていく。
つかさも、みゆきの後を、恐る恐るついていく。

「こなた〜!!」
私は、2人がいなくなった教室で、こなたの方へ駆け寄っていった。
「かがみ…」
「こなた…今まで無視してゴメン…」
私は涙を拭いながら、こなたに必死にこれまでしたことを謝った。
「私こそ…この前はヒドイこと言っちゃってゴメン。
私、つかさに謝ろうって思って、必死に謝ったんだけど、つかさ、全然聞いてくれなかった。
私、どうしたらいいんだろう?」
こなたは、私にしがみついて、震えて泣いていた。
私は、こなたの小さな手をしっかりと握りしめる。
「私も一緒についていく。2人でつかさに謝ろう。そうしたらきっと、つかさだって…」
「ダメだよ。つかさのあの表情…つかさはもう絶対に私を許してくれないよ。」
こなたは泣きながら、そのまま教室を飛び出していく。
「こなたーっ!!!」
私は、こなたの後を必死に追いかけた。
でも、こなたの姿は、もうどこにも見当たらなかった。
走るの早すぎるよ…こなた…
しばらく探してみたけど、結局こなたは見つからなかった。
どこに行っちゃったの…こなた…
こんなに…こんなに…私が心配しているのに…

95 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:34:40 ID:fUKtR8hQ
結局、こなたは、その日も学校を早退した。
このままじゃいけない。
放課後、私は、ずっとこなたとつかさを仲直りさせる方法を考えていた。
それにしても、人間というものは、たった一晩でこうも変わるものだろうか?
18年間、一緒に過ごしてきた私ですら、あんなつかさの表情を見たことはなかった。
だが、そのつかさですら、みゆきには怯えていた。
こなたと仲が悪くなってから、つかさがみゆきと一緒にいる回数が増えたけど、まさかみゆきに脅かされてるとか…
でも、そうだとしたら、つかさを止めた時のみゆきの表情も、私にはよくわからない。
いつもは冷静沈着なみゆきが、あの時だけ明らかに動揺していた。
一体、何があったんだろう?
そんなことより、このままじゃダメだ。
私が何とかつかさを止めないといけない。

その晩、私は意を決して、つかさの部屋に向かった。
「どーしたの、お姉ちゃん。真剣な顔して…」
つかさはそう言うと、壁に向かってダーツを投げる。
あれっ、つかさ、ダーツなんて持ってたっけ?
そう思い、壁の方を見た私は、言葉を失う。
壁には、無数のダーツが刺さっていた。
そして、そのダーツの的になっていたのは、こなたの写真だった。
「あははは…こなちゃんの心臓にやっと刺さった。」
そう言って、つかさは大喜びしていた。
「ねえ、つかさ、もうこんなことやめようよ。」
「どうして?こなちゃんみたいな害虫は、はやく地球から駆除しないとダメなんだよ。」
「こなたは害虫なんかじゃない。」
「害虫だよ。」
その時、つかさの表情が変わる。
こなたを苛めていた時の、あの冷たい表情だ。
「結局お姉ちゃんは、こなちゃんの味方になったんだね。」
「つかさ!!」
「ウ・ラ・ギ・リ・モ・ノ…」
その時のつかさの表情を、私は一生忘れることができないだろう。
「もういいでしょ。出てってくれる。」
私は、つかさの迫力に圧倒されて、部屋を出るしかなかった。
「私、これからこなたと一緒にお昼食べるから。」
私がつかさの部屋に向かって大声でそう言うと、部屋の中から『くけけけけ…』と嫌な笑い声が聞こえてくる。
「これで決まりだね。お姉ちゃんは私の敵だね。明日から、容赦しないから…」
私は、そのまま自分の部屋へと戻っていった。
「つかさはダメだ。でも、まだ私は絶対に諦めない。」
明日、今度はみゆきを説得してみよう。
みゆきが説得できれば、きっとつかさだって元に戻ってくれるはず…
絶対に、もう一度、楽しかったころの4人に戻ってみせる。
つかさに、みゆきに、……そして、こなた。
机の横の壁にはってある4人の写真。その中のこなたの写真を見て私は呟いていた。
「私は…私だけは…絶対にこなたの味方だからね。」
写真のこなたの笑顔を見ただけで、胸がぐっと苦しくなる。
理由はわかっていた。
だって、私は、こなたのことが…大好きなんだから…

96 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:39:37 ID:fUKtR8hQ
そして、次の日…
私は、いつもの場所で、こなたが来るのを待っていた。
しばらくして、こなたの姿が見えた時、嬉しさのあまり涙が出そうになった。
どうして私は、こんなに涙もろくなったんだろう?
そんなことを考えてると、こなたが声をかけてきた。
「かがみ?」
「オッス、こなた。」
私は元気よく挨拶すると、こなたもおはようって言ってくれた。
こなたは、つかさのことを気にしていたけど、つかさが何をしてきても、私が絶対にこなたを守る。
私が力強くそう言うと、こなたは少し驚いた表情で、私のことを見ていた。
「ねえ、かがみ。」
「何、こなた?」
「どうして、私のために、そこまでしてくれるのさ?」
「そ、それは、その…」
私は思わず口ごもってしまう。
「でも、かがみが味方でいてくれてよかったよ。」
「バ、バカ…そんなこと言うなんて、いつものこなたらしくないわよ。」
きっと、今、私の顔は真っ赤になってることだろう。
「じゃあ、学校に行こ。」
突然、こなたが私の手をひっぱる。
「ちょ、ちょっと、いきなり引っ張ったら、びっくりするじゃない。」
「悪い悪い…でも、今は何だかこうしたい気分なんだよね。」
こなたはそう言うと、私の手をひっぱって、学校の方へと駆けていく。
少しいつものこなたに戻ったみたいで、それが嬉しくて、私もこなたと一緒に学校に向かって走る。

「ちょっと早く着きすぎちゃったね。」
「何言ってるのよ。いつもが遅刻ギリギリなだけじゃない。」
そんなたわいのないことで、私とこなたは一緒に笑った。
こなたのげた箱には、相変わらず色々なものが放り込まれていた。
でも、今日のこなたは、それを見ても少しも動じていない。
「あーまた今日は、随分と派手にやってくれたね。」
こなたはそう言うと、げた箱のゴミを放り出し、中から上履きを取り出す。
「痛っ!!」
こなたの指先に激痛が走る。
「こなた、大丈夫?」
「大丈夫だって。」
こなたはそう言うと、上履きにつけられていた画鋲を外していく。
「こんなに刺すなんて、今日のつかさは、随分と頑張ったね。」
「こなた…ゴメンね。」
でも、こなたは笑顔のまま、答える。
「こんなの、私、全然気にしてないよ。だって…」
こなたはそう言うと、私に背を向ける。
「だって?」
「だって、かがみがそばにいてくれるから。」
そのこなたの言葉で、私はどれくらい意識が飛んでいただろうか?
こなたが声をかけてくるまで、きっと私は顔を真っ赤にしたまま固まっていたに違いない。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 00:41:10 ID:b5CZndlu
べジータとナッパかw

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 00:47:39 ID:+MiLVVLL
>>97
どこへのツッコミだw

99 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:51:11 ID:fUKtR8hQ
そして、今日一日が始まる。
だが、この日、つかさはこなたに一切手を出してこなかった。
みゆきの指示によるものなのか、つかさが自重したのかどうかはわからないけど、
今日一日、こなたは久しぶりに平穏な学校生活を過ごすことができたみたいだった。

昼休み、私とこなたは、屋上で一緒に弁当を食べた。
そこにいたのは、おかしくなってしまう前の、私のよく知っているこなただった。
無邪気にネトゲーの話をするこなたの姿を見て、私は思わず涙がこぼれそうになる。
最近、こなたのことになると、なぜかやたらと涙もろい。
「どしたの、かがみん?」
「な、何でもないわよ。そ、そんなことより、そろそろ試験なんだから、ちゃんと勉強しなさいよ。」
「ブー、わかってるってば。せっかくの昼休みくらい、現実逃避させてくれてもいいじゃない。」
「ハイハイ、わかったわよ。」
いつもの何気ないこなたとの会話が、こんなに楽しかったなんて…
久しぶりに、思いっきり笑ったような気がする。
こなたとの昼休みは、本当に楽しかった。
あとは、つかさとみゆきが戻ってきてくれさえすれば…
ウウン、つかさとみゆきは、もう戻ってこなくてもいい。
こなたと、こうして毎日ずっとこうしていられれば、もうそれでいい。

この時の私は、こなたとの昼休みの楽しさに、完全に浮かれていた。
こなたの周りの状況は、何一つ解決していなかったというのに…
そして、この日の帰り…恐ろしい事件が起こった。

100 :HAPPY END:2008/06/12(木) 00:55:18 ID:fUKtR8hQ
とりあえず、きりがいいので、今日はここまでにします。
続きは明日投下しようと思います。
今読み返してみたら、文章変なところたくさん見つけてしまってorz

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 00:57:47 ID:q+eSDy8l
乙でガンス

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 00:58:13 ID:gIz4Mg4h
>>100
GJ
文章の変なところは保管庫で推敲すりゃいいさ

103 :デフォ北:2008/06/12(木) 01:17:19 ID:gIz4Mg4h
>>76
私は、その後も1ヶ月ずつらっきー定期を購入し続け
最早Lucky☆Storeの常連になっていた

こなたの隣の席の白石は、よくこなたに話しかけてくる
その度にこなたは照れくさそうに曖昧な返答を返す

そして夏休み明けのある日、それは下駄箱に置かれてあった

『今日の昼休み図書室裏に来てください 白石』

便箋は平凡さをカモフラージュしていたが、中身は立派なラブレターだ
まだ素直で律儀だったこなたは、途端に鼓動が亢進し、顔色も紅潮する

この頃のこなたはまだ周囲の目を気にするタイプで
親しい友達は居ない
らっきー定期を購入してから周囲から少々ちやほやされるようになっただけで
親友と呼べるような存在は居ない
しかし、こなた自身は特別友人を必要としなかった
ここに自分の友達は出来ない、そう確信したのだ

だから、つい最近志望校を書いた時
陵桜学園という恐らくこの学校の生徒の平均成績とは程遠い学校を選んだ
先生とは懇談で、新しい自分を形作る為だと理由づけた
概ね間違ってはいない

実は、隣の白石も同じ陵桜学園を志望校としていた
こなたよりも成績が高く、既に合格圏内には入っているらしい

陵桜学園を志望校としていたのは、こなたと白石だけだった

そして、胸の鼓動は治まることを知らぬまま昼休みを迎える
震える手足を抑えながら図書室の裏に足を運ぶ
図書室裏に着くと、その人は立っていた
白いワイシャツを着て、それを律儀にもきちんとズボンのポケットに入れている
正にその姿は白石という名前を隠喩していた


104 :デフォ北:2008/06/12(木) 01:17:50 ID:gIz4Mg4h
「あ…あの!」

こなたはぴくりと華奢な身体を小さく跳ね上げる

「いきなりで悪いんだけどさ…」
「…」
「俺と付き合ってください!」

直後、夏の南風が木の葉を飛び散らせ、返答の猶予を得た
こなたは精神を落ち着かせ、束の間の自我に浸る

律儀に回りくどくなく、ストライクゾーンの直球を投げてきた白石
女心は見事に射抜かれた
その心は決して偽りではなく、本心からこなたの事を想う気持ちが悟られる
世界中でこなたを想っているのは、この人だけなのだろうか

こなたは、いつしか硬かった顔を綻ばせ、一言告げた

「よろしくお願いします」


―思えば、あれが全ての劈頭だったのだろうか


こなたは1年分の定期を買って店を出た時
妙な人気を感じた
しかし、あの時は気分が浮かれていたので気にも留めずに帰宅した

翌日、こなたはるんるん気分で学校に登校する

こなたは1年分の定期を見つめる
何故あの時白石と付き合ったのか
金色に光る一枚の定期に、こなたは僅かばかりの罪悪感を感じていた
いつか、きっと不幸が訪れる
そう考えると、束の間の恐怖を味わう

「こなちゃん、どうしたの?」
「…え?」

105 :デフォ北:2008/06/12(木) 01:18:25 ID:gIz4Mg4h
こなたは慌てて定期をポケットに入れる
ふと白石と目が合ったが、白石はそのまま着替えを持って教室を出た
つかさはこなたの視線を遮って話し始める

「今日は体育でバスケットボールだね。私こなちゃんのチームに入りたいよ〜」
「確かに泉さんのチームはいつも勝ちますね。泉さんのシュートが百発百中だか
らですね」
「いやあ〜照れるなあ」

体育の時間になると、こなたはいつものようにバスケットボールを巧みに操る
こなたはふと、その姿を中学時代の自分に投影した

それまでの自分はバスケットボールが得意だった訳ではない
ずっと前からアニメやゲームに走っていた
それを虐めのストレスの発散としていたからだ
その頃は、自分の趣味を素直に晒け出すこともできず、細々と暮らしていたのだ

そんなこなたが突然全てにおいての天才になったのだ
唐突な激変にこなたを疑わない者がいないことは通常無いと考えられるが
虐めがなくなって飛躍的に活発になったと皆は考えたのだろうか
その話題を振られることはなかった
それも全てらっきー定期のお陰なのであろう

こなたは、らっきー定期無しの生活は考えられなくなっていた

ただ、一人だけはこなたの劇的な変化に疑いをかけてきた

白石である
白石は、毎日の昼休みにこなたを図書室裏に連れ出して語り合う

「俺な、泉のこと中2の頃から見てるんだけどな
お前、本当に変わったよな」
「うん…そうかな」
「成績もいきなり上がったし、運動神経もいきなり抜群になるし…
なんかチート使ってたりするのか?まさかお前の家にドラ○もんが居るとか…」
「そ、そんなことないよ」
「だよな…悪いな。でも何かあるんだったらいつでも話してくれよ」
「うん」

106 :デフォ北:2008/06/12(木) 01:19:00 ID:gIz4Mg4h
こなたは心の関が解けたのか、少しずつ自分の趣味を白石に晒し始めた
買い物をしにアニメイトに行ったりもした

だが、それが趣味でない白石にとって、それはそれで未知の世界であった
白石も、自分にだけ見せてくれるこなたに嬉しさを感じていた

でも、こなたは白石に無理をさせているのではないかと、次第にあまり濃い話題
は自重するようになる
白石も、そんなこなたに気を遣う
だから、お互いに徐々に遠慮がちになってくる

白石は一生懸命こなたの話題についてきてくれるが、こなたは白石の将来に影響
するのではないかと罪を覚え、白石と距離を置くようになる

白石もきっとオタクである自分にうんざりしているはずだ
昼休みに白石に声をかけられるのはばつが悪いため、こなたはとうとう昼食後を
裏庭で過ごすことにした

別れ話に持っていく勇気もこなたにはない
いつか、自分のことを忘れてくれるだろうか
でも、いつまでも罪悪感を背負って生きていくのは精神的にも辛い

こなたはメールで突然の別れ話を切り出す
たった4ヶ月程度だったけど、楽しい毎日だった
こなたはらっきー定期を信じ、メールを送った

メールの返事はなかったが、それ以来白石が昼休みにこなたを誘う事は無かった




「こなた、顔色悪いわよ?」
「あ、いやいや…ちょっと考え方事しててね」
「珍しいわね、あんたが考え事なんて」

107 :デフォ北:2008/06/12(木) 01:20:10 ID:gIz4Mg4h
こなたが陵桜学園に合格したのも、今こうしてかがみ達と学び舎を共にするのも
全てらっきー定期のお陰なのだ

もし、定期が無かったらどうなっていたかを考えると、それだけで運命を感じる
左右どちらかを選ぶかだけで大きく別れる運命
私は勝ち組なのか
こなたはそんなことばかりずっと考えていた

しかし、自分で自然に掴み取る幸運でなければ、後になって何故か罪悪感に変換される
周りには自分よりも不幸な人間が沢山いたかもしれない
でも、私はこんなに幸運ばかりでいいのか

でも、せっかく買った幸運
結局は自分の一生分の幸運を先に使っているだけ

修学旅行もクラスが違うのにも関わらずかがみと一緒の班になれたし
桜藤祭のオープニングセレモニーも誰一人失敗せずに見事こなした
一点の濁り無しの学園生活を送られているのだ

しかしこなたの幸せな日々は、徐々に悲境の片鱗を見せ始めていた

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 01:22:20 ID:gIz4Mg4h
ここまでです
また絵も描こうっと

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 01:50:42 ID:NN1Osrcy
しらいしw

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 02:29:54 ID:zkkAELol
ふと、純然たる疑問。
なんでこなたを自殺させるスレでみんな取り付かれたように黒つかさを連発するんだろう。
原作ではいい子扱いなのに。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 02:53:15 ID:VYYNtTWg
>>110
原作は知らんけどアニメじゃ
「こなちゃんのくせに〜」とか「いっしょかよ〜」とかちょっとアレな発言してたじゃん

それに いい子は黒キャラは二次創作の定番

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 03:04:08 ID:vToAlhXL
まてまて、アニメつかさはアニメつかさ、漫画つかさは漫画つかさ
別の生き物だWW

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 03:47:56 ID:NN1Osrcy
つかさはアニメと漫画でイメージが全然違うしな

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 07:56:51 ID:+7xGU42c
まあ、アニメではこなたも「つかさに説明されると負けた気に〜」とか言ってたけどね。
全般的に性格悪くされていた気がする(もちろんギャグの範囲でだけど)

しかし、同じく純真キャラで同居もしているゆたかが悪役というのはあまり見ないような。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 08:06:33 ID:z5TzxGhF
>>114
赤い悪魔のこと?

それは想像
常識から考えてそうじろうのような変な大人と一緒に暮らすのは女の子として嫌だろうし
両親が出てこなかったのも一つの理由、あと父親についての話が一回も出てこなかったので
ゆたかの父親とそうじろうが仲が悪いのではないかと推測してから

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/12(木) 08:43:50 ID:C3nwJJbt
日本語でおk

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 18:16:30 ID:Tdfhfm5/
何度でも蘇るさ・・・

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 18:27:57 ID:culfjrMi
おぉ、ようやく復活したか
せっかく専用ブラウザダウンロードしたのに

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 20:29:41 ID:9MLVjSnU
>>107
最後は黒いオッサンがドーン!とかやるんだろ

120 :デフォ北:2008/06/13(金) 22:52:09 ID:culfjrMi
>>107
ちょうどこなたがらっきー定期に罪悪感を覚え始めたのが、
あの高校2年の倫理社会のテスト返却後だった

あの日に1年分の定期を買ったこなた
今思えば軽率だったなと後悔している
実は、Lucky☆Storeとの出会いは、人生最大の不運だったのかもしれない

そんな衝動に駆られることもあった

幸運だけでのし上がっても、実力が無ければいずれ手放される
幸運を手にすることによって、表面上は立派な優等生でも
このまま幸運を使い果たしてしまったらどうなるのだろう

こなたはそれを懼れた
しかし、その懼れも幸運がやって来ると忘れてしまう

そんなこなたに、最大の転機が訪れた

「あの…泉こなたさんですか?」
「あぁ、そうですけど…」
「な、何よあんた!」

放課後、校門にてサングラスをかけた若干怪しい中年男性に声をかけられたのだ
こなたの消極的な態度とは裏腹に、隣のかがみは攻撃的な態度を取る

「失礼しました。私、らっきー☆ちゃんねるプロデューサーの伊藤敦です
実は、あなたのために新しいコーナーを作るつもりなんですが
是非出演して頂けませんか?」

こなたはその場に佇立していた
かがみが後押しする

121 :デフォ北:2008/06/13(金) 22:53:32 ID:culfjrMi
「へえ…すごいじゃない、こなた!出演しなさいよ!」
「も、勿論だよ…」
「では、出演して頂けますね?」
「はい、是非お願いします」
「ありがとうございます。では、早速テレビ局へ来て下さい」
「え、今から!?」
「はい、行きましょう。何なら、そちらのお友達もどうぞ」
「え、私もいいんですか?」
「はぇ、私も?」

プロデューサーはかがみとその隣のつかさも指名した

「どうぞ、車にお乗り下さい」

プロデューサーは車のエンジンをかけ、アクセルを踏む

「あの、どんなコーナーを作るんですか?」
「あぁ、泉こなたさんはらっきー☆ちゃんねるのゲストとして出演していただきます
新コーナーというのは、泉こなたさんの最強の勘を活用して
ナビゲーターとアシスタントの適当に書いた文字や数字を当てていただきます」
「オンエアはいつですか?」

横からかがみが言う

「今日です」
「え、てことは生放送ですか!?」
「はい。いつも生放送ですしね。なので遣らせは無しです」
「そうだったんですか」

車は小一時間ほど走ってテレビ局に到着した

車から降り、こなた達は控室に誘導される

「ここが控室です。準備が出来たら簡易リハーサルを始めますので40分ほどお
待ち下さい」
「はい」

つかさはトイレに行きたかったらしく、スタジオのトイレに向かった
控室には化粧台に大きな鏡と椅子があるだけで、他には何も無い
こなたとかがみが沈黙の一時を過ごす

かがみはこなたに背を向けていたが、意を決したようにこちらを向いた

「こなた…」

その顔はいつものかがみと違い、頬が紅潮して手を固く握り絞め
足がガタガタ震えている

「…何?」
「…まあ、駄目元で言うけど……私とキスしてくれない?」
「えっ」
「あ、い、いやならいいわよ!別に無理強いしてる訳じゃないから…
何言ってんだろ私…本当ごめん…」


122 :デフォ北:2008/06/13(金) 22:55:37 ID:culfjrMi
かがみは私から目線を反らす
こなたも、暫時茫然自失だった
状況を把握できなかった
寧ろ、把握できる筈がない

いきなりかがみがキスを申し出たのだ
それも、女であるこなたに
こなたはきっと新手のツンデレ攻撃だろうという錯覚を覚えたが
かがみの表情は偽りでない
真の本心を表していた

「…どうして?」

これ以外に何が言えよう
唐突な親友からの一本投球
ミットも構えていない私が、どうやって彼女の球を受けるのか

「私…あんたのことずっと特別な存在だと思って見てきたの
でも、それは叶わない恋で儚い夢でしかない
とてももどかしくて憤ろしかった
私ね、あんたに男子には無い気持ちを感じたの
初めて出会った時から…それから私、ずっとチャンスを狙い続けてきたの
もう、この機会を逃したら二度と打ち明けられなくなるんじゃないかって…
でも、私を変な人間とは想わないでほしいの…」

かがみは涙を流していた

「変だとは思わないよ。寧ろ嬉しい
私に本当のことを打ち明けてくれて
確かに同性でキスってのはびっくりしたけど…
ふふ、やってみよっか」

こなたはかがみに顔を近づける

「え、こな…んっ」

こなたはかがみに唇を重ね、かがみの言葉を遮る
また暫時の沈黙がやってくる
こなたの中にかがみが、かがみの中にこなたが入ってゆく
こなたもかがみも終始胸が高鳴り続けていた

その時、突然ドアが開く

「失礼しまーす、アシスタントの白…」

こなたとかがみは開いたドアの方へ即座に振り向いた
二人の唇からはこなたとかがみで中和された糸が伝っている
目に映ったのは普段滅多に開眼しないはずなのに
馬鹿みたいに大きく目を見開いている白石であった

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 22:57:23 ID:culfjrMi
ここまでです
昨日はびっくりしましたよ

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 23:20:17 ID:GAPaPvoH
>>123
乙。

ん〜 なんか迷走してる感じ。ネタは面白いのに。
幸福で不幸になるこなただけを描写すれば良いと思うがな。

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 23:24:37 ID:cZtFXWox
>>124
そういうのはマンネリ化してるからなぁ
今みたいな展開の方が良いと思うぜ

126 :こなき…も?:2008/06/13(金) 23:28:30 ID:im6ImOZw
テレビ『現地では多くの通行人が事件現場に花を……』

こなた「私も今度アキバ行ったら花添えてこようかな」
そうじろう「そうだな……こなた、頼むからお前はあんな人間にならないでくれよ」
こなた「当たり前だよ。絶対ならないって」

 ガラッ

つかさ「こなちゃんだってあの人と同じくらい危ないよwwwww」

こなた「謝りなよ。私じゃなくていろんな人に」
つかさ「ごめんなさい……」

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 23:33:08 ID:S1dY18fw
( ゚д゚ )

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 23:37:38 ID:culfjrMi
>>124
定義が複雑になればなるほど仮定も共に複雑化する
結果は決まってるんだし、少しこなたを底なしの海でもがかせてみようと思った

129 :HAPPY END:2008/06/14(土) 01:43:58 ID:7HbGcN3f
>>99の続き

その日の放課後…
「こなた」
私は、こなたがまた苛められてないかどうか心配で、授業が終わると同時にB組の教室へと入っていった。
「おーかがみん、どしたのさ?」
教室にいたこなたが、私に声をかけてくる。
「あんた、帰りに、ゲマズでも寄っていくつもりなんでしょ。
今日は暇だから、私もついてってあげてもいいわよ。」
「今日は妙にやさしいね、かがみんは。」
「そ、そんなことないわよ。」
「でもね、悪いけどちょっと用事があるんだ。だから、ゴメン、かがみん。」
その時、こなたの表情が一瞬曇ったような気がした。
何だろう、用事って。
もしかして、つかさとみゆきにまた脅かされているとか?
私は、慌ててつかさとみゆきの方を見る。
だが、2人は全く私の方を見ようとしない。
「じゃあね、かがみん。」
こなたが教室を出ていく。
「ま、待って、こなた。」
「あーあ、お姉ちゃん、こなちゃんにふられちゃったね。あはははははは…」
私はつかさの方を振り返り、つかさを見た瞬間、背筋に寒いものが走った。
「そうですか。かがみさんも、私達の敵になりましたか。」
そう言うみゆきの表情も、見たことないような表情をしていた。
あれは、まるで悪魔の表情だった。
これ以上、2人のそばにいたくない。
私は、慌てて教室を飛び出すと、こなたの後を追いかける。

学校を飛び出してすぐに、私はこなたを見つけることができた。
でも、こなたは一人じゃなかった。
こなたのすぐ横には、1年の小早川ゆたかが一緒にいたのだ。
とっさに私は物陰に隠れる。
私の心臓の鼓動が速くなるのが、自分でもよくわかった。
あの盗み聞き以来、私はゆたかちゃんのことを、避けていた。
あの屈託のない笑顔の下に、何か得体のしれない恐ろしいものを感じたからだ。
そして、そのゆたかとこなたが、一緒に帰ろうとしている。
同じ家なんだから、一緒に帰るなんて当たり前のはずなのに…何だか嫌な予感がする。
そして、それはゆたかと一緒に帰るこなたの表情を見て確信する。
「何て暗い表情なの。さっきまで、あんなに明るかったのに…」
やっぱり、こなたとゆたかちゃんの間で何かあったんだ。
例えゆたかちゃんでも、こなたに手を出したりしたら、絶対に許さない。
私は、2人の後を、こっそりとついていくことにした。

こなたはほとんど喋ろうともせず、ゆたかの方が一方的に、こなたに何やら話しかけているようだった。
やがて、駅に着くと、こなたとゆたかの2人は、改札口へと入っていく。
私も、2人に気づかれないように、改札口を渡ると、少し離れた所にこっそりと並ぶ。
2人が並んだのは、2人の家とは反対方向の乗り場だった。

130 :HAPPY END:2008/06/14(土) 01:46:37 ID:7HbGcN3f
「2人で、どこに行くつもりなんだろう?」
こなたとゆたかの2人は、最前列に並んで、電車が来るのを待っていた。
こなたとゆたかが何か話をしているようだが、ここからでは2人が何を話してるのかさっぱりわからない。
ただ、ここから見ていても、こなたの表情が暗いのは、はっきりとわかった。
とその時、こなたが列から離れる。
どうやら、トイレに行くみたいだ。
どうしよう?思い切って、こなたに話を聞いてみるか。
そう思い、トイレの手前までやってきて、私は立ち止まる。
でも、ゆたかちゃんがこなたに何かしているっていう確証があるわけじゃない。
ただ、電話を盗み聞きして、ゆたかちゃんの知らない一面を知ってしまってから、ゆたかちゃんに対して
妙な感情を勝手に抱いているだけなのかもしれない。
ここにきて、私は考えを変える。
ゆたかちゃんに声かけてみよう。
もしかしたら、私の考えすぎなのかもしれないし…
私は、ゆたかちゃんの並んでいる列の方へ向かおうとしたその時だった。

「あれ、かがみん?」
トイレから出てきたこなたが、私に声をかけてきた。
「こなた。」
「かがみんも、今日はどこかに出かける予定だったの?」
「違うわよ。」
私の目の前にいるのは、私がよく知ってるいつもの明るいこなただった。
だからこそ、ゆたかちゃんといる時の暗い表情が、私はなおさら気になった。
私は、思い切ってこなたに聞いてみようと思った。
「こなた…」
「ど、どしたの?さっきから何だか変だよ?かがみ?」
「こなた、ゆたかちゃんと何かあったの?」
「えっ…」
一瞬、こなたは驚いた表情を浮かべると、そのまま黙り込んでしまった。
やっぱり、こなたとゆたかちゃんとの間に、何かあったんだ。
「じ、実はさ、今日、みなみちゃんが学校休んだらしくて、それで、ゆーちゃんとお見舞いに行こうって話になって…」
しどろもどろになりながら話すこなたを見て、私は確信する。
みなみちゃんの家に行くのが本当だとしても、そこには何か別の真実がある。
それに、いつものこなただったら、私もお見舞いに誘ってくれてたはずだし…
こなたは、やっぱり何かを隠してる。
そんなことを考えてるうちに、私はだんだん悲しい気持ちになってきた。
どうして、本当のことを話してくれないのよ?
私はこなたの味方だって言ったじゃない。
こなたも私が味方で嬉しいって言ってくれたじゃない。
それなのに、どうして…
「かがみ、どうして泣いてるの?」
こなたに言われるまで、私は自分が泣いてるのに気がつかなかった。
「あんたが、本当のこと、話してくれないからよ。」
「えっ!?」
「ゆたかちゃんと何かあったんでしょ?お願いだから、話してよ、こなた。」
「かがみ、ゴメン…これは家の問題だから…」
でも、こなたはそう言うと、そのまま黙りこんでしまった。
「こなた…」
見つめあう私達2人のすぐ横を、電車が入ってくる。

131 :HAPPY END:2008/06/14(土) 01:49:49 ID:7HbGcN3f
キャアアアアアアアアア!!!!

突然の悲鳴に、私もこなたも悲鳴のする方へと頭を向ける。
何、何、一体どうしたの?
私が驚いていると、駅員が一斉にホームへと駆け寄ってくる。
駅員が駆け寄っていく場所を見て、私は嫌な予感が頭に浮かぶ。
「おい、誰かが線路に落ちたらしいぞ。」
周りの人の会話が耳に入るにつれて、私もこなたも顔色が真っ青になる。
あそこは…確か、ゆたかちゃんが並んでいた…
「ゆーちゃん、まさか!!」
こなたは悲鳴のような声をあげると、ゆたかのいた場所に向かおうとするが、駅員に止められる。
「放してよ。ゆーちゃんが…ゆーちゃんが…」
「君、もしかして、転落した女の子の知り合いかね?」
女の子…決定的なキーワードだった。
私があの時見た限り、あの列に並んでいた女の子は、ゆたかちゃんだけだった。
「そんな…ゆーちゃん、ゆーちゃん、うわぁぁぁぁああああーーん!!!」
こなたは、私にしがみついて、そのまま号泣する。
「こなた…」
私も、こなたをギュッと抱きしめると、そのまま2人一緒に号泣した。

その後、警察が来たりで、駅は騒然となった。
線路に転落したのは、やっぱりゆたかちゃんだった。
でも、転落したのはゆたかちゃん一人だけじゃなかった。
「えっ…」
最初に、警察の人から名前を聞いた時、私もこなたも、固まったままだった。
もう一人、ゆたかちゃんと一緒に、みなみちゃんも線路に落下していたのだ。
電車がホームに入ってくる直前に、2人はホームに転落し、入ってきた電車に轢かれて亡くなった。
でも、わからない。
「ゆたかちゃんと一緒に落下して死んだのが、みなみちゃんってどういうことなの?」
みなみちゃんは、今日体の調子が悪くて、学校を休んでたんじゃなかったっけ?
それが、どうして、学校の最寄りの駅で、ゆたかちゃんと一緒に、線路から飛び降りたの?
それに、私があの時、並んでいる列を見たけど、あそこに並んでいた女子高生は、ゆたかちゃんしかいなかった。
みなみちゃんは、あの列のどこにいたんだろう? それとも、別の列にいたのだろうか?
わからない…何がどうなってるのか、さっぱりわからない。
私は涙をぬぐうと、顔をあげる。
周りには、たくさんのギャラリーができていた。
その中に、見なれた2人が走り去っていくのが見えた。
「あれは、田村さんとパトリシアさん…」

「お父さん…」
こなたの声で、私は、こなたのお父さんが来ていることに気づく。
「ゆたか。ゆたかー!!!」
おじさんは、ゆたかちゃんの名前を叫びながら、頭を抱えて、その場にうずくまってしまった。
よっぽど、ショックだったのだろう。
こなたの落ち込みもひどかった。
ゆたかちゃんとの間に何があったかはわからないけど、それでもこなたにとって、かわいい従妹であることは間違いなかったのだから。
「こなた…」
私は、こんな時、号泣するこなたに、なんて声をかけたらいいんだろう。
私には、2人にかける言葉がみつからなかった。

132 :HAPPY END:2008/06/14(土) 01:55:10 ID:7HbGcN3f
私は家に戻ると、ベッドにそのまま倒れこむ。
どうして、こんなことになっちゃったんだろう?
その時、ドタドタドタと慌ただしい音とともに、部屋につかさが入ってくる。

「お姉ちゃん、ゆたかちゃんとみなみちゃんが死んだんだって♪」
笑顔で楽しそうに話すつかさを見て、私はどうしようもなく腹が立った。
「つかさ、一体どうしちゃったのよ?
アンタは、とても優しい子だったじゃない。」
「あははは…前から、ゆたかちゃんのことがウザかったんだよ。
アイツ、私と微妙にキャラかぶってたから、死ねばいいのにって前から思ってたんだ。
それに、私は、アイツの本性を知ってるしね。」
「本性って…どういうこと?」
「ふーん、やっぱり知らなかったんだ。
アイツ、こなちゃんのお父さんと寝てたらしいよ。
病弱とか言っておきながら、そういうことはやる体力あるんだね。あはははは…」
「そ、そんなの嘘でしょ。」
「本当だよ。だって、ゆきちゃんが調べて教えてくれたんだから…
だから、最近は赤いビッチもこなちゃんのお父さんも、こなちゃんのことがウザくて仕方がなかったみたいだよ。」

私は、顔色が青ざめた。
そうか、こなたは、家庭でも、孤立していたのだ。
ゆたかといた時に、どうしてあんな暗い表情をしていたのか、わかったような気がした。
「お姉ちゃん、こなちゃんの味方なのに、どうして知らないの?」
つかさにそう言われ、私は一瞬言葉に詰まる。
確かにその通りだ。
もし事実だとしたら、私に相談してほしかった。
でも、こなたが打ち明けてくれたとしても、一体私に何ができただろう?
「もしかして、お姉ちゃん、こなちゃんに信頼されてないの?」
つかさの言葉で、私の中で何かがプツンと切れる。
「…さい。」
「まあ、こなちゃんは、そう言う奴だしね♪」
「うるさい…」
「お姉ちゃん、どうしたの?もしかして、怒ってる♪」
「うるさい、部屋から出てけー!!!」
私は力づくでつかさを部屋から追い出した。

一人になった部屋で、私は茫然と立ち尽くしていた。
そんな…ゆたかちゃんとおじさんが…
でも、これはつかさのデタラメかも知れないし…
でも、あの時、こなたは…
「ゴメン…これは家の問題だから…」
って言ってたよね。じゃあ、やっぱり…
なんだか、のどが渇いたな…
飲み物が欲しくなった私は部屋を出ると、階段のある方へと向かう。
そして、階段を降りようとしたその時だった。

ドンッ!!

誰かに背後から押されて、私は階段をふみはずすと、そのまま転げ落ちる。
「きゃあああああああ…」
1階まで落下して、強く頭を打ったみたいで、意識が遠くなっていく。
薄れ行く意識の中、私が見たのは、ニヤリと笑うつかさの姿だった。

133 :HAPPY END:2008/06/14(土) 01:59:03 ID:7HbGcN3f
結局、私は、そのまま病院へと運ばれ、当分入院することになってしまった。
次の日、こなたが、わざわざ病院に見舞いに来てくれた。
ゆたかちゃんのことで、大変なはずなのに…
「大丈夫、かがみ?階段から転げ落ちたって聞いたけど?」
「ちょっと、足を踏み外しちゃってね。ゴメンね、ゆたかちゃんのお葬式にもいけなくて。」
「そんなことどうでもいいよ。かがみが無事だったら…」
こなたは、本気で私のことを心配してくれていた。
「私だったら大丈夫だから。ホラ、そんな顔しないの。」
「でも、昨日ね、つかさが…」
つかさの名前が出てきて、一気に嫌な気分になる。
「つかさがね、これは警告だって言ったんだ。
これ以上、かがみに近づいたら、私かかがみのどちらかを殺すって…」
私は、絶句していた。あのつかさが、そんなこと言うなんて…
「だからね、今日は、かがみに、お別れを言いに来たんだ。」
こなたのその言葉に、目の前が真っ暗になる。
私、もうこなたと会えないの?
嫌だ!!そんなの絶対に嫌だ!!

「嫌よ…」
「かがみ?」
「そんなの絶対に嫌よ!!
私はこれからも、こなたが嫌がっても、ずっとこなたの味方でいるからね。」
「かがみ、落ちついて…」
「だって、私は…」
「かがみ、体に悪いから、とりあえず落ち着いてよ…」
「だって…私は…こなたのことが大好きなんだから!!!」
「……!!!」
こなたの表情に、驚きの表情が浮かぶ。
言ってから、しまったと思っても、もう遅い。
私は、こなたのことが大好きだった。
女の子同士で、こんな気持ちを抱くなんて、変だとずっと思っていた。
きっと、こなただって、そう思ってるはず。
だから、この気持ちだけは、ずっと私の胸にしまっておくつもりだった。
それなのに、私は勢いあまって、こなたに告白してしまった。
私は、恐る恐るこなたの方を見る。
こなたは驚いた表情のまま、こっちを見ていた。そりゃそうだろう。
「こ、こなた…あ、あのね…」
「かがみん、ありがとう。私もかがみんのことが大好きだよ。」
こなたは、ニッコリと笑いながらそう言うと、クルッと背を向ける。
「それじゃ、私、帰るね。」
こなたはそう言うと、部屋を出ていく。
私は、こなたを引きとめることができなかった。

私の言ってる「好き」と、こなたの言ってる「好き」は、多分違う。
私は、さっきのこなたの後ろ姿が気になっていた。
まさか、私の告白に、ドン引きして、帰っちゃったんだろうか?
そう思った瞬間、私の目から涙があふれてくる。
「嫌だ。こなたに嫌われたくない。」
言うつもりはなかったのに、どうして言ってしまったんだろう?
私は、ベッドにもぐりこむと、しばらくこなたの後ろ姿を思い出し、泣き続けた。

134 :HAPPY END:2008/06/14(土) 02:05:07 ID:7HbGcN3f
翌日…
私は、朝早くに目覚めた。
といっても、昨夜はずっとこなたのことばかり考えていて、ほとんど寝ていないだけなんだけど…
コンコン
突然、部屋の扉をノックする音が聞こえてくる。
返事をしようと思い、昨日のこなたの言葉を思い出して、思わず息を呑んだ。
もしかして、つかさが、私を殺しにきたんじゃ…
でも、もうどうすることもできない。
部屋のかぎはかかっておらず、外部からは誰でも入ってくることができるのだから。
ガチャリ
扉が開くのを見て、私は、とっさに近くに置いてあった果物ナイフを手に取る。
扉が開いて、中に入ってきた人物を見た瞬間、私は自分の考えは正しかったと確信する。
「おはようございます。かがみさん。」
部屋に入ってきたのは、みゆきだった。
「な、何しに来たのよ。」
私はみゆきに向かって怒鳴ると、果物ナイフをみゆきに向ける。
その私の姿を見て、みゆきは少し驚いた表情を見せるが、すぐにいつもの落ち着いた表情に戻る。
「私はただ、かがみさんをお見舞いに来ただけです。落ち着いてください、かがみさん。」
「落ち着けなんて、よくも言えたものね。
つかさがおかしくなったのも、こなたがいじめられてるのも、全部あんたのせいじゃない。
それで、今度は私が邪魔になったから、殺しに来たんでしょ?
でも、私は、そう簡単にあんたなんかに殺されないんだから…」
私は、みゆきを睨みつけると、果物ナイフをぎゅっと握りしめる。

クールになれ、柊かがみ。
みゆきは頭がいい。きっと、私の想像もつかないようなことを仕掛けてくるはず。
そうでなければ、果物ナイフを構えている私の前で、あんな余裕の表情なんてできるわけないんだから…
私は、みゆきが何を仕掛けてくるのかをナイフを構えたまま様子をうかがう。
でも、みゆきが何を仕掛けてこようが、現時点では、何も持たないみゆきより、私の方が有利だ。
その時、私はみゆきの考えていることがわかったような気がした。
みゆきの手が鞄の中に入っていることに気づいたからだ。
そうか、みゆきは、私が攻撃してくるのを待っている。
私の攻撃をかわして、態勢の崩れたところを、鞄の中の何かを使って、私にとどめを刺すつもりだ。
まさか、銃とか持ってたりして…でも、それだったら、すぐに撃って終わりにするだろうから、それはないか。

時間にすれば、ほんのわずかな時間であったが、とても長い時間が流れているように感じた。
だが、しばらくすると、みゆきはくるりと背を向ける。
勝った。みゆきは私を殺すのを諦めたらしい。
扉がしまって、みゆきが出ていくのを確認すると、私はその場にしゃがみこんでしまった。
よかった…殺されずにすんだ。
そうホッとして、ベッドに戻ろうとした時、扉の向こうから、みゆきの声が聞こえてきた。
「かがみさん…このままだと、つかささんが大変なことになりますよ。」
みゆきは、そう告げると、今度こそ部屋の前から立ち去って行った。

135 :HAPPY END:2008/06/14(土) 02:06:36 ID:7HbGcN3f
今日はここまでです。
それにしても、予想以上に長い話になっちゃったな。

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 03:00:10 ID:mSyU42vN
乙です
続きかなり気になります

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 07:50:06 ID:vSieP4Ql
野球編書きます。
今日中に書こうと思います。よろしくです。

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 08:56:57 ID:ittkEWK8
あれ……なんかどこかで見たことある話と瓜二つだな

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 12:23:40 ID:vSieP4Ql
>>138
気にするな。多分幻だろう。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 14:38:11 ID:zVCDshii
みなみのお母さんの名前って分かる人いますか?
公式には名前出てきた事ないんですかね?

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 16:26:29 ID:L9Fx/M6u
過疎とは言わないけど
にぎわってないね
新しい絵師も来ないし
みんな飽きたのかな

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 16:35:23 ID:KxDtIVlZ
>>140
みなみ母の名前は公式で不明のはず

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 16:40:12 ID:+pQs+k6A
>>141
俺は一人になっても書き続ける

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 17:02:00 ID:zVCDshii
>>142
ありがとうございます

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 17:22:39 ID:TxwaH7LJ
つかさ「こなちゃんって野暮ったいからお化粧してみたら?」
こなた「え?いいよ、化粧なんて。野暮ったいt・・・ちょ、みゆきさん?どうして羽交い絞めに??」
つかさ「こなちゃん動かないでね〜♪お化粧するから〜」
こなた「つかさ、それ黒板消s・・・わぷっ!?」
みゆき「折角ですから口紅もしてあげないといけませんね」
つかさ「こなちゃんの唇って変な形だね〜」
こなた「ごほっごほっ! ・・って、それチョーク・・・いたたたっ!!・」


146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 20:02:56 ID:vSieP4Ql
200X年4月30日 午後5時48分
???「泉こなたさん、貴方の友達二人が、半年以内に貴方の前から消えます。」
こなた「え?」
私は泉こなた。普通の、少しオタクな17歳。
今日も学校から帰っていた。そして、交差点の橋の上・・・
突然、占い師らしき人物が声を掛けてきたのだ。
誰だろう。声はよくわからない。すると、
その占い師らしき人物はこう言った。
???「助けたいですか?」
こなた「・・・はい。」
しかし、私の前から消えるって?漫画とかじゃありそうだけど・・・
もしかしてかがみんとつかさかな??
いや、でもあのかがみんは今日、
「大丈夫よ。私はアンタから離れないよ。」
とか行ってたしな。う〜〜ん・・・
こなた「あの・・・」
振り向いたがもう誰もいなかった。
下ではトラックやバスの音が響く。
歩道ではいまどきのカップルが歩いてる・・・

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 22:14:11 ID:M2rOLgqh
>>141
飽きてはいない
ネタがない

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 23:31:05 ID:2Z6p+cWD
「わ、私死んだの?冗談じゃないよ!!まだエロゲークリアしてないのに・・・」
「お迎えに来ましたよぉ♪」
「おっ!!おわっ、みゆきさん!!」
「いいえ私はみゆきさんではありません、死神です♪」
「嘘だっ!!死神がそんなハイレグのレオタードなんか着るもんか!!」
「いえいえ、今の死神は個性の時代でして・・・それはそうとこなたさん、参りましょう♪」
「い、嫌だよ!!私まだ天国には行きたくないよ!!うわーん!!!!」
「・・・・お馬鹿さん、あなたは地獄に行くんですよ♪」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2364.jpg

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 00:56:16 ID:f7bMo2In
・・・^^;

150 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 01:54:11 ID:A/D4/oPD
前の続きをまったり載せます
【小早川ゆたかの純愛】続き

路地裏
真っ暗な路地裏にその少女はいた
金髪のカツラを被り、使い慣れない右手には真赤な包丁を握り締めている

「はあ・・・は・・・はあ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

ぬるりと生暖かく滴る血液は、過去いかなる記憶を遡ってみてもその感触に勝る不快感は無い
息を荒げる少女は目の前の死体から目を逸らせずに鼓動が収まるのを待った

『みなみちゃんは、ただ私のお願いを聞いてくれるだけでいいの』
「・・・・・ゆたか・・」

何時からだろうか、親友である小早川ゆたかが悪魔の片鱗を除かせ始めたのは
一学期?二年になってから?それとも・・・・最初から?

目の前の男はただ愛しい人間に振り向いて欲しく、足掻き
伝わらないその感情を表現しようと躍起になっていた不器用な男だったはず

パティは友人で、こなたの同僚だ、たまには愚痴だって言いたくなるに決まっている
それを聞いてしまったからといって濡れ衣を着せるなんて・・・・・

じゃあ・・・私は?
私もこの男と同じだ・・・
今は宙を見つめ、愛しい人への贈り物を胸に抱きしめたまま笑顔で息絶えた
この男と同じ・・・・・

『パティちゃんに刺されるなんて・・本望だな』

この男の最後の言葉が耳を掠める
この男は最後まで彼女を愛し、その相手に殺されたんだと信じて死んでいった
どんな形であれ、彼女に重いが届いたと信じて死んでいったのだ

「・・・・・幸せそう・・・」

151 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 01:54:33 ID:A/D4/oPD
真赤なドレスを纏った少女は金髪のカツラを外し、その男の瞳を
掌で優しく閉じてあげる

「・・・・・・・・・」

ったったったったったった・・・・・・・・

みなみが感傷に浸っていると暗闇に足音が響く
軽く、そして早い・・・・恐らく女の、少女のものだろう

「岩崎さん!?」

足音が数メートル後ろで止まった足音は息を切らした驚愕の声に変わった
眼鏡を掛けた少女の髪は長く黒い
少女の視線はみなみの服に付着した血液に釘付けになる

「田村さん・・・・」
「どうしたんすか!?凄い血が出てるよ!」

どうやらひよりには男の姿が見えていないようだ
みなみは一瞬安堵したが、駆け寄ろうとするひよりに声を上げた

「来ないで!・・来ちゃ駄目・・・」
「何言ってるの!手当てしなきゃ!?」

普段見ないみなみの大声もひよりには届かない
一歩一歩と足を進めるひより、後戻りは出来そうに無い

「・・・・田村さん・・・」
「大丈夫ッす・・・・・・!?」

ドン・・・・・

一瞬だった
ひよりが男の死体に目を覆いかけた一瞬の出来事
みなみまであと二、三歩だった距離は一気に近付き0になる

「・・・・ごめん・・・」
「・・あ・・れ・・?岩崎・・さん?」

152 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 01:55:09 ID:A/D4/oPD
現状を把握しきれない少女は、痛みが走った方に目を向けて
そのまま倒れこんだ
とめどなく溢れ出る鮮血を両手で塞ぎ
必死に考えを纏めるが到底答えにはたどり着けない

問いを仰ごうと友人であるみなみへと視線を向けた瞬間
彼女が最後に目にしたのはみなみが自分目掛けて包丁を振り下ろす姿

ガシュ・・・・・ビシャ!

少女のチャームポイントだった眼鏡は無残に二つに割れ
後に残ったのは二つの亡骸

月夜が照らす自分の両手には既に血の色が染み付いている

「・・・・ごめん・・・田村さん・・・」

仕方が無いのだ・・・・・
仕方が無い・・・・

彼女は絵が上手だった、話も面白かった、コアな知識も豊富だった
それも、数分の後に全て消える

大きな罪を犯してしまった
許されない罪だ・・でも仕方が無い罪、・・本当にそうだろうか?
みなみは一度目を瞑り深呼吸をした後、ゆっくりと目を開ける

「・・・?」

おかしい・・・
そこにはさっきまで有った田村ひよりの死体が無いのだ

「どうして・・・」

153 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 01:57:40 ID:A/D4/oPD
言い知れぬ寒気が背後を襲う
次に静かな息遣いがみなみの耳元を襲った・・・・

『そりゃ、ないっすよ・・・』
「田村・・・さん」

冷たい手がみなみの首に絡みつく・・・・・

『あは・・あはは・・あはははははははははは!!』

けたたましく鳴り響く笑い声
それはそれは田村ひよりの声では無い、それは・・・・・小早川ゆたかの・・・・
助けて・・・助けて・・・助けて・・・・・・・・いや・・・

「やめて!!」

大きな声が部屋に響いた
ヒンヤリした空気は徐々にみなみを現実へと引き戻す

「・・・・・・・・夢・・・?」

そう、夢を見たのだ
ひよりを手に掛けてしまったあの日以来毎日の様に見る夢である




154 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 02:11:50 ID:A/D4/oPD
みなみはあの時のひよりの眼が忘れられない
信じていた者を最後まで信じようとするあの眼を忘れることが出来ない
みなみは頭に響く頭痛を鎮めようと、慣れない部屋を抜け出して
台所へと向かった

泉家のゆたかの寝室は二階のこなたの部屋の隣になる為
みなみは体を引きずって階段を這い下りていく

とにかく喉が渇くのだ・・・
頭痛も定期的に訪れる罪悪感の波も、全てがみなみの細い体にのしかかり
みなみは体の自由が奪われて言うような錯覚に陥った

「みなみちゃん?どうしたの・・・?」

やっとたどり着いた台所にはゆたかの姿があった



155 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 02:12:10 ID:A/D4/oPD
休憩


156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 02:27:21 ID:tJ8Hvmmo
>>155
おつかれさん

157 :お漏らし中尉:2008/06/15(日) 02:41:42 ID:A/D4/oPD
どうも

やっぱ眠いから寝ます

158 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:57:41 ID:tJ8Hvmmo
>>122

「何…やってんだよ。こなた…」

白石は声を絞り出すように言う

「な、何しようとあんたには関係ないでしょうが!あっち行ってなさいよ!」

かがみが二人の時間を妨害した白石に攻撃的態度を取る
もう開き直っているらしい

「関係大有りだよ。何で俺の彼女とキスしてんだよ。女のくせに」
「は?こなたに彼氏なんて初耳よ!」

こなたは耳を疑った
確かに中3の最後に別れのメールを入れたはずなのに
白石は、無残にもずっとこなたを彼女だと思い続けていたのだ

「早く出て行きなさいよ!邪魔だから!」
「かがみん、待って」

こなたはかがみの制服の裾を引っ張る

「どうしたの?こなた」
「ちょっと白石と二人で話させてくれるかな…」
「ま…まさかあんた…本当に…?」
「いいから、早く」

かがみは後ろ髪を引かれる思いで
黙ってドアを開けて静かに控室から退いた

「…久しぶりだな、こなた」
「うん…」

こなたは白石と久闊を叙した
白石の言葉は続く

159 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:58:13 ID:tJ8Hvmmo
「ずっと会いたかったのに、お前は女子とばっかり絡んで…
俺のことなんか忘れたのかと思ったよ」
「白石、その事で話があるんだ…聞いてくれるかな…」

こなたは、覚悟を決めて口に出す
中3の頃になかった勇気は、この3年を経てほんの少し成長した気がする

「私達、別れよう?」

こなたの言葉が白石の頭でリフレインする

「…どうしてだ?」
「…」
「何でなんだよ。理由も無しに別れられるかよ。俺が世界で一番好きな人と」
「…ごめん、上手く言えない」
「俺の事が嫌いになったのか?何でもいいからはっきりした理由を聞かせろよ」
「別に白石の事が嫌いな訳じゃないよ…」
「じゃあ、何でなんだよ!さっきのあのレズ女と付き合うってのかよ!?」
「かがみんの事を悪く言わないで!」

こなたは激しい剣幕で怒鳴った
しかし、白石は更に怒号を積み上げる

「お前がはっきりしないからだろうが!!」
「…」
「もういい。お前がそんな優柔不断だとは思わなかった
お前は俺を裏切ったんだ。だから、俺もお前を裏切る」

白石は怒りを抑え切れない様子で控室を出た
自分も、白石の何が駄目だったのか判らない
一生懸命自分についてきてくれた唯一の人を裏切ってしまったんだ
ただ自分に自信がないから、浅はかさ故の過ちを白石に許して欲しかったから…
やっぱり自分には勇気がなかった
こなたの目から悔し涙が溢れ出た

「リハーサルの時間です。泉さん、スタジオにどうぞ」
「あ、はい…」

こなたは涙を拭いて控室を出てスタジオに着く
かがみ達は先にスタジオに到着していた

160 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:58:35 ID:tJ8Hvmmo
「どうだったの?こなた」
「…別れたよ」
「こなちゃん、セバスチャンと付き合ってたって本当なの?」
「うん…中3の時に告白されたんだ」
「へぇー、結構男らしいのね、あいつ」
「何で別れたの?」
「…ずっと隠してきたから、皆との関係が崩れちゃうと思って…
ごめん、理由になってないね」
「…そっか。で、どうなったの?白石」
「控室から出て行ったよ」

ふと、スタッフが息を荒げ3人の間に飛び込んでくる

「あの、白石見なかった?控室行ったきり帰らないんだよ…」
「…判りません」

こなたは渋々答える

「困ったなあ…あと10分で本番なのに」
「あの、じゃあ私達が代わりにアシスタントやりましょうか?」
「え、お姉ちゃん私達ってむぐぐ…」

かがみがつかさの口を抑える
つかさの言動が阻まれる

「え、君がやるのかい?」
「ええ、つかさもやるって言ってますし」
「え、ちょ、言ってなむぐぐ…」
「んー仕方ないな…じゃあ、プロデューサーに話してくるよ」

こなた達はセットへと向かう
セットでは、ナビゲーターの小神あきらが座っていた

「こんばんは、小神あきらです。今日はよろしくお願いしますね」
「あ、泉こなたです」
「柊かがみです」
「柊つかさです」

そして、小神あきらにアシスタントの行方不明の旨を伝える
小神あきらは途端に表情に翳りを見せる

161 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:58:54 ID:tJ8Hvmmo
「え…白石さん居ないんですか?」
「代わりに私とつかさがアシスタントを務めます」
「だから違むぐぐ…」
「仕方ないですね…よろしくお願いします」

そして、本番が始まった
テレビ初出演のこなた達に緊張感が走る

「おはらっきー!14歳のスーパーアイドル、小神あきらでーす!」
「あ、アシスタントの柊かがみと」
「ひ、柊つかさでーしゅ」
「今日はゲストに最近話題上昇中の幸運チャンピオン
泉こなたさんが来ていまーす!ぱちぱちぱち」
「あ、泉こなたです」

こなたは頭を摩りながら下げる

「今回は白石君がお休みなので、アシスタント代わりに
泉こなたさんのお友達を連れてまいりましたー!」

番組が進むにつれ、トーク番組はいつものように手のつけようがないほどグダグダだが
白石が居ないと進行がなかなか統制されず、番組は更にグダグダになるのであった
結局本来のスケジュールよりも10分程遅れて進行していた

「3人とも硬いですよ?落ち着いて下さいねー
さて、次は泉こなたさんのスーパーな勘が
いかほどのものか披露するこのコーナー!」
「えー、このコーナーは私達アシスタントとナビゲーターが
今から紙に適当な文字や数字を書くので、それを泉こなたさんに
直感的に当てて頂くコーナーです」
「こなち…泉こなたさん、自信の方は?」
「ま、まあ…」

かがみ、つかさ、小神あきらに紙と鉛筆が手渡される

「では参りましょう!紙と鉛筆は回りましたか?ではスタート!!」

無機質にテーマソングだけが流れ、後は無音のスタジオ
生放送中なので、たった今この映像が全国に流れている訳だ
外す訳にはいかない
外せば日本の恥だ
らっきー定期もここまでエスカレートすると、将来が恐ろしい
マジックや芸術は先々熟練出来るが、こなたはただ定期に頼っているだけ
こなたは情けなく感じた

「さて、書けました。泉さんに紙を見せてはいけませんよ〜?
テレビの前の皆さんにお見せします」

162 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:59:16 ID:tJ8Hvmmo
小神あきら、かがみ、つかさの書いた文字はそれぞれ
あ、か、つだった
自分の名前の頭文字を書いただけというシンプルなものだった

「さて、泉さん!答えをどうぞ!」

こなたは胸から飛び出しそうな程激しい鼓動を打っていた
判らない、全然判らないよ…
でも、適当に言えば当たる
テストだってそうだったじゃないか

こなたは息を飲んで言う

「あきらさんが…『か』?」
「ブブー!違います!」

こなたはいきなり顔面蒼白になる
言葉もかなり片言になってきた

「えっ…じゃあ…『た』?」
「違います!どうしましたか泉さん!落ち着いて答えて下さいね!」

小神あきらが小声で言う

「『あ』ですよ!」
「あぁ…う……『あ』?」
「ピポピポーン!さて、後二人です!」

「え…と……かがみんが…『た』?」
「ブブー!」
「う……ぁ………だ……め…」

こなたは顔面の紅潮が最大限に達し、椅子から床に転げ落ちて意識を失った

「え、ちょ、こなた!?」
「泉さん!?大丈夫ですか!?」
「こなちゃん!」

結局その日の放送は中止
1時間番組のうち、残りの20分間CMだけが延々流れ続けるという事態に陥った
こなたは即座に病院に運ばれ、数時間後病室でその夜に目覚めた

「…こなた、気が付いたのね…よかった」
「心配したよお」
「…ここは?」
「病院よ。こなた…どうしたの?
テストだけじゃなくて全てにおいてあんなに勘が良かったのに…」
「私…日本の恥になっちゃったよ…みんなこの番組見てるだろうに…」
「こなちゃん…どうしちゃったの?私絶対当たると思ってたのに…」
「永遠に当たるなんて…そんなのないわよ、多分。世の中は常に動いてるもの…」
「でも…みんなを裏切ったみたいで…」
「もう、元気出しなさいよこなた…」
「あきらさんは…?」
「白石を探すって言って帰ったわ。あんたによろしく伝えておいてって…」
「そっか…ありがとう」

163 :デフォ北:2008/06/15(日) 08:59:38 ID:tJ8Hvmmo
何でこんな不運が訪れるのだろうか
自分に不幸が訪れるはずないのに…
こなたは、ふとあることを思い出す

「あ…ちょっと、行きたい所があるんだ」

こなたは病床から立ち上がる

「え、もう大丈夫なの?」
「あ、うん…平気だよ。じゃ、二人ともありがとう!」

こなたはかがみとつかさを取り残し、病院を出て夜道を駆け出した
幸手市の病院だったので、こなたは繁華街の路地裏へ向かう
既に繁華街の明るさはすっかり無くなった表通り以上に路地裏は陰気臭かった

こなたはほぼ手探りで前へ進む
一歩間違えれば何を踏むか判らない世界だ
そして、唯一電灯の灯る店を見つけた
Lucky☆Storeだった

こなたは、早速中に入る

「いらっしゃいませ」
「店員さん!この定期1年経ってないのに切れたんですけど!!」
「あぁ…とうとうやっちゃいましたね…」
「え…な、何をですか?」

店員さんは落ち着いて聞くようにと促す

「あなたの一生分の幸運が尽きました」
「…へ?」
「あなたは使いすぎたんですよ…だからあの時にやめておけば…」
「それは…どういう…?」
「もう、死ぬまであなたに幸運が訪れることはありません」
「そんな…冗談ですよね…」
「冗談ではありません。もうこうなった以上
どうしようもありません…お引き取り下さい」
「い…嫌だ!そんな…嫌だよ!!幸運が無いなんて嫌だ!助けてよ!!私を助けてよ!!」
「無理です。恨むのならこの店を見つけた自分を恨むことです」
「そんな!!」

164 :デフォ北:2008/06/15(日) 09:23:24 ID:tJ8Hvmmo
「さ、帰って!」

こなたはカウンターの脇に両腕でしがみつく

「こら、出て行きなさい!もう無駄です!」
「やめて!離してよお!」

店員は両手でこなたを勢いよく引っ張り、店から追い出した
こなたは勢いよく地面に転がる

「痛あ…」

こなたは、再び腰を押さえながら店に入る

こなたは唖然とした
中は何も無い空き家だった
ついさっきまであった木造のお店は既に無く
気がつけば電灯も灯っていない
木彫りの店名Lucky☆Storeも消えていた
こなたはへたりと地面に座り込んで、自分の浅はかさを嘆きつつ大声で泣きながら
ドアを叩きまくった

「うわあああん!入れてください!入れてくださいよぉおおお!
幸運を下さい!お願いします!」

「…やっぱりそうだったのか」
「…え、誰!?」



165 :デフォ北:2008/06/15(日) 09:26:39 ID:tJ8Hvmmo
ここまでです
中尉もHAPPY END氏も乙です

冒頭の時間軸が合わない事に気がつきましたので、訂正します



無常という言葉があるように、世間は常ならんと唱えた哲学者がいる
はたまた、常であると唱えた哲学者もいる

今日は高2真っ盛りの倫理社会のテストが返却される日だ

秋雨の蒸し暑さが教室の居心地をさらに悪くさせる
夏休み明けの中間考査はまだ生徒の気持ちが夏季休暇にあり
生徒達はそんな中のテスト総攻撃によって悉く玉砕され
開き直って待ち構える生徒や、自信喪失で頭を抱える生徒もいる
教室のあちこちに温度差があった
そんな修羅場の中、こなたは倫理社会の問題用紙を眺めて顔を綻ばせていた



タイトルの次の文章をこれに修正して下さい
よろしくお願いします

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 11:21:33 ID:8rCxpa7D
ここからこなたんの転落が始まるのですね。

167 :HAPPY END:2008/06/15(日) 11:44:51 ID:gkBNL0UK
>>134の続きです。

「ど、どういうことよ、みゆき…アンタ、まさか、つかさまで…」
私が勢いよく部屋を飛び出した時には、みゆきの姿はもうどこにもなかった。
どうしよう。まさか、つかさの身に何かあったら…
私は携帯を手に取ると、電話をかけようとしたが、すぐに手が止まってしまう。
こなたに電話しようと思ったが、こなたはダメだ。
ゆたかちゃんの死のショックで、それどころじゃないはず…
第一、こなたを苛めているのは、他でもない、つかさなのだ。
それなのに、どうして、こなたに頼めるだろうか。
とりあえず、つかさに電話しよう。
私は携帯で慌ててつかさに電話するが、つかさは全然電話に出ない。
「どうして出てくれないのよ。まさか、もうみゆきに殺されちゃったんじゃ…」
しばらくして、ようやく電話につかさが出た。
「つかさ、大丈夫?」
突然の私の電話に、さすがにつかさも驚いていた。
「どうしたの、お姉ちゃん?私、今起きたところなんだけど…」
こなたをいじめるのをやめろと言いたいところだけど、怒って切られると困るので、今はその言葉はぐっと飲み込む。
「つかさ、みゆきが、何かを企んでる。気をつけて。」
「何言ってるのお姉ちゃん。今日、ゆきちゃんと一緒に、こなちゃんを殺そうって話してたとこだよ。
あはははは…バルサミコ酢〜♪」
聞いた瞬間、私の全身が凍りついた。
今、つかさはなんて言った?
こなたを…殺すって…
「嘘でしょ…冗談でしょ?」
だが、突然つかさの声のトーンが変わる。
「こなちゃん、昨日、お姉ちゃんの病院に行ってたでしょ?
ゴミ虫の害虫の分際で、お姉ちゃんに近づくなんて、私、絶対に許せない。」
「つかさ!!!」
「だからね、害虫は排除してあげるね。お姉ちゃんにまとわりつく害虫は全部私が消してあげるから。」
「つかさ、お願い…」

ツーツーツー…

電話は、すでに切られた後だった。
そんな…私…どうしたら…
なんて考えている時間は、なさそうだ。
気がつくと、朝の7時を過ぎていた。

168 :HAPPY END:2008/06/15(日) 11:46:59 ID:gkBNL0UK
私も学校に行こう。
つかさとみゆきを絶対に止めるんだ。
こなたが死ぬなんて…絶対に…嫌だ…
こなたがいなくなってしまった世界なんて考えられない。
私は、服を手に取り、着替えようとした。

「オッス、柊、元気か〜?」
その時、いつもの聞きなれた声が聞こえてくる。
「日下部、それに峰岸まで、こんな朝早くからどうしたの?」
「柊がさびしがってるんじゃないかって思ってさ。」
「誰が、寂しがるかよ。」
いつもと変わらない2人の姿を見て、何だか気が抜けた…って、それどころじゃない。
「どうしたの、柊ちゃん。そんな怪我なのに、どこに出かけるつもりなの?」
峰岸が私の方をじっと見る。
その時、急に頭痛がして、私は倒れそうになる。
「大丈夫か、柊。」
日下部が、倒れそうになった私に肩を貸してくれた。
「柊ちゃん、今は安静にしてないとダメだよ。」
確かに、今の私が言っても、みゆきを止めることはできないだろう。
「柊ちゃん、何かあったの?私達でよければ相談に乗るから。」
「そうだぞ。私達、友達だろ。」
2人の言葉が、とても嬉しかった。
でも、事が事だけに相談しづらかったのも事実だった。
こなたやつかさが殺されそうだから、みゆきを監視してほしい…
なんて言ったら、2人とも私がおかしくなったって思うに違いない。
でも、今は、2人に頼るより他に仕方がなかった。

私は、2人にこれまであった全てのことを話した。
「あのチビッ子が苛められてたのは知ってたけど、いくら何でも殺すってのはオーヴぁーじゃねえか。」
「今のつかさやみゆきじゃ、やりかねないから心配なのよ。」
「わかったわ。じゃあ、今日は、私達が2人のこと監視するから、柊ちゃんは今日一日安静にしてるのよ。」
「ゴメンね、2人に余計なこと頼んで。」
「何言ってんだよ。ウチと柊の仲じゃねえか。任しとけ。」
「じゃあ、そろそろ学校の時間だから行くね。柊ちゃんは安静にしてるのよ。」
峰岸は、私に念を押すと、日下部と一緒に学校へと向かった。
私は、2人に感謝すると、言われた通りに、少し安静にすることにした。
朝からずっと気を張り詰めていたせいか、すごく眠たい。
私はベッドに横になると、そのまま深い眠りへと落ちて行った。

169 :HAPPY END:2008/06/15(日) 11:51:41 ID:gkBNL0UK
目が覚めると、もうお昼前になっていた。
その後、脳の検査だとかいろんな検査を受け、少し遅くなった昼食を一人で食べていた時だった。
「かがみ!!!」
私の部屋に、まつりお姉ちゃんが勢いよく飛び込んできた。
「どうしたの?そんなに慌てて…」
「つかさが…つかさが…学校の屋上から転落して…死んじゃったの…」
まつりお姉ちゃんはそう言うと、その場に泣き崩れた。
私は…頭の中が真っ白になっていた。
つかさが…死んだ?
その事実が受け入れられず、私の意識は真白になって、私はそのまま意識を失った。

気がついた時には、もう夕方になっていた。
私の部屋には、まつりお姉ちゃん以外にも、いつの間にかお母さんが来ていた。
お母さんの泣いている姿を見て、私はつかさが本当に死んでしまったんだと実感する。
つかさとの色々な思い出が頭を駆け巡り、気がつくと、私はお母さんにしがみついて、号泣していた。
「つかさが…つかさが……うわあああああーーーん!!!」

つかさ、最近様子がおかしかったけど、私、つかさに何もしてやれなかった。
私の頭の中には後悔しかなかった。
今思えば、こなたとの仲が悪くなったあの時から、何かがおかしくなった。
そして、結局、2人の仲は修復しないまま、つかさは死んでしまったのだ。
こなた…
ふとその名前が頭によぎった瞬間、一瞬、嫌なことが私の頭の中に浮かぶ。
まさか、こなたが?
その時、部屋にノックが聞こえてくる。
「どうぞ。」
私の声と同時に、扉が開いて、私が一番会いたかった人が、扉の向こう側から姿を現した。

「こなた…」
「かがみ…つかさが…つかさが…」
こなたはそう言うと、その場に泣き崩れる。
「こなた、つかさと一体何があったの?」
「実は…今日の昼休み…私、つかさに屋上に呼び出されたんだ。」
こなたがそう言った瞬間、さっきの嫌な予感が、私の中で膨れ上がる。
それは、そばにいた私のお母さんとまつりお姉ちゃんも一緒だったのだろう。
「こなた…まさか…」
私は思わずそう呟くと、こなたは悲しそうな目で私の方を見た。
「かがみ、私はつかさを殺してないよ。これだけは信じて…」
「わかってる。こなたがそんなことするわけない。」
「実はね、さっきまで私達、警察で事情聴取を受けてたんだ。」
事情聴取?どうして、こなたが?
でも、それよりももっと気になることがあった。
私達ってどういうこと?
こなたは、他の人と一緒に屋上に行ったの?
「私、つかさに呼ばれて、昼休みに屋上に行ったんだ。
そしたら、屋上で、つかさとみゆきさんが何か言い合う声が聞こえてきて…
入っちゃまずそうな雰囲気だったから、私、しばらく立ち聞きしてたんだよ。」
「つかさと、みゆきが?」

170 :HAPPY END:2008/06/15(日) 11:56:34 ID:gkBNL0UK
「かがみさん…このままだと、つかささんが大変なことになりますよ。」
私は、それでつかさのことが心配になって、電話したはずなのに…
つかさがこなたを殺すって言ってから、私の意識はこなたにばかり向いてしまった。
「2人は、私のことで言い合ってたんだ。
みゆきさんは、つかさの私へのいじめがエスカレートしていくのを恐れてたみたい。
自分に係わりがあると知れたら、内申書に響くから、つかさに自重するように言ったんだけど…」
「でも、つかさはやめると言わなかったの?」
「ウン、そのうち言いあいがエスカレートしていって、つかさが手を出したのをきっかけに、2人は取っ組み合いの喧嘩を始めたんだ。
つかさは、私をいじめるために使おうと、色んなものを屋上に持って行ってたみたいだけど、
それを使ってみゆきさんを殴ったりして、みゆきさんは、隅に追い込まれちゃったんだ。」

私は、信じられない気持ちで、こなたの話を聞いていた。
表情を見る限り、お母さんも、まつりお姉ちゃんも同じ気持ちだったみたい。
「つかさは多分、みゆきさんを突き落すつもりだったんだろうね。
裏切り者は絶対に許さないなんて口走ってたし…
私は見てられなくなって、屋上の扉を開けると、2人に声をかけたんだ。
でも、私の声を聞いて、つかさの注意が私にそれた一瞬の隙に、みゆきさんが反撃に出て…
不意を突かれたつかさは、そのまま屋上から…」
「そんな…じゃあ、みゆきが、つかさを?」
「私のせいだ…私が声をかけなければ、つかさは…つかさは…」
こなたはそう言うと、人の目もはばからず、その場で号泣する。
「違う、こなたのせいじゃないよ。」
「つかさが転落して、みゆきさんは、口封じのために、私も殺そうと近づいて来たんだ。
でも、ちょうどその時、屋上には同人誌のプロット考えてたひよりんとパティの2人がいたんだ。
一部始終を見ていた2人が大声で悲鳴をあげると、みゆきさんは、そのまま走って逃げたんだ。」
「そうだったの。」

こなたは、すっかりと憔悴しきっていた。
この後、こなた達は第一発見者ということで、警察で事情聴取を受けたのだが、こなたの場合、
先日、ゆたかちゃんが死んだ現場にもいたということから、警察から相当いろんな事を聞かれたらしい。
結局、3人の証言はほぼ一致したため、こなたは解放され、高良みゆきが殺人容疑で全国に指名手配された。
「私って…もしかして厄病神なのかな?」
「えっ?」
「私の家に来たばかりに、ゆーちゃんは死んじゃった。
私と仲良くなったばかりに、つかさは死んじゃった。
私と仲良くなったばかりに、みゆきさんは殺人犯になっちゃった。
私の親しかった人達が、みんな私の周りからいなくなっていく…」
こなたは、ずっと泣き続けていた。
よほど、今回の事件がショックだったみたい。
「かがみは…私の前からいなくなったりしないよね?」
「当たり前じゃない。それに、3人がああなっちゃったのは、こなたが原因じゃないわよ。」
「でも…」
「デモもストもない。こなた、私はアンタが拒否しても、ずっとアンタのそばに居続けてやるから。」
「かがみ…ありがとう。」
こなたはそう言うと、ほんの少しだけ嬉しそうに笑みを浮かべて見せた。

171 :HAPPY END:2008/06/15(日) 11:59:46 ID:gkBNL0UK
次の日、つかさの葬式が行われた。
祭壇には、つかさの天使のような笑顔の写真が大きく飾られていた。
「つかさ…つかさ…」
私は、一日中泣いてた。
この数日で、私は一体どれだけ涙を流しただろうか?
そんなことを考えてたら、こなたが来てくれた。
「かがみ…」
こなたの目も真っ赤に腫れあがっていた。
きっと、こなたも、ずっと泣いてたんだろう。
あれだけ、つかさに苛められていたというのに…
その時、見なれない中年の男2人が、こちらの方にやってきた。
「失礼します。柊かがみさんですね。」
「そうですけど、どちらさまですか?」
「警察の者ですが、少しお話を聞かせてもらえないでしょうか?」
私は驚いた。
警察がどうして私に?もしかして、私のことを犯人だと疑ってる?
そんな私の動揺に気づいたのか、目の前の刑事は笑顔を見せる。
「いやあ、別にあなたを犯人だと疑ってるわけじゃないんですよ。
ちょっとお伺いしたいことがありましてね。よかったら、来てもらえないでしょうかねえ。んっふっふっふ。」
嫌な感じのオヤジだったが、逆らうとよくないことが起こりそうだったので、私はその刑事の車に乗り込んだ。
「かがみ…」
こなたが心配そうに私の方を見ている。
「大丈夫、ちょっと行って話してくるだけだから…」
この日、私は初めてパトカーに乗ることとなった。
パトカーは、そのまま警察に向かうものだとばかり思っていたのだが、しばらくするとパトカーは人気のない場所で止まる。

「ちょっと、何でこんなところで止まるんですか。」
「私は、泉こなたさんのいないところで、あなたにお話を聞きたかっただけですから、んっふっふっふ。」
「えっ、こなたのいないところでって、どういうことですか?
まさか、警察は、こなたのことを疑ってるんですか?」
「いえいえ、まさか…こなたさんの証言も、屋上にいた2人、えーっと、名前なんて言いましたっけ?」
「田村ひよりさんと、パトリシア=マーティンさんです。」
「そうそう…あの3人の証言は完全に一致していましたしね。
それに、小早川ゆたかさんが亡くなられた時、こなたさんはあなたと一緒だったという完璧なアリバイもありますしね。
んっふっふっふっふ。」

さっきから、この男の言ってることが、どうにも不快に思えてきてならない。
まるで、私やこなたが嘘の証言をしているみたいな言い方じゃないか。
「で、何が言いたいんですか?」
「いえね、柊つかささんの検死結果が出たものですから、あなたにお伝えしておこうと思いましてね。」
「そういうことは、私じゃなく、お父さんとお母さんに話すべきではないんですか?」
「ええ、あなたのご両親には、私の部下が話をしていますよ。」
男はそう言うと、煙草に火をつける。
ったく、未成年を車に乗せているってのに、たばこ吸うなんて、どんな非常識な刑事なんだ?
私が呆れているのに、男も気づいたらしい。
「いやあ、これはすみませんねえ。未成年を車に乗せていることを、すっかり忘れていましたよ。」
「それで、つかさの死因は、一体何なんですか?」
私が少し苛立った様子を見せると、男は煙草を外に捨て、急に険しい表情を見せた。

172 :HAPPY END:2008/06/15(日) 12:03:57 ID:gkBNL0UK
「死因は…首を絞められたことによる、窒息死です。」
「えっ?」
私は一瞬、この男の言ってることが理解できなかった。
つかさは、確か屋上から落ちて、死んだはずでは?
「あなたが驚くのも無理はありません。でも、これは間違いありません。
つまり、柊つかささんは、屋上から突き落とされて亡くなったのではなく、
屋上から落ちる時には、既に亡くなっていたということですよ。誰かに首を絞められてね…」
「ちょっと、誰かって、どういうことよ?」
この時、既に私の心の中では、あの嫌な胸騒ぎがし始めていた。
「いえ、仮に高良みゆきさんが、柊つかささんの首をしめて殺したとしてですね。
泉こなたさんには、高良みゆきさんを止めることができなかったんですかね?」

私は、口の中が渇くのを感じた。
こなたは、自分が扉を開けた時には、みゆきとつかさはまだ争っていたと言ってた。
自分が声をかけて、つかさがこなたに気を取られている隙をつかれて、みゆきがつかさを突き落したと言ってた。
しかし、検死結果は違う。
これは一体、どういうこと?
こなたが入った時には、つかさは既にみゆきに絞殺された後だったってこと?
それとも…
いや、そんなはずはない…そんなこと、絶対にありえない…
男が再び口を開く。
「最初はこう考えたんですよ…泉こなたさんは、高良みゆきさんが柊つかささんの首を絞めるのを、目の前で目撃した。
だが、普段から苛められていて、高良さんを恐れていた泉さんは、それを止めることができなかった。」
確かに、それはありえることだ。
最近のつかさとみゆきの様子は、異常を通り越して怖かった。
こなたが、みゆきのことを怖がって、止められなかったとしても不思議ではない。

「だが、これでもおかしいんですよ。」
「い、一体、何がおかしいと言うんですか?」
「まず、今日、学校の屋上を見せてもらったのですが、あそこは見晴らしのとてもいい場所です。
そんな場所で、目撃者に気がつかなかったなんてことがありえますかね?
それに、泉こなたさんと目撃者の2人…
検死結果を考えると、彼女達が、嘘の証言をしているのは明白です。
まあ、彼女達には、日を改めて、また事情聴取させてもらいますがね。
なぜ、彼女達は、すぐにばれるような嘘をつく必要があったんですかね?しかも、全員が全く同じ嘘を?
あと、泉さん達が、事故って証言してくれてたにも関わらず、高良みゆきさんは、どうして逃げたんでしょうかね?
これらの裏には、何かとんでもない真実が隠れているような気がしてなりません。」
私の顔から、一気に血の気が引いていく。
ここまで来たら、この男の言おうとしていることは、もう一つしかない。

173 :HAPPY END:2008/06/15(日) 12:09:27 ID:gkBNL0UK
「つ、つまり、こなたが、つかさを殺したって言いたいわけ?」
「いや、これはあくまで、これは私の仮説に過ぎません。証拠は全くありませんしねえ、んっふっふっふっふ。」
その笑い声が耳をついて、私は不快な気分になった。
「あなたは、今回の事件で、妹さんを失った。
そして、事件に関わってる人達全員と接点を持つ唯一の人物です。
だからこそ、何かわかったことがあれば、すぐに私に知らせてほしい。」
男はそう言うと、私に名刺を渡した。
私が名刺を受取ると、再び車が動き出す。
「家まで送りますよ。」
男はそう言うと、車を運転しだす。

私は…この男の話したことを、ずっと考えていた。
まさか、こなたが…こなたが、つかさの殺人に関わってる可能性があるなんて…
私には、とても信じられなかった。
でも、もし、本当だったとしたら…どうしよう?どうしたらいいんだろう?
こなたがつかさ殺しに関わってたとしてもなお、私の心は複雑だった。
もしかして、こなたは逮捕されちゃうの?
嫌だ…こなたと離れ離れになるなんて、絶対に嫌だ。
「着きましたよ。かがみさん。」
男の声で、私はハッと頭を上げる。

車を降りようとする私に、再び男が声をかけてくる。
「そうそう、さっき連絡が入りましてね。あなた、峰岸あやのさんと、日下部みさおさん、ご存知ですか?」
私は、2人の名前を聞いて、心臓の鼓動が早くなる。
まさか…あの2人まで…
「実はですね。あの2人が、体育倉庫内で拘束されているのを発見されましてね。
軽いけがを負ってるみたいですが、命に別状はありません。」
「そう…ですか…」
私の緊張が一気にとける。
よかった。もうこれ以上、友達が死んでいくのを見たくない。
「ちなみに2人は、柊つかささんと高良みゆきさんの2人に拘束されたようです。
朝、学校に来て、すぐに拘束されたようなので、学校の先生は、2人は欠席したものだと思ってたようです。」
「そうですか…」
私は、2人の命が無事でホッとすると同時に、危険な目に遭わせてしまい、2人に申し訳なく思った。
今度、アイツの大好きなミートボールでも、持ってってやるかな。
「警察は、今回の事件を、高良みゆきによる単独犯行だと見ているようですが、私はそうは思いません。
私は、必ず真実をこの手で暴きだしてみせますよ。それではまた…」
私が車を降りると、男の車は、そのまま走り去っていった。

車を降りると、そこにはこなたが、いつもの愛くるしい表情で、私の方を見ていた。
「かがみ…大丈夫?」
「えっ…ウ、ウン、大丈夫よ。」
「大丈夫に見えないよ。何かひどいこと言われたの?」
こなたは、私のことを心配してくれていた。
そんなこなたの姿を見て、一瞬でもこなたのことを疑った自分を恥じた。
ウン、こなたは犯人なんかじゃない。
でも、そう考えれば考えるほど、こなたが嘘をついた理由が、ますます気になってくる。
どうしよう?思い切って、こなたに聞いてみようか?
でも、もし聞いて、こなたの態度が変わったら…
私は、それが怖くて、結局、こなたに本当のことを聞けなかった。

174 :HAPPY END:2008/06/15(日) 12:20:44 ID:gkBNL0UK
その日の夜
高良みゆきは、ある人物からメールを受けて、待ち合わせの場所へと向かっていた。
髪の毛はすべて束ね、何かの作業用制服を来ており、いつものみゆきを知る人には、それがみゆきであるとは気付かせないだろう。
待ち合わせ場所は、全く人気のない山奥の廃屋の前で、夜になると一層の不気味さを増していた。
でも、警察に追われているみゆきは、こういった場所に隠れるしかなかったのだ。

「…ザザ…鶯2より鶯1。高良みゆきがやってきました。
そちらへ接近中、1分未満で接触します。」
この暗闇の中にも関わらず、みゆきの姿は鮮明に捕捉されていた。
夜間でも視界を得られる、暗視スコープに違いない。
「あはは、こんな時に、冗談はやめてくださーい。ひよりん。」
そう言って、パトリシア=マーティンは、銃を構える。
エアガンを改造して作った手製の銃は、この程度の距離ならば、性能も破壊力も十二分なものへと進化していた。
そして、パティと離れた場所にはもう一人、田村ひよりが、同じく狙撃銃を構えて、みゆきに照準を定めていた。
2つのスコープが、高良みゆきの頭に照準を定める。
みゆきは夢にも思わないだろう。自分がたった今、命を失う瀬戸際にいるなんてことは。

「どこにいるのですか。泉さん。」
みゆきは、小声でこなたの名前を呼び続ける。
そう、メールの差出人は、「泉こなた」だったのだ。
だが、差出人が「泉こなた」になっているからといって、本当にこなたがメールを出してきたとは限らない。
普段のみゆきならば、そんなことにはすぐに気づけたはずだった。
だが、犯人として警察に追われる日々の中で、みゆきはこれからのことで頭が一杯になってしまい、
メールアドレスが偽装されているなんて、考えすらもしなかった。
「ひよりん、今から10秒後に。」
「OK!!」
みゆきは、来るはずのないこなたの姿を、必死に探し回っていた。
「…5…4…3…2…1…0」
ヒュカッ、という音をみゆきは聞いた気がした。
それは子供の頃、ナイロンの縄跳びを鞭のようにして遊んだ時に聞いた風を切る音によく似ていたと思った。
…それがみゆきがこの世で最期にした思考だった。
みゆきは信じられないくらいあっさりとその場に倒れた。それっきりで、痙攣すらしなかった。

その光景を、少し離れた場所から、双眼鏡で見ていた人物がいた。
背が低く、青くて長い髪、そして、いつもは目立つてっぺんのアホ毛。
だが、今日は黒い魔法使いのような帽子と衣装を身にまとっており、彼女のチャームポイントであるアホ毛も全く目立たない。
そう、双眼鏡でみゆきを見ていたのは、泉こなたであった。
「今まで色々とありがとね…おやすみなさい…みゆきさん…」
こなたは、倒れているみゆきの躯に向かって、無表情でそう呟くと、そのままクルリと背を向けた。

175 :HAPPY END:2008/06/15(日) 12:22:10 ID:gkBNL0UK
今日はここまでにしておきます。
次で恐らく終わりになります。
しかし、本当に長くなっちゃったな。

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 12:25:30 ID:8rCxpa7D
お疲れです!
予想外の展開に興奮してます!

177 :ヤク中大分:2008/06/15(日) 13:52:47 ID:Gjh/6tw7
ttp://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/4te80615135033.jpg
サイケデリック2

こなたの向き間違えた・・・

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 13:55:23 ID:R/5X7bzm
>>177
(・∀・)イイヨイイヨー!!

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 15:45:31 ID:dyvBSXYD
>>177
これくらい可愛かったら、男から寄って来こられそう。
乙です

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 15:56:14 ID:f7bMo2In
こなたテラ乙女ww
カワユスw

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 16:51:13 ID:tJ8Hvmmo
>>177
こなたに見えないww
でもこれはとてもいいこなた

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 19:51:02 ID:TmUZwe9k
このスレ的にはこの男の人が極悪人でこなたはボロ雑巾のように使い捨てられるんですよね

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 20:41:03 ID:z7bsH/zl
>>182
サイケデリック読めよ新参……

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 01:31:24 ID:/sUSL5Ht
サイケデリック見て思ったけど、こなたはもっと天才肌だよ
こんな専門通ってそうな中途半端な思考回路はしてないと思う
どっちかに吹っ切れてそうな、キレのあるイメージ

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 02:26:20 ID:UysUg+UH
>>184
果たしてどうかな? それはお前の理想をこなたに押し付けているだけに過ぎんかもしれんぞ?

あの人の作品、『もしかしたら、こなたにはこんな闇もあるのかもしれない』と思わせてくれるから好きだ

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 02:46:34 ID:/sUSL5Ht
でも、伝説の少女Aとか呼ばれてんじゃん
こなたの天才的嗅覚が次の売れる同人作家を嗅ぎ分けてるみたいなとことかさ
こなた程の見る目のある奴なら仮に自分で駄作を書いてしまったら投稿することなく引き出しにしまうぜ
というか自分の才能もわかるから最初から小説家なんて目指そうとも思わないだろう
というのも俺の理想か・・・

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 02:59:34 ID:0qBVWaf2
…などと勘違いして抜け抜けと言う(=ω=.)の根拠無き自信が
その命と共にあっけなく粉砕されるのがいいんじゃないか

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 05:31:50 ID:Njo+mBxW
あやのが不憫だった

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 12:34:08 ID:ioVKBfJx
>>186
>それはお前の理想をこなたに押し付けているだけに過ぎんかもしれんぞ?
これが真理だから

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 16:19:37 ID:7NrnTA7r
みんな理想っすよ
こなたの心の内を知っているのはかがみ(美水)だけだ

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 16:46:40 ID:fPPdWpWI
神奈川県は規制に巻き込まれてるのかな?
先週に「今晩後編うpる」と言ってから
一時期サーバーがおちてたとはいえかなり経過してるが・・

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 16:46:49 ID:yaMQX47R
まあ、自分の理想を>>186みたいにグダグダと語る前に
そういった理想を詰め込んだSSか漫画を書けって事だ

人の書いた物にケチつけて理想を主張するのは厨以外の何者でもないぞ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 18:47:40 ID:zsVojnC/
>>191
避難所の発言見るかぎり、そうみたい

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 21:25:15 ID:bH0zO4EX
ttp://moe2.homelinux.net/src/200801/20080123132772.jpg

↑この、こなたがみんなにはぶられる漫画、誰が描いたかわかる人います?

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 21:34:59 ID:anlsCiwe
さっきゅんの絵に見えるが…。

196 :195:2008/06/16(月) 21:38:30 ID:anlsCiwe
「ね」の書き方がsaxyunぽいんよねー



かたまでつかれ

でヤフれ

197 :194:2008/06/16(月) 21:49:24 ID:bH0zO4EX
ありがとうございます。
絵師さんはさっきゅん先生で間違いないようです。
ただ、御自身のサイトでは発見できませんでした。
どこで発表したのでしょうかねぇ。。

198 :194:2008/06/16(月) 21:57:10 ID:bH0zO4EX
「こなた」「さっきゅん」でぐぐったところ、かつてかたまでつかれで発表されていたらしいです。
みなさんありがとうございました。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 00:14:07 ID:2Ee7QMKJ
>>177
原文にテラマッチ
乙です

200 :デフォ北:2008/06/17(火) 00:32:00 ID:lDFKPku+
>>164

ふと振り返ると暗闇でよく見えなかったが
途端にこなたは懐中電灯で照らされ
手で眩しい光を遮る
ゆっくりと視界を開け目が慣れると
声の主は聞き覚えのよくある、白石だと判った

「お前、やっぱり幸運を買ってたんだな」
「え…何で知ってるの…?」

聞けば、白石はこなたが1年定期を買った時にこなたを着けていたという

「その時に見たんだよ、お前が幸運の定期もらって喜んで出てくる所をな」
「そ、そうか…白石だったんだね…」

すると、白石はこなたを壁に叩き付け怒鳴る
こなたは思わず目を閉じた

「そうだったんだねじゃねえよ!!散々人を騙しやがって!!
…中2の時からいきなり人柄が変わったと思ったら、そういうことだったんだな
今まで散々愉しんだ分、散々苦労すればいい
中2の頃のお前を知ってるのはあの学校で俺だけだからな
情報をばらまいてやるぜ」
「やめて…お願いだから助けて…!」
「何だよ、散々沢山の人間騙して俺に助け舟かよ」
「何でも…何でもしますから……」
「俺が口外しなくたって無駄だ。明日は期末考査
結果は見えてるからな
どっちにしろお前の負けだ。諦めろ」
「そんな…うぅ…」

こなたは力が抜けたように地べたに座り込み、啜り泣く
白石は蔑むような視線でこなたを上から睨みつける
そのまま白石はその場を立ち去ろうとするが、再びこちらに戻って来た

「お前の彼氏として最後にやらせて欲しいことがある」

201 :デフォ北:2008/06/17(火) 00:32:35 ID:lDFKPku+
「…何?」

すると、白石は怯えるこなたを力一杯抱きしめ、唇を重ねた
1秒が1時間の長さに思えた
こなたは、この間に覚悟を決める準備時間を得る事が出来た

白石はこなたから唇を離すと、最後にこう言った

「運勢は商売じゃないからな」

そして、こなたに背を向けその場を去った

こなたも、よろめきながら立ち上がり、家路に着いた
その姿は、ちょうど初めてLucky☆Storeを見つけた時の容姿と同じだった

家に着いた時は既に疲労困憊の限界に達していたので
こなたは直ぐさま自分の部屋のベッドに寝転がると、そのまま朝まで眠ってしまった


翌日、こなたは考査だというのに人より遅れて登校した
試験が既に始まって教室どころか学校が静寂に包まれている
こなたは誰とも視線を合わさずに自分の指定された席に着席し
テスト用紙を表向ける

今までと何かが違うような気がした
いや、それは寧ろ錯覚ではなかった
幸運が二度と訪れない事の明確になった意識が、自信喪失を起こし
それに相俟って問題の難易度を更に上げる

結局殆ど書けないままテストは終わり
その僅かばかりの解答も正解とは限らない


202 :デフォ北:2008/06/17(火) 00:33:58 ID:lDFKPku+
こなたは休み時間になると直ぐに教室から退室した
こなたの居なくなった教室では、こなたが予想した通り
昨日の生放送についての議論が行われていたが
まだ信用が完全に無くなった訳では無く
何かの間違いだろうと太鼓判を押す者も現れ
今日からの考査の結果まで様子見と、その議論は一時締結した

こなたは独り今後の対策を考えていた
しかしもう幸運が無くなった以上、こなたに生きる道は無かった
そうなると、残された道はただ一つ

チャイムが鳴り、こなたは教室に戻る

結局試験期間に、こなたは誰とも話す事は無かった
親友のかがみ達さえも

そして、いよいよテスト返却日である
こなたの立場は崩れるのか、それとも持ちこたえるのか

「泉」

こなたは無言で用紙を受け取る
誰もが気にするこなたの点数
その威圧は確実にこなたをプレッシャーの渦に巻き込んだ

「何点?」

後ろの席の生徒が問い掛ける
こなたは、無言で点数を隠し続ける

「早く見せてよ。みんな気にしてるんだから」
「…ごめん」

こなたは用紙を鞄に仕舞おうとするが
こなたの抵抗も虚しく生徒達に取り上げられてしまった

「…9点だって」
「え!?マジかよ!」

クラス中に戦慄が走る
こなたは一瞬で生徒に取り囲まれ、とうとう尋問が始まった

「何だよ泉!やっぱり今までのはチートかよ!」
「うわあ…最低ね!」
「俺達を騙してた訳か」
「おい!何とか言えよ!」

こなたは罵声とも取れる尋問にノーコメントを貫き通した

噂はたちまち学年中に広まり、やがては学校中にまで知れ渡った

こなたは、度々罵声や暴言を吐きつけられ、すっかり幸運のぬるま湯に肩まで浸
かっていたこなたは、既にボロボロの姿だった

そんな四面楚歌の中でも、こなたに味方をしてくれる人は零ではなかった
かがみ、つかさ、みゆきである


203 :デフォ北:2008/06/17(火) 00:34:49 ID:lDFKPku+
彼女達は、周りの目を気にせず話しかけてくれる
唯一の幸運だったのだろうか
それなら、まだ幸運はあったのか
そうだ。あの店はやはりインチキだったのだ

しかし、当然のことながらかがみ達の変な噂も耳にするようになってきた
きっと、こなたを嫌っている過半数の生徒がデマを流しているのだろう
それによって、こなたとかがみ達を引き離そうと

「大丈夫よ。私はそんなのに屈する女じゃないわ」
「そうだよ。私も4人でいれば怖くないよ」
「泉さん、私たちがついていますからね」

3人とも、こなたの本当の親友であった
それも、凡たる親友と呼称するものではない
その絆は固く、強く結ばれていた
しかし、こなたの心の重みは徐々に限界点に達しかけていた

「おい、泉!あんたのせいでまた成績落ちたぜ。責任とれよ」
「そ、そんな…自分がやってないからだよ…それは」
「うるせえよ!!学校の人間どころか全国の人間を騙りやがって!」
「う、うぅ…」
「あーあ!よく停学にならないよなお前!先生まで騙してることになるんだぜ?」

こなたは反論の余地がなかった
もう、自分には全てが終わった
希望も望みも無い
寧ろ、退学乃至停学を宣告してくれた方が良かったかもしれない
その方が、こなたの気持ちはもっと荒まなかったかもしれない

こなたは、いつしか暴力まで奮われるようになっていた
お腹を殴られ、背中を蹴られ、制服を破られ、体操着は燃やされ
中2の頃がフラッシュバックされた
本当に四面楚歌だったあの時
こなたに手を差し伸べたのは、人間でなくてあのLucky☆Store
あの頃に比べて、こなたは成長しているのではなかったのだ

もう、あの楽しい高校生活は帰って来ない
それどころか、楽しい日々のカレンダーを捲ることは二度とない


ある日の昼休み
その日の朝に、1スペースだけボロボロの下駄箱に入っていた手紙

『昼休みに屋上に来て 柊かがみ』

かがみに屋上に呼び出されたこなたは、かがみ達を見つけて言う

「やぁ…みんな」

こなたの眼の下には大きなクマがあり、身体中に痣がある
制服も見るに堪えないほどに切り刻まれてボロボロになっていた
あまりに痛々しい格好である

「こなた…大丈夫?」
「あぁ、うん。平気だよ。ごめんね、みんなに心配ばっかかけちゃって」
「ううん、いいのよ。私達は何があってもこなたの親友だから」
「本当にありがとう…で、どうしたの?」
「こなた…4人で学校出ない?」
「えっ…?」

204 :デフォ北:2008/06/17(火) 00:35:48 ID:lDFKPku+
ここまでです
いよいよ終盤に近づいて参りました

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 01:03:06 ID:2Ee7QMKJ
>>204

これは乙なんだからね、ポニーテールじゃないんだからね。

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 02:16:31 ID:/T6l6axJ
         ,.. -──- ..,_
        /        \_
      /`'ー─-、-─'''二二__ヽ
     |´ _ニ-‐´ ̄ __   |
      |´  __ニ二..,,,,__ ̄ ̄}
ヽ`'ニ-、_レ' ̄   ‐、 /    ̄ヽ{_,.-‐'´/
 `l  `ヽ'‐'T'‐- _ |  _ -‐-、__/ /! /
  `l,  <.| l____・>‐<・___/ .//  /           
   `l、 ヽ|   -‐´ |、`‐-  ./ | /
    `l_|     lノ    /_,.‐'´             んっふっふ
       l'、.  ´ ̄`   /´
      /\___ ,... /、`\               前原さぁん
     / __     /´>  )
     (___)   / (_/                
      |       /
      |  /\ \
      | /    )  )  
      ∪    (  \
            \_)




207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 02:54:26 ID:FTbEw2F7
HAPPY ENDの刑事は茶風鈴で再生される。

208 :筋肉:2008/06/17(火) 10:14:01 ID:AkBa0yMd
彼方からの贈り物』



ここは天国
かなた「あらあらどうしましょ!」
オロオロしてるかなた
かなた「今日はこなたの誕生日だったんだわ・・・」
かなた「この前お正月だと思ってたのに・・・月日が経つのは早いわね」
かなた「何もプレゼント用意してないわ!」
どうしましょどうしましょとその場でくるくるし始める
かなた「あっ!思い出した!あの子数日前・・・」

こなた『ふむふむこういうのも中々萌えるね・・・』

かなた「って言ってたわね・・・うん!あれにしよう!」
かなたはえいっとこなたに魔法を掛ける

かなた「これでよし、と。うふふ・・・あの子の喜ぶ顔が目に浮かぶようだわ」

翌朝。こなたの部屋。
目が覚めたこなたは自分の身体にある違和感を感じる。
何かお腹が苦しいのだ。そして下半身に血が溜まっている様な感覚。
こなた(なんだろ・・・?なんか変だな・・?)
恐る恐るパジャマをずらして確認する。
するするする・・・

こなた「きゃぁあああああああああああ!」
地声が低いこなたの高音絶叫。
こなたが見たもの・・・パンツと太ももの間から顔を覗かせている男性器。
一応説明しとくと、こなたは女だ。
こなた「な、何よこれ〜〜〜〜!」
おちんちんがピクリと動く。
こなた「ひぃ!動いた!」



209 :筋肉:2008/06/17(火) 10:14:23 ID:AkBa0yMd
こなた(どうして私におちんちんが・・・)
子供の時見たお父さんと同じおちんちん。
アダルト裏サイトで見たおちんちん。
それと同じ物がこなたの股間に生えているのだ。

こなたは恐る恐る穴を確認する。
こなた(穴はある・・・!)
女性器は健在だった。
こなたは右手で自分の頬をむんぐと掴む。
こなた(痛い。夢じゃない。おちんちん生えた。)
ふたなり少女こなたの完成である。

こなたは部屋で右往左往し、たまにおちんちん触り、おちんちんピクンと動き、
尿意を催し便所に行き、初めての立ちションを経験し、おちんちんしょんぼりする。

こなた(とりあえず・・・)
そうじろうに相談しようか、と思ったが、流石に穴を見せるのは抵抗がある。
次にこなたの頭の中に親友4人の顔が浮ぶ。
こなた(相談してみるか・・)
こなたははぁ〜〜〜〜と深い溜息を吐き、どうしてこんな事になったのだろう、と呟いた。

かなたの小さな親切はこなたに取って大きなお世話となった様である。


こなたはスカートを履き、股間を凝視する。

こなた(よし、まぁ傍目からはわからないね)
股間の違和感と格闘しながら学校への道を歩く。
道中でかがみとつかさと出会う。
無理して明るく振舞うこなた。
こなた(相談するっていっても・・・いつ相談しようかな・・?)
こなた(まさか、ここであれを見せる訳にもいかないしな〜〜)


210 :筋肉:2008/06/17(火) 10:14:45 ID:AkBa0yMd
と思案した結果・・・お昼休み
かがみ「ははは・・・」
みゆき「うふふ・・・」
こなた「・・・あはは・・・」
つかさ「でね、マイクと間違えてオークションに出しちゃうんだ〜♪」
かがみ「傑作ww」
みゆき「久々に涙が・・・w」
こなた「・・・・・」

つかさ「それで最後は・・・送料が足りませんだってwwwww」
かがみ「それはないわ」
みゆき「途中まではおもしろかったのですが・・・」
つかさ(一周回っておもしろい系なんだけど・・・わかってないな〜)

会話が途切れたのを見計らってこなたが話を切り出す。
こなた「えっと・・・驚かないで!ね!ちょっと便所に来て!」
かがみ「な、なんなのよ、急に・・・」
こなたは「いいからっ」と一喝する
訳がわからないと言った顔の3人を便所の個室に手招きするこなた。
こなた「入って!入って!早く!」
しぶしぶ個室に入る3人。
かがみ「ちょっと!こんな所に4人で入って何するのよ?」
つかさ「せまいよ〜〜」
みゆき「泉さん。一体どうしたんですか・・?」
こなた「あのね・・・絶対驚かないでよ!私ね・・・」
と言ってスカートを捲るこなた。
かがみ「ちょ、ちょ、ちょっと!急に何してんのよ!」
こなた「いいから、見て!」
とパンツを指差すこなた。


211 :筋肉:2008/06/17(火) 10:15:13 ID:AkBa0yMd
3人の目が点になる。パンツをずらす。口がぽっかり開く3人。
そして、叫び声。柊高良三重奏。
こなた「驚かないでって言ったのに!」
3人はこなたの顔を一瞥し、そしてまた股間に目を向ける。
かがみ「こ、こなた・・・?うん、こなたよね・・?」
この微妙な空気に興奮したのか、ピクリと動くおちんちん。
ひっ!と声を上げる三人。
かがみ「こなた・・・なんなの、これ!」
こなたは説明した。
朝起きたら生えていて、どうやらこれはおちんちんだという事。
大きくなったり小さくなったり、自分の意思で動く
これからどうすればいいか、みんなで考えて欲しいと言った。

だが、性に貪欲な年頃の女子高生3人に初めてみるおちんちんは衝撃だった様だ。

かがみ「こなた、ねぇもう1回ピクンとさせて見て」
ピクン。
かがみ「すごい!へぇ〜〜これが・・」
つかさ「なんかかわいいwww」
みゆき「すごいですね・・・」

みゆきの口調とは裏腹にみゆきの頭の中では祭囃子が鳴り響いていた。

みゆき(これで・・・あの悪夢ともおさらばできます・・・)
あの悪夢・・・いつかのつかさ「犬のちんちん」発言。
あの一件以来、みゆきは怯えていた。もし・・・つかさが・・・
犬じゃなくて、人のと言った場合・・・みゆきには説明する事ができない。



212 :筋肉:2008/06/17(火) 10:15:34 ID:AkBa0yMd
ブルーハワイの悪夢、再び。
もうあんな思いをするのはたくさんだった。

そんなみゆきの前に舞い降りた天使。
ちんぽ付きこなた。

みゆき(今日からみwiki R18開設です)

だが、この時、ちんちんの情報を仕入れ過ぎた所為で、初めての彼氏との
初めての性交の時にみゆきは大事件を巻き起こしてしまうのだが・・・これはまた別のお話。


3人に凝視されて、ムクムクと大きくなるおちんちん。
つかさ「せ、成長したよ〜〜〜〜」
かがみ「お、大きくなった・・」
みゆき(実に興味深い)
こなた「ちょ、ちょっと3人とも!真剣に考えてよ!」
かがみ「考えるっていっても・・・・」
つかさ「かわいいよ〜〜♪」

明日の朝起きたら直ってるかも、と実に曖昧な答えを貰った所でチャイムがなった。


翌日、こなたの願いも空しく、おちんちんは元気一杯だった。
こなた(直ってない・・・直ってない・・・)
こなた(もしかして、一生このまま?)

性別の所とかなんて書かなきゃならないんだろ?とか妙に現実的な事を考えながら学校に向かう。

こなたが歩いていると、つかさが物凄い勢いで走ってきた。


213 :筋肉:2008/06/17(火) 10:18:18 ID:AkBa0yMd
つかさ「こなおん!こなおん!」
と言いながら股間を指差す。
つかさ「見せてよ、こなおん!」
つかさの後から小走りで走ってきたかがみが
かがみ「わ、私は別にこなおなんて見たくないんだけどねっ!」
こなたは両手で待ってのジェスチャーをしながら
こなた「ちょっと待って・・・こなおって何?」
つかさ「もしかして居なくなっちゃたの・・・?」
かがみ「あんたの股間に付いている物よ!」
つかさ「お姉ちゃん!物だなんて言ったらこなおんが可愛そうだよ!こなおんだって
    生きてるんだよ?友達なんだよ?」
かがみ「ば、馬鹿!そんな意味で言ったんじゃないんだから・・・」

こなた「こなおって・・・まだ付いてるけど・・」
つかさは顔を輝かせ
つかさ「昨日ね、お姉ちゃんと二人で考えたんだよ!こなちゃんに付いてるからこなお!
    私に付いていたらMr.TUKASA!」
かがみ「私についていたら柊鏡(きょう)ってね」
こなたは盛り上がる2人を背に学校への道を急いだ。

こなた(駄目だ。馬鹿に付き合ってたら駄目だ・・・)

だが、相手は性に貪欲な女子高生。こなたは昼休み半ば強引に便所の個室に連れ込まれる。

かがみ「みゆき、どうしてメジャー持ってるの?」
みゆき「うふふ・・・こなおさんの身体検査をしなければ、と思いまして・・」
つかさ「ドキがムネムネするよ!」
つかさ「・・・あっ、普通だったら胸がドキドキって言うと思うんだけど
    それをあえて逆にする事によっておもしろさが倍増・・・」
かがみ「はい、おもしろい。こなた、こなお見せて!」
こなた「ちょっとだけだよ・・」


214 :筋肉:2008/06/17(火) 10:18:57 ID:AkBa0yMd
こなおを出すこなた。3人は目を輝かせる。
3人はこなおを弄ぶ。ちょっとで済む訳が無い。
なぜならば!相手は性に貪欲な女子高生だから!


こなたにこなおが生えてから数日が経った。
勿論こなおは健在。元気一杯。逆にこなたのライフはゼロ。
こなたはこの数日を思い出す。

こなた「今日アニメイト行こうよ、かがみ」
かがみ「いいけど・・・その、こなおは行くの?」
こなた「・・・えっ」
かがみ「だ、だからこなおも一緒に行くのって聞いてるの!」
こなた「行くも何も、私が行くんだから・・」
かがみ「・・・・あっ。そうか」


つかさ「こなおん!こなおん!こなおん!」
こなた「ちょ・・・つかさ・・・痛いよ!」
つかさ「こなおん!こなおん!こなおん!」


かがみ「こなおが臭くってさ〜ww」
つかさ「臭いよね〜ww」
みゆき「その臭さもこなおさんの魅力の一つですよ」
こなた「・・・」

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 10:33:25 ID:dwg6rEaw
途中ですが、バイバイサルさんと言われ書き込めなくなって
しまったので続きはまた上げます。すいません。
これは携帯からです

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 10:36:14 ID:f5MMhqwm
猿って何書き込みで消えるんだっけ?

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 11:33:45 ID:nZ2UeqB4
狂ってるwwwwwww

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 12:11:26 ID:AX5RmAlK
みゆき「く、狂ってます」

219 :筋肉:2008/06/17(火) 12:51:26 ID:AkBa0yMd
こなた(最近・・・私の名前・・呼ばれてないよ・・・)
こなお、こなおん、こなおさん・・・
こなた「私は泉こなただよ・・!」
こなた「こなた、だよ!こなおじゃない!」
このまま行くとこいつに乗っ取られるんじゃないの、と言った恐怖がこなたを支配していた。
こなた(これからどうなっちゃうんだろう・・・・?)

将来の不安を抱えながら部屋で不貞寝していたこなたの前に
不安を与えた張本人がやってきた。
こなたのお母さん、泉かなたである。

かなた「こなた〜久しぶり〜」
こなた「お、お母さん、正月ぶりだね。相変わらず透けてるね」
かなた「透けてるとか言わないの!で、どう?気に入ってくれてる?」
こなた「・・・何が?」
かなた「何がって・・・誕生日プレゼントよ、こなたの欲しがってる物なんてお見通しなんだから」
と言って自分の胸を叩くかなた。勿論、すかっと身体を通り抜ける右手。
かなた「私は死んでもこなたの事を見守ってるんだから」
こなた「・・・まさか!これ、付けたのお母さんなんだね!」
と言って自分の股間を指差す。
かなた「うふふ・・ナイスなプレゼントでしょ?」
こなた「ナイスじゃないよ!こんなの私いらない!何がプレゼントなの!戻してよ!」
えらい剣幕で怒鳴るこなた。
かなた「そ、そんなに怒鳴らなくてもいいじゃない・・・私はこなたの喜ぶ顔が見たくて・・・」
こなた「喜んでないよ!お母さん何も分かってないよ!」
かなた「あっ、お母さん分かっちゃた♪それが今流行のツンデレって・・・」
こなた「何がツンデレ!私は怒ってるの!早く戻して早く!」
早く早くとせがむこなた。
かなた「ちょっと待って・・・それお母さんからのプレゼントなのよ。一生懸命考えたのよ・・・」
こなた「そんなの関係ないよ!」


220 :筋肉:2008/06/17(火) 12:51:58 ID:AkBa0yMd
自分の気持ちをそんな風に言われ,頭に血が昇ったかなた。
すかっ!
自分の娘をビンタする。勿論、こなたの頬をすり抜ける右手。

かなた「アフリカの子供達はちんちんが欲しくても貰えないんですよっ!それを・・・」

馬鹿!こなたの馬鹿、もう知らないんだから、と泣きながら飛び立ってしまったかなた。

こなた「ちょ・・ちょっと!直してよ〜〜〜!」
こなたの叫び声が住宅街にコダマする。



天国。
かなたは反省していた。
かなた(私も悪かったね・・・こなたの気持ちを考えてなかったね・・・)
一方的な善意は相手にとって迷惑になる事もある。
かなた(・・・うん、直してあげるか・・・それに・・・)
かなたの手には一冊の本。『あふりかのこどもたち』
かなた(アフリカの子供達に必要なのは食料なんだね・・・ずっとおちんちんだと思ってた)


かなた「すいません、また下界に行きたいんですが・・」
天使「あかん!泉、最近、下界に行き過ぎや!」
かなた「そんな・・・行かなくちゃならないんです!」
天使「苦情が来とるねん!先生は泉さんを贔屓にし過ぎじゃないんですか?って」
かなた(困った・・・非常に困った・・・)
かなた(あっ。そうだ!あの子に来てもらえばいいのよ!券もあるし)
券・・・いきかえれるけん
かなた「じゃぁ1分だけ!お願いします!」
天使はしゃぁないな〜と言いながら、下界へのドアを開ける。




221 :筋肉:2008/06/17(火) 12:52:44 ID:AkBa0yMd
またまた泉家にやってきたかなた。
かなた「こなた〜〜!さっきはごめん!」
こなた「お母さん!直してくれるんだね!」
かなた「ちょっと時間がないの!こなた、よく聞いてね」
かなた「あのね、こなたに天国に来て欲しいのよ。ちんちんを除去するのは凄く時間がかかるの。
    だから、これ渡すから!」
と言ってこなたの手に『いきかえれるけん』を渡すかなた
かなた「心配しないで!絶対生き返られるから!あっ・・もう時間・・」
それじゃと飛び立ってしまったかなた。

こなた(まるで台風みたいだね)
と思いながらさっきの券を見る。
こなた(ふむふむ・・・この券は救済措置です、か)
即ち自分の意思で死を選んだ者に3日間だけ、考慮の時間が与えられると言う物だ。
自分の意思で死を選ぶ・・・すなわち自殺。
本当に自殺してよかったんですか?悔いはありませんか?まだ間にあいますよ?
と言った言葉が書いてある。

一刻も早くこなおとおさらばしたかったこなたには棚からぼた餅だった。

こなた「よし、自殺しよう」

首吊り自殺でさくっと自殺したこなたが気がつくと目の前には長蛇の列。

パンツ一枚でたくさんの人が並ばされている。
こなた(ここは何処なんだろう?天国?)
列が進むにつれ、こなたは理解し始める。
ここはどうやら天国と地獄の振り分け所の様だ。死んだ人間を振り分けるのだ。
こなたは狼少女扱いされた事を思い出す。
こなた(や、やばくない?嘘付いたら地獄だって言うし・・・天国に行けなかったらどうなるの・・・?)
右手に持っている『いきかえれるけん』を握り締める。


222 :筋肉:2008/06/17(火) 12:53:10 ID:AkBa0yMd
こなたの前の人の番が来た。
閻魔「う〜ん、君は生きている間に強姦15件、傷害49件、殺人3件か・・・」
こなた(うわっ!絶対地獄じゃん!)
閻魔は難しい顔で書類に目を落としている。
前の人「反省してます」
それを聞いた閻魔はにっこり微笑むと
閻魔「うむ。反省するのはいい事だ。君は天国に行きなさい」
こなた(え〜〜〜〜〜!じゃあ私なんて百ぱー天国じゃん!)
思わず顔がにやけるこなた。

こなたの番
閻魔「う〜ん君は嘘をついてるね」
こなた「反省してますwww」
閻魔「そうだね。君も・・・」
と言おうとした閻魔の目にこなたの股間が突き刺さる。
思わず立ち上がる閻魔。
閻魔「な、なんだそれは!膨らんでるじゃないか!」
こなた「えっ・・・・」
閻魔は側近に合図を送る。パンツを剥ぎ取られたこなた。
こなたのこなおが露になる。
閻魔は暫く眺めた後
閻魔「これはずるい!ずるいから地獄!」
こなた「え〜〜〜〜〜〜〜!ちょ、あの反省、反省してます!」
閻魔はこなおを指差して
閻魔「どこが反省してるんだ!」

こうして天国に行く事が出来なかったこなた。
地獄の釜の底で一人体育座り。
先ほど地獄の役所にいきかえれるけんを持っていったが、
「こりゃあ天国の奴やね。地獄では使われへんよ」
と言われじゃあ天国に行かして下さい。困るんです、と事情を説明したが
「性器が二つもある奴を天国に送る事ができない」と言われた。

こなた「どうしよう・・・死んじゃったよ・・・」

こなたの葬式
かがみ「こなお・・どうして死んじゃったの・・・?」
つかさ「えぐ・・えぐ・・こなおん!こなおん・・・」
みゆき(ふむふむ・・・本体が死ぬとちんちんも動かなくなる、と)

めでたしめでた

223 :筋肉:2008/06/17(火) 12:55:00 ID:AkBa0yMd
終わりです。
途中猿とか言われた時は自殺しようかと思いました。
でも、大丈夫。いきかえれるけんがあるから。

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 13:04:34 ID:oHtnaUJC
アホか貴様wwwww

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 15:35:07 ID:K7pQU5eK
大爆笑。さっすが筋肉、ツボを心得ていらっしゃる。
いじめ系→拷問系→ストーリー重視系と変遷してきて、次はいよいよギャグの時代が来るか?

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 16:05:27 ID:jsH3xmC1
筋肉の話また読みたいんだけど、wikiにある?

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 21:36:32 ID:687opBhc
忘れ去られた頃に帰ってきた俺。
ずいぶんレス加速してるなぁ

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 21:46:56 ID:Df5ITWov
どの作者よ?
途中放棄状態が多くて泣ける。

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 21:50:18 ID:lDFKPku+
>>227
SF655か?

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 21:58:53 ID:kw6PviGR
>>223
相変わらず神だな……

231 :ガンガン福岡:2008/06/17(火) 23:04:32 ID:EqghdTXl
最近、むしゃくしゃすることが多々あったので
ついカッとなって描いた、流れにそぐわずスマン

ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1194441.jpg

筋肉の人、やはりいいものを書くなw
おもしろすぎるw

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:07:28 ID:pSb/snN6
>>231
死刑執行ですねw

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:16:19 ID:zKp44nNM
コブラが颯爽と現れそうだな

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:35:00 ID:YE1zNaQ1
>>231
男塾かw

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:39:10 ID:Df5ITWov
>>231
コレは凄い。何気に自殺だよ、これ。

236 :デフォ北:2008/06/17(火) 23:55:49 ID:lDFKPku+
>>223
あんたすげぇセンスだw
もはや貫禄だなw

>>203
もちろん大学受験までもう半年とない
無謀なことだと言うことはかがみも判っている
しかし、こなただけでなくかがみ達も精神的に限界だったし
先生の態度もこなた達に対し冷たくなっていた

もう、正直この学校には未練がないが
大学受験という大きなハードルが近付いているため
それまでは辛抱するしかないと思っていた
ちなみに結局白石がこなたへの罵声雑言を浴びせることは無かった

「いや…かがみん…それはまずいよ…」
「もうこれしかもう残されてないわよ。こなた…一緒に京都に行こう」
「親には事情を詳しく説明すれば判ってもらえるよ」
「私達4人で、京都に同居するんです」
「何で京都なの?」

聞けば、かがみは京都の大学を目指しているらしく
それはこなたにとっては高嶺の花だが
もはや泉こなたの名が揚がった関東で暮らすことはほぼ不可能に近い
要するに、隠居である

「こなた…もう私あんたのぼろぼろになった姿を見たくないのよ…」
「こなちゃん!行こうよ!」
「…泉さん」

237 :デフォ北:2008/06/17(火) 23:56:51 ID:lDFKPku+
聞けば、かがみは京都の大学を目指しているらしく
それはこなたにとっては高嶺の花だが
もはや泉こなたの名が揚がった関東で暮らすことはほぼ不可能に近い
みんなで同じ地区の大学に進めば問題ないと考えたかがみの決断である
要するに、隠居である

「こなた…もう私あんたのぼろぼろになった姿を見たくないのよ…」
「こなちゃん!行こうよ!」
「…泉さん」

こなたは、本当の親友と言うものを改めて実感した
思わず嬉し涙が出た

「みんな…本当に、ありがとう…私、行くよ」
「よしっ!そうと決まれば早速こなたの家に行きましょ
親に報告に行きましょう!お父さんは居るわよね?」
「うん」

こなた達はこっそりと見張りの目を盗み、校門をくぐり抜け
校舎からの脱出に見事成功した

「かがみん達の親には報告してあるの?」
「うん、3人ともしたわ。私達の親は結構説得したけどね
あとはこなただけよ」
「へぇー」

こなた達は、道行く民衆の視線を受けながらこなたの家へ急ぐ
駅前の交差点は、歩行者天国並に賑わっていた

238 :デフォ北:2008/06/17(火) 23:58:55 ID:lDFKPku+
「京都行ったら何するの?」

つかさが尋ねる

「そうねぇ…まずは寺院散策ね」
「あれ?アニメイトじゃないの?」
「あ、あんたはまたそういうことを言う!しばらく自粛しなさい!」
「泉さんらしさはやはり変わっていませんね」
「そうね。こなたはこのままが一番だわ」
「なんか、皆と居ればこれからもずっとやっていけそうだよ、私」


―ずっとやっていけそうだよ、私


「…やっと目が覚めたか…こなた」
「…」

声が出ない
酸素マスクで固定された口も動かない
身体に力が入らない
ただ、白い天井を凝視しているだけ

呼びかける声はこなたのお父さん、そうじろうだった

「…ここ………どこ…」

こなたは渾身の力を振り絞って声を出す

「…病院だ」
「…か…がみ…達…は?」

そうじろうは口籠ってしまう
こなたは震える右手でそうじろうの和服の袖を引張る

「…3人共亡くなったよ」

こなたの呆然と開いた眼から涙が頬を伝う
何があったのか…
こなたは一生懸命思い出していた

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:59:14 ID:1P4XMx+2
>>231
噛んでいるロープを放すと刃が落ちてきて死ぬってことか
これは怖い

240 :デフォ北:2008/06/17(火) 23:59:59 ID:lDFKPku+
真っ白な記憶にフェードインする景色
硬く冷たいコンクリートの上に、
かがみとつかさとみゆきが鮮血を流してこなたと共に倒れている姿
3人とも微塵も動かず、周りでは野次馬が騒いでいた

数分前の談笑は何所へ消えたのだろうか
それは、とある信号無視の車によって引き裂かれた

やはり、こなたは不運だった
幸福が来たと思えばそれはその後に訪れる不幸の助長でしかなく
結局は不運なのである

実質、こなたがLucky☆Storeを見つけた事もその後の不幸の中の助長に過ぎず
こなたは自ら不幸の道を進んでいたのだった

それだけではない
こなたの不幸は、周りの人間の不幸にも連鎖し
それは身近であれば身近であるほどに大きく影響を及ぼすのだ

いつしか、こなたは自分が生きていれば誰かしら身近な人に不幸を与えてしまう
そんな風に思うようになっていた

こなたの頭に二文字の単語が過る
何で、もっと早く前に決行していなかったのだろうか

もし、早く死んでいたら不幸なんか訪れなかったのに
かがみ達は死ななかっただろうに
別に無理することなんか無かった

こんな身体になるまで気づかないなんて
大切な親友を失うまで気づかないなんて

こなたは、もう死にたくても死ねない身体になっていたのだ
本当の意味での幸運は、自殺することなのかもしれない

そうじろうも周りから色々と非難されたに違いない

こなたはある日、そうじろうに話した

「ねぇ…お父さん……私と……自殺しない?」

241 :デフォ北:2008/06/18(水) 00:01:38 ID:EssriUDN
ここまでです
いやぁ…周りのSS師のレベルが半端ないぜ

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 01:20:07 ID:i+KOPvF2
乙っとな。

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 01:30:07 ID:jzct0nRM
このスレには北斗の拳を知るものは少ないのか

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 02:22:39 ID:Kb/0iXxQ
>>231
こなたはザンスカール帝国に歯向かったのか?

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 03:02:41 ID:FOIWQzTw
激しい雨が 心を震わせる

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 04:17:12 ID:ZnNIEGz1
デフォ北さんの文書はすごく読みやすい

247 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:29:24 ID:+xQOD3M/
>>174の続きです。

病院を退院した私は、自分の部屋の窓の外から、いつもと変わらない街並みをぼーっと眺めていた。
今日が土曜日でよかった。
こんな時に、とても学校に行く気分にはなれなかったから。
私は、もう二度と戻ってくることのない4人の楽しい日々を思い出しては、そのたびにずっと泣いていた。
…つかさ…みゆき…こなた…
みゆきは、未だに警察に捕まっていないらしい。
残ったのは、私とこなただけ…そんなことを思ったからか、無性にこなたに会いたくなった。
私は、携帯を取り出すと、こなたの携帯に電話する。

プルル…プルル…

だが、こなたは携帯に出ない。
私は少し苛立っていた。
どうして、声が聞きたいこんな時に、電話に出てくれないのよ。
電話を切ると、今度は家の方に電話をしてみる。
だが、家の方の電話にも、誰も出ない。
ここまで来て、私はおかしいと思い始めていた。
携帯にこなたが出ないことは、よくあることだった。
でも、家の電話に誰も出ないってのは、一体どういうことだろう?
家族そろって出かけているとか、そういう考えは、今の私には全く思い浮かばなかった。
不安に駆られた私は部屋を飛び出すと、こなたの家に向かって走り出す。
つかさは死んで、みゆきは容疑者として逃亡中。
この上、こなたまでいなくなったら私は…
そんなことばかり考えてたから、私は、後をつけてくる2人の存在に、全く気付かなかった。

こなたの家に着くと、私はチャイムを鳴らす。
だが、泉家からは、誰も出てくる気配がない。
「こなた。私よ、かがみ。」
でも、誰も応答しない。
その時、背後から私に誰かが声をかけてきた。
「おはようございます。かがみ先輩。」
私に声をかけてきたのは、田村さんとパトリシアさんの2人だった。
「えっ…おはよう。2人とも、こんなところで会うなんて珍しいわね。」
私は、2人にそれだけ言うと、すぐにこなたの家の方を向く。
「ちょっと、こなた。私よ。」
「家の中には誰もいませんよ。」
パトリシアさんがニコッと笑いながらそう言う。
この2人は、こなたのいる場所を知っているのだろうか?
「私達、かがみ先輩を呼びに来たッスよ。泉先輩に頼まれて。」
なぜ、私がこなたの家の前にいることを知っていたのかなんて疑問は思いつかなかった。
「そうだったの?それで、こなたはどこにいるの?」
「こっちです。ついてきてください。」
ひよりはそう言うと、私に手招きをする。
私は、2人の後を黙ってついていく。

しばらくすると、ミニバンが見えてくる。
そして、その中には、こなたの姿が見えた。
「こなた。」
私は、ミニバンにかけよると、ドアを開けようとするが、ロックされているせいか、全然開かない。
よく見ると、車の中で、こなたは拘束されていた。
これは、一体どういうことなの?
そう思った瞬間、背後から誰かにハンカチを顔に当てられる。
「何…これ…」
そう思ったのも一瞬だった。
ハンカチには、何かの薬がしみこませてあるようで、私の意識はだんだん遠くなっていく。
そして、私の意識は、そこで途切れた。

248 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:32:16 ID:+xQOD3M/
「…大丈夫?」
誰かが、私に声をかけている。
「ウ、ウン…」
「かがみ…大丈夫?」
これは…こなたの声だ。
「かがみ!!!」
こなたの大声で、私は眼をさます。
気がつくと、私は見たこともない暗い部屋にいた。
ここは、どこかの廃屋だろうか?
そして、目の前に、かすかにこなたの姿が見えた。
「こなた…こなたなの?」
「そうだよ、かがみ…」
私はフラフラする頭を起こそうとするが、変な薬をかがされたせいか、体がうまく動かない。
「かがみ、まだ横になってないとダメだよ。」
起きようとする私を、こなたが止める。
しばらくすると、この部屋の暗さに慣れてきたのか、ようやく周りの様子が見え出してくる。
そして、近づいてきたこなたを見た瞬間、私は凍りつく。
さっきは暗くて、わからなかったが、こなたの制服は、血まみれだったのだ。
そして、こなたのすぐ後ろには、血まみれで横たわる田村さんとパトリシアさんの姿があった。
私のこなたを見る表情が、恐怖を帯びたものに変わる。
こなたも、それに気づいたのか、私から距離を置いたところで止まる。

「こなた…まさか…」
「そうだよ、かがみ。この2人だけじゃない。
ゆーちゃんもみなみちゃんも、つかさも、みゆきさんも、みーんな、私が殺したんだよ。」
私の頭の中は、真っ白になっていた。
「ど、どうして…」
その言葉を発するのが、今の私には精一杯だった。
こなたは、そんな私の脅える表情を見て、少し悲しい表情を浮かべていた。
「ゴメンね、かがみを怖がらせるつもりはなかったんだ。」
「どうして、こんなことを…」
「さあ、どうしてかな?今となっては、私にも全然わかんないよ。
今思えば、どうしてあんな悪夢に振り回されてたのかも、よくわかんない。」
「悪夢?」
「そう、毎晩、悪夢を見たんだ。
見るのは、いつも、みんなが私をいじめて、私を自殺に追い込んでいく夢。
その夢が、夢と言うには、どれもこれもあまりにもリアルすぎてね。
さすがに、参ったかな。」

私は、こなたの言ってることが、よくわからなかった。
夢の中で、皆にいじめられたからって、そんな理由で、皆を殺したっていうの?
「今、たかが夢だとかって、思わなかった。かがみ?」
「そ、そうよ。悪夢で皆に苛められたからって…何も、殺すことないじゃない。」
「かがみは、全然わかってないよ。あれはね、夢なんかじゃないんだよ。
多分、あれは私達とは別の世界で、実際に起こった出来事じゃないかって思うんだよ。
多くの世界で、私、みんなにいじめられてた。どうして私ばっかり…」
こなたの目から、涙がこぼれる。
「ねえ、こなた。その悪夢の中では、私もこなたをいじめてたの?」
私は、恐る恐るこなたに聞いてみる。

249 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:34:26 ID:+xQOD3M/
私自身、こなたをいじめるなんて、到底考えられなかった。
こなたは、何やら考え込んでいたけど、しばらくしてから、私に向かって答えた。
「うん、残念だけど、かがみにいじめられた世界もあったよ。」
私は、ショックだった。
夢の中とはいえ、私がこなたをいじめることなんて、ありえないと思ってたから…
「これがね、夢の中で終わってくれてたら、まだよかったんだ。
でもね、私が夢で見たことが、次々と現実に起こりはじめたんだよ。」
「嘘…」
「本当だよ、かがみ。
ねえ、かがみは、ゆーちゃんがお父さんといけない関係にあったこと、知ってた?」
私は、こなたの話を聞いても、それほど驚かなかった。
「あんまり、驚かないんだね。」
「実は、つかさから、同じような話、聞いたことあるから…」
「そっか。でもその前日に、私がゆーちゃんとお父さんの夢を見たってことまでは知らないでしょ。」
「えっ…」
「次の日の夜、私、お父さんの部屋に行ったんだ。
そんなことありえないって、自分に言い聞かせながらね。
でも、お父さんの部屋から、ゆーちゃんの声が漏れてくるのが聞こえて…」
「……」
「こっそり部屋の中を覗いたら、まさに見た夢の通りに2人は交わってたんだ。
この時、私、思ったんだ。ああ、やっぱり、あれは夢じゃなかったんだってね。」
「だ、だからって、つかさやみゆきまで殺すことなかったじゃない?」
「ねえ、かがみ。私の見た悪夢の中で、誰が一番、私のことをいじめていたと思う?」
私は、嫌な予感がした。まさか…
「そうだよ、つかさとみゆきさんなんだよ。」

私は信じられなかった。
だって、つかさも、みゆきも、あんなに仲のいい友達だったじゃない。
「そだよね。信じられないよね?私もそうだったからわかるよ。
だからね、試すことにしたんだ。みゆきさんに協力してもらってね。」
「みゆきに?」
「みゆきさんもね、実はみゆきさんのお母さんといけない関係にあったんだよ。」
「えっ、ウソ!!」
「本当だよ。証拠なら、ほら…」
こなたはそう言うと、何枚かの写真を私に見せた。
写真を見て、私は言葉を失った。
そこには、みゆきとみゆきのお母さんが全裸で絡み合っている姿が映っていた。
「この写真を見せたら、みゆきさん、素直に私の言うことを聞いてくれるようになったよ。
みんな、かがみのおかげだよ。」
「どうして、私のおかげなんだよ?」
私は、一瞬、こなたの言ってることが理解できなかった。
「私が見た夢で、かがみが、みゆきさんをその写真で脅迫している夢があったんだよ。
結局、みゆきさんは、かがみの言うことに逆らえずに、私を無視するようになったんだけどね。
私はかがみと同じ方法で、みゆきさんを脅かして、言うことを聞かせたんだ。」
私は言葉を失った。
その夢の私は、一体何を考えて、そんなことをしたのだろうか?
わからない…しかも、こなたにそんなヒドイことをするなんて、とても信じられない。
でも、その悪夢も、一部現実のものとなっている以上、完全に否定することはできなかった。

250 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:36:36 ID:+xQOD3M/
「みゆきさんには、2つお願いしたんだ。
私が使える人員を確保することと、かがみとつかさに、私をいじめるよう誘導すること。」
「何で、そんなことを?」
「簡単だよ。かがみ達が、悪夢の住人にすり替わっていないか確かめるためだよ。
夢の中で私がいじめられる理由の多くは、ほんの些細なことがきっかけだったりしたわけ。
だから、ちょっとしたきっかけを私自身が作ったんだよ。」
「まさか…あの時の、つかさへの暴言は…」
「そうだよ。あれが、私の作ったきっかけ。
で、私が去った後に、みゆきさんが2人にけしかけたってわけ。
つかさはすぐに本性を現したけど、かがみは最後まで抵抗してくれた。」
「ま、まさか、アンタ見てたの!?」
「まあね。でも、かがみが私のことをかばってくれて、私とっても嬉しかったよ。
かがみだけは、私の大好きないつものかがみだってわかったから…」
こなたは、私の方を見て、満面の笑みを浮かべる。
でも、私は内心かなりのショックを受けていた。
これって結局、私は、こなたに信用されてなかったってことじゃない。
そんなことを考えているうちに、いつの間にか涙がこぼれてきて…
「かがみ…ゴメン…」
「ひどいじゃない…私まで疑うなんて…」
「かがみには悪いことしたと思ったよ。
でもね、私の周りは、次々と悪夢の世界に飲み込まれてたから、誰も信用できなくなってたんだよ。」
「それ…どういうこと?」
「ゆーちゃんだよ。」
ゆたかちゃんの名前を呼んだ瞬間、それまで穏やかだったこなたの表情が変わった。
「知ってた? ゆーちゃんが、みなみちゃんのことをいじめていたの…」
私は、こなたの話を聞いて驚いていた。
ゆたかちゃんとみなみちゃんと言えば、大の仲良しの2人。
だから、私にはとても信じられなかった。
「でも、本当のことだよ。あれは、ほんの数日前のこと…」

「へえ〜、みなみちゃん、私のこと、好きなんだ。」
「ウ、ウン・・・」
「クーーーッ、いい百合っすね。ネタに使わせてもらおうかな。」
「ひよりん、完成したら、ワタシにもみせてクダサーイ。」
2人のそばで、ひよりんとパティがそんなことを言っていた。
ここまではいつもと変わらない4人だった。
けど…
「あははは…みなみちゃんの気持ち、とても嬉しいけど…
 みなみちゃん…気持ち悪いよ。」

「その後のみなみちゃんが、かわいそうで見てられなかったよ。
突然、豹変したゆーちゃんに殴られたり、煙草で根性焼きされたりして、
それでも、みなみちゃんは、我慢して耐えてたんだ。
でも、見てた私の方が我慢できなくなって、ゆーちゃんのことを思い切り殴ったんだ。」

私は、こなたの話に、それほど驚かなかった。
もちろん、ゆたかちゃんがみなみちゃんに、そんなひどいことを言ってたことには驚いたけど、
でも、ゆたかちゃんからは、前々から黒いオーラみたいなものを感じていたから…
ただ、こなたは、私があまり驚かないことに、少し驚いていた。
「ふうん、かがみはあんまり驚かないんだね。」
「まあね、前々から、ゆたかちゃんには、あまりいいイメージ持ってなかったから。」
「そうなんだ。さすが、かがみだね。」
こなたと話しているうちに、いつの間にか私から恐怖感はなくなっていた。
こうして話しているこなたは、いつもと同じ表情のこなただったから…
「でもね…その日、家帰ったら、私、お父さんに思い切り殴られたんだ。」
「えっ、あのおじさんが?」
私は、信じられなかった。
こなたのお父さんと言えば、こなたのことを溺愛していたはず…

251 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:40:36 ID:+xQOD3M/
「私がゆーちゃんを殴ったことを聞いたら、血相変えてね。
『こなた、俺は、お前が、謝るまでッ!!!殴るのをやめない!!!』とか言って、
お父さん、私が気を失うまで殴り続けたんだよ。」
その光景も、私にはとても想像できないものだった。

「その時にね、気づいたんだ。もうこの家には、私の居場所はないってね。
このまま何もしなければ、悪夢が全てを飲み込んでしまうような気がしたんだ。
だから、私は悪夢と戦うことにしたんだよ。」
「それで、ゆたかちゃんを…」
でも、あの時、こなたは私と話してたから、何もできなかったはず…
「私は、ゆーちゃんを殺すために、みなみちゃんを利用したんだよ。
ついでに、ひよりんとパティも利用してね。」
「どういうことなの?」
「みなみちゃんに、ゆーちゃんとお父さんのビデオを見せたんだよ。
これには、さすがのみなみちゃんも、相当ショックを受けてたみたいだった。
それで、その後、ひよりんとパティにこう言うようにお願いしたんだ。
このままゆーちゃんと一緒にいても、辛いだけだよ。
でも、2人で一緒に死ねば、ゆーちゃんは永遠にみなみちゃんだけのものになるってね。」
「こなた…それ、ひどい…」
「普段のみなみちゃんだったら、そんなことに耳を貸さなかったと思うよ。
でも、あの時のみなみちゃんは、よっぽどゆーちゃんにいじめられたことがショックだったんだろうね。
あと、ゆーちゃんが飼ってた犬が、突然死んじゃったらしくて、それも原因かもしれない。
あの日、私とゆーちゃんのすぐ後ろには、実はみなみちゃんがいたんだよ。
もっとも、ゆーちゃんにばれないように変装してたから、かがみも気づかなかったと思うけどね。
それに、あの時、ゆーちゃんの後ろに並んでいた人達は、皆みゆきさんが雇った人達だったんだよ。」
「そんな…じゃあ、あれは、全て、こなたが仕組んだことだったの?」
「私は、あれでよかったと思ってるんだよ。
みなみちゃん、もう暴走するゆーちゃんのこと、見てられなかったみたいだし。
2人とも、永遠の安息を手に入れることができて、よかったよ。」
「こなた…」

「それに、みなみちゃんが死んだおかげで、ひよりんとパティも仲間にできたしね。
2人がみなみちゃんに話した内容、ちゃんと録音してたからね。
こういうのって、自殺幇助って言うやつじゃないって言ったら、素直に言うことを聞いてくれるようになったよ。
みゆきさんは、自分の雇った人達が、こんなことに使われたことに、ショック受けてたよ。
まあ、みゆきさんも自業自得だけどね。
みゆきさんって、つかさと一緒に私をいじめてた時、結構楽しそうにしてたと思わない?」
「そ、そうだったかな?」
「ウン、みゆきさん、自分の立場を忘れて、つかさにホッチキス渡したことあったでしょ。
あれ見た時、みゆきさんも同罪だなって思ったんだよ。
まあ、みゆきさんは頭いいし、利用できるだけ利用しようと思ってたけどね。」
「こなた…」
「でも、あの時は傑作だったよ。
モザイク付きの画像を掲示板に流しただけで、慌ててつかさを止めてたしね。」
「……」
「2人の本性は十分にわかったし、つかさもみゆきさんも悪夢の人達なんだってわかった以上、何とかしないとって思ってた。
でも、その矢先につかさがかがみを突き落したって聞いて…」
「こなた…」
「あの時は、目の前が真っ暗になりそうだった。
私がさっさと悪夢を消し去らなかったために、かがみが怪我をしたんだって。
だから、一刻も早く悪夢を消し去ろうと思ってた矢先に、つかさから電話がかかってきて、明日屋上に来いって言って来たんだ。
向こうから誘ってきてくれたおかげで、誘い出す手間が省けて助かったけどね。
私は、みゆきさんとひよりんとパティに連絡して、翌日屋上に行ったんだ。」
「こなた、まさか…」

252 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:48:10 ID:+xQOD3M/
「つかさ、サバイバルナイフ持って、『死ねや、こなた』って言って、私に襲いかかって来たんだ。
でも、つかさは私が格闘技経験者だってことを、すっかりと忘れてたみたいだね。
つかさの手首ひねりあげて、つかさからナイフ取り上げた後、みゆきさんに殺すよう命じたんだよ。」
「どうして、そんなひどいことをしたのよ?」
「ひどいのは、私にサバイバル・ナイフで襲いかかってきたつかさの方だよ。
それに、私はともかく、かがみを階段から突き落としたことだけは、絶対に許せなかった。
そして、私を裏切ろうとしたみゆきさんも許せなかった。」
「みゆきが、裏切るって、どういうこと?」
「実は、私、かがみの病室に、盗聴器を仕掛けてたんだよ。
だから、みゆきさんやみさきち達のことも、全部、私知ってたんだ。
あの日、みゆきさんは、多分、かがみに全てを話そうと思ってたんだと思うよ。
まあ、かがみが拒絶してくれたおかげで、助かったんだけどね。」
「そ、そんな…わ、私の…せいで…」

「それにしても、最期の最期まで、つかさには笑わせてもらったよ。
だって、みゆきさんに首を絞められている間、ずっと『助けて、こなちゃん』って泣き続けてたからね。
化けの皮が剥がれてるのに、今さらかわいこぶって命乞いされてもね。
まあ、そこがつかさらしいところなんだけどね。
みゆきさんは、よくやってくれたよ。つかさを絞め殺して、その後、屋上から投げ捨ててくれたし。」
こなたの話を、私はもうまともに聞いていられなかった。
「こなた…もう止めて!!」
私は耳を塞いで、泣きながら叫んでいた。

「ごめん、かがみを怖がらせたくて、ここに連れてきたわけじゃないのに…
でもね、かがみには、私が今までやってきたこと全てを、知ってもらいたいんだよ。
だから、もう少しで終わるから、もう少しだけ我慢して話聞いてね。」
こなたは、私の頭を優しくなでると、私の方を見つめる。
その笑みは、とても優しいもので、とてもこんな残酷なことができる人の表情とは思えなかった。
「私の見た夢の中では、みゆきさんは、影のリーダーみたいなことが多かった。
今まで、人を追いつめることしか知らなかったみゆきさん。
そんなみゆきさんに、追いつめられるものの気持ちを味わってもらいたかったわけよ。」
「それで、3人で、みゆきを犯人に仕立て上げて…」
「本当は、それだけじゃないんだけどね…」
こなたは、そう言うと、少しだけ悲しそうな表情を浮かべた。
ああ、何となく、こなたの考えてることがわかったような気がした。
「こなた、あんた、もしかして、警察に止めてほしかったんじゃないのか?」

「まあ、実際につかさを殺したのは、みゆきさんだから、私自身は何もやってないんだけどね。
でも、私の考えも、かなり矛盾してるんだけどね。
あまり、みゆきさんを泳がしておくと、みゆきさんのことだから、自首しかねなないって思って、
偽装メールで呼び出して、ひよりんとパティに射殺させちゃったしね。」
「しゃ、射殺って…」
驚く私に、こなたは手製の銃を見せる。
「よくできてるでしょ。最近は、こういうのもネットで手に入れられるから、便利な世の中になったよね。
ひよりんとパティは、殺すつもりはなかったんだけど、2人とも精神的にかなり参ってたみたいで、
このままだと余計なことしゃべりそうだったから、死んでもらったんだよ。
やっぱり、私、考えが矛盾してるよね。」
こなたはそう言うと、近くに置いてあった箱を手に取った。

253 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:55:25 ID:+xQOD3M/
「これで話は終わり・・・ここからが本番だよ。」
こなたがそう言っても、私はあまりの話の内容に、茫然としていた。
一つわかったことは、皆を殺したのは、こなただってこと…
こなたのこと…信じてたのに…信じてたのに…
とその時、突然、私の目の前に箱が現れる。
それは、こなたが、私の前に差し出したものだった。
「プレゼントだよ。開けてみて、かがみ。」
私は、こなたから手渡された箱を開くと、箱の中をのぞく
中を見て、私は思わず息をのんだ。
箱の中には、こなたと同じ、手製の拳銃が入っていたからだ。

「弾は一発だけ入ってるよ。私の拳銃にも一発だけ。」
何となく、嫌な予感はしてたけど、あえて気づいていないふりをして、こなたに尋ねてみる。
「こ、こなた…これで、一体、何をしろっていうのよ?…」
「今の話聞いて、かがみ、私のこと殺したいと思ったんじゃないかなってさ。
私も、かがみに殺されるなら、本望だし…」
「こなた、やめてよ…」
「さあ、銃を構えて、かがみ。」
できない、そんなことできないよ。
こなたを撃つなんて…大好きな人を、この手で撃つなんて…
「ねえ、かがみ、お願い。銃を構えて…」
こなたは、もう一回、私に向かってそう言う。
「い、嫌よ。そんなことできるわけないでしょ。」
「かがみ…妹のつかさを殺したのは、私なんだよ。
私のこと、憎くないの?つかさの仇を取ろうと思わないの?」
こなたは、執拗に私に銃を持つよう迫ってくる。
でも、いやだ。あの銃を手に取ったら、もう後には引き返せなくなる。
そんな予感がして、私は耳を塞ぎ、こなたの声を必死で遮った。

しばらくすると、こなたの声が突然止む。
「こなた?」
でも、こなたの方を見た瞬間、私の頭の中は、真っ白になった。
こなたは、私に向けて、銃を構えていたからだ。
「かがみ…銃を持って…」
静かに、こなたがつぶやく。
私は、怖くなって、思わずこなたの言う通りに、拳銃を手に取ってしまう。
「そう、それを私に向けて構えて…」
私は、震える体で、こなたの言う通りに、拳銃をこなたの方に定める。
私が構えるのを見ると、ようやくこなたはいつもの笑みを私に見せる。
「ありがと、かがみ。やっぱり、かがみは私の嫁だね。
じゃあ、今から、コインを投げるから、コインが地面につくのと同時に、引き金を引くんだよ。」
「ちょっと、待って、こな…」
私が言い終わる前に、こなたは空に向かって、大きくコインを投げる。
高く舞い上がるコインの下で、私とこなたは、互いに銃口を向けていた。
だが、やがて、コインは重力で引きつけられ、ゆっくりと地面へと落下した。

「「バーーン!!!!」」

暗い山の中に、2発の銃声が鳴り響いた。

254 :HAPPY END:2008/06/18(水) 07:59:44 ID:+xQOD3M/
私は、生まれて初めて、銃を撃った。
ただし、こなたのいる方向とは全く違う方向に、銃を撃った。
こなたは、もっとひどかった。
私と正反対の方向に撃っていたのだから…
そうか、こなたは、私に撃たれて死ぬつもりだったんだ。
「かがみ…どうして?」
こなたが驚いた顔でこっちを見てる。
バカ、私がこなたを撃てるわけないじゃない。
私は何か言おうとしたけど、言葉が出てこなかった。
だから、代わりに、こなたを引き寄せて、ギュッと抱きしめた。
「かがみ…もしかして、泣いてるの?」
私は、こなたを抱きしめたまま、声を張り上げて泣いていた。
どれくらい泣いてただろう?
気がつくと、こなたが私の髪をなでていた。
「落ち着いた、かがみ?」
この優しい声は、いつものこなたの声だ。
「こなた…」
「私、つかさを殺した時に、気づいちゃったんだ。一番の悪夢は、この私なんだってことに…
だから、かがみのことを思うなら、悪夢である私は、消えるべきなんだってね。
でも、死ぬならせめて、大好きなかがみの手で死にたいなって思ったんだ。」
こなたは、そういうと、私から体を離す。
「こなた?」
「かがみ、今までありがと。私、自首するね。」
こなたはそう言うと、目にいっぱい涙をためて、私の方を見つめる。
こなたはそう言うと、玄関の方に向かって、歩き出す。

「ダメ、こなた。」
気がつくと、私はこなたの前に立ちはだかって、道を塞いでいた。
「かがみ…」
「こなた…一緒に逃げよう。誰もいない、私とこなたの2人しかいない場所へ…」
「かがみ…でも、そんなことしたら、かがみまで…」
「いいのよ。さっきの銃で、泉こなたも柊かがみも死んだ。だから、行こう。」
私はそう言うと、こなたに手を差し出す。
「本当に…いいの?…かがみの一生が台無しだよ?…」
「だから、私はもう死んだんだって言ったでしょ。
それに、もしこなたの夢が本当なら、私は他の世界で、ちゃんと進学して、立派な大人になってるわよ。
だから、一つぐらい、こんな世界があってもいいじゃない。」
それが、どんなに身勝手なことかはわかってる。
でも、私はもう決めたのよ。
こなたと一緒に行くってね。
「かがみ…ありがとう…」
こなたはそう言うと、私の手をギュッと握りしめてくれた。
「かがみ…こんなこと言うの不謹慎かもしれないけど、もしかしたら、これって私にとって、最高のHAPPY ENDかもしれない。」
「勝手にENDにするんじゃない。
だって、私とこなたは、これからもずっと一緒にいるんだから…」
「そだね。」
こなたは、そう言うと、少し悲しそうな笑みを浮かべていた。
この時、私は、こなたが懐に弾が2発装填された拳銃を隠し持っていることに、全く気づいていなかった。

私とこなたは、手をつないだまま、小屋の外を出ると、外はすっかり真っ暗になっていた。
前には真っ暗な道が広がっていた。
どこにつながっているのか全くわからない、真っ暗な道。
でも、大丈夫。
私がこなたの方を見ると、こなたも私の方を見ていた。
だって、私のそばには、こなたがずっといてくれるんだから…
私がこなたの手を強く握ると、こなたも強く握り返してくる。
「かがみ、行こう。」
「うん、こなた。」
私達は、しっかりと手をつなぐと、目の前の真っ暗な闇の中へと一緒に歩いて行った。

255 :HAPPY END:2008/06/18(水) 08:03:15 ID:+xQOD3M/
翌日、こなた、かがみ、ひより、パティの4人が行方不明になり、学校は大騒ぎとなる。
その後、ひよりとパティの遺体が山奥で発見されるが、こなたとかがみは見つからず、
何らかの事件に巻き込まれたものと推定されるも、結局2人が見つかることはなかった。
「やれやれ、この事件も迷宮入りですか…」
刑事は、捜査資料を眺めながら、煙草に火をつける。
「高良みゆきの事件の目撃者のうち2人が、何者かに殺され、死体で発見。
一人は拳銃で頭を撃ち抜かれて即死、もう一人は拷問されたあげくの出血多量によるショック死。
そして、最後の目撃者であった泉こなたさんは、仲の良かった柊かがみさんとともに未だ行方不明。
この2人が、死んだ田村ひよりとパトリシア=マーティンにさらわれるところを、
目撃していた人がおり、2人は何らかの事件に巻き込まれたものと考えられる…か。
何だか、話がうまくできすぎていますね。んっふっふっふ。」
警察は、逃亡中の高良みゆきとの関連も考えたが、そのみゆきも結局見つかることはなかった。
「高良みゆきは、恐らくもう生きてはいないでしょうね。
でも、泉こなたと柊かがみ…この2人は生きているのやら、死んでいるのやら、見当もつきませんねえ。
私の勘も衰えたものですねえ。んっふっふっふ。」
刑事は、捜査資料を机に置くと、煙草を吸いに席に立ちあがる。
結局、その後の捜索でも、2人が見つかることはなかった。
その後、こなたとゆたかを失ったそうじろうは、ショックのあまり自殺する。
こなたとかがみがどこに消えたのか、それは永遠の謎のまま、やがて事件は幕を閉じた。

HAPPY END?

256 :HAPPY END:2008/06/18(水) 08:08:13 ID:+xQOD3M/
以上で、私の話は終わりです。
長々と書いて、すいませんでした。
最後まで読んでくれた方には、感謝です。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 08:54:38 ID:Agy3s8Dm
すっげーなおいw
マジで引き込まれるわ。次回作も期待してるぜぜぜ

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 09:45:00 ID:dGngQozf
gj!
これが始めての投下とか・・・
凄いなぁ〜

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 13:35:38 ID:37XcANKW
何気に大石がいる

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 14:21:52 ID:61pXsalj
この結末は繰り返された自殺世界内で起きたバグみたいなもんなのかね?
自分はこの展開もいいと思うよ

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 14:46:58 ID:gEb+fzcf
自分はパラレルワールドのこなちゃんが、この作品のこなちゃんの夢に出てきたって思ったわ。
まぁ真相は作者のみぞ知る、ってところか。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 15:13:30 ID:koAq9KWr
こな☆フェチ世界の夢を見ていれば、こなたももうちょっと思いとどまっ(ドカバキグシャ

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 18:09:00 ID:6jX0dMVh

こなたの懐に隠された拳銃の
伏線が回収されてませんよ。
暗闇に消える二人は失楽園の
ラスト思い出したよ。

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 19:28:49 ID:HtKVL/rT
>>263
あえてその伏線はそのままで消息不明になる謎ラストにして
読者の想像に任せたんじゃないかと予想。


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 20:45:45 ID:EssriUDN
END?

を見てSFC版ドンキーコング思い出した

266 :バカ:2008/06/18(水) 21:05:54 ID:kfZTwggC
ふざけるな 死ね 何でこんなとこに繋がるんだよ。

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 21:17:55 ID:nInjQFcw
そりゃバカだからだろ
自分で書いてるじゃん、名前欄に

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 21:21:50 ID:EssriUDN
久しぶりに本気で吹いたわw

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 22:43:26 ID:4nwRaGup
ttp://a.pic.to/py6f1
筋肉つかさを描きたかった、反省はしていない
携帯画像なので、画像編集ソフトか何かで
左回転させてから見て下さい

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 22:50:28 ID:e9fz3FW6
>>269
ひでぇw左の三人の普通っぷりが逆にww
ただ、マッチョ三人はもっと筋肉質な方が……

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 22:52:46 ID:EssriUDN
>>269
ひぇぇ
何ておぞましい

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 22:58:10 ID:zxuTPD3a
>>269
かがみがオッサンにしか見えない……一応「マッチョな女子高生」だぞ?

それにしても、筋肉の話は誰にも悪気が無いのが良いよな
悪役は居ないのに、こなたが追い詰められて自殺するっていう

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 23:06:36 ID:jzct0nRM
>>265
IDがいすりウドン

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 23:14:58 ID:3jOo8ypg
広島?

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 23:33:20 ID:4nwRaGup
>>274
自分は今回が初投下ですが…

反応があったのが嬉しかった
今後も精進します

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 23:39:59 ID:ZnNIEGz1
後ろの眼鏡のおっさん誰だよって思っていたら
みゆきさんが角刈りだった事を思い出したw


277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 00:18:50 ID:RX28GJUj
シャナ+ちびまる子=こなた

見た目はシャナ 性格はちびまる子 どう考えても

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 01:01:49 ID:jtb0PixO
つかさのアルバイトの人 どうしたのかなぁ

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 01:11:53 ID:NqCn5prV
あれ面白いんだが、こなたの自殺とは関係ないところが難点
いや、普通に面白いんだけどね

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 01:30:03 ID:jtb0PixO
今はビッチ作品もオッケーですよ!

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 07:43:55 ID:pbzjKLP/
>>279
つかビッチスレの避難所も兼ねてるスレだから仕方あるまい

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 12:37:17 ID:B6r6nQCf
みさお「ヴぁ〜〜〜ちょ〜〜〜ダルビッシュなんですけどぉぉ。
帰ったら速攻寝てやる!!」
彼女は日下部みさお。高校2年生。
みさお「くそ〜〜〜!!絶対に柊が悪いんだからな!!」
4時間前・・・
かがみ「だから私はやってないんだってば!!」
みさお「いいや、お前しかここにいなかったんだぞ。」
かがみ「私はアンタのシャーペンなんて取ってないんだから」
みさお「あ〜〜ん?ふざけるなよ!!柊のくせにぃ!!
その証拠にお前の筆箱のなかから、こんなもんがでてきたぜ」
かがみ「え・・・」
みさお「見損なったぜぇ。柊なんて・・・・」
かがみ「・・・・・・」

みさお「ヴぁ〜〜〜〜〜。やっぱしあれは柊じゃなかったのかなぁ?」
みさおは自分のやったことに苛立ち、ボ〜〜〜ッとしながら
帰っていた。


283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 12:44:03 ID:B6r6nQCf
そのとき!!
???「お嬢ちゃん。ちょっと付き合ってくれる?」
みさお「あ?今そんなとこじゃ・・・」
みさおは振り向いた。黒づくめの男達が7人くらいでてきて、
みさおの周りに集まった。
みさお「なにすんだよ!!離せよ!!」
???「捕まえた♪ちょっと眠っててよ。」
みさお「な・・・なにするんだよ。はな・・・・・・」




みさお「う・・・う〜〜〜ん。・・・ハッ!!」
みさおは目を覚ました。その周りには今まで見たことのない道具が
何個もあった。
みさお「くそ・・・どっか出れるとこ出れるとこ・・・ない。」
???「ようやく目を覚ましたかい?みさおちゃん。」
みさお「誰だよ!!」
???「キミには名乗らない。プライバシーの侵害だからね。」
みさお「?」
???「どうせバカなキミにはわかんないだろう。
さらに、ここがどこかもね。」

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 12:52:55 ID:B6r6nQCf
>>283
???「さて、キミにはわからない。これから何をされるかなんて。」
みさお(あ!!小説で見たことある!!たしかあの主人公は
ここから、やられちゃうんだっけ・・・私はあんなことには
ならないぞ!!)
みさおが顔を上げている。
ガスッ!!
みさお「うっ・・・いってぇなぁ!!」
???「キミにはいろんな借りがあってね。まだまだ
こんなんじゃ終わらないよ。」
8人の男が殴りかかる。
みさお「いって!!やめろ!!あ・・・」
???「キミが泣くまで俺は殴るのをやめない!!」
ドカ!!バキ!!
みさお「うぁぁぁ!!」
???「へへへ、今のは痛かっただろ?」
みさお「くそ・・・うぉぉぉ!!」
バキィ!!
???「いって・・・クソガキがぁぁぁ!!おい!!あれやっぞ!!」


285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 13:02:13 ID:B6r6nQCf
>>284
リーダーみたいな男がそういうと、周りの男達が
みさお羽おい締めにする。
みさお「くそ!!はなれねぇ!!こんにゃろ!!」
???「やってくれるね?今度はずっと俺たちのターン!!」
バキッ!!グシャ!!
みさお「あう・・・」




みさお「う・・・うっぁぁぁぁ。いてぇよ。
なんでこんなことになるんだよ。」
???「よ。俺たちのダウンで倒れた奴♪
まだ、アップとゲームが残ってるぜ。そのあとも延長あるんだぜ。」
みさお「な・・・」
???「お前学校で言ってたよな?
私にケンカで勝てる奴はいねぇよぉ。ってなぁ。アハハハハハハ。」
みさお「ぐ・・・」
???「まあいいや。お前兄ちゃんとヤってる?」
みさお「・・・やってねぇよ。」
???「だよね。所詮キミの性格じゃ、
だれも近寄らないよね。イイ男は。」
みさお「あんだと・・・うっ・・・」
???「お前の初体験はもうすぐだよ。
逃げる道はないんだ。・・・アキラメロヨ。」
みさお「・・・そんなこと・・・されて・・たまる・・か・・・・」
???「いい度胸じゃないか。
もっとボコボコにしてからの楽しみにしようか。」

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 15:23:29 ID:TvBgj7b5
みさお「させるか!」
みさおの放った昇竜拳で、男達は全滅した



         完




287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 17:36:20 ID:ErUWGdbT
新しい絵師はもうこないよな・・・

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 17:38:54 ID:+jNip+HM
あなたがなればいいじゃない

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 17:50:33 ID:zcoo/raE
こなたが昭和55年にタイムスリップしたら、アニメはあっても自殺しそうだな。
ネトゲーは勿論、インターネットはないし、角川はコミック雑誌だしていないし、
テレビゲームはないし、コミケもこの時代には存在しないわけで。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 17:54:44 ID:H38kQvJE
>>289
俺は何となく昭和20年代のこなた達を書きたいなと思う

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:11:56 ID:wNJcWpCy
>>289
>コミケもこの時代には存在しないわけで
埠頭でやってた時代も含め、コミケっていつ頃からあったの?
今年で45になる俺のカーチャンが若い頃「新人類」で、
ガンダムのコスプレしてコミケに行ったって聞いたんだが

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:13:12 ID:NQ8JYqpo
>>287
>>269は新しい絵師じゃないのか?

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:33:32 ID:V/TRmnrN
昭和55年にコミケはあるぞ…

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:37:39 ID:Zj8+T2oI
昭和55年当時にはコミケあったはず。

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:39:43 ID:Zj8+T2oI
わぁ、リロードしてなかった。
てか昭和55年ってゆーたら、エヴァ世代辺りか?
補完がどーとか言い出すこなちゃんキモス

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 18:42:35 ID:H38kQvJE
第1回のコミケは1975年

297 :アルバイト:2008/06/19(木) 18:51:29 ID:ahpMchBP
『HAPPY END』も『Lucky☆Store』も完結したみたいなんで、
『つかさのアルバイトIV』、今夜当たりから投下させてもらえれば。

>>278
生きてますぜ。投下が遅れて申し訳ない。

>>279
本スレが復活するまでご容赦を。

>>280
ありがとー。

>>281
ビッチのSS書く人少ないからなぁ。
絵師さんも、実質やけくそ氏くらいしかいないし・・・。

>>290
昭和20年代の、らき☆すた
こなた→栄養失調で餓死寸前
かがみ→満員電車に揉まれ闇市へ買い物へ
つかさ→米兵相手に股開いて荒稼ぎ
みゆき→高良家がGHQと取引して大儲け

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:04:47 ID:Zj8+T2oI
おう!生きてたか!
ビッチ絵師は一応顔芸も居るんだが、何処に行ったのやら。
てか顔芸ってビッチ保管庫の人だよな?
彼が居ないとビッチスレハジマラネ

まぁ続編楽しみにしている。

299 :デフォ北:2008/06/19(木) 19:05:17 ID:H38kQvJE
>>297
完結してないですよー
でも、今夜は投下不可能っぽいのでどうぞ載せてください

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:07:27 ID:NqCn5prV
>>290
こなた=特高警察に捕らえられる
みゆき=散散こなたをいじめた挙句空襲で死亡

こんな感じじゃないかな

301 :アルバイト:2008/06/19(木) 19:09:36 ID:ahpMchBP
>>298
顔芸無しのビッチスレに明日はあるのでしょうか。

>>299
あちゃ、申し訳ない。
例によってアルバイト、投下には5日程度要するかと。。。
マズかったら待つんで、遠慮なく言ってください。

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:13:48 ID:Zj8+T2oI
てーか投下時間被らなきゃ、同日にSS落としてもいいんじゃね?
>>300
終戦が昭和20年な。20年代には空襲も特攻警察もねーな。
まぁ20年8月15日までには空襲も特高警察もあったけど。

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:15:45 ID:NqCn5prV
戦後の話か、てっきり戦時中の話を書くのかと

304 :アルバイト:2008/06/19(木) 19:19:53 ID:ahpMchBP
>>302
まぁそれもそうなんだけど、
シリアスな自殺SSの中にビッチが紛れると目障りかなぁと
最近気になりだして。

・・・そろそろ名無しに戻ります

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:30:43 ID:ZdVpbGHk
北大阪の新連載まだかよ!

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:43:15 ID:H38kQvJE
>>302
言い方がまずかったかな
戦時中の話で解釈してくれ

昭和20年代というのは語弊だった
1941年から1945年の間の話に訂正

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:52:01 ID:63Jt82EQ
パティがマッカーサーの娘ですね、分かります。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 19:54:18 ID:NqCn5prV
>>306
いえいえ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org6002.jpg

あとこれは「アルバイト」のつかさがあまりにムカつくので描いてしまいました
いや、いい意味でのことですが・・・

このスレのかがみならいつかやってしまいそうな気がします

309 :教えて:2008/06/19(木) 20:39:33 ID:CWBsXNRY
何でたまに名古屋はエ〜エ〜で〜に繋がるのかな?

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 21:12:53 ID:P9Yw1Poz
>>309
短パンマンはエラーメッセージの一種だよ

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 21:43:39 ID:NqCn5prV
ん?どうしたの?

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 23:55:09 ID:11O4kHnQ
短パンマンって何だ…?

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 00:51:05 ID:UwzyP/ZU
今日は中々面白い感じにスレが流れたな。うん、いい傾向だ。

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:03:24 ID:nwF6IVCj
『つかさのアルバイトIV-1』



「りゅうじくん、ね、エッチしよ!」

「つかさ、またかよ?今日何回目だ?」

「いいから早く早くっ!」

「しょうがねえなぁ・・・」


あの頃の私は、若かった。
りゅうじくん への愛に溺れて、
りゅうじくん との せっくす に溺れていた。



◆◆◆◆◆



私は高校を卒業後、名前だけの短大に入った。
友達4人の中で私だけ『専門学校』に行くのが何だかイヤで、
お姉ちゃん や ゆきちゃん の反対を押し切ってその短大に進んだんだけど、
私は、自分の選択をすぐに後悔した。
周りは柄の悪い人ばっかりで、私はとけ込めそうになかった。

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:03:51 ID:nwF6IVCj
「あ、あの・・・柊つかさって言います」

「はぁ?なんて?」

「ひ、ひいらぎです。ひいらぎ、つかさ、です。実習頑張ろうね」

「分かりにくい名前だなぁ、あんた。
 てか実習なんて適当にサボっときゃいいんだよ!」

「で、でも、料理のことしっかり勉強したいし・・・」

「ばっかじゃねえの?真面目ぶっちゃってさ。
 料理の勉強とかしたかったら専門学校とかでも行っとけばいいじゃん!
 つーかさー、その頭のリボンなんなの?あんた、ぶりっ子?」

「・・・」



◆◆◆◆◆



「こなちゃん、ゆきちゃん、おねえちゃん・・・」

私は帰りのバス停のベンチで、1人でべそをかいていた。
不安で、心細くて、仕方がなかった。

「なぁ、おねえちゃん、なんで泣いてるの?」

「え?」

「ほら、涙ふけよ、可愛い顔が台無しだぜ」

「あ、ありがとうございます」

「礼はいいよ、名前なんてんだ?」

「・・・柊つかさです」

「つかさか、いい名前だな。俺は りゅうじ。よろしく」


それが、りゅうじくん との出会いだった。
程なく私と りゅうじくん は付き合うことになる。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:05:58 ID:nwF6IVCj
りゅうじくん は筋金入りの不良だった。
はっきりとは知らなかったけど地元の暴力団とも繋がりがあるとかで、
りゅうじくん のことが怖いのか、
柄の悪い同級生から、私は周りから一目置かれる様になった。

でも、りゅうじくん は私にとって凄くかっこいい人だった。
そして、いつも優しかった。



◆◆◆◆◆



「はぁ・・・はぁ・・・よかったよ、りゅうじくん」

「あ、ああ」

「ねぇ、りゅうじくん、今日なんか変だよ?」

「つ、つかさ、頼みがあるっ!」

その日、私を抱き終えた りゅうじくん は、いきなり私に跪いた。

「ど、どうしたの?りゅうじくん?」

「つかさ、金がいるんだ。200万円」

「え・・・200万円なんて大金・・・どうして・・・」

「すまん、用意できないと、俺やばいんだ。
 つかさ、なんとかしてくれ、頼む」

「・・・分かった。なんとかするよ。
 私 りゅうじくん の為なら何でもするよ!」




あの頃の私は、若かった。
りゅうじくん への愛に溺れて、
りゅうじくん との せっくす に溺れていた。
そして、あの頃の私は、馬鹿だった。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:09:27 ID:nwF6IVCj
えー、遅くなりました。申し訳ありません。
今回は7話構成になってます。しばしのお付き合いを。



尚、一連の作品では現実的な設定にこだわってきたんですが、
つかさ が通っていた短大だけは架空の設定です。
あと、りゅうじくん の名前を使ってよいものかどうか悩んだんですが、
つかさ の彼氏としてポピュラーな存在なので、使わせてもらいました。
りゅうじくんファンの皆さんと、りゅうじくん、ごめんなさい。

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:18:03 ID:4eRguvio
これは期待・・・!

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 02:51:30 ID:zNri/rUZ
りゅうじの熱烈なファンとしては…おもしろい。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 06:47:29 ID:jH5VycK1
>>308
こえー

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 09:49:41 ID:nwF6IVCj
>>318
ありがとう。

>>319
今後どうなっても勘弁してね。

>>308
レス忘れてた。ありがとうございます。
今回は流石にここまでバッド・エンドにする予定では無いけどね。
てか返り血浴びた かがみ が不気味です。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 10:10:46 ID:otobR6wc
今回過去編って位置づけか?
つかぴょんがかがみを恨む過程が描写されるのかな?
いずれにせよ、期待にこか…もとい胸を膨らませて待つとしよう。

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 12:47:00 ID:TMQApzNJ
>>317
上手いよなぁ・・・


こなた注意
http://uproda.2ch-library.com/src/lib033097.png 

こういう絵が一番好きということに最近気付いた^^

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 12:49:03 ID:TMQApzNJ
骨折れてるけど気にしないで/(^o^)\

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 13:31:12 ID:TXujaAby
HAPPY END先生の次回作に御期待…してもいいのかな?

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 16:45:00 ID:bvqxzy5O
期待しようぜ。
後、中尉と神奈川御大とSF先生の続きにも期待してみよう。
フリーザ教授とラノベ君に関しては、最近吹っ切れてきたわ。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 16:59:04 ID:lXe1le5x
俺のことを忘れ去られていて
どういう反応をすればいいか分からないw

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 17:23:56 ID:TMQApzNJ
自重しない
http://uproda.2ch-library.com/src/lib033132.png


>>327
誰?

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 17:25:19 ID:JP5MKYV+
グロ注意

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 17:28:56 ID:TMQApzNJ
>>329
ごめん言うの忘れてた

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 17:39:33 ID:1jfoyEc8
>>327
何度も数え直してるが、これで全員だろ…?

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 18:11:12 ID:Rw+H50oq
はじめまして。あの、僕つい最近このスレを見つけて
SSを投稿してみたいなと思ってる(構想すら練れていませんので完成するかどうかは分かりません)のですが、
SSを投稿する際のマナーとか分かりません。
なにしろ、掲示板に書き込みするということ自体これがはじめてなので
なにがなんだか分からない状態です。
よろしくお願いします。

333 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:13:51 ID:lXe1le5x
>>332 よろしく

>>240の続き
「やめてくれよ…何でそんなこと言うんだよ」
「だって…私が生きてても……周りで不幸ばかり起るんだもん…」
「自殺なんかしたら…かなたに顔向け出来ないじゃないか」

こなたが生まれた時から、不幸は始まっていたのかもしれない
高校時代に過ごしたあの日々は、先に起こる不幸に覚悟する準備期間であり
もはやこなたには先々不幸しかないのだ

「私は…厄病神…だよ」
「こなた!馬鹿なこと言うんじゃない!」
「お父さんも…辛いでしょ?」
「…」
「私ね…長年不幸を経験してきて…不幸から脱出出来る…唯一の方法を掴んだんだ」
「だが、周りの人間がどれだけ…」
「私たちが死んで…悲しむ人は…今生きてる?」
「…こなた。確かに今は本当に辛いかもしれない
だがな、きっといつかほとぼりも冷める」

こなたは、その期間内にそうじろうも死んでしまうのではないかと不安を覚えた
そうなってしまえば、もうこなたの周りに誰も居なくなってしまう
孤独という最悪の不幸を背負って生きていかなければならないのだ

「お父さん…殺して」
「え…?」
「私を殺して」
「何を…」
「早く殺してええええっ!!!」

こなたは声にならない叫びを上げて表情を強張らせた
手足を千切れそうになるまで振り続ける

既に精神的にも限界に来ていたのだ

そうじろうは即座にナースコールボタンを押し
おかしくなってしまったこなたを抑え続けた

こなたはそのまま意識を失った

どれくらい経ったのだろう
こなたは精神病院に移送され、遺憾の念の挟間に居た
手足には枷が施され、こなたの自由を奪う

そうじろうは付きっきりで話しかけてくれた
こなたがいつ狂乱しても対処出来るように
自分の寂しさを紛らすために
おかげでそうじろうは随分痩せ細ってしまった

「私ね…時々こう考えるんだ」
「何だい?」
「人間は誰でも不幸を背負っているって」
「どうしてだい?」
「人間はいつ死ぬか判らないでしょ?
それは如何なる形であっても自分の幸せでもないし
周りの人々の幸せにもならない
生きている間の幸福は、死ぬ不幸を増大させる助長的な存在なのかな…って思うんだ」
「ふうん…こなたはそう考えるのか」

334 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:14:20 ID:lXe1le5x
そうじろうは、真っ白な病室のカーテンから振り落ちる雪を見て言う

「てことは、お前はこの世に産まれなければよかったって思ってるんだな?」

こなたは静かに頷く

「俺はお前が産まれて本当に嬉しかった。お前が産まれてくれて
奇跡だって言われた程だぞ?
それだけお前が産まれる確率は低かったんだ
かなたの病気も進行していたしな
あいつは本当に頑張ってくれたよ
だから…そんなことは思わないでくれ
生きてることだけでも幸せだと思ってくれ
俺は駄目親父だ。自分の娘の心の傷さえも癒してあげられない」

こなたは言う

「お父さんは悪くないよ…
でも…一日一日を迎えることは私にとっての一番の不幸だよ
お父さんもうんざりしてるでしょ?
私の過ちのせいでお父さんやかがみん達にまで影響を与えちゃって…
このままだとお父さんも…
私の事を本当に思ってるんなら、いっそ私を殺してよ」
「こなた。いい加減にしなさい」
「だって…私にはもう幸福は来ないんだよ…」


こなたは自殺したくても出来ないもどかしさに、永遠の不幸を感じていた
とうとう、そうじろうがいくら話しかけてもこなたは何も答えなくなってしまった

ある日、こなたの元に医師から悲報が入った
寒い冬、街は銀色の世界に染まっていた
受験シーズン真っ盛りである
こなたは未だに病室のベッドで横になっていた
一時期は手枷足枷で自由を束縛されたこなたも、もうずっと放心状態が続く

「泉さん…落ち着いて聞いて下さいね
そうじろうさんが…今日亡くなられました」
「…そう」
「死因は、慢性アルコール中毒による肝硬変だそうです
恐らく孤独感を紛らすために飲みまくったんでしょうね…」
「…やっぱりね……そうなると思ったんだよ…だから…だから…」

こなたはとうとう独りになった
孤独という不幸が新たな重荷になってこなたに圧し掛かる
こなたにとって、現実世界は地獄だった

先生が去った後、こなたは声を上げて泣いた
薄々はあれで不幸は終わると信じていたこなたの願いは儚く散った

何で私だけが生きてるんだろう
生きなければならない人間がどうして死んでいくんだろう
死にたい人間がどうして生きなければならないんだろう

こなたは漠然と考えていた

335 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:14:51 ID:lXe1le5x
それでも、いつも結論にはどうしてもたどり着くことが出来ない


その夜、こなたは病室のカーテンの合間から見える星空を眺めていた

「奇麗だな…」

思わず声を漏らす
あの中に、お父さんやかがみん達が居るのだろうか

―こなた

無音の病室に私の名前が木霊する
こなたは声の主を探す

―こなちゃん

再び木霊する声
こなたをこなちゃんと呼ぶ人間は一人しかいない

―泉さん

こなたは確信した

「みんな…来てくれたんだね」
―こなた…あんたはよく頑張った。もう終わったのよ
「…え?」
―もう、無理しなくてもいいんだよ!
―泉さんは一生分の不幸をやっと使い果たしました
「そうか…長かったな」

こなたは久しぶりに顔を綻ばせた
やっと全てが終わったのだ

3体の幽霊は足のみが透けていて
あとはいつもと変わらない容姿だった

―こなた
実は、あんたのお母さんもLucky☆Storeに入ったことがあるの知ってる?

「…知ってる訳ないじゃん、命日は産まれてすぐなのに…
ていうか、何でLucky☆Storeの事を?」

―聞いたのよ。あんたのお母さんから
「じゃあ、肝心のお母さんは?」
―天国でずっと眠ってる

こなたの眼から何故か涙が出てくる
どうしてだろう
あんなに別離を望んだ現実世界
18年間という短い時間だったけど、もうこの世界ともおさらばだ

「かがみん。私がこの世から居なくなる前に、一つだけ教えて欲しい事があるんだ」

―何?

「何で私はこんなに不幸だったの?」

―そうね
あんたは凡人から逸脱する量の不幸を短い期間に沢山経験してきた

336 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:15:47 ID:lXe1le5x
そしてあんたは延々死を求め続けてたけど
あんたのお母さんとお父さんは本当に頑張ってたんだからね

かがみはこう続ける

かなたは生れつき身体が弱く
スポーツも休みがちでお淑やかなゆたかのようなタイプだった
それかつ幼染みた体躯もあって、周りの男子から寄ってたかって
何度も強引に誘われたりもしていた

そんな中、かなたの事を唯一不器用にも守り通したのは
そうじろうだった
かなたは自分を守ってくれるそうじろうに惚れていった
そうじろうも、かなたの美貌に惚れていた

ある日、そうじろうはかなたに告白をする
かなたは不器用な口説き文句に含み笑いを浮かべながら承諾し
二人の道は結びあった

二人の距離はどんどん近付き、そうじろうはついにかなたにプロポーズをした

しかし、それをお互いの両親が許さなかった
かなたは病弱、そうじろうはデビュー前の小説家
お互いの生活に余裕が出来る状態ではなかったからだ

それでも、そうじろうはかなたを連れて埼玉の田舎へ逃げる

一銭の猶予も無い中
かなたとそうじろうは二人でアパートに住んだ
そうじろうは夢見ていた小説を書き続け
かなたはそれを精一杯応援した

とうとう両親も折れ、二人はめでたく結婚した

そして、かなたが妊娠したある日
かなたの持病が悪化したのだ
お腹の子供が産まれる可能性は低いと医師は言う

かなたは嘆き悲しみ、自分の病弱を悔やんで
泣き崩れる
もはや、人通りを歩くことができなくなり
かなたは茫然と幸手の繁華街の路地裏を歩いていた

そして、Lucky☆Storeを見つける

その頃、Lucky☆Storeは不幸を売っていた
かなたは藁をも縋る思いで自分の不幸を買い、お腹の子供に自分の一生分の幸福を全て与えた
子供は無事産まれたが、かなたはその後しばらくして力尽きた

こなたは、かなたの少ないながらも懸命な幸福で無事産まれることができたが
こなたにはその分多くの不幸と戦い、かなたの少ない幸運で生きていかねばならなかった

「…お母さんが…私のために自分の幸福を使い果たしたってこと?」


337 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:16:30 ID:lXe1le5x
―うん
こなた、あんたには選択肢が二つある
Lucky☆Storeを利用して幸福と不幸を使い果たした人間は
人々の不幸を自らに収拾して、所謂厄病神となって凄惨な人生を生き残るか
それとも、天国で永遠に眠り続けるか
どっちにしろ、あんたにはLucky☆Storeを利用してしまった最大の罪がある
だから、天国で私たちと一緒に暮らすことが出来ないわ
あんたのお母さんも罰を受けてる

「…お母さんはどこにいるの?」

―あんたのお母さんは天国で眠り続けてる
夢を見ることもなく

「…じゃあ、私天国に行くよ」

―じゃ、行くわよ

こなた達は、かがみ達手を引かれて
眩い白一色の世界に到着した
そこにはかなたの横たわる姿以外、何も無かった

「お母さん…どうして?」
「あんたのお母さんは自分の力で不幸や幸福を使った訳じゃないから
その罰としていつまでもこのままなの。二度と目を覚ますことはないわ」
「…てことは、私も?」
「…うん」

かがみは俯きながら言う

「Lucky☆Storeに行かなければ、ここに眠ることはなかった」
「そうか…母子そろって同じような運命を辿った訳だね」
「何とかならないのかな…」
「無理なんだよ、こなちゃん」
「諦めて下さい、泉さん…」

3人とも、天国に来て変わってしまったのだろうか
あの時の3人なら、閻魔に談合してでもこなたを眠らせることはなかったはずだ

「これは、あんたが楽をした結果なんだから」
「こなちゃん…もう少し待てば良かったのに」
「さ、泉さん。ここに横になって下さい」

こなたは仰向けに横たわった
3人がこなたを憐みの目で見つめる
その時、こなたの目の前に閃光が走り、こなたの意識は遠のいた

「本当にこれで良かったの…?」
「仕方ありませんよ…これは掟なのですから」
「こなちゃん、お母さんと一緒に寝られて…本望なんじゃないかな」

338 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:17:17 ID:lXe1le5x
3人は、後ろ髪をひかれる思いでその場を去った

こなたは、これからも何もない世界のループを永遠に歩み続けるだろう
恐れもない、喜びもない、楽しさも苦しさもない
それが、こなたにとっての至福だったのだ

幸福という不幸への助長もない、孤独も感じないし何も考えなくてもいい

至福とも感じないものが至福というものは実際にあるのだろうか
こなたはそのまま忘れ去られ、消滅していくのだろうか

ここにはもう誰も訪れられない


Lucky☆Store

それは、人生のどうしようもない窮地に立たされた人間が最後に行く処刑場だった



(終)

339 :デフォ北:2008/06/20(金) 18:18:57 ID:lXe1le5x
終わりです
長々とすみませんでした

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 18:28:27 ID:h3YN6PQ2
お前は何でこうもいい話を書いてくれんだよ……
ホントにこなたにとっては救いだったのかねぇ

GJ

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 18:33:16 ID:TMQApzNJ
>>339
乙 やっぱ話つくるの上手いなぁ
ところでもう漫画は描かないんですかのう?


※グロ?注意 「じゃあ体は私がもらうね」
http://uproda.2ch-library.com/src/lib033143.png

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 18:37:34 ID:lXe1le5x
>>341
漫画はペンタブ買ってから描くよ
鉛筆書きをスキャナでそのまま取り込むと汚い線が残るからね

あと読んでくれた人ありがとうございました

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:33:46 ID:As5VMLJV
>>342
いつも、感動的なラストシーンに心を打たれる。
乙です!

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:44:50 ID:As5VMLJV
「お父さん、お母さん、ご飯できたわよ?」
「おお、今夜はリゾットか」
「お父さんの身体心配だから柔らかめに作ったんだよ」
「ありがとう、まつり。最近は大分良くなってきたよ」
「ごめんね、まつり?お母さん楽させてもらって」
「いいのよ。今日から連休なんだし。ほらほら、冷める前に食べよ!」
「ああ、いただきます」
「いただきます」

芯が無くなるくらいに野菜を柔らかく煮込んだリゾットを、口に運ぶ。
半分とはいえ胃を失った父に、野菜の消化は楽ではない。



『つかさのアルバイト IV-2』

200Y年4月29日


私は、お父さんお母さんと3人で食卓を囲んでいる。
途絶えがちな会話、テレビからナイターの中継が虚しく流れる。
昔6人で賑やかに食事していたのが嘘みたいに思える。


345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:45:11 ID:As5VMLJV
>>344

いのり姉さん は休日返上の仕事で、今日も遅くなるらしい。
1月に ふみひこさん との結婚が破談してからというもの、
いのり姉さん は人が変わった様に仕事に打ち込んでいる。

「ちょっとお金に欲が出て来たのよ。まつり も、もうちょっと働いたら?」

いのり姉さん はそう言って笑うが、その笑顔はどこか痛々しい。
失恋のショックと、妹に辛辣な言葉を浴びせたことの自責の念から
3ヶ月以上が経つのに抜け出せていないのは明らかだった。


かがみ はあれから、一度も家に帰って来ていない。
メールや電話での連絡もつかない状況だった。
お母さんはそれでも、2月分の仕送りを郵便貯金の口座に振り込んだけど、
しかし数日後に口座解約のお知らせと一緒に、現金書留で仕送りは戻って来た。

「本当はあの子、何か思うところがあったんじゃないかしら。
 どうしよう・・・お母さん、かがみ のこと、傷つけちゃった」

お母さんはよく、かがみ を叩いた左手を見つめながら、こう呟く。
その度に私やお父さんはお母さんを慰めるけど、
正直、私もお父さんも、どうすればいいかは分からなかった。
ただ、今はお互いに距離を置くより仕方が無かった。



つかさ は短大を無事卒業し、ファミレスに就職したという。
ただ仕事が忙しいのか、休日も滅多に実家に帰って来ることは無くなった。

「え?連休?忙しくて帰れないよ?」

このゴールデンウィークは彼女が就職して最初の連休だけど、
電話で返事を聞くと、随分とそっけない返事が戻って来た。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:46:33 ID:As5VMLJV
>>345
「ごちそうさま、おいしかったよ」
「ごちそうさま。まつり、また料理の腕上げたわね?おいしかったわ」
「あれ、お父さんお母さん?もういいの?お鍋におかわりあるわよ?」
「いや、お父さんもこのくらいで丁度いいよ。腹八分目だ」
「お母さんもお腹いっぱい。あとは いのり に残しといてあげてね」
「そう・・・分かったわ。お皿片付けるわ。
 お父さんとお母さんはゆっくりテレビでも見て来てね」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「ありがとう。お皿洗ってもらって悪いわね」

私は台所に行き、食器を洗う。3人分とはいえ、皿洗いは楽ではない。
母の日のプレゼントは いのり姉さん や つかさ と相談して、
食器洗い乾燥機でも買おうかな。節水にもなるらしいしね。
最近は随分安くなって来たみたいだし、
3人で少しずつお金を集めればなんとかなると思う。

「はぁ、汗かいたな。ジュースでも飲もうかな」

皿洗いを終えた私は冷蔵庫を開けてみた。
けれども期待に反して飲み物は全然入っていない。
昔は かがみ がよく飲み物を買って来て冷蔵庫に入れてたけど、
補充要員のいなくなった大容量冷蔵庫は
寂しそうな空間を私に曝け出している。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:47:02 ID:As5VMLJV
>>346
「お父さん、お母さん?
 コンビニで飲み物買ってくるんだけど、何か欲しいものある?」
「飲み物かい?大丈夫だよ。飲み物欲しかったらコーヒー入れるから」
「それより気をつけて行ってくるのよ?」
「大丈夫よ。変なヤツが出たら金蹴り食らわせて逃げてくるわ。
 あれ、それ、ロバート・デ・ニーロ?随分若いわね?」
「タクシー・ドライバー。お母さんと昔、見に行ったんだ」
「あの頃は、私たちも若かったわね、ね?」
「へぇ。それじゃ行ってくるわ」

映画を懐かしそうに見る2人を後に、私は家を出た。


348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:48:56 ID:As5VMLJV
今夜のアルバイトはここまでです。
明日は所用で投下できるかどうか微妙ですが、
つづきに期待してもらえれば幸いです。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:55:24 ID:lXe1le5x
>>348
ありがとう
続き楽しみにしてます

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 23:36:09 ID:TXs9CTDB
話題が詰まってきたか?
そろそろ好きな書き手投票でもするか?間違いなく盛り上がるぜ
色んな意味でな

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 23:36:59 ID:4eRguvio
>>348


続きが気になるw
楽しみにしてます

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 23:43:41 ID:usJYFh9G
>>350
荒らしたいだけだろwwww

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 00:35:43 ID:cT+TXl9Y
こなたぁ、一緒に樹海行こうぜ。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 07:46:09 ID:8cHUtB/8
>>348
期待

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 08:13:29 ID:Jp6C4GSx
こなちゃん、一緒に空中散歩しようぜ

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 10:36:33 ID:EFTepuHK
かがみ「ゆたかってさマジきもいよね、男好きだしさ」
つかさ「だよね」
こなた「だよねー」
みゆき「ですね」

こなた「ちょっとトイレいってくるね」


かがみ「こなたもこなたでウザいよね」
つかさ「ほんっと、空気読まないよね」
みゆき「たしかにそれはありますね」

こなた「ただいまー」

かがみ「おかえりー」
つかさ「おかえりw」
みゆき「おかえりなさい」




357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 10:42:17 ID:1drh1vRJ
>>356
まさに女子高生……いない奴の悪口はいくら言ってもおkっていう

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:00:58 ID:Y4hcy+Pz
むしろこうじゃね?

(こなたの部屋)
かがみ「ゆたかってさ、マジキモくない?男好きだしさ」
つかさ「だよね」
こなた「あるあるw」
みゆき「確かにそれはありますね」

こなた「ちょっとトイレ行ってくるね」
かがみ「あ、私も使わせてもらうわ」

……
(トイレ)
こなた「ふぃー、でっかいのが出たZE☆」
かがみ「アンタはオヤジか」
こなた「てなわけで次の方どぞー」
かがみ「さんきゅ。水流れるの止まったら入るわ」
こなた「……ねえ、みゆきさん最近ウザくない?さっきも邪魔だったし」
かがみ「あー、あるある。ていうかつかさも正直鬱陶しいのよね。トロいから」
こなた「何をさせても私達の2倍は時間かかるもんねw」
かがみ「お、水止まった。じゃ、先に戻ってくれて構わないわよ」
こなた「それじゃお言葉に甘えて〜(≡ω≡.)」
かがみ「……やっと行ったか。こなたも最近ウザいのよねぇ」

(こなたの部屋)
つかさ「……こなちゃんって本当にウザいよね。オタクだし、私を馬鹿にするし」
みゆき「確かにそれはありますね」
つかさ「お姉ちゃんも一々煩いんだよ、まるで自分が一番偉いみたいに」
みゆき「確かにそれはありますね」
つかさ「ゆきちゃんだけだよ、私の話に同意してくれるのは」
みゆき「確かにそれはありますね」

……
(こなたの部屋)
こなた「ただいまー」
つかさ「おかえり〜」
みゆき「おかえりなさい」

こなた「ねえ、かがみん最近偉そうじゃない?正直邪魔なんだけど」
つかさ「お姉ちゃんは人を見下す癖があるからねーw」
みゆき「確かにそれはありますね」

かがみ「ただいまー」
こなた「おかえり」
つかさ「おかえり〜」
みゆき「おかえりなさい」

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:04:20 ID:yb1haX0X
うわww

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:17:00 ID:cw/3H4Sv
みゆきさんの発言が完全パターンだw
さては傀儡だな。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:36:30 ID:VlgEjVk1
>>358
リアルだなあw

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 14:57:46 ID:NXvdtr+c
おんなってやつぁ・・・

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 15:15:07 ID:Dw4B8mxr
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1195386.png

埃被ってたのを久々に起動したけど
何の問題もなくて良かった

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 15:20:03 ID:NUqBP+oq
OK、その調子でこな虫叩きもやってくるべし

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 16:47:12 ID:cbL1OA7i
陰口といえば以前VIPか何かでこういう混沌したのあったw
ttp://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-7039.html



所で神奈川県はまだ規制なのか?
前半上げた時に今晩後半うpするとか言ってもう2,3週間経ってる気がするが

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 17:19:02 ID:Nrc9KPIG
まだ十日くらいしかたってないよw

367 :筋肉:2008/06/21(土) 17:37:40 ID:elQ1PCCw
実況「さぁそれではHR前の教室の白石さ〜ん。そちらの様子はどうですか?」
白石「すごい熱気ですね。選手各自が泉さんをいじめる準備に取り掛かっております」
実況「具体的にはどんな感じですかね?」
白石「ドアに黒板消しを挟んだり、皆で泉さんの悪口を言い合ったりしてますね」
実況「ありがとうございました〜いやぁ〜とうとう7日目を向かえたんですけども
   泉さんは今日こそ自殺するんでしょうか?」
解説「そうですね〜いじめチームもキャプテン高良を中心に黒つかさを先頭に置くという攻撃的な
   フォーメーションですからね。今日こそはやってくれそうな気がしますよ。正直ドキドキします」
実況「柊かがみは泉さんを守りきる事ができるのでしょうか?」
解説「どうでしょうね〜その辺りも含めて今日の見所だと思います」
実況「非常に楽しみです・・・おっと見て下さい!今校門の所に泉さんが入ってきました!
   俯いて表情までは分かりませんが、トボトボと歩いてきます!」
解説「いやぁ〜非常に暗いですね〜もしかするともしかするかもしれませんよ、今日は」
実況「おっと柊かがみが・・・泉さんの所によっていきましたね〜それを見て顔を輝かせる
   泉さんなんですが・・・」
解説「必死で元気づけてるんだと思いますよ」
実況「さぁ泉さんが柊かがみと別れて・・・今、教室に・・・入りました!」
解説「試合開始ですね」
実況「お〜〜〜っと、試合開始早々、泉さんの頭の上に黒板消しが!真っ白になる泉さんの髪の毛!
   アホ毛直撃!と言った所でしょうか」
解説「開始早々、いじめチーム張り切ってますね」
実況「それを見て笑ういじめチーム・・・黒つかさが前に出て泉さんの・・・顔に唾を吐きかけました!
   屈辱に歪む泉さんの顔!」
解説「これはショックがでかいですよ、7日前までは親友だったんですから」
実況「それを合図とばかりに選手達が一斉に泉さんを殴ったり蹴ったりしています!現場の白石さん!
   そちらの様子はどうですか?」
白石「キャプテンの高良選手が『顔は駄目ですよ!ボデ〜ですよ!ボデ〜を!』と仕切りに指示を出してます」




368 :筋肉:2008/06/21(土) 17:38:00 ID:elQ1PCCw
実況「それでこそ高良ですね〜泉さんの様子はどうですか?」
白石「目から涙が溢れてます。苦痛に顔を歪ませながら、『どうして』としきりに呟いてますね」
実況「ありがとうございました〜・・・おっとここで審判の登場です。黒井先生の登場です
   一目散に自分達の席に着く生徒達」
解説「審判に見つかったら、停学カード、または退学カードを貰う可能性がありますからね。
   賢明な判断だと思いますよ」
実況「あっ見て下さい!審判の目を盗んで、選手達がゴミを泉さんに投げつけております!」
解説「泉さんに休む暇を与えませんね〜」
実況「人間ゴミ箱となってしまった泉さん!見るからに昨日より本気を感じられるいじめチーム!」
解説「どんどんエスカレートしますからね、いやはや人間というのは恐ろしい物です」

実況「さて、1時間目の休み時間・・・選手達に取っては自分のプレーを披露する時間に入りました!
   おっと・・入ったと同時に泉さんが黒つかさに転ばされました!どすん、と勢いよく床に寝転ばされる泉さん!」
解説「これは、もしや・・人間モップですね」
実況「先ほどのゴミを掃除しろ!と言う事でしょうか?寝転がった泉さんの髪の毛を引っ張って、床に擦りつけてますね
   現場の白石さ〜ん、そちらの様子はどうですか?」
白石「泉さんの『痛い!痛い!』と言う叫び声が教室中に響き渡ってます」
実況「ありがとうございました〜いやぁ〜想像を絶する様な叫び声なんでしょうね」
解説「髪の毛を引っ張られると痛いですからね」
実況「おっここでやっと登場です、柊かがみ!生徒と泉さんの間に割って入ります!」
解説「さぁ盛り上がってきましたよ」
実況「おっと黒つかさと何やら口論をし始めましたが・・・黒つかさの強烈なビンタが柊かがみに炸裂しました!」
解説「ビンタも痛いですからね・・・私はむしろ好きな部類ですが・・・」
実況「柊かがみもビンタを返す!ビンタの応酬です!・・・それを見ていた選手達が柊かがみを抑えにかかります!」
解説「私は抑えられるのも好きなんですよ」


369 :筋肉:2008/06/21(土) 17:38:28 ID:elQ1PCCw
実況「おっとここで審判の登場です。いやぁ〜惜しかったですね〜いじめチーム!一気に押し切れるか、と思ったのですが」
解説「柊かがみも今日の動きはいいですよ」
実況「まさか、泉さんが自殺しないという事も・・・?」
解説「今日の柊かがみを見てると十分考えられますね」
実況「試合前の元気付けから、先ほどのブロック!そしてビンタ!いやぁ〜よく動いてます!」
解説「こんな事なら柊かがみの方も何口か買っておけばよかったです(笑)」
実況「私もです(笑)」

実況「さて、試合はお昼休みを迎えました。泉さんにとって地獄の様な時間が始まります」
解説「今までの試合を見てきてもお昼休みと言うのは重要な時間ですからね」
実況「おっと・・・選手達が泉さんを無理矢理、何処かに連れていきます!必死でもがいてる泉さん!柊かがみは・・
   自分のクラスにいます!気づいていません!この状況に柊かがみは気づいていません!」
解説「柊かがみ、痛恨のミスですね。これはやばいですよ」
実況「今、柊かがみが教室に入ってきました!泉さんの姿を探す柊かがみ!勿論泉さんはいません!その泉さん何ですが・・
   おっと体育倉庫ですか。これは・・・」
解説「ピンクの香りがしてきました」
実況「選手何人かに、服を脱がされてます!これは大技が期待されます!現場の白石さ〜ん」
白石「こちら何ですが・・・『へへへ・・ありがたく思えよ!』『うぉこいつ濡れてやがるぜ!』
   と言った様なテンプレ通りの言葉攻めを繰り出しております」
解説「基本が一番ですからね。変に違う言葉だと萎えますからね」
実況「高良と黒つかさの様子はどうでしょうか?」
白石「ニヤニヤとその様子を見ています」
解説「親友の前でレイプされる、これ程の屈辱はありませんよ」
実況「ありがとうございました〜一方、このピンチに柊かがみなんですが・・・学校中を走り回っていますね〜
   体育倉庫まで行く事ができるのでしょうか?」
解説「行かないと試合が決まってしまう可能性もありますよ」


370 :筋肉:2008/06/21(土) 17:38:54 ID:elQ1PCCw
実況「体育倉庫なんですが・・・事が終わって選手達が泉さんにおしっこを浴びせています!」
解説「私はお金を払ってまで浴びせて貰ってますよ」
実況「体育倉庫から選手達が出てきました!一人とり残された泉さん・・・おっとロープです!
   泉さんロープを発見しました!これは危険だぞ!」
解説「先ほど選手の一人がかかとでロープを泉さんの前に蹴ってましたからね」
実況「そうなんですか?いじめチームのファインプレー炸裂です!おっとここで柊かがみと
   いじめチームが鉢合わせです!柊かがみが怒っております!現場の白石さ〜ん」
白石「『ちょっとこなたを何処やったのよ!』『あはは〜♪こなちゃんなら体育倉庫だよ〜♪早くしないと
   こなちゃん死んじゃうかもね♪』『何やったのよ!』『せっくすだよ♪こなちゃん気持ちよさそうだったよ♪』
   との事です!」
実況「ありがとうございました〜柊かがみが一目散に体育倉庫に走ります!」
解説「泉さんはロープに手をかけてますよ」
実況「走る柊かがみ!走る!走る!間に合うか?柊かがみは間に合うか?泉さんはロープに首をかけてるぞ!」
解説「私は首を絞められるのも好きなんですよ」
実況「 ま に あ わ な い!!ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!
   ゴールゴールゴール!!泉こなた自殺!!!7日目12時48分!泉こなた自殺!」
解説「いやぁ〜柊かがみ、やっぱり間に合いませんでしたね」
実況「そして、今、柊かがみが体育倉庫を開けました。がっくりとうな垂れる柊かがみ!」
解説「今期、この光景を見るのは何度目でしょうか?」

実況「いつもの様に泉さんの自殺で幕を閉じたんですが・・・振り返ってみていかがだったでしょうか?」
解説「柊かがみにはもう少し、しっかりして貰いたいですね。ブロックする時はブロックする。メリハリを
   つけて欲しいですね。今の柊かがみを見てるとそう感じます」



371 :筋肉:2008/06/21(土) 17:39:26 ID:elQ1PCCw
実況「阻止チームに次回は小早川ゆたかや父親である泉そうじろうの投入も検討されておりますが・・・?」
解説「う〜んどうでしょうね。2人ともしっかり泉さんの援護に回れればいいのですが・・・」
実況「といいますと?」
解説「この二人はですね。裏切っていじめチームに付く可能性が高いと言う事ですよ。そうなったら目も
   当てられませんからね。」
実況「とにもかくにも柊かがみにはもう少ししっかりして貰わないといけないですね」
解説「そうですね」
実況「それでは次回の自殺の鉄人でお会いしましょう」
解説「さよなら^^」


3年後くらい
実況「おっと柊かがみ!屋上から飛び降りた泉さんをダイビングキャッチです!今や名実ともに阻止チームの
   絶対的なエースとしてその名を轟かせております!」
解説「いやぁ〜先ほどのマウストゥーマウスによる毒物の吸出しやら、首吊りをしている泉さんの両足を
   支えたり、今期も柊かがみ劇場爆発ですね!」
実況「泉さんも自殺をしたくて堪らなくなってるんじゃないんですかね?」
解説「違いない」

終わり






372 :筋肉:2008/06/21(土) 17:40:35 ID:elQ1PCCw
終わりです
これのパクリみたいなのも書いてるのでまた載せますね

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 19:07:09 ID:Dw4B8mxr
タイトル「あのアニメにプロの実況と解説を付けてみた」

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 19:49:03 ID:QXLJ68s9
解説の性癖のレベルの高さに嫉妬wwww

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 19:57:54 ID:S1L+kqzC
>>373
ピッタリすぎワロタ

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 20:04:59 ID:/fhToPQo
やっぱアホだろあんたwwwwwwwww

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 20:26:18 ID:NUqBP+oq
どうしてこんなになるまで放置していたんだ!
 三           三三
      /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
    /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
  〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
  ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ←筋肉
. 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
  };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:12:23 ID:VoLZCEJq
筋肉さんは自殺、びっちどっちに保管すればいいのかw

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:18:19 ID:/fhToPQo
両方に保管しとけwwwwwwwww

380 :筋肉:2008/06/21(土) 22:00:44 ID:elQ1PCCw
読んでくれてありがとうございます

>>378
保管して下さるだけでありがたいです。

今度はかんどうちょうたいさくをかくぞ!

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:03:35 ID:MUhexUH8
大学に進学後久々に会ったらしいこなたとががみ。
友達出来た?と問うかがみに、あたしチビだし口がωだからなんか避けられててと寂しくこなた。
リスカの痕に気付いたかがみがこなたを抱きしめる、って四コマ?を見たことあるんだけど、保管庫に見当らない。

多分、ここで見たと思うのだけど持ってる人居たらどっかに上げてもらえませんか。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:05:56 ID:7zITpB8y
>>381
それ、自殺じゃなくてぼっち。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:12:17 ID:Nrc9KPIG
しかし筋肉氏のSSは脳じゃなく、腹筋に訴えかけてくるなw
流石に筋肉を名乗るだけはある。
>>380
言質取った^^
感動超大作、期待してるぜ!

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:24:19 ID:MUhexUH8
>>382
了解。向こうで聞いてみる。

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 01:34:08 ID:oJHgLGAu
聞くも何も、有名すぎるからすぐ分かると思うが

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 03:02:48 ID:/jjYOqRp
(U≡ω≡.)わんぽんお

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 07:06:49 ID:2+tKavQ4
>>381
柊かがみの週末だな。ぼっちのスケッチで見れるよ。
でも、こな×かがとかいう基地外しか面白くないからな。覚悟しろ。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 08:14:45 ID:pFu2b+TJ
筋肉氏のみんなマッチョになっちゃうSSってどこに保管されてる?

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 08:25:28 ID:Uzw2if5c
過去スレのパート20にありますよ。

390 :こなた、アメリカ留学:2008/06/22(日) 12:12:48 ID:Ont7G2KS
留学初日

(ここは交換留学先のアメリカ・サウスロサンゼルス・・・ここで私は一ヶ月間、学校に通うことに
なってしまった。しかし、私にはアメリカの高校生達に日本文化を教える義務があるのだよ(≡ω≡.))
その夜、こなたのホームステイ先にて
「あ〜みんな!今から日本文化の素晴らしさを教えてあげるよ!(≡ω≡.)」
チビ黒人「ホワッツ?なにいってんのこのイエローモンキーは?」
ガチムチ黒人「ジャパニーズカルチャーを教えるんだとよ」
「まず、日本のテレビゲームの素晴らしさを教えようと思う。(≡ω≡.)」
カバンからサウンドノベルゲーム「かまいたちの夜」を取り出して
「ふっふっふっこれはアメリカでは絶対メーカーが作れない品物だぜ(≡ω≡*)」

プレイ開始

チビ黒人「あ〜俺、日本語分からねーから」
ガチムチ黒人「文章ばかりだけじゃゲームといわねえだろうがwww」
「しかたない・・・日本製のアニメソングを聞かせるか・・・(≡ω≡.;)」
ガチムチ黒人「ホワッツ?何のアニメソングだい?」
「ゴッドマーズだよ(≡ω≡.)」ピッ
ゴッドマーズのテーマ曲が流れだして・・・
チビ黒人「なにこれ、どっかで聞いたことあると思ったらヤードバーズのソングのパクリじゃん!」
「えっ? (≡ω≡.;)」
ガチムチ黒人「おいおい、ジャパンのアニメソングとやらはインスパイアすることしかできねーのかよw」
チビ黒人「コリアンの作るドラマよりヒデーwww」
「ちょっとコンビニ行ってくる・・・ヘ(≡皿≡.)ノ」

コンビニでは
「おじさーん、チョココロネくださーいヘ(≡皿≡.)ノ」
黒人店員「ユーの言っているもの、どんなものかしらねーよ」
「チョココロネ売ってないのかよ・・・(≡ω≡.;)」
ガッチャーン
黒人強盗「おら!金出せ!」
ズキューンズキューン
黒人店員「誰が金出すか!マザーファッカーが!」
ズキューンズキューン
「ゲフォッ・・・なんじゃこりゃ(≡皿≡.)」バタッ

めでたし、めでたし

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 15:22:51 ID:Uzw2if5c
数あるゲームの中からかまいたちの夜をチョイスした
こなたの頭の悪さに萌えた。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 19:36:49 ID:ZcBvB2Eo
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!
こなた生きろどんどん生きろさらに生きろますます生きろ生きて生きて生き抜けこなた絶好調!

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 19:55:39 ID:nBJkN5tf
>>387 >>392
何でいちいち煽りたがるかな

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 20:07:34 ID:u0tr1vKe
国U専門行政科目難しすぎワロタw
…こなたぁ、一緒に霞ヶ関で抗議自殺しようぜ。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 21:23:44 ID:o16oRev0
小ネタ。留学ネタを見て衝動的に。


こなた「疲れたなぁ。随分歩いてきたしなぁ。そろそろ休もうかなぁ。
    あ、灯だ。泊めてもらおう。こんばんわ」

かがみ「おっす、こなた。あがってっていいわよ?」

こなた「あれ、かがみ?なんでこんなところに?」

かがみ「いいからいいから。つかさ や みゆき もいるわよ♪」

つかさ「こなちゃん、いらっしゃい。バルサミコ酢〜♪」

みゆき「ようこそ。こなた さん。ここには何でもありますよ。
    好きなものをおっしゃってください」

こなた「そうなの?じゃあチョココロネをちょうだい!」

みゆき「申し訳ありません、
    チョココロネだけは1969年以来置いてないのです」

こなた「そうなんだぁ・・・」

つかさ「バルサミコ酢ぅ↑」

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 21:26:50 ID:o16oRev0
>>395

数日後

こなた「ここでの生活は毎日が楽しいなぁ!
    ギャルゲーも同人誌も山ほどあるよ」

みなみ「しょせんみんなここの囚人、自分の意志で囚われている・・・」

こなた「!・・・みなみちゃん、いたんだ。てか何言ってるの?」

みなみ「そろそろ、パーティーが始まる・・・それではまた後で」

こなた「変なの・・・」

かがみ「こなたぁ!探したのよっ。」

こなた「かがみ、どったの?そんな恰好で」

かがみ「わ、私と・・・や、やらないか?」

こなた「か、かがみん、なんか変だよ・・・?」

かがみ「やらないか?やらないか?」

こなた「うわぁぁぁぁぁ!!つかさ、かがみ が変なんだよ!
    ・・・って、つかさ?」

つかさ「・・・ア・・・アァッ・・・りゅうじくん、いい、いい!」

こなた「つかさ が彼氏とせっくす・・・?
    みんな変だよっ!こんなとこ、もう居たくないよ!」

みゆき「何を慌てているんですか?」

こなた「あ、みゆきさん、もう私、ここから帰るよ!帰してよ!!」

みゆき「こなたさん、運命を受け入れるのです。
    ここから立ち去ることはできないのですよ。
    ・・・チェックアウトはご自由ですが」

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 21:32:10 ID:o16oRev0
>>396

元ネタは言わずと知れた(?)イーグルスのホテル・カリフォルニアです。
最後のフレーズ、checkoutは自殺とも解釈できるそうな。
内容ぐちゃぐちゃで申し訳ない。
いつかまともなSSとして仕上げよう・・・。





あ、つかさのアルバイトIV-3は今夜投下予定です。
インディ・ジョーンズ見ながら最後の推敲するわ。

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:01:26 ID:u0tr1vKe
ああ、楽しみにしてる。
さて、そいつを読み終わったら、いよいよ行こうか、こなた。

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:12:57 ID:FYvQRU9N
            ?
      ¬..-┴-
      /     \
 ._    | |/ノ \ノV  |
 |]》》   | / テ  テ | |  
 ||     Vヽ._ー _゚ノV  <可動はステータスだ
 ||    /_.. ノ ヽ.._ |         ┏ _
 ○二二○|::|___.| |○二二○二二[_彡 ̄
      |..|::|6−3|::|.|
     ./ .ヽ| 泉 |:/ ヽ
      /  |  ̄ ̄ :|   ヽ
     (.  丿:::::::::::::ヽ  )
     \(__ ::::::::::__)/
   ○ ̄ ̄○ヽ::::/○ ̄ ̄○
  .| | ̄ ̄  . ̄    ̄ ̄| |
  .| |            | |
  .| |            | |
   ○               ○_
 彡_|           |___ミ



400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:13:26 ID:UXmvRQxs
一枚絵って需要無いよね?

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:15:59 ID:ui14iJbi
あるよ
漫画とは違った趣がある

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:20:19 ID:CsNnPely
ていうかありまくり。SSが供給過多、絵は漫画一枚絵問わず需要過多なのが今の現状。
まぁSS供給が過多とはいっても、途中放棄が多すぎるが。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:27:08 ID:buZuxYmf
あるよ


404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 01:26:39 ID:GIWONJa2
>>400
折角だからビッチの一枚絵をお願いしますwww


てかアルバイト、微妙な点を修正してたら殆ど書き直しになっちゃった。
投下、もう少しお待ちください。未完にするつもりはないので。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 03:43:32 ID:ezw1Xkuf
>>400
グロいのはいらないからね

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 08:08:29 ID:n22GRFfV
グロも、グロだって指摘してあればおkじゃね?

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 09:19:10 ID:ivwtKFXq
某ギャルゲー・ロワイアルの毒吐きスレにて

25 名前: 名無しくん、、、好きです。。。 [sage] 投稿日: 2008/06/09(月) 20:28:55 ID:Zm+PdL14
3ndの参加作品の投票を開始します。
俺はH2O+をあげておく。

26 名前: 名無しくん、、、好きです。。。 [sage] 投稿日: 2008/06/09(月) 20:49:27 ID:e8XO0xjn
俺はGift −prism−がいい。
霧乃がロワ1ndの楓、ロワ2ndだと言葉様みたいに活躍してほしいからなのだ。ちなみに俺、ヤンデレ好き。

27 名前: 埼玉のハルヒ [sage] 投稿日: 2008/06/09(月) 22:00:34 ID:iYnk5dfw
>>26
言葉はゲームとアニメ両方ヤンデレ化してるけど、楓の場合、楓がヤンデレなのはアニメだけの話。
ロワ1ndの時、ギャルゲーなのに楓のキャラがいきなりアニメ版っぽかったり等で少し議論になったんだよ。
後、>>26がヤンデレ萌え、ヤンデレ萌えというのは正直キメェ!

とりあえず、らき☆すた 〜陵桜学園 桜藤祭〜に一票入れとくわ。

28 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/06/09(月) 22:18:43 ID:nk6G+maf
>>27のほうがもっと気持ち悪いよ!あはははははは!

29 名前: 名無しくん、、、好きです。。。 [sage] 投稿日: 2008/06/09(月) 22:21:42 ID:0/FCEAbK
>>28
いいこと言ってくれた!神降臨!後、埼玉のハルヒは少し自重しる。いや樹海で餓死しちまえ。
マブラヴに一票な。

30 名前: 名無しくん、、、好きです。。。 投稿日: 2008/06/09(月) 22:23:22 ID:NH8dO1Rx
ハルヒはテンプレちゃんと読めよ。いや、テンプレ100回読んだら、首を釣って氏ね、いやマジで死ね。
らき☆すたはギャルゲーじゃないからNGなんだよ。
後俺はマイユアに一票入れておく。

これ以降のレスは埼玉のハルヒ氏ねというカキコが延々と続く・・・。

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 10:57:02 ID:kv8SAMcy
こなたしね

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 12:16:26 ID:ZssaIH1o
>>407
俺もそれ系統の企画は知ってるけどさぁ……
こっちに持ってくんのはやめてくんない?
下手に特定作品のアンチを呼び込みかねないぜ?

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 13:50:45 ID:n22GRFfV
つかさ「口述試験行ってくるよ〜。お姉ちゃん択一指導ありがとね」
かがみ「頑張りなさいよ」

試験官「では、今までの違憲判決の中で、一番印象に残っているものと、
     それに対して感じた事を一言で言い表して下さい」
つかさ「はい、では尊属殺人重罰規定違憲判決を題材にします」
試験官「どうぞ」
つかさ「とっても興奮しました」

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 16:57:39 ID:OlSkd+aP
試験官「では、今までの違憲判決の中で、一番印象に残っているものと、
     それに対して感じた事を一言で言い表して下さい」
こなた「はい、では秋葉原のオタク文化を題材にします」
試験官「お引取り下さい」

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 19:59:28 ID:AA6ganK/
本格的に過疎ってきたな。

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:15:46 ID:ezw1Xkuf
>>412
4スレ目くらいが一番過疎ってたけどね

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:16:34 ID:ezw1Xkuf
ぼっちスレと勘違いしてたw

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 22:30:12 ID:x/gOtqxA
神奈川が全然載せないから、俺が神奈川二世になる。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 23:18:52 ID:UXmvRQxs
一番盛り上がってたのっていつ?

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:11:57 ID:unF5xgFp
ボランティアとか載ってた頃じゃね?

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:19:54 ID:kCRhdVr/
>>404
うん、アルバイトも楽しみなんだけどさ、
自殺のほうも未完のまま終わらせないでくれよな。
>>415
期待…していいんだよな?

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 00:40:44 ID:OTllbQOV
>>417
あれはいい話だったな。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 01:38:05 ID:nm8Mlq6I
一番盛り上がってたのは間違いなく初代
作品のレベルは低かったけど

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 01:44:28 ID:OTllbQOV
赤い悪魔の時とかは、盛り上がらなかったの?

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 01:48:33 ID:DDsGD1Nq
             ,,,,,,,  ,,,,,,iiiii,,,,,,,、
          ,,,iiiillllllllllllllliilllllllllllllllllllllliiii,,、
        ?,,iillllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllii,,,, 
       ?,,illlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli,,、
       ,llllllllllllllllllllllllllllllllllllll!!゙lllllllll゙゙!!lllllllllllllllllllli, 
 ? ? ? ? ?lllllllllllllllllllllllllllllllllllll!°゙llllllll, ?.゙゙゙!lllllllllllllll,,
      ?llllllllllllllllllllllllllllllllllll!゜ ?.ll!llll゙i、  ?゙゙!llllllllllll,  
      ?llllllllllllllllllllllllllllllllllll  .,!゙'l!ll?|    .゙lllllllllll
 ? ? ? ? ?゙lllllllllllllllllllllllllllllllll ?.,l゙?,l゙,「.|     ゙llllllll
       ll゙゙iil‐?゙゙lllllllllll!ll,,,_ / ",|,,,,,,,,_  ?.,,llllllll,,,, 
       ll,l!’?,,r.゙!lllll!゜?゙゚゙゙゙゙*l,,,,,,゙゙゙llllllllllllliiiiiiiilllllllllllllll!″
 ? ? ? ? ?゙l,|,?.l!lll、゙l!`     ゚゙llllllllllllllllllll゙゙!llllllllllllll!
? ? ? ? ? ?'lli,," ゜?!"      ,lllllllllllllll!゙` ゙!!!!!!゙゙
        ?゙lllii、?.、      ?'゙!!!!!゙゙°  ?.'i、ノ
 ? ? ? ? ? ?!!!!" ゙l        ,/".-,,,,,,,,,_,,/゙
  ? ? ? ? ? ?l゙  ゙ヽ     ?.・″____,/ ? 
         ?`ヽ  `i、      'lll,,,,,゙,,,.l
          ?`ヽ  ?゙''-、    ?゙゙゙゙゙l!°
            \   `゙''-,,,、  .,,″
             `'i、   ?丿゙゙゙゙"゙゙`
              ?`'‐,,,-''′
サングラスのたわごと
http://blog.livedoor.jp/d2004/


423 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 01:56:19 ID:+GRSbnHh
過疎ってる所申し訳ないが、やっと書きこめそうなので後半載せてみる。
居るかどうか分からんが楽しみにしていた人すいません。

>>39


「お帰り〜 (≡ω≡.)」
つかさ「ただいま〜 」
「どうだった? かがみんの容態。 (≡ω≡.)?」
つかさ「相変わらず。保って半年だって。」
「そっか…… みゆきさんのやってる募金の方は? (≡ω≡.)?」
つかさ「募金詐欺が多くて集まらないんだって…… 」
「みんな心が冷たいよね〜 (≡ε≡.)」
「つかさ、お腹空いてない? 夕飯作っておいたよ。 ヽ(≡ω≡.)ノ」
つかさ「ありがと。でも、こなちゃん。何時まで家にいるの? 」
「んも〜 気にしないでよ。居候させてもらってるんだからこれくらい当然だよ。 (≡ω≡.)」
つかさ「そうじゃなくて、家に戻るとか…… 」
「つかさ、お家に帰るの? 留守番は任せて! Σd(≡ω≡.)」
つかさ「(話がかみ合わないな〜)」

「ふふふ〜ん、ふふふ〜ん。 φ(≡ω≡.)♪」
つかさ「洗い物終わったし、お風呂入れない? こなちゃん。」
つかさ「……何書いているの? 」
「これ? ドナーカードだよ。 (≡ω≡.)」
つかさ「どなあかあど? 」
「うん。まぁ、一言で言えば臓器移植の意思表示をするものだね。 (≡ω≡.)」
つかさ「ふ〜ん。でも、どうしてそんな物書いているの? 」
「いやね。今回の事で分かったんだ。日本て臓器移植では遅れてるんだって。 (≡ω≡.)」
「今は高いお金だして外国で手術しなきゃ治らない。それじゃ、またかがみんみたいに苦しむ人がいっぱい出ちゃうじゃん。 (≡ω≡.)」
「ならさ、こんな私の身体でも誰かのタメになるなら協力しようと思ってさ。 (≡ω≡.)」
「もう、悲しくなるのは私だけで充分だよ…… (≡ω⊂ヽ」
つかさ「ヒック! ウウッ…… グスッ! 」
「つかさ。何泣いてるの。 Σ(≡ω≡.)!」
つかさ「グスッ こなちゃん偉いよ〜 凄いよ。」
つかさ「ごめんね、誤解してたよ。こなちゃんがここまでお姉ちゃんの心配してたなんて…… 」
「止めてよ、照れくさいな〜 (≡∀≡.)」
「良かったらつかさも書かない? もう1枚あるんだけど…… ⊂(≡ω≡.)」
つかさ「うん。私も書くよ。私も誰かのために生きたい! 」

424 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 02:04:18 ID:+GRSbnHh

つかさ「こなちゃん、KYなオタクだと思ってたけど、お姉ちゃんの事を本当に心配してくれてたんだな…… 」
つかさ「明日、一緒にお見舞いに行こうかな。もしかしたらお姉ちゃん治るかもしれないし。」
つかさ「ふぅ、そろそろお風呂出よ。明日行くならこなちゃんも入れさせないと。結構臭うし…… 」
つかさ「ヒッ!」

ガンッ!

つかさ「…… 」

「つかさのお風呂は長いな〜 そもそも毎日入らなくて良いじゃん。水道代の節約にもなるし。 (≡ε≡.)」
「それでも遅いな…… まさかのぼせてたりしてるんじゃ!? (≡ω≡.)?」

ガチャ

「つ、つかさ! どしたの!? Σ(≡Д≡.)!」
つかさ「…… 」
「ヤヴァいね。頭打ったみたいだ。こんな時は動かさないで救急車呼ばなきゃ。 ヽ(≡Д≡.;)ノ」
「えっと、11…… (≡ω≡.)」
「もしかして、脳内出血とかしてるのかな? (≡ω≡.)?」
「心臓は…… 普通に動いてる。 (≡ω≡.)」
「このままにしておけばもしかして脳死? それなら、かがみん助けられるじゃん♪ ヽ(≡∀≡.)ノ」
「ごめんね、つかさ。つかさも好きだけど、私かがみんの方が大好きなんだ。 (≡ω≡.)」
「姉妹だし移植は楽勝だよね。うはは! かがみんが治る〜 v(≡ω≡.)v」
つかさ「…… 」

425 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 02:06:06 ID:+GRSbnHh


看護婦「退院おめでとうございます。」
かがみ「ありがとう。でも、なんか複雑な気持ちです。」
看護婦「でも、これからは妹さんの分も精一杯生きてくださいね。」
かがみ「はい! 」
「かがみん! 退院おめでとう! ヽ(≡∀≡.)ノ」
かがみ「こなた! 」
「いや〜 ラッキーだったね〜 つかさは残念だったけど、そのおかげでかがみんが助かるなんて。 v(≡ω≡.)v」
「これ、お祝いの花束。いっちばん大きいの買ってきたよ。 ▽⊂(≡ω≡.)」
かがみ「ありがとう。でも、『ラッキー』って言い方はどうかと思うけど…… 」
「どして? かがみんがあの状態から復帰できたんだよ。色んな偶然が合わさって起きた奇跡、まさにラッキーじゃん! (≡ε≡.)」
かがみ「そういう問題じゃ…… 」
かがみ「うっ…… うっ…… ウオェ〜〜〜 」
「ちょ! かがみん、大丈夫!? Σ(≡Д≡.)!」
看護婦「柊さん! 大丈夫ですか? 今、お医者様呼んできますね。」
かがみ「ハァ…… ハァ…… 大丈夫です。楽になりました。」
「大丈夫? まだ本調子じゃないんだね。 (≡ω≡.;)?」
かがみ「そう…… ウェ〜 ハァハァ ごめん、こなた。少し離れてもらえる? 」
「えっ? ううん、分かったよ。 (≡ω≡.;)」
看護婦「どうしました? 」
かがみ「なんか分からないけど、こなた。あの娘の姿や声を聞くと途端に気分が悪くなるの。」
看護婦「はい? 」
かがみ「何かな。移植の副作用? とりあえず、こなたには帰ってもらうしか…… 」
「かがみん? もう治った? (≡ω≡.)?」
かがみ「!! いや、どうも駄目みたい。お医者さんに診てもらうから、今日は帰って…… 」
「え〜 嫌だよ〜 今日はかがみんとお祝いするって決めてたのに〜 (≡皿≡.)」
かがみ「いいからっ! 帰って! お願い!! 」
「ひっ! わ、分かったよ。治ったら連絡頂戴ね。それじゃ。 Σ(≡Д≡.)!」
かがみ「……ハァハァ とりあえず、先生に診てもらって良いですか? 」
看護婦「分かりました。」

医者「う〜ん…… 原因不明だね。身体は健康そのもの。」
かがみ「はぁ…… 」
医者「ただ、臓器移植を行った際に今まで無かったアレルギーが発症するケースがまれにあるんだが、それかもしれないな。」
医者「こなたさんだっけ? お友達の名前。名付けるなら『こなたアレルギー』。」
かがみ「治るんですか? これ。」
医者「こればかりは…… アレルギーは身体の防護作用。貴方の身体が、こなたさんから守ろうとしているんですよ。」
かがみ「そ、そんな…… 」
医者「医者としての立場から言わせてもらうなら、彼女と関わらずに生きるのがあなたの身体に一番良い事だね。」

426 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 02:07:05 ID:+GRSbnHh


「(寒いな〜 せめてネカフェに泊まるお金だけでもあれば…… ) (≡ω≡.;)」
「(仕方が無い。今日は公園で野宿だね。) (≡ω≡.;)」

「しっかし、なんだよ! 『こなたアレルギー』って! 下手な嘘ついてさ! Σ(≡皿≡.#)!」
「嫌いなら嫌いって、面と向かって言えば良いのに! Σ(≡皿≡.#)!」
「あ〜あ、かがみん助けるために頑張ったのが馬鹿みたい。死んじゃえば良かったんだ。(≡ε≡.)」
???「そう。なら、こなちゃんが死ねば良いじゃん。」
「だれ? (≡ω≡.)?」
???「もう忘れたの? 薄情だな〜 こなちゃん。」
「つ、かさ? だって、つかさは…… (≡Д≡.;)」
つかさ「そう、こなちゃんに見殺しにされた。そうだよね? 」
「み、見殺しじゃないよ。あれはかがみんの為だ。仕方が無かったんだよ! (≡Д≡.)!」
つかさ「そうまでして助けたお姉ちゃんを、今度は死ねって言ってたよね。」
「うっ…… でも、こっちがボランティアで散々助けてあげたのに、お礼一つ無しで絶交なんて最低じゃん! (≡皿≡.)!」
つかさ「ボランティア? あはは! 何それ、ギャグ? 」
つかさ「全部こなちゃんの為じゃん? 自殺ついでに心臓移植して私たちに感謝されるため、それが駄目なら私を見殺しにしてお姉ちゃんを助ける。」
つかさ「そ、全てはこなちゃんがお姉ちゃんを失いたくないが為の勝手。そうだよね〜 家族には見捨てられ、友達も居ないもんね。」
「! そうか、かがみんのアレルギーも…… Σ(≡ω≡.)!」
つかさ「そう。お姉ちゃんの心臓、私の心臓のせいだよ。」
つかさ「どんな気分? 全てを犠牲にして助けた相手に拒絶されてる気分は。」
「…… (≡ω≡.;)」
つかさ「まぁ、良いや。じゃ、もう会う事も無いと思うけど元気でね〜 」
「…… (≡ω≡.;)」
「かがみん…… (≡ω≡.;)」

427 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 02:08:26 ID:+GRSbnHh


みwiki「今日はお呼び出てして申し訳ございません。」
かがみ「ううん、私も会いたかったし。」
みwiki「それは良かった…… 聞いたのですが、あちらのご実家に移られるんですってね。」
かがみ「うん。まだ体調も万全じゃないしね、向こうは屋敷も大きいし主治医も居て急な対応とかも出来るから。」
みwiki「そうですか。寂しくなりますわ、お元気で。」
かがみ「ありがとう。いつでも遊びに着てよ。」
みwiki「はい、喜んで。」
みwiki「しかし、泉さんが近くに居るだけでアレルギー発作が起きるなんて。なんという事でしょうか。」
かがみ「こなた、色々助けてくれたんだけどね…… 」
「かがみん! 見つけた!! ヽ(≡∀≡.)ノ」
かがみ「こな…… ウォエ〜〜 」
みwiki「泉さん! 」
「うふふ、かがみんがそんなんじゃ、もう現世では二人が一緒になることは出来ないね。 (≡∀≡.)」
「ならさ、来世にかけようよ!! (≡∀≡.)」
かがみ「ハァハァ、あんた、何言ってるの? 」
「かがみんをそんな身体にしちゃった責任を取る。それが私に出来るボランティア!! Σd(≡ω≡.)」
みwiki「泉さん! かがみさんの発作が!! 」
「邪魔! 眼鏡巨乳!! ┗┐(≡皿≡.#)」
みwiki「ひっ!! 」
「さぁ、かがみん。先に天国で待ってて! (≡∀≡.)」
かがみ「嫌! 離して!! ゲボッ! こなた、あんた正気? 」
「アハハ! 心配しないで! どこまでも一緒だよ? かがみん。 ⊂(≡∀≡.)つ=lニニフ」

ザシュッ!

かがみ「ああ…… そんな…… こ…… な…… 」
みwiki「いや〜〜〜! かがみさん!! 」
「あはは、かがみんから出た血、まるで私たちのヴァージンロードみたい。 (≡∀≡.)」
「心配しないで、すぐ追いかけるから。そしてつかさも居れて3人仲良く暮らそう。 (≡ω≡.)」
「それじゃね、みゆきさん。 (≡ω≡.)ノシ」
「なんで友達想いなんだ! 私って♪ ヽ(≡∀≡.)ノ」

ブスッ!

(終)

428 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/24(火) 02:25:12 ID:+GRSbnHh
「なんで友達想いなんだ! 私って♪ ヽ(≡∀≡.)ノ」
→「なんて友達想いなんだ! 私って♪ ヽ(≡∀≡.)ノ」

最後の台詞なのに…… こなため!w

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 02:53:04 ID:wZuxCNaU
こなたうざっ!
アレルギーならセチリジン塩酸塩でも飲んだらよい…

430 :SF655:2008/06/24(火) 03:30:31 ID:Jf23KvEa
誰もいなさそうなんでひっそりとss投下。


431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 03:49:33 ID:oF0AUHdT
つかさ「ごめんねこなちゃん、これ3人用なんだ」

432 :SF655:2008/06/24(火) 03:57:59 ID:Jf23KvEa
事前に忠告。今回はぇちぃシーンがあるかもしれません。

『世界の終わりが降る夜に…』

セックスは嫌いじゃない……。

少なくともやってる時だけは他のコトを考えずにいられるから。

「とてもよかったよ。次も君を指名するとしよう」
「ありがとうございました」
礼をして相手が出ていったのち、後かたづけをして私は部屋を出た。

私は泉こなた。高校を卒業してから七年が立った。
外の雰囲気はあまり変わっていない。けれど私の生活は……。

ロビーに出ると、支配人が声をかけてきた。
「よぉ、こなたちゃん。今日はあがりかい?」
「…さっきの客、クスリ使ったけど、禁止してるんじゃなかったの?」
「あーヤマダさんねー。お得意さんだから多少は目ぇつぶんないと。こっちの方もがっぽり頂いちゃってるしねぇ」
そういって人差し指と親指をつなげた手をみせた。
「まーガマンしてやってよ」
「でもアレだねぇ。エグゼクティブってのは、ヤマダさんとかタナカさんとかばっかりだもんねぇ」
「そうですね……興味ないです」
「にしても、大変だねぇ。半分は借金のカタなんでしょ?」
私はそれを無視して玄関へ向かった。


433 :SF655:2008/06/24(火) 04:01:18 ID:Jf23KvEa
>>432

一気のつもりが眠気がやばい。
夕方最後まで投下します。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 04:49:03 ID:rqyMKOBA
>>418
申し訳ない。あの自殺SSもちゃんと完成させます。

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 05:02:17 ID:rqyMKOBA
『つかさのアルバイト III - 3』


「200万円、そんなお金、私には用意できないよ・・・」

求人情報誌をめくりながら、私はため息をついていた。
りゅうじくん からお金の相談を受けて生返事はしたものの、
短大生に200万円などというお金はそう簡単には作れない。

「マクドナルドかぁ、ダメだ、こんな時給じゃ足りないよ・・・。
 
 メイド喫茶・・・?
 萌えって分かんないよ。こなちゃんじゃないんだから。
 
 家庭教師かぁ、私が教えてもらいたいくらいだよ・・・。
 お姉ちゃんなら家庭教師とかできるんだろうなぁ・・・。

 ・・・ん?お姉ちゃん?
 そうだ、お姉ちゃんに相談したら何とかしてくれるかな・・・。
 ううん、でも怒られちゃうかもな・・・」

お姉ちゃんは小さい頃から私と違って何でもできた。
そんなお姉ちゃんのことが、私はずっと羨ましくて、少し鬱陶しかった。
でも、いつも私のことを助けてくれる、
そんなお姉ちゃんの存在はやっぱり大きかった。

「うん。やっぱりお姉ちゃんに相談しよう」

私は大分使いこなせる様になってきたケータイに手を伸ばして、
電話帳から「お姉ちゃん」をダイヤルした。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 05:15:38 ID:rqyMKOBA
>>435
『プププププ・・・・・プルルルルル、プルルルルル、プルっ・・・』

『も、もしもしっ?つかさ?つかさなのっ?』

「う、うん」(変なテンションだな?せっくす でもしてたのかな?)

『げ、元気?元気にしてたっ?』

「・・・私は元気だよ」(何かどもってるよ・・・)

『そ、そう。ならよかったわね。
 つかさ、寂しかったら、いつでも電話してきていいのよ!』

「・・・そうするよ。で、あのね?お姉ちゃん?」

『ねぇつかさ?高校生のときみたいに上手く行かなくても、
 なんとかなるわよ!てか、なんとかなるはずよ?』

「・・・う、うん」(お姉ちゃん、人の話聞く気あるのかな・・・?)

『で?何か用事?』

「べ、別に、いいよ・・・それじゃあね、お姉ちゃん」


437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 05:17:35 ID:rqyMKOBA
>>436
電話越しのちょっと変なお姉ちゃんに、
私に少し、失望と怒りを覚えた。

「いつでも電話していいわよ!って、あの調子じゃ相談するものもできないよ。
 お金作る方法、自分で探そう・・・」

再び求人情報誌をめくっていくと、最後のページに目が留まった。

『〜素人モデルさん募集!〜
  1回の撮影で5万円〜15万円以上!!未経験の人でもOKです』

「なんだろう、これ? エッチな仕事なのかな?
 でも1回10万円貰えれば、20回でりゅうじくん にお金渡せるよ!
 聞くだけ聞いてみよう」

私はそこに書いてある電話番号をプッシュし始めていた。
これが、私の人生の転機だったのかもしれない。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 05:19:02 ID:rqyMKOBA
流石に寝ないとまずいんで、寝ます。
IV-3の続きは今日中に。
アルバイト書いてる間に自殺の方もぼちぼち仕上げて行ってるんで、
どうか生温く見守っていただければ。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 06:14:33 ID:aYsD7e0a
恋は盲目、か…

。・゚・(ノД` )・゚・。

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 11:29:25 ID:+eGqj0sB
>>428
みゆきさん一人ぼっち・・・こなたの所為で!
てかこなたの顔文字見れば見るほどむかつくね

SF655さん&アルバイトさん
楽しみにしてます

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 15:38:56 ID:l9RS4/lc
神奈川すごすぎワロタw
話は残酷なのに、筋肉同様暗さを感じさせない。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 15:50:18 ID:RhemYlV9
>>428
通報しなければ暴挙に出る可能性のあった青虫一人が綺麗に死んで終りだったはずがとんでもない事にww

後悔して3人の後を追うみゆきさんの姿が想像出来るw

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:46:57 ID:+W5lD/z5
>>437
>電話越しのちょっと変なお姉ちゃんに、
>私に少し、失望と怒りを覚えた。

電話越しのちょっと変なお姉ちゃんは、
私に少し、失望と怒りをもたらした。

です。寝不足は酷いもんだ。

えーと、以下続きです。

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:54:21 ID:+W5lD/z5
>>437

◆◆◆◆◆



「お嬢ちゃん、仕事の内容分かって面接来てるんだよね?」

「はい・・・一応は」

「うちで撮ってるのはこんな感じのなんだよ」

私の前に座っているアゴに少し髭を蓄えたおじさんが、
DVDのパッケージをいくつか私に差し出す。

「およよ・・・露出・・・痴漢・・・レイプ・・・」

「・・・お嬢ちゃん、普段俺はこんなこと言わないんだけどね。
 でもお嬢ちゃん、この仕事に向いてる様には見えないよ」

「・・・」

「さ、帰ろうか?」

「・・・お金は、たくさん貰えるんですか?」

「お金?お金か。内容にもよるけど、それなりにはね。
 あと内容によっては顔バレの心配も無いけど・・・」

「私、お金が要るんです!やらせてください」

「・・・分かった。じゃあ詳しく説明するよ」

「・・・はい」


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:54:44 ID:+W5lD/z5
>>443
◆◆◆◆◆



「お嬢ちゃん、仕事の内容分かって面接来てるんだよね?」

「はい・・・一応は」

「うちで撮ってるのはこんな感じのなんだよ」

私の前に座っているアゴに少し髭を蓄えたおじさんが、
DVDのパッケージをいくつか私に差し出す。

「およよ・・・露出・・・痴漢・・・レイプ・・・」

「・・・お嬢ちゃん、普段俺はこんなこと言わないんだけどね。
 でもお嬢ちゃん、この仕事に向いてる様には見えないよ」

「・・・」

「さ、帰ろうか?」

「・・・お金は、たくさん貰えるんですか?」

「お金?お金か。内容にもよるけど、それなりにはね。
 あと内容によっては顔バレの心配も無いけど・・・」

「私、お金が要るんです!やらせてください」

「・・・分かった。じゃあ詳しく説明するよ」

「・・・はい」


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:55:03 ID:+W5lD/z5
>>445

◆◆◆◆◆



「りゅうじくん、これ、200万円」

「そうか、ありがとう」

私は りゅうじくん に撮影所で前借りしたお給料の200万円を渡す。
あご髭のおじさんに事情を話すと渋い顔をされたけど、
結局私の説得に応じて、契約書にサインしてくれた。

既に5本のビデオに出たことは、りゅうじくん には話していない。
でも全額返済するには、あと20本近く出ないといけない。
顔出しNGでソフトな内容だからなんとかなるとは思うけど・・・。

「あのさ、つかさ?」

「何?りゅうじくん」

「実は、もう少しお金がいるんだ」

「・・・え?いくら?」

「300万円」

「・・・!」

「・・・やっぱ、無理だよな」

「・・・う、ううん、私用意するよ!
 りゅうじくん のためなら、私何でもするよ!」

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:56:31 ID:+W5lD/z5
>>446

つかさのアルバイトIV-3はここまで。

アルバイトIVの試みとして、
つかさの回想とまつりの現在で交互に構成してるんですが、
ここまでブツ切り投下になると、訳分かんないな・・・。

IV-4は比較的早く投下できると思います。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 19:10:27 ID:aYsD7e0a
GJ!

なんつーか、つかさ馬鹿すぎるw

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 19:58:05 ID:6THU4Zsg
りゅうじ君、お父さんが癌か何かなんだね!

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:06:51 ID:vHFRjzbj
つかさの処女を奪い外道の道に引きずり落としたりゅうじに相応の報いを・・・

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:09:13 ID:v5+rKt/K
こなたはともかくつかさがこんな目に遭うのは耐えられない

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:31:54 ID:/mwGNgsP
さて、神奈川氏、SF氏、アルバイト氏がスレを盛り上げてくれたところで、投下させて頂きますか。
巨匠達の後でも気後れしない、それが俺なりの鈍感力。

>>447
gj!
健気で献身的なつかさが美しい。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:33:47 ID:/mwGNgsP
テスト

454 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:35:15 ID:/mwGNgsP
「かがみんはツンデレだからね〜」
「だから違うって」
「違わないよ。別に雰囲気でツンデレ認定してるわけじゃないよ?」
「っていうかな、アンタに対する私の態度って、ツンツンしてないからな。当然のツッコミを入れてるだけよ」
「分かってるよ」
「なら何故ツンデレ認定する」
「分かってるくせに」
 私の気持ちも分かってくれたらなぁ。

 



 私は朝に弱く、お父さんは私に弱い。だから、できれば遅刻寸前まで眠っていたい。
それでも私には早起きする理由がある。
「おはよう、かがみん、つかさ」
私がいつも早起きする理由、それがこのひと時だ。
「おーっす、こなた」
「こなちゃん、おはよう」
いつもと変わらない見慣れた通学路だけど、かがみと一緒に登校できるから、
色褪せない景色を私の瞳に映してくれる。この感情が恋だと気付くのには、
かなりの時間がかかった。かがみに対する感情が恋だと気付いたのは、
みさきちとかがみが楽しそうに話している時だった。その時の痛みは今も覚えている。
ちくり、と、胸を針が貫くあの感覚。恋愛感情以外では説明できないあの疼痛があったからこそ、自覚できた。
「こなちゃん、今日の宿題やってきた?」
「勿論だよ。いい加減先生も痺れ切らしちゃってるからね。つかさは?」
「やってないよー。それで昨日、一晩中言い訳考える事に時間費やしちゃって、寝不足なんだ」
「その時間を宿題に使えよ」
笑いあいながら、通学路を学校へと向かって歩く。でも、この時間もそう長くは続かない。
 かがみとはクラスが別だから、離れ離れにならなきゃいけない。
そしてC組には、みさきちが居る。かがみは口ではみさきちに冷たく当たりつつも、
事ある毎にフォローを入れている。前なんて、みさきちの為に峰岸さんと一緒に
勉強会まで開催していたらしい。それがみさきちに対する恋愛感情から出たものか、
或いはかがみの世話好きな性格から出たものかは私には分からない。
でもね、かがみは、私の為にはそこまでやってくれた事なんてないよ。
「ちょっと、こなた、何黙りこくっちゃってんのよ。アンタらしくもない」
「こなちゃん、最近考え込む事多くなったね」
かがみのせいだよ。

455 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:36:04 ID:/mwGNgsP
「深窓の乙女は常に物思いに沈んでるものなのさ」
「なーにが乙女よ」
「あはは、お姉ちゃん言いすぎだよ〜」
おどけて誤魔化してみせたけど、本当はもう少し心配して欲しかったよ。
これがみさきちだったら、もっと心配したのだろうか。
 私はその思考を振り払う。考え込んで黙りこくるより、今は二人との会話を楽しもう。
また沈黙を指摘されてしまうし、つかさにまで心配をかけてしまうかもしれない。
何より、かがみとの繋がりをもっと感じていたい。教室に入るその時まで、言葉ごしにでも繋がっていたかった。
 教室に入るその時まで、みさきちの事は極力考えないようにしよう。
とは言っても、その教室まで後5分もないけれど。
「そうだ、こなた。アンタ今週の日曜暇?」
「今週の日曜はもう過ぎてるよ」
「来週の日曜、暇?」
確認しなくてもいいよ、かがみなら。たとえ暇じゃなくても、返事は決まってる。
「暇だよ」
期待に胸を高鳴らせながら、私はかがみの言葉を待った。
「じゃあ悪いんだけど、頼まれてくれる?」
「何をさ」
「今度トライアスロン大会あるじゃない。あれの優勝商品が欲しいんだけどさ、
こなたぐらいの運動神経じゃないと、狙えないでしょ?」
「ああ」
かがみの言わんとしている事を一瞬で理解する。今までも、かがみとの会話でその話が出た事はあった。
ただトライアスロン大会とは言っても、競技というよりゲーム形式のアトラクションと言った方が
正鵠を射た表現だと私は思う。
「任せてよ、かがみん。いつも宿題見せてもらったりとか世話になってるしね」
ゲーム形式とは言っても、種目を見た限り過酷と表現しても大げさではないくらいに大変そうだった。
でも、かがみに頼られるというのは悪い気分じゃない。そしてかがみが欲しがっている優勝商品は指輪だ。
その指輪は分割可能で、割れば二人の人間が指に嵌める事ができるというユニークな形状をしていた。
その指輪にはLUVの文字が刻まれており、ちょうどUの真ん中で割れる事になる。
 かがみに指輪を捧げる。その行為の意味するところを想像するだけで、血液が沸騰するような
高揚感に襲われる。これがかがみの依頼を引き受けた理由の一つだ。
 勿論、それだけで過酷な使命を引き受けた訳じゃない。運動神経で言えば、
例えばみさきちも居たわけだ。にも関わらず、私に頼ってくれた。そして私が断ればかがみは
みさきちを頼るかもしれない。みさきちに対する優越感とリスク回避、
これが私を駆り立てる最も強力な理由だった。

456 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:36:35 ID:/mwGNgsP
「こなたぁ、ありがとう。本当に頼りになるわね」
「こなちゃん大丈夫?ブランクあるんじゃないの?」
「大丈夫大丈夫。今からトレーニングすればどうにかなるよ」
男女混合年齢無差別だったなら厳しかったかもしれないけど、幸い男女別で年齢による階級分けもある。
それでもトレーニング無しで乗り切れる程甘くはないだろう。今日の放課後からでも、
早速走りこむ必要がある。
「その代わりかがみ、その日の夜夕ご飯奢ってよ。
全部終わったら電話するからさ」
この際だ、アプローチもついでに行っておく。頼みごとを引き受けた直後ならば、
夕食の誘いも不自然じゃなく切り出せる。
「いいわよ。お洒落していかなきゃね」
かがみが目を細めて笑った。つられた訳じゃないけれど私も笑い返す。私の為にお洒落をしてきてくれる、
その事が嬉しくて、ごく自然に私の顔の筋肉は弛緩していた。



「でね、つかさったらね、言い訳考えて眠れなかったって言ってるのよ」
「妹ちゃん、ユニークで可愛いね」
 あやのと柊の会話を、自分の席に座りながら軽く聞き流す。
 今日も柊はちびっ子と一緒に登校してきたらしい。柊と知り合ってからの長さで言えば
私の方がちびっ子よりも長いが、友人として過ごした期間はちびっ子の方が長い。
高嶺の花、そういう存在だった柊と中学時代含めて5年続けて同じクラスになれたのは僥倖だった。
その幸運を逃す手はなく、話しかけて友人関係を築き上げた。けれど、遅かった。
柊の近くには、既にちびっ子が常に側に居る。私の入り込む隙間なんて、存在しているのだろうか。
「日下部、アンタ私の話聞いてたか?」
「んあ?あれだろ、柊の妹が宿題忘れたって話だろ?姉を見習え、って感じだよな」
「アンタも人の事言えないでしょ」
柊は目を細め、呆れたような声を出す。私に対してはいつもこうだ。
柊は呆れた顔より怒った顔より、笑った顔が一番可愛いのに。
「いや、私は宿題やってるってば。ただ提出が遅れちまうだけだって」
「期限守らないとやったうちに入らないわよ」
怒ったようにそっぽを向いたその横顔も綺麗だけど、笑顔が見たい。
「そんなカッカしてないでさ、笑えばもっと可愛いのに」
「なっ」
柊が絶句した。私も絶句したい気分だ。つい、本音が口から漏れてしまった。
「何言ってるのよ。日下部、熱でもあるんじゃないの」
乱暴に吐き捨てると、柊は完全に私から目を逸らした。その態度を見るに、どうやら怒らせてしまったらしい。
今までも柊を怒らせた事はあるが、今回の怒りは尋常ではないように見える。
拳を握り締め、顔を赤らめて黙りこくっている。

457 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:37:19 ID:/mwGNgsP
可愛い、という表現で形容されると怒るタイプなのだろうか。
確かに柊は可愛いというよりは凛々しいという表現が似合う。
「柊ぃ、怒るなよお。可愛いだけじゃなくて、かっこよくもあるからさ。
私が男だったら放って置かなかったぜ」
「あんたねぇ、からかってると本気で怒るわよ」
柊はほおずきの様に真っ赤に染まった顔を私に向けて、噛み付いてきた。
うーむ、かっこいいも禁句だったのか。乙女心って難しい。
「からかってねーって。本心だよ、本心」
柊の勢いに気圧されながらも、私は慎重に言葉を選びながら対応する。
何が地雷になるか分からない。
「本当でしょうね?」
「天地神明に誓って」
「…からかってたら、許さないからな」
柊は小さく呟くと、私から目を逸らし更に小さい声で付け加えた。
「あんたも、少しだけ可愛いわよ」
「はは、少しってひっでーな」
なら最も可愛いのは泉こなたですか?
心の深い所から湧いてきたその声を振り払う。実際、ちびっ子に対する劣等感はあれど、
柊からたとえ少しだけでも可愛いって言ってもらえたのは嬉しかった。だから、その声は振り払える。
「少しっていうか…いいわ、ちょっと席外すわ。5限までには帰って来る」
「おーう。そんなに時間ないぞー」
「分かってるわよ」
柊は急に席を立つと、教室から出て行ってしまった。何を言いたかったのか、結局謎のままだ。
 それでも、なんで席を立ったのかは分かる気がした。多分、ちびっ子のクラスへと行ったんだろう。
やっぱり勝てないのかな。柊が私に振り向いてくれるなんて事、幻想でしかなかったのかな。
 ちびっ子と二人で柊の所有権を言い争った事があった。あの時、柊は照れたように嬉しくないなんて言ってたけど、
まさか私達が本気で言い争っていたとは思いもしなかっただろう。
でも、それから数日後には私は理解させられた。私が冗談半分に柊の腹部をつねった時、
柊は条件反射的に私の頬を張った。直後にちびっ子が同じように柊の腹部をつねった時、
柊は特に怒る事はしなかった。多分、あれが私とちびっ子の絶対的な差。
柊の私達二人に対する、信頼の違いから生じた反応の差、それを見せ付けられてしまった。
 何処からともなく沸いてきたその思考は、窓ガラスが強く叩かれる音を合図に中断された。
音のする方へ目を向けると、窓ガラスに鳥が体当たりを繰り返していた。
開け放たれた窓から、教室へと入ってきたんだろう。けどその音は自分を取り戻すいいきっかけになった。
考え込むなんて私らしくもない。私はもっと単純な人間のはずだ。
「あやのー、さっきから何読んでんだ?」
気持ちを切り替える為に、先ほどから読書に耽っていたあやのに声をかける。
親友と話でもしていれば、気分も晴れるだろう。

458 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:38:23 ID:/mwGNgsP
「竹取物語」
「ってまたえらく古い古典読んでるな…」
柊が居たら突っ込まれてるところだ。トートロジーとか何とか言われて。
 危うく苦笑しそうになる。気分を切り替えようと先ほど決心したばかりなのに、
結局柊の事を考えてしまう自分が滑稽で。
「子供の頃から昔話って好きだったんだ。でも、今読み返すとかぐや姫って酷いよね」
「いや、何処が?」
流石に竹取物語のストーリーくらいは知っているが、かぐや姫の陰惨さを示すような描写なんてあっただろうか。
「求婚者に難題だしてる所。だって考えてみてよ、みさちゃん」
本当にかぐや姫に憤慨しているのか、温厚なあやのにしては珍しく語気を強めた。
「仮にその難題をクリアしたところで、かぐや姫は結婚する気なんて絶対になかったよ。
元から、求婚者を跳ね除ける為の難題だったんだから」
あやのはそこで言葉を区切ると、一旦席を立って窓ガラスに体当たりを繰り返している鳥のほうへと向かった。
その窓ガラスをあやのは開け放つ。鳥は再び大空へと帰っていった。
再び席へと戻ってきたあやのは怒りを露にしながら、続きの言葉を紡いだ。
「惚れられた方の強みを利用して、無理同然な危険を伴う条件を出すなんて、傲慢だよ。
他人に対する共感能力が欠けてるとしか思えない」
あやのー、兄貴と何かあったか?そう茶化そうとして口を開きかけたその時、
私の携帯電話が振動した。携帯電話を開いて確認すると、メール受信を伝えるアイコンが表示されている。
そのメールは、柊からのものだった。


 柊から指定された時間よりも早く、私は第二美術室への前へと着いた。
美術部は第一美術室を拠点としているので、放課後のこの時間は誰も居ない筈だ。
尤も、この教室が施錠されずに開放されているのは美術の自習目的なのだが、
課題提出期直前にならない限りは誰も使用しようとは思わないだろう。
 目の前の教室の扉を開ける前に、柊から今日の昼休みに届いたメールの内容をもう一度脳裏に浮かべる。
『今日の17時30分頃、誰にも言わずに第二美術室へ来て。大事な話があるから』
それだけだった。だが、昼休みに敢えて席を外してまで私にメールを送ってきたと言う事は、
誰にも聞かれたくない話なのだろう。だから私は、5限前に教室に戻って来た柊にメールの内容を
問い質す事はしなかった。あやのにすら聞かれたくない話、それを考えると背中に重荷を載せられた気分だ。
 私は深呼吸をすると、教室の扉を開いた。そこには既に先客が居た。
「早かったわね、日下部」
声の主は、普段真面目な彼女にしては珍しい事に机に片膝を立てて座っていた。
白い太腿を惜しげもなく晒すその姿勢に、私の胸は破裂しそうな程の勢いで高鳴りだす。
「柊、話ってなんだー?」
扉を閉めると、震えそうになる声を抑えながら問いかける。
「日下部さ、今日の昼に言ってたわよね。私の事、自分が男だったら放って置かなかったって」
「ああ、言ったけど」

459 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:38:58 ID:/mwGNgsP
「でもさ、私思うんだけど、性別ってそんなに大事な要素かしらね」
「え?」
自分でも滑稽なくらいに、素っ頓狂な声が口から漏れる。
「日下部は、同性愛者とか差別しちゃう人なのか?って事よ」
「いや、しねーけど」
「ならさ、別に女の子同士で付き合うことにも、抵抗ないわよね?」
差別意識を持たない事と当事者になる事では明らかに次元が違うと思ったが、
柊が相手なら別に同性愛でも構わない。むしろ、私はそれを望む。強く、渇望する。
「それは…相手にも依るんじゃないか?」
危うい話をしているとは思う。4階にあるこの教室からは運動部が部活に励んでいる姿が見える。
彼等の掛け声がここまで届くように、私達の話が彼等に聞かれはしないかと私は不意に不安になった。
杞憂だって事は承知してる。承知してなお、不安を感じてしまう程に危うい話だ。
「相手に、ね。なら例えば、私だったらどうする?」
「…おい、柊。からかってんじゃねーだろうな?」
数拍の沈黙の後、何とか私は声を絞り出す。
「本気で言ってるのよ。そんな残酷な事、言うなよ…私の気持ちを疑ったりして欲しくない」
「いや、なんというか。ほら、柊って私に対して割りと冷たく当たるっていうか、
ツッコミが激しいっていうか、そういうトコあるじゃん?だからちょっと、
現実味が湧かないっていうか、戸惑っちまったっていうか」
「こなたに言わせれば、私はツンデレって奴らしいわ。私は否定してたけどね、
思い返せば、アンタに対する態度はツンデレそのものだったわね」
ツンデレって確か、好きな人に対して冷たく当たる現象を指した単語だっただろうか。
「アンタにお腹触られた時ね、つい条件反射的に叩いちゃった事あったけど、
あの時分かったのよ。アンタに恋してるんだって事。下腹部が熱くなって、どうにかなりそうだった。
身体が蕩けてなくなってしまいそうで、怖くなって気付いたら日下部の事叩いちゃってた。
あの時はごめんね」
「いや…いいけど」
非現実的な展開に私の思考力がついていけない。
本当に高嶺の花だった柊が、私を選んでくれているのだろうか。

460 :コントラスト:2008/06/24(火) 20:39:21 ID:/mwGNgsP
「日下部、私今日言ったよね。嘘だったりしたら許さないって。あの時私を可愛いって言ったことや、
私を選ぶって言ったこと、私の心を弄ぶつもりで言ったんなら本当に許さない」
語気を強めて睨むように柊は私を見据えてきたが、その態度が強がりだって事はよく分かった。
だって柊の瞳は、今にも涙が零れてきそうなほどに潤んでいたから。
「柊、嘘じゃねーって。私だって柊の事、中学ん時から好きだったんだから」
「本当に?」
「本当だってば」
私は素早く柊を抱きしめる。柊の泣いている姿なんて、見たくなかったから。
堪え切れなかったんだろう、もっと早く柊の気持ちに気付いてやればよかった。
 夢なら醒めるな。私は心に何度もそう念じる。幻想でも構わないから、いつまでも柊を抱いていたい。
夢見心地で柊の華奢な身体を抱いていた私は、視界の隅にある人物を捉えて急に思考力を取り戻す。
 私の瞳は、窓から見下ろせるグラウンドに釘付けになっていた。そこには運動部が部活に励んでいたが、
唯一人、そういったグループから外れて行動している存在であるちびっ子を訝しげに見つめる。
どういった訳か、体操着を着込みグラウンドをランニングしていた。
 ちびっ子は帰宅部だと聞いたことがある。にも関わらず何故あんなにも汗だくになりながら
運動に励んでいるのだろう。憑かれたようにグラウンドを走り回るその姿には、
健気さと同時に執念めいた強い情念があるようにも見えた。





461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:40:18 ID:/mwGNgsP
>>454-456
キリいいので今日はここまでにしときます。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 20:45:15 ID:+W5lD/z5
>>461
乙です。なんか切なくなった。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 21:21:03 ID:+W5lD/z5
『つかさのアルバイト IV-4』


『ピ〜ンポ〜ン、ピ〜ンポ〜ン』
「いらっしゃいませ、こんばんは」

この時間とはいえ、連休初日ということもあるのか、
ファミリーマートは人が少なくなかった。
学生が数人で烏龍茶を選んでいる。
外でひっくり返っている酔っぱらいの友達なのだろう。

「コーラにしようかな・・・ん、やっぱりこっちだ!」

一度手に取ったノンカロリーのコーラのペットボトルを冷蔵庫に戻し、
糖質ゼロの発泡酒のロング缶を2本、かごに放り込んだ。
それからポテトチップスの大袋と・・・あ、チョコレートも欲しいな・・・。
ううん、これじゃ糖質ゼロも帳消しかな・・・。

「お会計3,800円になります」
「あ、5,000円から・・・」

随分と買い込んでしまった。
レジの台から持ち上げる袋が重たい。
自転車で来てよかった。

出口に向かおうとして、ふと雑誌コーナーで足を止める。
人気グラビアアイドルの水着姿が表紙になっている男性週刊誌、
その表紙の、

『恐るべし!ガン患者を食い物にした詐欺商法!』

という見出しが目に留まったのだ。
お父さんが身体を壊して以来、私は"癌"という文字には敏感になっていた。
私は普段なら手に取ること無い、その週刊誌を開いた。
思えばそれが運命の1つの分かれ道だったかもしれない―。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 21:24:34 ID:+W5lD/z5
>>463

「な、何よこれ・・・」

思わず漏れた声に、
隣で立ち読みをしていた中年のおじさんと部活帰りの高校生が、
びっくりしたような顔でこっちを向き、
私は反射的に週刊誌を閉じた。

「す、すいません・・・」

彼らが自分たちの前の雑誌に目を落としたのを確認して、
私は再び、雑誌のページをめくる。
大胆なポーズで肢体を曝け出す、セミヌードのグラビア―。
彼女は私そっくりの瞳で、私を見つめていた―。

「う、嘘でしょ・・・ありえない・・・」

俄には信じ難い。でも、その被写体は、
間違いなく私の妹、柊つかさ、その人だった。

「・・・るっせーな」

隣の高校生が私を睨む。
普段の私ならそいつに啖呵の1つでも切るんだけど、
今の私は週刊誌の中の つかさ のことで頭がいっぱいだ。

私はOLに不似合いな男性週刊誌を手に、再びレジに向かった。

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:07:53 ID:+W5lD/z5
ちょっとトラブって中断してました。再開します。

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:36:24 ID:+W5lD/z5
>>464
「・・・ただいま」
「おかえり、まつり。少し遅かったわね?」
「おかえり。こっちで一緒にテレビでも見ないか?」
「う、ううん。ちょっと疲れたから部屋に戻るわ・・・」

私は冷蔵庫や戸棚に買って来たものを放り込むと、
階段を駆け上がって自分の部屋に入った。
扉に鍵をかけ、三たび、そのページを開く。

「つかさ、いったいなんで・・・」

柊家の末っ子、つかさ。
かがみ と つかさ は双子だったけど、
後から産まれて来た つかさ は かがみ よりも少し小さくて、
成長してからも少し華奢で、よく身体を壊していた。

そんな つかさ が、雑誌のグラビアに、その素肌を晒している。
相変わらず体型はスレンダーだけど、
その身体は私の知らない間に大人の女性のものになっていた。


大胆なカット、目が釘つけになる―。


ふと我に帰って見出しを見ると、
巻頭にインタビューがあるとの見出しが目に入った。

私はインタビューの文字を目で追った。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:40:30 ID:+W5lD/z5
なんか歯切れが悪いなぁ。
もう少し まつり 姉さんについて勉強すべきかもしれん・・・。

アルバイトIV、次回よりクライマックス。

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:44:17 ID:oF0AUHdT
ここの絵師はSAIで描いてるのか?

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:52:10 ID:vHFRjzbj
>>467
おもしろい
でもいいところで切るね
ぷんぷん

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:55:42 ID:aWPKSg9X
ぷんぷんてwwwwww

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 22:58:55 ID:RhemYlV9
>>467
いよいよ事態が動き出したか
続き楽しみにしてます

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 23:36:32 ID:6THU4Zsg
コントラストの人ってこなたに彼氏が出来る話し書いてた人?
だとしたらあやのやみさおで話を書くのが上手いですね



473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 23:53:58 ID:tVTyWm9A
>>468
SAIでも描いてる人はいるだろうが
ほとんどがアナログ描きじゃね?

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 00:28:40 ID:BhJsbOMO
こなた「皆SAI使ってるのかな?」
つかさ「あはは〜、こなちゃんの方がもっとくSAIよ〜」

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 00:47:56 ID:RaEraKt6
>>467
このことをつかさに問いただすまつり。
しかしつかさの術中にはまり、かがみと同じ目に遭ってしまうのであった。

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 01:30:28 ID:tRBJ1lBE
つかさって病気に強いのが長所じゃなかった?
地味だけど

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 07:02:29 ID:w6RG4l44
>>466
GJ!!

そういえば昔、転校ネタがあったけど
福岡の場合、空閑さんとならこなた上手く行きそうな気がするけどどうだろう?

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 08:06:05 ID:XxPsVkyk
>>476
どう見ても勉強不足です。本当にありがとうございました。
取り敢えず、1,2歳のときのことにしといてください。
あーだんだんボロが出るなぁ・・・。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 08:34:24 ID:DIQip1e1
>>476
そんな設定あったっけ?

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 09:58:02 ID:RFl7I4Xa
>>477
どこへ行っても同じだよ

>>479
つバカは風邪を引かない理論

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 11:19:01 ID:DIQip1e1
こなたが自殺するまで電気アンマしたい。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 12:06:56 ID:+1QkNMnu
>>479
一応原作で、そんな台詞がある

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 12:31:05 ID:KzPfTE03
病気がちとかじゃなくて体力が無いと解釈すれば問題無しじゃね?

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 14:37:54 ID:+1QkNMnu
そこまで細かい所を求めるこたぁ無いだろ

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 14:43:41 ID:aGc6uTmB
>>482
何巻のどこだっけ?
探すのメンドクサスw

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 15:39:47 ID:AQA6bOwz
風邪は馬鹿が引くとか言ってかがみを馬鹿にしたやつだろ?

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 16:45:20 ID:luOzeRI6
アニメにもあった気が

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 17:59:49 ID:vGhphTJi
投下します。>>454-460の続きです。

489 :コントラスト:2008/06/25(水) 18:00:51 ID:vGhphTJi



「あれ?こなちゃんもう来てる」
朝礼5分前になって、ようやくつかさが眠たそうな顔を教室に覗かせた。
「おはよー、つかさ」
「どうしたの?今日いつも合流する所に居なかったけど」
「ん?昨日言ったじゃん」
そう、私は昨日伝えたはずだ。明日からは朝も走りこむから、朝は一緒に登校できないって。
 かがみからトライアスロン大会の出場を依頼されて今日で三日目になるが、放課後の練習だけでは到底足りない。
だから、今日からは朝も頑張る事にした。おかげで昨日はアニメもオンラインゲームもやらずに早寝するという、
とても健康的な夜になった。色々と物足りない気がしたが、かがみの為だ。
「あー、あーあー、確かに昨日の朝言ってたね。ごめんね、忘れちゃってた。
待ってても来ないから風邪でも引いたかと思って心配しちゃったよ」
『つかさらしいや、あはは』とでも普段なら返していただろう。でも今回は違う、
腑に落ちない点が一つある。
「待ってた?もしかしてかがみも忘れてたの?」
何処か抜けてる所があるつかさならともかく、かがみまですっかり忘れてるとは考えがたい。
「いや、今日はお姉ちゃんと一緒じゃないよ。お姉ちゃんは今日から朝早く学校へと向かうみたい。
私今日から一人で登校する事になっちゃうね」
つかさは寂しそうに笑ったが、逆に私は顔がにやけるのを抑えるのに必死だった。
もしかしたら私の姿を見る為に早く登校してきてるのかもしれない、
都合のいい発想かもしれないが、その事を考えただけで破顔しそうになる。
 いや、都合のいい発想だろうか。私はかがみの依頼を受けてトレーニングに励んでいる。
ならば影ながらでも応援したくなるのは人情じゃないだろうか。
もしかしたら私が頑張っているところを見ているかもしれない、そう思うと俄然やる気が出てくる。
「大丈夫だよ、つかさ。もうすぐ皆一緒に登校できるよ。来週までの辛抱だよ」
「こなちゃんはともかく、お姉ちゃんも?」
「多分ね」
多分、という不確定なニュアンスとは裏腹に、口から発せられた声は自分でも驚くくらいに自信に満ちたものだった。

490 :コントラスト:2008/06/25(水) 18:02:06 ID:vGhphTJi



 立っているのも辛いくらいに披露困憊だけど、
私の小さい身体すら入り込ませる余地が無いほどに、
座席はすし詰め状態だった。吊革に掴まり自宅への最寄り駅までの電車に乗りながら、
満足と同時に落胆の味を私は噛み締める。
 満足は勿論、今日のトライアスロンゲームで優勝した事だ。今だから言えることだけど、
本当は優勝なんて夢のまた夢だと思っていた。けれど実際には、正規のトライアスロン大会ではなく
体力勝負のアトラクションという実態もあり、正規のスプリンクラーや部活動所属の人間は
出場していないみたいだった。それでも重労働に変わりはなかったが。
 ただ、かがみが今夜急遽予定が入ってしまい、ディナーの話は無しになってしまったから
満足なままでは終わらなかった。
 どうせ疲れてる、家に帰ってゆっくり休みたいから丁度いいや。
そう合理化させ無理矢理自分を納得させると、私は腕に頭をもたれかけ目を閉じる。
立ったまま寝られる程器用ではないが、少しでも楽な姿勢を取っていたい。
 瞼の裏に、喜んでいるかがみの姿が鮮明に映った。私に微笑みかけてくれている。
そしてこの映像は、明日実現されるものだ。明日の朝、かがみに優勝景品である指輪を渡すその時に、
実現されるはずの映像だ。
 この指輪のプロダクトナンバーを、生涯忘れることはないだろう。
だって私が生まれて初めて渡す指輪になるんだから。
 
 大会の次の日の朝はすこぶる快調だった。昨日は筋肉痛を心配したけれど、
日ごろのトレーニングで慣れたのか筋肉痛は全く出ていない。
あるいは寝る前にストレッチを行っていたのが功を奏したのかもしれない。
筋肉痛どころか、疲れさえ全く残っていない。つくづく体力バカだと痛感させられる。
 見慣れた通学路も、今日はとても新鮮なものに見える。鳥達の囀りさえ、
私を祝福してくれているようだ。その祝福のシャワーの中、かがみ達との合流地点へと向かって歩く。
今の私には、そこまでの道がバージンロードの様にすら感じられた。
「こなた、おはよう。昨日はごめん」
「こなちゃん、おはよう。また皆で登校できるね」
 合流地点に到達すると、二人は既に到着していた。
済まなそうな顔のかがみと無邪気に笑うつかさに、私も挨拶を返す。

491 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:03:02 ID:PAP9RYAw
さて、このスレ伝統の職人さん達が作品を投下している中
またまた斬新なネタが天から降りてきたので
ぼちぼち出来た所まで投下させて頂きますね


『白こなた』


こなたは泉家に稀有ながらお客さんを招いた

「おじゃましまーす」
「どぞ、上がって上がって。狭いけど」

招かれた客は同級生の女子高生3人
かがみ、つかさ、みゆきである
普段なら招かれることの殆ど皆無の客が家に招かれた理由は実に簡単
こなたの父そうじろうが小説執筆の息抜き克つ資料集めにと
編集さん達と旅行に行っているからである
本来はその暇つぶしにパソコンでギャルゲーやネトげーをやったり
快楽な時間をまったり過ごせたはずだが
そのパソコンが壊れたのである

だからこうやって4人でテーブルを囲んで談笑しているわけだ

「あんた、パソコン無しでも生活できるの?」
「いやぁ〜正直つらいね。今までパソコンが運命共同体みたいなものだったから」
「この廃人が」
「こなちゃん、お父さん居なくて寂しいんだよね」
「あぁ…まぁね
居てもあんまり存在感なかったけど、いざ居なくなったら結構寂しいね」
「その言い方はよくありませんよ
あなたのお父さんは男手一人であなたをここまで育ててきたのですから」
「でも育った結果がこれじゃあねぇ」
「こら、かがみん!」

リビングで一斉に笑い声が響き渡る

「…いらっしゃい」

隣の部屋から控え目な声が入ってきた

「おぉ、ゆーちゃん!」
「お茶入れましたよー」
「あぁ、ありがとうゆたかちゃん」

492 :コントラスト:2008/06/25(水) 18:03:14 ID:vGhphTJi
「おはよう、お二人さん。そうそう、かがみ、これが例のブツだよ」
私は指輪の入った箱を手渡す。できればかがみの指に直接嵌めたかったけど、
そこまであからさまな事はしない。第一、つかさが見ている前でできるわけがない。
「ありがと、こなた。本当に頼りになるわね。そういうトコ、好きよ」
「こなちゃん凄いね〜。こなちゃんと友達だって事を誇らしく思っちゃうよ」
「つかさ、それは褒めすぎだよ。皆ゲーム感覚で来てただけだから、私が優勝できただけだよ」
私は顔を紅潮させながらつかさに言葉を返す。褒めてくれたつかさには感謝していた。
かがみから好きと言われて赤くなった顔を、
つかさが褒め過ぎたから照れてるだけと言い訳する事ができる。
「あ、そうだつかさ。さっき皆で登校できるって言ってたけど、ごめんね。
私明日からまた朝早いから、二人で登校してくれる?」
「え、そうなんだ。寂しいな」
私も明日からかがみと一緒に登校するよ、そう言いたい所だけど、
寂しいと発言したつかさを放置するとかがみから冷たい人間だと思われかねない。
ならば、そのつかさも巻き込んでしまえばいい。
「つかさ、だったら明日から私達も早起きしてかがみと一緒に登校しようか?」
「こなた、アンタ朝弱いでしょ。先週無理したんだから、せめて今週からは身体を労わりなさいよ。
つかさだって、こなたに余り負担かけたくないでしょ?」
「うーん、そうだね。私の我がままでこなちゃん困らせるわけにいかないもんね。
それにこなちゃんと一緒なら寂しくないよ。こなちゃん、面白いし」
 あっさりと私の目論みは破綻する。それにしても、どうしてかがみは朝早く登校しているんだろう。
先週までは私がトレーニングする姿を見る為だと思っていた。タイミング的にも自然な解釈だったと思う。
でも、それならもう今週からは早く登校する必要はないはずだ。
「気にしなくてもいいのに。それはそうと何かあるの?」
「一応私委員長だし。今までが間違ってただけよ」
そういえば、みゆきさんも毎朝早かったっけ。
「大変だねぇ、かがみんは」
他人事のように言いながらも、委員長まで器用にこなすかがみが誇らしかった。

 かがみに「そういうトコ、好きよ」と言われて高揚していた気分は、教室に着いたらすぐに冷めてしまった。
その原因が、目の前の女子達だ。
「ねぇ、本当にC組の柊さんと日下部さんって付き合ってるの?」
つかさと私に対し、もう一度同じ質問を繰り返す。
「え、私知らないよ、そんな事」
「付き合ってるわけないじゃん」

493 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:03:41 ID:PAP9RYAw
しまった
被ってしまった…すまない
お先にどうぞ

494 :コントラスト:2008/06/25(水) 18:05:02 ID:vGhphTJi
つかさの困惑した声とは対照的に、私は吐き捨てるように対応する。
不愉快極まりない。大体、どうしてそんな発想が出てくるのか不思議でしょうがない。
「じゃ、あの噂は嘘だったんだ」
「噂?そんな噂が流れてるの?」
「まだそこまで広まってるわけじゃないけどね。たまたま友達から聞いたんだけど、
どうも付き合ってるっぽいって」
友達から聞いた、か。しかも「どうも」という曖昧な表現のオマケつきだ。
「そういうのって大抵アテにならないよね」
私に同調するように、つかさも言う。
「そうだね。それに、お姉ちゃんも日下部さんも女の子だよ?常識的に考えれば無いんじゃないかな?」
常識なんて偏狭な概念を放逐してしまう程に、かがみは魅力的だが、
つかさの意見は間違っているものではない。
「そっかー。そうだよねー」
彼女達は納得したようだった。
「ていうか、その噂って具体的にどういう噂?漠然と付き合っているっていうデマだけが一人歩きしてるの?」
「いや、私の友達が言うにはね、昨夜見たんだって。喫茶店で二人が食事してるトコ」
有り得ない。その話からして全くのデマだ。
「うーん、仮に本人同士だったとして、
二人は仲良いから喫茶店でお食事してても不自然じゃないと思うけどなぁ。
そこに峰岸さんが居なかったとしても、それだけで二人が付き合ってるっていうのは無理矢理な気がするよ」
つかさの発言は、まさしく正論である。尤も、それ以前に二人は昨夜会っては居ない。
何故なら昨夜は私と夕食を共にする約束があったが、かがみに急用が出来たため約束は果たされなかった。
その急用というのが、みさきちとの食事なんていうのは有り得ない。
 …有り得ないはずだった。つかさの発言に違和感を覚えるまでは。
「そうだよねー。なんか雰囲気がラブラブしてたって話だけど、そんなん友達の主観でしかないもんね。
ごめんね、家族の事で変な事聞いちゃって」
「ん、いいよー、気にしなくても」
 彼女達は本当に納得したらしく、大人しく引き下がっていった。
「こなちゃん、どうしたの?怖い顔して」
「つかさ、聞きたい事があるんだけど」
先ほどのつかさの発言にあった違和感、それを確認しなければならない。
「どうしたの?」
「昨日さ、かがみ何かあった?なんかこう、急に困った事が起こったとか」
「別に、そんな風には見えなかったけど」
「昨日、夜何処かへ出かけた?」
「うん、夕方過ぎに出かけたよー。行き先は言ってなかったけど、夜ご飯は要らないって」
つかさの話に覚えた違和感、それはかがみのアリバイを証明していないという点だった。
家族であるつかさなら、昨夜かがみが家に居ればそれを証明できたはずだ。
急用が出来たというのなら、かがみの様子からそれを推知できてもおかしくはない。

495 :コントラスト:2008/06/25(水) 18:05:49 ID:vGhphTJi
だが、つかさの発言は、昨夜かがみが何をしていたのか知らない口ぶりで語られていた。
「その時かがみは急いでた?」
「いや、お化粧や洋服選びに時間かけてたから、急いでたようには見えなかったけど」
「そう…」
急用が出来たのなら、普通そんな事をしている余裕はあるだろうか。
私に会う為にお洒落をして家を出た後で、急用ができたというのなら筋は通る。
しかし、その話に筋を通すためには障害があった。そう、まだ食事の店も集合時間も決めていなかったのだ。
大会が終わると同時に私がかがみに電話をして、今後の集合場所やお店を話しあう事になっていた。
だから私は、優勝した報告の電話をした。その時に、急用が出来て行けなくなったとかがみに言われたのだ。
店も時間も決まっていない段階で、私に会う為に家を出るとは考えづらい。
 そこまで考えたところで私は気付いた。ようやく悟った。問題はそんな事ではない事を。
問題はそんな事じゃないんだ。
「あ、そういえばこなちゃん、昨夜お姉ちゃんと食事する約束してなかった?
一週間くらい前にそんな話してたよね。あ、だからお姉ちゃんお洒落してたのかー。
こなちゃん昨日お姉ちゃんと会ってたなら、その事さっきの人たちに教えてあげれば誤解解けたのに。
あっ、もしかしたら、お姉ちゃんとこなちゃんがご飯食べてる所を見た人って
こなちゃんと日下部さん間違えちゃったのかな」
ふざけるな。あんな能天気と一緒にするな。
 不愉快な気分になった私は、つかさの話を無視して質問する。
「つかさ…かがみは昨日、夜に家を出るまではずっと家に居たの?」
「え、う…うん。そうだけど」
多分今の私は、夜叉の如き形相をしているんだろう。急に怯え始めたつかさの表情が、
その事を雄弁に物語っている。
「そう」
 気付いてしまった。昨日私が大会に出たのは、かがみからお願いされたからだ。
にも関わらず、かがみは昨日応援にすら来ていない。それの意味するところに、
私は漸く気付けた。
 みさきちに話を聞く必要がありそうだ。私を自分が欲しい物の為に過酷なゲームに参加させておきながら、
自分はみさきちとの世界に没頭していたとしたら、絶対に許せない。
ここまでかがみに対して献身的な私との約束も私の想いも無視して、
みさきちと付き合っているのなら許すわけにはいかない。
「こなちゃん…大丈夫?さっきから何か思いつめてるようだけど…」
「大丈夫だよ、つかさ」
すっかり怯えてしまったつかさに、満面の笑みで応える。うん、間違いなく大丈夫だ。
私は自分の暗い考えを振り払う。かがみがそんな事を考えているわけがない。
そしてそれは、今日みさきちに真偽を聞いて確認すれば済むだけの話だ。それで証明終了だ。
『かがみと付き合ってるって噂本当?』『デマ。だって柊お前の事好きだろ?』 これにて Q E D
その時の情景さえ容易に浮かんでくる。二人は付き合っていない、かがみは私の事を愛してる。 

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 18:07:09 ID:vGhphTJi
>>489-490 >>492-495
キリいいのでここまでです。

>>493
これは申し訳ない。長々とすみませんでした。

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 18:17:29 ID:vGhphTJi

>>496は投下終了宣言です。デフォ北氏急用かな?

498 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:22:11 ID:PAP9RYAw
あ、乙です
今みなさんのレスを待機してるんだけど…

499 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:23:24 ID:PAP9RYAw
では、10分後に投下再開します
その間に推敲しておきます

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 18:27:07 ID:N7FvCuEl
期待

501 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:38:47 ID:PAP9RYAw
10分経ちましたので続きを投下させて頂きますね

>>491
ゆたかはお盆に乗った湯呑を5つ配る

「ゆたかちゃんもこっちに座りなよ」

つかさがゆたかを誘う

「あぁ、そうですか。では遠慮なく…」

ゆたかはこなたの隣に顔を赤らめながら座る

「ゆたかちゃんは高校1年生だっけ」
「あぁ、はい。1年D組です」
「もう学校にはなれましたか?」
「はい、岩崎さん達とも仲良くなれましたし」

こなた達はゆたかと楽しく談笑していたが
徐々にゆたかの額が汗ばんできていた
息も上がって顔もほんのり赤みを帯びている

「ゆたかちゃん、すごい汗だよ?」
「本当だ、大丈夫?ゆーちゃん。顔も赤いし」
「あ…はい…す、すみませ…」

ゆたかはこなたにもたれかかるように倒れた

「ちょ、ゆーちゃん!?」
「ゆたかちゃん!」
「きゅ、救急車呼ばなくちゃ!」
「あ、ちょっと待って下さい!!」

みゆきが皆の動きを止める

「私にいい考えがあります
泉さん、一緒に来ていただけませんか?
あ、小早川さんも少し預からせて頂きます」
「え…どうして?みゆきさん」

502 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:39:39 ID:PAP9RYAw
「一刻を争うのです、早くして下さい」

みゆきはさっさとゆたかを運ぶ
体重の軽いゆたかはみゆきにとっても
楽にお姫様抱っこで運べるようだ
とりあえず、戸締りをしてかがみとつかさと別れる

かがみとつかさは励ましの言葉をくれたが
みゆきは知らぬ顔でせかせか歩んで行った

「みゆきさん、何で救急車を呼ばせなかったの?」

みゆきの応答は無い
こなたの不信感は徐々に高まる

「ねぇ、ゆーちゃん連れて何処行く気なのさ!」
「ここです」

こなたが怒号を上げるとみゆきは立ち止まり
傲慢と建つ「高良研究所」と書かれた建物を見上げた

みゆきが入口の指紋声紋認証に合格し、自動ドアが開く

「どうぞ、お入り下さい」

こなたは最新鋭のシステムに驚愕していると
みゆきが中で手を縦に振った
こなたは急いで中に入ると、自動で蛍光灯が点りドアが固く閉じられた

ツカツカとハイヒールの音を立ててみゆきは奥に進んで行く
こなたも遅れないように着いて行く

やがて、みゆきは関係者以外立入禁止と書かれたドアの指紋認証に合格して
ドアを開くと、中には手術台のようなベッドが置かれていて
奥には多くの器材が配置されてあった

みゆきはゆたかをベッドにゆっくり寝かせると、上着を脱いだ

「みゆきさん、力持ちだねぇ…驚いたよ。息一つ上がって無いじゃんか」
「あぁ、これのお陰ですね」

みゆきは脱いだ上着をこなたに渡す

「着てみて下さい。着たら、これを持って下さい」

503 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:40:22 ID:PAP9RYAw
こなたが何の変哲もない黄色の上着を着ると、みゆきは何の変哲もないブロック塀を渡した
みゆきは2個、3個、4個…とブロック塀を渡す
通常なら既に潰れているに違いない

「ふう…どうです泉さん、重いですか?」
「いや、全然」
「この上着のお陰ですよ。この上着が空気を吸収し
それを利用して持ち物を押し上げる事によって
上着が腕の筋肉の手助けをしているのです」
「へぇ…す、凄いね
上着一枚で何でも運べる訳か…」

もはやパソコンのスペックやグラフィックボードがどうとか言っている場合ではないと
こなたは確信した
みゆきはこなた達と別の次元に居るような気がした
みゆきと居ればほぼ確定的に安泰な将来を過ごせるだろう

「さて、私があなたをここに連れて来た理由をお教えしましょう」

こなたは固唾を呑んだ
みゆきはゆたかを置いて奥の部屋に入り、こなたを招く

中に入ると、電話ボックスのような大きさの機械が置かれてあった
脇にあるテーブルには注射器が置かれている
その機械にはボタンがいくつか付いていて
ボックスの中は空洞である
天井には、髪の毛程の大きさのクレーンが僅かに見える
全てが白いので遠近感が無くなりそうになる

「これは…何?」
「世界初の物体縮小マシンです」
「へぇ…で、どうしろと?」
「大体お察しできませんか?」
「…いや、判るよ。何となくは判ってたけどさ
まさか本当にこんな機械があるとは思いもしなくて…」
「では改めて言いますが、今から泉さんにこの機械の中に入って頂きます」

みゆきは説明を続ける

「泉さんの身体を小さくし、小早川さんの病気を治して頂きます」
「いや…治すって…何も化学とか知らないから…」
「大丈夫ですよ。あなたも抗体になった気分になれば」
「いやいや、常識的に有り得ないって!」
「とにかく、小さくする技術は完璧ですので
その実用化も兼ねてお願いしているんです、お願いします」
「えぇ…」

みゆきさんは記者会見のように深く頭を下げた
こなたは、恰も
アイスとプリンとどっちが食べたいと親に聞かれる子供のような顔をして頭を掻く

504 :デフォ北:2008/06/25(水) 18:41:09 ID:PAP9RYAw
「大丈夫です。依頼金も用意しています」
「え、依頼金?」
「ゆたかさんの中から無事出て来られたら1000万円差し上げます」
「い、1000万円!?や、やるよ!絶対やる!」

こなたは一瞬で了解してしまった
友達を金で売るかのような行為だが、最早こなたにはどうでも良かった
みゆきにとってもこなたは都合のいい相手だった

「みゆきさんの将来のために、よろこんで引き受けるよ」
「ありがとうございます。では、これを着てマシンの中へお入り下さい」

みゆきはこなたに銀色の防護服を渡す
ヘルメットにライトもついている

「はは、人間の体内に入るなんて私が初めてじゃないの?」
「そうですね、カメラが一般的ですね」

みゆきさんは、パソコンの前に座るとこう言った

「何か、言いたいことはありますか?」
「えっ…なんかシリアスだね。死にに行くんじゃないんだから」
「いえいえ、今から泉さんは10μmの大きさまで縮めますから
私がうっかりくしゃみをするだけでも泉さんの鼓膜は瞬時に破壊されますし
第一泉さんの声が聞こえません」
「あぁ、そうだね。じゃあ、とりあえずこれからどうなるの?」

みゆきさんはニコッと微笑んで説明を始める

「まず私が泉さんを小さくします
そして、小さくなったら上からクレーンが下りてきますので
それに乗って下さい
クレーンの先端には0.1mmの椅子が付いているので
しっかりと脇のクレーンを掴んで下さい
そして、泉さんの身体は注射器の中に入ります
あとは、小早川さんの血管内に入るだけです」
「へぇ…ちょっと難しそうだね」
「一夜漬けの天才なら大丈夫ですよ」
「ちょ、ちょっと厭味なこと言うねぇみゆきさん」
「さて、始めますよ」

こなたはドアを閉める
途端にマシンの中は真っ暗闇に包まれた

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 18:42:16 ID:PAP9RYAw
今日はここまでにしておきます
コントラスト(仮名)さん乙です

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 22:17:51 ID:lSQiPZ+n
(U≡ω≡.)

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 00:08:12 ID:vy8amJW7
>>477
いや、そもそも原作では上手くいってる。
かがみんもつかさもみゆきちもいい子ばかりだから。
>>478
そのぐらい気にしなくていいんじゃね?
細かい設定気にして自由度が無くなる方が損失でかい。
もともとビッチスレは何でもありだったんだし。

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 00:30:19 ID:zMStnpTZ
読み手はびっち側の方が多いのか

509 :筋肉:2008/06/26(木) 09:02:01 ID:0eUSiJFP
『かまってちゃん』


こなた「それ以上、近づいたら飛び降りるから!」

いきなりクライマックス。

そうじ「こ、こなた!馬鹿な事は辞めるんだ!」
かがみ「そうよ!こなた、さぁ・・・」
つかさ「こなちゃん!考え直して!」
みゆき「い、泉さん・・・」

何故こうなったのかと言うと、皆、こなたに呼び出されたのだ。
メールで。自殺するから、と。
そしてこなたの場所を聞き出した4人。

某ビル屋上。

こなた「来ないで!」
ジリジリと歩み寄る4人。
こなた「と、飛び降りるよ!」
こなたまでおよそ3メートル。
ここでそうじろうが、一瞬の隙を付きこなたを抑える。
こなた「は、離して!離してよ!」
そうじろうはこなたをビンタする。
パン
そうじ「馬鹿野郎!お前が自殺したら、ここに残された友達はどうすればいいんだ!
    一生その傷を背負って生きていく事になるんだぞ!」
かがみ「そうよ!何かあったのなら相談してよ!友達でしょ!」
つかさ「こなちゃん・・・私でよかったら力になるよ」
みゆき「泉さん。生きていれば辛い事もたくさんあります。でもその分だけ、嬉しい事を
    見つければいいじゃないですか?」




510 :筋肉:2008/06/26(木) 09:02:27 ID:0eUSiJFP
ガクリとその場に崩れ落ちたこなたに、各々、言葉を投げかける。
やさしい言葉。
こなたの事を思いやる言葉。

そして、HAPPYENDのまま帰宅する各々。

時間は夜中。
こなたは眠れない。
毛布を胸の辺りまで掛けてそれを両手で掴む。
両目はギンギンに見開いている。
昼間の自殺未遂を思い出す。

こなた(ああ!自分の心配をして貰うってなんて気持ちいいの!愛されてるって感じ!)

かまって貰える嬉しさに気づいてしまったこなた。

こなた(むふふのふーーー)




次の日。昼頃。こなたはメールを送る。
かがみ、つかさ、みゆきにメールを送る。
『やっぱり自殺するよ。今から自分の部屋で自殺するから』

こなた(さて、さて、3人は来てくれるかな)
ロープを部屋の天井に掛け、首吊り自殺の準備に取り掛かる。


511 :筋肉:2008/06/26(木) 09:02:49 ID:0eUSiJFP
準備完了。後は首を吊るだけ。

こなた(まだかな〜まだかな〜)

その時、玄関のドアがガチャリと開く。
こなた!こなちゃん!泉さん!とこなたの友人の叫び声が聞こえたのを合図に
こなたは首を吊った。

こなたの部屋までたどりついた3人。
3人は首を吊ってる友人を一瞥すると、どうしようとパニックに。
あたふたあたふた。

騒ぎを聞きつけこなたの部屋にやってきたそうじろう。
そうじ「こなた!!?・・・かがみちゃん!こなたの右足を!」

かがみ「は、はい!」

そうじろうはこなたの左足を、かがみは右足を上に持ち上げる。

そうじ「こ、これで呼吸は確保できた!」
つかさ「ゆきちゃん!四つんばいになって台になって!牛さんだから!」
みゆき「は、はいっ!・・・・・えっ・・?」
つかさ「早く!早く!こなちゃん死んじゃうよ!」

少し納得のいかないと言った感じで四つんばいになるみゆき。
みゆきの背中に立って、こなたの首に掛かっているロープを外しにかかるつかさ。


512 :筋肉:2008/06/26(木) 09:03:29 ID:0eUSiJFP
そうじ「まだか!まだなのか!」
かがみ「くぅ・・・手が痺れてきた・・・!」

つかさ「外れたよ!」

そうじ「よくやった!ゆっくりとこなたを床に降ろすんだ!」
床に降ろされたこなた。
そうじろう「こなた!お前って奴は・・・お前が自殺したら俺はどうすればいいんだ!」
かがみ「昨日、納得してくれたんじゃなかったの!?」
つかさ「こなちゃん・・・私達がついてるから!」

こなたはむくりと身体を起すと、4人の隙をついて部屋の外に飛び出した。
そうじろう「どこに行くんだ!こなた!」

こなた「自殺してやる!今度は3丁目の交差点で車に轢かれてやる!止めても無駄だよ!」
こなたは最後に3丁目の交差点だからね!と念を押すと走りさってしまった。

そうじ「いかん!3丁目の交差点に急ぐぞ!」
かがみ「はいっ!」
つかさ「こなちゃんを止めなきゃ!」

みゆき「つかささん・・・そろそろどいて下さい・・・」



3丁目の交差点に着いた4人。
こなたはと言うと今にも道路に飛び出してしまいそうな勢いだ。

こなた「こないで!来たら飛び出すよ!」

そうじ「馬鹿な事を言ってるんじゃない!こっちに来るんだ!」



513 :筋肉:2008/06/26(木) 09:03:52 ID:0eUSiJFP
じりじりとこなたに詰め寄る4人。

こなた「飛び出すからね!飛び出すからね!」

道路には車がびゅんびゅん通っている。

かがみ「あんな所に飛び出したら・・・こなたが死んじゃう!」
そうじ「くそっ!こなたを止めるすべはないのか!」

つかさ「逆に考えればいいよ〜車を止めればいいんだよ!」
そう言うとつかさはみゆきを道路に押し出した。

みゆき「きゃあ」

きききーーーーと寸前の所で止まる車。

それを見計らってこなたを押さえに掛かるかがみとそうじろう。
二人に捕まってしまったこなた。

そうじ「つかさちゃん!ファインプレーだ!」
かがみ「つかさは頭が切れるわね!」

つかさ「インドでは牛さんは神様なんだよ!それを利用したんだよ!」
かがみ「流石つかさね」

そうじろう「こなた!お前って奴は・・・どれだけ皆に迷惑かければ気が済むんだ!」
こなたは手足をばたばたさせて、二人の手の中から抜け出した。


514 :筋肉:2008/06/26(木) 09:06:15 ID:0eUSiJFP
こなた「AとBの洗剤を組み合わせてやる!それで自殺してやる!」
AとBだからね!と念を押し、走りさるこなた。

そうじ「AとB・・・やばい・・・あれが出来るじゃないか!」
かがみ「まだ自殺する気なの!?絶対阻止しなくちゃ駄目!」
そうじ「俺とかがみちゃんはこなたを追いかける!つかさちゃんとみゆきちゃんは幸手市内の
    AとBの洗剤を買い占めてくれ!」

つかさ「はいっ!」

みゆき「痛たた・・・膝を擦りむいてしまいました・・・」
つかさ「はい!アロエ塗って!急ぐよ!」



市内スーパー。
カゴにAとBの洗剤を全部つめるつかさとみゆき。
レジに並んで、さて会計。

つかさ「ゆきちゃん!クレカ!クレカ!早く」
みゆき「えっ・・・私のですか・・・?」
つかさ「それぐらいしか役に立てないんだから!」
みゆきはしぶしぶ財布からクレカを取り出す。
つかさ「全部のスーパー回らなきゃいけないんだから!動作が遅いよ!ゆきちゃんは!
    それじゃあ牛さんって言われてもしょうがないよ!」
みゆき「す、すいません・・」


全てのスーパーでAとBの洗剤を買い占める事に成功した二人。
つかさ「ゆきちゃん!この二つは絶対に混ぜちゃいけないんだよ!いい?絶対だよ!」
みゆき「・・・・?ええ・・・混ぜませんが・・・」
つかさ「ちっ」

515 :筋肉:2008/06/26(木) 09:06:41 ID:0eUSiJFP
一方こなたを追いかけていた2人。
こなたは洗剤を探しているが見つからない

そうじ「よし!これで阻止できたぞ!」
かがみ「そうですね!」

その時、かがみとそうじろうの元へメールが届く。
送り主はこなたから。
『16:32分の東武日光線の電車に飛び込むから。幸手駅だからね。死んでやるんだから』

そうじ「何っ!今何時だい?かがみちゃん!」
かがみ「今は15時12分です」

そうじ「なんだ、まだ1時間30分ぐらいあるじゃないか」
かがみ「そうですね」

4人で合流して、喫茶店で時間を潰す。

かがみ「・・・臭くってさ〜」
つかさ「臭いよね〜」
そうじ「お、おじさんのはそんなに臭くないぞ」
かがみ「何もおじさんって言ってないじゃないですかw」
つかさ「こなちゃんのおじさんおもしろ〜いw」

みゆき「・・・あの・・・」
かがみ「・・・でさ、そのちんぽが・・・」
つかさ「臭いよね〜」

516 :筋肉:2008/06/26(木) 09:07:05 ID:0eUSiJFP
そうじ「そ、そんなに臭いのか?」
かがみ「ええ!そりゃあもう!」
みゆき「あのっ!」
ガタンと席を立つみゆき。
つかさ「・・・何?」
みゆき「あのですね・・・今のうちに泉さんを説得すればいいかと・・・」
そうじろうは時計に目をやる。
そうじ「何言ってるんだ?まだ30分もあるぞ」
かがみ「そうよ!今行っても早すぎるわよ」
みゆき「ですから、泉さんを待ち伏せして・・・」
つかさ「何言ってんのかわかんない。すいませ〜ん、ミルク一つくださ〜い」
つかさ「ゆきちゃん。ミルクでも飲んで落ち着きなよ」

つかさ「さぁ・・・ゆきちゃんに飲めるかな?飲めるかな?」



気がつくとこなたの自殺予告の時間まで後少し。
みゆきのクレカでさくっと会計を済ました一同。

そうじ「走れっ!走るんだ!」
かがみ「時間が・・・こなたが自殺しちゃう!」
そうじ「くそっ!後5分しかない!」
つかさ「ダッシュだよ!ダッシュ!ダッシュ!」

そうじ「ふぅ駅についたぞ!こなたを探すんだ!」
つかさ「あっいたよ!こなちゃんいたよ!」


517 :筋肉:2008/06/26(木) 09:07:42 ID:0eUSiJFP
ホームに電車が参ります・・・
駅内にアナウンスが流れる。
そうじ「駄目だっ・・・!間に合わないっ・・・!」
かがみ「駄目えええええええええええ!!!」
つかさ「こなちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」

プシュー。

駅に到着してしまった電車。

そうじ「こなた、ごめんよ・・・」
こなた「もう!4人とも遅いよ!何やってたの!」
かがみ「こなた、本当にごめんね」
つかさ「ゆきちゃんの所為だよ!喫茶店に行こうって言うから・・」
こなた「みゆきさん!私が自殺するって言う時に何考えてるの!」
みゆき「えっ・・・すいません・・・」
つかさ「謝ってすむ問題じゃないよ!」
みゆき「・・・でも、こうして泉さんが生きてらっしゃるのですから・・・」
かがみ「論点がずれてるわよ!全く!」
そうじ「そうだぞ、みゆきちゃん!あのタイミングだとこなたは自殺していたんだぞ!」
みゆき「・・・でも・・・私は・・・」
つかさ「言い訳はいいよ!」
そうじ「こなた、もう一度だけチャンスをくれないか?」
かがみ「次はちゃんとするから・・」
つかさ「わんもあちゃんす!」
こなた「そこまで言うなら・・・言っとくけど、次こんな感じだったら本当に自殺するからね!」

じゃあ昨日のビルの屋上から飛び降りるから、と言うと走りさる。


518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 09:17:29 ID:mxEeRW2b
また書き込めなくなったので続きはまたあげます

519 :筋肉:2008/06/26(木) 10:10:28 ID:0eUSiJFP
こなたの姿が完全に見えなくなるのを確認する一同。
そうじ「よしっ!行くぞ!こなたの自殺を止めるんだ!」
かがみ「こなたっ・・・今、行くからね・・・」
つかさ「もう失敗は許されないよ!」
みゆき「・・・・・・・・・」

某ビル屋上。
夕日に照らされている少女。こなた。
ガチャリとドアが開いて4人が入ってくる。
かがみ「はぁ・・はぁ・・間に合った・・・」
そうじ「こなたぁーー早まるな!生きていれば楽しい事がたくさんあるぞ!」
こなた「もう、何もないの・・・飛び降りるから」

そうじ「いかんっ!こうなったら・・」

そうじ「自殺阻止配置準備!」

すばやくクラウチングスタートの格好をする双子。

そうじ「どうしたんだっ!ピンク!お前も早く!準備に取り掛かるんだ!」
みゆき「・・・・・・」

つかさは立ち上がると、背後からみゆきの背中を蹴った。
どすん、と地面に倒れるみゆき
つかさ「緊張感がないよ!ぼーっとして!本当、牛の様にのろまだね!」
かがみ「早くしなさいよ!こなたの自殺を食い止めなきゃならないのに!」
そうじ「全く・・・足手纏いにも程がある!」
やれやれと溜息を付く3人
こなた「早くしないと自殺しちゃうよ〜〜〜〜」
つかさ「牛!早く!草食ってるみたいに床に寝そべってるんじゃないよ!」


520 :筋肉:2008/06/26(木) 10:11:05 ID:0eUSiJFP
みゆき「・・・・・・・・」
みゆきはゆらりと立ち上がる。
ゆらり・・ゆらり・・・
立ち上がるとゆっくりとした動作で眼鏡を直す。
そしてつかさの方に向き直る

ぱん!ぱん!ぱん!
みゆきのビンタがつかさに炸裂する。

つかさ「ちょ・・・痛い!痛い!・・・・・え〜〜〜〜ん」
泣き出してしまったつかさ。
みゆき「誰が牛ですって?」
ぱん!ぱん!ぱん!
つかさ「痛いよ〜〜〜え〜〜〜ん、えぐっ・・・えぐっ・・・」
みゆき「私の目を見て言えるかしら?牛って?何処が牛なんですか?」
みゆき「まぁ頭の悪い貴方には説明する事さえできないと思いますけどね!」

黒みゆき覚醒。

つかさをKOしたみゆき。
みゆきの変貌ぶりに驚きを隠せない4名。
かがみ「お、落ち着いて。みゆき・・・」
みゆき「私は落ち着いてますよ?むしろ落ち着いてないのは貴方達の方じゃないんですか?」
そうじ「う、うん、怒るのは関心しないな・・」
みゆき「だから怒ってないって言ってるでしょう?あら、顔が蒼いですよ?便秘ですか、みなさん?」
つかさ「え〜〜〜ん。ゆきちゃんが・・怖いよ〜〜〜〜」
みゆき「ぴーぴーうるさいですよ?上唇と下唇を縫い付けてあげましょうか?」
つかさはひぃ〜と悲鳴を挙げる。
みゆき「それとですね・・・つかささん、私に牛と言う素晴しいニックネームをつけて下さってありがとう
    ございます。お礼をしなくちゃいけないですね」
みゆきはうふふ・・・と妖美な笑みを浮かべるとつかさの元へ歩く。


521 :筋肉:2008/06/26(木) 10:11:27 ID:0eUSiJFP
みゆき「前から思ってました。『つかささん』・・・さが勿体無いです。ですので今日から貴方はボブです。」
つかさ「・・・・・」
みゆき「ボブさん?返事は?縫い付けますよ?」
ボブ「・・・はい・・・私はボブです・・・」
みゆき「それとかがみさん。貴方は百合だそうですね?だからおすぎでいいんじゃないでしょうか?」
かがみ「・・・いや、おすぎはホモです・・・」
みゆき「じゃあ貴方もホモです。よろしくホモさん」
ホモ「・・・お願いします・・・」
みゆき「そうじろうさん。私は貴方の事はよく知りません。私が知らない事・・・即ち不要物です」
そうじ「・・・一応・・・作家やってますが・・・・」
みゆき「やっぱり不要物と言うのはぱっとしませんね。不要物=ゴミ。ゴミでいいんじゃないでしょうか?」
ゴミ「・・・ゴミでいいです・・・」
みゆき「みなさん。私の事は牛と呼んで貰っても構いませんよ?」
3人はいえいえ滅相もございませんと肩を震わせる。

みゆき「私は聞き分けのいい子は好きですよ」
と言ってにっこりと微笑む。
みゆき「さて・・・」
こなたの方へ向き直るみゆき。

みゆき「人の気持ちを考えないかまってちゃんには少々おしおきが必要ですね」
こなた「な、なにさ!自殺するよ!」

みゆき「ええ、どうぞご自由に」
こなた「なっ・・・・!?」
みゆき「さぁ、早く自殺してもらっても構いませんよ?散々私を振り回しておいて。
    もっとも貴方には自殺する気なんてないでしょ?」
こなた「あ、あるもん・・・・!」

みゆき「じゃあ自殺するチャンスは幾らでもあった筈ですよ。そもそも私達に予告しなくて
    勝手に死ねばいいじゃないですか?何故それをしないか・・・それは死ぬ気なんて
    さらさらないから。死ぬ死ぬと言えば構ってもらえると思ってるんでしょ?
    世の中にはそんな馬鹿が多すぎます。不幸な人間気取りが多すぎるんですよ!
    自分が不幸だと言っておけば、相手はやさしい言葉を投げかけてきますからね!
    貴方みたいな人をかまってちゃんと言うんですよ」


522 :筋肉:2008/06/26(木) 10:12:00 ID:0eUSiJFP
こなた「ふ、ふんだ!わ、わたしは違うもん!」
みゆき「そうですか・・・それでは・・・自分が違うと言うのなら・・・
    自殺を本当にしたいと言うのなら今すぐ飛んで見せて下さい。見ておいてあげますよ?」

ねぇみなさん?と3人に話しを振るみゆき。
ゴミ「そ、そだぞーみゆきさんの言う通りだぞー」
ホモ「・・・こ、こなたー。私もみとくからー」
ボブ「み、みゆき様はかっこいいんだよー」

3人に裏切られてしまったこなた。

こなた(ど、どうする?なんか自殺する流れだよ・・・うっそぴょ〜んって朗らかに言ったら
    ゆ、許してくれるかな・・・)
とチラリとみゆきの方を見るこなた。
こなた(み、見えたよ・・・な、なんか黒いオーラみたいなのが見えたよ・・・
    どうする?どうする?どうする・・・)


この光景を上空斜め45°の角度で眺めていた母、かなた。

かなた「こなたが困ってるわ!」
子育ての格言。

もし自分の子供が人生で迷っていたら、そっと背中を押してやるのも親の役目です

かなた「私・・・こなたが生まれてからすぐに死んじゃったから親としての役目を全然果たしてない・・・
    それだけが心残りだったけど・・・よし、背中を押してやるか」

かなたはすぅいーとこなたの背後まで降りてくる。
かなたの姿はみんなの目には見えない。だって幽霊なんだもん。

かなた「私にはこれぐらいしかできないけど・・・本当、こんなお母さんでゴメンね・・・」

かなた「そぉい!!!」

どん ぴゅーん ぐしゃり おわり

523 :筋肉:2008/06/26(木) 10:14:55 ID:0eUSiJFP
終わりです
>>372
で言ってたやつです。


524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 10:42:15 ID:nWkpko23
>>523
筋肉GJ!

面白いが、知り合いにメンヘル居るから素直に笑えない。
ほんと、こんな感じのかまってちゃんなんだよな。すぐ自傷して。
今日からこなたって呼ぶようにするよ。



525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 11:19:31 ID:LtYIHXX7
>>523
乙です!
筋肉さんいいなww

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:14:38 ID:tMkJoibX
>>523
みゆきの格差にワロタw
つかさ相変わらず可愛いなぁ。

さて、投下といきますか。>>489-495の続きです。

527 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:16:06 ID:tMkJoibX



 先週の半ばから始まった柊との登校も、今日だけは別行動だった。
昨日、明日は用事が有るから一緒には登校できないと聞かされた。ただ、今になって思うと
好都合だったかもしれない。何せ、私と柊が付き合っているという噂が流れているらしいから。
あやのから聞いたのだが、あやのの元へと私と柊の関係を問い質す生徒が何人か居たという事だった。
これでもし、柊と私が一緒に登校してきていたら、火に油を注ぎかねない。
尤も、登校する時は柊と二人っきりではなく、
あやのも含めた3人での登校なのでそれほど疑われはしないだろうが。
 いや、別に柊と付き合っている事が周りに知れた所で、特段の不都合はない。
むしろ大っぴらになってくれた方が、堂々といちゃつけるというものだ。
 ただ柊は周囲に知れる事を快く思っていないようなので、その意志は尊重してあげなければならない。
昨夜は柊と夕食を共にしたのだが、駅から遠く離れた喫茶店を指定されるという用心ぶりだった。
私が二人っきりでの夕食に誘ったところ、一瞬の間も置かずに承諾してくれたが、
遠くの店を指定された時には驚愕したものだ。
それでもあやのの話を聞く限り、生徒に見られてしまったようだが。
 それでも私の気分はすこぶるいい。昨夜は柊と二人っきりで過ごせたし、
今日も昨日渡しそびれたと言われ、プレゼントを貰った。
昨日渡しそびれたという割には、包装されていない剥き出しの指輪だった事に違和感を覚えたが、
きっとプレゼントに気合を入れるのが照れくさかったんだろう。
この指輪は元は二つに分割可能な一つの指輪で、その片割れを私にあげるという事だった。
もう一つは柊が所有しており、二つの指輪を結合させるとLUVの文字が出来るという洒落たデザインだ。
『これをあげるけど、一つだけ約束して。私と二人っきりの時と、家に居る時とかで周りに誰も居ない
場所以外では絶対に着けないで。特に、学校で着けたら絶対に駄目だからね』
 何処か深刻そうに柊は言っていたが、それもきっと羞恥心から来るものなのだろう。
ならば、今着けても柊に迷惑をかける事はないはずだ。柊も学校では指輪をしていない。
つまり、私だけ指輪を装着しても同じ指輪を着けている事は周知されない。
 私はそう自分に言い聞かせると、薬指に指輪を通す。昼休みのこの時間、柊は委員会に呼び出されて
そちらの会議に出席しているので、露見する事もないだろう。今朝柊に貰った時から
指輪を通したくて堪らなかった。その欲望が今、充足されたのだ。
 柊から貰った指を装着している、その幸福感に浸り始めた時だった。不意に声を掛けられたのは。

528 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:17:31 ID:tMkJoibX
「みさきちー、おひさー」
「おっ、ちびっ子かー。久しぶりだなー」
珍しい客人が私の元へ訪ねてきたものだ。にこやかに笑いながら、
ちびっ子は私の席へと向かってくる。
「生憎だけど、今柊は居ねーぞ。委員会に出てる」
「知ってるよ。みゆきさんも出てるから。今日はみさきちに用があって来たんだよ」
「私に?」
「そう、ちょっと聞きたい事があってね」
何を?そう聞き返そうとした時、異変に気付いた。
ちびっ子の顔からは笑みが消え、信じられない物を見るような目つきで私の左手薬指を見ている。
「どうしたんだよ…」
不気味に思った私は、取りあえず問いかけてみる。沈黙に耐えられない。
「ちょっと、その指輪見せて」
「いいけど」
私が答える前に、ちびっ子は私の左手を持ち上げると指輪を観察し始めた。
この指輪がそんなに珍しいんだろうか。気のせいかプロットナンバーを何度も
確認しているようにも見える。
「ふふ…」
次第にちびっ子の目は焦点を失い、その口からは不気味な笑い声が漏れる。
「ちびっ子…?」
ちびっ子の手に力が入り、私の指を圧迫し始めた。
だんだんとどんどんとその力は強さを増してゆく。
このまま力が加えられたら、私の指は粉々に砕かれてしまうんじゃないだろうか。
「ちびっ子、痛いって」
痛みに耐えかねて、腕ごと振り払い圧迫から逃れる。
「どうしたんだよ…、ちびっ子ぉ」
「日下部さん、一つだけ答えて」
私に対する二人称が変わった。
その声も、聞くだけで心が冷えるような無機質なものへと様変わりしている。
目は相変わらず焦点が定まっておらず、私が視界に入っているかも疑問だった。
「昨日の夜さ、かがみに会ってた?」
咄嗟に嘘をつきたくなった。
──会ってない、会ってない、会ってないと言え──
恐怖心が私に対しそう命じてくる。だが、この人間に対して正直に答えないことの方が恐ろしい。
いずれにせよ、私と柊が昨日会っていた事は噂になっている。
嘘をついて、露見した事を考えると本当に恐ろしい。
「ああ、会ってたぞ」

529 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:18:14 ID:tMkJoibX
搾り出すように、正直に答える。ちびっ子は私を蔑むように見据えると、
心の底から冷えるような声音で応じた。
「そう。会ってたんだ。今更関係ないけどね。会ってなくても、全て分かっちゃったし」
独り言のように呟くと、足をふらつかせながら教室から出て行く。
私は、その小さな背が見えなくなるまで視線を逸らす事も震えを止める事もできなかった。
 ちびっ子の姿が見えなくなると、私は指輪を急いで外す。何故ちびっこは、
この指輪を見てからああも態度が豹変したのだろう。
「みさちゃん、大丈夫?」
心配そうなあやのの声が、冷え切っていた私の心に暖かい風を届けてくれた。
「ん、ああ、大丈夫だってば」
あやのと話しているうちに、私の心は次第に落ち着きを取り戻してきた。
本当に、稀有な親友だ。ありがとう、あやの。



 鷲宮神社へと続いている階段、その前に今私は立っている。
祭り時や初詣等の行事を除けば、ここも閑散としている。
この人通りなんてほとんどない道、ここで目の前の待ち人が現れるまでずっと何時間も待ちぼうけていた。
その待ち人は電話をしながら歩いてきたので、この見通しがいい場所でも電話が終わるまで
私の存在に気付いてすらいない様子であった。
「こなたじゃない、どうしたの?」
「かがみを待っていたんだよ」
「待ってた?アンタ、学校はどうしたの?」
そんなものは昼休みに早退した。今が何時かなんて、
時間の感覚すら薄れている私にはよく分からないけれど、
その質問から推測するにかがみは学校が終わってすぐに帰ってきたんだろう。
「早退したよ。かがみに確認したい事があってさ」
「は?なら学校で話せばいいじゃない。なんでいちいち待ち伏せてんのよ。
他人に聞かれたくない話なら、メアドだって交換してんのに」
話だけで終わらないから、待ち伏せた。
それにこれから行われる事は確認じゃない、弾劾だ。そして執行だ。
申し開きの権利がお前なんかに与えられていると思うな。
「そういえば、つかさは?一緒じゃないの?」
「一緒じゃないけど、それがどうしたのよ」
「好都合だよ」

530 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:19:16 ID:tMkJoibX
本当は、居て欲しかったのかもしれない。つかさの前で、かがみの化けの皮を剥いでやりたかった。
つかさが尊敬してやまない姉の正体が、自分の恋愛成就の為なら惚れられた方の強みを
利用して好きな人へのプレゼントを入手させる下衆だって事、教えてやりたかった。
「好都合って、さっきからアンタ何の話がしたいのよ?
てかコミュニケーションする気あんのか?」
「今日さ、みさきち、もとい日下部さんに昼休みに会いにいったんだよね。
そしたらさ、かがみが私に取らせた指輪を何故か日下部さんが嵌めてたんだよね。
あれ、本当に大変だったんだ。
練習の為にグラウンド一人で走りこむのだって、恥ずかしかったんだよ?」
「あっのバカ、学校では嵌めるなって言ったのに。まぁ、バカな所も可愛いんだけどね」
のろけるように独り言を呟くと、私に向き直って口を開く。
「あのね、こなた。アンタから貰ったものを私がどう処分しようが勝手でしょ?
アンタに指図する権利あるの?」
「私の思い、気付いててやったんだよね?私がかがみの事好きだったって事、
分かってて利用したんでしょ?
それがどれだけ、私の心を傷つけたか分かってるの?」
「好きだった、既に過去形なわけね。てかね、こなた。アンタの思いなんて気付けなかったよ。
日下部の事で頭がいっぱいでさ。ほら、別にこなたの事利用なんてしてないでしょ?」
嘘だ。もし私の思いに気付いていないのならどうして
「ならどうして、日下部さんに指輪を学校で嵌めるななんて言ったの?私の思いに気付いてたから、
トラブルを避ける為に言ったんでしょ?それで気付いてなかったなんて、
よく恥ずかしげもなく開き直れるね」
それだけじゃない、思い返せば私は今まで随分と積極的にアプローチしてきた。
かがみの眼前で、日下部さんとかがみの所有権について言い争った事だってある。
かがみほど鋭い人間が、私の恋心に気付いていないわけがない。
信頼が破壊されたからこそ気付けた、
見たくないものを見た後だからこそ、その事に気付くことができた。
「やーねー。校則違反だからに決まってるじゃない。堂々と校則破っちゃうなんて、
ほんと日下部もバカよね。でもそういうバカな所が可愛いんだ。どっかの誰かさんみたいに、
変にお利口さんだと鬱陶しいのよね」
「…もう、これ以上話すことなんてない」
元々、申し開きの権利なんて与えないと決めていたはずだ。私はバッグから包丁を取り出す。
 実は、早退した後ここに直行したわけではなかった。家に一旦帰って、
キッチンからこの包丁を持ち出してきていた。
お父さんが居なかったのは僥倖、いや天が味方してくれたのだろう。
手入れなんてしていなかったから切れ味に不安はあったけど、鈍いなら鈍いで構わない。
その方が苦痛を与える事ができる。簡単に死ねると思うな。

531 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:19:51 ID:tMkJoibX
「こなた、物騒なもの持ち出してきたじゃない」
かがみは私が包丁を握り締めたのを見てもなお、余裕を失ってはいなかった。
まるで何かを確信しているかのように、自信を漲らせた表情で私を見つめている。
「かがみ、さよならだね」
「さよなら、なのかしらね?本当に?」
一体、何を確信しているのだろう。どうしてこうも、余裕綽々でいられるのだろう。
ジョハリの窓でいう盲点の窓を覗き込まれているような不安に襲われる。
「いやに余裕だね。冗談なんかじゃないよ。殺さないとでも思ってる?」

かがみは
「冗談じゃないでしょうね。でもね、殺せないって確信してるわ」
ほほえみをうかべながら
「だってあんた」
ざんこくなせりふで
「まだ私の事」
ようしゃなく
「愛してるじゃない」
わたしのこころをえぐった

「そんな…どうしてそこまで分かっていながら…」
そんな楽しそうな表情を浮かべていられるの?───
からん、と、乾いた音が私の耳に届く。手に力が入らず、
包丁を握っている握力すら維持できなかった。
でも構わない。盲点の窓に気付かされた。
私にかがみは殺せない、だから包丁なんて必要ない。
「ほらね」
楽しそうにくすくすと笑いながら、包丁を見やるかがみに私は問いかける。
「やっぱり私がかがみの事好きだって分かってたんだ。
それで利用したんだ…」
「じゃあね、こなた」
私の問いかけなんて無視して、茫然自失の私の横をかがみは通り過ぎて行こうとする。
遠ざかっていく残酷な背に、せめてもの抵抗を試みよう。
「かがみ、殺せなくても一生付きまとうことはできるからね」
「こなたぁ」
溜息混じりに振り向いたその顔は、どこか面倒くさそうに目を細めていた。
「それって今までと変わらなくない?」

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:21:23 ID:Ll8KFBVN
解除

533 :コントラスト:2008/06/26(木) 18:21:36 ID:tMkJoibX
「なにそれ…私の事、付きまとってる迷惑な人間だと思ってたって事?」
「そりゃ当然迷惑よ。それにね、私今日約束があるの。これからアイツが…」
そこまで台詞を発してから、一瞬考え込むようにかがみは押し黙った。
沈黙は本当に一瞬で、すぐにかがみは台詞を続けたけど、気のせいだろうか。
その一瞬の間に、残酷な笑みがその顔に走ったように見えたのは。
「冗談よ、迷惑な人間だなんて思ってないわよ。日下部の事で頭がいっぱいで、
他の人間なんてどうでも良かったし」
どうでもいい、それは迷惑と言われるより今の私には応えた。
なんの印象もない存在なんですか、こんなにも私は貴方が好きなのに。
「でもね、こなた。決して嫌いってわけじゃないわ。だからそんなに思いつめた表情しないで。
自殺しないか不安でしょうがない。自殺なんてされたら、私一生アンタの事引きずっちゃうじゃない」
 なるほど。印象を与える方法が、あるにはあるわけだ。一生付きまとう事ができるわけだ。
かがみの心に私の居場所を作る事ができる、その甘美な囁きは私の心に響き続けていた。
「それだけ。じゃあね、こなた」
かがみは今度こそ振り返る事無く階段を駆け上がっていった。
「確かにじゃあね、だね」
聞こえないだろうけど、遠ざかっていく背中に私も答えた。

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:22:31 ID:tMkJoibX
>>527-533
以上です。明日終わる予定。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:08:16 ID:jJCq45yP
>>523
グッジョブ!
腹筋が痛いwwwwwww
こなたってリスカ後見せびらかすタイプだよな
つかさ辺りも見せびらかして同情買いそう

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:16:19 ID:aX52etrt
>>534

いいかがみだ

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:21:50 ID:mxEeRW2b
>534
かがみ鬼畜だなあ〜
久々にこなたがかわいそうになったよ…


538 :バカ:2008/06/26(木) 20:11:11 ID:WW5ICGVG
また名古屋か・・・

539 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:11:11 ID:zMStnpTZ
筋肉さんには相変わらず腹筋を鍛えさせられるww
コントラスト(仮名)さんも鬼畜かがみ乙です

>>504の続きです

「最後に、椅子が注射器に辿り着いたら下の液体に飛び込んで
一番深くまで潜って下さい
ちなみに酸素は血中のヘモグロビンから自動で摂取できます」
「うん、判ったよ」
「8時間後に点滴用の針を刺しておきますので、出る時はそこから出て下さい」
「りょーかい」
「では、始めます。3、2、1」

ブイーンという機械特有のモーター音が鳴ったと思ったら
いきなりドアが開いた

…遠くの方で

ほんの20秒程度のことだった
私は一瞬遮った光に慣れ、外を覗いてみると
地平の彼方に伸びる地面があった
それが機械の地面だと気付くのに時間はさほど掛からなかった
もうこなたの身体は小さくなっていたのである
小さくなった感覚は無いが
目の前の全てが馬鹿でかくなっているのを見て小さくなったことに間違いはないだろう

既にクレーンが上から降りてきていたからである
クレーンはあと30秒で上昇すると
こなただけに聞こえるような音の大きさで告げる
こなたはみゆきに言われたとおり小さな椅子に座る
その椅子は不規則な歪んだ黒い形をしていた
クレーンの先っぽが若干酸化してこうなったのかもしれない

こなたは恐らく世界で一番小さい椅子に座ると
クレーンは上昇し始めた

こなたにとって、クレーンの上昇はロケット同然だった
しがみ付いていないと落ちてしまいそうだった
実際には時速1kmにも達していないだろうが
こなたにとっては何十倍もの速さに感じる

こなたは目を回しながらクレーンにしがみついていると
いつしか周りはガラス張りになっており
やたら太い黒線がこなたの周りを覆っている
恐らく、注射器の目盛であろうとこなたは確信した
その証拠に、デパートにでかでかと貼り付けてある
広告並に大きい2という文字が見えた

昔、似たようなシチュエーションの映画を見たことがあるが
正にそれが現実で起こっていることに期待と不安を隠せないこなただった
こなたは椅子から降り、すぐ下の液体に飛び込む
恐らく実際には0.1mmも立っているかいないかの飛沫であろう
世界でただ一人しか実感できない快感に、こなたは興奮していた

「すっごいなぁ…みゆきさんは」

540 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:11:43 ID:zMStnpTZ
注射器の中にいるこなたは2分ほどたってようやく底に辿り着く
それを感知したのか、外でランプが点灯していた
みゆきはすぐさまこなたの入った注射器をゆっくり持ち上げる

実際みゆきにとってはかなりゆっくりなのだろうが
こなたの入った注射器の中ではかなりの振動と水流が起こる
しかし、防護服はその流れに耐えて急な流れも結構軽減してくれていた

注射器がゆたかの小振りな身体に近づいていく
こなたの鼓動は亢進するばかりだ
やがて、ゆたかの腕に注射器の先端が入った
目の前は真っ暗な世界である
こなたは微かに聞こえてくるゆたかの血液が流れる音を聞きながら
注射器の底で入口から押し出されるのを待つ

こなたはヘッドライトをつけ、背後に広がる外の世界を見渡す
見上げると、みゆきさんの手が雲のように広がっている
顔は遠すぎて見えない

その時、突然細くなった通路、つまりあの細い針の中を一瞬で通り
辺りは一瞬で別世界になる
既に針は抜かれたのか背後に入口は無く、ヘッドライトの明かりだけが頼りである
このヘッドライトは懐中電灯よりも明るく
小さいながらも血管全体を照らすことが出来た

さて、周りに無数に見える赤いもの
それは血中の酸素を運ぶ赤血球だった

「へぇ〜これが赤血球かぁ…凄いなぁ…」

こなたも血液の流れに任せて進んでいた
ジェットコースターよりも速いスピードだが、今のこなたには興奮だけで気付かなかった

さて、どこ辺りまで来たのだろう
徐々に進むにつれ大きくなる鼓動の音
こなたのものではない
今まさに、中に入っているゆたかのものだった
未だかつてない実際の人間の体内に入っているのだと改めて実感できた

その流れはあまりに速く、防護服を着ていても
全力で血液を全体内に循環させるその威力には耐えることが出来なかった
こなたは3秒足らずでゆたかの心臓を潜り抜け、動脈に入る

ふと、サイレンの音が近づいて来た
何でサイレン?

こなたは辺りを見回すと、白い格好をしたものに囲まれていた
まるで白装束だ

「手を上げて跪け!」

こなたは慌てて手を挙げる

541 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:14:53 ID:zMStnpTZ
「わ、私は怪しい者じゃないです!攻撃しないで下さい」
「ここに来る異物は全て宿主の敵だ!」
「ま、待って下さい!宿主って誰です?」
「小早川ゆたかだ」
「では、私はその宿主の従姉妹です!」

白装束の動きが固まる

「…それは本当か?」
「はい。私は泉こなたです」
「ということは、お前は人間なのか?」
「そうです」
「馬鹿な!人間がこのサイズな訳ないだろ!俺達だって人間の中で生きてるんだぜ?」
「人類は技術の進化と発展を遂げたんです。その結果です」

白装束の中から、親玉らしきものが出てきた

「もうええやろ。それ以上争ってても時間の無駄や
刻一刻を争う非常事態なんやで」
「し、しかし…村長…」

村長はこなたの元へ近づき、こう言った

「うちらは、うちらの宿主である
小早川ゆたかの健康の維持と
侵入者の撃墜のみを目的とする白血球や」
「白血球…」
「あんたがどういう経緯でここに迷い込んだんかは知らんけど
ただ此処に手違いで来ただけなら即刻退いてほしい」
「私は、ゆーちゃんを守るために来たんです!
決して帰りません!」

「そうか…君は本当に宿主のことを思ってるんやな
…よし、じゃあ早速お前には白血球になってもらうで」
「…え?」
「此処におるためには白血球にならんと
うちらのような抗体に誤って狙撃されるかもしれんからな」
「私も…白血球になるんですか?」
「いやいや、ただのカモフラージュや
とりあえずこれを着てくれ」
「あ、はい…」

村長は白い服を渡した
こなたはピチピチな白タイツに違和感を覚える

「これでいいんですか?」
「そうや、これでお前も白血球の一員や
…おっと、あかんあかん。もうあまり時間は無いんや
とりあえずお前をうちらの村に招待しよう」

村長は周りの白血球に撤退を促すと
こなたを連れて血管を進んで行った

村には20秒足らずでたどり着くことが出来た
細胞の一つ一つが家になっており、それが村として機能していたのだ
村長が街の中心部に立つと、途端に招集がかけられ
村の白血球全員が集まった

「えー、今日からこの村に住むことになった宿主の従姉妹の泉こなたさんだ」

542 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:15:47 ID:zMStnpTZ
当然ながら、異物が入ってきたことに住民は不安を隠せない
途端にどよめきが起こる

「今は猫の手も借りたいくらいの人口の少なさじゃ。仲良くするのだぞ」

村長はそう言うとその場を去った
辺りの住民の視線が痛いくらいに私を貫く
まるで蔑むような眼にも見えた
それはそうだろう
こなたはこの世界にとっては異物なのだから
本来生きているだけでも奇跡だったのだから

「あの…泉こなたです…よろしくお願いします」

こなたは頭を深く下げる
寧ろ、皆の顔を見るのが怖かったからかもしれない

「あんた…人間よね?」

一人の女がこなたに言う
その女性と思しき顔は、豈図らんや、かがみにそっくりだった

「かが…みん?」
「誰がかがみんよ!あんた達人間が病気をばら撒く元だって自覚ないの?」
「そ、それは…」
「この際はっきり言わせてもらうわ!
あんたが一人の人間代表として来たのならその度胸は認めるわ
でもね!あんた達のお陰で私たちが迷惑してるって考えたことある?」
「…すみません」

こなたは最早謝るしかなかった
人間がそこまで注目さえしていなかった白血球に迷惑を掛けていたことを

「でも、元気になって欲しいと願っている事は確かです
だからここに来たんですし」
「…大丈夫よ。心配しないで」
「そうよ。どう考えても敵では無いわ」

周りの人間は現実世界と何等変わりの無い人間そっくりだった
白血球なのに人型というのに疑問を感じていたが
もしかしたらゆたかが今までに出会った人間全てが
ここに集結しているようだった

こなたは、声をかけてくれたとある小母さんの家に誘われた
応接間にて向かい合って座る
他に白血球はいないようだった

「あなたは人間なのよね?」
「…はい」
「どうやってこの小ささになったの?」
「人間の化学技術の進歩で、この大きさに縮小することが
出来るようになったんです」
「へぇ…人間も大したものねぇ…」
「あの、ゆーちゃんの身に何が起こったんですか?」
「インフルエンザよ」
「インフルエンザですか…」

543 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:16:28 ID:zMStnpTZ
こなたは唖然とする
今まで気付いてあげられなかった自分に後悔した
インフルエンザの潜伏期間は2日間だが、ゆたかは特に体が弱い
それにも関らず談笑に引き込んだ訳だ

「あの…家にはお一人で?」
「あぁ…息子と夫が戦争に出てるよ」
「…インフルエンザと闘っているんですね?」
「息子はもう訃報が来てるよ」
「…亡くなられたんですね」

暫しの沈黙が部屋を包む

「あなたは、ここで何をしてくれるの?」
「インフルエンザに進撃しようと思っています」
「あんた一人で?」
「はい」
「甘いよ」
「…え?」
「何であなた一人で来たの?」
「え…それは…」
「何でどうせならもっと連れてこなかったの」
「…それは…まだこの技術が実験段階だからで…」
「だから一人で来たわけね…」
「…すみません」

こなたは軽く考えすぎていたのだ
今のこなたは肉眼で見ることの出来ない大きさ
立ち向かうのは、自分よりも何万も多い敵
でも、こなたはそれにめげることはしないつもりだった

「せっかく来たなら、ちょっとこの街を案内しましょうか?」
「あぁ…お願いします」
「あなたにとっては従姉妹の身体の中だから斬新よね」
「確かにかなり斬新ですね」

こなたと小母さんは家を出た

544 :デフォ北:2008/06/26(木) 22:18:14 ID:zMStnpTZ
ここまでです
また長くなりそうです

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:19:00 ID:kgQTQDcR
>>544
確かにかなり斬新ですね

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:16:49 ID:apHvCfZ6
>>545

みWiki乙

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:24:43 ID:qDrScV0W
どうやらこなたは大学受験するらしいね。

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:46:26 ID:dGbX2Ccr
http://uproda11.2ch-library.com/src/1196742.png

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 02:59:08 ID:7xBEwh7M
デフォ北さんはいつも斬新な物を書くな〜
白タイツに笑った

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:01:52 ID:00FIHTsd
>>523
>>533
>>544

皆さん、乙です。

えー、アルバイトの続きを投下・・・。

【警告】エロ、スカトロ、グロ、並びに暴力表現を含みます。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:02:21 ID:00FIHTsd
『つかさのアルバイト IV - 5』


「ん、んんん・・・」

目をこすり、見上げると知らない天井が目に入った。

「おう、気付いたか?」

「え?監督?・・・ここ、どこ?今何時?」

「病院だよ。今は昼の3時」

「どうして・・・」

「覚えてないのかい?昨夜撮影中に倒れたんだよ」

「そうだったっけ・・・」

私の頭の中に、昨夜の撮影現場が頭をよぎる。


552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:03:58 ID:00FIHTsd
>>551

◆◆◆◆◆


「じゃあ次、アナルにうなぎ入れるぞ!」

「え・・・、うなぎ・・・?」

「ああ。ほら、入って行くぞ!」

四つん這いになった私のお尻の穴から、
何か気持ち悪い感触のものが入り込んで来る。
私はビニールシートをギュッと掴んだ。
目隠しをされていてよかった。
していなかったら恐怖で気を失っていたかもしれない。

「臭いよ〜・・・気持ち悪いよ〜・・・ヌルヌルするよ〜・・・」

「何が臭いよ〜っ、だ。散々ウンコまき散らしといて。
 おう、入った入った。5匹も入ったぞ。よし、そのまま我慢しろ!」

お尻の穴に栓がされる。
既に大量の水を流し込まれて、
パンパンに脹れた私のお腹の中で、
何かが蠢いてるのが分かる。

「いやだよ〜・・・我慢できないよ〜・・・」

「ダメだ、もっと我慢しろっ!!」

「だ、ダメ、出ちゃう・・・」

「ふぅん、何が出るんだ?」

「う、うなぎ・・・」

「どこから出るんだよ?え?」

「わ、私のお尻の穴から、うなぎを出させてくださいっ!!」

「ほう、よく言えたな。よし、アナルプラグ、抜いてやるよ」

解放された私のお尻の穴から、
ぬるぬるとした感触を伴って色々なものが流れ出して行く。

「うわぁぁぁぁぁ」

「へっ、きもちわりぃーな。お似合いだよ」





553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:04:22 ID:00FIHTsd
>>552

◆◆◆◆◆

「つかさ ちゃん、お疲れさま」

「あ、監督、お疲れさまでした」

撮影を終えた私に声をかけてくれたのは、
最初に面接してくれたアゴヒゲのおじさんだった。
おじさんはAV監督で、今の私の作品も彼が撮ったものだった。

「なぁ、つかさ ちゃん、ちょっと無理し過ぎじゃないか?」

「え?」

「そりゃね、俺も『夜のお共、ウナギパイ♪』なんていう
 B級SMスカトロ企画に出てくれる女の子がいて助かったけどさ、
 こんなハードなのに出なくても、
 つかさちゃん ならキカタンでもやっていけるのに」

監督は私にキカタンに出ないかって、よく声をかけてくれる。
キカタンっていうのは、企画ものでありながら、
女優単体が出演するビデオのことなんだけど・・・

「私、顔バレしたくないんで・・・」

「そうだったな・・・しかし疲れてないか?
 ちょっと顔色悪いぞ?」

「アハハ、大丈夫です」

「前借りしたお金のことは融通効かせてあげるから、少し休みとったら?」

「ううん、早くお金返して、仕事から足洗って、
 それから、また、りゅうじくんと・・・」

「お、おい・・・どうした・・・!?」

「・・・りゅうじくん・・・・りゅうじくん・・・」

「しっかりしろ!誰か、救急車を」


554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:04:56 ID:00FIHTsd
>>553

◆◆◆◆◆


「過労、だってさ」

「そう・・・ですか・・・」

「悪かったな。無茶なのばっかり撮って」

「いいんです、私が決めたことなんで・・・」

「暫くゆっくり休め、残りの仕事はその後でいいんで」

「う、ううん、私、やることやらなくちゃ」

「いいから休んどけって」

「でも、私 りゅうじくん のために」

「いい加減にしろっ!」

「・・・」

「今な、身体壊したら、それこそ一生取り返しつかなくなるぞ!
 それじゃ本末転倒じゃないか」

「・・・はい」

「・・・あのな、言いたかないけどさ、りゅうじくん だっけ?
 500万円も渡してさ、お前、騙されてないか?」

「・・・」

「事情は詳しくは知らんが、自分の彼女から500万円むしり取って、
 そいつは平気なのかね?人間のやることじゃないぞ」

「・・・私、彼のこと信じてるんです、信じたいんです」

「・・・そうか・・・じゃあ一旦帰るな」

「心配してくれて、ありがとうございました」

「お大事に。しっかり栄養取れよ」

「はい・・・」


555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:05:59 ID:00FIHTsd
>>554

◆◆◆◆◆


美味しくもない病院食を食べながら、
りゅうじくん のことを考える。

監督が言うことももっともなんだ。
でも、でも・・・私は りゅうじくん を信じたい・・・。
だって、彼は初めて私が愛した人なんだから・・・。
それに、私を初めて愛してくれた人なんだから・・・。



「つかさっ!」

「・・・りゅうじくん!」

振り向くと、部屋の入り口に、彼がいた。

「りゅうじくん!」

「つかさっ!!」

「りゅうじくん!」

りゅうじくん が、こっちへ向かって来る。
私は彼に抱きしめられることを期待して、目を閉じた。



バコッ・・・


左の頬に物凄い痛みが走る。



衝撃でベッドから落ちかけた私の膝が当たり、
テーブルの上の病院食が床の上に散乱した。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:06:31 ID:00FIHTsd
>>555

「りゅ、りゅうじくん・・・どうして・・・?」

「どうしても糞もあるかよ、この売女!」

「・・・!」

「バイト先でベラベラ俺のこと話しやがってさ!
 クスリのこと、組にバレたじゃねえかよっ!
 お陰でこのざまだ・・・」

そう言うと りゅうじくん は私に右手を見せる。
包帯を巻かれた右手からは、小指が無くなっていた。

「ど、どうして?・・・ひ、ひどい・・・」

「うちじゃあクスリは御法度なんだよっ!」

よく見ると、指の間に赤い点々があった。
これって・・・注射のあと・・・?

「う、嘘だよね?クスリなんて。
 やめたんだよね?だから私・・・」

「うるせぇ!これでもう俺も、もう終わりだよ。
 くそっ・・・」

ドスっ・・・

「おえっ・・・」

ゲボ、ゲボゲボ・・・

食べたばかりの食事を吐瀉する。
シーツの上が血の混じった嘔吐物で汚れる。

「死ね、このビッチ、死ねっ」

彼の拳が何度も私のお腹に食い込む。
痛みで、視界が歪む。

「ん・・・何やってるんだ!
 ・・・お、おい・・・っ!誰か、警察を呼べっ!」

「ちぇっ・・・じゃあな、つかさ。好きだったよ」

彼は私に、そう言い残して、私の側から消えた。

「もしもし、柊さん、柊さん??」

「しっかりしろ!おい、救急に運べ!!」


周りが慌ただしくなるのを感じながら、
私は急速に意識を失った。

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:09:42 ID:T+ROJHvs
今回はここまで。
つかさのアルバイトIVは後2回です。
規制食らったのでケータイから。

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:42:32 ID:RK/dqJg/
どんだけつかさはダメダメなんだ。
まさにスイーツ。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 09:06:56 ID:/IdjGKwW
「夜のお供 うなぎパイありますか?」
「?」
「アナルにうなぎを入れるやつなんですけどありますか!つかさたんのビデオなんだが!」

よし TSUTAYA行ってくる

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 10:47:44 ID:Cx7mCDNC
こなた、一緒に樹海行くぞ。一緒に死んでやる。
それとも、俺とじゃイヤか?
>>557
gj
監督かっこよすぎ惚れたwwwwww

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 12:26:09 ID:qDrScV0W
>>557
監督いいね。
りうじってwww

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 12:30:17 ID:Dmc/kWWA
つかさビッチはまだまだネタがあるねぇ
見てて新鮮だ

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 12:46:35 ID:Cx7mCDNC
おっと
>>548
乙。こなたの表情がたまんねぇ。

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:14:45 ID:WQFHiyRZ
さて、最終話を投下させて頂きますか。
>>527-533の続きです。

565 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:15:47 ID:WQFHiyRZ



「やっぱり柊に相談した方がいいよなぁ」
 今日の昼休みに、人格が豹変したちびっ子を思い返しながら私は呟く。
柊から学校では絶対嵌めるなと言われていた指輪を嵌めたところ、それを見たちびっ子の様子が急変した。
もしかしたら、柊は何か事情を知っているのかもしれない。
 言いつけに背いた後ろめたさもあって、結局学校では聞けず終いだったけど、
二人の間で秘密なんて作りたくなかった。正直に話そう、柊との約束を破ってしまった事を。
それに何より、ちびっ子が不気味で仕方がなかった。事情を知らないままちびっ子と毎日顔を
合わせる事を考えると、身体中の毛が全て逆立ちそうな寒気に襲われる。
 そう思って、先ほど柊に電話してこれから柊の家に向かうという話をした。
柊は私が一緒に帰る意志が無いのを見て取ると、さっさと帰ってしまったから
既に家で待っているんだろう。
「それにしても、相変わらずこの辺は人気ねーな」
 自分を鼓舞するように、独り言を再度呟く。
柊の家には祭事以外では一度訪れたっきりだが、相変わらず人気のない道が続いている。
電話で済ますことも考えたが、直接言ったほうが誠意が伝わるだろう。
それでも学校で堂々と話をしなかった事を考えると、その気持ちも何処まで本当なのだか
自分で分からなくなる。言わないで済む事を臨んでいるのだろうか。
 思わず苦笑しそうになる。私はもっと単純な人間のはずだ。アンビバレンツな想いに
胸を焦がすなんて私には似合わない。出たとこ勝負、それでいい。それこそが私らしさのはずだ。
 決意を固めると同時に、鷲宮神社へと続く階段が見えてきた。
だけど私の足はそこで止まった。その階段の前には、既に先客が居た。
「何やってんだー?ちびっ子ぉ」
ちびっ子の姿を認めた瞬間、発作的に踵を返しそうになったが、すんでのところで思いとどまる。
怯えて逃げ回るのも、私らしくない。いつも通り、元気な声をかければいい。
 そう思っていた。ちびっ子の姿が明確に見える距離に近づくまでは。
「何やってんだよ、ちびっ子…」
思わずもう一度同じ台詞を繰り返していた。台詞こそ同じだが、声音は全く別のもの。
それもそのはず、ちびっ子は階段の前に座り込み、包丁を自らの手首にあてがっているのだから。
「あ、日下部さん。何でここに?」
小さな身体から発せられた声は、ぞっとするほど冷たい声だった。
だからこそ、私は元気よく話しかけなきゃいけない。周囲に明るさを振りまくのが役目のはずだ。
私は馬鹿だから、その程度の事しかできない。してやれない。
「日下部さんなんて、他人行儀な呼び方止めてくれよ。今までどおりさ、
みさきちって呼んでくれよ」

566 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:17:05 ID:WQFHiyRZ
 私の願いに、ちびっ子は冷笑で応じた。
「死んでも嫌だね」
「そっか。嫌われたなぁ。ところでさ、ちびっ子。お前何をしようとしていたんだ?
何があったか知らないけど、馬鹿な事は止めろよ」
「それを日下部さんが言うんだ?へー。誰のせいだと思ってるんだか」
何の話だろう。私のせいで、ちびっ子が死を選ぼうとしているとでも言うのだろうか。
「どういう…意味だよ…」
「さっきね、かがみに振られちゃったよ。日下部さんのせいでね」
「おま…」
だからちびっ子は此処に居たのか。いや、なら何故包丁なんて持っているんだろう。
告白するのに、包丁なんて不要なはずだ。
「だからって、自殺すんなよ。柊だって、悲しむじゃねーか。私だって悲しいぜ」
「何をとぼけた事を言ってんの?私は自殺しないよ。日下部さんが、私を殺したんだよ。
私からかがみを盗った日下部さんが、殺すんだよ」
「なっ」
私が、殺す?
「そうでしょ?死ぬ原因を作ったのは、日下部さんだよ」
誰かを死なせる為に柊に恋したわけじゃない。
「だからさ、これからさき、ずーっと、私の事忘れないでね?」
誰かを悲しませる為に柊を愛したわけじゃない。
「私を殺したって事、ずっと覚えといてね」
 ちびっ子は、その台詞を言い終える寸前に、右手首を包丁で切り裂いていた。
鮮血のシャワーが降り注ぎ、噴水のように赤い飛沫が辺りに飛び散っていく。
 冗談じゃない、止血すればまだ助かるはずだ。幸い、柊の家が近くにある。
止血したらすぐに救急車を呼ぼう。
「ちびっ子、絶対に死なせねーからな」
私はちびっ子目がけて突っ込んでいく。右腕の二の腕辺りを服か何かで縛れば、
一時的に止血できるはずだ。
 ちびっ子の右腕に手を伸ばそうとしたが、腹部に強烈な衝撃を感じ、
私の身体はそのまま後方へ弾き飛ばされていた。
「邪魔しないでよ。日下部さんのお望みの展開でしょ?」
私を蹴り飛ばした姿勢のまま、呆れたように私を見据えていた。
「望んでないってば。死んでほしくなんかねーよ」
腹部に鈍い痛みを覚えながらも、何でもないように立ち上がってみせる。
「あーそうかそうか。自分が殺した、っていう事実が日下部さんには重過ぎるんだね。
でもね、その罪は背負ってもらうよ」
「ちげーよ、バカ。お前がこのまま死んだ所で、私は自分が殺したなんて思わねーよ。
ただ、お前に死んで欲しくねーんだよ。また、仲良くやろうぜ」
柊も巻き込んでさ。また皆でわいわいやろうぜ。まだ戻れるだろ?

567 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:18:02 ID:WQFHiyRZ
「なに心にもない事言ってんだろうね。それに、私はこうする事でしか
かがみの中に居場所を作ることができないんだ」
「バカな事言ってんじゃねーよ。ふられたぐらいで、死ぬとか有り得ないだろ。
大体、柊だってお前をふる時悲しそうだったろ?その気持ちを汲んでやれよ」
「何も分かってないくせに、何も知らないくせに、偉そうな事を言うなっ」
いつものおっとりした口調からは想像もできないくらいの気勢をあげて、
小さな身体は私に向かって突進してきた。
 好都合だ。ちびっ子に格闘技経験があると言っても、私のほうが身体は大きい。
それに右手首に傷を負っている。なんとか取り押させる事ができそうだ。
 ちびっ子の一挙手一投足をじっと見据える。一度殴らせるなり蹴らせるなり好きにさせてやろう。
そのまま手や足を掴めば、後は体格が勝っている私に有利だ。一応、学校の授業で柔術を
履修した事もある。目を見開いて、ちびっ子の動きを見逃さない事だ。
 ちびっ子は右手を振りかぶると、なお一層私との距離を詰めてきた。
怪我している手で攻撃してくるのか、或いはただのフェイントか。いずれにせよ、
まだ間合いには入っていない。もう少し見極めよう。身体に衝撃を感じてから動けばいい。
人体急所さえ避ければ、私の勝ちなんだから。
 だがちびっ子は、リーチが届かないにも関わらず右手を振り切っていた。
狙いは攻撃でもフェイントでも無かった。
「つっ」
 眼前で勢いよく振り切られた右手首から血が撒き散らされ、私の目へと向かって飛び散ってくる。
反射的に目をつぶったが、これが仇となった。
 視界を閉ざした直後に右脚太腿に激痛を感じる。人体急所の一つ、
太腿を膝で蹴られた事に気付いた時には、私の右足は既に崩れ落ちていた。
立っていることすら不可能な激痛が走り抜ける。
身体が足の支えを失い、地に崩れ落ちていく。激痛の前に抗う事すらできない。
顔の位置が低くなった瞬間を見計らったかのように、ちびっ子の膝は今度は私の顔を捉えていた。
右目下辺りに、強烈な衝撃を感じる。骨、折れただろうか。
「あー、ごめんね。顔攻撃しちゃって。まぁもともと男みたいな顔だったから、
ハクがついて逆に良かったかな?」
「男みたいな顔、整形してくれてありがとよ」
男みたい、その言葉はどんな攻撃よりも私の心を深く抉ったけど、強がってみせる。
「あはは、その内腫れてくるよ?いいのかな?それ以上不細工な顔になったら、
かがみにも嫌われちゃうかもね」
「構わねーよ。そうなったらお前にもチャンス訪れるよな」
柊に嫌われる、そんな事考えるだけでも恐ろしい。
けれど、命は一つだ。
 柊に嫌われても、見守ってやる事はできる。その幸せを祈ってやる事もできる。
女らしくなって、見返してやる事だって再度振り向かせる事だって不可能じゃない。
けど、死んでしまったらそんな事すらできない。振り向かせる事はおろか、
幸せを祈る事すらできなくなる。
 だから、ちびっ子を何としても助けないといけない。

568 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:18:43 ID:WQFHiyRZ
「ないんだよ、私にはチャンスなんて。だからせめて、かがみに捨てられた私が死ぬ事で、
かがみに消えない傷を負わせて一生忘れないようにしてあげるんだ」
「バカな事考えるな。第一、お前私の事殺してねーじゃん。包丁あるんだから、
私の事殺せたはずだろ?でも殺さないって事は、お前にも慈しみの心があるんだろ?
考えてやれよ、お前の親御さんや友達の事もさ」
「何言ってるの?日下部さん殺しちゃったら、かがみが悲しむじゃん。
だから生かしといてあげてるんだよ」
「柊が悲しむ?柊に消えない傷を負わせるんじゃなかったのか?
悲しませたくないんなら、傷を負わせるのもやめろよ」
私には光明が見えていた。矛盾、それをちびっ子の発言から感じ取ったからだ。
 しかし、私が抱いた束の間の希望もあっさりと砕かれる。
およそ人間とは思えない、無機的で機械的な発言によって。
「それはかがみの中に私の居場所を作る為に必要な事だからね。
かがみを悲しませるのが目的じゃないよ。
だから、後悔を抱かせるような事はしても恨みを抱かれるような事はしないんだよ。
本当はあんな女でも後悔させる事自体が嫌なぐらいにかがみが好きなんだけど、
優先順位はかがみの中に
私の居場所を作る事の方が上だからね。」
「なんだ…それ」
まるで足し算でもするかのように、私を殺さない理由と自らが死ぬ理由が語られた。
優先順位だとか目的だとか、人の感情ってそんなに単純なものなんだろうか。
命って、そんな足し算みたいな思考過程で捨てられていいものだろうか。
 いや、今は考えるよりも前に助けなきゃいけない。歪んだ思考回路にお灸を据えるのはその後だ。
実際、ちびっ子の顔が心なし青ざめてきているようにも見える。時間はそれ程多くは残されていない。
気合で何とか立ち上が
「大人しく座ってなよ」
 腰を浮かせた瞬間には、既にちびっ子のつま先が私の鳩尾へとめり込んでいた。
呼吸が一瞬止まり、身体から力が抜け落ちてゆく。座ったままの姿勢では、
立ち上がろうとする動作を抑えて攻撃されてしまう。どうしようもなかった。
「ちびっこ、頼むから考え直せってば。柊だけが世界の全てじゃないだろーが。
柊の妹とか、あの眼鏡とか、あとお前の親御さんとか、色々と悲しませちゃいけねー
ヤツ等が居るだろーが。だから考え」
「お前がそれを言うのかっ」
 力ずくが無理なら、言葉で引き止めるしかないと思っていた。けど、逆効果だったみたいだ。
ちびっ子は激昂すると、私の身体を容赦なく踏みつけてきた。もぐら叩きでもしているかのように
足を振り上げては私の身体を踏みにじってくる。
腹部、胸部、頭部、足、腕、お構いなしだ。頭を踏まれる度に気を失いそうになるが、
それでも持ちこたえなきゃいけない。気をしっかり保たなきゃいけない。

569 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:19:49 ID:WQFHiyRZ
「私からかがみんを盗ったのはみさきちじゃん。私の世界の全てだったんだよ、かがみは。
かがみが居ればつかさもみゆきさんもお父さんですら要らなかったんだ。
そんな存在を取り上げときながら、偉そうな説教しないでよっ」
 身体中を足で乱打される度に激痛を感じながらも、「みさきち」と呼んでくれた事が少しだけ
嬉しかった。もう一度、友達としてやり直せるかな。遠くなる意識の中で、ぼんやりと考えた。
「みさきちにとってはかがみは世界の全てじゃないんだね。数ある大切な人の中の一人でしかないんだね。
その程度の想いで私からかがみを取り上げたんだ。それでいて、偉そうに説教するんだ。
ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな」
ちびっ子の声が遠くなり、徐々に目の前も暗くなってきた。けれども気を失うわけにはいかない。
今気を失えば、ちびっ子とはもう二度と会えなくなる。だから、頼むから…
 私の意思とは裏腹に、情け容赦なく意識は遠ざかっていった。もう、ちびっ子の声も聞こえない。
痛みも感じない。



「みさおー、何で指輪しないの?もう好きな時に指輪嵌めてもいいのに」
柊の問いに、私は力なく答える。
「んあ、まだ指とか痛くってさ」
柊に対して嘘を付く、少し前までの私なら、絶対にしなかった行為だろう。
昨日病院を退院してきたばかりだが、指に関しては問題なく動く。そもそも、
ちびっ子から指は攻撃されていない。
「そう。手ひどくやられたもんね。医師の話だと、骨に日々入ってた箇所もあったものね」
そうらしい。内臓に損傷が無かったのは、踏みつけられた時には既に
ちびっ子の身体にはそれだけの力が無かったからだろうという事で片付けられた。
 私とちびっ子は倒れている所を、帰宅してきた柊の妹が見つけてくれたらしかった。
そのまま救急車が呼ばれ病院に搬送されたが、
ちびっ子に関しては救急車が到着した時にはもう事切れていた。
私はその日のうちに目を覚まし精密検査の類を綿密に受けたが命に別状はなく、
昨日退院する運びとなった。踏みつけられた時に、地面との摩擦で顔に裂傷が生じていたものの、
すぐに目立たなくなるだろうとの事だった。
 昨日こそ家でゆっくりと家族やあやのと過ごしたけれど、今日は柊から招待されていたので
柊の部屋へと訪れていた。正直、もう二度とちびっ子が死んだ場所へは立ち寄りたくはなかったが、
これからも柊と付き合っていく事を考えれば、そんな事は言っていられない。
その恐怖に打ち克つためにも、今日はダメージジーンズを履いて来ていた。
ヴィンテージ物のこのジーンズを履いていると、一人ではない事を感じる事が出来る。
「みさお、何ぼーっとしてんのよ。久しぶりに二人っきりになれたんだから、
もうちょっと明るく振舞いなさいよ」
 柊は、ちびっ子が死んでから私の事を名前で呼ぶようになった。
人前で指輪もするようになった。丸で、遠慮する相手が居なくなったかのように。
また、ちびっ子が死んで悲しむようなそぶりも見せた事がない。

570 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:20:35 ID:WQFHiyRZ
「そうだな。二人っきりになったのは久しぶりだな。お見舞いに来てくれた時には」
「既にみさおの家族や峰岸、それに他のC組の面々や先生とか色々居たしね。
人気者ね、みさおは」
 そこで訪れた面々はいずれも、私の身体を心配しつつも、
何処かしら悲しみを帯びた表情を浮かべていた。
 いや、柊だって本当は悲しいんだろう。私に嫌な事を思い出させないためにも、
明るく振舞っているのかもしれない。私の事を名前で呼ぶようになったのも、
ちびっ子を失った喪失感故に私との距離を縮めたいからだと思う。そう思いたい。
ダメージジーンズを見つめながら、祈るように思考する。
「はは、明日からは学校行かねーとな。人気者の務めとして」
開け放たれた窓から、いつの間にか鳥が入ってきていた。その頭を透明な壁に何度もぶつけながら、
再び大空に飛び立とうと四苦八苦している。
 開いてる窓に誘導して外に出してやろうと立ち上がりかけたところで、
柊に抱きすくめられた。
「本当に良かった。みさおが無事で」
「無事って訳でもないけどなー」
「それにしてもこなたのヤツ…」
私の顔の傷を優しく撫でながら、柊の声色は優しげなものから怒りを帯びたものへと変わっていた。
「許せないわ。まさかみさおを攻撃するなんて。
増してやみさおの顔に傷をつけるなんて…ごめんね、みさお」
決定的な違和感。それが私に生じた。
柊の声色には、ちびっ子への憐憫の情は欠片も感じられなかった。自らを愛するあまりに
死を選んだちびっ子、その事に対する引け目は全くないのだろうか。
 いや違う…私が違和感を抱いたのはそこじゃない。もっと決定的な疑問、
それが柊の発言にはあった。その真意を問い質そう。この違和感を放置すると、
ちびっ子の死は全くの無駄になるような感覚すら湧いてくる。それと、もう一つ。
前から気になっていた事、あの日から気になっていた事も聞いてみよう。
「なー、何で柊謝ってんだ?」
一瞬柊の顔に驚愕が走った。「しまった」その顔に台詞をつけるとするならば、これが最も似合うだろう。
「それとさ、柊から貰った指輪してた所をちびっ子に見つかった事あったけど、
なんでちびっ」
「何でも無いわ。気にしないで」
焦ったように、柊は自らの発言をフォローしだした。なぜ焦る必要があるのだろう。
追及しなければならない、という義務感に駆られる。
「いや、なんでもないわけ」

571 :コントラスト:2008/06/27(金) 18:21:04 ID:WQFHiyRZ
「なんでもないわ」
 ぞくり、と、私の背筋に寒気が走る。焦りはおろか抑揚すら全くない凍えるような声が、
柊の唇から発せられていた。
私の全身から熱が奪われたような錯覚に陥り、本能が警鐘を鳴らし始める。
 これ以上聞いちゃダメだ。詳しく追及していけば柊も質問に対して口を開くかもしれない。
でもそれは、開いてはいけないパンドラの箱だ。いや、多分そこには希望すら残らない、
パンドラの箱よりもずっと恐ろしいブラックボックスだ。
 耐え難い恐怖を覚えながらも、私は柊と別れることはできない。
だって、ちびっ子は柊と恋仲関係になれなくて死を選んだのだから。
私が柊から逃れたら、ちびっ子の命をかけた想いを踏みにじる事になる。
「ああ、そうか…いや、いいんだ」
「変なみさおねー」
 ごめんな、ちびっ子。臆病者でさ。
 ちびっ子に何があったのか、それを知らないままで終わらせようとしている。
そんな自分が情けなくて、ダメージジーンズを強く掴んだ。
──ディアマイフレンド、こんなに弱い私ですが
   いつまでも親友でいてくれますか?──
祈るように念じながら、話題の転換を試みよう。この空気から逃れる為にも。
「そういやさ庭の池、今日来る時見たらいつの間にか網張ってあるのな」
「あー、アレね。夏祭りの時に取った金魚飼ってるんだけど、私に唯一寄ってきた
可愛いコなのよね。だから翼が生えても逃げられないように、網張っちゃったの。
バカみたいよね、でも裏切られるの怖いから。私って独占欲強いんだ」
まだ鳥は窓に体当たりを繰り返していた。大空への帰路を、見えないガラスの壁に阻まれながら。
ごめんな、私にはお前を自由にしてやれないんだ。私も自由じゃないから。
「柊ぃ、安心していいぜ。金魚に羽が生えたところで、どうせお前から逃れられはしねーよ」
「でしょうね」
全てを見透かしているかのように、柊は柔らかく微笑んだ。
幼子のような無邪気で残酷な影を宿しながら。

<FIN>

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:22:55 ID:zllHya0b

かがみおっかねえ

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:24:25 ID:WQFHiyRZ
>>565-571
以上です。お読みくださった方々、有難うございました。

>>472
すいません、放置してたわけじゃないです。連載終わったんでレスします。
サイケの事言ってるんなら、確かに俺です。

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 19:41:05 ID:ByuBuO1f
本当にいいかがみだな

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:32:22 ID:QctQDY7/
ネタがない…。
未完のままのssが…どうしよう

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:40:11 ID:znsWx6Xk
ネタはどんどん出てきて一杯あるんだが
それぞれが長くなってしまってなかなか沢山のネタが投下できない

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:44:58 ID:N4NTIIq9
昔居たアラバマ氏のブログ
http://ponpondao.blog10.fc2.com/

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:46:35 ID:zllHya0b
めっ!!

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:54:20 ID:IPIUNmaa
>>577
こんなこな×かがなんて描く駄目人間になってしまったのか。
所詮はその程度の男か。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:01:24 ID:pf9GDun9
何描こうと人の勝手だろ
陰口みたいでキモいよ

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:01:32 ID:n7FdC8g5
>>579
何の作品も作れないお前よりは偉いと思うよ

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:04:48 ID:Dmc/kWWA
こなかがと兼ねてる奴多いからそういう発言は叩かれる


遅かったか(´;ω;`)

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:05:09 ID:znsWx6Xk
ここまで描けたら絵で飯が食えるだろうな
俺もなりてえ

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:11:41 ID:zllHya0b
食えないよw

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:29:28 ID:B/ffbOl6
そうなの?

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 21:50:58 ID:n7FdC8g5
今の日本は絵が上手い人間が腐るほどいて供給過多状態。しかも
ブログやpixivみたいに気軽に絵を発表できる場が普及してきたから
上手いアマチュアが面白い絵や凄い絵を発表してギャラリーの審美眼が肥えてる

そのうち絵だけで食っていけるのは1%にも満たないわけだから
卓越した発想力や自分を売り込む営業力を持ってる必要があるし
あとは時の運に頼るしかないんじゃね

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 22:02:04 ID:Dmc/kWWA
みwiki乙

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 22:04:56 ID:Dmc/kWWA
ttp://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd37011.jpg

すみません、このチョイノリは何km走ったのですか?

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 22:05:19 ID:Dmc/kWWA
御免かなりの誤爆

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:15:31 ID:Tfj/4utH
確かに絵が上手い人って異様に多いよな。
>>548も乙ー。好きだ、この鬱々した絵柄。

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:48:05 ID:my2zHTb6
>>579
だからそういう煽りは止めろと何度言えば(ry

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:20:13 ID:ArGMaswM
>>579
何も生み出せないお前の方こそ、所詮はその程度の男か。

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:23:09 ID:0NFOmP32
アラバマのことはそっとしといてやれ
もう俺らとは住む世界が違う

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:25:13 ID:Qj/73Pno
しかしあの人はあの状況から
どうこなたの自殺へ持っていくつもりだったのだろうか

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:28:31 ID:AhXcK+4r
あの状況ってどの状況?

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:32:08 ID:Qj/73Pno
つかさの下駄箱に死体が入ってたやつ

597 :デフォ北:2008/06/28(土) 01:42:22 ID:Qj/73Pno
>>543の続きです

こなたは人間の体内にいることだけでも驚愕沙汰だというのに
その中に肉眼で見えるか見えないか判らないくらいの
小さな街があることに驚きを隠す事は出来なかった

きちんと役所もあるし、買物のできるスーパーもある
住宅街は賑やかで、公園もある

ただ、その街には空が無かった
雲も無い

それは当然なのだが
現実世界では特に小さいロリータキャラに属する
ゆたかの中にもこんな立派な街を建てられる程小さくなったのかと思うと
正直身震いがしてくる

「小母さん…さっきから轟音が響いてるんですけど…
何の音ですか?もしかして工事?」
「あぁ、これは宿主の食べた食糧を消化してる音でしょ
空腹時はもっと大きい音になるわよ
あんたも人間なら、経験あるんじゃない?」
「かなりありますね…ってことは私の中にもこんな街が…?」
「そうね。あんたのその中にもね」
「す、凄い…どれだけ小さくなったんだ…」

こなたは思わず自分のお腹を押さえて赤面する

「恥ずかしいことじゃないわよ
生きるためには必ずしなければならない事だし」
「そうですかね…」
「それに、宿主はこれからも何十年と生きていくけど
私達は数日しか生きられないしね」

そうだ
白血球の命はほんの4、5日足らず
血液中では数時間の命しかない
それに比べれば、人間は裕福なものだ
こなたは、改めて白血球の有り難みを知った

「…ありがとうございます」
「あら、どうしたのよ。改まって」
「いえ…いつも守って下さって」
「いいのよ。まあ、それが生き甲斐だからね。私達にとっては」

小母さんとこなたはスーパーの前に辿り着いた
看板には「スーパー」と書かれているだけ
店内では一体何を売っているのだろう…

「じゃあ、あなたは外で待っていて
それとも、どこか回っておく?帰り道は判るわよね?」
「はい…あの、私は中に入れないんですか?」
「人間はあまり入らない方がいいと思うのよね…
白血球にとって敵愾心が強いのはウイルスと人間だからね」
「そうですか…では」

小母さんは店に入り、こなたはその辺りをぶらぶらと歩く事にした
細胞壁の地面は土のように柔らかく、上に大量に流れている赤血球は頭を通り越
して彼方へ消えてゆく
あの中にも戦場へ向かう白血球が紛れているのだろうか

598 :デフォ北:2008/06/28(土) 01:45:20 ID:Qj/73Pno


―…


「ん…?」

ベッドに横たわる小柄な少女が眼を開いた

「こ、ここは…どこだろ…何でこんなとこに…」

ゆたかはベッドからむくりと起き上がった




「ん…?」

地面が主要動のように揺れ動くのと同時に
遠くから速まった鼓動の音が響いてくる
上を流れる赤血球の速度もかなり速くなっていた

ゆーちゃん、眼覚ましたのかな…

こなたは胸が痛くなった
ウイルスがいる以上、ここでは命を懸けた争いが起こる
それは、人間にも照らし合わせる事ができる
人間が居る限り、戦争は無くならない
こなたは暫時の感傷に浸った
軽率な気持ちでこの世界に来た自分を悔やみ
立っていることすら出来ない程力が抜け
こなたは近くのベンチに座る
ここには、ぶらんこや滑り台もあり
子供が遊ぶのに最適だろうが、子供は居なかった
やはり、自分には何も出来ないのだろうか…

「あんた、まだ居たんだ」

俯くこなたの上から尖った声が聞こえる
こなたは億劫ながらも見上げる
そこに居たのは、さっきのかがみと瓜二つの少女
かがみもどき

「…かがみん」
「かがみんじゃない」
「かがみんもウイルスと戦うつもり?」
「だからかがみんじゃないっつーのに。物覚え悪いわね
ウイルスは私達の最大の敵よ。でも、それを作っているのは木を切り
空気を汚し、地球を駄目にしているあんた達人間なのよね」
「そ、それは…」
「何?反論出来る事があるの?
どうせあんた達人間は馬鹿だから、そんな事自覚もしてないんでしょ」
「そんな事ないよ…人間は自分達の犯した過ちに気付いて
改善している途中なんだよ」
「論より証拠!所詮人間は口だけなのよね
新型ウイルスが増え続けている今
人間にどういう弁論な仕方があるっていうの?
あんたもその一味よ
あんたにとって私も敵私にとってもあんたは敵さっさと出てって頂戴」
「そ、そんなことないよ…」

599 :デフォ北:2008/06/28(土) 01:49:49 ID:Qj/73Pno



眼が覚めてむくりと起き上がったゆたかは、右腕の違和感に気付く
注射をした後のジンジンくる痛さがゆたかを苦しめる

「いたた…どこかにぶつけたのかなあ…?」

みゆきはこの時用を足し終わり、水を流している途中だった

「さて、ゆたかさんを監視し続けなければなりませんね…
何かやらかされては大変ですし」

ゆたかは見慣れぬ空間、克つ誰も居ない故に不安感が高まる

「まさか…誘拐されちゃったのかな私…それなら逃げないと…でも頭が痛い…」

ゆたかは眼の焦点の合わないまま床に足を着ける
床は滑らかで、ベッドの脇のテーブルの上にあるのは注射器の山
床には乱雑に積まれた段ボール箱の山もある

焦点を奪われたゆたかにとって、そこは茨以上に苦難な道で
運悪く靴下を履いたままのゆたかはあっという間に床で滑って
短い悲鳴を上げながら、腰から段ボール箱の山に大きな音を立てて激突してしまった

「いったあ…」

ゆたかはズキズキ痛む腰を摩ってその手を見ると、血が付いていた

「わぁぁ…どうしよ…」




それは、偶然にも村の上空に位置する血管が破れてしまったのだ

大地震と共に、警報サイレンが鳴ると
同時に上空の血管に突然巨大な亀裂が現れた
その亀裂に瞬く間に赤血球は吸い込まれ、外の世界へどんどん飛び出して行く

村には強風のような力が発生し、付近にあった滑り台やぶらんこが
根元から吸い上げられる
もちろん、かがみもどきも恐ろしい勢いに上空に吹き飛ばされそうになる

「た、キャアアアア!!」

その時、こなたはかがみもどきの手を握りしめる

「ちょっ…」
「しっかり掴まってて」
「だめよ!!このままじゃ二人共死んじゃうわよ!!
大体、あんたにとっても私は敵なんだし、私のことなんか放っておけばいいじゃない!」
「違うよ!自分達人間を助けてくれてる仲間が危険な目に遇ってるのに
みすみす放っておけないよ!!」
「こ、こなた…」

600 :デフォ北:2008/06/28(土) 01:51:11 ID:Qj/73Pno
ここまでです
覚悟を決めてとことん狙っていくつもりです

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 02:23:38 ID:uBvGQ0BT
美しい時代へ― Tokyu Corporation (パンツマークry

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□下高●
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□松原●
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□山下●
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮坂●
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□●●●●●┓
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□上世松若西┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□町田陰林太┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃
□□□中月南鈴土長田青藤市江薊多鷺宮宮梶溝高新玉用新駒┃三池□□□渋
□□□央見町掛筆津奈葉丘尾田野摩沼前崎谷口津地川賀町沢┃茶大□□□谷
□□□●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●╋●●━━━●各停
□□□●━━━━●━●━━━●●●━━━●━━●●●●╋●●━━━●準急
□□□●━━━━●━●━━━●●●━━━●━━●━━━╋●━━━━●急行
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□●━━●┓□□┗●□□□□●●●
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□●━━●┃□□□□□□□□各急特
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃●上野毛□□□□□停行急
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃●等々力□□□□□┃┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃●尾山台□□□□□┃┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃●九品仏□□□□□┃┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃┗●━┓都学祐中代┃┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┗━●┓┃立芸天目官┃┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┏━━●╋╋●●●●●┛┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃┏━●╋╋━●━●━━┛┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃┃┏●╋╋━━━●━━━┛


602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 02:24:10 ID:uBvGQ0BT
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃┃┃自┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┏●┃┃┃由┃●緑丘
□□□□□□□□□□□□┏━━●●●●●╋●●┃┃□┃┃
□□□□□□□□□□□□┃┏━●●━●━╋●●┛┃□┃┗●━┓
□□□□□□□□□□□□┃┃┏━━━●━╋━━━┛□┗━●┓┃
□□□□□□□□□□●●╋╋╋━━━●━╋━━━━━━━●╋╋━━━━●特急
□□□□□□□□□□●●╋╋╋●●━●━╋●●━━━━━●╋╋━━●━●急行
□□□□□□□□□□●●╋╋╋●●●●●╋●●━━●━━●╋╋●●●●●各停
□□□□□□□□□□羽新┃┃┃綱日元小新┃多田□□奥□□大┃┃洗西小不目
□□□□□□□□□□沢横┃┃┃島吉住杉丸┃川調□□沢□□岡┃┃足小山動黒
□□□□□□□□□□□□┃┃┃□□□□□┃□□□□□□□□┃┃
□□□□□□□□□□□□┃┃┃□□□□□┃□□□□□□□□┃●北千
□□□□□□□□□□□□┃┃┃□□□□□┃□□□□□□□□┃┗●━┓
●●●●●●●●●●●●┛┃┃□□□沼部●□□□□□□□□┗━●┓┃
●●●●━●━━━━●━━┛┃□□□鵜木●□┏●●●●●●●━●╋╋●●●●
●━━●━●━━━━●━━━┛□□□下丸●□┃千久御雪石洗長□旗┃┃荏戸広五
元大馬未新横反東白妙菊大□□□□□□新田●□┃鳥原嶽谷川池原□台┃┃中銀小反
町通車来高浜町白楽連名倉□□□□□□矢口●□┃□□□□□□□□□┃┃
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃□●池上□□□□□□□┃●荏原
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃□●蓮沼□□□□□□□┃●中延
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□┃┏┛□□□□□□□□□┃●戸公
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□●●□□□□□□□□□□┃●下神
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□蒲田□□□□□□□□□□●●大井


603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 08:05:16 ID:DkoPtYsO
>>596
せめて完結させてほしかったな…

>>600
楽しみにしてる

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 17:15:20 ID:/cHqBL8i
>>600
乙。
今までイジメ、拷問、サイエンスフィクション、ファンタジー、ホラー、ミステリ、サスペンス、猟奇etc
と様々なジャンルが登場したが、メルヘンは初じゃないか?
流石はデフォ北氏、こちらを飽きさせない。自殺界の開拓者と言った所か。

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 17:30:10 ID:F7y0WUEb
それにしても絵師減ったな、もう帰ってこないのかな

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 18:01:33 ID:sDQT5DC4
らきすたに飽きたんじゃね

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 18:10:27 ID:/cHqBL8i
古い絵師はとんと見なくなったけど、新しい人は流入してきてるぞ。
懐かしむあまり、新しい絵師のモチベを奪わないように…

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 18:21:21 ID:sDQT5DC4
うーんでもやっぱ少ないなw

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 18:42:34 ID:vzpjhG91
>>608
なんでそこで自分で描く気にならないのか不思議でならない

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 18:54:43 ID:F7y0WUEb
>>609
絵って誰もが描けるとは限らんだろう
描く気がなければ絵は描けない、そういうお前は描けるのか?

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 19:06:22 ID:vzpjhG91
描けるっていうかこのスレに最近投下した
描ける描けないの問題じゃない、ひとえに愛だよ(こなた風に)

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 19:31:31 ID:sDQT5DC4
軽率だったな、すまんかった

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 20:24:50 ID:/cHqBL8i
絵って技術が要るからなぁ。

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 20:26:37 ID:Qj/73Pno
絵は99%の慣れだ
後の1%が才能

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 21:21:19 ID:DkoPtYsO
ちょい聞くけどここの住民、
死体絵とかちょいグロ絵とかはあまり望んでないよね?

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 21:26:52 ID:E+nekQZD
スレの趣旨に沿ってればいいんじゃね?

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 21:27:29 ID:/cHqBL8i
むしろそっちの方が好み^^
千切られた肌 赤いこなた
そんなものでしか、キマレないイケない。

でもまぁ一応、グロ絵ですって言っといた方がいいかもね。

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 21:55:45 ID:YgGrh2Sc
まぁ、まとめページのトップ絵を見ればわかるだろうに・・・

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 22:09:22 ID:iZDMoUw4
ここのスレタイを見る度に吹き出してしまう件

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 23:24:22 ID:ArGMaswM
>>615
こなたの達磨姿が見たいお

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 00:16:29 ID:1T04VoZ6
前から思ってたんだけど、ここってサプライヤーの方が受け手より偉いみたいな風潮でもあるのん?
なんか作品に対する批判が出るたびに、
「何も書かないお前よりはマシ」みたいな意見見るけど、
評価する事と自ら創作する事って全く別モンじゃん?
反論として不適切だと思うんだけど。
あと、受けてあっての送りて。純粋な受けての意見も、尊重されるべきじゃね?

てかさ、書き手同士の馴れ合い慰め合いみたいなスレにしたいか?w
それだけは勘弁なんだけど。
遠慮しちまって褒める事しかしない書き手より、
後ろめたさを持つことなく批判できる純粋読み手の意見の方が参考になる事もあるし。

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 00:34:04 ID:glDcSUjJ
>>621
でっていう

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 01:15:04 ID:qGEDQ2V9
まあ言いたいことはよくわかる

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 01:23:35 ID:lZ8My0Ly
>>621
俺は送り手だけど、その意見には賛成かも
だから馴れ合いはしないつもりだけど
だけど、どんなSSからでも学ぶ所も有る訳だから
厳しい指摘はちょっと・・・

しかし、このスレに「何も書かないお前よりはマシ」
なんて書く職人いたっけ?



625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 01:26:28 ID:XHmFVFG0
職人にはいないと思うけどなぁ

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 01:38:46 ID:XHmFVFG0
というか、まあ受けてとしては
送りてに反論とまではいかなくても
アドバイスをするくらいでも丁度いいと思う

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 03:12:23 ID:T0gZGxQK
次スレでダイナマに戻りたい
らき豚だと、お前ら変態だと、馬鹿にするレスも必要
今の生暖かい雰囲気が薄ら寒いんだ

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 04:32:06 ID:N65KZT1v
叩きと批評は別
なにも書かないお前よりマシ、といった類のレスがつくような書き込みは、
大抵悪意を感じるものばかり

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 07:20:23 ID:Y2A6PnTE
>>672
お前、何かあったのか?

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 07:24:44 ID:MUDQezfs
>>672に期待

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 10:28:59 ID:tfRgGlSb
(U≡ω≡.)>>672にロングパス

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 12:09:51 ID:CUFCE+t8
>>672マダー(・∀・ )つ/凵チンチン

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 16:56:55 ID:QwxqWFby
ksk

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 16:59:17 ID:yLn6sckE
最近ハヤテくんどうしたのかな

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:12:43 ID:QwxqWFby
飽きたんじゃね?
まぁらきすたって言ったら癒しと萌えですからね、彼みたいな若い人には向かないでしょう。
今の若い人ってやっぱセカイ系とかバトル系とかが好きなのん?

らきすたがジャンプ連載だったら、間違いなくバトル系へ移行してただろうな。

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:26:54 ID:QRJGuQ12
>>631
こな犬はこのスレに来ないで下さい

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:34:07 ID:onGnWwgl
>>635
いや、四コマだからバトルは無いだろ
ギャグマンガ日和みたいなシュールギャグになった可能性はあるが

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:54:46 ID:+1HzmxvG
ジャンプの読者層には受けないだろ・・・。
すぐ打ち切り。

639 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/29(日) 18:57:39 ID:WThG7b+S
>>634
>>635
あまいな
まだ、生きてるぞ!
他のスレでやってたんでね

放置してから一ヶ月間も立つのかな?

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 19:20:34 ID:hMye9LZZ
>>639
帰れ

641 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/29(日) 19:27:11 ID:WThG7b+S
おいおい
心配してそんな反応か?
まあ、喧嘩しに来たんじゃなくて
顔出しに来た

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 19:34:08 ID:XHmFVFG0
ハヤテが来ると週末なんだなって思える

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 20:24:52 ID:7GnbZQ+j
あーあ、話題に出さなきゃ出てこなかったのに…

644 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/29(日) 20:37:24 ID:laHwskZm
でも、心配してくれるのは嬉しい
これからも、仲良くやろうな

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:40:52 ID:ncELiVh6
こなたとの週末

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:49:15 ID:q6vlF981
>>621
昔の自殺スレ見ろって。
昔の自殺スレ見てた人間からすれば、今の流れの方がどう見ても自然だから。

「読み手の方が書き手より偉いの?^ ^」とか言われてたんだぜ……

647 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:09:51 ID:DMNoN7DB
今夜の大胆MAPで最後までらきすたが出ると
信じていた俺は根っからのダメ人間

久々にSS書いたんで投下
「仮面少女」

「ふぅ…」
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197637.jpg

自室に帰ってきた私は、ようやく気持ちを開放した。
唯一、私が本当の自分をさらけ出すことの出来る場所。
自室以外…外の世界では私は別の人格を演じているのだ。
そう、「泉こなた」という人物を演じていた。
実の父親ですら本当の私というものを知らない…

私は机の引き出しをおもむろに開き、中に置いてある薬瓶を手に取る。
瓶のふたを取り、中から錠剤を一粒…つまみ出すと
そのまま口へ運び、飲み干した。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197638.jpg
いつの頃からか、私は精神安定剤を服用するようになっていた。
薬に頼らなければならないほど、私の精神は脆く、弱い。

ベッドに横たわり、ぼんやりと天井を眺める。
倦怠感が身体を襲う。頭痛もするがこれはやがて薬が効き始めたら治まるだろう。
私は顔を横に向け、枕元に積み重ねている漫画本の上にちょこんと座っている
キツネのぬいぐるみに目を向けた。
幼い頃からずっとずっと一緒だった…私が唯一本音を言える相手、「コン太くん」
もの言わぬ相手に対して私は話をする。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197640.jpg

「コン太くん…今日も学校でね。かがみたちとお話したよ。とっても楽しかった…
けどね、楽しければ楽しいほど苦しくなるよ、怖くなるよ。」

私は、身震いした。


648 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:11:01 ID:DMNoN7DB
>>647
…小学校、中学校時代と、私は同級生にいじめられていた。
私が住んでいる地区の学校は、昔からガラが悪いことで有名で、
そんな中にあって、発育不良のこの幼児体型が
いじめの標的にされることはごく必然であった。
毎日が苦痛だった。しかし、男手一つで私を育ててくれた父親に
心配をかける訳にはいかず、学校を休むことなく通学した。
無論、いじめを受けていることも言えなかった。

運動はわりと得意だった。通常、運動が得意な生徒は
クラスの人気者になることが多いのだが、私の場合はこの体格が災いしてか
このギャップのあるアンバランスな能力はからかわれる理由としては十分だった。
私には勉強することしかなかった。とにかくひたすら勉強に励んだ。
地元にも高校はあるのだが、ここの中学の出身がほとんど行く事になる、
その地元の高校には絶対に行くわけにはいかないのだ。
この中学の生徒が絶対に行くことの出来ないような学校…
埼玉県の私立の中でも名門中の名門進学校である、陵桜学園へ行くために。
もともと、素質があったのか、私の学力は群を抜いて高かった。
さらに勉学に打ち込むことにより、さらに学力は高くなっていった。
その甲斐あってか、陵桜学園にトップクラスで合格することが出来た。


そして…初登校のあの日、私はつかさと出会ったのだった。

649 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:14:48 ID:DMNoN7DB
>>648
高校に入ったら、自分を変えなきゃ…そう思いながら私は
学校への道を歩いていた。しかし、生来染み付いた陰鬱な表情は
そう簡単には拭えるものではなかった。
そんなことをぼんやり考えながら、私は学校へ向かう満員電車の中にいた。
朝。通勤通学に向かう人たちで電車内はごったがえしていた。
そんな中、ふと私の視線に見覚えのある制服が映った。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197643.jpg
私と同じ制服、陵桜の生徒だ…彼女もこの満員の中で窮屈そうな顔をしていた。

やがて、学校の最寄の駅の名を告げるアナウンスが響いた。
私は人を掻き分けて出口へ向かう。さっきの彼女も一生懸命這い出ようとしている。
その時、彼女のカバンに付けていた、マスコットが他人のカバンにひっかかり外れ
床に転がってしまった。この事に彼女は気づくことなく、駅のホームに出て行ってしまった。
見ていた私は何となく見て見ぬフリも出来なくなり、とっさに満員の人々の下にしゃがみこみ、
落ちたマスコットを手に取り、私もホームに脱出する。
私はそのマスコットをしげしげと観察した。
丸っこい顔と目玉、緑の体の中央に星のマークがついてる。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197644.jpg
何かのキャラクターだろうか…ともかく、これを渡さなきゃ…
きょろきょろと辺りを見渡し…いた。
私は彼女に駆け寄り、意を決して声をかけた。
「あ、あの…」
「えっ…?」
私の声に反応した彼女は、きょとんとした顔で振り向いた。
一言、ものすごくかわいい…淡いパープルがかった短めの髪を頭の上でリボンでまとめている。
私ほどではないが、まだあどけなさを残している感じの少女だった。
「こ、これ…電車のなかで、落としましたよ。」
「え?あっ、あれ!?無い…ほんとだ…やだ…いつの間に落ちちゃったの…」
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197646.jpg
カバンを見ながらワタワタと慌てる姿も可愛らしい。
彼女は私からマスコットを受け取ると、大事そうにカバンに付け戻した。
「ど、どうもありがとうございます。私、全然気づかなかった…」
黄色いリボンが私にペコペコ謝るたびにぴょこぴょこ揺れている。
人に謝られたことなどなかった私はどうしていいものかよく分からず、適当に断りを入れる。
「あ、いえ…」
その時、改札口の方から凛とした声が聞こえてきた。
「ちょっと、つかさ何してんの?早く行くわよ〜」
「あ、うん、待って〜〜」
つかさと呼ばれたその少女は、再度私にぺこりとお辞儀をすると
声のした改札の方向へ小走りに去っていった。
私は…心臓の鼓動が高まるのを感じていた。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197647.jpg
初めての対応にドキドキしてしまった…

650 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:19:09 ID:DMNoN7DB
>>650
廊下の掲示板にて自分のクラスを確認し、席の場所を確認して、クラスに入った。
周りの人間の視線を感じながら、私は席につく。
やはり…小学生とも思えるこの小さな体格は、皆の目を引くには十分だった。
私はちらりと横を見た。そこにはとても高校生には見えないくらいに
綺麗で大人びた生徒が座っていた。軽くウェーブがかったロングヘアーがとても柔らかそうにフワフワしている。
その顔には眼鏡をかけているが、ちっともイヤミではなく、整った目鼻立ちにアクセントをつけていた。
私とはまったく正反対の容姿端麗、きっと学級委員とかになるに違いない。
と、その生徒と目があってしまった。彼女は私を見てにっこりと微笑み返してきた。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197651.jpg
男ならば間違いなく一目ぼれしてしまいそうな笑顔である。私も照れくさくなって目を背けてしまった。

昼休みになり、各々が机を寄せ合い、昼食を共にしていた。
すでに数人のグループが出来ているようだった。
私も…どこかのグループに入りたいな。でも…どうやって入っていけばいいんだろう…
高校に入って、変わろうと思ってはいるのだが、いざ行動となるとなかなか一歩が踏み出せない。
私は自分の机に座ってどうすることも出来ずにソワソワしていた。
その時、ふいにポンポンと背中を叩かれ、私は反射的にびくっと背をそらして後ろを見た。
「あのー。朝方はどうも…」
そこに居たのは、朝、改札で出会った少女だった。
「あ、同級…一緒のクラスだったんですか…」
「よかったら一緒にお昼食べない?あ、私、柊…柊つかさって言います。」
「う、うん。わ、私は…泉、こなた…」
思いもよらぬ方向から変化球が飛んできて、私はドキドキしながら返答していった。
とにかく、このチャンスを逃さないようにしなければ…
「一緒に姉も来るけど、いいかな?」
「え…お姉さんって…下級生のクラスに来るの…?」
「え?あ…あのね。お姉ちゃんって言うのは…」
「つかさ、来たわよ」
そうこうしているうちに、弁当箱を手に持った生徒が私たちの前に立っていた。
この声は…駅でつかさを呼んでいたあの声…
「お姉ちゃん、この人だよ。朝言ってたケロロ拾ってくれた親切な人。紹介するね、私の双子の姉です♪」
「ちょ…なによその紹介。へぇ…あなたがつかさが言ってた…私、柊かがみ、よろしくね。」
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197652.jpg
「ふ、双子だったの…」
長く伸ばしたやはりパープルがかった髪を、左右にまとめたツインテール。
切れの良いツンとしたツリ目で、可愛いらしい顔のつかさとは対照的な目がくらむほどの美人だ。
それにしてもまったく似ていない双子だなぁ…

651 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:23:13 ID:DMNoN7DB
>>650
私はあまりの出来事にただ驚くばかりだった。
無理も無い、今まで無視は日常茶飯事、それ以外は苛められることばかりの生活だったのだ。
そんな私に話しかけてくる人間が居る…それも二人も。
まぁ朝の出来事がきっかけではあるのだろうが。

それから私は、いつも二人と食事を共にしたり、話をするようにはなった。
やがて、同じ学級委員同士であるということで、かがみと高良みゆきさん…例の大人びた美人の生徒が仲良くなり
私たちのグループに入っていた。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197655.jpg
3人はいつも楽しく会話していた。しかし私はいまいちなじむ事が出来なかった。
どうやって彼女らと接していけばいいのか困惑していたのだ。
そんなある日…

「あ、しまった…英語の教科書忘れた…」
昨日、復習していて、机に置きっぱなしにしていたのだ。うかつだった。
「お姉ちゃんに借りにいってみれば?確か向こうのクラスも英語あったはずだよ。」
「うん、でも…貸してくれるかな。」

かがみのクラスに行き、事情を説明する。予想に反してかがみは快く貸してくれた。
「はい、今度から気をつけなさいよ?」
「お姉ちゃん、ついでに英語の宿題みせて〜」
「はぁ!?アンタも頼みごとかい。まぁいいわ…はい。」
かがみはしょうがないなぁ〜と言った顔をしながら、つかさに宿題のノートを貸していた。
つかさというと、恥かしそうに私に向かって「仲間、仲間」と、言っていた。
もしかして…かがみは頼られるのが好きなのかな…?だったらバカを演じれば
かまってくれるのかな…?
そう私は直感した。その日以降、私は本当の自分を封じ込め、第二の「泉こなた」という人格を
演じることにしたのだった。


652 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:27:23 ID:DMNoN7DB
>>651
かがみはゲームやライトノベルが大好きだ。私は話に合うように、オタクになりきることにした。
つかさは料理が得意なようだ。私もそつなくこなせるよう料理の勉強をした。
みゆきさんやかがみに勉強を教えてもらう為、低学力を装うことにした。

バカでオタクでどうしようもないヤツ…しかしそれが私のビジュアル的に合っているのか
こなたはマスコット的存在として、クラスに馴染んでいくようになった。
とても新鮮だった。今まで苦痛であった学園生活というものがこんなにも変わることで
楽しいものになるとは。私は幸せだった。

…幸せだったが、同時に苦痛をも私にもたらせた。
従来のネガティブな性格が、その幸福を直に受け止められるほどにキャパシティは大きくなかった。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197656.jpg
毎日が楽しく、幸せになるにつれ、押し殺している自分の本能、皆に嘘をつき続けなければならない罪悪感、
この幸せがいつか壊れるのではないかという不安…
一度、味わってしまった楽しさ故、再び孤独に舞い戻ることの恐怖は尋常ではなかった。
それらのことが、過剰なストレスの重圧となって私の精神を蝕んでいった。激しい頭痛、吐き気、倦怠感を伴って。
私は苦痛を抑えるため、精神安定剤を飲むようになった。
最初は少量でも落ち着いていたのだが、日が経つにつれ、摂取量も増えていった。
日々膨れ上がる不安と恐怖を消し去るために…
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197659.jpg


653 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:29:04 ID:DMNoN7DB
>>652
…ぼんやりと目をあける。どうやら少し眠っていたらしい。
薬が効いたのか、頭はわりとすっきりしていた。
「…今日の復習、しなきゃ…」
私は机に向かった。勉強だけは自宅でずっと続けていたのだ。
昔からの習性ともいうべきか。
しかし、宿題だけはやるわけにはいかない。
かがみに見せてもらう為に。


「でさー。セバスチャンが臭くってさ〜」
「めがっさ臭いよね〜」
今日の授業も終わり、私たちは4人で帰路についていた。
相変わらず他愛も無い会話。でも、私にとって何よりも大切な触れ合い。
しかし裏腹に…私の精神は警告のシグナルを発していた。薬の効果がが切れかけてきたのだ。
表情には絶対に出すわけには行かない。みんなには感づかれてはならない。
「ゆきちゃんまだ歯医者通ってるの?」
「うう、歯医者さんというものは何故何度も通わなければならないのでしょう…」
家に帰るまでの辛抱だ。私はぐっと手を握り締めていた。
その時、予想もしなかった声が、私の心を撃ち貫いたのだ。

「あれ?お前…”うんこなたの泉”じゃねーの?」



ゴロゴロゴロ…
雲行きが怪しくなってきた。まるで私の心境の変化を表すかのように…
私は目を見開いた。血の気が引いていくのがよく分かる。
記憶がビデオの早戻しのように描写される。最も忌まわしき過去への描写を。
見ると、一生会いたくなかった相手。主に私をイジめていた主犯格の3人組の男子。
こんな地元から離れた場所で出会うとは夢にも思わなかった。


654 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:29:49 ID:DMNoN7DB
>>653
「誰です…?この方たち?知り合いですか?」
みゆきさんが私に怪訝な顔をしながら呟いていた。
あきらかにまっとうな学生らしからぬ格好をしている3人に、警戒心を抱いているようだった。
つかさやかがみも顔をこわばらせている。
「え?う、うん…地元の…同級生」
「あっれぇ〜。つれないじゃん?あんなに遊んだ仲だったのに。」
「ところでお前、やけに可愛いお友達連れてんな?俺たちと遊びに行かない?」
「わ、私たち急いでるから…」
私は皆を伴って足早に去ろうとしたが、「まぁ待てよ!」とアホ毛をぐっと掴まれた。
ついビクッと立ち止まってしまった。
刷り込まれた恐怖に、身体が無意識と反応してしまう。
「俺たちはこのお嬢様方に用があるっての。お前は消えていいぞ。」
「泉は俺らの言うことはちゃーんと聞いてくれるよな?な?」
私をギロリと睨みつけながら言う。
…私は何も言えなかった。まさにへびに睨まれたカエルの心境だ。
そういうと、ヤツは私の頭をポンポンと叩きながら
「さ、コイツもいいって言ってることだし。一緒に遊びにいこうよ〜。」
あいつらがかがみたちににじり寄って行く。つかさもみゆきさんも身を寄せ合い、震えていた。
「ちょっとこなた!どういうことよ!?」
かがみも声が心なしか震えてる。気を張っているがやはり恐いようだ。
私は…私は…

「やめてよ…。嫌がってるじゃん…」
精一杯に振り絞った声。か細いながらも抵抗を示す言葉だった。
その声を聞き、あいつらの動きがぴくっと止まる。
ゆっくりと私の方に向き直った顔は、にやにやとあざけた笑みを浮かべていたが、目は笑っていなかった。
「今なんつった?まさか俺らに口答えしてないよなぁ?」
「言える訳ないよな?くせーくせーうんこの分際でさ。」
一人が私の頭を両手で鷲づかみにし、ぎりぎりと力を入れてくる。
涙が出てきた。私の身体は恐怖でガタガタと震えていた。
「あ、あんたたちやめなさいよ!」
あまりの光景にかがみがたまらず割り込んでくる。
「うるせぇ!」と、かがみの体を払いのけた。かがみは勢いで床に倒れこんだ。

かがみ…!
その瞬間、私は握り締めていたものを、前方に突き出した。


655 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:32:17 ID:DMNoN7DB
>>654
ポッ…ポツ…ポッ…
 
「はぁ…はぁ…」
雨がポツポツと降り出している。
その場に居た全員が、完全に固まっていた。
ただ一人、私の足元で呻いている男を除いて…
「ぎゃあああああ!いてぇ!いてぇよぉぉぉ…」
ヤツの腹のあたりからにじみ出てくる赤いシミ…そして…私の手には真赤な血がついたカッターナイフ…
「うわあああ!ひぃ…人殺し〜〜」
残った男2人は、金縛りから解けるや否や、一目散に走り去っていった。


「こなちゃん…なんてことを…」
かがみを抱き起こしていたつかさが、私を見ながらこう言った。
恐怖と困惑が混じったような目で…かがみもみゆきさんも同じ目…
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197662.jpg
やめて…そんな目で見ないでよ…私はみんなのためにやったんだよ…?
精神安定剤の効果が切れた私の頭は、もはや錯乱状態に陥っていた。
私はたまらなくなり、駆け出していた。全速力で…とにかくこの場を離れなきゃ…
「こなたっ!」
かがみは私の名を叫んだが、私にはもはや届いていなかった…

雨はひどくなり、私の身体にシャワーを容赦なく叩き付ける。
制服が水を吸い、重くなろうとも私は全速力で駆けた。ずっとずっと…

ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197667.jpg

656 :ガンガン福岡:2008/06/29(日) 23:34:59 ID:DMNoN7DB
>>655

「ハァハァハァ…」
小一時間は走っただろうか、私は公園の土管の中にいた。
この雨の中だ。周りに人の気配はまったくなかった。
私の荒い息遣いのみがあたりに響いていた。
私はポケットからピルケースを取り出し、中に入っている薬を全部口に入れた。
ガリッガリッと咀嚼音が土管内に響く。
かがみたちにばれてしまった…本当の自分の姿を。
バカでオタクでどうしようもない私でなく、根暗でいじめられッ子である自分の姿を…
恐れていたことが現実になってしまったのだ。
私の頭の中で幸せだった高校生活がガラガラと音を立てて崩れ去るのを感じた。
「もう…終わりだな…私…あは…あははははは…」
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197668.jpg
不思議と笑みがこぼれていた…同時に涙を流していた。
もう…戻れない…笑って過ごせる日々には…
悲しかった。とても悲しかった…と同時に開放感をも感じていた。
もはや塗り重ねなくともよい偽りから開放された瞬間でもあった。

足元には血のついたカッターナイフが落ちている。私はそれを拾い上げた。
短い間だったけど、本当に楽しかった。かがみたちと過ごした時間は。
戻れないのなら…いっそここで終わらせてもいいかな…
不思議と恐怖は感じなかった。それが、もはや失うものが無いほどに絶望したか
薬が効いて精神が麻痺していたのかは分からないが…
「みんな…騙していて…ごめんね…」
私は、カッターナイフを手首に当て…そして…


657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 23:40:10 ID:QwxqWFby
連投規制かいw
解除支援

658 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/29(日) 23:45:29 ID:laHwskZm
>>656
その後は?

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 00:01:32 ID:YjNA3o+B
イイヨイイヨーッ!!

660 :デフォ北:2008/06/30(月) 00:05:29 ID:H7Gk+lXK
おっと、投下途中ですね
乙です

自分の投下は最終投下から30分程待って行いますね

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 00:24:27 ID:LoY603fz
かまわん
やれ

662 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/30(月) 00:26:47 ID:sELA6//m
問題ない
俺は多くしゃべらん

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 00:55:36 ID:TICKda6b
折角の挿絵なのに、大半に接続できない・・・orz

664 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/30(月) 01:16:46 ID:3BL0R4Zd
ガンガン福岡はええよな〜 挿絵付きで面白いとかマジでこなたじゃね?w
新作載せようと思ったけど、恥ずかしくなったんで練り直してくる。

代わりに書き込み無いようなら時事ネタ1本落としてみる。

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 01:25:52 ID:dZR0sc1W
>>664
頼むぜ!

666 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/30(月) 01:43:33 ID:3BL0R4Zd
つかさ「やったよ〜 こなちゃん。私のFigmaも発売されるよ〜 」
「やったじゃん! つかさ。 ヽ(≡∀≡.)ノ」
「(まぁ、私は二つも出てるけどね。さすが人気キャラ。ムヒュ♪ ) (≡ε≡.)♪」
つかさ「よかった〜 でも携帯とか困った顔は付いているのに、バルサミコ酢は付いていないんだよね〜 」
かがみ「あんた、一度も実物持ったことないじゃない。」
つかさ「えへへ、そうだっけ? 」
かがみ「まったく…… そんな私もつかさの次に出るんだけどね。」
「かがみんには、やっぱ困った顔とポニテかな? あと私との絡み用パーツとか? (≡ω≡.)」
かがみ「馬鹿! そんな気色悪い物付かないわよ! 」
「かがみんのFigma買ったら、あんなポーズや、こんなポーズ取らせて…… (≡ω≡.)」
みwiki「皆さん、何の話をしていらっしゃるんですか? 」
「あっ、みゆきさん。(ヤバイね) (≡ω≡.;)」
つかさ「別に。こなちゃんの馬鹿話だよ。(ゆきちゃんだけ発売発表されてないしね。)」
かがみ「どうってこと無い話よ。(ここは気をつかってあげますか。)」
みwiki「あらあら、楽しそうにお喋りされてましたのに。お邪魔でしたか? 」
みwiki「あら? 泉さん。白髪がありますわ。えいっ! 」
「痛っ! Σ(≡Д≡.)!」
「んも〜 いきなり抜かないでよ〜 (TωT.)」
みwiki「申し訳ございません。でも若白髪とは、何かお悩みでも? 」
つかさ「こなちゃんが悩み? ある訳ないじゃ〜ん。」
かがみ「そうね、お気楽が服着て歩いているみたいなもんだし。」
「ちょっ! それ酷くない? Σ(≡ω≡.)!」

667 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/30(月) 01:44:40 ID:3BL0R4Zd


みwiki「アムーレ アモーレ フンダバ ハッハッ…… 」
みwiki「なんで、あのゴミ娘のフィギュアはたくさん出て、私のフィギュアはろくに出ないの! 」
みwiki「まったく、世の中は腐っています! 」
みwiki「でも、もう大丈夫。この黒魔術で呪いをかけたFigmaに髪の毛を入れて…… 」
みwiki「完成! これで明日、みんなの前で恥をかかせてあげますわ。ウフフフフ…… 」

ガタン! 

みwiki「あっ、泉さんのフィギュアが! 」

ボキッ!

みwiki「踏んづけてしまいましたわ…… 首がポッキリと。 頭がでか過ぎるんです。」


「ぬおおおおおっっっっ!!! Σ(≡皿≡.)!」
そうじろう「こなた! 落ち着け! のこぎりなんて持ってどうするんだ! 」
「こうするんだよ〜〜〜!!!! (≡皿≡.)」
「ギャアアアアッッッ!!! Σ(≡Д≡.)!」
そうじろう「こなた〜〜〜〜!! 」


つかさ「普通に考えれば、ゆきちゃんのも出るよね。」
かがみ「まぁね。ハルヒだって5人全部出るんだし。一人だけでないってのは無いでしょ。」
つかさ「だよね〜 アハハハ 」

(終)

668 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/30(月) 01:46:32 ID:3BL0R4Zd
ここの住人はこなたのフィギュア買ってハァハァしてるんだろうなw
フィギュアとか興味ない人はすまん。

さて、ガンガン氏と福岡氏に嫉妬しながら書き直すとするか(ぉ

669 :(≡ω≡.)神奈川:2008/06/30(月) 01:48:59 ID:3BL0R4Zd
ガンガン氏とデフォ北氏だろ。JK。

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 01:58:22 ID:j/RhaGR4
貴様等はスペースマンとしてやってはいけない事をした!
貴様等の骨身に刻み込んでやる!
宇宙の怖さ、一人の人間の弱さ・・・、そして、命の大切さ、をな!!


671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 02:05:29 ID:oLV+nsgK
スペースコブラ見たのか?

672 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:25:57 ID:H7Gk+lXK
神奈川さん乙です
続きいきます

>>599
みゆきはゆたかの居る部屋に到着し
床に転げるゆたかを見て吃驚する

「こ、小早川さん!!駄目ですよ動き回っては!!
あっ…血が…!止血しないと!!」

みゆきは虚ろな眼をするゆたかの腰に消毒液をつけて絆創膏を貼り、ベッドの上
に寝かせた

「全く…」
「高良…先輩?…ここは?」
「あなたは寝ていて下さい。ここは病院ですから」
「な…何だ…病院か…
でも、柊先輩達もお姉ちゃんも居ないけど…」
「よ、用事があるからと帰りました」
「…そうですか」
「さ、安静に寝ていて下さい」
「はい…」

ゆたかは再び眼を閉じた

迂闊だった…
もう少し遅ければ危険な状態だった
ともかく今は、小早川さんの体内に居る泉さんを信じるしかありませんね…




強風が唐突に穏やかになり、こなたにかがみもどきの身体が覆い被さる

「痛っ!」

かがみもどきはこなたと目が合うと途端に眼を見開き
そっぽを向いてさっ立ち上がる

「だ、大丈夫?かがみん…」
「か、かがみんじゃないっての…!」
「無事で良かったよ〜
もう少しで二人共飛ばされる所だったね
あいつつ…」

こなたは立ち上がろうとするが
足を少し痛めたらしく立ち上がれない

その時、こなたの前に手が伸びる

「ほら…掴みなさいよ」

その顔は紅潮していて、決してこなたに視線を合わさずに手を伸ばす
正にかがみのようだった

673 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:26:41 ID:H7Gk+lXK
「ありがとう、かがみん…いや、えーと…」
「もういいわよ、かがみんで」
「かがみん…」

こなたはかがみの手を握り、そのまま引っ張ってもらった

「さっきはありがとう…助けてくれて
こなたがいなかったら私死んでたわ」
「いやいや…白血球が居なければ私も死んでるよ…
いつもゆたかの事守ってくれてありがとう」
「そんな…私はただ宿主の身体にお世話になってるだけで
特に何もしてないわよ」
「やっぱり人間と白血球は切っても切れない関係だね」
「そうね」

こなたとかがみは手を握り合った

スーパーから小母さんが出てくる
小母さんは突然の地震に何が起こったのかと見回していると
握手しているこなた達を見つけて顔を綻ばせた

小母さんは何も言わずに帰途についた


こなたとかがみは、丘の上に座る
ここからは村を全て見渡せる
実にいい景色である
改めて、自分の小ささに吃驚する
血管の太さが半径百メートルはありそうな巨大トンネルに見え
こなた達の上を絶えず流れる赤血球は、夕焼け空を渡る鳥のようにも見えた

「人間の世界も…こんな感じ?」

かがみが聞いた

「うん、大体はね。でも人間の世界には、空がある」
「…空?」
「空っていうのはね、とても高い所にあって
手の届かないずっと果てしなく続くものだよ…
っていっても、概念は説明しにくいけどね」
「へぇ…何だか不思議な感じね」

674 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:27:48 ID:H7Gk+lXK
かがみは上を見上げる
飛べばすぐに血管の壁に激突してしまう世界
まるでそれは牢獄だった

「ねえ、何で私の事をかがみんって呼ぶの?」
「私の人間の友達に君に瓜二つの柊かがみって女の子が居るんだ
私はかがみんって呼んでる
その子も君と同じ性格でね、ついついかがみんの姿に投影しちゃうんだ」
「へえ…私も会ってみたいな…人間世界に行ってみたい
あ、でも無理よね…大きさが違い過ぎるもの」
「大丈夫だよ。帰る時一緒に大きくしてもらえばいいんだし」
「そうね!それなら大丈夫よね!」
「じゃあ帰る時は一緒に帰ろう」
「うん!あ、そういえばね、あんたにもそっくりな人が…」

途端にかがみは言葉を詰まらせる

「ん?何、かがみん?」
「あ…何でも無いわ…気にしないで」
「…ふーん」

かがみは再び上を見上げる






みゆきの携帯に電話がかかる
ディスプレイには柊かがみという文字

「も、もしもし…」
「みゆき、ゆたかはどう?」
「あ、あぁ…まぁ調子はいいですね」
「どこに居るのよ。今からお見舞いに行くから」
「えっ!?あ、あぁ…えーと、今面会謝絶で…
私も病室には入れない状態で…」
「なっ!?そんなに深刻なの!?ゆたかちゃん!」
「い、いえ…そんなこともないです…えーと…」

色々と厄介なことになってしまったようだ
正直に打ち明けた方がいいのだろうか
いや、こなたがゆたかの体内に居るなんて知ったら
とんでもないことになるに違いない

しかし、実験室を見せるだけなら問題はない
部屋は全体的に白だし、病室だと頑なに言い切れば
カモフラージュも効くだろう

ただ、ゆたかの中にこなたが居るということさえ言わなければいい

「どうなのよ!みゆき!」
「あの、では住所を教えますんで来て頂けますか?」
「分かった。メモする」
「えーとですね、住所は…」

675 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:28:28 ID:H7Gk+lXK




「おっと、もうこんな時間か。
家に帰らないと。じゃあね、こなた」
「うん、バイバイ」

血管内は空模様も何も無いので昼夜を判断する事は出来ない
ただ、時間は既に午後4時を過ぎた辺りらしく、その辺りは人間と同じだ
ただ、人間と違う点は睡眠時間が無いということだ

こなたはかがみと別れてあの小母さんの家へ帰った
家に入ると小母さんが玄関に顔を出してくれた

「お帰り」
「あ、ども…」
「友達が増えて良かったじゃない」
「あっ…見てたんですか?」
「ちょっと覗かせてもらったわ」
「何だか…不思議な気分です」
「あんまり長居すると村から出たく無くなっちゃうかもね」
「いえ、それは無いと思いますよ」

こなたは部屋の端に置かれたテレビを見つけた

「血管内にテレビ局ってあるんですか?
というか電気はどうやって賄ってるんです?」
「心臓の動力と、あの辺りの流れの速い血流を利用して電気エネルギーを得てるわ
テレビ局もその辺りにあるわよ
村は他にもいくつかあるからね
それを賄うには心臓の力が必要不可欠な訳」
「でも、ゆーちゃんはあまり身体が丈夫な方では無いですよ?」
「そうね。この宿主の体内には一般の人間と比べれて村は少ないわ」
「そうですか…つけてもいいですか?」
「どうぞ」

こなたは電源ボタンを押してテレビをつける
テレビデオのような大きさのブラウン管テレビが懐かしい雰囲気を醸し出す

今の今自分の身体の中でもテレビが放送されていると思うと
それはそれで何とも言えない雰囲気になる

言語は日本語であったので、理解に苦しむ事は無かった
まあ、話している言語が外国語だったら間違いなく
白血球に殺されていたに違いないが

テレビ画面には、臨時速報というテロップが表示されていた
こなたは音量を上げる

『只今白血球とインフルエンザの戦況は、白血球が有利ですが
抗体の支援が何故か皆無であること、克つ軍隊が減少しており
かなり危険な状況です
そこで、本日より女性も兵役に参加して頂きます
只今より全村に臨時インフルエンザ克服本部、支部を設置致しますので
全女性は各支部、本部に集まって下さい』

676 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:29:00 ID:H7Gk+lXK
「ど、どういうこと…?
戦況が不利だからって女まで戦争に参加しろって言うの…?
だったら村は誰が支えて行くのよ!
全く邪道な事しか考えないわねえ政府は」

小母さんが首を振りながらテレビに怒鳴る
そして、驚くこなたを一瞥すると、溜息をついて言う

「でも政府には逆らえないから
しょうがないわね…行くしかないか…
あなたはここに残ってなさい」
「いえ、私も行きます
そのために来たんですから」
「…戻れなくなるかもしれないのよ?」
「このまま帰ったら皆に顔向け出来ないですし
ゆーちゃんがこのまま治らない方が嫌です」
「…そう。じゃあ、行きましょう」
「はい」

こなたはもはや覚悟を決めていたと言った方がいいかもしれない
大切な従姉妹を救うため、みゆきさんの実験の成功の為にも
こなたは戦おうと胸に誓った

暫く女性の行列を歩いていると
サーカス会場のような大きなテントが見えてきた

全員が中に入り終えるとシャッターが閉まり、中央に兵隊が現れて言った

「今から、諸君らが兵役に服すための訓練を行うが
生後11時間以内、4日以降の者は下がれ
訓練は生後半日から3日の女性のみで行う」

「あー…私は参加しなくていいみたいね…あなたは残るの?」

胸を撫で下ろした小母さんが言う

「残ります」
「じゃあ、頑張ってね…」

ぞろぞろと女性が下がっていくが、たいした程の数では無かった
やはり、生後半日から3日というのは
人間で言う10代から50代を指すのだろう

「年齢を詐称した者は即刻飛び立って貰う
一人ずつ住民表から照らし合わせるから無駄な抵抗はするな」

こなたは周りを見回していると、こなたを呼ぶ声が聞こえた
その方向へ振り向くと、かがみが居た
こなたは人の間を通り抜け、かがみの方へ向かう

「こなた!」
「かがみん!あれ、その二人…」

かがみの隣に居た二人の少女は、つかさとみゆきに瓜二つの顔だった

「よろしく、こなたさん」
「よろしくお願いします、こなたさん」

こなたは目を輝かせる

677 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:30:52 ID:H7Gk+lXK
横からかがみが言う

「こなたは人間でね、人間の世界の友達と私達が凄く似ているらしいのよ」
「へえ〜、そうなんだぁ」
「それは不思議な話ですね」

こなたは手を合わせて言う

「あのさ、悪いんだけど私の名前をつかさは“こなちゃん”で
みゆきさんは“泉さん”で呼んでくれないかな?なんかこう…しっくり来なくて」
「判ったよ、こなちゃん」
「泉さん。これでいいんですね?」
「うん、バッチリ」

ふと、こなたはあることに気が付いた

「あのさ、一つ聞きたいんだけどね
かがみんとつかさとみゆきさんがいるって事は、私のそっくりさんは居ないの?」

ふと、沈黙が走る
失言だったのだろうか…

「…居たわよ。あんたにそっくりな人」

678 :デフォ北:2008/06/30(月) 02:32:12 ID:H7Gk+lXK
ここまでです


>>676>>677の間に

「つかさとみゆきそっくりじゃん!」
「へ?あ、あのー」

を入れておいてください

679 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/30(月) 09:33:01 ID:v/zwiST+
今日は暇だな
月だとこんなもんか?


680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 12:20:57 ID:1nxuV1T6
デフォ北の作品、面白いんだけどここに載せる作品なのか? 
SSスレで良いんじゃね?

あと、もう少し簡潔に書いてくれると読みやすいかな。生意気言ってすまね。

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 12:46:52 ID:YHlhBBOe
彼は何処へ行こうとしているのだろう

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 15:09:22 ID:s2TlkFxi
>>680
ラストの展開に期待するべき

683 :筋肉:2008/06/30(月) 17:01:37 ID:usUUyb1c
パロディSS オリキャラ注意

『こなたチャレンジ』



かがみ「つかさ!本当にこなたを自殺させる気あるの?」
つかさ「えへへ・・・ある事はあるんだけど・・・」
かがみ「えへへじゃないわよ!あんたさ、やばいんじゃないの?そろそろ『塾』に行かなきゃ」

つかさ(えっ・・・『塾』なんて行ってたら『部活』の時間がなくなっちゃうよ!)

つかさ「今は『部活』の方が大事かな・・・」
かがみ「ちょっと!『部活』と両立できる程、いじめは甘くないわよ!中学とは違うんだから!」
かがみ「中学までは両立できてたかもしれないけど、私もみゆきに言われていじめ一本に絞ったんだから!」

あんたも考え時だよ?と部屋を出て行くかがみ。

つかさ「はぁ〜〜〜」
溜息をつく。
つかさ「何とか『部活』といじめ、両立できないかな〜」

『塾に行くと時間がなくなる  はい98% いいえ2%』


翌朝、学校に向かうつかさ。
前に見慣れた背中。福原先輩だ。
つかさはととと、と駆けていく。


684 :筋肉:2008/06/30(月) 17:01:59 ID:usUUyb1c
福原「おっす!つかさ」
つかさ「おはようございます・・・」
福原「お、どうした?なんか元気ないぞ?」
つかさ「実は・・・」

いじめと『部活』の両立ができないんです・・・と話すつかさ。

福原「なんだ・・・そんな事か・・・」
つかさ「そんな事って・・・先輩はできてるんですか・・?」
福原「俺さ、今月3回目なんだぜ、今から葬式に行くんだ」
つかさ「ええ〜〜〜今月に入って3人も自殺させてるんですか!」
福原「勿論!それにさ、『部活』でもレギュラーさ!」
つかさ「そんな!どうしたらそんなに効率よくできるんですか?」
福原「これさ!」
つかさ「それは・・・『進研ゼミ』!!」
福原「全部『ゼミ』のお陰さ!『ゼミ』なら毎日30分でいいから他の事に時間が使えるんだ!」

『ゼミをし始めて時間にゆとりが出来た はい98% いいえ2%』

つかさ「『ゼミ』って・・・でも私、基礎が出来てないんですよね」
福原「大丈夫!今なら『スタートアップセット』がついてくるから、安心だぜ!」

『進研ゼミなら基礎から応用までばっちりカバー!!』


685 :筋肉:2008/06/30(月) 17:02:27 ID:usUUyb1c
つかさ「やって見ようかな・・・」
福原「騙された、と思ってやってみろって!絶対上手くいくから!勿論・・・恋愛もな!」
つかさ「えっ『ゼミ』で恋愛も上手く行くんですか?」
福原「ああ!勿論さ!」

『ゼミをし始めて恋人が出来た  はい98% いいえ2%』

つかさはその日家に帰ると郵便箱を開ける。

つかさ「あっ!『進研ゼミ』からのダイレクトメールだ!」
つかさ「いつもは漫画だけ読んで捨てちゃってたけど・・・」
つかさ「お母さんに頼んでみよう!」

みき「そんな事いって、どうせ続かないんじゃないの?」
つかさ「いや、今度は私本気なんだ!ねぇ、お願い!」
みき「しょうがないわね・・・」
つかさ「やったーーー」

『飽きっぽい子供がゼミだけは続けている はい98% いいえ2%』

一週間後。

みき「『ゼミ』来てるわよ。机の上に置いてるから」
つかさ「本当?よし、やるぞ!」

つかさ「あっこれが今日の分だね!」

『ゼミなら進むペースが決まってるから、無理しなくても大丈夫!!』


686 :筋肉:2008/06/30(月) 17:02:49 ID:usUUyb1c
つかさ「えっ・・・今日の分、もう終わり?まだ30分しかたってないよ」

リビングでテレビを見ているつかさ。かがみが『塾』から帰ってくる。
かがみ「はぁ〜疲れた。でも予習と復習しなくちゃね・・・」
つかさ「ははは・・・テレビおもしろい」
かがみ「つかさ!あんた、ごろごろして!いじめをしなさいよ、いじめを!」
つかさ「えっ?今日の分、終わったよ!」
かがみ「終わったって・・・」
みき「この子、『進研ゼミ』始めたのよ」
かがみ「『ゼミ』って・・・・どうせすぐに飽きるわよ」
つかさ「お姉ちゃん!『ゼミ』なら続けられる気がしてるんだ!」
かがみ「ふ〜ん。まぁ今度の期末いじめが楽しみね!」

一週間後

福原「おっす!つかさ!どうだ?『ゼミ』の方は?」
つかさ「すごい分かり易いです!」
福原「そうだろ?『ゼミ』なら『傾向』と『対策』もばっちりだしな!」

『ゼミでは過去の自殺の傾向から、ばっちり問題を作ってるので安心!』

福原「お前、顔色、よくなったよな!」
つかさ「ええ、『部活』でも調子がいいんですよ!」
福原「これも『ゼミ』のおかげだよな!」
つかさ「はいっ!」

『ゼミで顔色もよくなる!!』


687 :筋肉:2008/06/30(月) 17:03:20 ID:usUUyb1c
学校。
黒井「それじゃあここからどうやって泉をいじめる?誰か見本を見せる奴おらへんか?」
みゆき「私なら・・・こうですね!」
と言ってこなたの腹を蹴るみゆき。
こなた「痛いよ!何すんの!」
黒井「う〜ん・・・不正解やな・・・他にだれかおらんか?」
かがみ「はい!私なら・・・」
こなたの顔を殴るかがみ。
こなた「痛いよ!何すんの!」
黒井「不正解!誰かおらんのか!」
生徒「あの二人『塾』に行ってるのにたいした事ねぇよな」
生徒「全くだな」

『塾はたいした事ない!!』

つかさ(あれ・・・これって・・・・)
つかさ(『ゼミ』でやった問題だ!)
黒井「お!柊か。珍しいな!」

つかさ(たしか・・・『ゼミ』では・・・)
こなたの机の上に花瓶を置くつかさ。
つかさ「こうですよね?」
こなた「え〜〜ん」
黒井「そや!正解や!みんな、柊を見習えよ!」
生徒「すっげ〜〜〜〜」
生徒「柊さんは『部活』も頑張ってるのにすっげ〜〜〜〜」

つかさ(『ゼミ』のおかげだよ〜〜♪)


688 :筋肉:2008/06/30(月) 17:03:43 ID:usUUyb1c
休み時間。
こなたの頭を叩くかがみ
こなた「痛いよ!何すんの!」
こなたの髪の毛を引っ張るみゆき
こなた「痛いよ!何すんの!」

生徒「あの二人、休み時間まで必死だよな・・・」
生徒「ああなりたくはないよな・・・」

『塾に入ってる奴は引かれる!』

帰り道。
つかさ(おっ、100円見っけ〜♪ラッキ〜♪)

『ゼミに入って心持、お金が増えた様な気がする  はい98% いいえ2%』

学校。
つかさ「えいっ!こなちゃん!目潰し!目潰し!」
こなた「え〜〜ん」
つかさ「えいっ!えいっ!えいっ!」
こなた「え〜〜ん」

かがみ(私だって・・・)
かがみ「えいっ!やぁ!とう!」
こなた「痛いよ!何すんの!」

かがみ(『塾』で習った事が役に立たない・・・)


689 :筋肉:2008/06/30(月) 17:04:03 ID:usUUyb1c
そして・・・運命の日。

生徒「こなたが自殺したぞーーーー」
生徒「遺書が掲示板に張り出されてあるぞーーー」

つかさ(どきどきどき・・・私の名前あるかな・・・)


こなたの遺書
『もう生きてるのに疲れました。私はこいつらを許しません』

つかさ(どきどきどき・・・)

『一位 柊つかさ 2位・・・・』

つかさ「やったーーーーーーーー」
つかさ「私が一番だなんて夢みたいだよ!!」

かがみ「やるじゃない。私も『ゼミ』しようかな?」
みゆき「かがみさん。私はもう『ゼミ』を始めましたよ?」
つかさ「うん!皆で『ゼミ』しようよ!」
三人はにっこりと笑いあう。
つかさ(『ゼミ』のおかげだね!)


690 :筋肉:2008/06/30(月) 17:04:29 ID:usUUyb1c
そして部活でも
先生「レギュラーは柊、柊つかさ!」
つかさ「はいっ!」
つかさ(これも『ゼミ』のおかげだね!)

帰り道
福原「やったじゃねぇか!つかさ!」
つかさ「先輩!ありがとうございました!」
福原「それでよ・・・お前がこなたを自殺さしたら言おうと思ってたんだけどよ・・・」
つかさ「なんですか?」
福原「え、えっと・・・俺だけの『赤ペン先生』になってくれねぇか・・・?」
つかさ「えっ・・・それって・・・」
福原「ば、馬鹿!だからそう言う意味だよ!」
つかさ「もう一度聞きたいな〜♪」
福原「に、二度と言うか、馬鹿!・・・いくぞ・・・」
つかさ「・・・うんっ!」

つかさ(勿論『ゼミ』のおかげだね!)

『進研ゼミならいじめも部活も恋愛も全て上手くいく!君もレッツトライ!』


めでたい、本当にめでたい


691 :筋肉:2008/06/30(月) 17:06:32 ID:usUUyb1c
終わりです
保管庫のSSのこなたもゼミをしてたら自殺しなくてすんだのにね
勿体無い

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 17:09:44 ID:s2TlkFxi
やっぱり貴方の発想には何人たりとも叶わないw
GJです!

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 18:09:01 ID:gT0qjOj7
名前欄に筋肉ってあるだけでテンションが上がるきょうこのごろ

694 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/30(月) 19:02:48 ID:kKfMi8RU
ゼミを使うとは
頭いい!
尊敬してしまう!

695 :ガンガン福岡:2008/06/30(月) 23:46:31 ID:t815/Yin
>>657が支援してくれたが、結局規制が解けずに
睡魔に負けて撃沈してしまった。
終わりまであと少しだったというのに…

ということで続き
>>656







…う


ぼんやりと意識が戻っていく。
うっすらと目をあけてみると、とても真っ白な光景。眩しい位に。
視界が鮮明になるにつれ、だんだんと状況が分かってきた。
どうやらここはあの世では無いらしい、私は病院にいる様だ。
そうか…死ねなかったんだ…
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197672.jpg

「こなた!」
「こなちゃん!」
「こなたさん!」

かがみ…つかさ…みゆきさん…三人が安堵の表情を浮かべ私を見ていた。
「よかった!意識が戻ったのね。」
「こなちゃんもう死んじゃったかと思ったよ。あんなことになってたから…」
「あの後、心配になった私たちは、こなたさんの携帯電話の契約店に事情を言って、GPSを使って居場所を調べてもらったんですよ。」
「駆けつけたときには…アンタが血まみれで横たわっててもうダメかと思ったわよ」
「薬の副作用で、血圧が下がっていたため、出血は致死量にまで至らなかったそうです。」
「本当によかったよ…」
安心したのか、次々と語りかける三人だったが、私はまともに皆の顔が見れなかった。
「…軽蔑したでしょ。私がいじめられッ子だったなんて…」
「え?」
「皆をいままで騙して…過ごしてたんだよ…私は…」
涙がにじみ出てきた。こんな惨めな姿を皆の前に再び晒したくなかった…


696 :ガンガン福岡:2008/06/30(月) 23:49:55 ID:t815/Yin
>>695


えっ…?
かがみが、無言で私を抱きしめていた。つかさも、みゆきさんも私を抱きしめていた。
「そうね…確かに信じられなかったわよ。普段のアンタからは想像も出来ないしね。」
「でもさ…それで嫌いになる訳ないよ?こなちゃんはこなちゃんだもの。」
「私たちは親友です。かけがえのない…親友ですよ。」
皆の温もりが身体に伝わってくる…とても…心地よい暖かさ…
こんなにも大事な友達が居てくれたのに…なのに私は…私は…
みんなは私の事を信じていてくれたのに…私は…心から信じることが出来なかった!
なんて…なんて情け無いんだ私は…
「ふぐっ…えぅ…ごめん…なさい…ごめんなさい…うわあああああああ」
私の泣き声は、すっと響いていた…ずっとずっと…



「今まで、どうもありがとうございました。」
「うむ、しっかり生活していくんだぞ?」
傷害事件を起こした私は、傷が治り、退院後、女子少年院に送られた。
今日はその私の出所の日。
すっかり成人は越してしまったが、体型はまったく変わっていなかった。
成長していないというか…
門を出ると、私の姿を確認して、笑顔で手を振る女性が3人。
数年ぶりに会う、とても大人っぽくなったたがみ、つかさ、みゆきさんの3人が。
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1197941.jpg





私も笑顔になった。嘘偽りの無い心からそう感じる、純粋な笑いを…

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697 :ハヤテ ◆tL9kExf2XE :2008/06/30(月) 23:51:37 ID:ZEYcDyuf
いい話だな・・・
感動する

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 23:52:30 ID:H7Gk+lXK
おつかれ
いい話だった

699 :ガンガン福岡:2008/06/30(月) 23:54:12 ID:t815/Yin
以上です
今回は流れ上、こなたを救済してしまった


それにしてもここのSS職人達はどうしてこう
レベルの高い作品を作ってくるのかw
もはや一ファンスレッドの粋を超えているような気がする

700 :Tokyu:2008/07/01(火) 00:00:41 ID:tx/1NpA0
その1週間後、こなたはJR田端駅で線路内に飛び込み、山手線の外回り電車
(11両編成)にひかれ、間もなく死亡しました。

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 00:05:27 ID:ZMrq9cTf
>>699
そのまま死ぬかと思ったら、まさかのハッピーエンドとは・・・orz
いやいや、乙ですよ!

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 00:12:19 ID:vf1fL1+4
俺も自殺は未遂で終わらせたいなw

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 01:22:08 ID:mbYvKY0X
死にネタは普通に落すと鬱系、そこから見事に
救いあげると感動系になるという…まさに毒と薬は紙一重

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 01:25:32 ID:vYHoGQBm
>>671
このセリフはスパロボWのブレス艦長じゃないか?

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 02:55:14 ID:M/FnnbY9
>>696
良い話か?
罪を償ったけどこなたがキレて傷害事件、自殺未遂しただけじゃん。
全部こなたの自分勝手。変にハッピーエンドにするより絶望的にした方が面白いと思うよ。

例えば、面会では出所の時には迎えに行くよって言う3人。
しかし、当日誰も待ってなくて雨降る中とぼとぼ去っていくこなた。とか。

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 04:20:45 ID:CYOFg7r4
矛盾点や文章の指摘ならともかく、話の流れに口出ししてもどうにもならんわな

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 06:14:31 ID:JNpLhxF5
話が書けない奴はそうやって
他人の作品にケチ付けるしか出来ないんだよ

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 07:47:02 ID:MfzHG87I
>>705の作品に期待

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 07:53:56 ID:Wd79CFXe
リアでナイフで刺して少年院に行った人知ってるけど、そいつ1年もせずに出てきた。
致命傷で殺人未遂とかにならなかったら
刺した時の緊迫した状況からみて、成人をすっかり超えるまで(3,4年?)は
長くかからないかもしれない。
執行猶予は厳しいかもしれないけど
上手くいけば1年ちょっとで済む可能性も。

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 08:58:58 ID:HlTyMMxI
前に自殺させずにハッピーエンドにした人は叩かれてたのにね

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 09:12:19 ID:uXxtX4mC
時代は変わっていってるんだね

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 09:33:30 ID:kMQuVNfc
いや、ガンガンは自殺させてるだろ。未遂なだけで。うつ☆すたも未遂だ。
>>709
厳密に言えば、正当防衛成立の余地あり。
問題になるのは、相当性のみ(これが欠けても過剰防衛成立)。

まぁでもそんな厳密にやってたら面倒くさい事になる。
細かい事は無視してストーリー楽しもうぜ。

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 12:41:01 ID:5rFv0JC9
前から思ってたが、らき豚にも法曹界志望の人間がいるのか…


714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 13:48:27 ID:ZYNs7ZXT
>>713
多分大学教授や現役弁護士とかにもらき豚はいると思うぞ
オタクの社会的身分は上下の差が激しいから

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 14:10:02 ID:KC3wwG7m
>>709
野暮だから昨夜は書込みしなかったけど、自分も刑が重すぎるとは思った。
こなたに刺された男の生死が分らんが死んでないとすれば、
状況からすると保護観察で済んだ可能性もあるんじゃないの?
こなたは心神喪失に近い状態だし、こなたが何かしなかったら他の3人の純潔がやばかったかも知れんし。

でも、傷害事件を起したこなかたがそのまま平穏な高校生活を送れるとも思えんので
救済するならプロット的にはあれで良いかと。

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 15:39:46 ID:OYsLPdMi
確かに数年間も服役する展開なら、男が刺されるシーンの描写をもっと
死んでもおかしくない位にしっかり書いた方が自然だったかも。
自分もあれだけの描写で、いきなり最後に数年間服役っていうの見て「あれ?」って思った。
刑がそこまでいかない反面、3人との友情には程度の差はあれ亀裂が入ってたりした方が
このスレ的には王道だったかもしれない……けどこれはこれで新鮮で悪くは無いかもw


不自然といえば以前投下された、

かがみとつかさとみゆきが階段から突き落としたりして散々こなたをいじめまくる。

暴走した男子生徒がつかさとみゆき襲うのをこなたが救出したらすっかり和解して4人仲良く一緒の大学に進学

はあれだけの事をしたのに手のひら返したように異様に仲良くなる、とってつけた様な
ハッピーエンドが不自然でしょうがなかったけど。

……っと、自分は職人でも何でもないけど色々批評してしまって申し訳ありません…… 


関係ないけど>>696の成長して綺麗になった上おしゃれしてる3人の挿絵を見ると、3人とも数年間の間
しっかりと人生を謳歌してたのに一人取り残されてしまってるこなたを連想して鬱萌えするw

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 15:43:07 ID:kMQuVNfc
抹茶が落としたアレか。
てかアレってそもそも未遂ですらなかったような。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 15:52:52 ID:1TAaDiMV
分かってやれw
福岡は大人になった三人を書きたかった故にそうしたんだとw
その絵の細部までのこだわり様から想像できるwww


719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:23:10 ID:wiLnw/W6
あれこれ言われるうちが花


720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:35:46 ID:/x8vaRfZ
話の展開とかに、半ばアラ探しのようにして文句を言われるって事は
それだけ自然に読める(=上手い)文章って事だからな……

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 18:20:20 ID:vf1fL1+4
古参だからでは?

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 18:31:19 ID:rUJHKbGz
文句って言えるほど強烈なレスはないと思うが…
これくらいいいんじゃね?

それにしてもこの話題性、やっぱガンガンは凄いわ。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:02:23 ID:ybajOwW/
神奈川辺りがまた凹むんだろうな。<ガンガン

OVA出るのにSS書き少なくなったね。


724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:12:21 ID:jBQwad4o
彼よりも、デフォ北や中尉が凹む姿が目に浮かぶ…
中尉は最近自信喪失気味だったからな〜。
復帰して続き書いてくれるだろうか。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:59:40 ID:e4opS7V1
>>724
個人的には中尉がビッチ色々書いてくれることに期待してたのになぁ。
そうじろう と つかさ の絡みは今後の参考になったのに。

えーと、アルバイトの続きです。

『つかさのアルバイト IV - 6』



「あの子、こんなこと・・・」

私はベッドの上で、つかさ―MIKAKOっていうんだっけ?―に対する、
インタビューを読み、ため息をついた。

そこに綴られていたのは彼女が業界に足を踏み入れたきっかけ、
そして、人気女優として成功する迄の顛末だった。

『コンコンコン・・・』

内容は断片的だったけれども、随分凄惨な部分も含まれていて、
少なくとも私たちが知らないうちに、
つかさ が波瀾万丈な短大生活を送っていたということはよく分かった。

『コンコンコン・・・』

「はぁ、どうしたものかしらね?」

『コンコン・・・コンコンコン・・・ガチャガチャ』

「ちょっと、まつり?居るの??」

「ね、姉さん!?今開けるわ、待って」

慌ててベッドの下に週刊誌を放り込む。



「お、お帰り。早かったわね・・・」

「何言ってるのよ、いつもより遅いわよ?」

「あ、ホントだ・・・」

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:00:01 ID:e4opS7V1
>>725
しどろもどろなやり取りを繰り返しながらも、
私は取り敢えず週刊誌を隠せたことに安堵した。

そう言えば、前に かがみ のベッドの下から
18禁と書かれた同人誌が出て来たっけ・・・。
アイツも慌てて隠して、そのまま忘れてたのかな・・・。

「まつり?何ニヤニヤしてるの?」

「べ、別に?姉さんこそ、何か機嫌悪いわね」

「それは、この記事読んだらね・・・」

そう言って、姉さんは私の前にコンビニの袋を私に差し出す。
そこに入っていたのはさっきまで私が読んでいた男性週刊誌・・・

「ひぇっ・・・!!」

「どうしたの?笑ってたかと思ったら急に変な声あげて」

「そ、そのね、つかさ もね、悪気があったわけじゃないと思うんだ」

「は?何言ってるのよ。それより、これ見なさいよ」

姉さん が広げた誌面には、

『恐るべし!ガン患者を食い物にした詐欺商法!
  〜命の水と称して水道水を高値で売りつけ〜』

という見出しがデカデカと出ていた。

「・・・こ、これ・・・」

「ホント、頭来るわよね。私たちも気をつけ・・・って まつり?」

私は姉さんから男性週刊誌を引ったくった。

「ちょっと、これ、借りるわよ!?」

「え、まぁいいけど・・・後で返してね?」

「う、うん。あ、リゾット残ってるわよ?
 あと冷蔵庫にビール入ってるから!」

「悪いわね。まつり も一緒に飲まない?」

「あ、後で降りるわ」

「そう?じゃあね」


727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:01:39 ID:e4opS7V1
>>726
姉さんが出て行き、閉まった扉を眺めながら、
私は大きなため息をついた。

「まずいな・・・」

姉さんが買って来た週刊誌は適当に理由をつけて処分するにしても、
これでは つかさ のことが家族にバレるのは秒読み体勢だ。

「つかさ は何考えてるんだ・・・全く・・・」

私は携帯電話に手を伸ばし、つかさ にダイヤルした。

『プルルルルル・・・プルルルルル・・・』

『もしもし?お姉ちゃん?どうしたの』

「つかさ?あのね、さっきコンビニで週刊プレイボーイ買ったんだけどね?」

電話越しの つかさ からの反応は無い。
一気にまくしたてそうになる自分を抑えようと
私は大きく深呼吸した―。

                   つづく

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:02:55 ID:e4opS7V1
>>727
今回はここまで。
『つかさのアルバイトIV』はあと1回です。
今週中には完結できるかもしれません。

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:06:55 ID:i6yy/DUZ
ピンピンチ…!

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:32:14 ID:jBQwad4o
乙のたとしご

つかさ形振り構ってないなw
いいぞwwwwもっとやれwwwww

731 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:35:04 ID:OHLEnmmW
アルバイトの人乙です

>>677の続き

「居たって事は…今は居ないの?」

かがみはつぐんだ口をゆっくり開く

「…自殺したの」
「えっ…?」

周りは人だかりなのに
まるでこなた達以外誰も居ないような錯覚に囚われ、風が吹き抜ける

「自殺…したの?」
「うん…虐めが原因らしい」
「虐め…」
「私ね、あんたがここに来た時
つい昔の私達に頼ってくれなかったこなたを投影しちゃって
無性に腹が立ったの
悩んでたのなら、相談してくれてたら助けられたかもしれなかったのに…」

かがみは涙を流していた

この世界のこなたが自殺していた
それはゆたかの中のこなたが自殺したとも取れる

こなたは、小中学生にかけて虐めを受けてきた
何度も生まれ変わり、本当の自我を捨ててきた
お陰でようやく高校で友達が出来た
弱い自分を押し殺して

本当の泉こなたは、ずっと前に自殺したのだ
ゆたかの中の本物のこなたは既に死んでいて、ここに居るのは偽りの自分

もう、こなたは偽りでしか生きていけない
現実世界でもこの世界でも自殺した泉こなたには、今更戻れない

「こなた…大丈夫?」

かがみが尋ねる
どうやら涙を流していたらしい

「私…もがいてる間に自分を殺してたんだね…」
「自殺したこなたはとても優しかった
困ってる時はいつも助けてくれた
そのくせ自分の事はそっちのけで、本当は弱いくせに
周りの事をいつも考える本当に優しい奴だったわ」


732 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:36:34 ID:OHLEnmmW
それに比べて今の自分はどうだ
いつも他人に迷惑をかけて怒られたり
不器用で自分の事で精一杯だし

「そうなんだ…私とは大違いだね…」
「何言ってんの!
あんたにもこなたの素質が在るじゃない!」
「え…?」
「あんた、さっき私が吹き飛ばされそうな時に助けてくれたじゃない
あの時は、一瞬本物のこなたが戻って来たのかと思ってびっくりしたわよ」
「そうだったのか…」

自分の中で自殺したはずのこなたはまだ仮死状態だったというわけか

「全員、只今から配る軍服を着るんだ
着たら、訓練開始だ!」




「ここ…よね?」
「うん、多分此処だよ」

かがみとつかさは高良研究所の前に居た

「これさ…指紋認証じゃないの?病院に普通こんなのついてるか?」
「あっ…でも、ドアは開くよ?」
「本当ね。カモフラージュかしら」

かがみとつかさは白一色の廊下を進む

「うわー…目が回りそう」
「いつになったら着くのかなぁ」

暫く歩くと、ようやく立入禁止の看板の上に上書きされた『101病室』という
看板に辿り着いた
かがみはノックして中に入る

「おーっす、みゆ」

かがみは想像以上のゆたかの様子に息をのむ
ゆたかは夢に魘されているように汗をかき
顔は赤く息が荒い
腕には点滴柱から伸びたチューブが挿入されている

「薬は飲んだの?」
「あぁ…はい、飲みましたよ。今はこれに期待するしか…」
「そういえば、こなちゃんは?」

733 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:38:29 ID:OHLEnmmW
つかさの一言にかがみが思い出したように言う

「そうね。こなたが居ないのはおかしいと思うけど」
「わ、私は知りませんよ。家に居られるのでは?」
「こなたの家経由で来たけどいなかったわよ?」
「え…では、入れ違いになったとか…」
「じゃあ、こなたの携帯にかけてみるわ
公衆電話はどこ?」
「あぁ…まだ公衆電話はついていないらしいので…」
「しょうがないわね…帰りに寄りましょうか」




訓練は名義上だけで、爆撃機の使い方や、銃の撃ち方、ミサイルの撃ち方のみを
短い時間で習うだけのものであった

こなたは、早くも空港で自分の乗る爆撃機が来るのを待っていた
まるで、絶叫コースターのアトラクションの前に並ぶ行列のようだった

「緊張するわ…こなたは大丈夫?」
「いや…そりゃ怖いけどね…」

足が自然に震える
まさか、自分が運転するとは思わなかった飛行機
こなたは初めての体験に緊張と恐怖を隠せなかった

やがて、自分の番がやって来る
他の爆撃機と変わりは無く
どれも白血球の象徴と思わしき色である白い旗を掲げていた
操縦桿の中央には赤いボタンがあり
それを押すと爆撃機はオートで空港へ帰還すると教えられた

こなたは爆撃機に乗り、周囲を見回す
かがみが手を振っているので、手を振り返す
やがて、ジェットエンジンが噴射して爆撃機は一気にスピードを上げる
こなたは操縦桿を握り、少しずつ引いていく
これだけしか習っていないにも関わらず
血流の流れもあって難なく上昇することが出来た

前にも、後ろにも同じ爆撃機が4、5機ずつ並んでいる
戦場へ向かうのだ

無線から声が聞こえる
かがみの声である

「上手いわね、こなた」
「ゲームで加減は慣れてるけど
流石に本物は手ごたえがあるねぇ…でもかがみんこそ上手いね」
「操縦桿が軽いのよね。だから結構楽だわ」
「どれくらいかかるの?」
「5分くらいかしらね」

やがて、インフルエンザとの本土決戦とも言える
気道上皮細胞へ辿り着く

爆撃機はランダムに分かれ、それぞれの位置から分散攻撃していく
周りに味方の爆撃機の残骸が見受けられる
その向こうでは、空母が中央からインフルエンザを放出している
これを倒せば元の世界に帰れるのだ

734 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:39:19 ID:OHLEnmmW
さっさと倒してかがみと帰ろう
こなたは操縦桿を握りしめ、一気に空母に近づいて
機関銃を撃ちまくる
空母の近くには、男性軍隊が分散攻撃を仕掛けていたが
なかなか大きな打撃を与えることはできないようだ

女性に兵役を服すことは、失敗と言えたかもしれない
空母に近づくことを拒んで空母から離れて徘徊しているだけだからだ
それだけならまだしも、口頭で習っただけの操縦方法
味方の爆撃機と衝突したりと、元も子もない戦闘が繰り広げられていた
中には思わず赤いボタンを押して帰還する爆撃機もあった

味方の爆撃機は数千機のうちの数百機だけ
白血球側の方が有利なものの、中途半端な攻撃では最後の最後に逆転され兼ねない

味方側に導入されたミサイルも空振りだらけで役に立たない
しかも、敵からの機関銃攻撃に当たって撃ち落とされてしまう

やがて、飛び回っている爆撃機は
こなた、かがみ、つかさ、みゆきを含む50機程となっていた

インフルエンザの空母も男性軍の攻撃から更に傷を受けて
かなり脆い状態となっていた
しかし、味方が少なすぎて止めを刺すことが出来ない

相手の空母からの攻撃も徐々に激しくなってくる
味方の爆撃機が撃ち落とされていく

「だめだ、一旦隠れよう!」

こなた達の爆撃機4機は岩棚に隠れ、チャンスを待つ
空母に攻撃している爆撃機も居たが
物の見事に空母に撃ち落とされていく

とうとう、空母の周りを飛ぶ味方の爆撃機はなくなってしまった
空母の攻撃も止んだようだ
こなた達の爆撃機は、岩棚の辺りを旋回し続けていた

「くそぅ…どうやったらあの空母に乗り込めるのかな…」
「こなた…もう終わりよ…」
「終わりじゃないよ。まだ私達が残ってる」
「でも、こなちゃん。4機だけであの空母に敵うと思う?」
「常識的に考えてみてください」

こなたは蹲る

「でもさ、たとえ蟻が象に攻撃をしかけてもほぼ無意味だけど
せめて一噛みくらいはしたいでしょ?」
「うん…でも、私たちは生き残った方が」
「ゆーちゃんがどうなってもいいの!?」

空気が滞る
こなたは拳を握り締める

「あんた…そんなに宿主のことを…?」
「当然だよ!このままだと死んじゃうかもしれないんだから!」
「こなちゃん…何か昔見たことがあるこなちゃんみたい」
「以前自殺した泉さんそっくりですね」
「分ったわこなた。行こう」

735 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:41:52 ID:OHLEnmmW
そうか…
こういうことだったんだ
本当の自分っていうのは素直になれば自然に出てくるものなんだ

「じゃあみんな、私から空母に攻撃に向かうから適当な順番に出てきて」
「分ったわ」

こなたの爆撃機はけたたましいジェット音を鳴らして岩棚を飛び出す
順にかがみ、つかさ、みゆきと飛び出す

4機は奇麗な並列になり、それぞれに分散攻撃を仕掛ける
戦闘が終了したと思って油断していた空母は攻撃に出遅れる

4機は怯んだ空母に総攻撃を仕掛ける
空母はかなり脆く、ミサイルを撃つとかなりの爆発を起こし
まるで発砲スチロールのようだった

「これなら誰も死なずに勝てるかもね!」
「そうね。何とかなりそうだわうっ!!」
「どうしたのかがみん!?」
「ちょっと…掠ったみたい…はぁ…」
「すぐ行くから待ってて!」

こなたは急旋回し、かがみの爆撃機へと近づく
二つの爆撃機はいったん戦闘から離脱した

「かがみん!大丈夫!?」
「な…何とか…うっ!」

かがみの肩からどくどくと血が出ていた
もはや白血球となど信じられない
恰も人間のようだった
迅速に止血処理をしないと死んでしまうかもしれない

本物のこなたはこんな時どうするのだろうか…
答えは簡単だ
こなたは操縦桿を固定し、かがみの爆撃機に接した状態で乗り移った

「こなた…撃たれちゃった…ははは…」
「かがみん、もし私に似た子が生まれたらさ
人間世界に帰してくれないかな…
きっと、それは本当の私だから…」
「こなた…?」

「これ…持っててくれる?」

こなたは、先程かがみに上から乗られたせいで
少し破れた防護服の欠片を渡す

そして、こなたはかがみの爆撃機の赤いボタンを押す
爆撃機は向きを変える
こなたはさっと自分の爆撃機に戻り、つかさとみゆきに指示を出す

「二人とも、私の援護をしてくれる?」

736 :デフォ北:2008/07/02(水) 00:42:57 ID:OHLEnmmW
ここまでです
明日で終われると思います

やけに哲学とか形而上臭い話になったもんだw

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:49:09 ID:D21Iq1pa
5レスで連投規制かいw
携帯準備しといた方がいいな。短パンマンウザイけど。
取りあえず解除支援。

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:49:50 ID:D21Iq1pa
わぁ、俺ハズカシス
ブラウザが更新反映してやがらねー

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:52:14 ID:D21Iq1pa
乙。取りあえず哲学や形而上学的な部分は見受けられないから安心していいと思いますよ。
ドイツ観念論の理解に挫折した俺の言う事なんてアテにならないと思いますがw

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:14:41 ID:8i/XSvJ/
>>728
いつも一番楽しみにしてる作品
応援してます

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 19:02:24 ID:OHLEnmmW
左から右へお読みください

ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1198407.png

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:52:46 ID:LPlosaZ7
ここってこなたが最終的に自殺さえすればどんなシチュのSSでもOK?

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:53:27 ID:P9BieWVK
上手いけど、で? 
ビッチでも無いし、何これ。

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:04:01 ID:P9BieWVK
>>742
まとめの作品を読んでもらえれば分かるが、自殺すればなんだってOKだ。
ただ、悲惨>感動>未遂の順で評価は低くなるぞ。気をつけろ。ガンガンが許されたのは挿し絵とこれまでの作品があったからだ。

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:10:08 ID:LPlosaZ7
>>744
サンクス

後、自分が考えたのも航空機ものなんだけど良いかな?
このスレに来る前は他にそれ系のネタ考える人いないだろうとか
思ってたけど>>737であって内心オワタになってるんだけど…

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:10:41 ID:LPlosaZ7
>>737じゃなくて>>736でしたスマソ

747 :デフォ北:2008/07/02(水) 22:20:45 ID:OHLEnmmW
>>745
内容が違えばOKでないかい?
全く同じ作品なんか無いわけだし

>>735の続きです
「どうしたの?こなちゃん」
「今から、空母に特攻する」
「い、いけませんよ!何言ってるんですか泉さん!」
「短い間だったけど…とてもいい勉強をしたよ
お陰で失っていた自分を見つけだすことが出来た
ゆーちゃんを助けるためにも、私行くね」

それを無線で聞いていたかがみは泣きながら叫ぶ

「こなた!!やめてよ!!死なないでよ!!」

こなたの無線はそこで切られた

こなたの爆撃機は、スピードを上げて空母へ接近する
つかさとみゆきはこなたの周りにいる
シューティングゲームでは、大抵空母の真中が弱点だ
つまり、この空母の中央はインフルエンザの排出口である

こなたはそこを目指して一気にスピードを上げる
勿論、いくら援護があっても
インフルエンザ側の攻撃を全て交わせるわけではない
時にはこなたの肩や腰をレーザーが貫通する
そしてそこから血が噴き出す

機体のガラスは割れ、エンジンが剥き出しになっても
爆撃機はスピードを上げて、一心に空母の中心へ進み続ける
まるで、神風特攻隊になった気分だった
遺言はかがみに託した
もう思い残すことはなかった

ごめんね…みんな
でも、私見つけたよ

本当の、泉こなたに戻る方法を





ゆたかがゆっくりと目を開く

「ゆたか!気がついたの!?」
「ん…」
「だ、だめです起き上がっては!!」
「…どうして?」
「ど、どうしてもです!だめです!」

みゆきはゆたかを押さえつけるようにベッドに倒し
点滴を続ける

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:21:24 ID:uJSVcFrS
書け書け

749 :デフォ北:2008/07/02(水) 22:21:30 ID:OHLEnmmW
「何でだめなの?」
「まだ、潜伏期間があります。2日くらいは危険です」
「あ、そうだった…」
「ごめんね、ゆたかちゃん。そろそろ御暇するね」

そうして二人は出て行った

「…高良先輩。どうして二人を?」
「あなたはインフルエンザでした
インフルエンザは潜伏期間というものがあって
治っても2、3日は人々から隔離しておかないといけないんです」

みゆきは念のためにゆたかの血液を検査していたのだった

「じゃあ、高良…先輩にもうつるんじゃ…?」
「…それは気にしないで下さい
全て私の責務ですから」
「…はぁ」

ゆたかは再び目を閉じる

みゆきはその夜、一人徹夜で点滴針の反応が無いかを見続けていた
しかし、何の反応も起こらない

翌朝、ゆたかの熱はすっかり下がっていた
もう完治しているのだ
本来ならもう帰ってもおかしくないが、一向にこなたは帰って来ない

みゆきは最悪の事態を予感した
実験は失敗だったのだ
病人の身体の中に人間を入れるというのはやはり軽率過ぎた
もはや、みゆきの人生はお仕舞いだ

こなたが居なくなって2回目の夜
黒雲が月の光を遮り、研究室は暗闇に満ちていた
既にみゆきは絶望に打ち拉がれていた

もう30時間は寝ていないみゆきの目の下には青い隈がくっきり縁取り
もはや立つことすら出来なかった
このまま死のうかと薬に手を出そうとしたそんな時

点滴針に反応が起こった
反応を感知した光の点滅がみゆきの期待を増加させる
もしかしたら、不純物が引っ掛かっただけかもしれない

750 :デフォ北:2008/07/02(水) 22:22:07 ID:OHLEnmmW
だが、みゆきは半信半疑を捨てていた
直ちに注射針にゆっくり感知した物を吸引し
クレーンを使ってマシンに入れ、拡大ボタンを押す

みゆきは高鳴る鼓動を落ち着かせながらマシンの扉を開ける

みゆきは言葉を失った

「か…かがみさん!?」
「…ち、違います…私は…白血球です」
「は、白血球ですか!?」
「はい…」

マシンの中に居たのはかがみとこなただったのだ
中から出てきたかがみはふらふらによろめきながら地面に手をつき
こなたがゆたかの中で戦死した旨を告げる

何と、こなたが死んだ1日後にこなたそっくりの白血球が産まれた
かがみは産まれたばかりのこなたの遺伝子を組み換えてもらい
人間として血管外で生きられる身体になったこなたを
点滴針探して血管を彷徨っていたのだという

かがみは、みゆきにこなたの形見である防護服の切れ端を渡した

「こなたは…私達と居られて…幸せだったと言っていました…」
「そうですか…ご苦労様です
本当にありがとうございました」
「それにしても…みゆきさん…でしたっけ?」
「よく知っていますね」
「こなたから聞きました
もう故人ですが、あなたにとてもよく似た白血球が居て…」

二人は研究所の窓から夜空を見上げる

「これが…空なんですね…本当に綺麗…」
「そうですよ。何のしがらみもなく続く、星空です」
「長い夢を、ずっと追い掛けていたんですね…」

みゆきが言う

「お互いに…夢を追い続け…やっと出会えたんですよ…」

かがみが言う


751 :デフォ北:2008/07/02(水) 22:22:29 ID:OHLEnmmW
こなたは「あの…」と、そんな二人に赤面しながら躊躇いがちに口を開く
そこには、以前のようなオタクのこなたは居なかった

「は、はじめまして、みゆきさん。泉…こなたです」

その実像は誰にも知られずに何時しか自殺し
外部からの切迫が虚心でない虚像を何体も作り上げた
その虚像が漸く実像を見つけ出し
再び誰にも知られずに虚像は自殺して実像が蘇り
普遍の日常が展開される

それは虚無とも言えるし、門出とも言える

人間に不純物が無くなると、その時人間は輝いて見えるという

こなたの顔は月の光が反射して白く輝いていた
みゆきは、緊張しているのか足を震わせるこなたに微笑みかけ、こう言った

「お帰りなさい、泉さん」




(終)

752 :デフォ北:2008/07/02(水) 22:23:36 ID:OHLEnmmW
これで終わりです
次回作はもっと簡潔に短く書こうと思います

読んでくれた方はありがとうございました

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 23:41:22 ID:aFXCuv+f
>>752
素敵な話だったよ。乙
上手く言えないけど、発想も展開も貴方の話が一番好きだ。

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 00:38:10 ID:8CgEpsxb
デフォ北乙。gj
>>744
そうか?最高傑作の誉れ高いうつ☆すたは未遂だぜ。
てか未遂ってうつ☆すたと仮面少女くらいじゃね?
両方とも評価高いから、あまり結末は関係ない気がする。
結末の種類(行為自体ないような極端なヤツ除けば)には関係なく、書き手の能力に依存するんじゃね?
>>745
航空機は既にあるが、被るの気にしなくていいと思う。
好き勝手絶頂にやってくれ。

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:10:21 ID:JpdqAGtQ
うつ☆すたは妙に現実味があるからな。みんな、身につまされるんだろ。

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 02:27:43 ID:vhMcdM8S
漫画版うつ☆すたのこなたは死んでたね

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 02:35:11 ID:DbayG51Q
>>752
文章書けて絵も描けるとかうらやましいですー
GJ


ttp://uproda.2ch-library.com/src/lib036136.png
いくら描いても絵柄固定できませーん死ね、俺とこな太


758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 10:46:46 ID:a6VOtNZK
>>754
うつ☆すたとか赤い悪魔ってこういう信者が居るからキモい。
2、3回良かった言われたくらいで「傑作と誉れ高い」とかどんだけ〜

>>752
やっぱ最後の特攻とかいかにもなシーンが俺にはイマイチだった。実験作すぎるし。
簡潔な次回作に期待します。

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 12:03:20 ID:n9G8SDb+
>>758
そういう信者を敢えて刺激しちゃうお前もどんだけ〜

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 12:36:40 ID:OxO6S9fn
幸せのゴールが一番だろ

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 12:49:50 ID:S8r3P8fo
いやいや禁断の扉も

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 12:53:13 ID:MW7N/7cB
>>760
そう思ってた時期が、俺にもありました。
SS書き始めの頃、保管庫の『みゆきの想い』読んで
衝撃を受けたのも今ではいい思い出。

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 15:14:57 ID:Q/F+HTiw
こなたに対する愛の捉え方の違いとか
個人的な趣味や感性の違いとか、そういう要素で
好きな作品は決まるんだから、争わず行こうぜ

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 16:55:25 ID:TjViKLbx
いや、誰も争ってないっす。

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 17:03:10 ID:5DWAKeCa
自殺OFF会に誘われるこなた

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 17:10:55 ID:TjViKLbx
「ゆき★こな」の名前が挙がっていないのが不思議だ…

そういや、まだドリームやU-1は出てないのな。
フルボッコされる覚悟のある猛者はおらんのか。

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:19:28 ID:u2huFOo0
>>758
元々のプロットではこなたが誰にも知られずに死ぬという
孤独死をテーマにした題材だった
まあ結局は似たようなものなんだけど

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:44:02 ID:TjViKLbx
面白かったですよ、デフォ北さん。
こなたが死を決意した理由が描写不足に感じたけど、
それと若干の不自然な表現(だが、みゆきは半信半疑を捨てていた)を除けば、
神の出来だと思います。

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:12:59 ID:u2huFOo0
>>768
ありがとう
今度はもっと時間をかけて推敲して投下します


770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:32:03 ID:wbmPXexE
皆話考えられるのすごいよな、尊敬してる。


グロ注意。虫も注意。
ttp://uproda.2ch-library.com/src/lib036175.jpg
何かまた自殺じゃないな。次は趣味過ぎるの自重するわ。
いつになるかわからんけど。

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:46:40 ID:TURqcWvm
どんな趣味だよ
でもうまいな、GJ

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:53:03 ID:Sp6OvyeS
>>770
GJ だか聞こう




な ん で スカートから血が出てるんだ?(ゴゴゴゴゴゴゴ

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:00:05 ID:m6MYXxZd
>>772
体内で虫が蠢いて
下の穴からはみ出てるんだろ?

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:15:03 ID:DbayG51Q
>>770
神降臨!!

すげー、それくらい上手く描きたい

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:19:01 ID:TjViKLbx
また?前はどの絵落としたのよ?

それとgj!
こなた可愛すぎるわ。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:51:02 ID:Grwp1f28
だ、誰の描いた絵なんだ…
上手すぎるぜ、GJ!
泣き顔のこなたに勃起したわ

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:53:36 ID:TURqcWvm
思い出した
あの人だ、ホッチキスの人

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:40:36 ID:JpdqAGtQ
>>770
その画力で「ふつー」の描いてくれよ……

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:04:00 ID:O3jVVXlX
Y太でヌいたことがある俺にはこれくらいのグロはなんともないぜ!

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:13:33 ID:8yS/A8XN
ピアスの人か。このこなたに興奮しつつ、
つかアルと中尉を待つこととしよう。

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:16:08 ID:o+HylngC
そろそろ次スレ?

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:17:16 ID:8yS/A8XN
はえーよw
まだ19kもある。うん、レス数より先に容量オーバーしそうだw

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 02:07:15 ID:0Xjd6aNb
(;U≡ω≡.)アガレロ!

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 03:44:32 ID:MpbUUncp
絵を描いてみたいがやっぱりスキャナかペンタブかフォトショはいるかな?

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 04:42:44 ID:E42a//Cy
気合と情熱と愛情も大事だぞ!

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 09:48:56 ID:+GEjfJhT
スキャナ無くても
古すぎる機種じゃなきゃケータイのカメラで割りといけると思う
まぁそれで満足するかは本人しだいだけど

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 11:52:37 ID:MpbUUncp
すぐ文句言う餓鬼もいるから覚悟も少々

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 14:42:56 ID:s2R3roUa
文句言われるのも「評価」のうちだよ
あくまで俺の場合だが、投下した絵が叩かれるより
誰にも感想貰えないままに流れていく方が悲しい

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 16:27:16 ID:1fJrBw7V
絵のうまい人が集まったら
上手くない人の絵の評価は廃れる傾向にあると思う

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 16:56:02 ID:CsZpRml5
そんなこと言われたら美大生の僕はどうすればいいんだ…っ

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:17:12 ID:DPs0GXok
絵が下手でも売れてる漫画家はいくらでもいるさ
要は面白いか否かじゃないの?

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:17:46 ID:4i1D+WGM
とりあえずコンクールの佳作を目指すことから始めればいいと思うよ

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:53:00 ID:QssHXuGq
作者以外が保管庫への保管作業を行う、って慣習は
クオリティ・コントロールの一環なん?
>>787
賛辞で埋め尽くされたスレなんて見たいか?宗教めいてんぜ、それ。

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 18:17:54 ID:s2R3roUa
>>793
自分の場合、わざわざ手間かけてwikiに載せる意味が分からないから
放置してたらいつのまにか保管されてた。そんなもんだろ

作る側にとってもwikiは「他人の作品を楽しむ場」であって
自分の作品が保管されるかどかなんてどうでもいいと思う

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 18:47:34 ID:2uWoqwJ2
評論家ぶるのは痛い

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:00:12 ID:IBYu+1XS
残念ながら、「泉こなたを自殺させる方法」とか言ってる時点で全員痛い

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:29:04 ID:L2o8wRpp
みんなでいたくなろうよ

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